JPH0757663A - 陰極線管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ほぼ矩形状の平坦な第１プレート30、その周
縁部から実質的に垂直に延在する側壁31およびこの側壁
を介して第１プレートと平行に対向するほぼ矩形状の平
坦な第２プレート32を有する真空外囲器34と、第１、第
２プレート間に配置され、これら第１、第２プレートを
支える複数個のプレート支持手段42とを備え、第１プレ
ートの内面に形成された蛍光体スクリーン37を複数個の
電子銃41から放出される電子ビームにより複数個の領域
R1〜R20 に分割して走査する陰極線管において、側壁に
隣接するプレート支持手段を側壁に対して複数個のプレ
ート支持手段間の最小間隔よりも狭い間隔に配置した。 【効果】 第１プレートの変形をなくし、品位良好な画
像を表示する陰極線管とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管などの
陰極線管に係り、特に平坦なフェースプレートと平坦な
リアプレートとが側壁を介して接合され、これらフェー
スプレートと平坦なリアプレートとの間にプレート支持
手段が配置されてなる陰極線管に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年高品位放送あるいはこれにともなう
大画面をもつ高解像度受像管に対して種々の検討がなさ
れている。一般に受像管の高解像度化を達成するために
は、蛍光体スクリーン上の電子ビームのスポット径を小
さくしなければならない。

【０００３】これに対して、従来より電子銃の電極構造
の改良あるいは電子銃自体の大口径化、伸長化などが図
られてきたが、未だ十分な成果が得られていない。これ
は、大形管になるにしたがって、電子銃から蛍光体スク
リーンまでの距離が長くなり、電子レンズの倍率が大き
くなりすぎることが最大の原因である。したがって、高
解像度を実現するためには、電子銃から蛍光体スクリー
ンまでの距離（奥行き）を短縮することが重要である。
またこの場合、広角偏向にすると、画面中央と周辺との
倍率差の増大をまねく。そのため、広角偏向にすること
は、高解像度化にとって得策ではない。

【０００４】そのため、従来より独立した小形の受像管
を複数個配置して高解像度大画面にする方法が、特開昭
４８−９０４２８号公報、特開昭４９−２１０１９号公
報、実開昭５３−１１７１３０号公報などに開示されて
いる。この種の方法は、屋外などに配置する分割数の多
い巨大画面の表示には有効であるが、画面サイズが４０
インチ程度の中規模の大画面を表示する場合は、各領域
間の画面の接続部が目立ち、目障りな画像を再生する。
したがって、家庭用テレビ受像機として使用する場合や
計算機利用設計（ＣＡＤ）における図形表示用の端末機
として使用する場合は、その画面の接続部が致命的な欠
陥となる。

【０００５】これに対して、米国特許第３，０７１，７
０６号明細書、実公昭３９−２５６４１号公報、特公昭
４２−４９２８号公報、特公昭５０−１７１６７号公報
などには、複数個の独立した受像管の蛍光体スクリーン
を一体化した構造のものが開示されている。この一体化
構造の蛍光体スクリーンをもつ受像管は、図２に示すよ
うに、フェースプレート１、このフェースプレート１に
対向するリアプレート２、このリアプレート２に接続さ
れた複数個のファンネル３により真空外囲器５が構成さ
れ、フェースプレート１の内面に一体化構造の蛍光体ク
リーン６が形成されている。そのフェースプレート１は
ガラスから、またリアプレート２はガラスまたは金属か
らなる。

【０００６】しかし、このような構造では、スクリーン
面が大形になると、大気圧荷重に耐えられるようにフェ
ースプレート１やリアプレート２の肉厚を厚くしなけれ
ばならず、また管軸方向に大きな曲率をもたせることも
必要となる。その結果、外囲器５の重量が重くなる。さ
らにフェースプレート１の曲率が大きくなると、画面が
見にくいものとなる。さらにまた蛍光体スクリーン６と
ネック７内に封入される電子銃８との距離が大きくな
り、電子レンズが倍率的に好ましくないものとなる。

