JPH0765478A - オートチェンジャ - Google Patents

オートチェンジャ

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Publication number
JPH0765478A
JPH0765478A JP5211956A JP21195693A JPH0765478A JP H0765478 A JPH0765478 A JP H0765478A JP 5211956 A JP5211956 A JP 5211956A JP 21195693 A JP21195693 A JP 21195693A JP H0765478 A JPH0765478 A JP H0765478A
Authority
JP
Japan
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cartridge
carriage
storage
rack
recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP5211956A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Souhaku
宏一 早柏
Akitoshi Takahashi
昭年 高橋
Tatsuya Ono
達也 大野
Hirohisa Yamaguchi
裕久 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Teac Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Teac Corp
Priority to JP5211956A priority Critical patent/JPH0765478A/ja
Publication of JPH0765478A publication Critical patent/JPH0765478A/ja
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  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は収納ラックに収納された多数の記録
媒体の中から指定された一の記録媒体を短時間で記録再
生装置に装着するよう構成したオートチェンジャを提供
することを目的とする。 【構成】 オートチェンジャ1は、カートリッジが収納
される収納ラック11と、収納ラック11を回転駆動す
る収納ラック駆動機構12と、収納ラック11の位置検
出機構13と、収納ラック11を係止する収納ラックロ
ック機構14と、収納ラック11からのカートリッジは
み出しを検出するはみ出し検出機構15と、を有する。
制御回路64は、「キャリッジ移動指示」が出力される
と、これをトリガにして収納ラック11の回動動作制御
とキャリッジ46の昇降動作制御とを同時に開始し、キ
ャリッジ46を目標位置に昇降して停止する前に収納ラ
ック11が指定された回動位置に回動して停止させ、目
標位置データを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオートチェンジャに係
り、特に収納ラックに収納された多数の記録媒体の中か
ら指定された一の記録媒体を選択して記録再生部に自動
的に装着するよう構成したオートチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータなどの大量のデータ
を扱う情報処理システムでは、データを記憶させる外部
記憶手段として光磁気ディスク、光ディスク、磁気ディ
スク、テープカセット等の記録媒体を使用している。そ
して、情報量の増大とともに記録媒体のストック数も増
大して記録媒体の管理、検索、記録再生等にかなりの手
間がかかるようになり、これらの作業を自動的に行う装
置としてのオートチェンジャが種々開発されている。
【0003】この種のオートチェンジャとしては、例え
ば特開昭62−140266号公報に見られるような構
成の装置がある。この装置では、より多くの記録媒体を
収納できるようにするため、回転式の収納ラックの外周
面に収納室を設け、収納ラックを回転させて指定された
記録媒体のカートリッジを搬送用キャリッジにより取り
出すよう構成されている。そして、指定された記録媒体
を再生する場合、先ず回転式の収納ラックを回転させて
目的の記録媒体が収納された収納室の列が搬送用キャリ
ッジに対向する位置で停止させた後、搬送用キャリッジ
を昇降させて目的の記録媒体が収納された収納室に対向
する高さ位置に停止させるようになっている。
【0004】上記構成のオートチェンジャは、搬送用キ
ャリッジによるカートリッジの取り出し・返却動作が正
確に行われるようにするため、回転式収納ラックの停止
位置を検出して搬送用キャリッジが目的の記録媒体のカ
ートリッジが収納されている収納室に正確に昇降移動す
るように位置決め制御が行われている。
【0005】上記のような回転式収納ラックの位置決め
制御は、収納ラックを各収納室の列が搬送用キャリッジ
に対向する位置に停止させるための基準位置と、どの収
納室の列かを識別のための識別コードとをエンコーダ等
よりなるセンサで検出するようにしている。そして、識
別コードの検出と停止基準位置の検出とは、夫々独立に
行われており、回転式収納ラックの停止位置の位置決め
は基準位置に基づいて行っている。
【0006】又、搬送用キャリッジの位置決め制御は、
センサにより収納ラックの位置を検出しながらキャリッ
ジを昇降移動させている。そして、このような搬送用キ
ャリッジの位置決め制御は、上記回転式収納ラックの位
置決め制御を行った後に実行していた。そして、上記オ
ートチェンジャでは、上記搬送用キャリッジの位置決め
制御を行う場合、予めメモリ等の記憶手段に各カートリ
ッジが収納された収納位置が記憶されており、その収納
位置が検出されるまで、搬送用キャリッジを昇降移動さ
せていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記オート
チェンジャにおいて、キャリッジの位置決め制御を行う
方法としては、例えば各収納室の絶対数を認識してお
き、キャリッジの移動時にセンサによって収納室数をカ
ウントして目的のカートリッジが収納された収納室に対
向する位置にキャリッジを移動させる方法と、各収納室
毎にアドレスを設定しておき、このアドレスデータに基
づいてキャリッジを移動させる方法とがある。
【0008】上記キャリッジの位置決め制御の前者の方
法では、収納ラックを停止させた状態でキャリッジの移
動を行わなければばならず、回転式の収納ラックの回転
制御とキャリッジの位置決め制御は、個別に行うことに
なるため、キャリッジが目的のカートリッジが収納され
た収納室に対向する位置に移動するまでの時間が長くか
かるといった課題がある。
【0009】又、上記キャリッジの位置決め制御の後者
の方法では、回転式の収納ラックの回転制御とキャリッ
ジの位置決め制御とを同時に並列処理することができる
が、アドレスデータが絶対的なものであるため、例えば
キャリッジ駆動機構の動作に伴う誤差等があった場合、
キャリッジ移動位置の補正処理を繰り返し実行しなけれ
ばならない。そのため、制御回路は、カートリッジが指
定される度にキャリッジ移動位置の補正処理を実行する
ことになり、その分キャリッジの位置決めが完了するま
でのアクセス時間が長くなるといった課題がある。
【0010】そこで、本発明は上記課題を解決したオー
トチェンジャを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体が収
納された複数の収納室を有する収納ラックと、該収納ラ
ックに収納された記録媒体が装着されて記録又は再生を
行う記録再生部と、前記収納ラックに沿って移動し前記
記録媒体を前記収納室又は前記記録再生部に搬送するキ
ャリッジと、指定された記録媒体が収納された収納室又
は前記記録再生部へ前記キャリッジを移動させるキャリ
ッジ駆動手段と、該収納ラックの各収納室の位置に対応
する各記録媒体の収納位置データを記憶する記憶手段
と、前記キャリッジの移動開始位置から指定された記録
媒体収納位置に到達するまでの移動量に対応する収納位
置データを検出する検出手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた収納位置データを該検出手段により検出された新規
の収納位置データに更新するデータ更新手段と、該デー
タ更新手段により更新された前記記憶手段の収納位置デ
ータに基づき、前記キャリッジの移動開始位置から指定
された記録媒体収納位置に到達するまでの移動量を算出
し、前記キャリッジを指定された収納室へ移動させるよ
う前記キャリッジ駆動手段を駆動制御する制御手段と、
よりなることを特徴とする。
【0012】
【作用】キャリッジの移動開始位置から指定された記録
媒体収納位置に到達するまでの移動量に対応するデータ
に基づいて記憶手段に記憶された収納位置データを更新
し、この更新された収納位置データに基づいてキャリッ
ジの移動開始位置から指定された記録媒体収納位置に到
達するまでの移動量を算出してキャリッジ駆動手段を駆
動制御することにより、キャリッジの移動位置の補正処
理が不要になるとともにキャリッジが目的のカートリッ
ジが収納された収納室に対向する位置に移動するまでの
時間を短縮できる。
【0013】
【実施例】図1乃至図3に本発明になるオートチェンジ
ャの一実施例を示す。
【0014】各図中、オートチェンジャ1は、大略、回
転式収納部2と、固定式収納部3と、カートリッジ搬送
部(搬送手段)4と、カートリッジローディング部5
と、第1の記録再生部6と、第2の記録再生部7と、を
箱状の筐体8内に設けてなる。
【0015】オートチェンジャ1は、カートリッジ搬送
部4が回転式収納部2,固定式収納部3,カートリッジ
ローディング部5のいずれかより光磁気ディスク(記録
媒体)が収容されたカートリッジ(図示せず)を取り出
し、第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7に装着
して記録・再生を行う。又、記録・再生が終了すると、
カートリッジ搬送部4は第1の記録再生部6又は第2の
記録再生部7に装着されたカートリッジを取り出し、元
の収納場所あるいはカートリッジローディング部5に返
却する。
【0016】筐体8の底部には、車輪9が取り付けられ
ており、オートチェンジャ1は容易に移動できる。又、
各機器が発生する熱による記録再生部6,7の誤動作を
防止するため、筐体8内には外気を導入するダクト8a
と、ダクト8aに空気流を発生させる冷却用ファン10
が設けられている。
【0017】次に、上記各ブロック毎の構成につき説明
する。
【0018】I 回転式収納部2の構成 回転式収納部2は、カートリッジが収納される回転式の
収納ラック11と、収納ラック11を回転駆動する収納
ラック駆動機構12と、収納ラック11の回転位置を検
出する位置検出機構13と、収納ラック11を係止する
収納ラックロック機構14と、収納ラック11からのカ
ートリッジはみ出しを検出するはみ出し検出機構15
と、よりなる。
【0019】収納ラック11は、ターンテーブル16に
載置固定されており、ターンテーブル16は筐体8底部
のベース17上に突出するように形成された支持台17
aに設けられた軸受18により回転自在に支承されてい
る。収納ラック11は例えば20枚のカートリッジが収
納できるメディアボックス19を縦に2段積み重ねたメ
ディアブロック19A〜19Dを90°毎に放射状に配
設してなる。
【0020】又、メディアボックス19は内部側壁の両
側にカートリッジの厚さ間隔毎に突出するリブ19aが
一体形成されており、このリブ19a(19a1 〜19
20)により各カートリッジが挿入される収納室19b
(19b1 〜19b20)が画成されている。そして、各
メディアボックス19はカートリッジの取り出し・返却
を容易に行えるようにするため、前面の開口部19cが
ターンテーブル16の外周面側に位置する向きで配置さ
れ、且つ後面がターンテーブル16の中心部に向くよう
にターンテーブル16の上面に起立した状態で固定され
たブラケット20により支持されている。
【0021】上記メディアボックス19を積み重ねてな
る収納ラック11の上面には、駆動用回転体21が取り
付けられている。この駆動用回転体21は、収納ラック
11と一体に回転駆動されるように外周にギヤ21aを
有するとともに、上面に位置検出機構13が設けられて
いる。
【0022】上記収納ラック11を回転駆動する収納ラ
