JPH0761563A - 円錐形物品の供給装置 - Google Patents

円錐形物品の供給装置

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JPH0761563A
JPH0761563A JP21147193A JP21147193A JPH0761563A JP H0761563 A JPH0761563 A JP H0761563A JP 21147193 A JP21147193 A JP 21147193A JP 21147193 A JP21147193 A JP 21147193A JP H0761563 A JPH0761563 A JP H0761563A
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JP
Japan
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conical
chute
cone
article
conveyor
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Application number
JP21147193A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ikeda
美登 池田
Masao Kataoka
雅夫 片岡
Etsuo Shimomura
悦夫 下村
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Japan Tobacco Inc
Kanto Plant Service KK
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Kanto Plant Service KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不規則な姿勢の円錐形物品を一定の姿勢に整
列させて供給可能とする。 【構成】 円錐形物品の供給装置は、投入された円錐形
物品を縦向きにして排出する振動型のシュートフィーダ
10と、シュートフィーダ10の出口から延び、円錐形
物品を下向きの起立姿勢で挟持して搬送する第1ロープ
コンベア14と、シュートフィーダ10の出口の底に設
けられ、円錐形物品がシュートフィーダの出口から第1
ロープコンベアに乗り移る際、円錐形物品の先頭の向き
が何れであっても、その円錐形物品を安定して起立させ
るセクタ溝42とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コーン形のアイスク
リームの箱詰めシステムに好適した円錐形物品の供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】コーン形のアイスクリームの箱詰めセク
ションでは、従来、人手により、ベルトコンベア上から
アイスクリームを取り出し、そして、これを箱内に複数
段に積み重ねて詰め込んでいるが、この箱詰は、図1に
示されているように各段のアイスクリームCの向きを逆
向きにして行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した箱詰めはアイ
スクリーム自体が非常に低温あるため、その作業は容易
ではなく、このため、箱詰め作業の自動化が望まれてい
る。しかしながら、前工程からベルトコンベアを介して
搬送されるアイスクリームの姿勢並びにその流量は一定
ではなく、このため、その箱詰めを自動化するにあたっ
ては、先ず、ベルトコンベアから受け取ったアイスクリ
ームを一定の姿勢に整列させ、この後のアイスクリーム
の取り扱いを容易にしなければならない。
【0004】この発明は上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、不規則な姿勢の円
錐形物品を一定の姿勢に整列させて、後段の搬送系に供
給することができる円錐形物品の供給装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の円錐形物品の
供給装置は、下方に向けて先細となり、投入された円錐
形物品を縦向きにして順次排出するシュートと、シュー
トの下端出口から円錐形物品の被供給側に向かって延び
る一対の無端状ロープを有し、これらロープ間に円錐形
物品を吊り下げ状態に挟持して搬送するロープコンベア
と、シュートからロープコンベアに円錐形物品が乗り移
るとき、円錐形物品を下向きの起立姿勢に整列させる整
