JPH0761233B2 - 膨化スナック菓子用のスナック種 - Google Patents

膨化スナック菓子用のスナック種

Info

Publication number
JPH0761233B2
JPH0761233B2 JP1335962A JP33596289A JPH0761233B2 JP H0761233 B2 JPH0761233 B2 JP H0761233B2 JP 1335962 A JP1335962 A JP 1335962A JP 33596289 A JP33596289 A JP 33596289A JP H0761233 B2 JPH0761233 B2 JP H0761233B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snack
starch
processed product
species
dough
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1335962A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03195450A (ja
Inventor
勤 丹羽
政美 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PASCO SHIKISHIMA CORPORATION
Original Assignee
PASCO SHIKISHIMA CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PASCO SHIKISHIMA CORPORATION filed Critical PASCO SHIKISHIMA CORPORATION
Priority to JP1335962A priority Critical patent/JPH0761233B2/ja
Publication of JPH03195450A publication Critical patent/JPH03195450A/ja
Publication of JPH0761233B2 publication Critical patent/JPH0761233B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は膨化スナック菓子用のスナック種に関し、詳し
くは電子レンジ等のマイクロウェーブ処理により膨化
(膨張)させ得るスナック種に係わるものである。
[従来の技術] 従来のスナック種は米粉あるいは小麦粉を主体とし、生
地水分が13%程度にされた所定形状にされている。この
従来のスナック種は、通常は油揚げや砂煎(以下、油揚
げ等という。)により大きく膨らませて膨化したスナッ
ク菓子とされる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のスナック種は電子レンジ等のマイ
クロウェーブの照射処理に対しては、油揚げ等の場合に
比べ、膨張率が小さく、充分に膨化しない問題があっ
た。これはスナック種が膨らむ前に、マスクロウェーブ
の刺激によって、スナック種の含有水分が逃げてしまう
ことによる。このため、電子レンジなどのマイクロウェ
ーブを使用して従来のスナック種を膨らませた場合に
は、油揚げ等に比べて膨張率が小さくなり、歯切れの悪
いスナック菓子となった。従って従来のスナック種を充
分に膨らませておいしく食べるためには電子レンジは不
向きとされ、油揚げ等によらねばならなかった。しかし
油揚げ等の方法を一般の家庭で行った場合は、電子レン
ジを使用する場合と比べて大変煩瑣な問題がある。
そこで本発明の課題は、電子レンジ等のマイクロウェー
ブの照射処理によって充分な膨化をさせ得て、歯切れ良
好なスナック菓子となし得るスナック種を提供すること
にある。
また、本発明の他の課題は、家庭用の電子レンジによっ
て膨化充分なスナック菓子となし得て、かつ一般家庭に
おいて膨化処理し易い、スナック種を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、本発明は蒸▲きょう▼さ
れ、練られ、かつ含有水分を12〜14%にされたでんぷん
生地の所定形状の加工品が、可食性のガム質層でコーテ
ィングされ、マイクロウェーブの照射処理によって膨化
したスナック菓子とされるスナック種であって、前記で
んぷん生地の加工品が穀物でんぷん及び/又は根茎でん
ぷん(低蛋白でんぷん)よりなるスナック種とされる。
前記加工品の形状は円板形、角板形、直方体、球形など
所望の形状とされる。ガム質層は、たとえば、ジュラン
ガム、寒天などの食用可能な耐熱性のガムが用いられ
る。
マイクロウェーブは一般に300〜3000MHzの極超短波を指
すが、本発明の照射処理には効率の良い2400〜3000MHz
の領域で用いることが好ましい。なお、通常の電子レン
ジのマグネトロンは2400〜2500MHzを発生するようにさ
