JPH0759087A - 画像信号受信装置 - Google Patents

画像信号受信装置

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JPH0759087A
JPH0759087A JP20607293A JP20607293A JPH0759087A JP H0759087 A JPH0759087 A JP H0759087A JP 20607293 A JP20607293 A JP 20607293A JP 20607293 A JP20607293 A JP 20607293A JP H0759087 A JPH0759087 A JP H0759087A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】量子化ビット数が少ない画像や急俊なエッジを
含む画像が送られてきた場合を検出し、デコード出力画
像をメディアンフィルタに通し、モスキートノイズを軽
減し、良好な画像を得ることができる。 【構成】画像信号をDCT処理し、ビット数が変動する
量子化を施した符号化信号を復号しデコード出力を得る
復号化装置、つまり受信バッファ300、可変長符号化
回路302、逆量子化回路303、逆DCT回路30
4、加算回路305、フレームメモリ306、動き補正
回路307、スイッチ308、ブロックラスタ変換回路
309からなる装置において、メディアンフィルタ31
0、セレクタ311、メディアンオン/オフ制御回路3
13を設けて、ノイズが発生するとみられる画像信号が
入力した場合は、メディアンフィルタを機能させるよう
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フレーム間予測、D
CT(離散コサイン変換)処理等を用いてデジタル符号
化した符号化信号を受信し、復号化する画像信号受信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送が多用化し、日本のハ
イビジョン技術が急速に進展するにつれ、アメリカ国内
でも地上放送業者を中心に次世代のTV方式であるAT
Vの開発が行われてきた。1987年にFCC(アメリ
カ連邦通信委員会)は、諮問委員会を設置して、内外の
各団体からATVの伝送方式を公募し、提案された方式
について画質、伝搬などの比較実験を行った上で、方式
を決定するとの方式を明らかにしている。この状況では
アメリカのATVは、デジタル伝送方式が有力になって
いる。
【0003】一般的に映像信号をデジタル化すると、そ
の情報量は膨大になり、これを直接伝送路にて伝送した
り記録媒体に蓄積するのはかなりの困難が予想される。
例えば、現行の525、2:1インターレース信号の全
体データレートは、216Mbpsとなり、525、
1:1ノンインターレース信号では432なMbpsに
もなる。
【0004】そこで画像圧縮技術が必須となるが、多種
の画像圧縮技術アイテムの中からDCT処理、フレーム
間予測符号化、ランレングス符号化、エントロピー符号
化を複合的に用いて映像信号を符号化する技術として、
テレビ会議等に用いられるCCITTのH261モデル
があり、この技術をベースにしてデジタル伝送TVシス
テムの提案がなされている。
【0005】図10には、CCITTのH261の一般
的なモデルエンコーダのブロック図を示している。映像
入力端子100には、ラスタ走査の映像信号が入力さ
れ、ラスタブロック変換回路101において、ラスタで
入力された信号が水平、垂直方向へ8画素となる8×8
画素(以下DCTブロックと称する)のブロック変換さ
れる。変換された映像信号は、差分回路102と動きベ
クトル検出回路109に入力される。動きベクトル検出
回路109には、ラスタブロック変換回路101から入
力された現信号とフレームメモリ108から1フレーム
遅延された信号が同時に入力され、その信号に基づいて
DCTブロック単位または16×16画素(以下マクロ
ブロックと称する)単位での画像動きベクトルが検出さ
れる。この動きベクトルは、動き補正回路110に伝送
される。動き補正回路110は、動きベクトルに従って
フレームメモリ108の出力を動き補正し、その出力を
差分回路102及び加算回路107に供給する。ここで
スイッチ111は、図示しない判定回路によって、現信
号と1フレーム遅延された信号の差分値(8×8画素分
の合計)がしきい値より大きいときはオフされ、その結
果、差分回路102及び加算回路107には信号が送ら
れない。スイッチ111がオフ状態になるのは、動きの
早い映像やシーンチェンジの時及び受信機側で映像を再
生するために必要なフレーム差分を行わない信号処理を
行う時である。一般にこのモードをイントラモードと呼
ぶ。逆に、スイッチ111がオン状態になる場合は、差
分回路102ではフレーム差分処理が行われ、加算回路
107ではフレーム加算処理が行われる。このモードを
一般的にインターモードと呼ぶ。このようにイントラ/
インター処理された差分回路102の出力は、DCT回
路103に送られる。DCT回路103では、送られて
きたDCTブロック単位の信号をDCT処理し、量子化
回路104に送出する。量子化回路104では、入力さ
れたDCT係数を量子化テーブル選択回路114から与
えられた量子化テーブルをもとに量子化を行い、その出
力を可変長符号化回路112に送出する。この信号は一
般的にはランレングス符号とレベル信号となっている。
【0006】一方、量子化回路104の出力は、逆量子
化回路105に入力され、ここで逆量子化され、量子化
回路104の入力信号とほぼ同じ信号に変換される。さ
らに逆量子化回路105の出力信号は、逆DCT回路1
06に入力され逆DCT処理され、DCT回路103の
入力信号にほぼ等しい信号に変換される。ここでほぼ等
しいとしたのは、量子化誤差を含んでいるからである。
次に加算回路107では、逆DCT回路106の出力信
号と、1フレーム遅延された信号(インターモードの
時)とを加算し、その加算出力をフレームメモリ108
に入力する。イントラモードのときは、スイッチ111
がオフされるので、逆DCT回路106の出力がそのま
ま加算回路107を介してフレームメモリ108に入力
されることになる。加算回路107の出力信号は、一般
にローカルデコーダ出力となる。
【0007】可変長符号化回路112に入力された信号
は、ハフマンテーブル等を用いて可変長符号化処理され
る。可変長符号化された信号は、送信バッファ113に
入力される。送信バッファ113は、符号化される映像
内容によってデータ量が変化するためにデータを一時保
持し、出力端子115から一定レートで信号を送出する
ためのものである。このために、送信バッファ113に
おいて可変長符号化された信号が極端に少なくなりバッ
ファのデータ占有量が0%になることや、逆に入力され
る信号が極端に多くなりデータ占有量が100%になる
のを防止している。そこで、バッファのデータ占有量
は、量子化テーブル選択回路114において常時監視さ
れる。量子化テーブル選択回路114は、データ占有量
が少なくなると量子化回路104におけるテーブル選択
を行い量子化ビット数を増やして送信バッファ113に
入力するデータ量を増加させ、逆にデータ占有量が多く
なると、量子化ビット数を減らして送信バッファ113
に入力するデータ量を低減させている。これにより送信
バッファ113からの出力データは一定レートを維持で
きるようになっている。
【0008】図11には、上記エンコーダに対応したデ
コーダのブロック図を示している。映像入力端子200
には、可変長符号化された信号が入力される。受信バッ
ファ201では、可変長符号化された信号を可変長復号
化回路202で復号化するレートに合わせて信号を出力
する。可変長復号化回路202では、送信側とマッチし
た可変長復号化が行われる。可変長復号化された信号
は、逆量子化回路203に入力され逆量子化がなされ、
この逆量子化された信号は逆DCT回路204に入力さ
れて逆DCT処理される。逆DCT回路204の出力
は、加算回路205に供給される。加算回路205で
は、インターモードの場合、逆DCT回路204より得
られる信号と、フレームメモリ206でフレーム遅延さ
れた信号を動き補正回路207で動き補正した信号とが
加算される。また、イントラモードの場合、スイッチ2
08がオフされ1フレーム遅延された信号は加算回路2
05には入力されない。スイッチ208は、可変長復号
化回路202から得られるインタ/イントラ切り替え信
号によって切り替えられる。加算回路205の出力は、
ブロックラスタ変換回路209によってラスタ走査信号
に変換された後、デコーダ出力として映像信号出力端子
210に送出される。
【0009】以上、H261モデルのエンコーダ・デコ
ーダについて述べたが、このモデルでは符号化された信
号は固定レートで送出されるため、映像信号の内容が複
雑になればなるほど1画素当たりの割り当てビット数が
減少してくることになり、モスキートノイズ等が増加し
てくる。また、スーパーインポーズされた画像を量子化
する場合に、スーパーが高域成分を持っているため、ス
ーパーの回りにモスキートノイズが多く発生する傾向に
ある。これらの画質劣化を排除するには、送信レートを
上げるか符号化前に水平、垂直方向のローパスフィルタ
を用いて符号化し水平、垂直の高域成分を削除しておく
