JPH0765239A - 自己検索機能を有するｐｏｓシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、大規模店舗における精算処理を容
易にし、上位の演算装置の負担を軽減し、オペレータの
操作時間を短縮するとともに、顧客の買い上げ商品や買
上げ金額の確認の容易なＰＯＳシステムを提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明の顧客用携帯端末１は、全商品のコー
ドと商品価格を対応付けたＰＬＵファイル１ｊと、顧客
の入力した商品の商品情報を検索する検索手段１ｂと、
検索結果に基づき演算処理する演算手段１ｃと、処理結
果を顧客用携帯端末１の画面に表示する表示手段１ｄ
と、処理結果を記憶する記憶手段１ｋと、記憶されてい
る処理結果を上位の演算装置２に送信する通信手段１ｆ
で構成される。また、上位の演算装置２は、精算時に前
記顧客用携帯端末１より商品情報を受信し、精算処理結
果を上位の演算装置３に通知する通信手段２ｆを有し、
上位の演算装置３は、前記上位の演算装置２からの取引
き情報を受信する通信手段３ｅを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、スーパーマーケット、
デパート、コンビニエンスストア、各種量販店、その他
の広い売り場面積に多品種の商品を陳列している店舗に
おいて使用されるＰＯＳシステムに関し、特に１商品入
力ごとにＰＬＵ（Price look up)を行ない、その結果を
表示する自己検索機能を有するセルフスキャンカートを
端末とするＰＯＳシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】比較的広い売り場面積に豊富な品種の商
品を取り扱う量販店においては、精算時にオペレータが
入力する商品の種類や量は膨大であり、オペレータへの
負担は勿論、入力処理に時間を要し顧客の待ち時間も長
引く傾向があった。

【０００３】このため、近年の流通業界では、精算待ち
時間とオペレータの負担を少なくする方策としてセルフ
スキャン機能を備えたカートや籠が導入されている。

【０００４】セルフスキャン機能を備えたカートや籠と
は、顧客自身がスキャナまたはキーボードを操作して商
品コード入力することにより、精算時、チェックアウト
レーンでの商品スキャニングの省略を可能とするもので
ある。

【０００５】セルフスキャン機能を備えたカート（セル
フスキャンカート）の概観図を図２に示す。

【０００６】この、従来のセルフスキャンカートは、Ｐ
ＬＵ機能を有しておらず、その場でセルフスキャンカー
トに商品価格等の情報を表示することができなかった。

【０００７】そのため、顧客は買物途中において自分は
今までに何を購入したか、支払い金額はいくら位になる
のかが分からなくなり、所持金が足りなくて精算時に商
品を返品したり、逆に所持金に余裕があるため商品を追
加したりする等、混乱することも少なくなかった。

【０００８】また、従来の装置は各セルフスキャンカー
トや買物籠から顧客が商品情報を入力する都度、コント
ローラや精算ＰＯＳ装置をアクセスしたり、１商品入力
ごとにデータをコントローラ等の上位装置に送り、上位
装置でデータを蓄積する方法がとられるため、処理に時
間がかかったり、コントローラや精算ＰＯＳ装置等の上
位装置の負担が過剰になるという問題点もあった。

【０００９】このようなことから、近年の流通業界で
は、精算待ち時間とオペレータの負荷を少なくする新チ
ェックアウトシステムが求められており、入力部を備え
た買物籠やセルフスキャンカート等に関し各種の提案が
なされている。

【００１０】例えば、特開昭６３−１４５５９１におい
ては入力部を備えた買い物籠が開示されているが、この
籠にはＰＬＵファイルに相当するものが備えられていな
いので、１商品を入力するごとに価格を検索すること
や、１商品入力ごとに商品の価格を表示することができ
なかった。

【００１１】また、入力されたデータは１商品入力ごと
にコントローラに送られるため、コントローラの負担が
重くなる。また、買上げ合計金額は精算時に籠から顧客
の入力したデータを精算ＰＯＳ装置に送り、該精算ＰＯ
Ｓ装置が精算処理した結果を籠に送り返して始めて表示
されるようになっている。

【００１２】従って、顧客が買物途中において購入金額
がいくらになるかを知ることができず、予め支払い金額
を準備できない等の問題点がある。

【００１３】また、特開昭６３−２２３９９８のＰＯＳ
システムは１商品入力ごとにデータを精算ＰＯＳ装置に
送り、商品単位で商品名や価格、数量を表示することは
開示されているが、特開昭６３−１４５５９１号と同様
に籠にはＰＬＵファイルが備えられていないため、価格
等の表示を行なうためには、精算ＰＯＳ装置との間で通
信を行なわなければならなかった。

【００１４】

【発明が解決しようとする課題】

【００１５】このように、従来のＰＯＳシステムではオ
ペレータの入力負荷の低減、処理時間の短縮、コントロ
ーラや精算ＰＯＳ装置等の上位装置の負荷の低減が求め
られている。

【００１６】また、顧客に対するサービスの向上の面か
ら、顧客が容易に自分が選択した商品の確認や、現在ま
での買上げ累計の確認のできるシステムが求められてい
る。

【００１７】本発明は、かかる事情に鑑みなされたもの
で、大規模店舗における精算処理を容易にし、精算ＰＯ
Ｓ装置やコントローラの負担を軽減し、オペレータの操
作時間を短縮するとともに、顧客の買い上げ商品や買上
げ金額の確認の容易なＰＯＳシステムを提供することを
目的とする。

【００１８】

【課題を解決するための手段】図１は、本発明にかかる
ＰＯＳシステムの原理説明図である。

【００１９】本発明の携帯端末装置１は、商品コードの
入力を受け付ける入力手段１ｇと、全商品のコードと商
品価格を対応付けたＰＬＵファイル1 ｊと、該ＰＬＵフ
ァイル１ｊを検索して顧客の入力した商品の商品情報を
検索する検索手段１ｂと、前記検索手段１ｂによる検索
結果に基づき演算処理する演算手段１ｃと、前記演算手
段１ｃによる処理結果を顧客用携帯端末１の画面に表示
する表示手段１ｄと、前記演算手段１ｃによる処理結果
を記憶する記憶手段１ｋと、前記記憶手段１ｋに記憶さ
れている処理結果を上位の演算装置２に送信する通信手
段１ｆで構成される。