れていて効率の良いものである。照射処理はスナック種
の形状、大きさなどにより相違するが、通常の家庭用の
電子レンジでは1〜2分あるいは数分程度とされる。
前記加工品とするためのでんぷん生地の原料は、穀物で
んぷんを主体、あるいは根茎でんぷんを主体としたも
の、あるいは穀物てんぷんと根茎でんぷんとを併用(混
用)したものとすることができる。根茎でんぷんを主体
としたものは穀物でんぷんを主体としたものより膨張性
がよい。穀物でんぷんと根茎でんぷんとの併用のものは
根茎でんぷんが多い程、膨張性が大きい。これはでんぷ
んの膨潤度毎の相違による。
前記穀物でんぷんとしては米粉(蛋白含量約6.5〜7.0
%)、小麦粉(望ましくは薄力粉、蛋白含量約8.0〜8.8
%)、コーンスターチ粉末などである。前記根茎でんぷ
んはポテトでんぷん、タピオカでんぷん、サツマイモで
んぷんなどが用いられる。
加工品を被うガム質層の形成はガム質の溶液を加工品に
浸漬する手段、塗布する手段などにて容易になし得る。
ガム質層は加工品の全面をコーティングすることが望ま
しい。ガム質層の層厚はガム質の種類、あるいは加工品
の大きさなどにより異なる。望ましくは予め試験してそ
の量を定めることが好ましい。
[作用] スナック種のガム質層はマイクロウェーブの照射の際、
加工品の水分の蒸発による逃げを防ぐ。すなわち、スナ
ック種の膨化に必要な水分が加工品に残留する。
加工品が根茎でんぷんを主体あるいは一部含有する場合
は、穀物でんぷん単独よりなる場合に比べ、スナック種
の水分保有能力が高められる。根茎でんぷん及び穀物で
んぷんを主体とした加工品は根茎でんぷんにより穀物粉
に含まれる蛋白結合力が弱められ、穀物でんぷん単独の
ものより大きな膨張率のスナック種となる。
[実施例] 次に本発明の実施例を説明する。
実施例1 コーンスターチ粉末を原料としたスナック種について、
表面をガム質でコーティングした本例1のスナック種
と、コーティングしない対照1のスナック種(従来品に
相当するもの)とを製造した。本例1のスナック種は、
次の工程にて処理した。コーンスターチ粉末1000重量部
に水を725重量部加えて混合し混合生地となし、これを
適当に分割して蒸し器に入れ約45分間蒸▲きょう▼し
た。次いで蒸▲きょう▼後の生地を餅搗機で2分間搗い
た後、練り、練った生地を冷やして固め、カッターで切
り、たてよこ1.5cmで厚さ2mmの平板状とした後、水分12
〜14%に乾燥した生地の加工品とした。次いでこの加工
品は第1表に示す成分組成よりなるガム溶液にくぐらせ
て加工品の外面全体にガム溶液を付着させた。
しかる後、数時間乾燥しガム溶液を乾かして本例1のス
ナック種を形成した。すなわち、本例1のスナック種は
コーンスターチ粉末よりなり、蒸▲きょう▼され、練ら
れ、含有水分12〜14%にされた平板状のでんぷん生地の
加工品の全面がガム質層でコーティングされて形成され
ている。
一方、前記対照1のスナック種の製法は、本例1の前記
した製造工程におけるガム溶液の処理を省略した工程よ
り得られる。このため対照1のスナック種はコーンスタ
ーチ粉末よりなり、蒸▲きょう▼され、練られ、含有水
分12〜14%にされた平板状のでんぷん生地よりなりガム
質層を有しないものであり、本例1の加工品に相当す
る。本例1のスナック種及び対照1のスナック種は各々
複数個形成した。
次いで、本例1及び対照1の各スナック種を190℃の食
用油で20〜30秒揚げた場合、及び2450MHzが照射される
電子レンジで90〜120秒処理した場合におけるスナック
種の膨張率を測定した。膨張率は第2表に示す通りであ
る。なお、膨張率の測定は、けしの種を用いて通常のパ
ンの膨張率測定法に準じて行った。膨張率の数値は油揚
処理前あるいは電子レンジ処理前のスナック種の体積を
100とした場合の比率として表した。
第2表に示すように、対照1を油揚処理した場合は526
という大きな膨張率となったが、電子レンジ処理した場
合には282という小さい膨張率しか得られなかった。し
かし本例1のスナック種は油揚処理において膨張率886
であり、電子レンジ処理によって523という大きい膨張
率が得られた。この電子レンジ処理の膨張率は対照1を
油揚処理した場合の膨張率526と同等である。すなわ
ち、本例のスナック種においては、電子レンジ処理によ
っても対照1の油揚処理と同等に膨張させることがで
き、歯切れ良好な膨化スナック菓子となし得た。
実施例2 でんぷん原料として小麦粉30%とポテトスターチ粉末70
%を混用したスナック種について、表面をガム質でコー
ティングした本例2のスナック種と、コーティングしな
い対照2のスナック種とを製造し、実施例1と同様に処
理して比較した。
本例2のスナック種は次の工程にて製造した。小麦粉
(蛋白含量13%)300重量部と、ポテトスターチ粉700重
量部及び水525重量部とを混合し混合生地となし、これ
を適当に分割して蒸し器に入れ約45分間蒸▲きょう▼し
た。次いで蒸▲きょう▼後の生地を餅搗機で2分間搗い