ック駆動機構(収納ラック駆動手段)12は、上記駆動
用回転体21と、駆動用回転体21の上方に横架された
固定ベース22の下面に支持されたラック駆動用モータ
23と、このラック駆動用モータ23に回転駆動され駆
動用回転体21のギヤ21aに噛合するモータギヤ24
と、よりなる。従って、収納ラック11は、ラック駆動
用モータ23の回転駆動力がモータギヤ24及びギヤ2
1aを介して駆動用回転体21に伝達されると、時計方
向あるいは反時計方向に回転する。
【0023】上記ラック駆動用モータ23はステッピン
グモータよりなり、供給されたパルス数に応じた角度だ
け回転する。又、ギヤ24の歯数はギヤ21aの歯数に
比べて減速比が所定の比率となるように設定されてい
る。
【0024】上記位置検出機構13は、図4に示すよう
に、各メディアブロック19A〜19D毎の基準位置を
検出するための基準位置検出部25と、どのメディアブ
ロック19A〜19Dかを識別するための識別用検出部
26と、基準位置検出部25に設けられた基準位置用ス
リット25a〜25dを検出するフォトインタラプタ2
7と、識別用検出部26に設けられた識別用スリット2
6a〜26dを検出するフォトインタラプタ28と、よ
りなる。
【0025】尚、識別用スリット26a〜26dは、各
メディアブロック19A〜19D毎に異なる数設けられ
ており、しかも時計方向及び反時計方向に対応できるよ
うに基準位置用スリット25a〜25dを中心に対称と
なるように偶数ずつ配設されている。本実施例では、第
1の識別用スリット26aは2個、第2の識別用スリッ
ト26bは4個、第3の識別用スリット26cは6個、
第4の識別用スリット26dは8個といった具合に配設
されている。
【0026】上記基準位置検出部25と識別用検出部2
6とは、駆動用回転体21の上面21bに同心円状に形
成されている。即ち、基準位置検出部25は外側に位置
し、識別用検出部26は内側に位置するように設けられ
ている。そして、フォトインタラプタ27,28は、メ
ディアブロック19A〜19Dがカートリッジ搬送部4
のキャリッジ46に対向する位置に移動したとき、上記
基準位置用スリット25a〜25d及び識別用スリット
26a〜26dを検出する位置に取り付けられている。
【0027】上記収納ラックロック機構14は、電源オ
フ時、ターンテーブル16を回転不可状態にロックする
ように筐体8底部のベース17に設けられている。即
ち、収納ラックロック機構14は、各メディアブロック
19A〜19D毎に対応してターンテーブル16に穿設
されたロック孔(図示せず)に嵌合するロッド30と、
ロッド30を支持するアーム31と、アーム31を回動
させるソレノイド32とよりなる。
【0028】このソレノイド32は、オートチェンジャ
1の電源をオンにした際に励磁されてロッド30を降下
させる。又、ソレノイド32はオートチェンジャ1の電
源をオフにした時に消磁され、ロッド30はコイルバネ
(図示せず)のバネ力により上動してターンテーブル1
6に穿設されたロック孔(図示せず)に嵌合する。これ
により、ターンテーブル16はベース17に対して固定
される。尚、ロッド30はロック孔(図示せず)に挿入
しやすいように、先端部分がテーパ状に形成されてい
る。
【0029】上記はみ出し検出機構15は、カートリッ
ジが収納ラック11からはみ出しているかどうかを光学
的に検出する。もし、カートリッジが収納ラック11か
らはみ出している状態のまま収納ラック11を回転させ
ると、カートリッジのはみ出した部分がカートリッジ搬
送部4に衝突するおそれがあり、カートリッジあるいは
カートリッジ搬送部4が損傷してしまうことになる。
【0030】はみ出し検出機構15は、収納ラック11
の下方に配設された4個の発光素子33a〜33dと、
収納ラック11の上方に配設され、発光素子33a〜3
3dから発光された光を受光する4個の受光素子34a
〜34dと、よりなる。各発光素子33a〜33dと各
受光素子34a〜34dとは対向して対をなすように設
けられ、夫々各メディアブロック19A〜19Dの停止
位置に対応するように設けられている。
【0031】従って、駆動機構12は、カートリッジ搬
送部4の返却動作によりカートリッジが返却された後、
各受光素子34a〜34dからの出力が全てオンのとき
収納ラック11の回転駆動が許可され、もし返却された
カートリッジが収納ラック11からはみ出ていて受光素
子34a〜34dの出力のいずれかがオフのときは収納
ラック11の回転駆動が禁止される。
【0032】II 固定式収納部3の構成 上記固定式収納部3は、収納ラック11に取り付けられ
たメディアボックス19と同様な構成とされたメディア
ボックス40,41を2段に重ねてなる。このメディア
ボックス40,41は筐体8の前面パネル8bに設けら
れたメディアボックス取り付け部43に装着され、カー
トリッジを取り出すための開口部40c,41cがカー
トリッジ搬送部4に対向するように係止される。又、メ
ディアボックス40,41は、筐体8の前面より装着脱
され夫々ボックス毎別のものと交換することができる。
【0033】又、メディアボックス40,41の開口部
40c,41cの上下部には、前述したはみ出し検出機
構15と同様に、メディアボックス40,41からカー
トリッジがはみ出しているかどうかを光学的に検出する
ための発光素子61,受光素子44が配設されている。
【0034】III カートリッジ搬送部4の構成 カートリッジ搬送部4は、ベース17上に垂立するリー
ドスクリュウ45と、リードスクリュウ45に沿って昇
降するキャリッジ46と、キャリッジ46を駆動するキ
ャリッジ昇降駆動部(キャリッジ駆動手段)47と、よ
りなる。
【0035】リードスクリュウ45は、ボールネジより
なり、両端をベース17及びフレーム(図示せず)の上
部に設けられた軸受49,50により回転自在に支承さ
れている。キャリッジ昇降駆動部47は、昇降用モータ
51と、昇降用モータ51の回転を減速してリードスク
リュウ45に伝達する減速機構52とよりなる。
【0036】キャリッジ46には、リードスクリュウ4
5に螺合する螺合部(図示せず)が設けられており、昇
降用モータ51によりリードスクリュウ45が回転駆動
されると、その回転量及び回転方向に応じて昇降する。
尚、昇降用モータ51はステッピングモータよりなり、
供給されたパルス数に応じた角度回転駆動する。又、減
速機構52は大径プーリ52aと小径プーリ52bとの
間にベルト52cを張設してなり、キャリッジ46の昇
降速度は大径プーリ52aと小径プーリ52bとの減速
比により決まる。
【0037】キャリッジ46は内部にカートリッジを移
動させるカートリッジ移動機構(図示せず)を有し、上
記収納ラック11,固定式収納部3,カートリッジロー
ディング部5のいずれかから指定されたカートリッジを
取り出して内部に収納し、キャリッジ昇降駆動部47に
より上昇して前述した第1の記録再生部6又は第2の記
録再生部7の空いている方にカートリッジを挿入する。
【0038】又、キャリッジ46には昇降位置を検出す
る昇降位置検出機構53が設けられている。この昇降位
置検出機構53は、キャリッジ46に設けられた突出片
46aを各位置で検出するように設けられたロワーリミ
ットセンサ54、ホームポジション検出センサ55と、
アッパリミットセンサ56と、上記収納ラック11の収
納室19b(19b1 〜19b20)に収納されたカート
リッジとキャリッジ46との相対的位置決めをするキャ
リッジ位置決めセンサ57、メディアボックス19,4
0,41内のカートリッジの有無を検出するカートリッ
ジ検出センサ62とよりなる。
【0039】上記各センサ54〜56はフォトインタラ
プタよりなり、キャリッジ位置決めセンサ57とカート
リッジ検出センサ62は反射式の光センサよりなる。従
って、各センサ54〜57からの検出信号を得ることに
よりキャリッジ46の昇降位置が判別されるとともに、
上記センサ62からの検出信号によりカートリッジの有
無が検出される。
【0040】又、筐体8内には、キャリッジ46がロワ
ー位置の停止位置にあることを検出されると、キャリッ
ジ46を係止するキャリッジロック機構58が設けられ
ている。このキャリッジロック機構58は、キャリッジ
46に横方向から嵌合する係止ロッド59と、係止ロッ
ド59を駆動させるソレノイド60とよりなる。
【0041】IV カートリッジローディング部5の概略
構成 カートリッジローディング部5は筐体8の前面部に取り
付けられ、前面パネル8bにカートリッジ挿入口(図示
せず)を有し、後面側にカートリッジが通過するカート
リッジ通路73が開口している。又、カートリッジロー
ディング部5には、カートリッジ挿入口から挿入された
カートリッジをキャリッジ46へ移送させ、あるいはキ
ャリッジ46から返却されたカートリッジをカートリッ
ジ挿入口へ移送させるカートリッジ移送機構105が設
けられている。
【0042】又、カートリッジローディング部5の下部
には、キャリッジ46を第1の記録再生部6又は第2の
記録再生部7に位置決めするための位置決めプレート6
3が配設されている。
【0043】V 第1,第2の記録再生部6,7の構成 上記第1,第2の記録再生部6,7には、上記キャリッ
ジ46により搬送されたカートリッジ内に収納されてい
る光磁気ディスクに記録されているデータを読み取りあ
るいは光磁気ディスクにデータを書き込むピックアップ
(図示せず)が設けられている。
【0044】又、記録再生部6,7は、夫々同一構成で
あり、カートリッジを選択してから記録再生を開始する
までの時間を短縮するため、一対設けられている。従っ
て、一対の記録再生部6,7は交互にカートリッジが挿
入され、一方が記録再生を行っている間に、他方が記録
再生済のカートリッジを返却する。
【0045】次に、カートリッジローディング部5の内
部構成及び回転式収納部2,固定式収納部3のカートリ
ッジロック機構71を説明するとともに、キャリッジ4
6の構成について詳細に説明する。
【0046】VI カートリッジローディング部5の詳細
な構成 図5及び図6中、カートリッジローディング部5は、筐
体8の前面部に取り付けられたベース72と、ベース7
2に設けられたカートリッジ通路73と、カートリッジ
通路73の前面側に開口するカートリッジ挿入口73a
を開閉する開閉機構74と、カートリッジ通路73内に
挿入されたカートリッジをオートチェンジャ1内に送出
するカートリッジ送出口73b方向に移送するカートリ
ッジローディング機構76と、カートリッジ通路73内
に挿入されたカートリッジを係止するカートリッジロッ
ク機構77とよりなる。
【0047】又、ベース72のカートリッジ通路73側
面には、カートリッジ挿入口73aより挿入されたカー
トリッジの先端がカートリッジ通路73の中間位置を通
過したことを検出するカートリッジ挿入検出センサ78
と、カートリッジの先端がカートリッジ通路73のカー
トリッジ送出口73bに達したことを検出するカートリ
ッジ挿入完了検出センサ79と、が配設されている。こ
の検出センサ78,79はフォトインタラプタよりな
り、カートリッジの側面が通過して検出光を遮断するこ
とにより検出信号を出力する。
【0048】上記開閉機構74は、カートリッジの厚さ
寸法よりも充分に大きい直径を有するローラ80と、ロ
ーラ80の中心を長手方向に貫通する軸81と、軸81
の両端を軸承する回動アーム82と、回動アーム82を
A方向に付勢するコイルバネ83とよりなる。回動アー
ム82はローラ80の上方に横架された横架部82aの
両端に腕部82b,82cが設けられ、腕部82b,8
2cの端部がベース72の両側面に設けられたピン84
により回動自在に支承されている。又、ローラ80は上
記一対の腕部82b,82cにより軸承された軸81に
対して回転できるように組み付けられている。
【0049】カートリッジの挿入前のローラ80は、上
記コイルバネ83の引っ張り力によりカートリッジ挿入
口73aを閉塞するようにカートリッジ通路73の底面
73cに当接する位置に降下しており、図7に示すよう
にカートリッジが挿入されると、回転しながらカートリ
ッジK(1点鎖線で示す)の前端に乗り上げ、回動アー
ム82をB方向に回動させる。そして、カートリッジの
上面にローラ80が当接することによりカートリッジの
挿入速度が減速されて勢い良く挿入されることが防止さ
れるとともに、挿入動作のガタツキが防止される。又、
カートリッジ排出動作のときも上記と同様な効果があ
る。
【0050】尚、カートリッジの挿入動作とともにロー
ラ80が転動するため、カートリッジ挿入時の負荷は比
較的小さい。
【0051】カートリッジローディング機構76は、ブ
