JPH0757263A - 光ディスク及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク及び光ディスク装置

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JPH0757263A
JPH0757263A JP5200617A JP20061793A JPH0757263A JP H0757263 A JPH0757263 A JP H0757263A JP 5200617 A JP5200617 A JP 5200617A JP 20061793 A JP20061793 A JP 20061793A JP H0757263 A JPH0757263 A JP H0757263A
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JP5200617A
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Inventor
Shigeyoshi Tanaka
繁良 田中
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光ディスク及び光ディスク装置に関
し、高密度媒体を従来のスタンパ技術で実現し、かつ従
来装置との互換性を確保した光ディスクと、該光ディス
クの再生が可能な光ディスク装置を実現することを目的
とする。 【構成】 光ディスクを、マーク位置記録方式による再
生専用領域17と、マーク長記録方式による書き換え可
能領域16で構成し、再生専用領域及び書き換え可能領
域の存在を示す記録属性情報と、その位置を示す情報を
特定位置に記録した。前記媒体を再生可能な装置に、媒
体の特定位置の情報を読み取り、再生対象領域の記録属
性等の判定を行う手段(32、35)と、マーク位置記
録方式の再生専用領域の場合、マーク位置再生方式を選
択し、マーク長記録方式の書き換え可能領域の場合マー
ク長再生方式を選択して再生する手段(32、37、3
8、39、40)を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生専用領域と、書き
換え可能領域とを有する光ディスク、及び前記光ディス
クの再生機能を有する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15〜図17は従来例を示した図であ
り、図15〜図17中、1はスタンパ、2は媒体基材、
3は記録ピット(エンボス)を示す。
【0003】§1:光ディスクの説明 光ディスク(以下、単に「媒体」ともいう)は、レーザ
光の照射、又は必要に応じて、磁界を加えることによ
り、情報の記録、再生を行うディスクであり、大別する
と、その利用形態により「再生専用型光ディスク」、
「追記型光ディスク」、「書き換え可能型光ディスク」
の3種類がある。これらの光ディスクは次の通りであ
る。
【0004】:「再生専用型光ディスク」は、ディス
ク状に形成された透明樹脂基板に、金属薄膜(例えばア
ルミニューム)からなる反射膜を形成し、これに凹凸を
形成して情報記録を行ったものである。
【0005】:「追記型光ディスク」は、基板上に、
テルルのような昇華し易い材料からなる記録膜を形成
し、この記録膜に、レーザ光を照射し、情報を穴の形で
形成したものである。この場合、前記情報の書き込みは
1回のみ行う事ができる。
【0006】:「書き換え可能型光ディスク」は、磁
気光学効果(MO)を利用したものや、相変化等を利用
したものが知られている。例えば、磁気光学効果を利用
したMO型ディスクは、基板上に、磁性膜(垂直磁化
膜)を形成し、その磁性膜に対し、強いレーザ光の照射
による加熱と、磁界の印加とを行って情報の記録を行う
ものである。
【0007】また、信号の再生を行う場合には、外部磁
界を取り去り、弱いレーザ光を照射し、媒体面から反射
した反射光の偏波面の角度を検出することにより行う。 §2:従来例1の説明 従来、大容量記憶媒体として、光ディスク装置が用いら
れていたが、大容量化の要求はとどまることなく、更な
る高密度記録の方法が提案されている。その内の1つ
に、特開平4−90168号公報に記載されている光磁
気ディスク装置がある。
【0008】この装置で使用する光ディスク(光磁気デ
ィスク)では、記録ピットの中心位置を信号(データ)
の1(信号、或いはデータが有る状態)に対応させた従
来の記録方式(マーク位置記録方式)から、記録ピット
の両側のエッジ(前縁、後縁)を信号(データ)の1に
対応させた高密度記録方式(マーク長記録方式)にし
て、記録密度を倍にする記録方式が採用されている。
【0009】§3:従来例2の説明 また、例えば、特開平2−289937号公報には、1
枚の光ディスクの中に、再生専用領域と、書き換え可能
領域とを設け、書き換えられては困る情報を再生専用領
域に書き込むようにした光ディスクが記載されている。
【0010】この光ディスクは、1枚の光ディスク基板
の中に、再生専用領域と、書き換え可能領域とを設け、
再生専用領域にマーク長記録方式(高密度記録方式)を
採用し、書き換え可能領域に、マーク位置記録方式(従
来の通常の記録方式)を採用している。
【0011】§4:高密度媒体の再生専用領域の説明・
・・図15参照 図15は、高密度媒体の再生専用領域説明図であり、A
はスタンパ、Bは媒体基材、Cは理想再生信号、Dは現
実の再生信号、Eは二値化パルスを示す。以下、図15
に基づいて、前記マーク長記録方式による高密度媒体を
説明する。
【0012】一般に、媒体の再生専用領域は、媒体基材
2に対し、スタンパ1による型成形を行って製作する。
また、前記マーク長記録方式による高密度記録媒体の再
生専用領域も同様にして製作する。
【0013】この場合、媒体基材2には、スタンパ1の
型成形により記録ピット3を形成することで情報(デー
タ)の記録を行うが、そのエッジ部分には、製作時に形
状のバラツキが生じる。
【0014】この高密度媒体を再生した場合の理想再生
信号は、図15Cに示したような矩形波状の信号(記録
ピット3の形状に応じた矩形波信号)となるが、現実の
再生信号は、図15Dに示したように、矩形波信号とは