た後、練り、練った生地を冷やして固め、カッターで切
り、たてよこ1.5cm厚さ2mmの平板状のものとした後、水
分12〜14%に乾燥した生地の加工品とした。次いでこの
加工品は前記第1表に示した成分組成のガム溶液にくぐ
らせて加工品の外面全体にガム溶液を付着させた。しか
る後、数時間乾燥しガム溶液を乾かして本例2のスナッ
ク種を形成した。すなわち、本例2のスナック種は小麦
粉30%とポテトスターチ粉末70%よりなり、蒸▲きょう
▼され、練られ、含有水分12〜14%にされた平板状ので
んぷん生地の加工品の全面がガム質層でコーティングさ
れて形成されている。
一方、前記対照2のスナック種の製法は、本例1の前記
した製造工程におけるガム溶液の処理を省略した工程よ
り得られる。このため対照2のスナック種は小麦粉30%
とポテトスターチ粉末70%とよりなり、蒸▲きょう▼さ
れ、練られ、含有水分12〜14%にされた平板状のでんぷ
ん生地よりなりガム質層を有しないものであり、本例2
の加工品に相当する。本例2のスナック種及び対照2の
スナック種は各々複数個形成した。
次いで、本例2及び対照2の各スナック種を190℃の食
用油で20〜30秒揚げた場合、及び2450MHzが照射される
電子レンジで90〜120秒処理した場合におけるスナック
種の膨張率を測定した。膨張率は第3表に示す通りであ
る。
第3表に示すように、対照2を電子レンジ処理すると44
6という膨張率しか得ることができない。しかし本例2
のスナック種を電子レンジ処理した場合は膨張率が622
となり、対照2より優れた膨張率のものとなった。
本第2実施例にて明らかなように、スナック種の原料と
して穀物でんぷん及び根茎でんぷんを混用した場合は、
根茎でんぷんがスナック種の水分保有能力を高め、か
つ、穀物粉に含まれる蛋白の結合力を弱めるので、対照
2も本例2もともに油揚処理の場合より電子レンジ処理
の方が膨張率が優れたものとなった。又、表面をガム質
層でコーティングした本例2に係わるスナック種は、コ
ーティングしない対照2と同等以上の膨張率を電子レン
ジ処理により得ることができた。また、このことは電子
レンジに代えて前記領域のマイクロウェーブにて処理し
た場合も同様の結果となった。
なお、上記した実施例1のスナック種及び実施例2のス
ナック種は、耐湿性の容器中に保存すれば、長期にわた
り品質を維持することができて都合がよい。
本実施例1,2のスナック種は電子レンジを用いて手軽に
膨化したスナック菓子とすることがてきるので便利であ
る。実施例1、及び実施例2のスナック種は原料あるい
はガム質層に呈味成分、着香料、着色料などを配合すれ
ば良好な製品とすることができる。
また、本発明の試験によれば、スナック種は穀物でんぷ
んのみを主体、あるいは根茎でんぷんのみを主体とした
場合、及び根茎でんぷんと穀物でんぷんの両者を混用し
た場合において、これらの加工品の表面をガム質層でコ
ーティングしたスナック種は、電子レンジ等マイクロウ
ェーブ処理によって膨化良好なスナック種とすることが
できた。
なお、前記実施例1及び2は当業者の知識に基づき種々
の変更を加えた態様で実施しうる。
[発明の効果] 本発明に係わるスナック種は含有水分12〜14%のでんぷ
ん生地の加工品をガム質層にてコーティングしてなるの
で、内部水分の逃げを防止することができる。したがっ
て、電子レンジ等のマイクロウェーブの照射処理によっ
て充分に膨化させることができ、歯切れ良好な膨化スナ
ック菓子となし得る。
そして、本発明のスナック種において加工品を根茎でん
ぷん主体、あるいは穀物でんぷんと根茎でんぷんの併用
とした場合は穀物でんぷん単独の加工品の場合より、ス
ナック種を大きく膨化させることができる。
また、本発明のスナック種は一般家庭用の通常の電子レ
ンジの処理にて充分に膨化させて膨化スナック菓子とす
ることができるので、従来のスナック種のように油揚げ
等にて膨化させる場合に比べ、一般家庭での膨化処理が
し易くて都合がよい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸▲きょう▼され、練られ、かつ含有水分
    を12〜14%にされたでんぷん生地の所定形状の加工品
    が、可食性のガム質層でコーティングされ、マイクロウ
    ェーブの照射処理によって膨化したスナック菓子とされ
    るスナック種であって、前記でんぷん生地の加工品が穀
    物でんぷん及び/又は根茎でんぷんよりなることを特徴
    とした膨化スナック菓子用のスナック種。
JP1335962A 1989-12-25 1989-12-25 膨化スナック菓子用のスナック種 Expired - Fee Related JPH0761233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1335962A JPH0761233B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 膨化スナック菓子用のスナック種

