JPH0758635A - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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JPH0758635A
JPH0758635A JP5203854A JP20385493A JPH0758635A JP H0758635 A JPH0758635 A JP H0758635A JP 5203854 A JP5203854 A JP 5203854A JP 20385493 A JP20385493 A JP 20385493A JP H0758635 A JPH0758635 A JP H0758635A
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JP
Japan
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frequency
signal
output
voltage controlled
voltage
Prior art date
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Application number
JP5203854A
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English (en)
Inventor
Shinji Kitamura
臣二 北村
Kingo Wakimoto
欣吾 脇本
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Kanebo Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Kanebo Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0758635A publication Critical patent/JPH0758635A/ja
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設計が容易に行えるなど製造し易く、基準ク
ロック信号と出力クロック信号が同期するまでのロック
アップタイムの短いなど性能の高い周波数シンセサイザ
を得る。 【構成】 プログラマブルカウンタ12とプログラマブ
ルカウンタ13と周波数位相比較器14とローパスフィ
ルタ15と電圧制御発振回路16とで構成されていた従
来の周波数シンセサイザの電圧制御発振回路16と出力
端子9との間にプログラマブルカウンタ17を設ける。
そして、出力クロック信号SOUT の周波数を変える場合
に、電圧制御発振回路16の発振周波数をあまり変えな
いようプログラマブルカウンタ17の分周比を設定す
る。 【効果】 電圧制御発振回路16の発振周波数をあまり
変化させる必要がないため、電圧制御発振回路16の設
計が容易になり、また電圧制御発振回路16の制御電圧
の変動範囲が小さくなるので変化に対する追随が速くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、周波数シンセサイザ
に関し、特に広範囲にわたる発振周波数が要求される周
波数シンセサイザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の周波数シンセサイザの構成
を示すブロック図である。図において、8は基準クロッ
ク信号Sref が入力する入力端子、9は基準クロック信
号Sref に同期した出力クロック信号SOUT を出力する
ための出力端子、12は基準クロック信号Sref を設定
信号SS1で設定された分周比で分周するプログラマブ
ルカウンタ、13は設定信号SS2によって設定された
分周比で出力クロック信号Sref を分周するプログラマ
ブルカウンタ、14は第1及び第2の入力端子から入力
する2つの信号の位相差及び周波数差を検出し、検出結
果に応じた検出信号を出力する周波数位相比較器、15
は検出信号を直流電圧信号に変換するローパスフィル
タ、16は直流電圧信号に応じた周波数を有する出力ク
ロック信号SOUT を発生させる電圧制御発振回路(VC
O)である。
【0003】プログラマブルカウンタ12は、入力端子
8と周波数位相比較器14の第1の入力端子に接続さ
れ、入力端子8から入力した基準クロック信号Sref
1/N(Nは任意の整数)分周して周波数位相比較器1
4の第1の入力端子へ出力する。プログラマブルカウン
タ13は、出力端子9と周波数位相比較器14の第2の
入力端子に接続され、出力端子9から出力する出力クロ
ック信号SOUT を1/M(Mは任意の整数)分周して周
波数位相比較器14の第2の入力端子へ出力する。
【0004】周波数位相比較器14は、ローパスフィル
タ15の入力端子に接続され、1/N分周された基準ク