【００２０】また、前記上位の演算装置２は、精算時に
前記顧客用携帯端末１より商品情報を受信し、精算処理
結果を前記上位装置３に通知する通信手段２ｆを有し、
前記上位装置３は、前記上位装置２からの取引き情報を
受信する通信手段３ｅを有して構成される。

【００２１】第２の発明は前記第１の発明において、前
記顧客用携帯端末１の有するＰＬＵファイル１ｊに該当
商品の商品情報が発見できなかった際に、これを処理す
るエラー処理手段１ｌと、検索できなかった商品のある
ことを顧客用携帯端末１のディスプレイに表示する表示
手段１ｄと、該当商品のバーコードを記憶する記憶手段
１ｋを有し、検索エラーの発生した商品情報については
精算時に上位装置２がこれを処理するように構成され
る。

【００２２】第３の発明は前記第１の発明において、前
記顧客用携帯端末１は上位装置に対する照会手段１ｍと
上位装置３との通信手段１ｆを有し、上位装置３は全商
品のＰＬＵファイル３ｄと、該ＰＬＵファイル３ｄの検
索手段３ｆと顧客用携帯端末１との通信手段３ｅを有
し、ＰＬＵファイル１ｊに所望の商品情報が発見できな
かった際には、前記照会手段１ｍにより前記上位装置３
のＰＬＵファイル３ｄを検索して処理するように構成さ
れる。

【００２３】第４の発明は、前記第１の発明において、
前記顧客用携帯端末１及び前記上位装置２の有する通信
手段１ｆは光アダプタ１ｐを有し、精算時、チェックア
ウトレーンにおける明細データの伝送は、上位装置２か
らの要求により、該アダプタ１ｐと上位装置２のアダプ
タ２ｐを接続して行なうように構成される。

【００２４】

【作用】第１の発明では、顧客用携帯端末１に商品情報
を記録したＰＬＵファイル１ｊを持たせ、顧客が商品情
報を入力する度にＰＬＵファイル１ｊを検索し、商品
名、単価、金額、及び累計金額等、検索及び演算の結果
をディスプレイに表示するものである。

【００２５】これにより、顧客は何時でも自分の選択し
た商品は何か、支払い金額がいくらになるのかを把握可
能となり、顧客の利便性も著しく向上する。

【００２６】また、このようにして上位装置３への商品
情報の検索をなくし、買上げ内訳は明細ログファイル１
ｋに記録し、買上げデータはチェックアウトレーンで精
算時に上位装置２に一度に渡すことで商品登録作業の省
力化と精算処理時間の短縮をすることが可能となってい
る。

【００２７】さらに、上位装置２や上位装置３等の上位
装置への、１商品入力ごとの検索が無くなるので、これ
ら上位装置への負荷も軽減される。

【００２８】第２の発明は第１の発明の顧客用携帯端末
１にエラー処理手段１ｌを付加したものである。

【００２９】これにより所望の商品の商品情報がＰＬＵ
ファイル１ｊから検索されずＰＬＵエラーが発生した際
には、当該商品のバーコードデータあるいは商品コード
を明細ログファイル１ｋに記憶し処理を保留するととも
に、正常に入力された商品の商品情報とともにＰＬＵエ
ラーの商品のあることを表示部１ｉに表示するようにし
たものである。

【００３０】これにより、多種多様な商品を有する大規
模店の顧客用携帯端末１のＰＬＵファイル１ｊも、売れ
筋の主要商品の商品情報だけを記憶させるだけで対応可
能となり、しかも顧客の利便性やオペレータの省力化等
については第１の発明と同様な効果があり、顧客用携帯
端末１を利用したＰＯＳシステムの適用可能範囲が著し
く拡大する。

【００３１】また、ＰＬＵエラーの商品のあることが顧
客用携帯端末１上のディスプレイに表示されるので、精
算時に顧客用携帯端末１の表示金額と精算金額に相違が
あっても顧客が迷うことがなくなり、混乱を防止でき
る。

【００３２】第３の発明はローカル優先セントラル機能
を有する顧客用携帯端末１に関する発明である。

【００３３】この、ローカル優先セントラル機能とは、
顧客により商品情報が入力されると、先ず、顧客用携帯
端末１のような端末装置の有するＰＬＵファイル１ｊを
検索し、該ファイル１ｊに所望の商品情報が検索できな
かった際には、上位の演算装置２または３の有するＰＬ
Ｕファイルを検索して商品情報を確定するものである。

【００３４】本発明によれば、顧客用携帯端末１のＰＬ
Ｕファイル１ｊは主要商品の商品情報を保持し、上位装
置３等の上位装置のＰＬＵファイル３ｄは全商品の商品
情報を保持する。

【００３５】これにより、顧客用携帯端末１のＰＬＵフ
ァイル１ｊに該当商品が見つからなかった際には、上位
の演算装置３のＰＬＵファイル３ｄを検索することによ
り商品情報が得られるようにしたものである。

【００３６】この発明は第１の発明と第２の発明の利点
を総合化したものであり、上述の上位装置３の負担の軽
減、オペレータの省力化、顧客の利便性、該システムの
適用範囲の拡大、顧客の利便性等全ての面で優れたもの
となっている。

【００３７】また、顧客用携帯端末１のＰＬＵファイル
１ｊには主要商品の商品情報を有するだけでよく、しか
も全商品の入力が顧客によって行なわれる。従って、Ｐ
ＬＵファイル１ｊの更新は全商品について行なう必要が
なくなり、アップデートの労力も軽減される。

【００３８】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。

【００３９】

【第１の実施例】先ず、顧客が自から購入する商品のコ
ードをキーボード１ｈまたはスキャナ１ｇにより入力す
ると、各顧客用携帯端末１の有するＰＬＵファイル１ｊ
を検索して、商品名、価格、及び売上げ累計金額等を演
算処理し、ディスプレイ１ｉに表示する第１の実施例に
ついて説明する。

