JPH0763685B2 - 除塵用ローラーとそれを用いた除塵装置 - Google Patents

除塵用ローラーとそれを用いた除塵装置

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JPH0763685B2
JPH0763685B2 JP3258610A JP25861091A JPH0763685B2 JP H0763685 B2 JPH0763685 B2 JP H0763685B2 JP 3258610 A JP3258610 A JP 3258610A JP 25861091 A JP25861091 A JP 25861091A JP H0763685 B2 JPH0763685 B2 JP H0763685B2
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roller
dust
dust removing
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adhesive
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JP3258610A
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Inventor
成司 町田
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都ローラー工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の除塵用ローラーとそれを
用いた除塵装置は、液晶板やプリント基板等の板状電子
部品、ネームプレート等に付着している塵埃を除去する
のに利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】前記の板状電子部品やネームプレート等
は、表面に塵埃が付着していると、印刷した文字や配線
パターン等が欠けたり、表面に傷が付いたりするので、
表面に付着している塵埃を除去する必要がある。そこで
従来はこの塵埃の除去に図3に示すような粘着ローラー
Cを使用していた。これは紙やアルミ等で形成された6
00mm×直径45φ程度の筒状或は丸棒状のローラー
基材Aの周囲に、粘着テープBをその粘着面が外側にな
るように巻付けたものである。そして図4に示すように
プリント基板等の被清浄物Dを前記粘着ローラーCと圧
着ローラーEとの間を通過させることにより、被清浄物
Dの表面Fに付着している塵埃を前記粘着ローラーCの
外周面の粘着テープBに付着させて取り除くようにした
ものである。図3の粘着ローラーCはローラー基材Aの
周囲に一枚の粘着テープBを巻き付けたものであるが、
粘着ローラーCにはこの他にも図5に示すように、数本
の粘着テープBをローラー基材Aに縦沿えして張り付け
たものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の除
塵用ローラーでは次のような問題点があった。 .粘着ローラーCの粘着テープBの粘着力が時間の経
過により劣化するので、ある程度使用したら新しい粘着
ローラーCと交換しなければならない。しかし粘着ロー
ラーCは高価(600mm×直径45φで約10万円)
であるため、ランニングコストが高くなる。 .図3、図5のいずれの粘着ローラーCも、粘着テー
プBの継ぎ目Gがあるので、その継ぎ目Gが被清浄物D
の表面Fに引っ掛かって除塵作業中に粘着テープBが剥
れてしまうことがある。剥れると新しい粘着ローラーC
と交換しなければならないが、粘着ローラーCは前記の
ように高価であるため、ランニングコストが高くなる一
因となる。 .粘着力が低下すると塵埃の除去が不充分になるの
で、被清浄物Dの印刷不良が多くなり、被清浄物Dの歩
留まりが低下し、被清浄物Dのコストアップの一因とな
る。
【0004】本発明の目的は粘着テープを使用せずに、
被清浄物の表面に付着している塵埃を確実に除去するこ
とができ、しかも粘着テープを使用する場合のような粘
着力の低下や剥れ等が無く、長期間に亙って除塵効果が
高く、低コストの除塵用ローラーを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
除塵用ローラーは、図2に示すように被清浄物1の表面
2に回転しながら接触して、同表面2に付着している塵
埃を吸着して除去する除塵用ローラーにおいて、図1、
図2に示す様に細長の心材3の外周に、弾性のあるロー