ロック信号Sref と1/M分周された出力クロック信号
OUT とを比較して、それらの位相差及び周波数差に応
じた検出信号をローパスフィルタ15へ出力する。ロー
パスフィルタ15は、電圧制御発振回路16の入力端子
に接続され、周波数位相比較器14から出力された検出
信号を直流電圧信号に変換して電圧制御発振回路16が
周波数を制御するための制御電圧を電圧制御発振回路1
6へ出力する。電圧制御発振回路16は、出力端子9に
接続され、ローパスフィルタ15から出力された制御電
圧の値に応じた周波数を有する出力信号SOUT を出力端
子9を通して周波数シンセサイザの外部に対して出力す
る。
【0005】電圧制御発振回路16の出力クロック信号
OUT をプログラマブルカウンタ13により1/M分周
した信号の周波数及び位相が基準クロック信号Sref
プログラマブルカウンタ12により1/N分周した信号
の周波数及び位相との差を周波数位相比較器14により
検出する。
【0006】プログラマブルカウンタ13から出力され
た信号とプログラマブルカウンタ12から出力された信
号の周波数及び位相が異なる場合、周波数位相比較器1
4はこれらの周波数及び位相を一致させるような検出信
号を出力し、電圧制御発振回路16の発振周波数を変化
させる。そして、電圧制御発振回路16が出力した、周
波数の変化した出力クロック信号SOUT をプログラマブ
ルカウンタ13を介して周波数位相比較器14に再び入
力してプログラマブルカウンタ12の出力信号と比較す
る。
【0007】このように常に出力クロック信号SOUT
プログラマブルカウンタ13を介して周波数位相比較器
14にフィードバックされ、出力クロック信号SOUT
基準クロック信号Sref の同期が取られる。即ち、以上
のような動作を繰り返すことにより、周波数位相比較器
14とローパスフィルタ15と電圧制御発振回路16と
プログラマブルカウンタ13とからなる位相同期ループ
は同期状態に達する。この状態において、電圧制御発振
回路16の制御電圧は、ある一定の値に保たれており、
基準クロック信号Sref の周波数をfref 、出力クロッ
ク信号SOUT の周波数をfOUT とすると数1が成り立
つ。電圧制御発振回路16の出力信号、即ち出力クロッ
ク信号SOUT は数1から基準クロック信号Sref のM/
N倍の周波数を持ち、信号Sref に同期した状態で周波
数ロックされる。
【0008】
【数1】
【0009】数1においてN,Mは任意の整数であるた
め、出力クロック信号SOUT は基準クロック信号Sref
に同期した任意の周波数に設定できることが分かる。
【0010】ただし、出力クロック信号SOUT が電圧制
御発振回路16の発振周波数と等しくなっているため、
図5に示すように低い周波数fLoutから高い周波数f
Houtへ、または高い周波数fHoutから低い周波数fLout
へ出力クロック信号SOUT のロック周波数を切り替えた
とき、電圧制御発振回路16の発振周波数は周波数範囲
Lout〜fHoutと同じ広さの周波数範囲fHVCO〜fLVCO
で変化する。しかしこのとき、電圧制御発振回路16の
発振周波数をfHVCO〜fLVCO間で変化させるため、電圧
制御発振回路16の制御電圧の差ΔVC =|VHC−VLC
|は非常に大きくなり、位相同期ループが再度同期状態
に達するためには、周波数位相比較器14の検出信号が
位相誤差を代償としてΔVC を供給する時間が必要であ
り、ΔVCが大きければ大きいほど、多くの時間を費や
す結果となる。すなわち、ロックアップタイムが大きく
なる。
【0011】特に、電圧制御発振回路16のゲイン特性
において、そのゲインが小さければ小さいほど、この現
象が顕著に現れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の周波数シンセサ
イザは以上のように構成されているので、プログラマブ
ルカウンタ12,13の分周比を変化させることによ
り、基準クロック信号Sref に同期した出力クロック信
号SOUT の周波数を変化させることが可能となる。しか
し、出力クロック信号SOUT の周波数を低い周波数から
高い周波数に切り換え、あるいは逆に高い周波数から低
い周波数に切り換えて周波数シンセサイザを広範囲の周
波数領域で使用する場合、電圧制御発振回路16の制御
電圧の変動が大きくなり、位相同期ループが再度同期状
態に達するまでの時間、即ちロックアップタイムが異常
に大きくなるという問題点があった。
【0013】また、電圧制御発振回路16のゲイン特性
においても非常に幅広い周波数領域において、リニアリ
ティ精度が要求されるため、その設計が非常に難しくな
る等の問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、出力クロック信号SOUT の周波
数を低い周波数から高い周波数へ、或いは高い周波数か
ら低い周波数へ切り換える場合において、位相同期ルー