【００４０】図２は本実施例のセルフスキャンカート１
の外観図である。図においてディスプレイ２１は液晶ま
たはＣＲＴ等でなり、顧客の入力した商品情報や所要の
メッセージを表示するものである。

【００４１】タッチスキャナ２２は顧客の操作により、
顧客の購入したい商品のバーコードを読み取るものであ
り、籠２３は購入する商品を収納するものである。

【００４２】キーボード２４は顧客が商品コードや買上
げ個数を入力するものであり、取消しや入力終了キーは
該キーボードに設けられている。

【００４３】図３及び図４は本発明の第１の実施例であ
る自己検索機能を備え、ローカルＰＬＵを行うセルフス
キャンカート１と精算ＰＯＳ装置２の要部の概略配置図
であり、図５は本実施例によるＰＯＳシステムの全体構
成図である。以下、図５の全体構成図に基づいて説明す
る。

【００４４】スキャナ１ｇは、商品に付されているバー
コードを読み取ってバコード情報を入力制御部１ａを通
じＰＬＵファイルサーチ部１ｂに送出するものである。

【００４５】バーコード情報には商品コードが含まれて
おりＰＬＵファイルサーチ部１ｂは、この商品コードに
よりＰＬＵファイル１ｊを検索して商品を特定し、例え
ば商品名、単価等との対応付けを行なう。

【００４６】キーボード１ｈはセルフスキャンカート１
の運用において、顧客が購入したい商品の商品コードを
手入力したり、取消し、終了等の操作を行なうものであ
る。

【００４７】表示部１ｉ、２ｇ、３ｃは、それぞれＣＲ
Ｔや液晶ディスプレイで構成され、各表示制御部１ｄ、
２ｄ、３ｂで制御され、セルフスキャンカート１や精算
ＰＯＳ装置２、コントローラ３の運用において、品名、
個数、単価、合計金額等の商品情報や在庫に関する情報
等を表示するものである。

【００４８】なお、ディスプレイ１ｉには、当該カート
１の状態や次に顧客の行なう操作手順の表示、顧客に対
するメッセージ等を表示するように構成してもよい。

【００４９】入力制御部１ａはキーボード１ｈまたはス
キャナ１ｇ等を制御するとともに、演算制御部１ｃとの
間のデータの送受を制御するものである。

【００５０】ＰＬＵファイルサーチ部１ｂは、入力制御
部１ａより送られた商品コードまたはバーコード情報に
基づき、該セルフスキャンカート１の有するＰＬＵファ
イル１ｊの商品名や商品価格を読み取り、商品コードと
価格を対応づけ演算制御部１ｃに送出するものである。

【００５１】ＰＬＵファイル１ｊは、当該店舗に陳列さ
れている全商品の商品コードと商品名、商品価格を対応
付けたテーブルでありＰＬＵファイルサーチ部１ｂによ
り検索される。

【００５２】なお、該ＰＬＵファイル１ｊは日々更新さ
れるものであり、ＲＡＭやメモリカード、フロッピーデ
ィスク装置等で構成される。また、該ＰＬＵファイル１
ｊはハードディスク装置や光ディスク装置を使用しても
よい。

【００５３】演算制御部１ｃは、ＰＬＵファイル１ｊか
ら読み取られたデータから商品種別／数量を認識し、顧
客の選択した商品の累計金額を求め、その結果を、表示
制御部１ｄ及び明細ログ制御部１ｅに送る。

【００５４】各装置の表示制御部１ｄ及び２ｄ、３ｂ
は、各表示部１ｉ、２ｇ、３ｃと演算制御部１ｃや精算
ＰＯＳ装置２の取引き終結処理部２ｃ等の演算部との間
の信号を制御するものであり、演算結果を各表示部１
ｉ、２ｇ、３ｃに送る。

【００５５】明細ログ制御部１ｅは、演算制御部１ｃの
演算結果、及び売上げに伴う明細ログを順次明細ログフ
ァイル１ｋに送出し、商品コードや商品名、買上げ数
量、金額等のデータを記憶させるものである。

【００５６】明細ログファイル１ｋには、顧客の入力し
た商品情報、即ち、商品コードやバーコード情報に基づ
く商品名、数量、単価、買上げ累計金額等の情報が精算
時まで記憶される。この明細ログファイル１ｋはＲＡ
Ｍ、メモリカード、フロッピーディスク装置、またはハ
ードディスク装置、光ディスク装置等で構成される。

【００５７】なお、明細ログファイル１ｋに記憶される
商品情報は、顧客がスキャナで１ｇで入力した場合はバ
ーコードで記憶するが、キーボード１ｈから入力された
場合は商品コードで記憶される。

【００５８】明細データ送信制御部１ｆは、当該セルフ
スキャンカート１と精算ＰＯＳ装置２との間のデータの
送受を制御するものである。明細ログファイル１ｋに蓄
積された取引データは、精算ＰＯＳ装置２の送信データ
要求部２ａからの送信要求を受けて、この明細データ送
信制御部１ｆを介して精算ＰＯＳ装置２の明細データ受
信制御部２ｂに送信される。

【００５９】次いで精算ＰＯＳ装置２の各部について説
明する。送信データ要求部２ａは、精算ＰＯＳ装置２が
顧客が購入したい商品の選択を終了したカートを確認す
るため、各セルフスキャンカート１に対して信号を発す
るものである。

【００６０】明細データ受信制御部２ｂは、セルフスキ
ャンカート１の明細ログファイル１ｋの内容を受信する
ものである。明細ログファイル１ｋに蓄積された取引デ
ータは、セルフスキャンカート１の明細データ送信制御
部１ｆを介して明細データ受信制御部２ｂに送信され
る。

【００６１】即ち、商品の選択が終了し、終了キーの押
下されたカートの明細データ送信制御部１ｆは、送信デ
ータ要求部２ａからの送信要求信号を受信すると、精算
ＰＯＳ装置２の明細データ受信制御部２ｂに無線、また
は、例えば光ケーブルのアダプタ１ｐ，２ｐ等の所定の
通信手段を通じて明細ログファイル１ｋの内容を送出
し、これにより精算ＰＯＳ装置２は精算処理する。

