JPH0761634A - 紙葉類搬送機構 - Google Patents
紙葉類搬送機構Info
- Publication number
- JPH0761634A JPH0761634A JP23888593A JP23888593A JPH0761634A JP H0761634 A JPH0761634 A JP H0761634A JP 23888593 A JP23888593 A JP 23888593A JP 23888593 A JP23888593 A JP 23888593A JP H0761634 A JPH0761634 A JP H0761634A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- drive
- drive belt
- paper sheets
- driven
- Prior art date
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- Pending
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】駆動力を低減しつつも、高い搬送力が得られる
ようにすること。 【構成】駆動プーリ2に張架した駆動ベルト3と、この
駆動ベルト3に圧接する従動ベルト4とで搬送路を形成
した紙葉類搬送機構1において、従動ベルト4の駆動ベ
ルト3に対する摩擦係数を小さく設定することで、相互
間の摩擦抵抗を小さくした紙葉類搬送機構1。
ようにすること。 【構成】駆動プーリ2に張架した駆動ベルト3と、この
駆動ベルト3に圧接する従動ベルト4とで搬送路を形成
した紙葉類搬送機構1において、従動ベルト4の駆動ベ
ルト3に対する摩擦係数を小さく設定することで、相互
間の摩擦抵抗を小さくした紙葉類搬送機構1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば紙幣やカード
など紙葉類を搬送するための紙葉類搬送機構に関する。
など紙葉類を搬送するための紙葉類搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉類搬送機構は、駆動プーリに張架さ
れた駆動ベルトと、この駆動ベルトに圧接し、駆動ベル
トの駆動にともなって動く従動ベルトとで、様々な形の
搬送系として構成されている。すなわち、紙葉類は、駆
動ベルトと従動ベルトとに挟まれた搬送路を駆動ベルト
と従動ベルトとの動きによって搬送される。
れた駆動ベルトと、この駆動ベルトに圧接し、駆動ベル
トの駆動にともなって動く従動ベルトとで、様々な形の
搬送系として構成されている。すなわち、紙葉類は、駆
動ベルトと従動ベルトとに挟まれた搬送路を駆動ベルト
と従動ベルトとの動きによって搬送される。
【0003】しかし、上述の駆動ベルトと従動ベルトと
は、ゴム等の摩擦係数の高い同一の素材で形成されてい
るため、主にベルト同士が相互に巻き付く部分、すなわ
ちプーリ等により曲率を有する部分では、移動速度(周
速)に差が生じ、ベルト相互間で急激な滑りが発生す
る。こうした滑りが発生すると紙葉類の搬送時にジャム
等が起きやすいため、この滑りを防ぐ必要がある。
は、ゴム等の摩擦係数の高い同一の素材で形成されてい
るため、主にベルト同士が相互に巻き付く部分、すなわ
ちプーリ等により曲率を有する部分では、移動速度(周
速)に差が生じ、ベルト相互間で急激な滑りが発生す
る。こうした滑りが発生すると紙葉類の搬送時にジャム
等が起きやすいため、この滑りを防ぐ必要がある。
【0004】そこで駆動ベルトおよび従動ベルト相互間
の摩擦抵抗を小さくして、上述したような急激な滑りを
防止することが行なわれている。
の摩擦抵抗を小さくして、上述したような急激な滑りを
防止することが行なわれている。
【0005】ところがこの様にした場合には、摩擦係数
の高いベルトを使用した場合に比して駆動力を低減し、
駆動モータの小型化等を図れる利点があるものの、紙葉
類と駆動ベルトとの間の摩擦抵抗が小さいため搬送力が
低下してしまう難点がある。
の高いベルトを使用した場合に比して駆動力を低減し、
駆動モータの小型化等を図れる利点があるものの、紙葉
類と駆動ベルトとの間の摩擦抵抗が小さいため搬送力が
低下してしまう難点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、駆
動力を低減しつつも、高い搬送力が得られるような紙葉
類搬送機構の提供を目的とする。
動力を低減しつつも、高い搬送力が得られるような紙葉
類搬送機構の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段を図1を用いて説明すると、その構成は、駆
動プーリ2に張架した駆動ベルト3と、該駆動ベルト3
に圧接する従動ベルト4とで搬送路を形成した紙葉類搬
送機構1であって、上記従動ベルト4の駆動ベルト3に