ことが考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の装置であると映像信号やスーパーインポーズされた信
号を少ないビット数で量子化する場合、量子化ビット数
の不足に伴うモスキートノイズ等が増加している。
【0011】そこでこの発明は、エンコーダの構成を変
えずにデコーダ側のみでモスキートノイズ等を低減する
ことができる画像信号受信装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、デコーダの
出力部にメディアンフィルタを設け、復号化する信号の
成分に応じて前記メディアンフィルタのオンオフ制御を
行う手段を設けるものである。
【0013】
【作用】上記の手段により、映像信号やスーパーインポ
ーズされた信号を少ないビット数で量子化された信号等
が到来した場合、メディアンフィルタが作用し効果的に
モスキートノイズを低減することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例である。映像入力端
子300には、可変長符号化された信号が入力され、受
信バッファ301に導入される。受信バッファ301
は、可変長符号化された信号を、次段の可変長復号化回
路302で復号化するレートに合わせた信号にして出力
し、可変長復号化回路302に供給する。可変長復号化
回路302では、送信側とマッチした可変長復号化が行
われる。この可変長復号化された信号は、逆量子化回路
303に入力される。逆量子化回路303では、入力信
号の逆量子化が行われ、その出力は、逆DCT回路30
4に入力される。逆DCT回路304では、入力信号の
逆DCT処理が行われる。逆DCT処理された信号は、
加算回路305に入力される。加算回路305は、イン
ターモードの場合には、逆DCT回路304からの信号
と、フレームメモリ306でフレーム遅延されかつ動き
補正回路307で画像動き補正された信号とを加算す
る。またイントラモードの場合には、動き補正回路30
7と加算回路305の間に設けられたスイッチ308が
オフされるので、1フレーム遅延された信号の加算は行
われない。
【0015】スイッチ308は、可変長復号化回路30
2から得られるインタ/イントラ切り替え信号によって
切り替え制御される。加算回路305の出力は、先のフ
レームメモリ306に供給されると共に、ブロックラス
タ変換回路309に入力される。ここでは、画素ブロッ
クをラスタ走査信号に変換しており、その変換出力は、
メディアンフィルタ310とセレクタ311に供給され
る。メディアンフィルタ310の構成は、図2乃至図4
において説明する。また、ブロックラスタ変換回路30
9の出力が、直接セレクタ311に入力するラインに
は、メディアンフィルタ310の遅延分を補償する遅延
回路が設けられているが図示していない。メディアンフ
ィルタ310の出力は、セレクタ311に入力されてい
る。セレクタ311で選択された信号は、映像信号出力
端子314にデコーダ出力として出力される。
【0016】セレクタ311の入力選択動作は、次のよ
うに行われる。受信バッファ301の入力データ占有情
報は、遅延回路312を介してメディアンオン/オフ制
御回路313に入力される。遅延回路312は、可変長
復号化回路302、逆量子化回路303、逆DCT回路
304、加算回路305、ブロックラスタ変換回路30
9、及びメディアンフィルタ309の遅延分を補償する
ためのものである。メディアンオン/オフ制御回路31
3は、受信バッファ301のデータ占有率が、設定して
いるしきい値を越えた場合には、セレクタ311がメデ
ィアンフィルタ310の出力を選択するように制御す
る。メディアンオン/オフ制御回路313には、入力デ
ータ占有情報として、例えば受信バッファ301のデー
タそのものが入力される。
【0017】これにより、次のことが言える。即ち、受
信バッファ301のデータ占有率が大きいことは、1画
素当たりに対する量子化ビット数が少ないデータが送ら
れてきたり、高域成分多いデータが送られてきたことで
ある。しかし、1画素当たりの量子化ビット数が少ない
ことは、デコード出力にモスキートノイズを発生する可
能性があることを意味する。そこで、このシステムで
は、デコード出力をメディアンフィルタ310に通して
取り出すようにし、確実にモスキートノイズを除去した
最終出力を得られるようにするものである。
【0018】図2には、水平方向3画素を用いるメディ
アンフィルタの構成を示している。入力端子400に供
給された信号は、ラッチ回路401と最大値検出回路4
03、405に入力され、ラッチ回路401の出力は、
ラッチ回路402及び最大値検出回路403、404に
