JPH0761484B2 - 形鋼粗圧延方法およびその装置 - Google Patents

形鋼粗圧延方法およびその装置

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JPH0761484B2
JPH0761484B2 JP63062839A JP6283988A JPH0761484B2 JP H0761484 B2 JPH0761484 B2 JP H0761484B2 JP 63062839 A JP63062839 A JP 63062839A JP 6283988 A JP6283988 A JP 6283988A JP H0761484 B2 JPH0761484 B2 JP H0761484B2
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rolls
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水平孔型ロールを有するブレークダウン圧延
機(粗圧延機)を用いた形鋼、特に大形H形鋼の粗圧延
方法および粗圧延装置に関する。さらに詳しくは、竪ロ
ールの設置によりエッジング圧延回数およびエッジング
圧延前後のターン操作を減少させることができる形鋼粗
圧延方法および形鋼粗圧延装置に関する。
(従来の技術) まず従来のH形鋼の粗圧延について第2図、第3図を参
照しながら説明する。
第2図は、従来のブレークダウン圧延機の孔型ロール断
面を示す。上下の水平孔型ロール1a、1bは、H形鋼を造
形する孔型I、II、IV、V、およびボックス形の孔型II
Iを有する。第3図(a)は孔型I、II、IV、Vによる
造形圧延時の圧延材2の断面の位置、および造形圧延時
にロール1a、1bのギャップによって生じる噛み出し部A
を示す。一方第3図(b)は孔型IIIによるエッジング
圧延時の圧延材の位置を示す。このようにH形鋼の粗圧
延では造形圧延で生じた噛み出し部をその都度エッジン
グ圧延で圧下し、多数の圧延パスを反覆しながらビーム
ブランクないしスラブを徐々に所定の断面形状まで圧延
した行く(第2図に矢印でパスの一部を示す)。
従って従来のH形鋼の粗圧延においては、エッジング圧
延のパス回数の全体に占める割合が大きく、圧延法によ
っては60%に及ぶ事がある。しかも造形圧延後にエッジ
ング圧延を行う際には、第3図(a)の位置にある圧延
材を同図(b)の位置に90゜回転させる必要がある。逆
にエッジング圧延後に造形圧延を行う場合には圧延材を
第3図(b)の位置から同図(a)の位置に戻す必要が
ある。従ってエッジング圧延により単にパス回数が増え
るだけではなく、その前後の圧延材のターン(回転)に
時間がかかり著しく能率が悪い。
そこで本出願人は既に特開昭53−56145号公報におい
て、孔型水平ロールの直前または直後に竪ロールを配設
したユニバーサル式ブレークダウン圧延方法および圧延
装置を提案した。この公報の提案は、水平ロールによる
造形圧延と同時に竪ロールによりエッジング圧延を行
い、エッジングパスを省略することを目的としている。
(発明が解決しようとする課題) 多数のエッジングパスを必要とする従来の形鋼圧延法の
能率が非常に悪い事は既に説明した。即ち多数のエッジ
ングパスを必要とするばかりではなく、さらにその前後
の圧延材のターンに時間がかかり著しく能率が悪い。
一方、特開昭53−56145号では粗圧延機の前後面のサイ
ドガイドを無くして竪ロールハウジングを増設し、この
ハウジングそのものを移動させる構成を採用している。
このため、既存設備への適用には大幅な改造を必要と
し、費用がかさむ。
従って本発明の目的は、既存設備にも容易に適用できる
簡易な構成でエッジングパスの一部を省略し能率を大幅
に向上することができる形鋼の粗圧延方法および粗圧延
装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は上述の目的を達成するため、実験・研究を重
ね、形鋼粗圧延におけるエッジング圧延は軽圧下でも十
分に効果がある点に着目した。例えばビームブランクを
素材とするH形鋼粗圧延におけるエッジング圧延の圧延
荷重は50トン〜150トン程度であって、通常の造形圧延
の荷重(1000トン〜1500トン)に比べて低荷重である。
従ってこの場合、エッジング圧延のための竪ロールの耐
荷重は、200トン以下の設計で十分である。この程度の
荷重であれば既存のブレークダウンミル前後面のマニプ
レータに竪ロールを設けても十分に耐えられる。
本発明者は以上の着想に基づきさらに研究を重ね、本発
明を完成した。こうして本発明の方法の要旨とするとこ
ろはブレークダウン圧延機前後面の各マニプレータにフ
ラットな非駆動竪ロールを設け、水平孔型ロールにより
造形圧延時に圧延材に生じた孔型噛み出し部を前記竪ロ
ールにより圧延することを特徴とする形鋼粗圧延方法で
ある。
また本発明の装置の要旨とするところは粗圧延用孔型を
有する1対の駆動水平ロールを備えるブレークダウン圧
延機と、該ブレークダウン圧延機前後面において圧延材
