JPH0757623A - カラー受像管の製造方法 - Google Patents

カラー受像管の製造方法

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JPH0757623A
JPH0757623A JP5197592A JP19759293A JPH0757623A JP H0757623 A JPH0757623 A JP H0757623A JP 5197592 A JP5197592 A JP 5197592A JP 19759293 A JP19759293 A JP 19759293A JP H0757623 A JPH0757623 A JP H0757623A
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mask
divided
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shadow mask
picture tube
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JP5197592A
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Kazuyuki Kiyono
和之 清野
Koji Nishimura
孝司 西村
Toru Takahashi
亨 高橋
Yuji Haraguchi
雄次 原口
Eiji Kanbara
英治 蒲原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 実質的に矩形状のフェースプレートの内面に
形成された蛍光体スクリーンを複数個の電子銃から放出
される電子ビームにより複数個の分割マスクを介して複
数個の領域に分割して走査するカラー受像管の製造方法
において、スリット部を介して複数個並列配置された分
割マスクM1〜M5がハーフエッチング部17を介して連結部
18により一体に連結され、かつこの両端部の連結部に位
置決め孔19が形成されたシャドウマスク9aを形成し、こ
のシャドウマスクをリアプレートまたはフェースプレー
トに取付けられた位置決めピンに係合して、各分割マス
クをマスク架設手段に溶接固定するようにした。 【作用】 各領域に描かれる画像間に重複や切れ目のな
い品位良好な画像を再生するカラー受像管とすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管の製造
方法に係り、特に実質的に矩形状のフェースプレートの
内面に形成された蛍光体スクリーンに対向して、複数個
の分割マスクからなるシャドウマスクが配置されてなる
カラー受像管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年高品位放送あるいはこれにともなう
大画面をもつ高解像度受像管に対して種々の検討がなさ
れている。一般に受像管の高解像度化を達成するために
は、蛍光体スクリーン上の電子ビームのスポット径を小
さくしなければならない。
【0003】これに対して、従来より電子銃の電極構造
の改良あるいは電子銃自体の大口径化、伸長化などが図
られてきたが、未だ十分な成果が得られていない。これ
は、大形管になるにしたがって、電子銃から蛍光体スク
リーンまでの距離が長くなり、電子レンズの倍率が大き
くなりすぎることが最大の原因である。したがって、高
解像度を実現するためには、電子銃から蛍光体スクリー
ンまでの距離(奥行き)を短縮することが重要である。
またこの場合、広角偏向にすると、画面中央と周辺との
倍率差の増大をまねく。そのため、広角偏向にすること
は、高解像度化にとって得策ではない。
【0004】上記大画面をもち、奥行きが短くかつ高解
像度が実現可能な受像管として、特開平5−36363
号公報には、フェースプレートを平坦にし、そのフェー
スプレートの内面に形成された一体化構造の蛍光体スク
リーンを複数個の電子銃から放出される電子ビームによ
り複数個の領域に分割して走査するようにした受像管が
示されている。
【0005】さらに平坦なフェースプレートの内面に形
成された一体化構造の蛍光体スクリーンと対向して複数
個の電子銃から放出される電子ビームにより複数個の領
域に分割して走査するカラー受像管として、蛍光体スク
リーンと対向して配置されるシャドウマスクを複数個の