ならない。すなわち、記録ピット3のエッジの形状バラ
ツキにより、再生信号波形に乱れが発生する。
【0015】ところで、媒体の再生時には、媒体から読
み出した信号(図15Dのアナログ信号)を二値化パル
スに変換して復調する必要がある。そこで、図15Dに
示したアナログ信号を、所定のスライスレベルでスライ
スして、二値化パルスに変換すると、図15Eに示した
ようなパルス(データの「1」、「0」に対応)が得ら
れる。
【0016】しかし、エッジ形状のバラツキにより、前
記図15Dに示した再生信号の波形が乱れると、パルス
化のタイミングがずれるため、誤ったデータが再生され
てしまうことがある。
【0017】 §5:媒体の再生時の説明・・・図16、図17参照 図16はマーク位置記録媒体再生時の説明図、図17は
マーク長記録媒体再生時の説明図である。以下、図1
6、図17に基づいて、マーク位置記録媒体と、マーク
長記録媒体について、媒体再生時の説明をする。
【0018】図において、Aは媒体領域、BはPR(Pr
eformat :再生専用領域)/MO(書き換え可能領域)
切り換え状態、Cは記録密度(H/L)、Dは各領域の
容量、Eはユーザ容量(ユーザから見た容量)を示す。
なお、前記Bに示したPR/MO切り換え状態は、PR
側をハイレベルHとし、MO側をローレベルLとして図
示してある。
【0019】また、前記Cに示した記録密度は、マーク
位置再生方式(ピットの中心を信号の1に対応させて再
生する方式)側をローレベルL、マーク長再生方式(ピ
ットの両側のエッジを信号の「1」に対応させて再生す
る方式)側をハイレベルHとして図示してある。媒体再
生時には、先ず、ヘッダを再生し、続いてレコーディン
グフィールドを再生する。
【0020】:マーク位置記録媒体(全ての領域がマ
ーク位置記録方式により構成されている媒体)再生時の
説明・・・図16参照 この再生処理において、ヘッダ、及び再生専用領域のレ
コーディングフィールドを含む最初の1セクタ(図の左
側)の再生時には、PR/MOは、H(PR)側を選択
し、記録密度をローレベルLにして媒体の再生を行う。
【0021】また、ヘッダ、及び書き換え可能領域のレ
コーディングフィールドを含む次の1セクタ(図の右
側)の再生時には、先ず、ヘッダの再生を、前の1セク
タの再生と同じ状態で行い、その後、PR/MOを、L
(MO)側に切り換え、密度はLのままでレコーディン
グフィールド(書き換え可能領域)の再生を行う。
【0022】この場合、各領域の容量は、図示のとおり
である。すなわち、最初の1セクタについては、ヘッダ
が52バイト、位相同期用の領域(VFO3 、syn
c)が15バイト、データフィールドが639バイトで
ある。また、次の1セクタについても同じである。
【0023】前記各容量から、ユーザが使用出来ない容
量分を差し引くと、実質的には、ユーザ容量は、各セク
タ共、512バイトとなる。 :マーク長記録媒体(全ての領域がマーク長記録方式
による高密度媒体)再生時の説明・・・図17参照 この再生処理において、ヘッダ、及び再生専用領域のレ
コーディングフィールドを含む最初の1セクタ(図の左
側)の再生時には、PR/MOは、H(PR)側を選択
し、記録密度をハイレベルHにして媒体の再生を行う。
【0024】また、ヘッダ、及び書き換え可能領域のレ
コーディングフィールドを含む次の1セクタ(図の右
側)の再生時には、先ず、ヘッダの再生を、前の1セク
タの再生と同じ状態で行い、その後、PR/MOを、L
(MO)側に切り換え、記録密度はHのままとして、レ
コーディングフィールド(書き換え可能領域)の再生を
行う。
【0025】この場合、各領域の容量は図示のとおりで
ある。すなわち、最初の1セクタについては、ヘッダが
52バイト、位相同期用の領域(VFO3 、sync)
が30バイト、データフィールドが1278バイトであ
る。また、次の1セクタについても同じである。
【0026】前記各容量から、ユーザが使用出来ない容
量分を差し引くと、実質的には、ユーザ容量は、各セク
タ共、1024バイトとなる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 :媒体の再生専用領域は、スタンパの型成形により記
録ピットを形成することで情報の記録を行っている。こ
の場合、高密度媒体の再生専用領域では、記録ピットの
両側のエッジをデータの「1」に対応させている。
【0028】しかし、スタンパの型成形による記録ピッ
トの形成時には、記録ピットのエッジに形状バラツキが
発生し易い。このため、高密度媒体の再生専用領域を再
生すると、前記エッジ形状のバラツキにより、再生信号
の波形に乱れが発生し、誤ったデータの再生をすること
がある。
【0029】つまり、再生専用領域をマーク長記録方式
とした高密度媒体では、再生時にデータの誤りが発生し
易い。 :1枚の光ディスク基板の中に、再生専用領域と、記
録可能領域とを設け、再生専用領域にマーク長記録方式
(高密度記録方式)を採用し、書き換え可能領域に、マ
ーク位置記録方式(従来の通常の記録方式)を採用して
いる光ディスクでは、従来の光ディスク(マーク位置記
録方式の媒体)との互換性が確保できない。
【0030】本発明は、このような従来の課題を解決
し、高密度記録が可能な光ディスクを従来のスタンパ技
術で実現し、かつ、従来装置との互換性を確保した光デ
ィスクと、該光ディスクの再生が可能な光ディスク装置
を実現することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図15〜図17と同じものは、同一
符号で示してある。
【0032】また、15は光ディスク(以下単に「媒
体」ともいう)、16は書き換え可能領域、17は再生
専用領域(読み出し専用領域)、19は光ディスク装
置、21はコントローラ、27は光学ヘッド(以下単に
「ヘッド」という)、28はリード回路、32はコント
ロール部、35は管理テーブル設定用メモリ、37はマ
ーク長記録二値化回路、38はマーク位置記録二値化回
路、39、40は切り換えスイッチを示す。
【0033】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 :データの再生のみを行う再生専用領域17と、ユー
ザによるデータの書き換えが可能な書き換え可能領域1
6とを有する光ディスクであって、再生専用領域17
は、光ディスク(媒体)上の記録ピットの中心を信号
(データ)に対応させたマーク位置記録方式による記録
領域で構成し、書き換え可能領域16は、光ディスク上
の記録ピット(記録ドメイン)の両側に形成されるエッ
ジ(前縁、後縁)を、信号(データ)に対応させたマー
ク長記録方式による記録領域で構成した光ディスク。
【0034】:データの再生のみを行う再生専用領域
17と、ユーザによるデータの書き換えが可能な書き換
え可能領域16とを有する光ディスクであって、書き換
え可能領域16の内、セクタの物理アドレスを形状変化
により記録してあるヘッダ領域は、マーク位置記録方式
による記録領域で構成した光ディスク。
【0035】:構成において、再生専用領域17、
及び書き換え可能領域16の存在を示す記録属性情報
と、その位置を示す情報(物理アドレス)を、光ディス
クの特定位置に記録した光ディスク。
【0036】:光ディスク上の記録ピットの両側に形
成されるエッジ(前縁、後縁)を、信号(データ)に対
応させたマーク長記録方式による書き換え可能領域16
と、光ディスク上の記録ピットの中心を信号(データ)
に対応させたマーク位置記録方式による再生専用領域1
7とを有し、再生専用領域17、及び書き換え可能領域
16の存在を示す記録属性情報と、その位置を示す情報
を、光ディスクの特定位置に記録した光ディスク15を
再生可能な光ディスク装置であって、光ディスク15の
挿入時に、前記特定位置の情報を読み取り、再生しよう
とする領域に対し、書き換え可能領域16か、再生専用
領域17かの判定と、その領域の記録方式の判定を行う
手段(32、35)と、前記手段により、再生しようと
する領域が、マーク位置記録方式による再生専用領域1
7であると判定した場合には、記録ピットの中心を信号
(データ)に対応させて再生するマーク位置再生方式を
選択し、再生しようとする領域が、マーク長記録方式に
よる書き換え可能領域16であると判定した場合には、
記録ピットの両側のエッジを信号(データ)に対応させ
て再生するマーク長再生方式を選択して、データの再生
を行う手段(32、37、38、39、40)を設けた
光ディスク装置。
【0037】:構成において、再生しようとする領
域の内、セクタの物理アドレスを形状変化により記録し
てあるヘッダ領域は、記録方式に関係なく、マーク位置
再生方式を選択して再生する光ディスク装置。
【0038】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 :光ディスクの作用・・・図1A参照 光ディスクを前記のように構成し、例えば、その再生専
用領域には、書き換えられては困るような情報、或いは
書き換える必要の無い情報等を記録しておき、書き換え
可能領域をユーザが使用する領域とする。
【0039】この場合、再生専用領域は、従来から使用
されていたスタンパの型成形により製作するが、この領
域は、マーク位置記録方式により記録する。従って、再
生時に記録ピットのエッジの影響を受けず、再生時にエ
ラーが発生しない。
【0040】また、書き換え可能領域は、マーク長記録
方式により領域としたので、高密度記録ができる。しか
も、この領域は、スタンパの型成形により製作するので
はないので、再生時にエラーが発生しない。
【0041】このようにすれば、従来のスタンパの技術
をそのまま使用して、高密度対応の光ディスクが製作で
きる。また、前記光ディスクは、従来装置でも再生可能
(少なくとも、再生専用領域の再生は可能)であり、互
換性の確保ができる。
【0042】 :光ディスク装置の作用・・・図1B参照 媒体の挿入時には、先ず、光ディスク(媒体)15上か
ら、特定領域の情報(コントロールゾーンとDMA)を
読む。そして、読んだデータをコントローラ21へ送
り、コントロール部32が管理テーブル設定用メモリ3
5内に、再生時に使用する情報を格納して管理テーブル
を作成し、レディ状態とする。
【0043】前記レディ状態において、コントロール部
32がホストよりリードコマンドを受信すると、コント
ロール部32は、管理テーブル設定用メモリ35の管理
テーブルから、目的セクタの物理アドレスを得る。そし
て、目標位置へのシークを行う。
【0044】この時、コントロール部32では、管理テ
ーブルを見て、再生しようとする領域が、再生専用領域
か、書き換え可能領域かを判断する。どの領域かが分か
ると、リード回路28では、リード処理(再生処理)を
開始する。
【0045】リード時には、イ:ヘッダ領域の再生処理
と、ロ:ヘッダ領域に続くレコーディングフィールドの
再生のために、切り換えスイッチ39、40の切り換え
を行う処理と、ハ:レコーディングフィールド(データ
の記録領域)の再生を行う処理を行う。
【0046】そして、前記イの処理では、媒体に関係な
く、リード回路28のマーク位置記録二値化回路38側
を選択(切り換えスイッチ39をd 側、切り換えスイッ
チ40をa 側に切り換える)して、ヘッダ領域の再生を
行う。
【0047】また、前記ロの処理では、媒体のレコーデ
ィングフィールドが、「再生専用領域」か「書き換え可
能領域」かによる切り換えスイッチ40の切り換え(P
R/MO切り換え)と、「書き換え可能領域」が「マー
ク長記録領域」か否かによる切り換えスイッチ39の切
り換え(密度切り換え)を行う。
【0048】前記ハの処理では、前記ロの処理で切り換
えスイッチを切り換えた状態で、レコーディングフィー
ルドの再生を行う。以上のようにして、本発明の光ディ
スクが再生可能となる。
【0049】このようにすれば、高密度記録媒体を従来
のスタンパ技術で実現し、かつ、従来の光ディスク装置
との互換性を確保した光ディスクと、該光ディスクの再
生が可能な光ディスク装置を実現することができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図14は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図14中、図1、図15〜図17と同じもの
は、同一符号で示してある。
