JPH07603B2 - イソキノリンスルホンアミド誘導体 - Google Patents
イソキノリンスルホンアミド誘導体Info
- Publication number
- JPH07603B2 JPH07603B2 JP4311887A JP4311887A JPH07603B2 JP H07603 B2 JPH07603 B2 JP H07603B2 JP 4311887 A JP4311887 A JP 4311887A JP 4311887 A JP4311887 A JP 4311887A JP H07603 B2 JPH07603 B2 JP H07603B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- hydroxyisoquinoline
- formula
- sulfonamide derivative
- crystals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は循環器系疾患の治療剤として有用な新規なイソ
キノリンスルホンアミド誘導体、及びその薬理学的に許
容しうる酸付加塩に関するものである。
キノリンスルホンアミド誘導体、及びその薬理学的に許
容しうる酸付加塩に関するものである。
従来の技術 イソキノリンスルホンアミド誘導体は、特開昭57-15646
3号,特開昭57-200366号,特開昭58-121278号,特開昭5
8-121279号及び特開昭60-81168号公報等に記載されてい
る。
3号,特開昭57-200366号,特開昭58-121278号,特開昭5
8-121279号及び特開昭60-81168号公報等に記載されてい
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記公報の化合物群は循環器系に対する
作用、その作用の臓器選択性及び安全性の点で改良の余
地がある。
作用、その作用の臓器選択性及び安全性の点で改良の余
地がある。
問題点を解決する為の手段 そこで本発明者らは血管拡張剤,血圧降下剤,脳循環改
善剤,狭心症治療剤,脳心血管系の血栓症の予防及び治
療剤として有用な化合物を鋭意研究した結果,優れた作
用を有するイソキノリンスルホンアミド誘導体の合成に
成功し、本発明を完成した。
善剤,狭心症治療剤,脳心血管系の血栓症の予防及び治
療剤として有用な化合物を鋭意研究した結果,優れた作
用を有するイソキノリンスルホンアミド誘導体の合成に
成功し、本発明を完成した。
即ち、本発明は一般式(I) (式中、Rはアミノ低級アルキルアミノ基、モノ−ある
いはジ−(低級アルキル)アミノ低級アルキルアミノ基
又はホモピペラジニル基を表わす。) で示されるイソキノリンスルホンアミド誘導体、及びそ
の薬理学的に許容しうる酸付加塩に関するものである。
いはジ−(低級アルキル)アミノ低級アルキルアミノ基
又はホモピペラジニル基を表わす。) で示されるイソキノリンスルホンアミド誘導体、及びそ
の薬理学的に許容しうる酸付加塩に関するものである。
本発明の一般式(I)中、Rで示されるアミノ低級アル
キルアミノ基としては、たとえば、2−アミノエチルア
ミノ,3−アミノプロピルアミノ基等が、又、モノ−ある
いはジ−(低級アルキル)アミノ低級アルキルアミノ基
としては、たとえば、2−(メチルアミノ)エチルアミ
ノ,2−(エチルアミノ)エチルアミノ,3−(メチルアミ
ノ)プロピルアミノ,3−(エチルアミノ)プロピルアミ
ノ,2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ,3−(ジメチル
アミノ)プロピルアミノ基等が挙げられる。
キルアミノ基としては、たとえば、2−アミノエチルア
ミノ,3−アミノプロピルアミノ基等が、又、モノ−ある
いはジ−(低級アルキル)アミノ低級アルキルアミノ基
としては、たとえば、2−(メチルアミノ)エチルアミ
ノ,2−(エチルアミノ)エチルアミノ,3−(メチルアミ