対する摩擦係数を小さく設定した紙葉類搬送機構1であ
ることを特徴とする。
ための手段を図1を用いて説明すると、その構成は、駆
動プーリ2に張架した駆動ベルト3と、該駆動ベルト3
に圧接する従動ベルト4とで搬送路を形成した紙葉類搬
送機構1であって、上記従動ベルト4の駆動ベルト3に
対する摩擦係数を小さく設定した紙葉類搬送機構1であ
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】すなわち、上述の構成によれば、紙葉類は、駆
動ベルトの駆動にともない駆動ベルトとの間の摩擦抵抗
によって搬送され、従動ベルトは、その小さい摩擦係数
でもって、搬送される紙葉類を駆動ベルト側に押さえ付
けてガイドする。
動ベルトの駆動にともない駆動ベルトとの間の摩擦抵抗
によって搬送され、従動ベルトは、その小さい摩擦係数
でもって、搬送される紙葉類を駆動ベルト側に押さえ付
けてガイドする。
【0009】
【発明の効果】上述の結果、この発明によると、駆動ベ
ルトと従動ベルトとの間の急激な滑りの発生を阻止して
紙葉類搬送時のジャム等を防止できるとともに、駆動ベ
ルトと従動ベルトとの間、および紙葉類と従動ベルトと
の間で摩擦抵抗が小さいため、駆動力を低減することが
できる。また、駆動ベルトと紙葉類との間の摩擦抵抗は
大きくとれるので、高い搬送力を得ることができる。
ルトと従動ベルトとの間の急激な滑りの発生を阻止して
紙葉類搬送時のジャム等を防止できるとともに、駆動ベ
ルトと従動ベルトとの間、および紙葉類と従動ベルトと
の間で摩擦抵抗が小さいため、駆動力を低減することが
できる。また、駆動ベルトと紙葉類との間の摩擦抵抗は
大きくとれるので、高い搬送力を得ることができる。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は紙葉類搬送機構の一例を示す構成図で、
この図に示すように、この紙葉類搬送機構1は、駆動プ
ーリ2に張架した駆動ベルト3と、この駆動ベルト3の
外周面に圧接して張架した従動ベルト4とで構成し、一
端に紙葉類5の投入部6を、他端に排出部7を形成して
いる。
述する。図1は紙葉類搬送機構の一例を示す構成図で、
この図に示すように、この紙葉類搬送機構1は、駆動プ
ーリ2に張架した駆動ベルト3と、この駆動ベルト3の
外周面に圧接して張架した従動ベルト4とで構成し、一
端に紙葉類5の投入部6を、他端に排出部7を形成して
いる。
【0011】そして上述の駆動ベルト3は、紙葉類5に
対して高い摩擦係数を持つゴムで形成し、上述の従動ベ
ルト4は、駆動ベルト3に対して摩擦係数の低い素材、
例えば、摩擦係数の低いゴムや、ゴムの搬送路側に伸縮
性および滑面性を有する芯体を配設したもの、ゴムの搬
送路側に艇摩擦係数弾性体をコーティングしたもの、さ
らには、低摩擦係数伸縮織物や、低摩擦係数プラスチッ
クフィルム等で形成している。
対して高い摩擦係数を持つゴムで形成し、上述の従動ベ
ルト4は、駆動ベルト3に対して摩擦係数の低い素材、
例えば、摩擦係数の低いゴムや、ゴムの搬送路側に伸縮
性および滑面性を有する芯体を配設したもの、ゴムの搬
送路側に艇摩擦係数弾性体をコーティングしたもの、さ
らには、低摩擦係数伸縮織物や、低摩擦係数プラスチッ
クフィルム等で形成している。
【0012】このように構成した紙葉類搬送機構1で
は、投入部6より投入された紙葉類5は、駆動ベルト3
の駆動にともない駆動ベルト3との間の摩擦抵抗によっ
て搬送され、従動ベルト4は、その小さい摩擦係数でも
って、搬送される紙葉類5を駆動ベルト3側に押さえ付
けてガイドする。
は、投入部6より投入された紙葉類5は、駆動ベルト3
の駆動にともない駆動ベルト3との間の摩擦抵抗によっ
て搬送され、従動ベルト4は、その小さい摩擦係数でも
って、搬送される紙葉類5を駆動ベルト3側に押さえ付
けてガイドする。
【0013】したがって、プーリにより曲率を有するよ
うになった部分においても、駆動ベルト3と従動ベルト
4との間の周速差による急激な滑りの発生を阻止して紙
葉類5搬送時のジャム等を防止できるとともに、駆動ベ
ルト3と従動ベルト4との間、および紙葉類5と従動ベ
ルト4との間で摩擦抵抗が小さいため、駆動力を低減す
ることができる。また、駆動ベルト3と紙葉類5との間
の摩擦抵抗は大きくとれるので、高い搬送力を得ること
ができる。
うになった部分においても、駆動ベルト3と従動ベルト
4との間の周速差による急激な滑りの発生を阻止して紙
葉類5搬送時のジャム等を防止できるとともに、駆動ベ
ルト3と従動ベルト4との間、および紙葉類5と従動ベ
ルト4との間で摩擦抵抗が小さいため、駆動力を低減す
ることができる。また、駆動ベルト3と紙葉類5との間
の摩擦抵抗は大きくとれるので、高い搬送力を得ること
ができる。
【0014】なお、例えば、紙葉類搬送機構11の搬送
系が、図2に示すように、紙葉類12を投入し、あるい
は排出する投入排出部13,14を2つ有するようなも