列手段とを備えている。
【0006】好ましくは、整列手段は、シュートの下端
の底面に設けられ、円錐形物品の尖端部を下方に向けて
逃がす逃げ部を備えており、また、ロープコンベアの搬
送速度は、シュートの下端出口から排出される円錐形物
品の出口速度よりも速くなるように設定されている。ま
た、シュートは、一方の側壁から底面中央に向けかつ下
方に傾斜して突出し、滑り下りる円錐形物品の流れを側
方に向ける偏向ガイドを備えており、また、シュートに
はこれを上下に振動させる加振手段が組み合わされてい
る。
【0007】
【作用】シュートに不規則な姿勢で投入された円錐形物
品は、シュートが先細状になっていることからシュート
内で縦向きなって、その下端出口に向かう。下端出口に
到達した円錐形物品はロープコンベアに乗り移るとき、
整列手段により、その尖端を下向きとした起立姿勢とな
り、ロープコンベアの一対のロープ間に吊り下げ状態に
して挟持され、ロープの走行に伴い搬送される。
【0008】整列手段がシュートの下端底面に逃げ部を
備え、しかも、ロープコンベアの搬送速度がシュートか
らの円錐形物品の出口速度よりも速く設定されている場
合、円錐形物品がその大径側を先頭にしてシュートの下
端出口からロープコンベアに乗り移ると、その円錐形物
品はその大径側部分が一対のロープ上に乗り上げ、これ
らロープにより加速されてシュート側から引き離され、
この際、その尖端部が逃げ部に落ち込むようにして起立
姿勢となる。
【0009】一方、円錐形物品がその尖端側を先頭とし
てロープコンベアに向かう場合、円錐形物品はその尖端
側から一対のロープ間に落ち込み、その大径側の部分が
ロープ間に挟持されて起立姿勢となる。シュートに偏向
ガイドが備えられていると、シュート上を一緒に滑り落
ちてくる円錐形物品はその一方が偏向ガイドに当接し、
これら円錐形物品はシュートの軸線方向に分離されて、
その単列化が促進される。
【0010】また、偏向ガイドは、シュートに多量の円
錐形物品が投入された場合、これら円錐形物品を一時的
に滞留させ、その下端出口からの円錐形物品の流量を調
整する機能をも有する。更に、シュートが上下方向に振
動していると、シュート上での円錐形物品の引っ掛かり
を解消し、円錐形物品の単列化を更に促進する。
【0011】
【実施例】図2を参照すると、コーン形のアイスクリー
ムの箱詰めシステムが概略的に示されている。この箱詰
めセクションは大きく分けて、整列コンベアセクション
2、振分けコンベアセクション4、中継コンベアセクシ
ョン6及び充填セクション8から構成されている。
【0012】整列コンベアセクション2は、一対の振動
形のシュートフィーダ10を備えており、各シュートフ
ィーダ10の上端はベルトコンベア12にそれぞれ接続
されている。各シュートフィーダ10の下端は第1ロー
プコンベア14にそれぞれ接続されており、これら第1
ロープコンベア14が振分けコンベアセクション4に接
続されている。
【0013】振分けコンベアセクション4は、各第1ロ
ープコンベア14毎に上下に分離した一対の第2ロープ
コンベア16をそれぞれ備えており、各対の第2ロープ
コンベア16と対応する第1ロープコンベア14との間
には振分け装置18がそれぞれ配置されている。従っ
て、上述の説明から明らかなように振分けコンベアセク
ション4は、合計4ラインの第2ロープコンベア16を
有しており、これらは中継コンベアセクション6にそれ
ぞれ接続されている。
【0014】中継コンベアセクション6は、振分けコン
ベアセクション4の各第2ロープコンベア16と対応す
るクライムコンベア、つまり、合計4ラインずつのクラ
イムコンベア22と、各クライムコンベア22から下方
に向けて延び、充填セクション8に接続されるプールコ
ンベア24を有している。充填セクション8は、各プー
ルコンベア24の終端部に設けられたコーン送り込み装
置26と、各コーン送り込み装置26と組をなす合計4
個の充填ヘッド28と、これら充填ヘッド28を操作す
るヘッド駆動装置30とを備えている。図2中、充填ヘ
ッド28は単に矢印で示されている。
【0015】前工程にて得られたコーン形のアイスクリ
ーム(以下、必要がある場合を除き、単にコーンと称す
る)はベルトコンベア12にそれぞれ供給され、これら
ベルトコンベア12により、整列コンベアセクション2
に向けて搬送される。ここで、図2から明らかなように
各ベルトコンベア12上のコーンCは、不規則な向きの
横臥姿勢で搬送されくる。
【0016】これらベルトコンベア12上のコーンC
は、整列コンベアセクション2の対応するシュートフィ
ーダ10にそれぞれ投入され、これらシュートフィーダ