【０００７】したがって上記問題点を解決するために
は、特にフェースプレートを比較的平坦な大きな面積に
する必要がある。この場合、そのフェースプレートに加
わる大気圧荷重を支えるためにプレート支持手段を設け
る必要がある。

【０００８】このようなプレート支持手段を設けること
は、外囲器内を真空にする太陽熱収集器に関連して既知
であるし、また平坦な陰極線管としても、特開昭５６−
１０６３５３号公報、特開昭６２−２７２４３２号公
報、特開昭６２−２８５３３５号公報、特開昭６３−１
２８５３２号公報、特開昭４８−９０１８３号公報、特
開昭６４−１０５５３号公報、特開平１−１１７２５１
号公報などに開示されている。

【０００９】しかし図３および図４に示すように、上記
太陽熱収集器９でのプレート支持手段１０は、長い板状
であり、また図５に示すように、上記陰極線管１１での
プレート支持手段１０は、針状であり、特にこの陰極線
管１１の場合、針状のプレート支持手段１０がきわめて
多数配置されている。そのため、このようなプレート支
持手段１０を用いることは、陰極線管の製造を煩雑に
し、かつ材料コストを高くする。特にフェースプレート
の内面に形成された蛍光体スクリーンとの位置合せが必
要な場合は、この位置合せがいちじるしく困難となる。
またこの陰極線管１１は、多数の線状のカソード１２、
複数個の制御電極１３（第１乃至第４グリッド）、加速
電極１４、偏向電極１５（水平偏向電極、垂直偏向電
極）などが管内に配置されるため、製造がいちじるしく
難しく、かつ管内部材が多いため、その各種管内部材か
ら放出されるガスによる寿命特性の劣化が避けられない
など、問題が多い。

【００１０】このような平坦なフェースプレートを有す
る陰極線管の問題点を解決するものとして、本発明者に
係る特願平２−２１６２０７号、特願平２−２２６２８
８号などには、図６に示すように、平坦なフェースプレ
ート１６（第１プレート）、このフェースプレート１６
の周辺部から実質的に垂直な方向に延在する側壁１７、
この側壁１７を介してフェースプレート１６と平行に対
向する平坦なリアプレート１８（第２プレート）および
このリアプレート１８に接合された複数個のファンネル
１９で真空外囲器２０を構成し、そのフェースプレート
１６とリアプレート１８との間に、これらフェースプレ
ート１６およびリアプレート１８に加わる大気圧荷重を
支えるプレート支持手段１０を配置し、ファンネル１９
の各ネック２１内に封止された複数個の電子銃２２から
放出される電子ビームによりフェースプレート１６の内
面に形成された一体化構造の蛍光体スクリーン２３を複
数個の領域に分割して走査する構造簡単な実用的な陰極
線管が示されている。

【００１１】しかしこの陰極線管については、蛍光体ス
クリーン２３の周辺部で画像が異常になることが判明し
ている。その原因は、側壁１７とプレート支持手段１０
との大気圧荷重に対する支持構造の相違により、フェー
スプレート１６の中央部と周辺部とで大気圧荷重による
変形が微妙に異なるためと考えられる。このような問題
は、特に蛍光体スクリーンに対向してその内側にシャド
ウマスクが配置されるカラー受像管では、上記側壁とプ
レート支持手段との大気圧荷重に対する支持構造の相違
のほかに、側壁とプレート支持手段との高さの相違や、
カラー受像管の製造過程におけるフェースプレート、側
壁、リアプレートの接合、プレート支持手段の取付け条
件の変化なども影響し、３色蛍光体層に電子ビームが正
しくランディングしないミスランディングとして現れ
る。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、高解像
度の大画面をもちかつ奥行きの短い構造簡単な実用的な
陰極線管として、平坦なフェースプレート、このフェー
スプレートの周辺部から実質的に垂直な方向に延在する
側壁、この側壁を介してフェースプレートと平行に対向
する平坦なリアプレートおよびこのリアプレートに接合
された複数個のファンネルにより真空外囲器を構成し、
そのフェースプレートとリアプレートとの間に、これら
フェースプレートおよびリアプレートに加わる大気圧荷
重を支えるプレート支持手段を配置し、ファンネルの各
ネック内に封止された複数個の電子銃から放出される電
子ビームにより、フェースプレートの内面に形成された
一体化構造の蛍光体スクリーンを複数個の領域に分割し
て走査する陰極線管が提案されている。