入力され、ラッチ回路402の出力は最大値検出回路4
04、405に入力される。最大値検出回路403〜4
05では、入力された2つの信号の大きい方が検出さ
れ、それぞれ最小値検出回路406に供給さる。最小値
検出回路406では、入力された信号の最小値が検出さ
れ、この出力がメディアンフィルタの出力となる。
【0019】図3には、水平方向5画素を用いるメディ
アンフィルタの構成を示している。入力端子410の信
号は、ラッチ回路411と最大値検出回路415、最小
値検出回路416、及びセレクタ回路418に入力さ
れ、ラッチ回路411の出力はラッチ回路412及び最
大値検出回路415、最小値検出回路416及びセレク
タ418、419に入力され、ラッチ回路412の出力
はラッチ回路413及び最大値検出回路415、最小値
検出回路416及びセレクタ418、419、420に
入力され、ラッチ回路413の出力はラッチ回路414
及び最大値検出回路415、最小値検出回路416及び
セレクタ420に入力され、ラッチ回路414の出力
は、最大値検出回路415、最小値検出回路416及び
セレクタ419、420に入力される。つまり、入力信
号及びラッチ回路411〜414の出力がメディアンフ
ィルタの5画素の入力データとなる。
【0020】最大値検出回路415では、入力された5
画素のデータから最大のものを検出し、このデータがど
の系統の入力信号なのかを(000〜100)の3ビッ
トで出力し、同様に最小値検出回路416では、入力さ
れた5画素のデータから最小のものを検出し、このデー
タがどの系統の入力信号なのかを(000〜100)の
3ビットで出力し、最大値検出回路415と最小値検出
回路416では、入力された結果から最大値と最小値の
系統を除いた3系統の信号を選択する選択信号がセレク
タ418〜420に向けて出力される。
【0021】データ選択回路417は、ROM等で構成
され、図4に示すような変換テーブルを備えている。セ
レクタ418には、入力端子410から得られるデー
タ、ラッチ回路411及び412の出力が入力され、セ
レクタ419には、ラッチ回路411、412及び41
3の出力が入力され、セレクタ420には、ラッチ回路
412、413及び414の出力が入力され、それぞれ
図4に示すセレクタ制御信号により制御されて出力を導
出する。
【0022】セレクタ418から得られる信号は、最大
値検出回路421、422に入力され、セレクタ419
から得られる信号は、最大値検出回路421、423に
入力され、セレクタ420から得られる信号は、最大値
検出回路422、423に入力され、それぞれの最大値
検出が行われる。最大値検出回路421〜423の出力
信号は、最小値検出回路424に入力され、最小値のも
のが出力端子435に得られる。出力端子425の出力
がメディアンフィルタの出力となる。
【0023】図5(A)には、水平、垂直方向計5画素
のメディアンフィルタのブロック図を示している。回路
動作は、図3のものとほぼ同様であり、違っているの
は、図3のラッチ回路411と414のそれぞれの容量
が(ラインの画素数−1)のメモリ回路431と434
に置き変わっているだけである。つまり、ラインメモリ
回路431、434を配することにより、図5(B)に
示すような水平、垂直の5画素のメディアンフィルタを
構成することができる。他の部分は、図3の回路と同じ
であるために、図3と同一符号を付して説明は省略す
る。その他、図示しない水平垂直9画素のメディアンフ
ィルタ等が考えられるが、メディアンフィルタ310に
はいずれかのものが配される。
【0024】図6は、この発明の第2の実施例のデコー
ダのブロック図を示している。図1の実施例と同一部分
には同一符号を付して説明は省略する。この第2の実施
例の場合は、セレクタ311を制御する制御信号は、可
変長復号化回路302においてデコードされる逆量子化
信号のテーブルをメディアンフィルタオン/オフ制御回
路313で監視している。メディアンフィルタオン/オ
フ制御回路313は、逆量子化のテーブルが設定したし
きい値よりもビット数の少ないテーブルであるときの
み、セレクタ311がメディアンフィルタ310の出力
を選択するようにしている。
【0025】メディアンフィルタオン/オフ制御回路3
13から得られるセレクタ切り替えタイミングは、DC
Tブロック単位であるために、ブロックラスタ変換回路
514によってラスタに変換され、画像のDCTブロッ
クと一致したタイミングでメディアンフィルタのオン/
オフが制御される。この場合、量子化テーブルのビット
数が少ないとしたが、具体的にはある範囲を設定して効
果的にフィルタ作用を働かせている。また、上記の説明