ノ)プロピルアミノ,3−(エチルアミノ)プロピルアミ
ノ,2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ,3−(ジメチル
アミノ)プロピルアミノ基等が挙げられる。
本発明の前記一般式(I)で示される化合物の薬理学的
に許容しうる酸付加塩としては、たとえば、塩酸,臭化
水素酸,ヨウ化水素酸,硝酸,硫酸,燐酸等の鉱酸塩、
あるいは、酢酸,マレイン酸,フマル酸,クエン酸,シ
ュウ酸,酒石酸等の有機酸塩が挙げられる。
に許容しうる酸付加塩としては、たとえば、塩酸,臭化
水素酸,ヨウ化水素酸,硝酸,硫酸,燐酸等の鉱酸塩、
あるいは、酢酸,マレイン酸,フマル酸,クエン酸,シ
ュウ酸,酒石酸等の有機酸塩が挙げられる。
本発明の前記一般式(I)で示される新規なイソキノリ
ンスルホンアミド誘導体は、以下の様にして製造するこ
とができる。
ンスルホンアミド誘導体は、以下の様にして製造するこ
とができる。
即ち、次の式(II) (式中、Xはハロゲン原子を表わす。) で示されるスルホン酸ハロゲニド誘導体に、次の一般式
(III) R−H (III) (式中、Rは前述と同意義を表わす。) で示されるアミン誘導体、あるいは、次の一般式(IV) R1−H (IV) (式中、R1はN−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ
低級アルキルアミノ基又は1−(ベンジルオキシカルボ
ニル)ホモピペラジニル基を表わす。) で示されるベンジルオキシカルボニル基で保護されたア
ミン誘導体を有機溶媒中作用させた後、必要に応じて保
護基を脱離することにより製造することができる。
(III) R−H (III) (式中、Rは前述と同意義を表わす。) で示されるアミン誘導体、あるいは、次の一般式(IV) R1−H (IV) (式中、R1はN−(ベンジルオキシカルボニル)アミノ
低級アルキルアミノ基又は1−(ベンジルオキシカルボ
ニル)ホモピペラジニル基を表わす。) で示されるベンジルオキシカルボニル基で保護されたア
ミン誘導体を有機溶媒中作用させた後、必要に応じて保
護基を脱離することにより製造することができる。
式(II)で示されるスルホン酸ハロゲニド誘導体と、一
般式(III)あるいは(IV)で示されるアミン誘導体と
の反応において使用される溶媒としては、反応を阻害し
ない限りいかなるものでもよく、たとえば、クロロホル
ム,塩化メチレン,酢酸エチル,アセトニトリル,ジオ
キサン,N,N−ジメチルホルムアミド,ベンゼン,トルエ
ン等が挙げられる。
般式(III)あるいは(IV)で示されるアミン誘導体と
の反応において使用される溶媒としては、反応を阻害し
ない限りいかなるものでもよく、たとえば、クロロホル
ム,塩化メチレン,酢酸エチル,アセトニトリル,ジオ
キサン,N,N−ジメチルホルムアミド,ベンゼン,トルエ
ン等が挙げられる。
又、反応は0°から使用される溶媒の加熱還流温度の範
囲で行われる。
囲で行われる。
さらに保護基の脱離に使用される酸類としては、塩酸,
臭化水素酸,硫酸,トリフルオロ酢酸等が、接触還元に
用いる触媒としては、パラジウム,酸化白金,ラネ−ニ
ッケル等が挙げられる。
臭化水素酸,硫酸,トリフルオロ酢酸等が、接触還元に
用いる触媒としては、パラジウム,酸化白金,ラネ−ニ
ッケル等が挙げられる。
又、本反応において使用される溶媒としては、水,メタ
ノール,エタノール,酢酸等が挙げられる。
ノール,エタノール,酢酸等が挙げられる。
又、反応は室温から使用される溶媒の加熱還流温度の範
囲で、好ましくは室温にて行われる。
囲で、好ましくは室温にて行われる。
作 用 本発明の前記一般式(I)で示されるイソキノリンスル
ホンアミド誘導体はカルモジュリン阻害作用を有し、ま
たそれに続くミオシン軽鎖キナーゼの活性を抑制する作
用が強力であり、かつ、平滑筋弛緩作用、血管拡張作用
を有することにより、血管拡張剤,血圧降下剤,脳循環