ラケット85に設けられたローディングモータ86と、
モータ86の出力軸86aに設けられたギヤ86bに噛
合してモータ86の回転を減速する減速ギヤ87と、減
速ギヤ87に嵌合してカートリッジ通路73の上部に横
架された軸88と、軸88に嵌合された一対のゴムロー
ラ89と、軸88を回転自在に軸承するとともにベース
72の上面に回動自在に支承された回動部材90と、回
動部材90を下方に付勢するコイルバネ91とよりな
る。尚、上記ローラ89は、カートリッジ通路73に挿
入されたカートリッジの上面に当接し、且つカートリッ
ジの挿入方向上検出センサ78と同じ位置に設けられて
いる。
【0052】従って、カートリッジがカートリッジ挿入
口73aよりカートリッジ通路73に挿入されて検出セ
ンサ78により検出されると、モータ86が駆動されて
減速ギヤ87,軸88,ローラ89が反時計方向に回転
駆動され、カートリッジはローラ89の回転により装置
内に引き込まれる。
【0053】カートリッジロック機構77は、ベース7
2の上面に固定されたブラケット92に取り付けられた
ソレノイド93と、ソレノイド93に駆動されるロッド
93aに連結されて横方向に延在する連結ロッド94
と、一端が連結ロッド94を介してロッド93aに連結
され、他端のロックピン95aが設けられブラケット9
2より前方に突出する軸92aに支承された回動レバー
95と、カートリッジがロックされたことを検出する検
出スイッチ96とよりなる。
【0054】回動レバー95はソレノイド93のロッド
93aがC方向に駆動されると、軸92aを中心に回動
してロックピン95aをカートリッジ通路73内に進入
させ、カートリッジの側面に設けられた凹部(図示せ
ず)に嵌合させる。即ち、カートリッジがカートリッジ
通路73内に挿入されて前述したようにカートリッジロ
ーディング機構76が動作すると、カートリッジの先端
が検出センサ79により検出される。この検出センサ7
9からの検出信号に基づいて上記ソレノイド93が励磁
され、ロッド93aがC方向に駆動されてカートリッジ
がロックピン95aにより係止される。
【0055】カートリッジがカートリッジ通路73内に
挿入される前は、ロッド93aがD方向に変位してお
り、ロッド93aに連結された連結ロッド94は、検出
スイッチ96に当接している。しかし、上記のようにソ
レノイド93が励磁されてロッド93aがC方向に駆動
されると、連結ロッド94は検出スイッチ96から離間
して検出スイッチ96をオフに切り換える。これによ
り、カートリッジが上記カートリッジロック機構77に
よりロックされたことが確認され、ソレノイド93が消
磁されてロッド93aがD方向に駆動されて検出スイッ
チ96がオンに切り換わるとロック解除されたことが確
認される。
【0056】VII 回転式収納部2,固定式収納部3の
カートリッジロック機構71の詳細な構成 前述したように、回転式収納部2,固定式収納部3に
は、リブ19a(19a 1 〜19a20)により各カート
リッジが挿入される収納室19b(19b1 〜19
20)が画成されている。そして、各収納室19b毎に
カートリッジを係止する係止バネ98と、カートリッジ
を押し戻す板バネ100とよりなるカートリッジロック
機構71が設けられている。
【0057】図8に示すように、収納室19bの入口に
は、カートリッジKの後端97を係止する係止バネ98
が設けられている。この係止バネ98は平板部98aが
収納室19bの上部に取り付けられ、平板部98aより
入口側に延在する腕部98bの先端に三角形に曲げられ
た係止部98cが設けられている。
【0058】係止バネ98は、通常腕部98bが実線で
示すように時計方向に下がっており、係止部98cがカ
ートリッジKの後端97を係止する位置にある。従っ
て、収納室19bに収納されたカートリッジが係止バネ
98により係止されている。
【0059】図9に示すように、収納室19bの奥部に
は、カートリッジKの前端99を押圧する板バネ100
が取り付けられている。尚、板バネ100は各収納室1
9b(19b1 〜19b20)毎に設けられ、各板バネ1
00が櫛歯状に整列した形で一体に形成されている。こ
の板バネ100はベース100aが収納室19bの後面
に固定され、腕部100bが所定角度で収納室19b内
に突出するように形成されている。
【0060】従って、板バネ100はカートリッジKが
収納室19bに挿入されてE方向に押圧されると、腕部
100bが2点鎖線で示すように撓み、カートリッジK
が挿入されていないときは腕部100bが実線で示すよ
うに収納室19b内に進入する。上記構成のカートリッ
ジロック機構71は、後述するロックリリース機構によ
り係止バネ98の腕部98bが上方に押圧されると、カ
ートリッジKの係止を解除し、板バネ100の押圧力に
より収納室19b内のカートリッジKがF方向に押圧さ
れて取り出し易い位置に押し戻される。
【0061】又、カートリッジKを収納室19bに収納
させる際は、後述するロックリリース機構111により
係止バネ98の腕部98bを上方に撓ませた後、カート
リッジKが板バネ100に抗して収納室19b内に挿入
され、さらにロックリリース機構111が係止バネ98
から離間することによりカートリッジKの後端97が係
止バネ98の係止部98cに係止される。
【0062】尚、キャリッジ46からカートリッジを回
転式収納部2あるいは固定式収納部3に排出するとき、
前述したロックリリース機構111のロックリリースア
ーム112を動作させることにより、カートリッジロッ
ク機構71の係止バネ98が逃げるため、係止バネ98
の係止部98cがカートリッジに擦らない位置に変位し
ており、カートリッジを傷つけないで済む。
【0063】次に、キャリッジ46の構成について説明
する。
【0064】図10に示すように、キャリッジ46は、
下ベース102内に中間ベース103を取り付け、下ベ
ース102及び中間ベース103の上部に上ベース10
4を取り付けてなり、上ベース104の上面には、カー
トリッジを移送するカートリッジ移送機構105及びカ
ートリッジ移送機構105を駆動する駆動モータ106
が設けられている。又、中間ベース103の上面にはカ
ートリッジを上記回転式収納部2,固定式収納部3に押
し込むカートリッジ押圧機構107が設けられ、このカ
ートリッジ押圧機構107を駆動する駆動モータ108
は、上記上ベース104の上面に起立するブラケット1
09に取り付けられている。
【0065】又、中間ベース103の上面には、後述す
るようにカートリッジ移送機構105をカートリッジの
挿入前、あるいはカートリッジ挿入後に応じた動作位置
に変位させるカム機構110が配設されている。さら
に、中間ベース103は、両側にコ字状に折曲されたカ
ートリッジ挿入部103aを有し、回転式収納部2,固
定式収納部3又はカートリッジローディング部5から挿
入されたカートリッジをカートリッジ挿入部103a内
に保持する。
【0066】又、下ベース102の平板部102aに
は、前述したカートリッジロック機構71の係止バネ9
8(図8参照)による係止を解除するためのロックリリ
ース機構111が配設され、下ベース102の側板10
2b,102cには、ロックリリース機構111のロッ
クリリースアーム112が前後方向に摺動自在に取り付
けられている。尚、一方のロックリリースアーム112
は回転式収納部2に設けられたカートリッジロック機構
71によるロックを解除するように動作し、他方のロッ
クリリースアーム112は固定式収納部3のカートリッ
ジロック機構71によるロックを解除するように動作す
る。
【0067】又、上ベース104の下面には、カートリ
ッジ押圧機構107の動作位置を検出する動作位置検出
センサ113〜115が所定間隔毎に設けられている。
下ベース102の側板102bの前端,後端には、キャ
リッジ46内に引き込まれたカートリッジを検出するカ
ートリッジ検出センサ116,117が配設されてい
る。尚、各センサ113〜117はフォトインタラプタ
よりなり、後述するように検出光が遮断されることによ
り検出信号を出力する。
【0068】次に、キャリッジ46に設けられた各機構
の構成につき説明する。
【0069】VIII カートリッジ移送機構105の詳細
な構成 上記カートリッジ移送機構105は、図10乃至図12
に示すように、カートリッジの上面に摺接する一対のロ
ーラ118,119と、一端がローラ118,119を
転動自在に支持するローラアーム120,121と、ロ
ーラアーム120,121の他端を支承する軸122
と、駆動モータ106の回転を減速するギヤ群123
と、ギヤ群123を介して駆動される駆動プーリ12
4,中間プーリ125,126,ローラ118,119
に巻き掛けされたベルト127,128とよりなる。
【0070】上記ローラアーム120,121は、軸1
22を中心に回動するように支持されており、夫々コイ
ルバネ129,130の引っ張り力により回動付勢され
ている。そのため、ローラアーム120,121の先端
に支承されたローラ118,119は、夫々カートリッ
ジの上面に摺接する下方に変位している。
【0071】又、一対のローラ118,119は夫々ベ
ルト127,128を介して回転駆動されるため、カー
トリッジの上面に摺接するとともにカートリッジに回転
駆動力を伝達してキャリッジ46内にカートリッジを引
き込むか、あるいはキャリッジ46内に収納されたカー
トリッジを排出する。
【0072】IX カートリッジ押圧機構107の詳細な
構成 上記中間ベース103の上面に設けられたカートリッジ
押圧機構107は、図10及び図13に示すように、上
ベース104の上面に設けられた駆動モータ108の駆
動軸に設けられたウォームギヤ108aの回転をウォー
ムホイール131aを介して伝達される軸131と、軸
131の下端に嵌合するギヤ131bに噛合するギヤ1
32と、このギヤ132と所定距離離間して配設された
ギヤ133とを有する。さらに、カートリッジ押圧機構
107は、上記ギヤ132と133との間に摺動自在に
設けられたラックプレート134,135と、ラックプ
レート134,135の上面に当接するストッパプレー
ト136と、ストッパプレート136の上面に設けられ
る摺動板137と、摺動板137の両端に突出する支持
部137a,137bに支持された押圧レバー138
a,138bと、摺動板137の上面に固定されるリニ
アべアリングプレート139と、上ベース104の下面
に固定されリニアべアリングプレート139の摺動方向
をガイドするガイド部材140とよりなる。
【0073】尚、上記一対のラックプレート134,1
35は突き合わせた状態でギヤ132と133との間に
摺動自在に設けられる。従って、一方のラックプレート
134のラック134aは駆動側のギヤ132に噛合
し、他方のラックプレート135のラック135aは従
動側のギヤ133に噛合する。
【0074】又、ラックプレート134,135の上面
には、ストッパプレート136,摺動板137,リニア
べアリングプレート139が取付ネジ(図示せず)によ
り一体的に結合されて摺動ユニット141が構成されて
いる。従って、ギヤ132が駆動されると、ラックプレ
ート134,135とともに摺動ユニット141全体が
G,H方向に摺動する。よって、ラックプレート13
4,135は、ギヤ132に駆動されるとともにギヤ1
33に回転を伝達する。
【0075】上記ストッパプレート136は、中央部分
より上方に突出するストッパ部136aが切り起こしさ
れている。このストッパプレート136は、ストッパ部
136aが中間ベース103の上面に取り付けられた係
止部材142の両端により横方向に突出する係止部14
2a,142bに係止され、ラックプレート134,1
35のラック134a,135aがギヤ132,133
から脱落することを防止する。尚、係止部142a,1
42bには、ストッパ部136aが当接する際の衝撃を
緩和するため、コイルバネ143が設けられている。従
って、ストッパ部136aはコイルバネ143に当接
し、これを圧縮して停止する。
【0076】摺動板137は、前述したように摺動板1
37の両端に突出する支持部137a,137bと、こ
の支持部137a,137bに貫通する軸144により
回動自在に支持された押圧レバー138a,138b
と、前述した動作位置検出センサ113〜115により
検出される被検出部としての突起137c〜137eと
を有する。押圧レバー138a,138bはトーション
バネ145のバネ力により下方に回動し、摺動板137
の端部に当接してその回動位置に停止する。
【0077】押圧レバー138a,138bは、後述す
るように回転式収納部2,固定式収納部3にカートリッ