分割マスクで構成し、これら分割マスクをフェースプレ
ートと対向する平坦なリアプレートに固定されたマスク
架設手段に取付けたものが提案されている。
【0006】これら受像管は、電子ビームの分割走査に
より各領域に描かれる画像は、電子銃や電子ビームを偏
向する偏向装置に印加される信号により繋がり、一体化
構造の蛍光体スクリーン上に重複や切れ目のない画像を
再生するものとなっている。しかし特にこのカラー受像
管において、上記のように蛍光体スクリーン上に重複や
切れ目のない画像を再生するためには、各領域に対応し
て分割マスクが所定の関係に精度よく設定され、かつ蛍
光体スクリーンと各分割マスクとの間隔が所定値に精度
よく設定されなければならない。
【0007】すなわち、通常カラー受像管の蛍光体スク
リーンは、写真印刷法により、カラー受像管に組込まれ
るシャドウマスクを用いて、フェースプレートの内面に
塗布形成された蛍光体スラリなどの蛍光体スクリーン形
成部材層を露光することにより形成される。この場合、
シャドウマスクとフェースプレート内面との間隔(q
値)が所定値からずれると、蛍光体スクリーンを構成す
る蛍光体層の配列間隔は、その影響を受けるが、蛍光体
スクリーン全域での連続性には影響しない。しかし一体
化構造の蛍光体スクリーンを複数個の領域に分割して走
査するカラー受像管では、シャドウマスクは、多数の電
子ビーム通過孔の形成されている有効部が、電子ビーム
により分割走査される複数個の領域に対応して、電子ビ
ーム通過孔の形成されていない非有効部を介して非連続
的に形成されるため、蛍光体スクリーンは、隣接領域間
でq値の影響を受ける。つまり、q値が所定値より大き
いときは、隣接領域間で蛍光体層が重複し、q値が所定
値より小さいときは、隣接領域間で蛍光体層間に切れ目
ができる。また蛍光体スクリーンをフォトマスクあるい
は乾板などを用いて形成されるマスターマスクにより形
成する場合でも、一体化構造の蛍光体スクリーンを複数
個の領域に分割して走査するカラー受像管では、同様に
隣接領域間でラスターが重複したり、切れ目が生じたり
する。
【0008】ところで、従来上記平坦なフェースプレー
トの内面に形成された一体化構造の蛍光体スクリーンを
複数個の領域に分割して走査するカラー受像管の製造
は、あらかじめ写真印刷法によりフェースプレートの内
面に蛍光体スクリーンを形成する。またフォトエッチン
グ法により複数個の有効部が非有効部を介して繋がった
シャドウマスクを製作したのち、このシャドウマスクを
複数個の分割マスクに分割するか、あるいは初めからフ
ォトエッチング法により分割マスクを製作する。一方、
リアプレートに分割マスクを取付ける複数個のマスク架
設手段、および真空外囲器の平坦なフェースプレートお
よび平坦なリアプレートに加わる大気圧荷重に対して、
これらフェースプレートとリアプレートとを支えるプレ
ート支持手段を固定する。そしてこのリアプレートに固
定されたマスク架設手段に上記のように製作された分割
マスクを溶接する。さらに複数個のファンネルのネック
内に、それぞれ電子銃を封止しておく。
【0009】つぎに上記蛍光体スクリーンの形成された
フェースプレート、側壁、分割マスクマスクの取付けら
れたリアプレートおよび電子銃の封止された複数個のフ
アンネルを所定の関係に位置決め配置し、これらをフリ
ットガラスの塗布焼成により一体に組立てる。その後、
この一体に組立てられた外囲器を排気することにより製
造される。
【0010】しかしこのカラー受像管の製造方法のよう
に複数個の分割マスクをそれぞれ個別にマスク架設手段
に取付ける方法では、電子ビームにより分割して走査さ
れる領域に対応してすべての分割マスクを精度よく、か
つ蛍光体スクリーンとの間隔を精度よく設定すること
は、きわめて困難であり、隣接領域に描かれる画像間に
重複や切れ目が生じやすい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、平坦な
フェースプレートの内面に形成された一体化構造の蛍光
体スクリーンに対向して複数個の分割マスクが配置さ
れ、複数個の電子銃から放出される電子ビームにより、
各分割マスクの有効部を介して蛍光体スクリーンを複数
個の領域に分割して走査するカラー受像管において、各
領域に描かれる画像が連続的に繋がり、蛍光体スクリー
ン上に重複や切れ目のない画像を再生するようにするた
めには、電子ビームにより分割して走査される領域に対