改善剤,狭心症治療剤,脳心血管系の血栓症の予防及び
治療剤として有用である。
ホンアミド誘導体はカルモジュリン阻害作用を有し、ま
たそれに続くミオシン軽鎖キナーゼの活性を抑制する作
用が強力であり、かつ、平滑筋弛緩作用、血管拡張作用
を有することにより、血管拡張剤,血圧降下剤,脳循環
改善剤,狭心症治療剤,脳心血管系の血栓症の予防及び
治療剤として有用である。
本発明の前記一般式(I)で示される化合物及びその酸
付加塩は、そのままでも用いられるが、注射,経口、粘
膜投与等により適用することが好ましく、通常は賦形
剤,希釈剤,補助剤等と混合し、注射剤,カプセル剤,
錠剤,坐剤等として常法により製剤化して用いられる。
本発明化合物の投与量は、通常1日当り1〜100mgであ
る。
付加塩は、そのままでも用いられるが、注射,経口、粘
膜投与等により適用することが好ましく、通常は賦形
剤,希釈剤,補助剤等と混合し、注射剤,カプセル剤,
錠剤,坐剤等として常法により製剤化して用いられる。
本発明化合物の投与量は、通常1日当り1〜100mgであ
る。
発明の効果 [血管平滑筋に対する作用] 体重1.9〜2.8kgのウサギを放血致死させ開腹し上腸間膜
動脈(外径2.0-3.0mm)を摘出した。摘出した血管は常
法に従いラセン状に切開し、巾1.5〜2.5mm、長さ20〜30
mmの標本とした。ラセン状条片標本は37±0.5°に保温
された内容量20ml Krebs-Henseleit液中に予め2g-0.5g
の張力を負荷して懸垂した。これらの栄養液は常に37±
0.5°に保温し、95%酸素5%二酸化炭素混合ガスで通
気した。標本の下端は固定し、上端は日本光電製のF−
Dトランスデューサー(SB-1T)に連結し等尺性張力変
化を記録した。標本は実験を始める前少なくとも60分間
は栄養液中に懸垂し、この期間栄養液は15分毎に交換
し、実験に供した。
動脈(外径2.0-3.0mm)を摘出した。摘出した血管は常
法に従いラセン状に切開し、巾1.5〜2.5mm、長さ20〜30
mmの標本とした。ラセン状条片標本は37±0.5°に保温
された内容量20ml Krebs-Henseleit液中に予め2g-0.5g
の張力を負荷して懸垂した。これらの栄養液は常に37±
0.5°に保温し、95%酸素5%二酸化炭素混合ガスで通
気した。標本の下端は固定し、上端は日本光電製のF−
Dトランスデューサー(SB-1T)に連結し等尺性張力変
化を記録した。標本は実験を始める前少なくとも60分間
は栄養液中に懸垂し、この期間栄養液は15分毎に交換
し、実験に供した。
血管平滑筋弛緩作用は、ラセン状条片標本を予め20mM K
Clで収縮させ一定の張力を保った後、目的の薬物を累積
的に投与した。弛緩作用はKClによる収縮張力を100%と
して表わし、ED50は50%弛緩される薬物の濃度で表示し
た。結果を表1に示す。
Clで収縮させ一定の張力を保った後、目的の薬物を累積
的に投与した。弛緩作用はKClによる収縮張力を100%と
して表わし、ED50は50%弛緩される薬物の濃度で表示し
た。結果を表1に示す。
[ミオシン軽鎖キナーゼに対する作用] ニワトリ砂胃平滑筋ミオシン軽鎖を基質として、[γ−
32P]ATPから基質蛋白への放射性リン酸の取り込み量を
計測することにより酵素活性を測定した。反応溶液は全
量200μlとし、その組成は25mM Tris-HCl(pH7.0)、1
0mM MgCl2,40μgミオシン軽鎖(ニワトリ砂胃平滑筋か
らミオシンを調整し、更にグアニジン変成させて調整し
た。)、200μM CaCl2,80ngカルモジュリン(ウシの脳
から調整した。)、ミオシン軽鎖キナーゼ(ニワトリ砂
胃平滑筋から調整した。)、及び種々の濃度の薬物とし
た。反応は30°にて行い、100μM[γ−32P]ATP20μ
l添加により開始し、20%TCA0.5mlを加えて停止させ
た。反応停止後5%TCA3mlと1mg/mlアルブミン溶液を0.
