JP3020828B2 - スナック食品用生地の製造法 - Google Patents

スナック食品用生地の製造法

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JP3020828B2
JP3020828B2 JP7077046A JP7704695A JP3020828B2 JP 3020828 B2 JP3020828 B2 JP 3020828B2 JP 7077046 A JP7077046 A JP 7077046A JP 7704695 A JP7704695 A JP 7704695A JP 3020828 B2 JP3020828 B2 JP 3020828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はそれほど厳密に水分調整
をせずとも膨化性の良いスナック食品用生地の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、スナック食品の製造
方法の1つとしては、穀粉類(穀粉、各種澱粉の1種ま
たは2種以上の配合物をいう。以下同じ)に加水し、蒸
練機およびクッキングエクストルーダーで加熱α化した
生地(本発明においてかかるα化処理の終えたものを単
に生地と称する)を成形し、乾燥をして、10〜20%
の含水分生地を作成し、これを焼成あるいはフライをす
る方法がある。上記工程のうち製品は厚みが1mm程度
の薄板状のものか又は中空状のものに限れば乾燥工程を
省略することもできるが、それ以外のものについては乾
燥条件が厳密であり、適当な乾燥状態のものに調整する
ことはなかなか容易ではない。
【0003】即ち、従来のスナックは製造工程におけ
る原料の微妙な水分調製が必要で、特に膨化前の生地の
乾燥は不可欠であり熟練を要する、乾燥工程が微妙だ
からといってこれを省略した場合は膨化不良・不均一で
火膨れ(中空状に膨れたものをいう。以下同じ)を生じ
やすく、サクサクした歯切れの良い食感に欠けるという
欠点があった。そのために穀粉と穀粒を一定割合で配合
したり、また穀粒の粒度を特定し、その上で製品厚みが
1mm程度の薄板状にする等数多くの制約条件があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意工夫して
焼成前生地において1mm以上の厚みのある生地でも乾
燥工程を必要とせずに火膨れのない膨化良好なスナック
食品を得ることに成功した。以下本発明を詳述する。
【0005】穀粉とは、米粉、小麦粉、コーン粉等の一
般食用穀物粉若しくはこれらの2種類以上の混合物を指
し、澱粉とは小麦粉澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉等
の一般食用澱粉若しくはこれらの2種類以上の混合物を
いう。
【0006】本発明に使用する油脂とは、植物性、動物
性の如何を問わず、油脂及び油脂含有食品であって、シ
ョートニング、バター、マーガリン、アーモンドペース
ト、ピーナッツペースト、サラダ油、綿実油等が挙げら
れる。乾燥卵白とは、単に卵白を乾燥させたもののみな
らず、その主成分たるアルブミンの乾燥物をも指称する
こととする。
【0007】穀粉類に水を加え、混合後充分に加熱しα
化する。α化は蒸練機、蒸煮機等の常法によって行う。
必要ならば油脂を穀粉類に対して5〜50%の割合、好
ましくは10〜30%の割合で添加すると良いし、かか
る油脂の添加時期としてα化の終了後に行えば、油脂の
酸化が促進されず且つ澱粉のα化が油脂によって阻害さ
れない為好ましい。
【0008】この後、充分に攪拌、混合し、冷却する。
冷却の方法は冷水中に生地を浸漬する方法、混合機のジ
ャケットに冷水その他冷媒を通す方法、自然放冷等があ
るが、特に方法は問わず、いずれでも良い。
【0009】このようにしてえられた生地の品温が60
℃以下となった後卵白若しくは粉末の状態の乾燥卵白を
穀粉に対し固形分として1.5〜15%、好ましくは5
〜10%の範囲で添加し、さらに攪拌、混合する。
【0010】水は味、及び加工適正の点より、1〜5%
程度の食塩水としても良い。混合は卵白添加前,卵白添
加後ともに均一に攪拌されていればその方法、時間等は
問わない。
【0011】上記処理の終わった生地は常法によって、
適宜成形、加工する。スナック食品の種類によっては成
形工程中または成形工程後にチーズ、キャンディ等を振
りかけたり、アルカリ、卵黄等を塗布する等加工を施し
ても良い。成形、加工の終えた生地は直ちにビスケット
オーブン等、常法にて焼成する。
【0012】
【作用】このようにして一定割合の卵白若しくは卵白及
び油脂を含有させた場合は、生地の乾燥工程を省略して