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1335962A JPH0761233B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 膨化スナック菓子用のスナック種

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03195450A JPH03195450A (ja) 1991-08-27
JPH0761233B2 true JPH0761233B2 (ja) 1995-07-05

Family

ID=18294273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1335962A Expired - Fee Related JPH0761233B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 膨化スナック菓子用のスナック種

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0761233B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6083552A (en) * 1999-02-23 2000-07-04 Smtm Group Microwaveable popcorn product and method
JP2009544334A (ja) * 2006-08-02 2009-12-17 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 低脂肪スナック組成物
US8697159B2 (en) 2010-01-25 2014-04-15 General Mills, Inc. Coated food product and method of preparation

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03195450A (ja) 1991-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5137745A (en) Process for preparing shaped grain products
US4233327A (en) Process for producing instant-cooking rice
US5182127A (en) Microwave tempering of cooked cereal pellets or pieces
KR100815027B1 (ko) 생감자 원료로부터 박편화 가능한 감자 가루 반죽 제조 방법
US5505978A (en) Baked corn-based product and process
US6541059B2 (en) Process of making instant pasta with improved cooking quality
US5955130A (en) Process for preparing dehydrated vegetables
JPH06319476A (ja) パン粉およびその製造法
JP2005521416A (ja) 米をベースとしたスナックチップ、およびその作成方法
US1890697A (en) Process of manufacturing puffed cereal food
CN101969788A (zh) 制作烘焙基础快餐产品的方法以及由该方法生产的基础快餐产品
US20020132033A1 (en) Enhancing puffable food products and for production thereof
KR100443132B1 (ko) 저지방 칩의 제조방법
JPH0761233B2 (ja) 膨化スナック菓子用のスナック種
US5536520A (en) Substantially oil free fried flavor food product and method of making
US20050129818A1 (en) Process for producing rice sheet
JP3020828B2 (ja) スナック食品用生地の製造法
KR20070080002A (ko) 뻥튀기의 제조방법
JPH09121801A (ja) 含水ビーフンの製造方法
JPH0418815B2 (ja)
WO1999034691A1 (en) Coated snack products and method for preparing such coated snack products
JPH10191911A (ja) 焼き餅風焼成食品
KR102638943B1 (ko) 김부각 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된 김부각
Maga Cereal-based snack foods
JPH03290153A (ja) 膨化玄米粒を用いた焼菓子

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees