JPH0759197A - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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JPH0759197A
JPH0759197A JP20327393A JP20327393A JPH0759197A JP H0759197 A JPH0759197 A JP H0759197A JP 20327393 A JP20327393 A JP 20327393A JP 20327393 A JP20327393 A JP 20327393A JP H0759197 A JPH0759197 A JP H0759197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
ultrasonic
electrode
main body
radius
Prior art date
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Pending
Application number
JP20327393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Ishii
徹哉 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で不要モードの超音波の発生を防
止できる超音波振動子を提供することにある。 【構成】 超音波を発生するための柱状の振動子本体1
0と、振動子本体10の両方の端面部11,12に設け
られた電極部21,22とを備える超音波振動子におい
て、少なくとも一方の電極部の大きさを、振動子本体の
端面部より小さくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波の発生に際し
て、不要モードの超音波を除く超音波振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波の発生に際して、たとえば図7に
示すような超音波振動子を用いることがある。この超音
波振動子は、円柱形状の振動子本体71と、振動子本体
71の端面部を挟んで取り付けられた電極部72,73
とを備える。そして、超音波を発生するときには、電極
部72,73に交流信号またはパルスを加える。超音波
振動子は、厚み方向A,Bに使用モードの超音波を発生
する。このとき、振動子本体71は、厚み方向Aと直角
な方向Cにも、不要モードの超音波を発生する。
【0003】この不要モードの超音波の発生を防止する
ために、特開昭59ー181898号公報に示す超音波
振動子がある。この超音波振動子は、図8(a)に示す
ように、幅がPの分割リング81〜84と、分割リング
81〜84に接続された電極91〜94とを備える。分
割リング81〜84は、図8(b)に示すように、細分
割リング85,86に分割されている。
【0004】この超音波振動子に電圧を加えると、不要
モードの超音波の発生を防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示す超
音波振動子は、多数の分割リング81〜84および細分
割リング85,86を用いる。さらに、それぞれの分割
リング81〜84に電極91〜94を設ける。このため
に、従来の超音波振動子は、複雑な構造をしている。こ
の結果、従来の超音波振動子の生産に際して、工程が多
くなり、製造コストが上昇する。
【0006】この発明の目的は、このような欠点を除
き、簡単な構造で不要モードの超音波の発生を防止でき
る超音波振動子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、その目的を
達成するため、超音波を発生するための柱状の振動子本
体と、振動子本体の両方の端面部に設けられた電極部と
を備える超音波振動子において、少なくとも一方の電極
部の大きさを、振動子本体の端面部より小さくした。
【0008】
【作用】この発明により、不要モードの超音波は電極の
エッヂ部と振動子の端部で発生するが、この2箇所で発
生した超音波の位相が180度ずれることにより、互い
に打ち消し合い、結果として励振されなくなる。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例を、図面を用いて説
明する。
【0010】[実施例1]図1は、この発明の実施例1
を示す図である。この超音波振動子は、振動子本体10
と、電極部21,22とを備える。
【0011】振動子本体10は、円柱形状をしている。
振動子本体10の端面部11,12は、点Oを中心とし
た半径R1の円形状である。また、振動子本体10の側
面部13は、所定の厚みLとなっている。振動子本体1
0として、セラミックなどがある。
【0012】電極部21は、振動子本体10の端面部1
1に設けられている。電極部21は、点Oを中心とした
半径R2の円盤形状である。半径R2は、振動子本体1
0の半径R1より小さく、この半径R1と電極部21の
半径R2との差D1は、不要モードの超音波、つまりC
方向に励振する超音波の波長の1/5〜1/3倍であ
る。
【0013】電極部22は、振動子本体10の端面部1
2に設けられている。電極部22は、電極部21と同様
に、点Oを中心とした半径R2の円盤形状である。
【0014】また、電極部22の形状として、図2に示
すものがある。この電極部23は、図1と同様に円盤形
状である。しかし、電極部23の半径は、振動子本体1
0の端面部12の半径R1と同じ大きさである。このよ
うな電極部23を用いてもよい。
【0015】次に、この実施例1の動作について説明す
る。
【0016】実施例1は、たとえば図3に示すように、
超音波エコーを減衰させるダンパー31が実施例1であ
る超音波振動子1の片方の電極部に取り付けられて、超
音波皮脂厚測定器のプローブとして用いられる。
【0017】電極部21と電極部22との間に、電気的
なパルスを加えると、振動子本体10が共振周波数で振
動する。電極部21および電極部22の半径R2の方
が、振動子本体10の半径R1より小さい。不要モード