10を介して第1ロープコンベア14に供給される。コ
ーンCがシュートフィーダ10を滑り落ちるとき、コー
ンCはその姿勢が縦向きとなり、そして、この後、シュ
ートフィーダ10の下端から対応する第1ロープコンベ
ア14に順次乗り移ることになる。この際、各コーンC
は図2に示されているように、その尖端を下向きとした
起立姿勢に整列され、従って、コーンCは、この後、第
1ロープコンベア14の走行により、起立姿勢を維持し
つつ1列にして、振分けセクション4に向けて搬送され
る。
【0017】振分けセクション4、即ち、各第1ロープ
コンベア14の終端に達したコーンCは、振分け装置1
8の切換え状態に応じ、上下一対の第2ロープコンベア
16のうち、その一方の第2ロープコンベア16に乗り
移って振り分けられ、この後その起立姿勢を維持しなが
ら第2ロープコンベア16の走行により搬送される。従
って、各第1ロープコンベア14により1列にして搬送
されてきたコーンCの流れは、この後、一対の第2ロー
プコンベア16により2つの流れに分岐されることにな
る。
【0018】第2ロープコンベア16の終端に達したコ
ーンCは、中継コンベアセクション6の対応するクライ
ムコンベア22に乗り移り、これらクライムコンベア2
2により上昇しながら搬送され、各クライムコンベア2
2から対応するプールコンベア24に乗り移る。これら
プールコンベア24は、受け取ったコーンCを降下させ
ながら、充填セクション8に向けてそれぞれ搬送する。
【0019】充填セクション8のコーン送り込み装置2
6は、そのプールコンベア24から5個ずつのコーンC
を対応する充填ヘッド28に纏めて供給し、各充填ヘッ
ド28は5個のコーンCを受取って保持する。この後、
各充填ヘッド28は、ヘッド駆動装置30により旋回さ
れ、図2に示されているように受け取った5個のコーン
Cの姿勢を起立姿勢から水平姿勢に変更させる。ここ
で、隣接する充填ヘッド28は互いに逆向きに旋回さ
れ、この結果、隣接する充填ヘッド28の5個のコーン
Cはその水平姿勢が互いに逆向きとなる。
【0020】この後、各充填ヘッド28は、その下方に
位置付けられている箱Bに向けて降下し、5個のコーン
Cの保持を解除する。従って、各充填ヘッド28からそ
の箱B内に5個のコーンCが纏めて充填される。ここ
で、搬送ラインBL上では、上述した充填ヘッド28の
コーン充填動作に連動して、箱Bの間欠搬送が実施さ
れ、図3に示されるように、1つの箱Bが各充填ヘッド
28の直下に順次位置付けられるようになっている。従
って、1つの箱B内には、各充填ヘッド28から5個ず
つのコーンCが充填されて、積み重ねられ、最終的には
合計20個のコーンCが詰め込まれることになる。ま
た、図3からも明らかなように各段のコーンCはその向
きが揃っているものの、上下に隣接するコーンCの向き
は互いに逆向きとなっている。
【0021】この後、20個のコーンCが詰め込まれた
箱Bは搬送ラインBLを通じて、蓋閉じ装置(図示しな
い)に供給され、この蓋閉じ装置は箱Bの蓋を閉じ、そ
の蓋を粘着テープにてシールするものとなっている。以
上が箱詰めシステム全体の概略的な説明であるが、以下
に、一実施例の円錐形物品の供給装置を構成する前記整
列コンベアセクション2の詳細を図4を参照しながら説
明する。
【0022】図4を参照すると、一方のベルトコンベア
12と組をなすシュートフィーダ10が示されている。
シュートフィーダ10はその上端縁がベルトコンベア1
2の終端に位置付けられ、下方に向けて延びている。な
お、ベルトコンベア12には一対のガイドプレート32
が備えられており、これらガイドプレート32は、ベル
トコンベア12上を搬送されてくるコーンCがベルトコ
ンベア12から脱落するのを防止する。
【0023】シュートフィーダ10は、広角のV字状を
なした底壁34と、この底壁34の両側に沿って延びる
一対の側壁36とからなり、底壁34の幅は下方に向か
って先細状となっている。即ち、底壁34の上端縁は図
5に示されるように、ベルトコンベア12のガイドプレ
ート32間の間隔にほぼ等しい幅を有しているが、その
幅は下方に向かって徐々に減少し(図6参照)、そし
て、その下端縁の幅は、図7に示されるように、コーン
Cの直径よりも僅かに広くなっている。
【0024】シュートフィーダ10の一方の側壁36に
は、そのプレート状をなした一対の偏向ガイド38,4
0が取り付けられており、これら偏向ガイド38,40
はその側壁36の長手方向でみて、その中央領域に上下
に離間して配置されている。偏向ガイド38,40は、
その側壁36からシュートフィーダ10の底壁34の中