を横方向に移動・転回するための1対2組のマニプレー
タとを備える形鋼の粗圧延装置において、 前記の各マニプレータの圧延機側にガイド面より突出し
た1対のフラットな非駆動竪ロールを設けたことを特徴
とする形鋼粗圧延装置である。
(作用) 本発明の作用について添付図面を参照しながら説明す
る。
第1図に示すように、本発明に係る竪ロール3a、3bは、
水平孔型ロール1a、1bによる造形圧延の結果圧延材2に
生じた噛み出し部Aを圧下する。竪ロール3a、3bによる
エッジング圧延は、第4図に符号lで示した範囲のみを
圧下するものであって、圧延荷重は約50〜150トンであ
る。従ってマニプレータに設置された竪ロールで十分に
耐えられる。竪ロールは非駆動であるので、エッジング
圧延は、駆動水平ロールによる押し込み圧延である。
第5図に示すように竪ロール3a、3bはブレークダウン圧
延機4のできるだけ近くに設置する方が良い。竪ロール
を非駆動とするため圧延材がブレークダウン圧延機で押
し込まれている間のみ圧下可能であるからである。それ
でも圧延材の先後端近くは1パスではエッジング圧延で
きない部分が生じるが、圧延機4前後面のマニプレータ
に竪ロールを設ける事により、可逆転圧延時にはどちら
かの竪ロールにより圧下できる(第5図では圧延機4の
一方の側のマニプレータ5a、5bのみ図示する)。
竪ロール3a、3bの圧下力Pは、マニプレータ5a、5b開閉
駆動力を利用するものであり、駆動モーター出力を抑制
する事により調整する。
なお、以上に述べたように本発明にかかる竪ロールの圧
延荷重は50トン〜150トン程度であるから本発明はビー
ムブランクを素材とする形鋼の素圧延に適している。
(実施例) 次に、第6図に示す水平孔型ロール1a、1bを有するブレ
ークダウン圧延機を用いた製品寸法H600×300のH形鋼
の粗圧延について従来の場合と本発明にかかる場合のパ
ススケジュールを比較する。
次の表は従来のH形鋼粗圧延におけるパススケジュール
の1例である。
本発明にかかる粗圧延においては、上のパススケジュー
ル表の内、*印を付した孔型IIによる軽圧下エッジング
パスを省略し、これに代えて竪ロール3a、3b(第5図)
によるエッジング圧延をそれぞれの前パスと同時に行う
ことができる。従って従来の全19パスのうち6パスを省
略し、13パスで粗圧延を完了する。さらに*印を付した
ターン工程は不要となる。この結果従来244秒要した圧
延時間を150秒に短縮できる。これは38.5%の圧延時間
短縮である。
なお本発明は一般形鋼圧延においても圧延荷重が200ト
ン以下のエッジング圧延に全て適用可能であり、H形鋼
のみならず一般形鋼の素圧延に適している。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されているので次のような効
果を有する。
従来のブレークダウン圧延のエッジングパスおよびタ
ーン操作が省略できる。よって圧延時間を25%〜45%短
縮し、大幅に能率を向上できる。
既存の圧延機に簡易な竪ロールを増設するだけで良
く、設備費が安い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の竪ロールと水平孔型ロールを模式的
に示す斜視図; 第2図は、従来のブレークダウン圧延機の水平孔型ロー
ルの孔型部断面図; 第3図は、圧延材の断面図であって、(a)は造形圧延
時の位置を、(b)はエッジング圧延時の位置を示す
図; 第4図は、本発明の竪ロールによる圧延域を示す圧延材
の部分断面図; 第5図は、本発明の竪ロールの設置位置を示すマニプレ
ータの平面図;および 第6図は、本発明と従来の圧延パススケジュールを比較
する際に用いたブレークダウン圧延機の水平孔型ロール
の孔型部断面図である。 1a、1b:水平孔型ロール 2:圧延材 3a、3b:竪ロール 4:ブレークダウン圧延機 5a、5b:マニプレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレークダウン圧延機前後面の各マニプレ
    ータにフラットな非駆動竪ロールを設け、水平孔型ロー
    ルによる造形圧延時に圧延材に生じた孔型噛み出し部を
    前記竪ロールにより圧延することを特徴とする形鋼粗圧
    延方法。
  2. 【請求項2】粗圧延用孔型を有する1対の駆動水平ロー
    ルを備えるブレークダウン圧延機と、該ブレークダウン
    圧延機前後面において圧延材を横方向に移動・転回する
    ための1対2組のマニプレータとを備える形鋼の粗圧延
    装置において、 前記の各マニプレータの圧延機側にガイド面より突出し
    た1対のフラットな非駆動竪ロールを設けたことを特徴
    とする形鋼粗圧延装置。
JP63062839A 1988-03-16 1988-03-16 形鋼粗圧延方法およびその装置 Expired - Fee Related JPH0761484B2 (ja)

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