【0051】また、11、12はエッジ、13はクロッ
ク(CLK)、14は信号(データ)、20はホスト
(ホストコンピュータ)、22は制御部、23はサーボ
制御部、24は光量制御部、25はスピンドル制御部、
26はスピンドルモータ、29はライト回路、30は磁
界発生部、33は直並列変換・誤り訂正部、34はデコ
ーダ、36はデータセパレータ、41は光検出器、42
はレーザダイオード(LD)、43はビームスプリッ
タ、44、45はレンズを示す。
【0052】§1:光ディスク(媒体)の記録方式の説
明・・・図2参照 図2は記録方式の説明図であり、Aはマーク長記録方式
の説明図、Bはマーク位置記録方式の説明図である。
【0053】光ディスク(媒体)の記録方式として、本
実施例では、以下に説明する「マーク位置記録方式」
(従来の通常の記録方式)と、「マーク長記録方式」
(高密度記録方式)による各記録領域を設ける。以下、
各記録方式について説明する。
【0054】 :マーク長記録方式の説明・・・図2A参照 マーク長記録方式は、記録ピット3の両側のエッジ1
1、12(前縁、後縁)を、信号(データ)の「1」に
対応させた高密度記録方式である。
【0055】この記録方式では、記録ピット3の両側に
形成されたエッジ11、12の有無が、それぞれ信号の
「1」、「0」に対応しており、情報記録用の同期信号
であるクロック13に同期して、信号(データ)14が
再生される。
【0056】この媒体では、照射するレーザ光が、ディ
スク面から記録ピット3に入るエッジ11(前縁)、或
いは記録ピット3からディスク面に出るエッジ12(後
縁)が、信号の「1」に対応し、エッジの無いディスク
面、或いは記録ピット3の中の平面が信号の「0」に対
応している。
【0057】すなわち、クロック13に対応する読み出
し用のレーザ光の照射位置に、記録ピット3のエッジ1
1または12が有るか、無いかを検出することにより、
情報を再生する。従って、この記録方式では、マーク位
置記録方式に比べて、2倍の情報が記録可能である。
【0058】 :マーク位置記録方式の説明・・・図2B参照 マーク位置記録方式は、記録ピット3の中心位置を信号
(データ)の「1」に対応させた記録方式(ピットの有
無による記録方式)である。
【0059】従って、このマーク位置記録方式では、記
録ピット3が存在すれば、そのピットの中心位置で信号
「1」とし、記録ピット3が存在しない位置では信号
「0」とする。なお、この記録方式では、記録ピット3
の両側のエッジ11、12の位置は、信号の記録には使
用していない。
【0060】このように、マーク位置記録方式の場合
は、クロック13に対応する位置で、記録ピット3の有
無を検出することにより、情報の読み出しを行う。 §2:実施例の光ディスク(媒体)の説明・・・図3、
図4参照 図3は光ディスク(媒体)の構成図である。また、図4
は媒体の説明図であり、Aは再生専用領域のセクタ、B
は書き換え可能領域のセクタ、Cは媒体上のレイアウト
説明図である。
【0061】 :光ディスクの構成の説明・・・図3参照 本実施例では、光ディスクを図3のように構成する。こ
の光ディスク15としては、前記磁気光学効果を利用し
たMO型の光ディスク(光磁気ディスク)を用いる。
【0062】図示のように、光ディスク(媒体)15に
は、書き換え可能領域16と、再生専用領域(読み出し
専用領域)17とを設ける。そして、書き換え可能領域
16は、マーク長記録方式による領域(高密度記録領
域)とし、再生専用領域(読み出し専用領域)17は、
マーク位置記録方式による領域とする。
【0063】なお、この例では、光ディスク15の内周
側を再生専用領域17とし、外周側を書き換え可能領域
16としたが、内周側を書き換え可能領域16とし、外
周側を再生専用領域17としても良い。
【0064】 :各領域のセクタの説明・・・図4A、図4B参照 図4A、図4Bに示したように、前記再生専用領域、及
び書き換え可能領域には、多数のセクタが設けてあり、
各セクタには、ヘッダ(セクタマーク、ID等の記録領
域)と、それに続くレコーディングフィールド(データ
の記録領域)とが、ギャップを挟んで設けてある。
【0065】そして、各記録領域の記録方式は図示のよ
うに設定する。すなわち、図4Aに示した再生専用領域
17内のセクタでは、ヘッダとレコーディングフィール
ドをマーク位置記録方式による記録領域(マーク位置記
録領域)とする。
【0066】なお、この再生専用領域は、全てのセクタ
をスタンパによる型成形(エンボス)で製作する。この
場合、例えば、書き換えられては困るような情報、或い
は書き換える必要の無い情報等を、この再生専用領域に
記録する。
【0067】また、図4Bに示した書き換え可能領域1
6内のセクタでは、ヘッダをマーク位置記録方式とし、
レコーディングフィールド(記録領域)をマーク長記録
方式とする。
【0068】この書き換え可能領域16内のセクタにお
いて、前記ヘッダは、再生専用領域とし、スタンパによ
る型成形(エンボス)で製作する。そして、レコーディ
ングフィールドのみを、ユーザが自由にデータの書き換
えをすることができる書き換え可能領域とする。
【0069】すなわち、書き換え可能領域16では、各
セクタの内、レコーディングフィールドのみを、ユーザ
による書き換え可能な高密度記録領域とする。 :媒体上のレイアウトの説明・・・図4C参照 図4Cに示したように、媒体には、前記再生専用領域1
7、書き換え可能領域16の外に、ユーザが使用できな
い領域として、制御領域(コントロールフィールド)
5、及びDMA(媒体欠陥管理領域)6が設けてある。
【0070】そこで、本実施例では、前記の各領域の存
在を示す情報と、その位置の情報を、制御領域5に予め
設定しておく。そして、前記各領域のデータを再生する
場合には、前記制御領域5の外、各領域の位置情報、欠
陥情報等が格納されているDMA6の情報も読み出して
再生を行う。なお、詳細なレイアウトについては後述す
る。
【0071】 §3:媒体レイアウトの詳細な説明・・・図5参照 図5は媒体レイアウトに関する規定の説明図(ISO/
IEC規定)である。以下、図5に基づいて、前記媒体
のレイアウトを詳細に説明する。
【0072】図示のように、ISO(国際標準化機