央に向かい、互いに平行にしてかつ斜め下方に延び、こ
れらの間隔はコーンCの長さよりも十分に長く設定され
ている。
【0025】シュートフィーダ10即ちその底壁34の
下端部には逃げ部として、下方に向けて拡開したセクタ
溝42が形成されている。このセクタ溝42は断面V字
形をなし、その溝深さは底壁34の下端縁に向けて徐々
に深くなっている。更に、シュートフィーダ10の両側
壁36の下端部は、外側に向けて折り曲げられた三角形
の折曲片36aとして形成され、従って、シュートフィ
ーダ10の下端は大きく開かれた状態にある。
【0026】上述したシュートフィーダ10は、振動フ
レーム44に取り付けられており、この振動フレーム4
4は複数のラバースプリング46を介して一対の傾斜台
50に支持されている。振動フレーム44にはバイブレ
ータ53が取り付けられており、このバイブレータ53
は、振動フレーム44を介してシュートフィーダ10を
図4中矢印Fで示すように上下に振動させる。なお、振
動フレーム44からそのベース48側へ伝達されようと
する振動は、各ラバースプリング46により吸収され、
ベース48に振動が伝達されることはない。
【0027】シュートフィーダ10の下端からは、前述
した第1ロープコンベア14が延びている。第1ロープ
コンベア14は2本の無端状のロープ56からなり、こ
れらロープ56のそれぞれは一対のプーリ58,60間
に垂直方向に掛け回されている。従って、この場合、各
プーリ58,60は縦向き状態にして回転自在に支持さ
れている。
【0028】各ロープ56の一方のプーリ、即ち、シュ
ートフィーダ10側のプーリ58は、図4からも明らか
なようにシュートフィーダ10の下端部の直下に位置付
けられており、しかも、これらプーリ58は図8に示さ
れているように共通のプーリ軸62に取り付けられてい
る。なお、他方の各プーリ60は自身のプーリ軸を介し
て独立して回転自在に支持され、プーリ60間は開いた
状態となっている。
【0029】また、図4からは明確ではないが、プーリ
60はプーリ58に比べて高いレベル位置に位置付けら
れており、従って、第1ロープコンベア54はその終端
側に向かい上昇するようにして傾斜されている。図8に
示されているように、プーリ軸62の一端には歯付きプ
ーリ64が取り付けられており、この歯付きプーリ64
と電動モータ66側、即ち、その出力軸に取り付けられ
た歯付きプーリ68との間には歯付きベルト70が掛け
回されている。従って、電動モータ66が駆動される
と、その駆動力が歯付きプーリ68、歯付きベルト70
及び歯付きプーリ64を介してプーリ軸62に伝達さ
れ、各プーリ58は同一の方向に等速回転される。この
結果、各ロープ56の上側部分、つまり、その往路側部
分は図4中矢印Eで示す方向に等速で走行する。
【0030】ここで、各ロープ58の走行速度をV1、
つまり、シュートフィーダ10の下端でのコーンCの出
口速度をV0とすれば、これら走行速度V1と出口速度V
0とは次式に示す関係にある。 V1 > V0 各ロープ56は、シュートフィーダ10の下端から平行
にして延びており、これらロープ56間の間隔、つま
り、これらの往路側部分の間でコーンCの搬送通路が形
成されている。この搬送通路の間隔はコーンCの大きさ
に応じて設定されており、具体的には、コーンCの重心
Gが図9に示すように、コーンCの最大直径よりも小さ
い直径Dの付近に存在する場合、前記ロープ56、即
ち、搬送通路の間隔もまた直径Dに等しい大きさに設定
されている。
【0031】次に、上述したシュートフィーダ10及び
第1ロープコンベア14の働きに関して説明する。先
ず、ベルトコンベア12上を不規則な横臥姿勢で搬送さ
れてくるコーンCは、その終端からシュートフィーダ1
0に投入される。投入されたコーンCは、自身の形状に
加え、シュートフィーダ10の底壁34が広角のV字状
をなしているので、その底壁34の中央部に、図10に
示すように縦向きの姿勢で集められることになる。つま
り、ベルトコンベア12から横向きにしてコーンCが投
入されても、このコーンCはシュートフィーダ10の底
壁34上を自由に転がりながら、縦向きとなり、そし
て、底壁34の中央に集められる。
【0032】従って、シュートフィーダ10にコーンC
が同時に投入されると、図10に示されているようにコ
ーンC1,C2が側方に重なった状態でシュートフィーダ
10の底壁34上を滑り落ちることになるが、これらコ
ーンC1,C2の重なりは、前述した偏向ガイド38,4
0の作用により解消される。つまり、重なった状態のコ
ーンC1,C2が滑り落ちる際、一方のコーンC1は、先