【００１３】しかしこの陰極線管については、蛍光体ス
クリーン周辺部で画像が異常になることが判明した。そ
の原因は、側壁とプレート支持手段との大気圧荷重に対
する支持構造の相違により、フェースプレートの中央部
と周辺部とで大気圧荷重による変形が微妙に異なるため
と考えられ、特に蛍光体スクリーンに対向してその内側
にシャドウマスクが配置されるカラー受像管では、側壁
とプレート支持手段との大気圧荷重に対する支持構造の
相違のほかに、側壁とプレート支持手段との高さの相違
や、カラー受像管の製造過程におけるフェースプレー
ト、側壁、リアプレートの接合、プレート支持手段の取
付け条件の変化なども影響し、３色蛍光体層に電子ビー
ムが正しくランディングしないミスランディングをおこ
すという問題がある。

【００１４】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、平坦なフェースプレートと平行に
対向する平坦なリアプレートを有し、これらフェースプ
レートおよびリアプレートに加わる大気圧荷重を支える
プレート支持手段がそれら間に配置されてなる陰極線管
において、フェースプレートの内面に形成された蛍光体
スクリーンの周辺部での画像が異常にならないようにす
ることを目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】ほぼ矩形状の平坦な第１
プレート、この第１プレートの周縁部から実質的に垂直
に延在する側壁およびこの側壁を介して第１プレートと
平行に対向するほぼ矩形状の平坦な第２プレートを有す
る真空外囲器と、第１、第２プレート間に配置され、こ
れら第１、第２プレートを支える複数個のプレート支持
手段とを備え、第１プレートの内面に形成された蛍光体
スクリーンを複数個の電子銃から放出される電子ビーム
により複数個の領域に分割して走査する陰極線管におい
て、側壁に対してこの側壁に隣接するプレート支持手段
を、複数個のプレート支持手段間の最小間隔よりも狭い
間隔に配置した。

【００１６】

【作用】上記のように、側壁に対してこの側壁に隣接す
るプレート支持手段を、複数個のプレート支持手段間の
最小間隔よりも狭い間隔に配置すると、第１プレートの
中央部と周辺部との大気圧荷重による微妙な変形の違い
をなくすことができ、第１プレートの中央部と周辺部と
の変化の相違により生ずる画像の異常を防止することが
できる。

【００１７】

【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。

【００１８】図１にその一実施例であるカラー受像管の
構成を示す。このカラー受像管は、ほぼ矩形状の平坦な
ガラス製フェースプレート３０（第１プレート）と、こ
のフェースプレート３０の周縁部にフリットガラスなど
の接合材により接合され、フェースプレート３０に対し
て実質的に垂直に延在するガラス製側壁３１と、この側
壁３１を介してフェースプレート３０と平行に対向し、
同じくフリットガラスなどの接合材により接合されたほ
ぼ矩形状の平坦なガラス製リアプレート３２（第２プレ
ート）と、このリアプレート３２に同じくフリットガラ
スなどの接合材により接合された複数個のガラス製ファ
ンネル３３とからなる真空外囲器３４を有する。その複
数個のファンネル３３は、それぞれリアプレート３２に
形成された複数個の開孔３５のまわりに接合され、図示
例では、水平方向（Ｘ方向）に５個、垂直方向（Ｙ方
向）に４個、計２０個のファンネル３３が接合されたも
のが示されている。