1ml加えて遠心し、酸不溶性蛋白を試験管底に固定し
た。更に上清を除き5%TCA3mlを加え遠心した。操作を
2〜3回繰り返した。沈殿蛋白質をIN-NaOH2mlで溶解
し、約10mlを含むバイヤルに入れてCherenkov効果を利
用して液体シンチレーションカウンターで測定した。カ
ルシウム存在下の活性を100、カルシウム非存在下の活
性を0とした。反応溶液に薬物を加えた場合の活性から
阻害%を測定した。結果を表2に示す。
32P]ATPから基質蛋白への放射性リン酸の取り込み量を
計測することにより酵素活性を測定した。反応溶液は全
量200μlとし、その組成は25mM Tris-HCl(pH7.0)、1
0mM MgCl2,40μgミオシン軽鎖(ニワトリ砂胃平滑筋か
らミオシンを調整し、更にグアニジン変成させて調整し
た。)、200μM CaCl2,80ngカルモジュリン(ウシの脳
から調整した。)、ミオシン軽鎖キナーゼ(ニワトリ砂
胃平滑筋から調整した。)、及び種々の濃度の薬物とし
た。反応は30°にて行い、100μM[γ−32P]ATP20μ
l添加により開始し、20%TCA0.5mlを加えて停止させ
た。反応停止後5%TCA3mlと1mg/mlアルブミン溶液を0.
1ml加えて遠心し、酸不溶性蛋白を試験管底に固定し
た。更に上清を除き5%TCA3mlを加え遠心した。操作を
2〜3回繰り返した。沈殿蛋白質をIN-NaOH2mlで溶解
し、約10mlを含むバイヤルに入れてCherenkov効果を利
用して液体シンチレーションカウンターで測定した。カ
ルシウム存在下の活性を100、カルシウム非存在下の活
性を0とした。反応溶液に薬物を加えた場合の活性から
阻害%を測定した。結果を表2に示す。
実施例 以下、本発明を実施例を挙げて説明する。
実施例1 1−(1−ヒドロキシイソキノリン−4−スルホニル)
ホモピペラジン・臭化水素酸塩 1)1−ヒドロキシイソキノリン3.00gにクロルスルホ
ン酸5.60mlを加え、90°にて1.5時間加熱撹拌する。反
応液を氷水に注ぎ、酢酸エチル抽出する。酢酸エチル層
は脱水後、溶媒を留去し、1−ヒドロキシイソキノリン
−4−スルホニルクロリドを褐色結晶として1.63g得
る。次に1−(ベンジルオキシカルボニル)ホモピペラ
ジン1.72gとトリエチルアミン1.86mlのクロロホルム30m
l溶液に、氷冷撹拌下、先に得られたスルホニルクロリ
ド1.63gを加え、室温にて、1晩撹拌する。反応混合物
に塩酸水溶液を加えて酸性とした後、クロロホルム抽出
する。クロロホルム層は炭酸カリウム水溶液にて洗浄し
た後、脱水、溶媒を留去する。得られた残渣をカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル,クロロホルム−酢酸エ
チル(3:1))で精製し、4−(ベンジルオキシカルボ
ニル)−1−(1−ヒドロキシイソキノリン−4−スル
ホニル)ホモピペラジンの淡褐色結晶0.98gを得る。酢
酸エチル−イソプロピルエーテルより再結晶して融点13
1〜132°の淡褐色結晶を得る。
ホモピペラジン・臭化水素酸塩 1)1−ヒドロキシイソキノリン3.00gにクロルスルホ
ン酸5.60mlを加え、90°にて1.5時間加熱撹拌する。反
応液を氷水に注ぎ、酢酸エチル抽出する。酢酸エチル層
は脱水後、溶媒を留去し、1−ヒドロキシイソキノリン
−4−スルホニルクロリドを褐色結晶として1.63g得
る。次に1−(ベンジルオキシカルボニル)ホモピペラ
ジン1.72gとトリエチルアミン1.86mlのクロロホルム30m
l溶液に、氷冷撹拌下、先に得られたスルホニルクロリ
ド1.63gを加え、室温にて、1晩撹拌する。反応混合物
に塩酸水溶液を加えて酸性とした後、クロロホルム抽出
する。クロロホルム層は炭酸カリウム水溶液にて洗浄し
た後、脱水、溶媒を留去する。得られた残渣をカラムク
ロマトグラフィー(シリカゲル,クロロホルム−酢酸エ
チル(3:1))で精製し、4−(ベンジルオキシカルボ
ニル)−1−(1−ヒドロキシイソキノリン−4−スル
ホニル)ホモピペラジンの淡褐色結晶0.98gを得る。酢
酸エチル−イソプロピルエーテルより再結晶して融点13
1〜132°の淡褐色結晶を得る。