構)、及びIEC(国際電気標準会議)の規定として、
各媒体(光ディスク)についての規定がある。この規定
では、全領域が書き換え可能(fully Rewritable)領域
である媒体#1の規定と、書き換え可能領域、及び再生
専用領域の両方の領域(Partially Embossed)を有する
媒体#2の規定と、全領域が再生専用領域(Fully Embo
ssed)の媒体#3の規定がある。
【0073】図において、「Inner Control Zone」はイ
ンナーコントロールゾーン(内側の制御領域)、「Buff
er Track」はバッファトラック(緩衝トラック)、「D
MA」は、ディフェクトマネージメントエリア(欠陥情
報管理領域)、「RewritableZone 」は書き換え可能領
域、「R/W」はリード/ライト、「Outer ControlZon
e」はアウタコントロールゾーン(外側の制御領域)、
「Embossed Zone 」は再生専用領域、「Track 」はトラ
ック番号(内周側を負の番号としている)を示す。
【0074】前記規定によれば、#1の媒体には「書き
換え可能領域」(Rewritable Zone)が設けてあり、#
2の媒体には「書き換え可能領域」(Rewritable Zone
)と「再生専用領域」(Embossed Zone )が設けてあ
り、#3の媒体には、再生専用領域(Embossed Zone )
が設けてある。
【0075】:媒体#1の規定の説明 媒体#1の規定は、全領域が書き換え可能領域(fully
Rewritable)である媒体の規定である。この媒体には、
「Inner Control Zone」、「Buffer Track」、「DMA
1〜4(R/W)」、「Rewritable Zone (R/
W)」、「Outer Control Zone」がある。
【0076】この内、「Rewritable Zone (R/W)」
は、ユーザがデータを書き込んだり、読み出したりでき
る領域である。また、「Inner Control Zone」、及び
「Outer Control Zone」は、制御情報を記録する領域で
あり、両方の領域共、同じ情報を記録しておき、装置で
は、リード時に、両方の領域をリードするように制御す
る。
【0077】「DMA1〜4(R/W)」は、媒体の欠
陥情報の管理を行うための領域であり、それぞれ欠陥情
報を記録する領域である。 :媒体#2の規定の説明 媒体#2の規定は、書き換え可能領域、及び再生専用領
域の両方の領域(Partially Embossed)を有する媒体の
規定である。
【0078】この媒体には、「Inner Control Zone」、
「Buffer Track」、「DMA1〜4(R/W)」、「Re
writable Zone (R/W)」、「Embossed Zone 」、
「Outer Control Zone」がある。
【0079】この内、「Embossed Zone 」は、再生専用
の情報を記録した領域である。なお、他の領域は、媒体
#1と同じである。 :媒体#3の規定の説明 媒体#3の規定は、全領域が再生専用領域(Fully Embo
ssed)の媒体の規定である。この媒体には、「Inner Co
ntrol Zone」、「Buffer Track」、「DMA1〜4」、
「Embossed Zone 」、「Outer Control Zone」がある。
なお、これらの各領域は、媒体#1、媒体#2と同じで
ある。
【0080】:本実施例において、特に情報管理用と
して利用する領域の説明 本実施例では、前記領域の内、「Inner Control Zon
e」、及び「Outer Control Zone」の制御領域(コント
ロールゾーン)には、再生専用領域、及び書き換え可能
領域の有無と、その存在位置の情報、すなわち、物理ア
ドレスと、記録属性等の情報を予め記録しておく。
【0081】また、「DMA」の領域には、欠陥情報を
管理するために、「論理アドレス」、「物理アドレス」
と、その対応関係等の情報が記録されているので、この
情報を読み出して利用する。
【0082】 §4:セクタフォーマットの説明・・・図6参照 図6はセクタフォーマットの説明図である。図5に示し
たように、セクタ(Sector) は、ヘッダ(Header)と、
レコーディングフィールド(Recording Field)で構成
されている(なお、両者の間にはGAPが存在する)。
【0083】そして、ヘッダ(Header)には、セクタマ
ーク(SM)、位相合わせのためのVFO領域(VFO
1 、VFO2 、VFO3 )、識別用のID領域(I
1 、ID2 、ID3 )等が設けてある。なお、ID
は、ID1 、ID2 、ID3 に3回記録することによ
り、信頼性を確保している。
【0084】また、レコーディングフィールドには、位
相合わせのためのクロック位相領域(VFO3 、syn
c)、データフィールド(Data Field)、ポストアンブ
ル領域(PA)、バッファ領域(BUF)が設けてあ
る。
【0085】更に、前記ID領域には、トラック番号
(Track No. )、ID番号(ID No.)、セクタ番号(Se
ctor No.)、CRCコード(誤り訂正コード)等が設定
できるようになっている。前記各領域毎のバイト数(図
示の数字はバイト数を示している)は、図示の通りであ
る。
【0086】§5:光ディスク装置の構成の説明・・・
図7、図8参照 図7は光ディスク装置の構成図、図8は図7の一部詳細
図である。図7に示したように、光ディスク装置19に
は、コントローラ21、制御部22、サーボ制御部2
3、光量制御部24、スピンドル制御部25、スピンド
ルモータ26、ヘッド(光学ヘッド)27、リード回路
28、ライト回路29、磁界発生部30等を設ける。
【0087】そして、前記光ディスク装置19は、ホス
ト(ホストコンピュータ)20に接続して使用する。ま
た、図8に示したように、前記コントローラ21には、
コントロール部32、直並列変換・誤り訂正部33、管
理テーブル設定用メモリ35を設け、リード回路28に
は、データセパレータ36、マーク長記録二値化回路3
7、マーク位置記録二値化回路38、切り換えスイッチ
39、40、デコーダ34等を設ける。