プが再度同期状態に達するまでのロックアップタイムを
短縮し、さらに要求される発振周波数範囲が非常に幅広
い場合においても、リニアリティ精度を求められる周波
数範囲を狭くすることにより、電圧制御発振回路の設計
を容易にすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る周波数
シンセサイザは(a)基準信号を入力する入力端子と、
(b)前記基準信号に同期した出力信号を出力するため
の出力端子と、(c)前記入力端子から入力される基準
信号に応じた第1の入力と、第2の入力との位相差及び
周波数差を検出し、その検出結果に基づく検出信号を出
力する周波数位相比較器と、(c)前記周波数位相比較
器から出力される前記検出信号を直流電圧信号に変換
し、該直流電圧信号を制御信号として出力するローパス
フィルタと、(d)前記ローパスフィルタの出力する前
記制御信号に基づいて、出力する信号の発振周波数を変
化させる電圧制御発振回路と、(e)前記電圧制御発振
回路と前記出力端子との間に接続され、前記電圧制御発
振回路から出力された信号を入力し、該信号を設定され
た分周比で分周して前記出力信号として出力する、分周
比設定の可能な分周手段と、(f)前記分周手段から出
力された前記出力信号に応じた信号を前記周波数位相比
較器の前記第2の入力として帰還するフィードバック手
段とを備えて構成されている。
【0016】第2の発明に係る周波数シンセサイザは、
第1の発明の周波数シンセサイザにおいて、前記分周手
段が、設定信号に応じて分周比を設定するプログラマブ
ルカウンタで構成されている。
【0017】第3の発明に係る周波数シンセサイザは、
第1の発明の周波数シンセサイザにおいて、前記分周手
段が、(c-1)前記電圧制御回路の出力信号をそれぞれ
異なる所定の分周比で分周する複数の分周器と、(c-
2)前記複数の分周器の出力信号を切替え信号に応じて
選択的に出力するマルチプレクサとを備えて構成されて
いる。
【0018】
【作用】第1の発明における分周手段は、電圧制御発振
回路が出力する信号の周波数を設定された分周比で分周
して出力するので、周波数シンセサイザが要求される出
力信号の周波数に応じて分周手段の分周比の設定を変え
ることにより、電圧制御発振回路の発振周波数を大きく
変化させずに所望の周波数を有する出力信号を周波数シ
ンセサイザが出力することができる。そのため、電圧制
御発振回路を制御する制御信号の電圧変動範囲を小さく
抑えて周波数シンセサイザの出力が安定するまでのロッ
クアップタイムを短くすることができる。また、電圧制
御発振回路は、ゲイン特性においても、ある特定の狭い
周波数範囲内で、要求されるリニアリティの精度を保っ
ていればよい。
【0019】第2の発明におけるプログラマブルカウン
タは、例えば外部から設定信号を与えることによって適
宜必要な分周比に設定でき、周波数シンセサイザの様々
な使用条件に十分に対応することが可能となる。
【0020】第3の発明における複数の分周器は、それ
ぞれ固有の分周比で分周するため、それぞれ異なる周波
数を有する出力信号を出力する。そして、マルチプレク
サは、例えば外部から切替え信号を与えることにより、
これら分周器が出力したそれぞれ異なる周波数を有する
信号を適宜選択して出力するので、周波数シンセサイザ
の様々な使用条件に十分に対応することが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による周波数シンセサ
イザの構成を示すブロック図である。図1に示した周波
数シンセサイザ11は、図4に示した従来の周波数シン
セサイザ11aの電圧制御発振回路16と出力端子9と
の間にプログラマブルカウンタ17を挿入した構成とな
っており、図1において、図4と同一符号部分は、その
符号を付した図4の各部に相当する部分を示すものとす
る。
【0022】図1に示した周波数シンセサイザ11が図
4に示した周波数シンセサイザと異なる点は、周波数シ
ンセサイザ11のプログラマブルカウンタ17が設定信
号SS3で設定されている分周比で電圧制御発振回路1
6の出力信号を分周し、この分周した信号を周波数シン
セサイザ11の出力クロック信号SOUT として出力端子
9から出力する点である。
【0023】この周波数シンセサイザ11も、従来の周
波数シンセサイザ11aと同様に、プログラマブルカウ
ンタ12,13の分周比を変化させて、出力クロック信
号SOUT を基準クロック信号Sref に同期させつつ、低
い周波数から高い周波数へ、あるいは高い周波数から低
い周波数へと広い周波数範囲で出力クロック信号SOUT
が変化可能であることを要求される。
【0024】上限のロック周波数fHoutを有する出力ク
ロック信号SOUT を出力する際のプログラマブルカウン
タ17の分周比をLH とし、下限のロック周波数fLout
を有する出力クロック信号SOUT を出力する際のプログ
ラマブルカウンタ17の分周比をLL として(分周比L