【００１９】上記フェースプレート３０の内面には、
青、緑、赤に発光するストライプ状の３色蛍光体層とこ
の３色蛍光体層間に埋込むように設けられたブラックス
トライプからなる蛍光体スクリーン３７が形成され、こ
の蛍光体スクリーン３７と対向して、その内側にシャド
ウマスク３８がリアプレート３２に固定された断面コの
字形のマスク架接手段３９に支持配置されている。また
ファンネル３３の各ネック４０内にそれぞれ電子銃４１
が封止されている。さらにフェースプレート３０とリア
プレート３２との間に複数個のプレート支持手段４２が
所定間隔で配置されている。

【００２０】このプレート支持手段４２は、真空外囲器
３４に加わる大気圧荷重に対して、平坦なフェースプレ
ート３０およびリアプレート３２を支えるためのもので
あり、フェースプレート３０の内面に当接する先端部が
楔形状に形成され、基端部がリアプレート３２に固定さ
れている。この各プレート支持手段４２間の間隔Ｐは、
フェースプレート３０の板厚ｔに対して、好ましくは、 ｔ／Ｐ≧０．０５ に設定され、特に側壁３１に隣接するプレート支持手段
４２は、側壁３１に対して上記プレート支持手段４２間
の最小間隔よりも狭く配置されている。

【００２１】なお、このカラー受像管は、上記各電子銃
４１から放出される電子ビームを各ファンネル３３の外
側に装着された偏向装置（図示せず）の発生する磁界に
より水平および垂直方向に偏向して、蛍光体スクリーン
３７を複数個の領域、図示例では、水平方向に５個、垂
直方向に４個、計２０個の領域Ｒ1 〜Ｒ20に分割して走
査する。この分割走査により蛍光体スクリーン３７上に
描かれる画面は、電子銃４１や偏向装置に印加される信
号により繋がり、蛍光体スクリーン３７の全面に重複や
切れ目のない１つの大きな画像を再生する。

【００２２】このようなカラー受像管は、つぎの方法に
より製造することができる。

【００２３】あらかじめフェースプレート３１の内面
に、写真印刷法によりたとえば蛍光体層に対応する所定
のパターンの形成されたマスターマスクを用いて蛍光体
スクリーン３７を形成する。またリアプレート３２の内
面の所定位置に、シャドウマスク３８を支持するマスク
架設手段３９およびフェースプレート３０とリアプレー
ト３２に加わる大気圧荷重を支えるための複数個のプレ
ート支持手段４２をフリットガラスの塗布焼成により固
定し、そのマスク架設手段３９にシャドウマスク３８を
張力を加えた状態で溶接する。また複数個のファンネル
３３の各ネック４０内に電子銃４１を封止しておく。

【００２４】つぎに上記蛍光体スクリーン３７の形成さ
れたフェースプレート３０、側壁３１を構成する複数個
の側壁片、シャドウマスク３８およびプレート支持手段
４２の固定されたリアプレート３２および電子銃４１の
封止された複数個のファンネル３３を所定の関係に位置
決めし、これらを塗布されたフリットガラスの焼成によ
り一体に接合する。その後、この一体に組立てられた外
囲器３４を排気することにより製造される。

【００２５】このカラー受像管装置の製造方法として
は、上記以外に、たとえばファンネル３３をリアプレー
ト３２に接合したのちに、そのネック４０内に電子銃４
１を封止してもよく、またあらかじめ側壁３１をフェー
スプレート３０やリアプレート３２に接合しておくな
ど、他の方法でもでも製造することができる。

【００２６】ところで、上記のように真空外囲器３４に
加わる大気圧荷重に対して、フェースプレート３０およ
びリアプレート３２を支える複数個のプレート支持手段
４２のうち、側壁３１に隣接するプレート支持手段４２
を側壁３１に対して、プレート支持手段４２間の間隔の
最小間隔よりも狭く配置すると、従来側壁とプレート支
持手段との大気圧荷重に対する支持構造の相違により生
じたフェースプレートの中央部と周辺部との微妙な変形
の違いをなくし、フェースプレート３０の全面を平坦に
保持することができる。その結果、フェースプレート３
０とシャドウマスク３８とを全面にわたり平行に保ち、
従来フェースプレート３０の周辺部に生じたミスランデ
ィングを防止し、画面全面に品位良好なカラー画像を表
示するカラー受像管とすることができる。