ず上側の偏向ガイド38に当接し、その滑り落ち速度が
低下すると同時に、その滑り落ちる方向が偏向ガイド3
8により、コーンC2側に振られることになる。従っ
て、コーンC1はコーンC2を側方に押しのけることか
ら、コーンC2は図10中実線の矢印Kで示すように底
壁34の一方の側の傾斜面を一旦上るようにして、滑り
落ちることになり、この結果、図10中破線で示すよう
に、コーンC2はコーンC1に対して先行し、コーンCの
単列化が実現される。
【0033】また、上側の偏向ガイド38は、シュート
フィーダ10へのコーンCの投入量が多い場合、これら
コーンCを一時的に滞留させ、その下端に向けて流れる
コーンCの流量を調整する。上側の偏向ガイド38によ
るコーンCの単列化が不十分であっても、コーンC1,
C2は下側の偏向ガイド40にて再度単列化処理を受け
ることで、コーンC2はコーンC1に比べて更に先行する
ことになり、コーンCがシュートフィーダ10の下端に
達するまでに、コーンCは十分に単列化されることにな
る。
【0034】更に、シュートフィーダ10には、前述し
たように振動が与えられているので、シュートフィーダ
10内にて、複数のコーンCが互いに引っ掛かり合って
も、その引っ掛かりが振動により解消され、その単列化
が円滑に行われることになる。単列化処理されたコーン
Cがシュートフィーダ10の下端に達したとき、コーン
Cの尖端が先頭となっているならば、そのコーンCは、
シュートフィーダ10の下端から第1ロープコンベア1
4各ロープ56間に向けて、その尖端から飛び出し、こ
れらロープ56間に受け止められる。つまり、ロープ5
6間の間隔は、前述したようにコーンCの最大直径より
も小さいから、ロープ56間にその尖端から飛び込むコ
ーンCはロープ56間に確実に挟持される。
【0035】また、ロープ56間の間隔は、前述したよ
うにコーンCの重心Gが存在する直径Dにほぼ等しいの
で、コーンCはその重心G付近にて、ロープ56間に挟
持された吊り下げ状態となる。つまり、ロープ56間の
コーンCは、その自重により揺動し、その尖端を下向き
とした起立姿勢をとり、そして、この起立姿勢を維持し
つつ、各ロープ56の走行に伴い、前記搬送通路を搬送
されることになる。
【0036】なお、図9に示されているように、コーン
Cの搬送に使用される各ロープ56、即ち、その往路側
部分は、その走行がガイド72より案内されるようにな
っており、これより、コーンCはロープ56間に確実に
挟持されて搬送されることになる。一方、コーンCがシ
ュートフィーダ10の下端に達したとき、そのコーンC
の端面が先頭となっているならば、図11に示されてい
るようにコーンCは、シュートフィーダ10から第1ロ
ープコンベア14の各ロープ56上に、その端面側の部
分が乗り上げるようにして飛び出し、各ロープ56の走
行に伴い、引き摺られるようにして搬送される。
【0037】この際、シュートフィーダ10の下端部に
は前述したセクタ溝42が形成されているので、各ロー
プ56の走行とともにコーンCが引き摺られていくと、
コーンCは、自重により、その尖端が前記セクタ溝42
に侵入しながら、図11中、2点鎖線で示すように下方
に向けて回動する。従って、この場合でも、コーンC
は、シュートフィーダ10から飛び出ると直ちに、その
重心G付近にて、ロープ56間に挟持される結果、コー
ンCは、早い段階で、その尖端を下向きとした起立姿勢
をとり、各ロープ56の走行に伴い、前記搬送通路を搬
送されることになる。
【0038】更に、シュートフィーダ10から第1ロー
プコンベア14へのコーンCの受け渡しの際、シュート
フィーダ10の下端からのコーンCの出口速度V0に比
べて、各ロープ56の走行速度V1が速いので、各ロー
プ56上に乗り移ったコーンCは、各ロープ56の走行
により加速され、シュートフィーダ10から素早く離れ
ることができる。従って、シュートフィーダ10から飛
び出すコーンCとシュートフィーダ10側の後続のコー
ンCとがシュートフィーダ10の下端、即ち、その出口
にて互いに干渉し合うこともなく、出口でのコーンCの
詰まりをも確実に防止できる。
【0039】ここで、アイスクリームCは円錐形の容器
内にクリーム生地を充填した後、その容器の開口をシー
ルして製造され、そのシール部は図12に示されている
ようにYシールCYと称されている。このYシールCY
は、その形状がほぼY形をなしているものの一定ではな
い。それ故、前述したようにシュートフィーダ10の両
側壁36の下端に、折曲片36aがそれぞれ形成し、シ
ュートフィーダ10の出口を広く確保しておけば、アイ
スクリームCがシュートフィーダ10の出口から飛び出