H 及びLL は整数)、数2の関係が成り立つように、分
周比LH 及びLL を設定する。
【0025】
【数2】
【0026】このように分周比LH 及びLL を設定した
場合、ロック周波数fHoutの出力クロック信号SOUT
出力する際の電圧制御発振回路16の発振周波数をf
HVCO1とし、ロック周波数fLoutの出力クロック信号S
OUT を出力する際の電圧制御発振回路16の発振周波数
をfLVCO1 とすると、数3の関係が成り立つ。
【0027】
【数3】
【0028】そして、数2及び数3の関係から次の数4
及び数5の関係が導かれる。
【0029】
【数4】
【0030】
【数5】
【0031】電圧制御発振回路16は、出力クロック信
号SOUT のロック周波数fout に大きく依存することな
く、発振周波数fHVCO1 とfLVCO1 の差を小さくするこ
とができ、所望の特定の周波数fa の付近で発振するこ
とが数4から分かる。
【0032】図2に示すように、出力クロック信号S
OUT のロック周波数fout の変動Δfout に対応して電
圧制御発振回路16の発振周波数fVCO1はΔfVCO1の変
動がある。図2に示すように、電圧制御発振回路16の
ゲイン特性において、ΔfVCO1即ち(fHVCO1 −f
LVCO1 )に対応する制御電圧の差ΔVC1は、図5に示し
た従来の周波数シンセサイザ11aの電圧制御発振回路
16のゲイン特性における制御電圧の差ΔVC に比較し
て非常に小さくなる。
【0033】そして、周波数シンセサイザ11の周波数
位相比較器14とローパスフィルタ15と電圧制御発振
回路16とプログラマブルカウンタ13,17とからな
る位相同期ループが再度同期状態に達するために、出力
クロック信号SOUT のロック周波数fout を切り替えた
時点から開始される、周波数位相比較器14が制御電圧
ΔVC1を供給する時間を短縮することができる。従っ
て、周波数シンセサイザ11は、従来の周波数シンセサ
イザ11aに比べてロックアップタイムの短縮が可能と
なる。なお、図2におけるV0 ,V1 ,f0 ,f1 の符
号は図5のグラフとの比較を容易にするための目安であ
る。
【0034】また、電圧制御発振回路16は、出力クロ
ック信号SOUT のロック周波数fout に依存することが
なくある特定の周波数付近で発振すればよいので、その
ゲイン特性におけるリニアリティ精度が要求される周波
数範囲が小さくなり、電圧制御発振回路16の設計が容
易になる。
【0035】例えば、周波数シンセサイザ11におい
て、出力ロック信号SOUT の周波数fout として10M
Hzが必要な場合、プログラマブルカウンタ17の分周
比を1/10に設定すれば、電圧制御発振回路16の発
振周波数fVCO1は100MHzとなる。そして、同一の
周波数シンセサイザ11で、出力ロック信号SOUT の周
波数fout として5MHzが必要な場合、プログラマブ
ルカウンタ17の分周比を1/20に設定すれば、電圧
制御発振回路16の発振周波数fVCO1は100MHzと
なる。また、同一の周波数シンセサイザ11で、出力ロ
ック信号SOUT の周波数fout として1MHzが必要な
場合、プログラマブルカウンタ17の分周比を1/10
0に設定すれば、電圧制御発振回路16の発振周波数f
VCO1は100MHzとなる。このように、周波数シンセ
サイザ11の出力クロック信号SOUT の周波数fout
1〜10MHzの範囲で可変であることが必要な場合で
も、電圧制御発振回路16の発振周波数fVCO1は100
MHzの範囲に限定できる。
【0036】なお、上記実施例では、分周手段としてプ
ログラマブルカウンタ17を用いて電圧制御発振回路1
6の出力を分周したが、図3に示すように、それぞれ異
なる分周比K1〜Knを持つ分周器18-1〜18-nで電
圧制御発振回路16の出力をそれぞれ分周し、それぞれ
の分周器18-1〜18-nから出力される信号を選択信号
SS4に応じてマルチプレクサ19で選択して出力する
ようにしてもよい。
【0037】また、上記実施例では、出力端子9から出
力クロック信号SOUT をプログラマブルカウンタ13で
分周して周波数位相比較器14にフィードバックする
が、分周比可変の分周手段として他のものを用いてもよ
く、同様に基準クロック信号Sref を分周するプログラ
マブルカウンタ12にも分周比可変の分周手段として他
のものを用いてもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
【0038】また、上記実施例では、プログラマブルカ
ウンタ12及び13によって出力クロック信号SOUT
周波数fout を設定するように構成したがプログラマブ
ルカウンタ12あるいは13の一方を省略することも可
能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明の周波
数シンセサイザによれば、電圧制御発振回路と出力端子