ジを返却する際、ラックプレート134,135ととも
に摺動して先端部がカートリッジを押し込むように押圧
する。又、センサ113〜115により摺動ユニット1
41の摺動位置が検出され、このセンサ113〜115
から出力された検出信号に基づいてモータ108の回転
量及び回転方向が制御される。
【0078】上記摺動ユニット141は、リニアべアリ
ングプレート139の外周に設けられたボールがガイド
部材140の内壁に摺接してガイドされているため、ス
ムーズ且つ低負荷で摺動することができる。
【0079】図14、図15に示すように、押圧レバー
138a,138bは、摺動板137の支持部137
a,137bを貫通する軸144に支承され、且つ軸1
44にはトーションバネ145が巻装されている。この
トーションバネ145は、一端145aが支持部137
a,137b上端に設けられた掛止溝137fに掛止さ
れ、他端145bが押圧レバー138a,138bの側
面に設けられた突起138a1 ,138b1 に掛止され
ている。
【0080】従って、押圧レバー138a,138bは
トーションバネ145のバネ力により時計方向に回動付
勢されている。又、押圧レバー138a,138bは図
15に示すように、ラックプレート134,135の端
部134b,135bに当接して先端部138a2 ,1
38b2 が摺動方向に突出するように保持される。摺動
ユニット141がG,H方向に摺動すると、押圧レバー
138a,138bはこの状態で先端部138a2 ,1
38b2 がカートリッジの端部に当接してカートリッジ
を挿入方向に押圧することができる。
【0081】又、摺動方向と逆方向に位置する押圧レバ
ー138a,138bは、中間ベース103の上部に横
架されたピン170a,170b(図15中、1点鎖線
で示す)に当接して反時計方向に回動し、先端部138
2 ,138b2 が上方に移動する。尚、押圧レバー1
38a,138bは、側面からみると円弧状に湾曲して
おり、この円弧状部分がピン170a,170bを摺接
するとともに反時計方向に回動する。これは、摺動ユニ
ット141の前面側に前述した固定式収納部3が配設さ
れ、後面側に回転式収納部2,記録再生部6,7が配設
されているため、一方の押圧レバー138aが固定式収
納部3に挿入されたカートリッジを押圧する際、他方の
押圧レバー138bが上方に回動してラックプレート1
34,135の上面を摺接するからである。
【0082】X カム機構110の詳細な構成 カム機構110は、中間ベース103の上面に設けられ
たギヤ133に噛合する中間ギヤ146と、中間ギヤ1
46に噛合する一対のカムギヤ147,148とよりな
る。カムギヤ147,148の上面には、前述したカー
トリッジ移送機構105のローラアーム120,121
の当接するカム147a,148aが突出している。
【0083】このカム機構110は、図16に示すよう
に、ローラアーム120,121のいずれか一方を上方
に変位させるようにカムギヤ147,148のカム14
7a,148aをローラアーム120,121の下端部
に当接させる。これにより、カートリッジが引き込まれ
る前はローラ118,119のうち一方がカートリッジ
に摺接しない位置に上動しており、他方がカートリッジ
の上面に摺接する位置に下動する。
【0084】上記キャリッジ46の動作には、後述する
ように6種類の動作モード1〜6があり、何れか一つが
選択されて実行される。
【0085】例えば上記固定式収納部3又はカートリッ
ジローディング部5に挿入されたカートリッジKがキャ
リッジ46内に移送される場合は、図16(A)に示す
ように、入口側となるローラ118のアーム120が上
方に回動し、出口側となるローラ119のアーム121
が下方に回動している。
【0086】移動命令があると、駆動モータ106が駆
動され、ローラ118,119が回転駆動される。これ
とほぼ同時に、駆動モータ108が駆動されて上記カム
機構110のカムギヤ147,148が回動する。これ
により、カムギヤ147のカム147aがアーム120
から離間し、アーム120がコイルバネ129のバネ力
により下方に回動してローラ118をカートリッジKの
上面に押圧する。
【0087】従って、カートリッジKは、図16(A)
に示すように、ローラ118の回転駆動力により中間ベ
ース103のカートリッジ挿入部103aに引き込まれ
る。そして、前述したセンサ117がカートリッジKの
端部を検出すると、駆動モータ106が停止されてカー
トリッジKは、図16(B)に示す収納位置で停止す
る。
【0088】続いて、キャリッジ46は、キャリッジ昇
降駆動部47により第1の記録再生部6又は第2の記録
再生部7に対向する位置に移動する。そして、上記駆動
モータ106が再度駆動され、ローラ118,119の
回転により中間ベース103のカートリッジ挿入部10
3a内のカートリッジKが第1の記録再生部6又は第2
の記録再生部7に装着される。
【0089】又、記録再生部6,7に挿入されたカート
リッジKがキャリッジ46内に移送される場合は、入口
側となるローラ119のアーム121が上方に回動し、
出口側となるローラ118のアーム120が下方に回動
している。
【0090】前述したセンサ117によりカートリッジ
の端部が検出されると、駆動モータ106が駆動され、
ローラ118,119が回転駆動される。これとほぼ同
時に、駆動モータ108が駆動されて上記カム機構11
0のカムギヤ147,148が回動する。これにより、
カムギヤ148のカム148aがアーム121から離間
し、アーム121がコイルバネ130のバネ力により下
方に回動してローラ119をカートリッジKの上面に押
圧する。
【0091】従って、カートリッジKは、図16(C)
に示すように、ローラ119の回転駆動力により中間ベ
ース103のカートリッジ挿入部103aに引き込まれ
る。そして、前述したセンサ116がカートリッジKの
端部を検出すると、駆動モータ106が停止されてカー
トリッジKは、図16(B)に示す収納位置で停止す
る。
【0092】続いて、キャリッジ46は、キャリッジ昇
降駆動部47によりカートリッジKが収納されていた元
の収納位置に対向する位置に移動し、上記駆動モータ1
06が再度駆動され、ローラ118,119の回転によ
り中間ベース103のカートリッジ挿入部103a内の
カートリッジKが元の収納位置に返却される。
【0093】そのため、カートリッジがキャリッジ46
に挿入される前は、ローラ118,119がカートリッ
ジの挿入を妨げない位置に上動しており、カートリッジ
を容易にキャリッジ46内に挿入することができる。よ
って、カートリッジ挿入後は前述したようにローラ11
8,119が回転駆動されながら降下してカートリッジ
の上面に押圧されるので、カートリッジはローラ11
8,119によりキャリッジ46内に引き込まれる。
【0094】従って、カートリッジをキャリッジ46に
移送させる際は、カートリッジの端部がローラ118,
119に当接してキャリッジ46内に移動することが邪
魔されないため、カートリッジは短時間でキャリッジ4
6に挿入される。
【0095】さらに、上記回転式収納部2又は固定式収
納部3に収納されたカートリッジをキャリッジ46に移
動させるときの動作につき説明する。
【0096】まず、後述するロックリリース機構111
のロックリリースアーム112を動作させて回転式収納
部2又は固定式収納部3に設けられたカートリッジロッ
ク機構71の係止バネ98によるカートリッジのロック
を解除する。そのため、カートリッジはカートリッジロ
ック機構71の板バネ100により回転式収納部2又は
固定式収納部3から押し出され、その先端部分がキャリ
ッジ46内に形成されたカートリッジ通路73のカート
リッジ送出口73bに移動する。
【0097】このとき、アーム121が上方に回動して
いるので、カートリッジ送出口73b側のローラ119
が上方に変位しており、カートリッジはスムーズにロー
ラ119の下方を通過してカートリッジ通路73内に挿
入される。このように、カートリッジがカートリッジ通
路73内に挿入されると、アーム121が下方に回動し
てローラ119がカートリッジの上面に当接する。そし
て、ローラ119の回転駆動により、カートリッジはさ
らにカートリッジ通路73内に引き込まれる。
【0098】又、上記とは逆にキャリッジ46内のカー
トリッジを回転式収納部2又は固定式収納部3へ返却す
る場合の動作につき説明する。
【0099】この場合、まずロックリリース機構111
のロックリリースアーム112を動作させて回転式収納
部2又は固定式収納部3に設けられたカートリッジロッ
ク機構71の係止バネ98によるカートリッジのロック
を解除する。次にローラ119を上記とは逆方向に回転
駆動させてカートリッジ通路73内のカートリッジを回
転式収納部2又は固定式収納部3に移動させる。
【0100】そして、カートリッジ押圧機構107のラ
ックプレート134,135がG方向にスライドして押
圧レバー138bがカートリッジを回転式収納部2又は
固定式収納部3の収納室19に押圧する。カートリッジ
はカートリッジ押圧機構107によりカートリッジロッ
ク機構71の係止バネ98に係止される位置まで押し込
まれて収納室19に返却される。
【0101】XI ロックリリース機構111の詳細な構
成 上記ロックリリース機構111は、前述した回転式収納
部2,固定式収納部3のカートリッジロック機構71に
よるカートリッジのロックを解除する機構である。図1
0に示すように、下ベース102の平板部102aに
は、ロックリリース機構111の駆動部となる駆動モー
タ150と、駆動モータ150に回転駆動されるギヤ群
151とが配設されている。又、下ベース102の側板
102b,102cには、係止バネ98(図8参照)に
よる係止を解除するためのロックリリースアーム112
が前後方向に摺動自在に取り付けられている。
【0102】図17に示すように、上記ギヤ群151
は、駆動モータ150に駆動されるギヤ152と、ギヤ
152に噛合する第1の伝達ギヤ153と、第1の伝達
ギヤ153に噛合する第1のカムギヤ154と、第1の
伝達ギヤ153に噛合する第2の伝達ギヤ155と、第
2の伝達ギヤ155に噛合する第2のカムギヤ156
と、よりなる。
【0103】図18に示すように、第2の伝達ギヤ15
5の下面には、ピン155a(図18中、破線で示す)
が嵌合しており、このピン155aを検出するセンサ1
80が下ベース102上に配設されている。このセンサ
180は、フォトインタラプタよりなり、後述する2つ
のカム157の突起157aが開口102dから突出し
ない位置である中立点であるときのピン155aの位置
を検出する。そして、ロックリリース機構111を動作
させないときは、いつも第2の伝達ギヤ155をこの位
置に戻しておく。
【0104】カムギヤ154,156には、軸154
a,156aに回動自在に支承されたカム157がコイ
ルバネ158に付勢されてピン159に係止された状態
で保持されている。又、軸154a,156aはカムギ
ヤ154,156を回転自在に支承する軸154b,1
56bに対して偏心している。
【0105】従って、カム157は、コイルバネ158
のバネ力によりI方向に付勢されているがピン159に
当接する位置で回動を規制され、J方向には回動可能に
設けられている。又、カム157には、下ベース102
の側板102b,102cに穿設された開口102dに
挿通される突起157aが設けられている。
【0106】図18に示すように、ロックリリースアー
ム112は下ベース102の側板102b,102cの
外面に設けられたガイドピン160,161が嵌合する
長孔112a,112bを有し、このガイドピン16
0,161により前後方向へ摺動自在に支持されてい
る。又、ロックリリースアーム112は、先端部112
cが係止バネ98の係止部98cを上方に持ち上げてロ
ック解除位置に変位させるように傾斜しており、後端部
112dが上記カム157の突起157aが当接するよ
うにL字状に折曲されている。
【0107】ロックリリースアーム112の後端部11
2dには、コイルバネ163の一端が掛止されており、
このコイルバネ163の引っ張り力によりG方向に付勢
されている。従って、ロックリリースアーム112の後
端部112dはカム157の突起157aに押圧されて
いないときは、コイルバネ163の引っ張り力により側
板102b,102cより突出するストッパ164に当
接している。
【0108】尚、第1のカムギヤ154と第2のカムギ
ヤ156とは、夫々逆方向に回転するため、例えば回転
式収納部2のカートリッジロック機構71のロック解除
を行うときは第2のカムギヤ156がJ方向に回転駆動