元素分析値 C22H23N3O5S 理論値 C,59.85;H,5.25;N,9.52 実験値 C,59.86;H,5.28;N,9.37 2)4−(ベンジルオキシカルボニル)−1−(1−ヒ
ドロキシイソキノリン−4−スルホニル)ホモピペラジ
ン0.70gに25%臭化水素酢酸3ml溶液を加え室温にて1時
間撹拌する。反応液にエーテルを加え、析出する結晶を
ろ取する。得られた結晶をメタノールより再結晶し1−
(1−ヒドロキシイソキノリン−4−スルホニル)ホモ
ピペラジン・臭化水素酸塩の淡褐色結晶0.33gを得る。
ドロキシイソキノリン−4−スルホニル)ホモピペラジ
ン0.70gに25%臭化水素酢酸3ml溶液を加え室温にて1時
間撹拌する。反応液にエーテルを加え、析出する結晶を
ろ取する。得られた結晶をメタノールより再結晶し1−
(1−ヒドロキシイソキノリン−4−スルホニル)ホモ
ピペラジン・臭化水素酸塩の淡褐色結晶0.33gを得る。
融点258〜262°(分解) 元素分析値 C14H17N3O3S・HBr 理論値 C,43.31;H,4.67;N,10.82 実験値 C,43.14;H,4.90;N,10.62 実施例2 N−(2−アミノエチル)−1−ヒドロキシイソキノリ
ン−4−スルホンアミド・臭化水素酸塩 1)1−ヒドロキシイソキノリン4.00g及びクロルスル
ホン酸7.40mlを用い実施例1と同様に処理して1−ヒド
ロキシイソキノリン−4−スルホニルクロリド2.32gを
得る。次に、N−(ベンジルオキシカルボニル)エチレ
ンジアミン2.04g,トリエチルアミン2.00ml及び先に得ら
れたスルホニルクロリド2.32gを用い実施例1と同様に
処理してN−[2−[N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)アミノ]エチル]−1−ヒドロキシイソキノリン−
4−スルホンアミドの淡褐色結晶1.10gを得る。メタノ
ールより再結晶して融点176〜177°の無色結晶を得る。
ン−4−スルホンアミド・臭化水素酸塩 1)1−ヒドロキシイソキノリン4.00g及びクロルスル
ホン酸7.40mlを用い実施例1と同様に処理して1−ヒド
ロキシイソキノリン−4−スルホニルクロリド2.32gを
得る。次に、N−(ベンジルオキシカルボニル)エチレ
ンジアミン2.04g,トリエチルアミン2.00ml及び先に得ら
れたスルホニルクロリド2.32gを用い実施例1と同様に
処理してN−[2−[N−(ベンジルオキシカルボニ
ル)アミノ]エチル]−1−ヒドロキシイソキノリン−
4−スルホンアミドの淡褐色結晶1.10gを得る。メタノ
ールより再結晶して融点176〜177°の無色結晶を得る。
元素分析値 C19H19N3O5S 理論値 C,56.85;H,4.77;N,10.47 実験値 C,56.66;H,4.91;N,10.30 2)N−[2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
ミノ]エチル]−1−ヒドロキシイソキノリン−4−ス
ルホンアミド0.95g及び25%臭化水素酢酸5ml溶液を用い
て実施例1と同様に処理し、得られた結晶をメタノール
より再結晶することによりN−(2−アミノエチル)−
1−ヒドロキシイソキノリン−4−スルホンアミド・臭
化水素酸塩の淡褐色針状晶0.59gを得る。
ミノ]エチル]−1−ヒドロキシイソキノリン−4−ス
ルホンアミド0.95g及び25%臭化水素酢酸5ml溶液を用い
て実施例1と同様に処理し、得られた結晶をメタノール
より再結晶することによりN−(2−アミノエチル)−
1−ヒドロキシイソキノリン−4−スルホンアミド・臭
化水素酸塩の淡褐色針状晶0.59gを得る。
融点219〜220° 元素分析値 C11H13N3O3S・HBr・1/2H2O 理論値 C,36.99;H,4.23;N,11.76 実験値 C,37.09;H,4.60;N,11.70 実施例3 N−(2−メチルアミノエチル)−1−ヒドロキシイソ
キノリン−4−スルホンアミド・塩酸塩 1−ヒドロキシイソキノリン4.00g及びクロルスルホン
酸7.60mlを用い実施例1と同様に処理して1−ヒドロキ
シイソキノリン−4−スルホニルクロリド1.50gを得