との間に接続され、電圧制御発振回路から出力された信
号を入力し、該信号を設定された分周比で分周して出力
信号として出力する、分周比設定の可能な分周手段を備
えて構成されているので、分周手段の分周比を変化させ
ることによって、電圧制御発振回路の周波数をあまり大
きく変動させることなく、周波数シンセサイザの出力信
号周波数を広範囲に渡って変化させることができ、電圧
制御発振回路の設計を容易に行えるなど製造の容易な周
波数シンセサイザを得ることができるという効果があ
る。また、電圧制御回路を制御するための制御信号の変
動範囲を小さくでき、周波数シンセサイザのロックアッ
プタイムを短くすることができるなど周波数シンセサイ
ザの性能を向上することができるという効果がある。
【0040】請求項2記載の発明の周波数シンセサイザ
によれば、設定信号に応じて分周比を設定するプログラ
マブルカウンタを備えて構成されているので、例えば外
部からの設定信号よって適宜必要な分周比に設定でき、
異なる使用条件に対応する能力のある汎用性の高い周波
数シンセサイザを得ることができるという効果がある。
【0041】請求項3記載の発明の周波数シンセサイザ
によれば、電圧制御回路の出力信号をそれぞれ異なる所
定の分周比で分周する複数の分周器と、複数の分周器の
出力信号を切替え信号に応じて選択的に出力するマルチ
プレクサとを備えて構成されているので、例えば外部か
らの切替え信号よって適宜必要な分周比に設定でき、異
なる使用条件に対応する能力のある汎用性の高い周波数
シンセサイザを得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による周波数シンセサイザ
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した周波数シンセサイザの電圧制御発
振回路の動作を示すグラフである。
【図3】この発明の他の実施例による周波数シンセサイ
ザの構成を示すブロック図である。
【図4】従来の周波数シンセサイザの構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の周波数シンセサイザの電圧制御発振回路
の動作を示すグラフである。
【符号の説明】
12,13,17 プログラマブルカウンタ 14 周波数位相比較器 15 ローパスフィルタ 16 電圧制御発振回路 18-1〜18-n 分周器 19 マルチプレクサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)基準信号を入力する入力端子と、 (b)前記基準信号に同期した出力信号を出力するため
    の出力端子と、 (c)前記入力端子から入力される基準信号に応じた第
    1の入力と、第2の入力との位相差及び周波数差を検出
    し、その検出結果に基づく検出信号を出力する周波数位
    相比較器と、 (c)前記周波数位相比較器から出力される前記検出信
    号を直流電圧信号に変換し、該直流電圧信号を制御信号
    として出力するローパスフィルタと、 (d)前記ローパスフィルタの出力する前記制御信号に
    基づいて、出力する信号の発振周波数を変化させる電圧
    制御発振回路と、 (e)前記電圧制御発振回路と前記出力端子との間に接
    続され、前記電圧制御発振回路から出力された信号を入
    力し、該信号を設定された分周比で分周して前記出力信
    号として出力する、分周比設定の可能な分周手段と、 (f)前記分周手段から出力された出力信号に応じた信
    号を前記周波数位相比較器の前記第2の入力として帰還
    するフィードバック手段と を備える、周波数シンセサイザ。
  2. 【請求項2】 前記分周手段は、設定信号に応じて分周
    比を設定するプログラマブルカウンタを含む、請求項1
    記載の周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】 前記分周手段は、 (c-1)前記電圧制御回路の出力信号をそれぞれ異なる
    所定の分周比で分周する複数の分周器と、 (c-2)前記複数の分周器の出力信号を切替え信号に応
    じて選択的に出力するマルチプレクサと を備える、請求項1記載の周波数シンセサイザ。
JP5203854A 1993-08-18 1993-08-18 周波数シンセサイザ Pending JPH0758635A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6121943A (en) * 1995-07-04 2000-09-19 Denso Corporation Electroluminescent display with constant current control circuits in scan electrode circuit
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