【0088】更に、ヘッド27には、光検出器41、レ
ーザダイオード(LD)42、ビームスプリッタ43、
レンズ44、45等を設ける。前記各部の機能等は次の
通りである。
【0089】(1) :コントローラ21はホスト20との
間で、コマンドのやり取り、データ転送制御等(インタ
ーフェース制御)を行ったり、光ディスク装置19内の
各種制御を行うもの(上位の制御部)である。
【0090】(2) :制御部22は、コントローラ21と
の間でのコマンドのやりとりや、データ転送制御を行っ
たり、サーボ制御部23、光量制御部24、スピンドル
制御部25等の制御を行うものである。
【0091】(3) :サーボ制御部23は、制御部22の
指示により、ヘッド27を駆動制御(シーク制御等)す
るものである。 (4) :光量制御部24は、ヘッド27内の光源であるレ
ーザダイオード(LD)の制御を行い、光ディスク15
に照射するレーザ光の光量調整を行うものである。
【0092】(5) :スピンドル制御部25は、スピンド
ルモータ26の回転制御を行うものである。 (6) :スピンドルモータ26は、スピンドル機構を介し
て、光ディスク15を回転駆動するものである。
【0093】(7) :ヘッド(光学ヘッド)27は、光デ
ィスク15に対し、レーザ光を照射して、データのリー
ド/ライトを行うものである。 (8) :リード回路28は、光ディスク15からデータを
読みだす際のリード信号の処理を行う回路である。
【0094】(9) :ライト回路29は、光ディスクへデ
ータを書き込む際の書き込みデータの処理を行う回路で
ある。 (10):磁界発生部30は、データを光ディスク15に書
き込む際、該光ディスクに対し、磁界を発生させるもの
である。
【0095】(11):コントロール部32は、前記インタ
ーフェース制御を行ったり、光ディスク装置19内の各
種制御を行うものである。また、この制御において、管
理テーブル設定用メモリ35の管理を行う。
【0096】(12):直並列変換・誤り訂正部33は、デ
コーダ34でデコード(復調)したデータについて、誤
り訂正処理を行い、直並列変換するものである。 (13):デコーダ34は、データセパレータ36で分離し
たデータをデコード(復調)するものである。
【0097】(14):管理テーブル設定用メモリ35は、
管理テーブルを設定するためのメモリであり、RAMで
構成する。この管理テーブル設定用メモリ35に設定す
る管理テーブルは、コントロール部32がデータ再生時
の制御を行う際に使用する情報を格納するものである。
【0098】(15):データセパレータ36は、切り換え
スイッチ39を介して入力した入力信号(パルス)を、
データとクロックとに分離する処理を行うものである。 (16):マーク長記録二値化回路37は、マーク長記録領
域から読み出した信号(アナログ信号)を2値化してパ
ルス信号に変換する回路である。
【0099】(17):マーク位置記録二値化回路38は、
マーク位置記録領域から読み出した信号(アナログ信
号)を二値化してパルス信号に変換する回路である。 (18):切り換えスイッチ39、40は、コントロール部
32からの切り換え信号により切り換えを行うスイッチ
である。
【0100】この場合、切り換えスイッチ39は、記録
密度の切り換えを行うものであり、切り換えスイッチ3
9は、PR(プリフォーマット領域:再生専用領域)か
らの信号と、MO(書き換え可能領域からの信号)との
切り換えを行うスイッチである。
【0101】(19):光検出器41は、ビームスプリッタ
43で分離したレーザ光(媒体からの反射光)を検出す
るものであり、この光検出器41から、PR信号とMO
信号が出力する。
【0102】(20):レーザダイオード(LD)42は、
ヘッド27に設けたレーザダイオード(レーザ光源)で
ある。 §6:光ディスク装置の動作概要説明・・・図7、図8
参照 :装置全体の動作概要・・・図7参照 光ディスク装置19に光ディスク(媒体)が挿入される
と、媒体が挿入されたことを検出するセンサ(図示省
略)からの情報を基に、制御部22が媒体挿入状態を検
出し、コントローラ21でも媒体挿入を認識する。
【0103】媒体に対し、リード/ライトを行う場合に
は、コントローラ21の指示により、制御部22が、サ
ーボ制御部23、光量制御部24、スピンドル制御部2
5等に制御信号を送り、制御を開始する。
【0104】この制御により、スピンドル制御部25は
スピンドルモータ26を回転させて回転制御を行い、光
量制御部24では、ヘッド27内のレーザダイオード
(LD)を点灯させ、レーザ光の強さを指示通りに制御
する。また、サーボ制御部23では、ヘッド27を駆動
制御(位置決め制御等)を行う。
【0105】この場合、データの再生時であれば、ヘッ
ド27を介して読み出した信号をリード回路28で復調
処理し、コントローラ21へ送る。その後、コントロー
ラ21からホスト20へ復調したデータを転送する。一
方、データのライト時には、コントローラ21がホスト
20から受け取ったデータを、ライト回路29に送り、
ライト回路29で処理したデータをヘッド27に送って
媒体に書き込む。この場合、制御部22の制御により、
磁界発生部30を駆動して、媒体の外部から磁界を発生
させる。
【0106】:コントローラと、リード回路の動作概
要・・・図8参照 以下、データ再生時(リード時)の処理概要を図8に基
づいて説明する。媒体の挿入時には、コントロール部3
2の制御により、媒体から特定領域(図4の制御領域
5、及びDMA6)の情報を再生する。
【0107】そして、コントロール部32は、再生した
前記特定領域の情報を基に、管理テーブル設定用メモリ
35に管理情報を格納して管理テーブルを作成する。以
後、コントロール部32では、前記媒体の再生時に、前
記管理テーブルを使用して制御を行う。
【0108】例えば、コントロール部32が、ホストか
らのリードコマンドを受け取ると、各部の制御を行っ
て、媒体の再生を行う。この時、コントロール部32
は、管理テーブル設定用メモリ35から情報を得て、媒
体の再生専用領域、書き換え可能領域の有無と、その存
在する位置を確認し、切り換えスイッチ39、40の切
り換え制御を行うことで再生処理を行う。
【0109】この切り換えスイッチ39、40の切り換
えにより、切り換えスイッチ40では、ヘッド27から
出力される2つの信号(PR/MO)の内のいずれか一
方を選択し、切り換えスイッチ39では、マーク長記録
二値化回路37、及びマーク位置記録二値化回路38の
内、いずれか一方の回路の出力を選択(記録密度の選
択)する。
【0110】そして、切り換えスイッチ39で選択した
出力をデータセパレータ36へ送り、データとクロック
との分離を行い、その後、デコーダでデコード(復調)
することにより、データの再生処理を行う。
【0111】前記処理において、マーク長記録二値化回
路37では、媒体上の記録ピットの両側に存在するエッ
ジを信号(データ)の「1」に対応させた再生方式に基
づいて二値化を行い、マーク位置記録二値化回路38で
は、記録ピットの中心位置を信号の「1」に対応させた
再生方式に基づいて二値化を行う。
【0112】その後、再生されたデータは、直並列変換
・誤り訂正部33で、誤り訂正処理と、直並列変換処理
を行って、ホストへ転送する。 §7:管理テーブル例の説明・・・図9参照 図9は管理テーブル例を示した図である。前記コントロ
ーラ21内の管理テーブル設定用メモリ35に設定した
管理テーブルは、例えば図9に示した構成になってい
る。
【0113】この管理テーブルは、「論理アドレス」
と、「物理アドレス」と、「記録属性」の項目がそれぞ
れ対になった構成である。この管理テーブルによれば、
「論理アドレス」と「物理アドレス」と、「記録属性」
との関連が分かる。従って、媒体のリード時には、この
管理テーブルをみれば、媒体の何処の領域がどのような
記録属性になっているかが、判断可能である。
【0114】例えば、図の例では、論理アドレスが「0
0000」の領域は、物理アドレスが「000100」
であり、このアドレスは、再生専用領域(Embossed)で
あることが分かる。
【0115】また、論理アドレスが「01000」の領
域は、物理アドレスが「010000」であり、このア
ドレスは、書き換え可能領域(Rewritable)であり、記
録属性は、マーク位置記録領域であることが分かる。
【0116】更に、論理アドレスが「06543」の領
域は、物理アドレスが「070000」であり、このア
ドレスは、書き換え可能領域(Rewritable)であり、記
録属性は、マーク長記録領域(高密度記録領域)である
ことが分かる。
【0117】なお、前記管理テーブルは、媒体挿入時
に、コントロール部32が作成するが、これらのデータ
は、媒体の「制御領域」(コントロールゾーン)と、
「DMA」を読んで作成する。
【0118】すなわち、媒体の「制御領域」(コントロ
ールゾーン)には、物理アドレス(媒体上の実際の位
置)と、記録属性を、予め記録しておき、この情報を読
みだす。また、「DMA」には、論理アドレスと、物理
アドレスとの関係や、媒体の欠陥情報等が記録されてい
るので、これらの情報を読むことにより、前記管理テー
ブルが作成できる。
【0119】 §8:媒体挿入時の処理説明・・・図10参照 図10は媒体挿入時の処理フローチャートである。以
下、図10に基づいて、媒体挿入時の処理を説明する。
なお、S1〜S7は各処理番号を示す。
【0120】先ず、装置電源がオン状態で、光ディスク
装置19に光ディスク(媒体)が挿入されると、制御部
22がこの状態を検出し、コントローラ21も媒体挿入
を認識する。そして、コントローラ21の指示により、
制御部22が、各部の制御を行う。
【0121】この制御により、スピンドル制御部25が
スピンドルモータ26を回転させ(S1)、光量制御部
24が、ヘッド27内のレーザダイオード(LD)42
をオン(点灯)させる(S2)。続いて、サーボ制御部
23は、サーボ制御を開始(サーボオン)する(S
3)。
【0122】この状態で、リード回路28では、光ディ
スク(媒体)15上から、コントロールゾーンを読み
(S4)、続いてDMAを読む(S5)。そして、読ん
だデータをコントローラ21へ送り、コントローラ21
内のコントロール部32が管理テーブル設定用メモリ3
5内に管理テーブルを作成する(S6)。
【0123】管理テーブルの作成処理が終了すると、装
置をレディ(Ready)状態にする(S7)。 §9:リードコマンド受信時の処理説明・・・図11参
照 図11はリードコマンド受信時の処理フローチャートで
ある。以下、図11に基づいて、図10の処理に続くリ
ードコマンド受信時の処理を説明する。なお、S11〜
S15は各処理番号を示す。
【0124】前記レディ状態において、コントローラ2
1がホスト20よりリードコマンドを受信すると(S1
1)、コントローラ21内のコントロール部32は、管
理テーブル設定用メモリ35から、目的セクタの物理ア
ドレスを得る(S12)。
【0125】そして、サーボ制御部23の制御により、
ヘッド27のシークを行う(S13)。この時、コント
ロール部32では、管理テーブル設定用メモリ35を見
て、再生専用領域か、書き替え可能領域かを判断する
(S14)。どの領域かが分かると、リード回路28で
は、リード処理を開始する(S15)。
【0126】§10:リード処理説明・・・図12参照 図12はリード処理フローチャートである。以下、図1
2に基づいて、図11の処理に続くリード処理(媒体の
再生処理)を説明する。なお、S21〜S31は、各処
理番号を示す。
【0127】以下に説明するS21〜S31の処理にお
いて、媒体上の各セクタ毎に再生処理を行うが、これら
の処理を大別すると、次の3つに分けられる。すなわ
ち、:ヘッダ領域の再生処理を行うS21〜S24の
処理と、:ヘッダ領域に続くレコーディングフィール
ドの再生のために、切り換えスイッチ39、40の切り
換えを行うS25〜S28の処理と、:レコーディン
グフィールド(データの記録領域)の再生を行うS29
〜S31の処理からなる。
【0128】そして、前記のS21〜S24の処理で
は、媒体に関係なく、「マーク位置記録」側(マーク位
置再生方式側)を選択してヘッダ領域の再生を行う。ま
た、前記のS25〜S28の処理では、媒体のレコー
ディングフィールドが、「再生専用領域」か「書き換え
可能領域」かによる切り換えスイッチ40の切り換え