も、また成形した生地の厚みが5mmを超えるような比
較的厚い生地でも得られる製品は火膨れによる異常膨化
が極めて少なく均一に膨化しているためサクサクとした
歯切れ、口当たりの良い焼菓子を製造することができ
る。
【0013】油脂の配合量が5%未満であると、油脂を
添加したことによる効果が確認出来ず、また50%を越
えると餅生地の中で油脂の分離が生じて、生地の伸展
性、成形性が悪化する。前述の効果を充分享受する為に
は10〜30%の範囲が好ましい。
【0014】卵白の配合量が固形分として1.5%未満
であると本発明の効果を享受できず、また15%を越え
ると確かに火脹れが無く、サクサクとした食感は得られ
るが、反面、歯ごたえに欠ける食感となり、卵白特有の
臭いが強くなる為、商品としての価値が無くなる。本願
の効果が強く現われるのは穀粉に対する卵白の添加量が
固形分として5〜10%の範囲である。
【0015】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0016】(実施例1)表1に示してある原料を混合
し、均一にしたものを蒸練機をもちいて蒸気圧0.2乃
至0.4kg/cmの圧力にて10分間加熱処理しモ
チ状の生地を得た。更に当該モチ状生地にショートニン
グ40部を添加し10分間混合し、生地品温60℃以下
となったところで乾燥卵白7部を添加しさらに5分間混
合した。このようにして得られた生地をスクリュー押し
出し成形機にて直径6〜8mm、長さ50〜150mm
の円柱状に成形し、直ちにもしくはチーズ109部を振
りかけた後、ビスケットオーブンを用いて200℃にて
焼成した。焼成した製品は直径10〜13mm,長さ5
0〜150mmに均一に膨化し、しかもサクサクとした
歯切れと歯ごたえのあるスナック食品であった。
【0017】
【表1】
【0018】(実施例2)表2に示してある原料の内、
食塩と上白糖を予め水で溶解しておいた後、その全てを
混合し、均一になった原料を蒸練機をもちいて蒸気圧
0.2乃至0.4kg/cmの圧力にて10分間加熱
処理しモチ状の生地を得た。更に当該モチ状生地を放冷
の為、10分間混合し、生地品温60℃以下となったと
ころで乾燥卵白9部を添加しさらに5分間混合した。こ
のようにして得られた生地をスクリュー押し出し成形機
にて直径6〜8mm、長さ50〜150mmの円柱状に
成形し、直ちにもしくはチーズ109部を振りかけた
後、ビスケットオーブンを用いて200℃にて焼成し
た。焼成した製品は均一に膨化した、しかもサクサクと
した歯切れと歯ごたえのあるスナック食品であった。
【0019】
【表2】
【0020】
【効果】本発明の製造方法によれば、火膨れの無く厚み
のあるスナック食品を乾燥工程を必要とせずに得ること
ができる。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生地を60℃以下に冷却後、卵白若しく
    は乾燥卵白を加えることを特徴とするスナック食品用生
    地の製造法。
  2. 【請求項2】 穀粉類に対し、卵白若しくは乾燥卵白を
    固形分として1.5〜15重量%含むことを特徴とする
    請求項1に記載のスナック食品用生地の製造法。
  3. 【請求項3】 生地を60℃以下に冷却後、卵白若しく
    は乾燥卵白並びに油脂を加えることを特徴とするスナッ
    ク食品用生地の製造法。
  4. 【請求項4】 穀粉類に対し、卵白若しくは乾燥卵白を
    固形分として1.5〜15重量%並びに油脂を5〜50
    重量%含むことを特徴とする請求項3に記載のスナック
    食品用生地の製造法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の製造法
    により得られるスナック食品用生地を焼成することを含
    むスナック食品の製造法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の製造法によって得られ
    るスナック食品。
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JP3934667B1 (ja) * 2006-06-26 2007-06-20 武文 米屋 米粉を含んだ菓子及びその製造方法
JP5832762B2 (ja) * 2011-03-03 2015-12-16 株式会社明治 焼き菓子の製造方法
JP2015228821A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 不二製油グループ本社株式会社 米菓の生地の乾燥促進方法

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