ラ状であり且つ外周面4が被清浄物1に付着している塵
芥を吸着可能な鏡面状の平滑面に仕上げられた密着体5
を設けてなるものである。
【0006】本発明のうち請求項2の除塵用ローラーは
図1、図2に示すローラ状密着体5をシリコンゴム製と
したものである。
【0007】本発明のうち請求項3の除塵装置は、請求
項1又は請求項2記載の除塵用ローラー6を、図2に示
すように被清浄物1の表面2に回転しながら接触できる
ように配置し、その除塵用ローラー6の密着体5の外側
にその外周面4と周面接触しながら回転して、同外周面
4に吸着された塵埃を付着して除去する粘着ローラ8を
配置してなるものである。
【0008】
【作用1】本発明のうち請求項1の除塵用ローラーを使
用するには、図2に示す様に回転している除塵用ローラ
6と支持ローラ7との間を被清浄物1を通過させると、
除塵用ローラー6の弾性のある密着体5の外周面4が被
清浄物1の表面2に接触する。この場合、密着体5の外
周面4が鏡面状の平滑面に仕上げられ且つ密着体5が弾
性を有するので、密着体5の外周面4が被清浄物1の表
面2に密着して、その外周面4と表面2との間に空気が
入らず、両者間が真空状態になるので、表面2に付着し
ている塵埃が同密着体5の外周面4に吸着され、除塵用
ローラー6の回転に伴って外部に排出される。
【0009】
【作用2】本発明のうち請求項2の除塵用ローラーを使
用するには、図2に示す様に回転している除塵用ローラ
6と支持ローラ7との間を被清浄物1を通過させると、
除塵用ローラー6の密着体5が請求項1の除塵用ローラ
ー6と同様の構造であるため、請求項1の場合と同様の
作用で被清浄物1の表面2の塵芥が除去される。更に、
除塵用ローラー6の密着体5がシリコンゴム製であるた
め弾性にも、剥離性にも優れ、除塵用ローラー6に粘着
ローラ8を周面接触させながら回転させても密着体5は
粘着ローラ8に密着せず、密着体5の外周面4に吸着さ
れている塵芥だけが粘着ローラ8に付着されて除去され
る。
【0010】
【作用3】本発明のうち請求項3の除塵装置を使用する
には、図2に示す様に回転している除塵用ローラ6と支
持ローラ7との間を被清浄物1を通過させると、除塵用
ローラー6の密着体5が請求項1の除塵用ローラー6と
同様の構造であるため、請求項1の場合と同様の作用で
被清浄物1の表面2の塵芥が除去される。更に、除塵用
ローラー6の外側に、その外周面4と回転しながら接触
する粘着ローラ8が配置されてなるので、同外周面4に
吸着された塵埃が粘着ローラ8に付着して除去される。
【0011】
【実施例1】本発明の除塵用ローラーの一実施例を図1
に基づいて詳細に説明する。図1において3は心材であ
り、これは紙、アルミ、プラスチック等により丸棒状、
円筒状などのローラー状に成形されてなる。
【0012】図1の5はロール状の密着体であり、これ
は前記心材3の外周に同心円状に成形されている。この
密着体5はゴム(天然ゴム、シリコンゴム等)、熱可塑
性樹脂等の弾性を有する素材を流し込み成形、押出し成
形等の成形方法により成形して外周面4を鏡面状の平滑
面に仕上げてある。この場合の鏡面状の平滑面とは、被
清浄物1に付着している塵芥を吸着できる程度に平滑で
あることを意味する。また、この密着体5は継ぎ目が無
く、剥離性の良いものが望ましい。そのためには密着体
5をシリコンゴム製にするのが良い。
【0013】
【実施例2】本発明の除塵装置の一実施例を図2に示
す。図2の除塵装置は図1に示す実施例1の除塵用ロー
ラー6を、圧着ローラー7に適宜間隔離して対向させて
配置して、両ローラー6、7間を被清浄物1が通過でき
るようにし、この除塵用ローラー6の上(外側)に外周
面が粘着性を有する粘着ローラー8を周面接触させて回
転可能なる様に配置してある。
【0014】図2に示すものは除塵用ローラー6及び粘
着ローラー8が、被清浄物1の上下両面のうち上方の面
(上方の表面)2側にしか配置されていないが、本発明
の除塵装置では被清浄物1の下方の面(下方の表面)側
にも配置してもよい。
【0015】図2の除塵装置では除塵用ローラ6と支持
ローラ7との間を被清浄物1を通過させと、除塵用ロー
ラ6の密着体5が被清浄物1の表面2に回転しながら密
接して同表面2に付着している塵芥が吸着除去され、除
塵用ローラ6の表面2に付着した塵芥が粘着ローラ8に
付着して除去され、密着体5の外周面4が常時きれいに
保持される。
【0016】粘着ローラ8に付着した塵芥は、粘着ロー
ラ8を水洗いすることにより除去できる。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1の除塵用ローラーは次
のような効果がある。 .ローラ状の密着体5の外周面4が被清浄物1の表面
2に付着している塵芥を吸着可能な鏡面状の平滑面に仕
上げられているので、被清浄物1の表面2に付着してい
る塵芥が密着体5の外周面4に確実に吸着されて除去さ
れる。 .ローラ状の密着体5が弾性を有するので、その外周
面4が被清浄物1の表面2に密着し易くなり、被清浄物
1の表面2に付着している塵芥が密着体5の外周面4に
より確実に吸着されて除去される。 .従来のように粘着テープを使用しないので、テープ
の継ぎ目も無く、粘着テープが被清浄物1の表面2に引
っ掛かって剥れるとか、粘着力が低下するといったこと
がなく、外周面4の鏡面仕上が損傷しない限り、長期間
に亙って優れた除塵能力が保持される。 .従来の様に高価な粘着テープを使用しないので、粘
着テープを交換する必要も無く、ランニングコストが高
くならない。 .除塵能力が高く、被清浄物1の塵埃が確実に除去さ
れるので、被清浄物1の印刷不良が少なくなり、被清浄
物1の歩留まりが向上する。
【0018】本発明の請求項2の除塵用ローラー6は、
請求項1の除塵用ローラー6と同様の効果があり、更
に、剥離性に優れるので粘着ローラ8と周面接触しても
同ローラ8に粘着することがなく、除塵用ローラー6の
外周面4に付着している塵芥だけが粘着ローラ8に付着
して除去される。
【0019】本発明の請求項3の除塵装置は、請求項
1、請求項2の除塵用ローラー6を使用するので、それ
ら除塵用ローラー6の効果と同様の効果があり、その
上、除塵用ローラー6の外周面4が粘着ローラ8と周面
接触しているので、除塵用ローラー6の外周面4に付着
している塵芥が粘着ローラ8に付着して除去され、除塵
用ローラー6の外周面4がきれいになり、外周面4の吸
着力が劣化しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除塵用ローラーの一実施例を示す斜視
図。
【図2】本発明の除塵用ローラーを使用した除塵装置の
一実施例を示す説明図。
【図3】従来の除塵用ローラーの一例を示す説明図。
【図4】従来の除塵用ローラーを使用した除塵方法の説
明図。
【図5】従来の除塵用ローラーの他例の説明図。
【符号の説明】
1 被清浄物 2 被清浄物の表面 3 心材 4 外周面 5 密着体 6 除塵用ローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被清浄物1の表面2に回転しながら接触
    して、同表面2に付着している塵埃を吸着して除去する
    除塵用ローラーにおいて、細長の心材3の外周に、弾性
    のあるローラ状であり且つ外周面4が被清浄物1に付着
    している塵芥を吸着可能な鏡面状の平滑面に仕上げられ
    た状密着体5を設けてなることを特徴とする除塵用ロー
    ラー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の除塵用ローラーにおい
    て、密着体5がシリコンゴム製であることを特徴とする
    除塵用ローラー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の除塵用ロー
    ラー6を被清浄物1の表面2に回転しながら接触できる
    ように配置し、その除塵用ローラー6の密着体5の外側
    にその外周面4と周面接触しながら回転して、同外周面
    4に吸着された塵埃を付着して除去する粘着ローラ8を
    配置してなることを特徴とする除塵装置。
JP3258610A 1991-09-10 1991-09-10 除塵用ローラーとそれを用いた除塵装置 Expired - Lifetime JPH0763685B2 (ja)

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JPH0691236A JPH0691236A (ja) 1994-04-05
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AU2002338178A1 (en) * 2002-10-11 2004-05-04 Unitech Corporation Substrate cleaner

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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