では、メディアンフィルタのオン/オフ制御を、量子化
テーブルのビット数を参照して行っているが、この他に
可変長符号化回路302から得られるインター/イント
ラの情報や、動き補正の有り無し、動き補正の程度に応
じて制御しても良い。
【0026】図7は、この発明の第3の実施例のデコー
ダのブロック図を示している。図1の実施例と同一部分
には同一符号を付して説明は省略する。この実施例の場
合、加算回路305の出力が、DCTブロック内エッジ
検出回路501に入力され、このDCTブロック内エッ
ジ検出回路501の出力が、メディアンオン/オフ制御
回路502に入力される。DCTブロック内エッジ検出
回路501及びメディアンオン/オフ制御回路502
は、DCTブロック内(8×8画素:計16画素)を用
いて、上下斜めの隣合う画素間の差分絶対値を取り、そ
の大きさが設定したしきい値を越えた場合に、メディア
ンフィルタ310の出力を取り出すための制御信号を得
るようにしている。メディアンオン/オフ制御回路50
2では、メディアンフィルタ310の出力をDCTブロ
ック単位で切り替え導出するようにタイミング制御も行
っている。ブロックラスタ変換回路503では、映像信
号に合わせて、メディアンオン/オフ制御回路502の
からのブロック単位で得られる制御信号をセレクタ31
1に切り替え信号として与えるように調整している。
【0027】図8(A)は、上記DCTブロック内エッ
ジ検出回路501の具体的例を示している。入力端子6
50に入力された信号は、ラッチ回路651、減算回路
655〜658に入力される。ラッチ回路651の出力
は、6クロック遅延回路652と減算回路655に供給
され、6クロック遅延回路652の出力は、ラッチ回路
653と減算回路656に供給され、ラッチ回路653
の出力はラッチ回路654と減算回路657に供給さ
れ、ラッチ回路654の出力は減算回路658に供給さ
れる。減算回路655〜658の出力は、最大値抽出回
路659に入力される。最大値抽出回路659の出力
は、ホールド回路661と最大値検出回路660に入力
される。最大値検出回路660は、ホールド回路661
の入力側と出力側のデータを比較し、入力側のデータの
値が大きい場合のみ、ホールド回路661のホールドデ
ータを入れ替えるように、ホールド回路611を制御す
る。ホールド回路611にホールドされたデータは、出
力端子662に現れる。
【0028】ラッチ回路651、653、654は1ク
ロック分の遅延量を有する。この回路において減算回路
655〜658はは、入力信号に対して水平、垂直、斜
め方向に隣接する画素間での差分をとることになる。図
8(B)にはその概念を示している。黒丸が入力端子6
50のデータである。この演算処理において、図8
(C)の黒部分においては、図8(B)の白丸部分のデ
ータが、DCTブロックからはみでることになり、その
部分のデータはここでは図示しないが、最大値抽出回路
659には入力されないようになっている。
【0029】上記のような回路によりDCTブロック内
のエッジが検出される。そして大きなエッジ(高周波)
があり、そのレベルが設定値を越えるような場合には、
メディアンフィルタが機能することになり、ノイズ低減
を得る。
【0030】図9は、さらにこの発明の第4の実施例の
デコーダのブロック図を示している。図7の実施例と同
一部分には同一符号を付して説明は省略する。この実施
例の場合、加算回路305の出力が、DCTブロック内
最小/最大差分検出回路510に入力される。このDC
Tブロック内最小/最大差分検出回路510の検出出力
が、メディアンオン/オフ制御回路502に入力されて
いる。他の部分は、先の実施例と同じである。この実施
例では、DCTブロック内最小/最大差分検出回路51
0において、DCTブロック内(8×8画素:計16画
素)を用いて、最小値と最大値のデータを検出し、その
差分が設定したしきい値を越えた場合に、メディアンフ
ィルタ310の出力を選択導出する制御信号を作成して
いる。
【0031】
【発明の効果】上記したようにこの発明によると、量子
化ビット数が少ない画像や急俊なエッジを含む画像が送
られてきた場合を検出して、デコード出力画像にメディ
アンフィルタによるフィルタリングを施すようにして、
モスキートノイズを軽減し、良好な画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す図。
【図2】図1のメディアンフィルタの例を示す図。
【図3】図1のメディアンフィルタの他の例を示す図。
【図4】図3のデータ選択回路の変換テーブルの例を示
す図。
【図5】図1のメディアンフィルタのさらに他の例を示
す図。
【図6】この発明の第2の実施例を示す図。