され、第1のカムギヤ154がI方向に回転駆動され
る。そして、固定式収納部3のカートリッジロック機構
71のロック解除を行うときは第1のカムギヤ154が
J方向に回転駆動され、第2のカムギヤ156がI方向
に回転駆動される。
【0109】又、下ベース102の側板102b,10
2cの外面には、上記ロックリリースアーム112がロ
ック解除位置に摺動したことを検出する検出スイッチ1
62が配設されている。この検出スイッチ162はロッ
クリリースアーム112の後端部112dが当接する
と、閉成して検出信号を出力する。そして、検出スイッ
チ162から検出信号が出力されることにより、ロック
リリースアーム112がロック解除動作したことが確認
される。もし、ロック解除動作後にカートリッジがキャ
リッジ46に引き込まれず、下ベース102の側板10
2bに設けられたセンサ116がオンにならないとき
は、もう一度ロック解除動作を行う。
【0110】ここで、上記ロックリリース機構111の
動作について説明する。
【0111】例えば、固定式収納部3のカートリッジロ
ック機構71のロック解除を行うものとする。この場
合、第1のカムギヤ154はJ方向に回転駆動され、第
2のカムギヤ156はI方向に回転駆動される。
【0112】図19(A)(B)に示すように、第1の
カムギヤ154がJ方向に回転駆動されると、カム15
7の突起157aがロックリリースアーム112の後端
部112dに当接する。そのため、ロックリリースアー
ム112はカム157の回動とともに後端部112dが
H方向に押圧されて、コイルバネ163のバネ力に抗し
てガイドピン160,161にガイドされながらH方向
に摺動する。
【0113】そして、ロックリリースアーム112の先
端部112cが係止バネ98の係止部98cを上方(図
8中、1点鎖線で示す位置)に持ち上げてロック解除位
置に変位させる。これにより、カートリッジは収納室1
9bの後部に設けられた板バネ100の弾撥力により押
し出される。又、上記ロック解除動作完了とともに、ロ
ックリリースアーム112の後端部112dが検出スイ
ッチ162に当接してオンに切り換える。
【0114】尚、ロックリリースアーム112の先端部
112cが係止バネ98の係止部98cに当接せず、ロ
ック解除できない場合、カムギヤ154は上記検出スイ
ッチ162がオンになった位置で停止し、下ベース10
2の側板102bに設けられたセンサ116がオンでな
ければ、1回転して再度ロックリリースアーム112を
H方向に摺動させる。
【0115】上記第1のカムギヤ154によるロック解
除動作と同時に、反対側の第2のカムギヤ156は、ロ
ック解除動作とは逆方向(I方向)に回動する。
【0116】図20(A)に示すように、カムギヤ15
6がI方向に回動すると、カム157の突起157aが
ロックリリースアーム112の側面に当接する。そのた
め、カム157はコイルバネ158に抗してカムギヤ1
56より遅れてI方向に回動することになる。
【0117】図20(B)に示すように、カムギヤ15
6がさらにI方向に回動すると、カム157を支承する
軸156aがカムギヤ156を回転自在に支承する軸1
56bに対して偏心しているため、突起157aがロッ
クリリースアーム112の側面から離間する。
【0118】図20(C)に示すように、突起157a
がロックリリースアーム112の側面から離間すると、
コイルバネ158のバネ力によりカム157がピン15
9に当接する位置に復帰する。
【0119】このように、反対側のカムギヤ156で
は、上記カム157の動作とともに逆方向に回動してい
る。
【0120】尚、回転式収納部2のカートリッジロック
機構71のロック解除を行うときは、上記とは逆に第2
のカムギヤ156がJ方向に回転駆動され、第1のカム
ギヤ154がI方向に回転駆動される。
【0121】次に、上記ロックリリース機構111の動
作に伴うカートリッジロック機構71及びカートリッジ
Kの動作について説明する。
【0122】図21(A)に示すように、カートリッジ
ロック機構71のロックが解除される前は、収納室19
bに収納されたカートリッジKが収納室19bの入口に
設けられた係止バネ98の係止部98cにより端部97
が係止され、且つ収納室19bの後部に設けられた板バ
ネ100を弾性変形させた状態に保持する。
【0123】図21(B)に示すように、前述したロッ
クリリース機構111の動作によりロックリリースアー
ム112の先端部112cが、カートリッジKの側方を
通過して収納室19bの入口に進入すると、先端部11
2cの傾斜部分が係止バネ98の係止部98cを上方に
持ち上げてロック解除位置に変位させる。
【0124】図21(C)に示すように、上記係止バネ
98による係止が解除されると、カートリッジKは収納
室19bの後部に設けられた板バネ100の弾撥力によ
り押し出される。従って、カートリッジKは端部97が
キャリッジ46のカートリッジ挿入部103a内に挿入
される。カートリッジKがキャリッジ46に挿入される
前は、前述したようにローラ118,119がカートリ
ッジKの挿入を妨げない位置に上動しており、カートリ
ッジKを確実にキャリッジ46内に挿入することができ
る。
【0125】図21(D)に示すように、カートリッジ
Kがキャリッジ46に挿入されると、前述したカム機構
110の動作によりローラ118を支持するローラアー
ム120が回動してローラ118が回転駆動されながら
降下してカートリッジKの上面に押圧されるので、カー
トリッジKはローラ118の回転によりキャリッジ46
内に引き込まれる。
【0126】XII ここで、上記カートリッジ押圧機構
107の動作について説明する。
【0127】図22、図23に示すように、カートリッ
ジ押圧機構107は、駆動モータ108の回転駆動力が
ギヤ132を介して摺動ユニット141のラックプレー
ト134,135に伝達されると、摺動ユニット141
全体がH,G方向に摺動する構成であり、摺動ユニット
141の摺動板137の両端部に支承された押圧レバー
138a,138bが上記回転式収納部2,固定式収納
部3,カートリッジローディング部5,記録再生部6,
7に挿入されたカートリッジKをさらに挿入方向に押し
込むように押圧する。
【0128】図22(A)において、押圧レバー138
a,138bは、摺動板137の支持部137a,13
7bを貫通する軸144に支承され、且つ軸144に巻
装されたトーションバネ145のバネ力により下方に回
動付勢されているが、摺動ユニット141が摺動ストロ
ークの中間位置にあるときは、中間ベース103の上部
に横架されたピン170a,170bに当接して上方に
回動している。
【0129】従って、中間ベース103に設けられたカ
ートリッジ挿入部103aの両端開口103b,103
cは、押圧レバー138a,138bにより閉塞されな
い。よって、摺動ユニット141は、通常、中間位置に
停止してカートリッジKがカートリッジ挿入部103a
に挿入されることを妨げない。
【0130】そして、カートリッジKは上記カートリッ
ジ移送機構105により固定式収納部3又はカートリッ
ジローディング部5に挿入されると、ローラ118から
外れた位置で停止し、図22(B)に示すようにラック
プレート134,135が駆動モータ108により駆動
されてH方向に摺動する。その際、摺動方向に設けられ
た押圧レバー138aはトーションバネ145のバネ力
により下方に回動し、反対側の押圧レバー138bは上
方に回動している。
【0131】従って、摺動ユニット141がH方向に摺
動すると、例えば図23に示すように押圧レバー138
aが固定式収納部3よりはみ出したカートリッジKの端
部に当接し、カートリッジKは押圧レバー138aに押
圧されながら摺動方向に変位して固定式収納部3内に挿
入される。押圧レバー138aの先端部138a2 は固
定式収納部3内に進入してカートリッジKを上記カート
リッジロック機構71により係止される位置まで押し込
む。そのため、カートリッジKは固定式収納部3内の所
定収納位置に確実に収納される。
【0132】又、カートリッジKは上記カートリッジ移
送機構105により回転式収納部2又は記録再生部6,
7に挿入されると、ローラ119から外れた位置で停止
する。そして、図22(C)に示すようにラックプレー
ト134,135が駆動モータ108により駆動されて
G方向に摺動する。その際、摺動方向に設けられた押圧
レバー138bはトーションバネ145のバネ力により
下方に回動し、反対側の押圧レバー138aは上方に回
動している。
【0133】従って、摺動ユニット141がG方向に摺
動すると、押圧レバー138bが回転式収納部2又は記
録再生部6,7よりはみ出したカートリッジKの端部に
当接し、カートリッジKは押圧レバー138bに押圧さ
れながら摺動方向に変位して挿入される。そのため、カ
ートリッジKは回転式収納部2又は記録再生部6,7内
の所定収納位置に確実に収納される。
【0134】図24に示すように、オートチェンジャ1
の制御回路64は、上記カートリッジローディング部
5、第1,第2の記録再生部6,7、冷却用ファン1
0、収納ラック駆動機構12のラック駆動用モータ2
3、位置検出機構13のフォトインタラプタ27,2
8、収納ラックロック機構14のソレノイド32、はみ
出し検出機構15の発光素子33a〜33d、受光素子
34a〜34d、発光素子61、受光素子44、キャリ
ッジ昇降駆動部47の昇降用モータ51、ロワーリミッ
トセンサ54、ホームポジション検出センサ55、アッ
パリミットセンサ56、キャリッジ位置決めセンサ5
7、キャリッジロック機構58のソレノイド60,カー
トリッジ検出センサ62、メモリ65と接続されてい
る。
【0135】メモリ65には、上記収納ラック11及び
メディアボックス40,41の各収納室19bに収納さ
れたカートリッジ毎の収納位置データが記憶されたデー
タテーブルが格納されている。又、メモリ65には、予
め収納ラック11の各メディアブロック19A〜19D
及び固定式収納部3のメディアボックス40,41に収
納された各カートリッジのデータ内容が記憶されたデー
タファイルが格納されている。
【0136】又、制御回路64は、収納ラック11のメ
ディアブロック19A〜19Dを選択して収納ラック駆
動機構12のラック駆動用モータ23を駆動制御する収
納ラック選択指示手段と、指示されたカートリッジの収
納位置に応じたキャリッジ46の昇降位置を選択してキ
ャリッジ昇降駆動部47の昇降用モータ51を駆動制御
するキャリッジ駆動指示手段と、を有する。さらに、制
御回路64は、メモリ65に記憶された収納位置データ
を検出手段により検出された新規の収納位置データに更
新するデータ更新手段と、このデータ更新手段により更
新されたメモリ65の収納位置データに基づき、キャリ
ッジ46の移動開始位置から指定された記録媒体収納位
置に到達するまでの移動量を算出し、キャリッジ46を
指定された収納室へ移動させるよう昇降用モータ51を
駆動制御する制御手段と、を有する。
【0137】そして、制御回路64は、後述するように
上記収納ラック選択指示手段とキャリッジ駆動指示手段
とを同時に動作させるように制御する。
【0138】XIII 次に、上記構成になるオートチェン
ジャ1の制御回路64が実行する処理につき図25乃至
図29を併せ参照して説明する。
【0139】図25及び図26はオートチェンジャ1の
主要動作を説明するためのメインフローチャートであ
る。同図中、ステップS1(以下「ステップ」を省略す
る)において、電源スイッチ(図示せず)がオンに操作
されると、S2に進み各ロック機構14,58,77に
よるロックを解除する。
【0140】次のS3では、回転式収納部2及び固定式
収納部3からカートリッジがはみ出していないことを確
認する。S3において、上記受光素子34a〜34d、
受光素子44から検出信号が出力されず、回転式収納部
2及び固定式収納部3からカートリッジがはみ出してい
ないことが確認されると、S4に進みメモリ65の収納
位置データテーブルに各カートリッジの収納位置データ
が記憶されていることを確認する。
【0141】もしS3において、上記受光素子34a〜
34d、受光素子44から検出信号が出力されたとき
は、S5でアラーム警報を発して「カートリッジ挿入異
常」を知らせるとともに、一時的にオートチェンジャ1
を停止させる。そして、S6でカートリッジのはみ出し
が直されてアラーム解除操作されると、S4に進む。
【0142】しかし、S6において、アラーム解除操作
が行われないときは、S7に進みアラーム警報をアラー
ム表示に切り換えてS6,S7の処理を繰り返す。
【0143】S8において、メモリ65の収納位置デー