のとなった場合でも、駆動ベルト15,16と従動ベル
ト17,18,19,20の材質を上述のようにするこ
とによって、前述したような曲率による周速差が発生す
る部分以外でも同様の効果が得られる。すなわち、同期
回転する2つの駆動ベルト15,16において、図面上
の上側と下側とで緊張する側と弛む側とに別れるため、
これら駆動ベルト15,16間に圧接した従動ベルト1
7,18に弛みが生じやすくなるが、これら従動ベルト
17,18の摩擦係数が駆動ベルト15,16に対して
小さいため、上述の弛みは生じることがなく、従動ベル
ト17,18は搬送される紙葉類12を確実にガイド
し、紙葉類12のジャムやベルト外れ等の発生を防止で
きる。
系が、図2に示すように、紙葉類12を投入し、あるい
は排出する投入排出部13,14を2つ有するようなも
のとなった場合でも、駆動ベルト15,16と従動ベル
ト17,18,19,20の材質を上述のようにするこ
とによって、前述したような曲率による周速差が発生す
る部分以外でも同様の効果が得られる。すなわち、同期
回転する2つの駆動ベルト15,16において、図面上
の上側と下側とで緊張する側と弛む側とに別れるため、
これら駆動ベルト15,16間に圧接した従動ベルト1
7,18に弛みが生じやすくなるが、これら従動ベルト
17,18の摩擦係数が駆動ベルト15,16に対して
小さいため、上述の弛みは生じることがなく、従動ベル
ト17,18は搬送される紙葉類12を確実にガイド
し、紙葉類12のジャムやベルト外れ等の発生を防止で
きる。
【図1】紙葉類搬送機構を示す概略構成図。
【図2】他の実施例を示す概略構成図。
1,11…紙葉類搬送機構 2…駆動プーリ 3,15,16…駆動ベルト 4,17,18,19,20…従動ベルト 5,12…紙葉類
Claims (1)
- 【請求項1】駆動プーリに張架した駆動ベルトと、該駆
動ベルトに圧接する従動ベルトとで搬送路を形成した紙
葉類搬送機構であって、上記従動ベルトの駆動ベルトに
対する摩擦係数を小さく設定した紙葉類搬送機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23888593A JPH0761634A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 紙葉類搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23888593A JPH0761634A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 紙葉類搬送機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761634A true JPH0761634A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=17036715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23888593A Pending JPH0761634A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 紙葉類搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761634A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006506296A (ja) * | 2002-11-13 | 2006-02-23 | ヴィントメーラー ウント ヘルシャー コマンディトゲゼルシャフト | コンベヤシステム |
JP2009084035A (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録材搬送装置及びこれを用いた記録材冷却装置、並びに画像形成装置 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23888593A patent/JPH0761634A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006506296A (ja) * | 2002-11-13 | 2006-02-23 | ヴィントメーラー ウント ヘルシャー コマンディトゲゼルシャフト | コンベヤシステム |
JP2009084035A (ja) * | 2007-10-03 | 2009-04-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録材搬送装置及びこれを用いた記録材冷却装置、並びに画像形成装置 |
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