る。次にN−メチルエチレンジアミン4.10gの酢酸エチ
ル30ml溶液に、氷冷撹拌下、先に得られたスルホニルク
ロリド1.50gの酢酸エチル300ml溶液を滴下し、室温にて
2時間撹拌する。反応混合物に塩酸水溶液を加えて酸性
とした後、酢酸エチル洗浄する。水層は炭酸カリウムに
てアルカリ性とした後、析出結晶をろ取する。得られた
結晶を常法により塩酸塩となし、メタノールより再結晶
してN−(2−メチルアミノエチル)−1−ヒドロキシ
イソキノリン−4−スルホンアミド・塩酸塩の淡褐色針
状晶0.55gを得る。
キノリン−4−スルホンアミド・塩酸塩 1−ヒドロキシイソキノリン4.00g及びクロルスルホン
酸7.60mlを用い実施例1と同様に処理して1−ヒドロキ
シイソキノリン−4−スルホニルクロリド1.50gを得
る。次にN−メチルエチレンジアミン4.10gの酢酸エチ
ル30ml溶液に、氷冷撹拌下、先に得られたスルホニルク
ロリド1.50gの酢酸エチル300ml溶液を滴下し、室温にて
2時間撹拌する。反応混合物に塩酸水溶液を加えて酸性
とした後、酢酸エチル洗浄する。水層は炭酸カリウムに
てアルカリ性とした後、析出結晶をろ取する。得られた
結晶を常法により塩酸塩となし、メタノールより再結晶
してN−(2−メチルアミノエチル)−1−ヒドロキシ
イソキノリン−4−スルホンアミド・塩酸塩の淡褐色針
状晶0.55gを得る。
融点245〜246.5°(分解) 元素分析値 C12H15N3O3S・HCl 理論値 C,45.35;H,5.07;N,13.22 実験値 C,44.95;H,5.39;N,13.06
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 9/99 (72)発明者 見谷 一也 福井県福井市新保2丁目2206 (72)発明者 桜井 俊一郎 福井県勝山市荒土町新保24−48 審査官 塚中 直子
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 (式中、Rはアミノ低級アルキルアミノ基、モノ−ある
いはジ−(低級アルキル)アミノ低級アルキルアミノ基
又はホモピペラジニル基を表わす。) で示されるイソキノリンスルホンアミド誘導体、及びそ
の薬理学的に許容しうる酸付加塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4311887A JPH07603B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | イソキノリンスルホンアミド誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4311887A JPH07603B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | イソキノリンスルホンアミド誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63211267A JPS63211267A (ja) | 1988-09-02 |
JPH07603B2 true JPH07603B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=12654923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4311887A Expired - Lifetime JPH07603B2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 | イソキノリンスルホンアミド誘導体 |
Country Status (1)
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-
1987
- 1987-02-27 JP JP4311887A patent/JPH07603B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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