タテーブルに各カートリッジの収納位置データが記憶さ
れおらず初期状態にあるときは、S9でキャリッジ昇降
駆動部47の昇降用モータ51を駆動させる。従って、
キャリッジ46は、昇降用モータ51の駆動によりロワ
ーポジション(キャリッジ46の昇降範囲の最下位置)
からアッパリミットポジション(キャリッジ46の昇降
範囲の最上位置)へ上昇する。そして、昇降用モータ5
1が逆回転方向に駆動されることにより、キャリッジ4
6はホームポジション(キャリッジ46の昇降基準位
置)へ降下する。
【0144】次のS10では、キャリッジ46の昇降と
ともに、キャリッジ位置決めセンサ57により収納ラッ
ク11内に収納されているカートリッジの位置データ
(ステッピングモータへのパルス数)のサンプリングを
行い、且つ、カートリッジ検出センサ62により各収納
室19bのカートリッジの有無を一つずつチェックす
る。
【0145】即ち、キャリッジ位置決めセンサ57がリ
ブ19aの前端部又は位置決めプレート63の突出端6
2a,63bを検出したときの昇降用モータ51に供給
されたパルス数をカウントし、ホームポジションから各
カートリッジの収納位置まで移動したときのパルス数を
収納位置データとしてメモリ65に記憶させる。
【0146】次のS11では、上記S9,S11のカー
トリッジ確認動作及び位置データサンプリングが終了し
たかどうかをチェックしており、確認されるまでS9〜
S11の処理を繰り返す。
【0147】そして、S11で確認動作が終了した場
合、S12に進みキャリッジ46がホームポジションに
到着したかどうかをチェックする。尚、上記S9〜S1
2までの処理は、オートチェンジャ1が設置されて最初
に電源投入されたときのみ実行され、それ以降はメモリ
65のデータテーブルに全カートリッジの収納位置デー
タが記憶されているので、収納位置データテーブルが非
初期状態になりS8からS13に進む。
【0148】上記ホームポジション検出センサ55によ
りキャリッジ46がホームポジションに到着したことを
検出すると、S13に進み「初期設定状態」かどうかを
チェックする。即ち、上記S1で電源がオンになり、S
2でロック解除された後、初回の処理を行う場合に上記
S10でカートリッジの有無を確認しているので、今回
はS13からS18に進み、2回目以降は上記S9〜S
12までの処理が省略されるため、S13〜S18の処
理を実行する。
【0149】従って、S13では2回目以降の電源オン
の場合、必ず初期設定状態が設定されるため、それ以降
はS13からS18に進む。上記S13で初期設定状態
が設定されると、S14でキャリッジ昇降駆動部47の
昇降用モータ51を駆動させる。従って、キャリッジ4
6は、昇降用モータ51の駆動によりロワーポジション
からアッパリミットポジションへ上昇する。そして、昇
降用モータ51が逆回転方向に駆動されることにより、
キャリッジ46はホームポジションへ降下する。
【0150】次のS15では、キャリッジ46の昇降と
ともに、カートリッジ検出センサ62により収納ラック
11内に収納されているカートリッジを一つずつチェッ
クし、収納ラック11内に収納されたカートリッジを確
認する。
【0151】次のS16では、上記S15のカートリッ
ジ確認動作が終了したかどうかをチェックしており、確
認されるまでS15〜S16の処理を繰り返す。
【0152】そして、S16で確認動作が終了した場
合、S17に進みキャリッジ46がホームポジションに
到着したかどうかをチェックする。上記ホームポジショ
ン検出センサ55によりキャリッジ46がホームポジシ
ョンに到着したことを検出すると、S18に進み電源ス
イッチがオフに操作されたどうかをチェックする。
【0153】もし、S18で電源スイッチがオフに操作
されたときは、S19に進みオートチェンジャ1を停止
させる。しかし、電源スイッチがオフに操作されないと
きは、S20に進み「キャリッジ移動指示」があるかど
うかをチェックする。このS20において、「キャリッ
ジ移動指示」がないときはS18に戻り、「キャリッジ
移動指示」があるまでS18,S20の処理を繰り返
す。
【0154】尚、メモリ65には、予め収納ラック11
の各メディアブロック19A〜19D及び固定式収納部
3のメディアボックス40,41に収納された各カート
リッジのデータ内容が記憶されたデータファイルが格納
されている。従って、制御回路64は、あるデータの指
定が入力されると、このデータファイルに基づいて該当
するデータが記録されたカートリッジを検索し、「キャ
リッジ移動指示」を出力するとともにS21に進み、当
該カートリッジが収納されているメディアブロック19
A〜19D及び固定式収納部3のメディアボックス4
0,41を選択指示する。さらに、S22に進み、当該
カートリッジが収納されている収納室19b(あるいは
何番のリブ19a間)の目標値を指示する。
【0155】以下、選択指示されたカートリッジが収納
ラック11のメディアブロック19A〜19Dに収納さ
れているものとして説明する。
【0156】制御回路64は、S20において、「キャ
リッジ移動指示」が出力されると、これをトリガにして
収納ラック11の回動動作制御とキャリッジ46の昇降
動作制御とを同時に行う。即ち、「キャリッジ移動指
示」が出力された後、S21でメディアブロック19A
〜19Dのいずれかが選択指示されると、S22でラッ
ク駆動用モータ23が駆動されて収納ラック11の回動
動作制御を開始する。この回動動作制御を開始と同時
に、S23では、キャリッジ46が指示された収納室1
9b(あるいは何番のリブ19a間)の目標値へ昇降移
動するように昇降用モータ51の昇降動作制御を開始す
る。
【0157】このように、収納ラック11の回動動作制
御とキャリッジ46の昇降動作制御が同時に行われるた
め、収納ラック11の位置決め制御が終了するまでキャ
リッジ46の位置決め制御を遅らせる必要がなく、収納
ラック11の回動動作が終了するのを待ってキャリッジ
46を昇降させずに済む。そのため、キャリッジ46が
指定されたカートリッジの収納位置に移動するまでの時
間が短縮され、その分記録再生動作をより速く行うこと
ができる。
【0158】S25では、上記収納ラック11の回動動
作制御が終了したかどうかをチェックしており、まだ終
了していないときは上記S23に戻る。続いて、S26
では、キャリッジ46の昇降動作制御が終了したかどう
かをチェックしており、まだ終了していないときは上記
S24に戻る。
【0159】尚、収納ラック11の回動動作制御をキャ
リッジ46の昇降動作制御よりも先に開始しているの
で、キャリッジ46の昇降動作が終了する前に収納ラッ
ク11の回動動作が終了するようになっている。従っ
て、キャリッジ46が目標位置に到着しているのにまだ
収納ラック11が回動していることがなく、キャリッジ
46が目標位置に到着後すぐにカートリッジの取り出し
動作を行うことができる。よって、収納ラック11の回
動動作が終了するまでの待ち時間がゼロとなり、その分
記録再生開始の高速化が図られている。
【0160】上記キャリッジ46の昇降動作及び収納ラ
ック11の回動動作が終了すると、S27に進み、キャ
リッジ46の動作指示を行う。S70では、キャリッジ
動作モードの指示に従ってカートリッジの乗移を行う。
ここで、無事カートリッジの乗移が完了すればS72に
進み、位置データの更新処理を行う。
【0161】もし、S70において、カートリッジの乗
移ができないときは、キャリッジ46の位置がずれてい
てカートリッジが移動できないものと判断してS71に
進み、補正動作を行う(詳細は後述する)。
【0162】尚、S72で位置データの更新処理をした
後は再びS3に戻り、上記S3以降の処理を実行する。
その際、S3でカートリッジの飛び出しがないことを確
認した後、前回の処理によりカートリッジの位置データ
がメモリ65に記憶されているのでS8からS13に進
み、さらに初期設定状態が設定されていないときは、S
13からS18に進み、S18以降の処理を実行する。
【0163】又、上記S27で実行されるキャリッジ動
作指示には6種類の動作モード1〜6があり、何れか一
つが選択されて実行される。 動作モード1は、カートリッジローディング部5に
挿入されたカートリッジをキャリッジ46に移動させる
動作である。 動作モード2は、キャリッジ46に挿入されたカー
トリッジを回転式収納部2の収納ラック11又は固定式
収納部3に移動させる動作である。 動作モード3は、第1の記録再生部6又は第2の記
録再生部7に装着されたカートリッジをキャリッジ46
に戻す動作である。 動作モード4は、キャリッジ46に挿入されたカー
トリッジをカートリッジローディング部5に移動させる
動作である。 動作モード5は、回転式収納部2の収納ラック11
又は固定式収納部3に収納されているカートリッジをキ
ャリッジ46に戻す動作である。 動作モード6は、キャリッジ46に挿入されたカー
トリッジを第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7
に移動させる動作である。
【0164】さらに、上記図25及び図26の処理中
は、常に受光素子34a〜34d、受光素子44から検
出信号を監視しており、動作中に受光素子34a〜34
d、受光素子44から検出信号が出力されたときは、割
り込み処理により直ちに動作を停止させ、カートリッジ
及びキャリッジ46が損傷することを防止する。
【0165】XIV 図27は上記S2のロック解除の処
理を説明するためのフローチャートである。
【0166】同図中、S31では、ロワーリミットセン
サ54がキャリッジ46の突出片46aを検出してオン
状態にあるかどうかをチェックする。このロワーリミッ
トセンサ54がオンであるときは、キャリッジ46がロ
ワー位置の停止位置にあることを確認してS32に進
む。
【0167】次のS32において、ロワー位置にあるキ
ャリッジ46がキャリッジロック機構58によりロック
されているときは、S33に進みキャリッジロック機構
58のロック解除を行う。そして、キャリッジロック機
構58のロック解除後は、S34に進み収納ラックロッ
ク機構14により収納ラック11がロックされていると
きは、S35に進み収納ラックロック機構14のロック
解除を行う。
【0168】さらに、収納ラックロック機構14のロッ
ク解除後は、S36に進みカートリッジローディング部
5のカートリッジ挿入口に設けられたカートリッジ挿入
防止機構(図示せず)のロックが解除されていないとき
は、S37に進みカートリッジ挿入防止機構のロック解
除を行う。
【0169】図28は上記図26のS23で説明した収
納ラック11の回動位置制御の詳細なフローチャートで
ある。
【0170】図28中、上記S21でメディアブロック
19A〜19Dの選択指示が与えられると、フォトイン
タラプタ27がオンであるかどうかをチェックする(S
41)。S41において、フォトインタラプタ27が基
準位置用スリット25a〜25dの何れかを検出してい
ないときは、S52でラック駆動用モータ23を駆動さ
せ、上記S46以降の処理を実行してフォトインタラプ
タ27により基準位置用スリット25a〜25dを検出
する。
【0171】S41でフォトインタラプタ27が基準位
置用スリット25a〜25dの何れかを検出していると
きは、収納ラック11の絶対位置が検出されたと判断し
て収納ラック11の現在の位置に変更があるかどうかを
確認する(S42)。S42において、収納ラック11
の現在の位置に変更がないときは前述したS24に進
み、ラック駆動用モータ23を停止させる。
【0172】又、S42において、もしメディアブロッ
ク19A〜19Dの選択指示が現在キャリッジ46に対
向しているメディアブロック19A〜19Dと異なる場
合には、収納ラック駆動機構12のラック駆動用モータ
23を駆動させる(S43)。
【0173】そして、指定されたメディアブロック19
A〜19Dがキャリッジ46に近づくと、メディアブロ
ック19A〜19Dの識別を開始する(S44)。即
ち、フォトインタラプタ28が識別用スリット26a〜
26dの端部(複数あるスリットのうち基準位置から最
も離れた最初のスリット)を検出すると、ラック駆動用
モータ23へ供給されるパルス間隔を長くして収納ラッ
ク11の回転動作を減速する(S45)。
【0174】続いて、収納ラック11の停止位置がOK
かどうかをチェックする(S46)。このS46におい
て、フォトインタラプタ27が指定されたメディアブロ
ック19A〜19Dの基準位置用スリット25a〜25
dを検出したときは、指定されたメディアブロック19
A〜19Dがキャリッジ46に対向する位置に回動した