【００６２】取引き終結処理部２ｃは精算処理のための
演算機能及び検索や制御機能を有し、明細データ受信制
御部２ｂより送られたデータに基づき所定の処理をす
る。

【００６３】例えば、バーコード情報が送られてきた場
合には、該バーコードデータに基づき、精算ＰＯＳ装置
２の有するＰＬＵファイル（図示しない）を再検索して
確認してから精算処理する。また、商品コードが送られ
てきた場合には該商品コードに基づき精算処理するもの
である。

【００６４】該取引き終結処理部２ｃで処理された結果
は表示制御部２ｄに送られ、表示部２ｇに所定の表示が
行なわれる。

【００６５】印字制御部２ｅは、取引き終結処理部２ｃ
の演算部と印字部４との間の信号の制御やレシート発行
のため印字部２ｈの印字制御を行なう。

【００６６】印字部２ｈは所定の情報、例えば商品の名
称、単価、数量、売上金額の小計や合計、税額等をレシ
ートや小型カード等に印字し、利用者に交付可能にする
ものである。この印字部２ｈは、通常の取引明細のレシ
ートを印刷する他に、特別割引等、特定のメッセージの
印字に使用してもよい。

【００６７】取引きデータ送信制御部２ｆは、当該精算
ＰＯＳ装置２とコントローラ３の取引きデータ受信制御
部３ａの間のデータの送受を制御するものである。精算
ＰＯＳ装置２によって精算された取引データは、この取
引きデータ送信制御部２ｆを介してコントローラ３に送
信される。

【００６８】コントローラの取引きデータ受信制御部３
ａは、精算ＰＯＳ装置２から送られるデータの受信を制
御するものである。精算ＰＯＳ装置２によって精算され
た取引データ、例えば商品名、売上げ個数等は、この取
引きデータ受信制御部３ａを介してコントローラ３に送
信、アップデートされ、常に最新のデータが保持され
る。この最新のデータにより在庫管理等が行なわれる。

【００６９】図６は顧客が購入したい商品の入力を行な
うごとにセルフスキャンカート１の表示部１ｉに表示さ
れる画面の一例である。

【００７０】図のように、日時、会員番号、氏名等とと
もに、商品が入力された都度、商品コード、商品名、買
上げ個数、買上げ金額が各商品ごとに表示され、その
後、現在までの買上げ小計、消費税、合計金額が表示さ
れる。

【００７１】図７及び図８はローカルＰＬＵを行なう第
１の実施例の動作を示すフローチャートである。

【００７２】以下、図７及び図８を参照しながら、第１
の実施例の動作について説明する。

【００７３】顧客が自らセルフスキャンカート１に備え
つけられているスキャナ１ｇよりバーコードを読み取ら
せてバーコード情報を入力するか、またはキーボード１
ｈで購入したい商品の商品コードを入力する（ステップ
Ｓ１）ことにより取引きは開始される。

【００７４】そして、１つの商品のコードが入力される
ごとに前記セルフスキャンカート１のＰＬＵファイルサ
ーチ部１ｂは該コードが正確に読み取られたかを確認し
（ステップＳ２）、正しく読み取れなかった場合にはス
テップＳ１の商品コード入力に戻り、再度入力をやり直
す。

【００７５】一方、商品コードが正しく入力されると、
ＰＬＵファイルサーチ部１ｂは入力された商品コードを
キーに該カート１の有するＰＬＵファイル１ｊを検索し
（ステップＳ３）、当該商品の商品名や価格を確定す
る。

【００７６】次いで、演算制御部１ｃは前記ＰＬＵファ
イル１ｊの検索結果に基づき買上小計を演算するととも
に、顧客の購入した商品名、単価、小計を明らかにした
明細ログを作成し（ステップＳ４）、表示制御部１ｄ
は、この演算制御部１ｃの作成した買い上げ明細を表示
部１ｉ（ディスプレイ）に表示する（ステップＳ５）。

【００７７】次に、ステップＳ４で作成された明細ログ
は、明細ログ制御部１ｅにより明細ログファイル１ｋに
格納され（ステップＳ６）、続いて、顧客の購入したい
商品の入力が終了したかが確認される（ステップＳ
７）。

【００７８】そして、未だ購入したい商品の入力が終了
していない場合はステップＳ１に戻り、さらに購入商品
の入力が続けられる。

【００７９】一方、購入したい商品の入力が終了する
と、顧客がキーボード１ｈの終了キーを押下することに
より、該セルフスキャンカート１は精算ＰＯＳ装置２か
らの送信要求をいつでも受付けられる状態になる。

【００８０】そして、明細データ送信制御部１ｆは精算
ＰＯＳ装置２から当該セルフスキャンカート１に対する
送信要求が発信されているかを確認する（ステップＳ
８）。

【００８１】そして、当該カートに対して精算ＰＯＳ装
置２からの送信要求が発信されていない場合は、ステッ
プＳ８に戻りループして送信要求を受信するまで繰り返
される。

【００８２】一方、精算ＰＯＳ装置２からの送信要求を
受信すると、該明細データ送信制御部１ｆは精算ＰＯＳ
装置２からの受信準備ＯＫの確認を待って（ステップＳ
１１）明細ログファイル１ｋに記憶された明細ログを精
算ＰＯＳ装置２に送信する（ステップＳ９）。

【００８３】なお、明細ログの精算ＰＯＳ装置２への送
信は、無線で送信する方法と、チェックアウトレーン
で、例えば光ケーブル等のアダプタ１ｐ，２ｐを接続し
てデータを伝送する方法がある。

【００８４】以上が本実施例におけるセルフスキャンカ
ート１側の行なう動作である。次にセルフスキャンカー
ト１の動作に対応して行なわれる精算ＰＯＳ装置２の動
作について図８を参照しながら説明する。

【００８５】精算ＰＯＳ装置２の送信データ要求部２ａ
は、各セルフスキャンカート１に対して送信要求を発信
し（ステップＳ１０）、入力終了キーの押下されたセル
フスキャンカート１の有無を見張っている。

【００８６】そして、入力終了キーの押下されたセルフ
スキャンカートが無い場合は、ステップＳ１０に戻り、
各セルフスキャンカートに対して送信要求を繰り返す。

【００８７】一方、あるセルフスキャンカートの入力終
了キーが押下されていることが確認されると、明細デー
タ受信制御部２ｂは該セルフスキャンカート１の明細デ
ータ送信制御部１ｆから明細ログを受信する（ステップ
Ｓ１２）。

【００８８】明細データ受信制御部２ｂが明細ログを受
信すると、精算ＰＯＳ装置２の取引き終結処理部２ｃが
取引きの終結処理を行なう。即ち、セルフスキャンカー
ト１から受信した明細ログファイル１ｋの 商品コード
がバーコード情報で入力されているかが調べられる（ス
テップＳ１３）。

【００８９】明細ログファイル１ｋがバーコード情報に
基づき入力されている場合には、入力されている全商品
について、当該精算ＰＯＳ装置２の有するＰＬＵファイ
ル（図示しない）を検索・確認し（ステップＳ１４）、
その結果に基づき本取引きの取引き明細ログファイル
（図示しない）を作成し（ステップＳ１５）、続いて精
算処理を行なう（ステップＳ１６）。

【００９０】なお、精算ＰＯＳ装置２での精算処理は、
例えばセルフスキャンカート１のような端末装置の有す
るＰＬＵファイル１ｊの商品情報の有無に関わらず、前
記端末装置より入力されたバーコード又は商品コードに
基づいて精算ＰＯＳ装置２の有するＰＬＵファイル（図
示しない）を改めて検索してから精算処理を行なう。

【００９１】一方、明細ログファイル１ｋが商品コード
に基づき入力されている場合には、この明細ログファイ
ル１ｋの商品コードに基づき精算処理を行なう（ステッ
プＳ１６）。

【００９２】次いで、表示制御部２ｄは取引き終結処理
部２ｃの演算結果を表示部２ｇに表示し（ステップＳ１
７）、印字制御部２ｅが印字部２ｈを制御して取引き結
果を印字する（ステップＳ１８）。

【００９３】次いで、取引きデータ送信制御部２ｆは、
該取引き結果をコントローラ３の取引きデータ受信制御
部３ａに送信する（ステップＳ１９）。

【００９４】これにより、コントローラ３はアップデー
トされ、常に最新の管理情報を保持可能となる。

【００９５】かかる動作により自己検索機能を備えたＰ
ＯＳシステムの精算処理は行なわれ、顧客は自分の選択
した商品は何か、支払い金額はいくらになるかを常に把
握可能で、予算管理が容易となり顧客の利便性は著しく
向上する。

【００９６】また、コントローラ３に対する商品検索が
無くなるので、コントローラ３の負担は著しく軽減さ
れ、コントローラ３は数多くの端末の制御が可能とな
る。

【００９７】また、顧客はセルフスキャンカート１で自
己の購入したい商品の商品情報を入力するので、オペレ
ータの精算処理業務の作業量は著しく軽減され、入力時
間も短縮され待ち時間が減少し、業務の効率化及びサー
ビスの向上が図れる。

【００９８】

【第２の実施例】次に、セルフスキャンカート１にエラ
ー処理手段１ｌを備え、ＰＬＵファイル１ｊを検索した
が該当商品データが見つからず検索エラーが発生した場
合にはエラー処理して、表示を行なう第２の実施例につ
いて説明する。

【００９９】なお、本実施例は、ＰＬＵファイルの容量
が限られているために、陳列商品の量が膨大でセルフス
キャンカート１のＰＬＵファイル１ｊに全商品の商品情
報が収容できず、該ＰＬＵファイル１ｊには顧客の購入
頻度の高い主要商品の商品情報のみを収録する場合に適
用される。

【０１００】本実施例のシステムの概観図は前述の図３
及び図４と同じであるので省略する。図９は本実施例の
全体構成図であり、第１の実施例と異なる部分は、セル
フスキャンカート１にＰＬＵエラー表示処理部１ｌが設
けられていることであり、その他の構成は第１の実施例
を示す図５と同じである。

【０１０１】したがって、説明にあたっては第１の実施
例と同じ部位には同符号を付し、第１の実施例と異なる
部分とその前後の関連する部分についてのみ説明する。

【０１０２】ＰＬＵファイルサーチ部１ｂがセルフスキ
ャンカート１の保持するＰＬＵファイル１ｊを検索した
結果、所望の商品情報が見い出せなかった際に、処理は
ＰＬＵエラー表示処理部１ｌに分岐する。

【０１０３】ＰＬＵエラー表示処理部１ｌは、当該商品
のバーコード情報や顧客の購入する商品の個数のデータ
を明細ログファイル１ｋに記憶させるとともに、図１０
に例示するような画面表示を行なうための編集を行な
う。

【０１０４】これにより、顧客は画面に表示されている
記号、例えば＊（図１０参照）を見て、合計金額に精算
されていない商品のあることが確認でき、しかも買上げ
金額の目安も得ることができるので、顧客の利便性は著
しく向上する。

【０１０５】一方、セルフスキャンカート１の明細ログ
ファイル１ｋには、検索のできなかった商品の場合、そ
のバーコード情報および個数のみが記憶される。

【０１０６】精算ＰＯＳ装置２は、このセルフスキャン
カート１の明細ログファイル１ｋに記憶されている全商
品のバーコードを読み込み、精算ＰＯＳ装置２のＰＬＵ
ファイル（図示しない）で再検索し、エラー表示された
商品の処理をしてから精算処理を行なう。

【０１０７】これにより、セルフスキャンカート１のＰ
ＬＵファイル１ｊが全商品のデータを持たなくても、不
足するデータについては精算ＰＯＳ装置２のＰＬＵファ
イル（図示しない）により処理されるので、セルフスキ
ャンカート１のＰＬＵファイル１ｊは主要商品のデータ
を保持するだけでよい。

【０１０８】これにより、セルフスキャンカート１のＰ
ＬＵファイル１ｊの容量は小型化され、アップデート処
理は容易になり、しかも精算処理は顧客の入力したバー
コードによって行なわれるので、オペレータの入力は省
力化され、精算処理時間は短縮できるので業務の効率化
・省力化に寄与するところは大きい。

【０１０９】図１１及び図１２は、ＰＬＵファイル１ｊ
を検索したが該当商品のデータが見つからずエラーが発
生した場合にエラー処理をする第２の実施例の動作を示
すフローチャートである。

【０１１０】図から明らかなように、本実施例の動作フ
ローと第１の実施例の動作フローは、非常に良く似てお
り重複する動作が多い。従って、第２の実施例の第１の
実施例と異なる部分、及びその前後の関連する動作につ
いてのみ番号を付して説明する。

【０１１１】ＰＬＵファイル１ｊの検索（ステップＳ２
１）の結果、該当するデータがあった場合は（ステップ
Ｓ２２）、じ後の処理は第１の実施例と同じであり、明
細ログファイル１ｋの作成（ステップＳ２３）、商品
名、金額、小計等の明細の表示（ステップＳ２４）を行
ない、明細ログを明細ログファイル１ｋに格納する（ス
テップＳ２６）。

【０１１２】一方、該当するデータが発見できなかった
場合（ステップＳ２２）は、当該商品は処理できなかっ
たことを表示をして、当該商品のバーコード情報及び顧
客の入力した買上げ個数を明細ログファイル１ｋに格納
する（ステップＳ２６）。

【０１１３】即ち、図１０に例示するように、該当商品
の欄及び小計や合計の欄に例えばアスタリスクを付け
て、価格の確定できないデータのあることを示すととも
に、所要のコメントを付けて表示部に表示する。

【０１１４】これにより精算ＰＯＳ装置２の取引きの終
結処理では、セルフスキャンカート１より送られた全商
品のバーコードにもとづき再検索を行なってから精算処
理を行なう。

【０１１５】なお、精算ＰＯＳ装置２での精算処理は、
例えばセルフスキャンカート１のような端末装置の有す
るＰＬＵファイル１ｊの商品情報の有無に関わらず、端
末装置より入力されたバーコード又は商品コードに基づ
いて精算ＰＯＳ装置２の有するＰＬＵファイル（図示し
ない）を検索して行なう。

【０１１６】このように、セルフスキャンカート１にエ
ラー処理手段１ｌを設けることにより、該当商品が検索
できなかった場合には、その旨を表示して所定のデータ
を記憶するとともに処理を保留して、次の商品の入力を
可能とする。

【０１１７】従って、セルフスキャンカート１のＰＬＵ
ファイル１ｊは主要商品のデータのみ保持すればよく、
メモリの節約、装置の小型化、低価格化に寄与するばか
りでなく、ＰＬＵファイル１ｊの更新のための労力が著
しく軽減され、適用可能範囲が著しく拡大する。

【０１１８】なお、顧客の現在までに選択した商品の価
格及び累計金額については、エラー表示とともに表示さ
れるので、買上げ金額の概略の目安は把握可能であり、
予算管理の面からも顧客の利便性は向上する。

【０１１９】

【第３の実施例】次に、ローカル優先セントラルＰＬＵ
機能を備えた第３の実施例について説明する。

【０１２０】なお、ローカル優先セントラルＰＬＵ機能
とは、顧客の入力した商品の商品情報の検索は、先ずセ
ルフスキャンカート１のような端末装置の有するＰＬＵ
ファイル１ｊの検索を行ない、該ファイル１ｊに所望の
商品情報が見つからなかった際には、例えばコントロー
ラ３のような上位装置の有するＰＬＵファイル３ｄを検
索することである。

【０１２１】図１３及び図１４は本実施例のシステム要
部の概略配置図であり、図１３は精算時におけるセルフ
スキャンカート１と精算ＰＯＳ装置２とのデータの送受
を無線で行なう場合の例を、図１４は光アダプタを接続
して行なう場合の例を示している。

【０１２２】図１３と図１４の構成上の相違点は、図１
４ではセルフスキャンカート１及び精算ＰＯＳ装置２
に、通信手段として、それぞれ光アダプタ１ｐ及び２ｐ
が設けられており、該光アダプタを通じて、精算時にお
ける明細ログファイル１ｋのデータの送受が行なわれる
ことであり、その他の構成については図１３と同じであ
る。したがって、図１３の無線でデータを送受する場合
を例に説明する。

【０１２３】図１５は本システムの全体構成図である。
図１５の図９との相違点は、セルフスキャンカート１に
おいては、ＰＬＵ照会制御部１ｍが設けられたこと、及
びコントローラ３にＩＮＱ受信・ＰＬＵ結果送信制御部
３ｅ及びＰＬＵファイルサーチ部３ｆ、ＰＬＵファイル
３ｄが設けられたことである。

【０１２４】かかる構成において、ＰＬＵファイルサー
チ部１ｂがセルフスキャンカート１の保持するＰＬＵフ
ァイル１ｊを検索し、該当データが発見できなかった際
に、処理はＰＬＵ照会制御部１ｍに分岐する。

【０１２５】ＰＬＵ照会制御部１ｍは、入力された商品
コードまたはバーコード情報に基づき、当該商品の照会
電文を編集し、コントローラ３のＩＮＱ受信・ＰＬＵ結
果送信制御部３ｅに照会電文を送信するとともに、該Ｉ
ＮＱ受信・ＰＬＵ結果送信制御部３ｅから該当商品の商
品情報を受信するものである。

【０１２６】コントローラ３のＩＮＱ受信・ＰＬＵ結果
送信制御部３ｅはＰＬＵ照会制御部１ｍからの照会電文
を受けて、これをＰＬＵファイルサーチ部３ｆに伝える
とともに、該ＰＬＵファイルサーチ部３ｆの検索結果を
受けて、セルフスキャンカート１のＰＬＵ照会制御部１
ｍに伝えるものである。

【０１２７】これら、セルフスキャンカート１とコント
ローラ３の間のデータの送受信は無線通信により行なわ
れる。

【０１２８】ＰＬＵファイル３ｄは全商品の商品コード
やバーコードと商品名、商品価格を対応づけたテーブル
でありコントローラ３に保持され、該ＰＬＵファイル３
ｄはＰＬＵファイルサーチ部３ｆにより検索される。

【０１２９】かかる構成において、ＰＬＵファイルサー
チ部３ｆにより検索された結果がコントローラ３のＩＮ
Ｑ受信・ＰＬＵ結果送信制御部３ｅに伝えられると、該
ＩＮＱ受信・ＰＬＵ結果送信制御部３ｅからセルフスキ
ャンカート１のＰＬＵ照会制御部１ｍに伝えられ、これ
が演算制御部１ｃに送られ、以後の処理は第１の実施例
と同じである。

【０１３０】図１６及び図１７、図１８は、ＰＬＵファ
イル１ｊを検索したが該当商品データが見つからなかっ
た場合に、セルフスキャンカート１より無線によりコン
トローラ３のＰＬＵファイル３ｄを検索する第３の実施
例の動作を示すフローチャートである。

【０１３１】図から明らかなように、本実施例の動作も
大部分は第１の実施例と同じである。従って、本実施例
の動作は、第１の実施例と異なる部分、及びその前後の
関連する動作についてのみ番号を付して説明する。

【０１３２】ＰＬＵファイル１ｊの検索の結果（ステッ
プＳ３１）、該当するデータがあれば（ステップＳ３
２）、第１の実施例と同じであり、明細ログファイル１
ｋを作成し（ステップＳ３８）、続いて明細の表示を行
ない、明細ログを明細ログファイル１ｋに格納する

【０１３３】一方、ステップＳ３２で該当するデータが
発見できなかった場合、セルフスキャンカート１のＰＬ
Ｕ照会制御部１ｍは、該商品の照会電文を作成して、コ
ントローラ３のＩＮＱ受信・ＰＬＵの結果送信制御部３
ｅに無線で送信する（ステップＳ３３）。

【０１３４】コントローラ３のＩＮＱ受信・ＰＬＵ結果
送信制御部３ｅは、この電文を受けてＰＬＵファイルサ
ーチ部に送り、該ファイルサーチ部３ｆはＰＬＵファイ
ル３ｄを検索する（ステップＳ３６）。なお、コントロ
ーラ３のＰＬＵファイル３ｄには当該店舗で取り扱って
いる全商品のデータが網羅されている。

【０１３５】そして、該当するデータを発見するとＩＮ
Ｑ受信・ＰＬＵの結果送信制御部３ｅを通じてセルフス
キャンカート１のＰＬＵ照会制御部１ｍへ送信する（ス
テップＳ３７）。

【０１３６】なお、セルフスキャンカート１のＰＬＵ照
会制御部１ｍは、コントローラ３に照会電文を発信後、
該コントローラ３より応答電文が発信されるまでの間、
コントローラ３からの応答の有無のサーチを繰り返しな
がら待機している（ステップＳ３４）。

【０１３７】そして、セルフスキャンカート１のＰＬＵ
照会制御部１ｍが、コントローラ３からの応答をキャッ
チすると、検索内容を受信し（ステップＳ３５）、明細
ログファイル１ｋを作成する（ステップＳ３８）。以降
の処理は第１の実施例と同じである。

【０１３８】これにより、セルフスキャンカート１の明
細ログには全商品のデータが揃っているので、精算ＰＯ
Ｓ装置２はセルフスキャンカート１から受信したデータ
を精算処理にそのまま使用することも可能となる。

【０１３９】なお、本実施例では全商品の商品情報を有
する上位装置はコントローラ３として説明したが、該情
報を精算ＰＯＳ装置２に保持させ、精算ＰＯＳ装置２を
照会検索するように構成してもよい。

【０１４０】このように、本実施例によればセルフスキ
ャンカート１のＰＬＵファイル１ｊは少量の検索頻度の
高いデータを保持するだけでよく、メモリの節約、装置
の小型化、低価格化に寄与するばかりでなく、ＰＬＵフ
ァイル１ｊの更新のための労力が著しく軽減される。

【０１４１】一方、コントローラ３に対するセルフスキ
ャンカート１からの検索頻度は著しく軽減されるので、
１台のコントローラ３で多数の端末の制御が可能とな
る。

【０１４２】しかも、全商品の商品情報の処理が顧客に
よる入力の段階で処理可能となるので、オペレータが精
算ＰＯＳ装置２で改めて入力処理する必要はなくなり、
精算ＰＯＳ装置２の商品情報の入力処理の負担も著しく
軽減される。

【０１４３】また、セルフスキャンカート１に商品情報
を表示することも可能となる。

【０１４４】なお、本実施例ではカートに顧客用携帯端
末１を装備した場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、籠、その他顧客の購入商品
を入れる容器に設けてもよい。また、顧客が軽易に持ち
運べるように構成してもよい。

【０１４５】また、本実施例では上位装置としてコント
ローラを例に説明しているが、上装置の機能は精算ＰＯ
Ｓ装置に持たせてもよい。また、上位装置の機能を各装
置が分担するように構成してもよい。

【０１４６】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、顧
客はセルフスキャンカート１で自己の購入する商品の商
品情報を入力するので、オペレータの入力処理業務の省
力化及び処理時間の短縮が実現され待ち時間も減少し、
業務の効率化及びサービスの向上が図れる。

【０１４７】また、コントローラ３等の上位装置への負
担が著しく軽減される。

【０１４８】さらに、顧客は常に自分の購入する商品の
種類とか買上げ金額の把握が可能となり、予算管理の面
からも顧客の利便性は著しく向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかるＰＯＳシステムの原理説明図で
ある。

【図２】本発明にかかるセルフスキャンカートの外観図
である。

【図３】第１の実施例の自己検索機能を備ＰＯＳシステ
ムの概観図（その１）である。

【図４】第１の実施例の自己検索機能を備ＰＯＳシステ
ムの概観図（その２）である。

【図５】本発明の自己検索機能を備えたＰＯＳシステム
の全体構成図である。

【図６】本発明のセルフスキャンカートの画面表示の一
例である。

【図７】本発明の自己検索機能を備えたシステムの動作
説明図（その１）である。

【図８】本発明の自己検索機能を備えたシステムの動作
説明図（その２）である。

【図９】本発明のエラー処理機能を備えたシステムの全
体構成図である。

【図１０】本発明のセルフスキャンカートの検索エラー
の画面表示の一例である。

【図１１】本発明のエラー処理機能を備えたシステムの
動作説明図（その１）である。

【図１２】本発明のエラー処理機能を備えたシステムの
動作説明図（その２）である。

【図１３】本発明のコントローラへの照会機能を備えた
システムの概観図（その１）である。

【図１４】本発明のコントローラへの照会機能を備えた
システムの概観図（その２）である。

【図１５】本発明のコントローラへの照会機能を備えた
システムの全体構成図である。

【図１６】本発明のコントローラへの照会機能を備えた
システムの動作説明図（その１）である。

【図１７】本発明のコントローラへの照会機能を備えた
システムの動作説明図（その２）である。

【図１８】本発明のコントローラへの照会機能を備えた
システムの動作説明図（その３）である。

【符号の説明】

１ セルフスキャンカート（顧客用携帯端末） １ａ 入力制御部 １ｂ ＰＬＵファイルサーチ部（検索手段） １ｃ 演算制御部（演算手段） １ｄ 表示制御部（表示手段） １ｅ 明細ログ制御部（記憶手段） １ｆ 明細データ送信制御部（通信手段） １ｇ スキャナ（入力手段） １ｈ キーボード １ｉ 表示部（表示手段） １ｊ ＰＬＵファイル（検索手段） １ｋ 明細ログファイル（記憶手段） １ｌ ＰＬＵエラー表示処理部（エラー処理手段） １ｍ ＰＬＵ照会制御部（照会手段） １ｐ 光アダプタ（通信手段） ２ 精算ＰＯＳ装置（上位の演算装置） ２ａ 送信データ要求部（通信手段） ２ｂ 明細データ受信制御部（通信手段） ２ｃ 取引き終結処理部（演算手段） ２ｄ 表示制御部 ２ｅ 印字制御部 ２ｆ 取引きデータ送信制御部（通信手段） ２ｇ 表示部 ２ｈ 印字部 ２ｐ 光アダプタ（通信手段） ３ コントローラ（上位の演算装置） ３ａ 取引きデータ受信制御部（通信手段） ３ｂ 表示制御部 ３ｃ 表示部 ３ｄ ＰＬＵファイル ３ｅ ＩＮＱ受信・ＰＬＵ結果送信制御部（通信手段） ３ｆ ＰＬＵファイルサーチ部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 千鶴 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 菊地 かおる 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品コードの入力を受け付ける入力手段
   (1g)と、商品コードと商品情報を対応付けて記録された
   ＰＬＵファイル(1j)と、入力された商品コードに基づい
   て該ＰＬＵファイル(1j)を検索して商品情報を検索する
   検索手段(1b)と、前記検索手段(1b)による検索結果に基
   づいて演算処理を行なう演算手段(1c)と、商品情報並び
   に前記演算手段(1c)による演算結果を表示する表示手段
   (1d)と、前記演算手段(1c)による演算結果並びに商品情
   報を記憶する記憶手段(1k)と、前記記憶手段(1k)に記憶
   されている商品情報を上位の演算装置(2) に送信する通
   信手段(1f)とを有する顧客用携帯端末(1) と、 前記顧客用携帯端末(1) より発信された商品情報を受信
   する通信手段(2f)と、受信した商品情報に基づいて精算
   処理を行なう演算手段(2c)とを有する上位の演算装置
   (2) とを有することを特徴とするＰＯＳシステム。
2. 【請求項２】 前記顧客用携帯端末(1) は、籠に設けら
   れていることを特徴とするＰＯＳシステム。
3. 【請求項３】 前記顧客用携帯端末(1) は、カートに設
   けられていることを特徴とするＰＯＳシステム。
4. 【請求項４】 請求項１のＰＯＳシステムにおいて、前
   記顧客用携帯端末(1) のＰＬＵファイル(1j)の検索の結
   果、商品情報が検索できなかった場合には、前記表示手
   段(1d)は検索ができなかった旨を表示するとともに、前
   記記憶手段(1k)に検索できなかった商品の商品コードを
   記憶することを特徴とするＰＯＳシステム。
5. 【請求項５】 請求項４のＰＯＳシステムにおいて、前
   記顧客用携帯端末(1) は、ＰＬＵファイルエラーが発生
   した場合には該当する商品の商品コードを上位の演算装
   置(3) に送信して照会を行なう照会手段(1m)を有すると
   ともに、 上位の演算装置(3) は、全ての商品情報を記憶するＰＬ
   Ｕファイル(3d)と、前記顧客用携帯端末(1) からの照会
   依頼に応じてＰＬＵファイル(3d)を検索する検索手段(3
   f)と、前記ＰＬＵファイル(3d)の検索結果を前記顧客用
   携帯端末(1) に送信する通信手段(3e)を有することを特
   徴とするＰＯＳシステム。
6. 【請求項６】 商品コードの入力を受け付ける入力手段
   (1g)と、商品コードと商品情報を対応付けて記憶するＰ
   ＬＵファイル(1j)と、入力された商品コードに基づいて
   該ＰＬＵファイル(1j)を検索して商品情報を検出する検
   索手段(1b)と、前記検索手段(1b)による検索結果に基づ
   いて演算処理を行なう演算手段(1c)と、商品情報並びに
   前記演算手段(1c)による演算結果を表示する表示手段(1
   d)と、前記演算手段(1c)による演算結果並びに商品情報
   を記憶する記憶手段(1k)と、前記記憶手段(1k)に記憶さ
   れている商品情報を上位の演算装置(2) および／または
   (3) に送信する通信手段(1f)とを有することを特徴とす
   る、ＰＯＳシステムにおける顧客用携帯端末(1) 。
7. 【請求項７】 前記入力手段(1g)は、バーコードリーダ
   であることを特徴とする請求項６記載の顧客用携帯端末
   (1) 。
8. 【請求項８】 前記顧客用携帯端末(1) は、籠に設けら
   れていることを特徴とするＰＯＳシステム。
9. 【請求項９】 前記顧客用携帯端末(1) は、カートに設
   けられていることを特徴とするＰＯＳシステム。