【００２７】なお、上記実施例では、シャドウマスクを
断面コの字形のマスク架設手段に支持したが、このシャ
ドウマスクを支持するマスク架設手段は、他も構造でも
よい。

【００２８】前記側壁に近いプレート支持手段はその先
端部が蛍光体層の外周あるいはその外側に配置される場
合、先端部を楔形状に形成する必要はなく、例えば先端
部と基端部を同じ形状などにしたものでもよい。

【００２９】なおまた、上記実施例では、カラー受像管
について説明したが、この発明は、平坦なフェースプレ
ートを有する他の陰極線管にも適用可能である。

【００３０】

【発明の効果】ほぼ矩形状の平坦な第１プレート、この
第１プレートの周縁部から実質的に垂直に延在する側壁
およびこの側壁を介して第１プレートと平行に対向する
ほぼ矩形状の平坦な第２プレートを有する真空外囲器
と、第１、第２プレート間に配置され、これら第１、第
２プレートを支える複数個のプレート支持手段とを備
え、第１プレートの内面に形成された蛍光体スクリーン
を複数個の電子銃から放出される電子ビームにより複数
個の領域に分割して走査する陰極線管において、側壁に
対してこの側壁に隣接するプレート支持手段を複数個の
プレート支持手段間の最小間隔よりも狭い間隔に配置す
ると、第１プレートの中央部と周辺部との大気圧荷重に
よる微妙な変形の違いをなくすことができ、従来フェー
スプレートの周辺部に生じたミスランディングを防止
し、画面全面に品位良好な画像を表示する陰極線管とす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１（ａ）はこの発明の一実施例であるカラー
受像管の全体の構成を示す斜視図、図１（ｂ）はそのＢ
−Ｂ断面図である。

【図２】図２（ａ）は従来の受像管の構成を示す斜視
図、図２（ｂ）はその断面図である。

【図３】プレート支持手段の配置された太陽熱収集器の
構成を示す図である。

【図４】図４（ａ）および（ｂ）はそれぞれプレート支
持手段の配置された異なる太陽熱収集器の構成を示す図
である。

【図５】図５（ａ）乃至（ｃ）はそれぞれ従来のプレー
ト支持手段の配置された陰極線管の構成を示す図であ
る。

【図６】図６は平坦なフェースプレートおよび平坦なリ
アプレートを有する陰極線管の構成を示す図である。

【符号の説明】

３０…フェースプレート ３１…側壁 ３２…リアプレート ３３…ファンネル ３４…真空外囲器 ３７…蛍光体スクリーン ３８…シャドウマスク ３９…マスク架設手段 ４１…電子銃 ４２…プレート支持手段 Ｒ1 〜Ｒ20…領域

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原口 雄次 埼玉県深谷市幡羅町一丁目９番２号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 蒲原 英治 埼玉県深谷市幡羅町一丁目９番２号 株式 会社東芝深谷電子工場内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ほぼ矩形状の平坦な第１プレート、この
   第１プレートの周縁部から実質的に垂直に延在する側壁
   およびこの側壁を介して上記第１プレートと平行に対向
   するほぼ矩形状の平坦な第２プレートを有する真空外囲
   器と、上記第１、第２プレート間に配置され、これら第
   １、第２プレートを支える複数個のプレート支持手段と
   を備え、上記第１プレートの内面に形成された蛍光体ス
   クリーンを複数個の電子銃から放出される電子ビームに
   より複数個の領域に分割して走査する陰極線管におい
   て、 上記側壁に対してこの側壁に隣接するプレート支持手段
   が上記複数個のプレート支持手段間の最小間隔よりも狭
   い間隔で配置されていることを特徴とする陰極線管。