ものと判断してラック駆動用モータ23へ出力されるパ
ルスを停止させる(S47)。
【0175】これにより、ラック駆動用モータ23が停
止状態となり、収納ラック11はその回動位置に停止す
る。上記のように収納ラック11が指定された位置(基
準位置用スリット25a〜25dが検出される位置)に
到着する直前位置に到着したことが識別用スリット26
a〜26dの検出により判断されるため、収納ラック1
1を停止位置に至る前に減速して収納ラック11を指定
された回動位置に正確且つ迅速に移動させることができ
る。
【0176】尚、S46において、収納ラック11の停
止位置が確認できないときは、S52でラック駆動用モ
ータ23を駆動させ、フォトインタラプタ27が指定さ
れたメディアブロック19A〜19Dの基準位置用スリ
ット25a〜25dを検出するまでラック駆動用モータ
23を駆動させる。
【0177】上記S47に続いてS48に進み、フォト
インタラプタ28が指定されたメディアブロック19A
〜19Dに対応する識別用スリット26a〜26dを検
出したかどうかをチェックする。このS48において、
フォトインタラプタ28が識別用スリット26a〜26
dを検出したそのスリット数により収納ラック11の回
動位置を識別する。
【0178】上記S48において、メディアブロック1
9A〜19Dの識別が確認されると、指定されたメディ
アブロック19A〜19Dはキャリッジ46に対向する
位置に回動したものと判断し、前述したS24に進み、
ラック駆動用モータ23を停止させる。
【0179】そして、フォトインタラプタ28が指定さ
れたメディアブロック19A〜19Dに対応する識別用
スリット26a〜26dを検出したときは、上記S24
に進みラック駆動用モータ23への通電を停止させる。
【0180】しかし、上記収納ラック11の回動位置を
位置決めする動作過程で誤って別のメディアブロック1
9A〜19Dがキャリッジ46に対向する位置で停止さ
せてしまう可能性がある。そのため、本実施例では、こ
のような通常おきないような事態にも対処することがで
きるようにするため、S48において指定されたメディ
アブロック19A〜19Dに対応する識別用スリット2
6a〜26dを検出できなかったときは、ラック駆動用
モータ23に300パルスを供給して駆動する(S4
9)。そして、再度フォトインタラプタ28が識別用ス
リット26a〜26dを検出してそのスリット数により
収納ラック11の回動位置を識別する(S50)。
【0181】そして、ラック駆動用モータ23を300
パルス分逆回転させて収納ラック11の回動位置を戻す
(S51)。その後、前述したS41に戻り、再びS4
1以降の処理を実行する。
【0182】尚、上記300パルスは識別用スリット2
6a〜26dが設けられている回動範囲に対応するパル
ス数である。従って、ラック駆動用モータ23が300
パルス分回動することにより識別用スリット26a〜2
6dを検出することができる。
【0183】XV 図29は上記図26のS24で説明
したキャリッジ46の昇降動作制御の詳細なフローチャ
ートである。
【0184】図29中、S61では、目的のカートリッ
ジが収納されている収納室19b(あるいは何番のリブ
19a間)の目標値が指示されると、この目標値に応じ
て昇降用モータ51を駆動させてキャリッジ46を移動
させるため、メモリ65に記憶された収納位置データテ
ーブルに基づいて現在に位置から目標値までの移動量を
設定する。例えば、各収納室19bがステッピングモー
タよりなる昇降モータ51の100パルスの移動量の間
隔で設けられているとした場合、キャリッジ46が下か
ら3番目の収納室19b(300パルス)にあり、目標
位置が7番目の収納室19b(700パルス)であると
き、キャリッジ46の移動量は700−300=400
パルスとなる。
【0185】S62では、上記S61で設定された移動
量に応じたパルス数が昇降モータ51に供給されてキャ
リッジ46を昇降移動させる。
【0186】続いて、キャリッジ46の位置データを計
測して移動値を検出する(S63)。本実施例では、昇
降モータ51がステッピングモータよりなるため、供給
されたパルス数を移動値としてカウントする。
【0187】次のS64では、上記移動値の近似処理を
行う。即ち、近似値は理論上の移動値からある定数α
(例えば10パルス)を減算した値が設定される。例え
ば、上記の例をとると、400−10=390パルスが
近似値となる。
【0188】そして、キャリッジ46が390パルス分
移動してキャリッジ位置決めセンサ57がリブ19aの
前端部又は位置決めプレート63の突出端63a,63
bを検出すると(S65)、キャリッジ46の移動を停
止させる(S66)。
【0189】上記キャリッジ46の移動速度は図30の
実線で示すようになるのが理想であるが、実際には目標
値近傍で減速するため破線又は1点鎖線で示すように変
化する。従って、カートリッジの収納位置が理論値とず
れていても、目標値の手前で減速するため、キャリッジ
46が目標位置を行き過ぎることがなく、略理想に近い
時間で目標位置へキャリッジ46を移動させることがで
きる。
【0190】次に、キャリッジ46が移動して停止する
までに計測された位置データ計測値と理論上の移動値と
を算出する(S67)。例えば、計測値が406パルス
だったとすると、その差は|400−406|=6とな
る。
【0191】次のS68において、この差が一定値以上
の場合は、誤差が大きすぎるとしてS69に進み、前述
したS9〜S12のようにカートリッジの位置データサ
ンプリングを再度やり直す。このとき、メモリ65に記
憶されたカートリッジの収納位置データは、すべてクリ
アされる。そして、S61に戻り、上記S61以降の処
理を実行する。
【0192】しかし、S68において、上記差が一定値
以下のときは、図26のS25〜S27の処理を行って
S70に進み、カートリッジがキャリッジ46に乗り移
ったかどうかをチェックする。即ち、図21に示すよう
に、ロックリリースアーム112が収納室19bに設け
られた係止バネ98をロック解除位置に変位させること
により、カートリッジは収納室19bの奥部に設けられ
た板バネ100の弾撥力により押し出される。そして、
カートリッジの先端がキャリッジ46の中間ベース10
3に挿入されると、センサ117が検出して駆動モータ
106が起動される。カートリッジは中間ベース103
の上方に設けられたローラ119の回転駆動力により中
間ベース103のカートリッジ挿入部103aに引き込
まれる。このように、カートリッジがキャリッジ46内
に収納されてキャリッジ46の下ベース102に設けら
れたセンサ116がカートリッジの端部を検出すると、
駆動モータ106が停止されてカートリッジは、図16
(B)に示す収納位置で停止する。
【0193】もし、カートリッジがキャリッジ46に乗
り移れないときは、キャリッジ46の位置がずれていて
カートリッジが移動できないものと判断してS71に進
み、補正動作を行う。この補正動作は、上記2値の差の
1/2の値を移動量として設定される。即ち、2値の差
が6パルスとした場合、補正移動量は3パルスとなる。
そして、S62に戻り、上記S62以降の処理を繰り返
す。
【0194】又、カートリッジがキャリッジ46に乗り
移れたときは、S72に進み、2値の平均値を算出して
メモリ65に記憶されているカートリッジ収納位置デー
タを更新する。S72で更新される更新データは理論上
の移動値と、実際の計測値の平均値から算出する。例え
ば、補正がなされなかった場合、理論上の移動値が40
0パルスで実際の計測値が406パルスであったとする
と、平均値は403パルスとなり、更新データはキャリ
ッジ46の移動前の位置データ300パルスに平均値4
03パルスを加算して703パルスとなる。
【0195】又、+に補正がされた場合、平均値は(4
00+409)/2=404.5≒404となり、更新
データはキャリッジ46の移動前の位置データ300パ
ルスに平均値404パルスを加算して704パルスとな
る。
【0196】又、−に補正がされた場合、平均値は(4
00+403)/2=401.5≒401となり、更新
データはキャリッジ46の移動前の位置データ300パ
ルスに平均値401パルスを加算して701パルスとな
る。
【0197】このように、キャリッジ46の移動位置に
ずれがあったときは、メモリ65のデータテーブルに記
憶された位置データを実際のカートリッジの位置データ
に更新されることにより、次回から補正動作を行う必要
がなく、短時間でキャリッジ46を目標位置に正確に移
動させることができる。
【0198】従って、キャリッジ昇降駆動部47の動作
に伴う誤差等があった場合でも、メモリ65のデータテ
ーブルに記憶された位置データが更新されることによ
り、最新の位置データに基づいてキャリッジ46を目標
位置移動させるため、それ以降補正動作を行わずに済
み、位置ずれの発生したカートリッジが指定される度に
キャリッジ移動位置の補正処理を実行する必要がなく、
その分キャリッジ46の位置決めが完了するまでのアク
セス時間が短縮される。
【0199】XVI 図31及び図32上記S27のキャ
リッジ動作モード指示の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【0200】同図中、S81で動作モード1が設定され
ているときは、S82に進み、前述したカートリッジロ
ーディング部5に挿入されたカートリッジをキャリッジ
46に移動させる動作を行う。
【0201】まず、カートリッジローディング部5の挿
入防止機構(図示せず)のロック解除を行い(S8
2)、次にカートリッジがカートリッジローディング部
5に挿入されると、カートリッジローディング機構76
のローディングモータ86を始動してカートリッジに圧
着されたゴムローラ89を回転駆動する(S83)。
【0202】このように、カートリッジがカートリッジ
ローディング部5に挿入されると、キャリッジ46に設
けられたカートリッジ移送機構105の駆動モータ10
6を始動させてカートリッジを移送するローラ118,
119を回転駆動する。
【0203】これで、カートリッジローディング部5に
挿入されたカートリッジがキャリッジ46内に移送され
(S85,S86)、上記ローディングモータ86及び
駆動モータ106を停止させる(S87)。
【0204】次に、S81で動作モード1が設定されて
いないときは、S88に進む。そして、S88で動作モ
ード2が設定されているときは、S89に進みキャリッ
ジ46に挿入されたカートリッジを回転式収納部2の収
納ラック11又は固定式収納部3に移動させる動作を実
行する。
【0205】まず、回転式収納部2又は固定式収納部3
のカートリッジロック機構71のロック解除を行い(S
89)、キャリッジ46に設けられたカートリッジ移送
機構105の駆動モータ106を始動させてカートリッ
ジを移送するローラ118,119を回転駆動する(S
90)。
【0206】これで、キャリッジ46に挿入されたカー
トリッジを回転式収納部2の収納ラック11又は固定式
収納部3に移動させ(S91)、さらにカートリッジ押
圧機構107の駆動モータ108を始動させる(S9
2)。従って、カートリッジをカートリッジ押圧機構1
07の押圧レバー138a,138bの押圧動作により
カートリッジロック機構71に係止される所定収納位置
まで押圧する(S93)。そして、カートリッジをカー
トリッジロック機構71によりロックさせる(S9
4)。
【0207】次に、S88で動作モード2が設定されて
いないときは、S95に進む。そして、S95で動作モ
ード3が設定されているときは、S96に進み第1の記
録再生部6又は第2の記録再生部7に装着されたカート
リッジをキャリッジ46に戻す動作処理を実行する。
【0208】まず、S96で、第1の記録再生部6又は
第2の記録再生部7をイジェクト動作させる。続いて、
キャリッジ46に設けられたカートリッジ移送機構10
5の駆動モータ106を始動させてカートリッジを移送
するローラ118,119を回転駆動する(S97)。
【0209】そして、第1の記録再生部6又は第2の記
録再生部7からイジェクトされたカートリッジをキャリ
ッジ46内に移動させ(S98)、上記カートリッジ移
送機構105の駆動モータ106を停止させる(S9
9)。
【0210】次に、S95で動作モード3が設定されて
いないときは、図32のS100に進む。そして、S1
00で動作モード4が設定されているときは、S101
に進みキャリッジ46に挿入されたカートリッジをカー
トリッジローディング部5に移動させる動作処理を実行
する。
【0211】まず、S101でキャリッジ46に設けら