の超音波は、半径R1の部分と半径R2の部分で発生
し、その位相が180度ずれているので、互いに打ち消
し合い、振動がほとんど発生しない。これにより、厚み
方向Aに対して直角な方向Cには、超音波が励起されな
い。この結果、超音波振動子は、使用モードの超音波だ
けを発生する。
【0018】この様子を図4,5に示す。なお、図5
は、図8に述べた従来の超音波振動子を用いたときのも
のである。図4の反射係数を示す図の中で、矢印101
に示す部分が不要モードであり、矢印102に示す部分
が使用モードである。一方、従来技術により発生する不
要モードを図5の矢印201に示し、使用モードを矢印
202に示す。これにより、従来の技術に比べて、不要
モードが小さくなっている。
【0019】このように、実施例1は、厚み方向にだけ
超音波を発生し、不要モードの超音波をほとんど放射し
ない。しかも、実施例1の構造は、簡単であり、生産に
際して、工程を低減できる。
【0020】[実施例2]図6は、この発明の実施例2
を示す図である。この超音波振動子は、振動子本体40
と、電極部51,52とを備える。
【0021】振動子本体40は、四角柱形状をしてい
る。振動子本体40の端面部41,42は、四角形状で
ある。振動子本体40として、実施例1と同様にセラミ
ックなどがある。
【0022】電極部51は、振動子本体40の端面部4
1に設けられている。電極部51は、端面部41を縮小
した四角形状である。そして、端面部41と電極部51
の互いに向かい合うそれぞれの辺は、距離D2だけ隔た
っている。この距離D2は、使用モードの超音波の波長
の1/5〜1/3倍である。
【0023】電極部52は、振動子本体40の端面部4
2に設けられている。電極部52は、電極部51と同様
に、端面部42を縮小した形状である。そして、互いに
向かい合うそれぞれの辺は、電極部51と同様に、距離
D2だけ隔たっている。
【0024】また、電極部42の形状として、実施例1
と同様に、端面部42と同じ形状でもよい。
【0025】この実施例2は、実施例1と同じように、
超音波を減衰させるダンパー(図示を省略)が片方の電
極部に取り付けられて、超音波皮脂厚測定器のプローブ
などとして用いられる。
【0026】電極部51,52に加えられた、電気的な
交流信号により、振動子本体40が振動する。振動子本
体40の、方向Cには超音波が発生しない。この結果、
超音波振動子は、使用モードの超音波だけを発生する。
【0027】このように、実施例2は、実施例1と同様
に、厚み方向A,Bにだけ超音波を放射し、不要モード
の超音波をほとんど発生しない。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明は、振
動子本体の端面部の形状より電極部の形状を小さくする
ことにより、不要モードの超音波の発生を防止してい
る。これにより、従来に比べて構造を簡単にでき、製造
コストを低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図である。
【図2】電極部の別の例を示す図である。
【図3】実施例1を超音波皮脂厚測定器のプローブに用
いたときの図である。
【図4】50Ω系における反射係数を示す図である。
【図5】従来の超音波振動子を用いた50Ω系における
反射係数を示す図である。
【図6】この発明の実施例2を示す図である。
【図7】従来の超音波振動子を示す図である。
【図8】従来の超音波振動子を示す図である。
【符号の説明】
10 振動子本体 11 端面部 12 端面部 21 電極部 22 電極部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を発生するための柱状の振動子本
    体と、前記振動子本体の両方の端面部に設けられた電極
    部とを備える超音波振動子において、 少なくとも一方の前記電極部の大きさを、前記振動子本
    体の端面部より小さくしたことを特徴とする超音波振動
    子。
  2. 【請求項2】 前記振動子本体を円柱形状にすると共
    に、前記電極部の形状を円形状にしたこを特徴とする請
    求項1記載の超音波振動子。
  3. 【請求項3】 前記振動子本体を四角柱形状にすると共
    に、前記電極部の形状を四角形状にしたこを特徴とする
    請求項1記載の超音波振動子。
JP20327393A 1993-08-17 1993-08-17 超音波振動子 Pending JPH0759197A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20327393A JPH0759197A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 超音波振動子

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JP20327393A JPH0759197A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 超音波振動子

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004110558A1 (en) 2003-06-13 2004-12-23 Matsushita Electric Works, Ltd. Ultrasound applying skin care device
KR100717705B1 (ko) * 2005-12-09 2007-05-11 마츠시다 덴코 가부시키가이샤 초음파 피부 관리 장치

Cited By (4)

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WO2004110558A1 (en) 2003-06-13 2004-12-23 Matsushita Electric Works, Ltd. Ultrasound applying skin care device
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