【図7】この発明の第3の実施例を示す図。
【図8】図7のDCTブロック内エッジ検出回路の具体
例を示す図とその動作説明のための図。
【図9】この発明の第4の実施例を示す図。
【図10】従来の画像圧縮エンコーダを示す図。
【図11】従来のデコーダを示す図。
【符号の説明】
301…受信バッファ、302…可変長復号化回路、3
03…逆量子化回路、304…逆DCT回路、305…
加算回路、306…フレームメモリ、307…動き補正
回路、308…スイッチ、309…ブロックラスタ変換
回路、310…メディアンフィルタ、311…セレク
タ、312…遅延回路、313…メディアンオン/オフ
制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 7/30 A 8522−5J 9191−5L G06F 15/68 400 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を離散コサイン変換(DCT)
    処理し、ビット数が変動する量子化を施した符号化信号
    を復号し、デコード出力を得る復号化装置において、 前記符号化信号を取り込む受信バッファにおけるデータ
    占有率が設定された値よりも大きいか否かを検出する検
    出手段と、 前記検出手段が、前記受信バッファにおけるデータ占有
    率が設定された値よりも大きいことを検出したときに、
    前記デコード出力に対してメディアンフィルタによるフ
    ィルタリングを行わせて最終デコード出力とする手段と
    を具備したことを特徴とする画像信号受信装置。
  2. 【請求項2】 画像信号を離散コサイン変換(DCT)
    処理し、ビット数が変動する量子化を施した符号化信号
    を復号し、デコード出力を得る復号化装置において、 前記符号化信号を逆量子化する逆量子化手段と、 前記逆量子化手段の逆量子化係数のビット数が設定され
    た値よりも大きいか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段が、前記逆量子化係数のビット数が設定さ
    れた値よりも小さいことを検出したときに、前記デコー
    ド出力に対してメディアンフィルタによるフィルタリン
    グを行わせて最終デコード出力とする手段とを具備した
    ことを特徴とする画像信号受信装置。
  3. 【請求項3】 画像信号を離散コサイン変換(DCT)
    処理し、ビット数が変動する量子化を施した符号化信号
    を復号し、デコード出力を得る復号化装置において、 前記符号化信号を逆量子化し、次に逆DCT処理し、次
    に、この逆DCT出力に前フレームの対応逆DCT出力
    を加算した段階のDCTブロックを用いて、このDCT
    ブロック内のエッジを検出し、このエッジが設定したし
    きい値よりも大きいか否かを検出する検出手段と、 前記検出手段が、前記エッジが設定したしきい値よりも
    大きいことを検出したときに、前記デコード出力に対し
    てメディアンフィルタによるフィルタリングを行わせて
    最終デコード出力とする手段とを具備したことを特徴と
    する画像信号受信装置。
  4. 【請求項4】 画像信号を離散コサイン変換(DCT)
    処理し、ビット数が変動する量子化を施した符号化信号
    を復号し、デコード出力を得る復号化装置において、 前記符号化信号を逆量子化し、次に逆DCT処理し、次
    に、この逆DCT出力に前フレームの対応逆DCT出力
    を加算した段階のDCTブロックを用いて、このDCT
    ブロック内の最大値と最小値を検出し、この最大値と最
    小値の差が設定したしきい値よりも大きいか否かを検出
    する検出手段と、 前記検出手段が、前記差が設定したしきい値よりも大き
    いことを検出したときに、前記デコード出力に対してメ
    ディアンフィルタによるフィルタリングを行わせて最終
    デコード出力とする手段とを具備したことを特徴とする
    画像信号受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100522938B1 (ko) * 2001-08-13 2005-10-24 삼성전자주식회사 블록화현상 제거장치 및 제거방법, 블록화현상 제거장치가 구비된 디스플레이장치
KR100715170B1 (ko) * 2004-09-29 2007-05-08 가부시끼가이샤 도시바 영상 처리 장치 및 영상 처리 방법

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