れたカートリッジ移送機構105の駆動モータ106を
始動させてカートリッジを移送するローラ118,11
9を回転駆動する。このローラ118,119の回転に
よりキャリッジ46に挿入されたカートリッジをカート
リッジローディング部5に移動させ(S102)、カー
トリッジローディング機構76のローディングモータ8
6を始動してカートリッジに圧着されたゴムローラ89
を逆回転させる(S103)。そして、カートリッジを
カートリッジローディング部5の開閉機構74のローラ
80を開にしてイジェクトする(S104)。
【0212】次に、S100で動作モード4が設定され
ていないときは、図32のS105に進む。そして、S
105で動作モード5が設定されているときは、S10
6に進み回転式収納部2の収納ラック11又は固定式収
納部3に収納されているカートリッジをキャリッジ46
に戻す動作処理を実行する。
【0213】まず、S106でカートリッジロック機構
71によるカートリッジのロックを解除する。続いて、
キャリッジ46に設けられたカートリッジ移送機構10
5の駆動モータ106を始動させてカートリッジを移送
するローラ118,119を回転駆動する(S10
7)。このローラ118,119の回転によりキャリッ
ジ46に挿入されたカートリッジをカートリッジローデ
ィング部5に移動させ(S108)、カートリッジ移送
機構105の駆動モータ106を停止させる(S10
9)。
【0214】次に、S105で動作モード5が設定され
ていないときは、S110に進む。そして、S110に
進み動作モード6のキャリッジ46に挿入されたカート
リッジを第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7に
移動させる動作処理を実行する。
【0215】まず、S110でキャリッジ46に設けら
れたカートリッジ移送機構105の駆動モータ106を
始動させてカートリッジを移送するローラ118,11
9を回転駆動する(S111)。このローラ118,1
19の回転によりキャリッジ46に挿入されたカートリ
ッジを第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7に移
動させる(S112)。
【0216】続いて、カートリッジ押圧機構107の押
圧レバー138a,138bの押圧動作により、カート
リッジを第1の記録再生部6又は第2の記録再生部7内
に押圧する(S113)。そして、第1の記録再生部6
又は第2の記録再生部7内に設けられたローディングモ
ータ(図示せず)を始動する(S114)。
【0217】XVII 次に、電源オフに操作された停止
動作につき説明する。図33は停止処理のフローチャー
トである。
【0218】同図中、操作パネルの電源スイッチ(図示
せず)がオフに操作されると(S121)、キャリッジ
46内にカートリッジが入っていないことを確認する
(S122)。続いて、カートリッジ押圧機構107の
押圧レバー138a,138bがキャリッジ46から突
出していないことを確認し(S123)、その後ロック
リリースアーム112がキャリッジ46から突出してい
ないことを確認する(S124)。
【0219】さらに、カートリッジが収納ラック11及
び固定式収納部3のメディアボックス40,41から飛
び出していないことを確認する。尚、上記S122〜S
124で異常があったときは、S126に進み現状動作
を継続し、夫々の対応動作を行い確認された異常を解消
する。
【0220】又、S125で異常が確認された場合は、
アラーム警報を発令し(S127)、アラーム表示をし
てカートリッジの飛び出しが解消されるまで動作が一時
停止される(S128,S129)。
【0221】上記S122〜S125がすべて異常なし
と確認され、あるいはS128で異常が解消されると、
キャリッジ46をホームポジションまで移動させる(S
130,S131)。
【0222】S131において、キャリッジ46がホー
ムポジションに移動したことが検出されると、昇降モー
タ51を駆動してキャリッジ46をロワーリミット位置
まで移動させる(S132,S133)。
【0223】S133において、キャリッジ46がロワ
ーリミット位置まで移動したことが確認されると、キャ
リッジロック機構58によりキャリッジ46をロックす
る(S134,S135)。
【0224】そして、S135において、キャリッジ4
6がロックされると、収納ラック11を収納ラックロッ
ク機構14により回転不可状態にロックする(S13
6,S137)。
【0225】S137において、収納ラック11がロッ
クされると、オートチェンジャ1の電源をオフにする
(S138)。これで、オートチェンジャ1は停止す
る。
【0226】尚、上記実施例では、光磁気ディスクがカ
ートリッジに収納されているものとして説明したが、こ
れに限らず、例えば光ディスク,磁気ディスク,テープ
カセット等の記録媒体を使用する装置にも適用すること
ができるのは勿論である。
【0227】又、上記実施例では、ラック駆動用モータ
23及び昇降用モータ51にステッピングモータを用い
たが、これに限らず、他の形式のモータを使用しても良
いのは勿論である。その場合、モータの回転を検出する
ロータリエンコーダ等の回転位置検出手段が備えられて
いれば良い。
【0228】
【発明の効果】上述の如く、本発明になるオートチェン
ジャは、キャリッジの移動開始位置から指定された記録
媒体収納位置に到達するまでの移動量に対応するデータ
に基づいて記憶手段に記憶された収納位置データを更新
し、この更新された収納位置データに基づいてキャリッ
ジの移動開始位置から指定された記録媒体収納位置に到
達するまでの移動量を算出してキャリッジ駆動手段を駆
動制御することにより、キャリッジの移動位置の補正処
理が不要にでき、これにより補正動作が省略してキャリ
ッジが目的のカートリッジが収納された収納室に対向す
る位置に移動するまでの時間を短縮することができる等
の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるオートチェンジャの一実施例の縦
断面図である。
【図2】オートチェンジャの側断面図である。
【図3】オートチェンジャの平面図である。
【図4】駆動用回転体を示す図である。
【図5】カートリッジローディング部の平面図である。
【図6】カートリッジローディング部の側面図である。
【図7】カートリッジローディング部にカートリッジが
挿入されたときの動作を示す側面図である。
【図8】カートリッジロック機構の係止バネを示す側面
図である。
【図9】カートリッジロック機構の板バネを示す平面図
である。
【図10】キャリッジの分解斜視図である。
【図11】キャリッジのカートリッジ移送機構105を
説明するための側面図である。
【図12】キャリッジのカートリッジ移送機構105を
説明するための平面図である。
【図13】カートリッジ押圧機構107及びカム機構1
10を説明するための平面図である。
【図14】押圧レバーの取り付け構造を拡大して示す平
面図である。
【図15】押圧レバーの取り付け構造を拡大して示す側
面図である。
【図16】カートリッジ移送機構105の動作を説明す
るための側面図である。
【図17】ロックリリース機構111を説明するための
平面図である。
【図18】ロックリリース機構111を説明するための
側面図である。
【図19】ロックリリース機構111のカムギヤのロッ
ク解除動作を説明するための平面図である。
【図20】ロックリリース機構111の反対側のカムギ
ヤの動作を説明するための平面図である。
【図21】ロックリリース機構111の動作に伴うカー
トリッジロック機構71及びカートリッジKの動作を説
明するための側面図である。
【図22】カートリッジ押圧機構107の動作について
説明するための側面図である。
【図23】固定式収納部3に挿入されたカートリッジを
押圧する動作を説明するための側面図である。
【図24】制御回路と各機器との接続を示すブロック図
である。
【図25】制御回路が実行する処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図26】上記図25の処理に続いて制御回路が実行す
る処理を説明するためのフローチャートである。
【図27】制御回路が実行するロック解除処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図28】制御回路が実行する収納ラック回動位置制御
処理を説明するためのフローチャートである。
【図29】制御回路が実行するキャリッジ昇降動作制御
処理を説明するためのフローチャートである。
【図30】キャリッジ昇降動作時の速度変化を示す線図
である。
【図31】制御回路が実行するキャリッジ動作モード指
示の処理を説明するためのフローチャートである。
【図32】制御回路が図31の処理に続いて実行するキ
ャリッジ動作モード指示の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図33】停止処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 オートチェンジャ 2 回転式収納部 3 固定式収納部 4 カートリッジ搬送部 5 カートリッジローディング部 6 第1の記録再生部 7 第2の記録再生部 11 収納ラック 12 収納ラック駆動機構 13 位置検出機構 14 収納ラックロック機構 15 はみ出し検出機構 16 ターンテーブル 19 メディアボックス 19A〜19D メディアブロック 19b(19b1 〜19b20) 収納室 21 駆動用回転体 25 基準位置検出部 25a〜25d 基準位置用スリット 26 識別用検出部 26a〜26d 識別用スリット 40c,41c 開口部 43 メディアボックス取り付け部 46 キャリッジ 47 キャリッジ昇降駆動部 49,50 軸受 51 昇降用モータ 53 昇降位置検出機構 62 カートリッジ検出センサ 63 位置決めプレート 64 制御回路 73 カートリッジ通路 74 開閉機構 76 カートリッジローディング機構 77 カートリッジロック機構 80 ローラ 82 回動アーム 83 コイルバネ 93 ソレノイド 98 係止バネ 102 下ベース 103 中間ベース 104 上ベース 105 カートリッジ移送機構 107 カートリッジ押圧機構 110 カム機構 111 ロックリリース機構 112 ロックリリースアーム 113〜115 動作位置検出センサ 116,117 カートリッジ検出センサ 118,119 ローラ 120,121 ローラアーム 134,135 ラックプレート 138a,138b 押圧レバー 141 摺動ユニット 147,148 カムギヤ 154 第1のカムギヤ 156 第2のカムギヤ 157 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 達也 兵庫県神戸市兵庫区小松通5丁目1番16号 株式会社神菱ハイテック内 (72)発明者 山口 裕久 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 ティ アック株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が収納された複数の収納室を有
    する収納ラックと、 該収納ラックに収納された記録媒体が装着されて記録又
    は再生を行う記録再生部と、 前記収納ラックに沿って移動し前記記録媒体を前記収納
    室又は前記記録再生部に搬送するキャリッジと、 指定された記録媒体が収納された収納室又は前記記録再
    生部へ前記キャリッジを移動させるキャリッジ駆動手段
    と、 該収納ラックの各収納室の位置に対応する各記録媒体の
    収納位置データを記憶する記憶手段と、 前記キャリッジの移動開始位置から指定された記録媒体
    収納位置に到達するまでの移動量に対応する収納位置デ
    ータを検出する検出手段と、 前記記憶手段に記憶された収納位置データを該検出手段
    により検出された新規の収納位置データに更新するデー
    タ更新手段と、 該データ更新手段により更新された前記記憶手段の収納
    位置データに基づき、前記キャリッジの移動開始位置か
    ら指定された記録媒体収納位置に到達するまでの移動量
    を算出し、前記キャリッジを指定された収納室へ移動さ
    せるよう前記キャリッジ駆動手段を駆動制御する制御手
    段と、 よりなることを特徴とするオートチェンジャ。
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