応してすべての分割マスクを精度よく、かつ蛍光体スク
リーンとの間隔が所定値に精度よく設定されることが必
要である。
【0012】しかし上記カラー受像管の製造方法は、あ
らかじめ複数個の分割マスクを形成しておき、この分割
マスクを個別にリアプレートに固定されたマスク架設手
段に固定する方法であるため、電子ビームにより分割し
て走査される領域に対応してすべての分割マスクを精度
よく、かつ蛍光体スクリーンとの間隔を精度よく設定す
ることは、きわめて困難であり、隣接領域に描かれる画
像間に重複や切れ目が生じやすいという問題がある。
【0013】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、電子ビームにより分割して走査される領域
に対応して複数個の分割マスクを精度よく設定でき、か
つ蛍光体スクリーンと各分割マスクとの間隔が所定値に
精度よく設定できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】実質的に矩形状のフェー
スプレートの内面に複数個の電子銃から放出される電子
ビームにより水平、垂直方向にそれぞれ複数個の領域に
分割されて走査される蛍光体スクリーンが形成され、多
数の電子ビーム通過孔の形成された有効部が垂直方向に
非有効部を介して複数個繋がった分割マスクが水平方向
に複数個並列に配置され、この複数個の分割マスクがフ
ェースプレートと対向する実質的に矩形状のリアプレー
トまたはフェースプレートに固定されたマスク架設手段
に支持されて蛍光体スクリーンと対向するカラー受像管
の製造方法において、分割マスクが水平方向にスリット
部を介して複数個並列配置され、これら分割マスクがハ
ーフエッチング部を介して垂直方向の両端部に設けられ
た連結部により一体に連結され、かつこの両端部の連結
部に位置決め孔が形成されたシャドウマスクをフォトエ
ッチング法により形成する工程と、リアプレートまたは
フェースプレートにマスク架設手段およびシャドウマス
クの位置決め孔に係合する位置決めピンを取付ける工程
と、リアプレートまたはフェースプレートに取付けられ
た位置決めピンにシャドウマスクの位置決め孔を係合し
てシャドウマスクを位置決めする工程と、位置決めされ
たシャドウマスクの各分割マスクをリアプレートまたは
フェースプレートに取付けられたマスク架設手段に溶接
する工程と、ハーフエッチング部でマスク架設手段に溶
接された各分割マスクに対して連結部を分離除去する工
程とによりマスク架設手段に分割マスクを支持するよう
にした。
【0015】
【作用】上記のようにリアプレートまたはフェースプレ
ートに取付けられたマスク架設手段に分割マスクを取付
けると、電子ビームにより分割して走査される領域に対
応して複数個の分割マスクを所定の関係に保つことがで
き、かつ蛍光体スクリーンと各分割マスクとの間隔を精
度よく設定することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0017】図1にその一実施例に係るカラー受像管の
全体の構成を、図2にその分解斜視図を示す。このカラ
ー受像管は、実質的に矩形状の平坦なガラス製フェース
プレート1と、このフェースプレート1の周縁部にフリ
ットガラスにより接合され、フェースプレート1に対し
て実質的に垂直に延在するガラス製側壁2と、この側壁
2を介してフェースプレート1と対向しかつ平行にフリ
ットガラスにより接合された実質的に矩形状の平坦なガ
ラス製リアプレート3と、このリアプレート3にフリッ
トガラスにより接合された複数個のファンネル4とから
なる真空外囲器5を有する。その複数個のファンネル4
は、それぞれリアプレート3に形成された複数個の開孔
6のまわりに接合され、図示例では、水平方向(X方
向)に5個、垂直方向(Y方向)に4個、計20個のフ
ァンネル4が接合されている。
【0018】上記フェースプレート1の内面には、青、
緑、赤に発光する垂直方向に細長いストライプ状の3色
蛍光体層が水平方向に規則的に並列配置され、この3色
蛍光体層間を埋込むようにブラックストライプ層が設け
られた一体化構造の蛍光体スクリーン8が形成されてい
る。そしてこの蛍光体スクリーン8に対向して、その内
側にシャドウマスク9が配置されている。このシャドウ
マスク9は、複数個の分割マスク、図示例では、水平方
向に所定間隔W離れて並列配置された5個の分割マスク
M1 〜M5 により構成されている。この各分割マスクM
1 〜M5 は、多数の電子ビーム通過孔の形成された有効
部10が垂直方向に電子ビーム通過孔の形成されない非
有効部を介して複数個、図示例では4個繋がっている。
そしてこれら分割マスクM1 〜M5 は、それぞれリアプ
レート3の垂直方向両端部の内面にフリットガラスによ
り固定された断面コの字状のマスク架設手段11a に取
付けられ、このマスク架設手段11a とリアプレート3
の各開孔6を垂直方向から挟むようにリアプレート3の
内面の中間部に固定された断面コの字状のマスク架設手
段11bとにより張力が付与された状態で支持されてい
る。
【0019】一方、複数個のファンネル4の各ネック1
2内にそれぞれ電子銃13が配設されている。さらにフ
ェースプレート1とリアプレート3との間に複数個のプ
レート支持手段14が設けられている。このプレート支
持手段14は、真空外囲器5のフェースプレート1およ
びリアプレート3に加わる大気圧荷重を支えるためのも
のであり、蛍光体スクリーン8に当接する先端部が楔状
に形成され金属柱状体からなり、その先端部が後述する
電子ビームにより分割して走査される蛍光体スクリーン
8の複数個の領域の各交点上に位置するように、基端部
がフリットガラスによりリアプレート3に固定されてい
る。なお、15は、後述するカラー受像管の組立時にシ
ャドウマスクを位置決めするための位置決めピンであ
る。
【0020】このカラー受像管においては、上記各電子
銃13から放出される電子ビームを各ファンネル4の外
側に装着された偏向装置(図示せず)の発生する磁界に
より、水平および垂直方向に偏向し、各分割マスクM1
〜M5 の有効部10を介して蛍光体スクリーン8を複数
個の領域、図示例では水平方向に5個、垂直方向に4
個、計20個の領域R1 〜R20に分割して走査する。そ
してこの分割走査により蛍光体スクリーン8上に描かれ
る画像が、電子銃13や偏向装置に印加される信号によ
り繋がり、蛍光体スクリーン8の全面に重複や切れ目の
ない1つの大きな画像を再生するものとなっている。
【0021】つぎに、上記カラー受像管の製造方法につ
いて説明する。
【0022】まずシャドウマスク9については、従来の
シャドウマスクと同様にフォトエッチング法により、図
3に示すシャドウマスク9a を製作しておく。すなわ
ち、有効部10が垂直方向に非有効部を介して複数個繋
がった分割マスクが、水平方向にスリット部16を介し
て複数個並列し、これら分割マスクM1 〜M5 がハーフ
エッチング部17を介して垂直方向の両端部に設けられ
た連結部18により一体に連結され、かつこの連結部1
8の所定位置に位置決め孔19が形成されたシャドウマ
スク9a を形成しておく。そのスリット部16の両端部
は、ハーフエッチング部17を横切って連結部18まで
延びている。このスリット部16の幅は、前記カラー受
像管に組込まれた各分割マスクの水平方向の間隔wと一
致している。なお、ハーフエッチング部17は、マスク
素材の両面からエッチングすることにより形成される有
効部10の電子ビーム通過孔やスリット部16および位
置決め孔19に対して、片面からのみエッチングするこ
とにより形成される。なおまた、このカラー受像管で
は、シャドウマスク9は、平坦な状態で使用されるた
め、従来のシャドウマスクのようにプレス成形による曲
面成形はおこなわない。
【0023】カラー受像管の組立ては、まずフェースプ
レート1の内面に写真印刷法により上記シャドウマスク
9a あるいはフォトマスクやマスターマスクなどを用い
て、一体化構造の蛍光体スクリーン8を形成する。また
図4に示すように、リアプレート3の内面の所定位置
に、各分割マスクを支持するマスク架設手段11a ,1
1b および真空外囲器のフェースプレートおよびリアプ
レートに加わる大気圧荷重を支えるための複数個のプレ
ート支持手段14、および図3に示したシャドウマスク
9a の位置決め孔19と係合してシャドウマスク9a を
位置決めするための位置決めピン15をフリットガラス
の塗布焼成により固定しておく。さらに複数個のファン
ネル4のネック12内に電子銃13を封止しておく。
【0024】そして上記リアプレート3に固定されたマ
スク架設手段11a ,11b にシャドウマスク9を取付
ける。すなわち、図5に示すように、リアプレート3に
固定された位置決めピン15にシャドウマスク9a の位
置決め孔19を係合して位置決めし、ついでこの位置決
めされたシャドウマスク9a の各分割マスクM1 〜M5
を張力を加えた状態でマスク架設手段11a に溶接す
る。この各分割マスクM1 〜M5 の溶接は、マスク架設
手段11a を互いに対向する方向に撓めて溶接したの
ち、その撓みを解放することにより、各分割マスクM1
〜M5 に張力を加えることができる。この溶接により各
分割マスクM1 〜M5 は、マスク架設手段11a ,11
b に平坦に支持される。その後、シャドウマスク9a に
設けられているハーフエッチング部17で切断して、マ
スク架設手段11a ,11b に支持された各分割マスク
M1 〜M5 から連結部18を分離し除去する。
【0025】つぎに上記蛍光体スクリーン8の形成され
たフェースプレート1、側壁2を構成する複数個の側壁
片、プレート支持手段および各分割マスクM1 〜M5 の
固定されたリアプレート3および電子銃13の封止され
た複数個のファンネル4を所定の関係に位置決めし、こ
れらを塗布されたフリットガラスの焼成により一体に接
合する。その後、この一体に組立てられた外囲器5を排
気することにより製造される。
【0026】このカラー受像管装置の製造方法として
は、上記以外にファンネル4をリアプレート3に接合し
たのちに、そのネック10内に電子銃11を封止しても
よく、またあらかじめ側壁2をフェースプレート1やリ
アプレート3に接合しておいてもよく、上記以外の方法
でも製造することができる。
【0027】ところで、上記のように、あらかじめ有効
部10が垂直方向に非有効部11を介して複数個繋がっ
た分割マスクが水平方向にスリット部16を介して複数
個並列し、これら分割マスクM1 〜M5 がハーフエッチ
ング部17を介して垂直方向の両端部に設けられた連結
部18により一体に連結され、かつこの連結部18の所
定位置に位置決め孔19が形成されたシャドウマスク9
a を形成しておき、一方、リアプレート3にマスク架設
手段11a ,11b とともに、位置決めピン15を取付
け、この位置決めピン15に上記シャドウマスク9a の
位置決め孔19を係合して位置決めし、ついでこの位置
決めされたシャドウマスク9a の各分割マスクM1 〜M
5 を張力を加えた状態でマスク架設手段11a に溶接す
ると、複数個の分割マスクM1 〜M5 を所定の関係に保
って、電子ビームにより分割して走査される複数個の領
域に対応して精度よくマスク架設手段11a ,11b に
支持させることができ、かつ蛍光体スクリーン8と各分
割マスクM1 〜M5 との間隔も高精度に設定することが
できる。その結果、複数個の電子銃13から放出される
電子ビームの分割走査により複数個の領域に描かれる画
像の重複や切れ目を防止して、蛍光体スクリーン8に連
続した品位良好な画像を再生することができる。
【0028】なお、上記実施例では、リアプレートに直
接マスク架設手段を接合して固定したが、このマスク架
設手段は、リアプレートに固定部材を接合し、この固定
部材に溶接するようにしてもよい。
【0029】なおまた、上記実施例では、リアプレート
にマスク架設手段を介してシャドウマスクを取付ける場
合について説明したが、この発明は、フェースプレート
にマスク架設手段とともに、位置決めピンを固定して、
そのマスク架設手段に分割マスクを支持する場合にも適
用できる。
【0030】
【発明の効果】実質的に矩形状のフェースプレートの内
面に複数個の電子銃から放出される電子ビームにより水
平、垂直方向にそれぞれ複数個の領域に分割されて走査
される蛍光体スクリーンが形成され、多数の電子ビーム
通過孔の形成された有効部が垂直方向に非有効部を介し
て複数個繋がった分割マスクが水平方向に複数個並列に
配置され、この複数個の分割マスクがフェースプレート
と対向する実質的に矩形状のリアプレートまたはフェー
スプレートに固定されたマスク架設手段に支持されて蛍
光体スクリーンと対向するカラー受像管の製造方法にお
いて、分割マスクが水平方向にスリット部を介して複数
個並列配置され、これら分割マスクがハーフエッチング
部を介して垂直方向の両端部に設けられた連結部により
一体に連結され、かつこの両端部の連結部に位置決め孔
が形成されたシャドウマスクをフォトエッチング法によ
り形成する工程と、リアプレートまたはフェースプレー
トにマスク架設手段およびシャドウマスクの位置決め孔
に係合する位置決めピンを取付ける工程と、リアプレー
トまたはフェースプレートに取付けられた位置決めピン
にシャドウマスクの位置決め孔を係合してシャドウマス
クを位置決めする工程と、位置決めされたシャドウマス
クの各分割マスクをリアプレートまたはフェースプレー
トに取付けられたマスク架設手段に溶接する工程と、ハ
ーフエッチング部でマスク架設手段に溶接された各分割
マスクに対して連結部を分離して除去する工程とにより
マスク架設手段に分割マスクを支持すると、マスク架設
手段に支持された複数個の分割マスマを所定の関係に保
つて、電子ビームにより分割して走査される複数個の領
域に対応して精度よく設定でき、かつ蛍光体スクリーン
と各分割マスマとの間隔を高精度に設定することができ
る。その結果、複数個の電子銃から放出される電子ビー
ムの分割走査により各領域に描かれる画像の重複や切れ
目を防止することができ、蛍光体スクリーンに連続した
品位良好な画像を再生するカラー受像管を容易に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の一実施例に係るカラー
受像管の構成を示す斜視図、図1(b)はそのB−B断
面図である。
【図2】上記カラー受像管の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図3】上記カラー受像管の製造に用いられるシャドウ
マスクの構成を示す図である。
【図4】上記カラー受像管の製造におけるリアプレート
に対するマスク架設手段、プレート支持手段および位置
決めピンの取付けを説明するための図である。
【図5】上記リアプレートに対するシャドウマスクの取
付けを説明するための図である。
【符号の説明】
1…フェースプレート 2…側壁 3…リアプレート 4…ファンネル 5…真空外囲器 8…蛍光体スクリーン 9…シャドウマスク 10…有効部 11a ,11b …マスク架設手段 13…電子銃 14…プレート支持手段 15…位置決めピン 16…スリット部 17…ハーフエッチング部 18…連結部 19…位置決め孔 M1 〜M5 …分割マスク R1 〜R20…領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原口 雄次 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 蒲原 英治 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に矩形状のフェースプレートの内
    面に複数個の電子銃から放出される電子ビームにより水
    平、垂直方向にそれぞれ複数個の領域に分割されて走査
    される蛍光体スクリーンが形成され、多数の電子ビーム
    通過孔の形成された有効部が垂直方向に非有効部を介し
    て複数個繋がった分割マスクが水平方向に複数個並列に
    配置され、この複数個の分割マスクが上記フェースプレ
    ートと対向する実質的に矩形状のリアプレートまたは上
    記フェースプレートに固定されたマスク架設手段に支持
    されて上記蛍光体スクリーンと対向するカラー受像管の
    製造方法において、 上記分割マスクが水平方向にスリット部を介して複数個
    並列配置され、これら分割マスクがハーフエッチング部
    を介して垂直方向の両端部に設けられた連結部により一
    体に連結され、かつこの両端部の連結部に位置決め孔が
    形成されたシャドウマスクをフォトエッチング法により
    形成する工程と、上記リアプレートまたは上記フェース
    プレートに上記マスク架設手段および上記シャドウマス
    クの位置決め孔に係合する位置決めピンを取付ける工程
    と、上記リアプレートまたはフェースプレートに取付け
    られた位置決めピンに上記シャドウマスクの位置決め孔
    を係合して上記シャドウマスクを位置決めする工程と、
    上記位置決めされたシャドウマスクの各分割マスクを上
    記リアプレートまたは上記フェースプレートに取付けら
    れたマスク架設手段に溶接する工程と、上記ハーフエッ
    チング部で上記マスク架設手段に溶接された各分割マス
    クに対して上記連結部を分離除去する工程とによりマス
    ク架設手段に分割マスクを支持することを特徴とするカ
    ラー受像管の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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