すとき、そのYシールCYが側壁36に引っ掛かること
もない。
【0040】なお、第1ロープコンベア14により搬送
される起立姿勢のコーンCは、前述したように充填セク
ション8に向けてその搬送が継続され、そして、充填セ
クション8にて箱詰めされることになる。この発明は上
述した一実施例に制約されるものではなく、種々の変形
が可能でる。例えば、シュートフィーダ10には2個の
偏向ガイド38,40が備えられているが、これら偏向
ガイドは3個以上であってもよいし、シュートフィーダ
10の下端のセクタ溝42は、三角形状の切欠に置き換
えてもよい。また、第1ロープコンベア14はその一対
のロープ56が垂直方向に掛け回されているが、その一
対のロープを水平方向に掛け回した水平ロープコンベア
であってもよい。
【0041】更に、この発明の供給装置は、コーン状の
アイスクリーム、また、そのYシールの有無に拘わりな
く、円錐形をなした各種の物品に適用可能であることは
勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の円錐形
物品の供給装置によれば、シュートとロープコンベアと
を組み合わせただけの簡単な構造で、シュートに不規則
な姿勢で投入される円錐形物品を先ず縦向きとし、シュ
ートからロープコンベアに円錐形物品が乗り移るとき
に、この円錐形物品を下向きの起立姿勢としてロープコ
ンベアの一対のロープ間に受け取り、そして、ロープコ
ンベアにより後段の搬送系に向けて搬送できる。従っ
て、後段の搬送系では、円錐形物品の姿勢が一定である
から、その取り扱いが容易になり、その箱詰めの自動化
に大きく貢献するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アイスクリームの箱詰め状態を示した斜視図で
ある。
【図2】アイスクリームの箱詰め機全体を示した概略図
である。
【図3】搬送ライン上での箱の間欠搬送を示した図であ
る。
【図4】箱詰め機の整列コンベアセクションを示した斜
視図である。
【図5】整列コンベアセクションのシュートフィーダ上
部の横断面図である。
【図6】シュートフィーダの中間部の横断面図である。
【図7】シュートフィーダの下端部の横断面である。
【図8】シュートフィーダの下端から延びる第1ロープ
コンベアの始端を示した平面図である。
【図9】第1ロープコンベアの横断面図である。
【図10】シュートフィーダの作用を説明するための図
である。
【図11】シュートフィーダから第1ロープコンベアに
コーンが乗り移る状態を示した図である。
【図12】アイスクリームの斜視図である。
【図13】アイスクリームの平面図である
【符号の説明】
10 シュートフィーダ 34 底壁 36 側壁 36a 折曲片 38,40 偏向ガイド 42 セクタ溝 44 振動フレーム 53 バイブレータ 54 第1ロープコンベア
フロントページの続き (72)発明者 下村 悦夫 東京都墨田区横川1−17−7 日本たばこ 産業株式会社東京工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に向けて先細となり、投入された円
    錐形物品を縦向きにして順次排出するシュートと、 前記シュートの下端出口から円錐形物品の被供給側に向
    かって延びる一対の無端状ロープを有し、これらロープ
    間に円錐形物品を吊り下げ状態に挟持して搬送するロー
    プコンベアと、 前記シュートからロープコンベアに円錐形物品が乗り移
    るとき、円錐形物品を下向きの起立姿勢に整列させる整
    列手段とを具備したことを特徴とする円錐形物品の供給
    装置。
  2. 【請求項2】 前記整列手段は、シュートの下端の底面
    に設けられ、円錐形物品の尖端部を下方に向けて逃がす
    逃げ部を備え、前記ロープコンベアにシュートの下端出
    口から排出される円錐形物品の出口速度よりも速い搬送
    速度を付与していることを特徴とする請求項1の円錐形
    物品の供給装置。
  3. 【請求項3】 前記シュートは、一方の側壁から底面中
    央に向けかつ下方に傾斜して突出し、滑り下りる円錐形
    物品の流れを側方に向ける偏向ガイドを備えていること
    を特徴とする請求項1の円錐形物品の供給装置。
  4. 【請求項4】 前記シュートを上下に振動させる加振手
    段を備えていることを特徴とする請求項2又は3の円錐
    形物品の供給装置。
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