(PR/MO切り換え)と、「書き換え可能領域」が
「マーク長記録領域」か否かによる切り換えスイッチ3
9の切り換え(密度切り換え)を行う処理である。
【0129】前記のS29〜S31の処理では、前記
の処理で切り換えスイッチを切り換えた状態で、レコ
ーディングフィールドの再生を行う。以下、具体的に説
明する。
【0130】リード処理が開始すると、先ず、コントロ
ール部32は、PR(再生専用領域)側への切り換え信
号を切り換えスイッチ40に送り、該切り換えスイッチ
40をa側に切り換える。そして、ヘッド27のPR
(再生専用領域)側出力をリード回路28に入力させる
(S21)。
【0131】すなわち、ヘッド27からのPR側信号
を、マーク長記録二値化回路37と、マーク位置記録二
値化回路38に入力する。また、コントロール部32
は、切り換えスイッチ39に、記録密度切り換え信号を
送り、該切り換えスイッチ39をd側に切り換える(S
22)。この切り換えにより、マーク位置記録二値化回
路38側を選択する。
【0132】この状態で、媒体の再生を行い、セクタマ
ーク(SM)が再生されるのを待つ(S23)。セクタ
マークが再生されると、コントロール部32では、媒体
のIDを再生するように制御を行う(S24)。
【0133】そして、媒体のIDが再生されると、その
後に続くレコーディング領域の再生を行うが、この時、
コントロール部32は、管理テーブル設定用メモリ35
に設定されている管理テーブルを参照し、次に再生する
レコーディング領域が、「再生専用領域」か、「書き換
え可能領域」かを判定する(S25)。
【0134】その結果、「書き換え可能領域」の場合に
は、リード回路をMO(書き換え可能領域)側に切り換
える(S26)。この場合、コントロール部32は、切
り換えスイッチ40に対し、MO側への切り換え信号を
送り、該切り換えスイッチ40を、b側に切り換える。
【0135】また、コントロール部32は管理テーブル
設定用メモリ35に設定されている管理テーブルを参照
し、前記「書き換え可能領域」が、マーク長記録方式か
否かを判定する(S27)。
【0136】その結果、マーク長記録方式の場合には、
コントロール部32は、切り換えスイッチ39に対し、
密度切り換え信号を送り、該切り換えスイッチ39をd
側に切り換える(S28)。
【0137】そして、コントロール部32の制御によ
り、媒体のレコーディングフィールドを再生する(S2
9)。その後、直並列変換・誤り訂正部33により、E
CC処理を行って(S30)、ホストにデータを転送す
る(S31)。
【0138】また、前記処理(S25)で、「再生専用
領域」と判定した場合、及び前記処理(S27)で、マ
ーク長記録方式ではなく、マーク位置記録方式であると
判定した場合には、切り換えスイッチ39、40を切り
換えることなく、そのまま、レコーディングフィールド
を再生し(S29)、ECC処理を行う(S30)。そ
の後、直並列変換・誤り訂正部33により、ECC処理
を行って(S30)、ホストにデータを転送する(S3
1)。以上の処理により、媒体からの再生処理を終了す
る。
【0139】§11:高密度媒体と、その再生信号の説
明・・・図13参照 図13は、高密度媒体と、その再生信号の説明図であ
る。図13において、Aはスタンパ、Bは媒体基材、C
は理想再生波形、Dは現実の再生信号、Eは二値化パル
スを示す。また、図の左側は、再生専用領域、右側は書
き換え可能領域を示す。
【0140】この媒体は、図3に示した本実施例の光デ
ィスク(媒体)を再生した場合の例であり、再生専用領
域は、マーク位置記録方式による記録領域であり、書き
換え可能領域は、マーク長記録方式による記録(高密度
記録)領域である。
【0141】:再生専用領域(図の左側)は、スタン
パ1の型成形により、媒体基材2に記録ピット(エンボ
ス)3を形成することで、情報を記録している。この場
合、記録ピット3の中心を信号(データ)の「1」に対
応させたマーク位置記録方式により情報の記録を行って
いる。従って、この再生専用領域を再生した場合には、
記録ピット3の中心位置で、信号(データ)の「1」が
再生される。
【0142】:書き換え可能領域(図の右側)では、
スタンパによる記録ではなく、磁界の印加と、レーザ光
の照射により記録ピット(或いは記録ドメイン)3を形
成する。この場合、記録ピット3の両側のエッジを信号
(データ)の「1」に対応させたマーク長記録方式によ
り情報の記録を行っている。従って、この書き換え可能
領域を再生した場合には、記録ピット3の両側のエッジ
の位置で、信号(データ)の「1」が再生される。
【0143】 §12:図3の媒体再生時の説明・・・図14参照 図14は図3の媒体再生時の説明図である。以下、図1
4に基づいて、前記処理による媒体(図3に示した実施
例の媒体)再生時の説明をする。
【0144】図14において、Aは媒体領域、BはPR
(Preformat :再生専用領域)/MO(書き換え可能領
域)切り換え状態、Cは記録密度切り換え状態(H/
L)、Dは各領域の容量、Eはユーザ容量(ユーザから
見た容量)を示す。
【0145】なお、前記Bに示したPR/MO切り換え
状態は、PR側をハイレベルH(図8の切り換えスイッ
チ40のa側への切り換えを示す)とし、MO側をロー
レベルL(図8の切り換えスイッチ40のb側への切り
換えを示す)として図示してある。
【0146】また、前記Cに示した記録密度切り換え状
態は、マーク位置記録方式側をローレベルL(L:低記
録密度を示し、切り換えスイッチ39のd側への切り換
えを示す)、マーク長記録方式側をハイレベルH(H:
高記録密度を示し、切り換えスイッチ39のc側への切
り換えを示す)として図示してある。
【0147】図14の例は、図3に示した光ディスク
(媒体)を、前記実施例の光ディスク装置で再生した場
合の例である。媒体の再生時には、先ず、ヘッダを再生
し、続いてレコーディングフィールドを再生する。
【0148】この再生処理において、ヘッダ、及び再生
専用領域のレコーディングフィールドを含む最初の1セ
クタ(図の左側)の再生時には、PR/MOは、H(P
R側)側を選択し、密度切り換えをL側に切り換えて媒
体の再生を行う。
【0149】また、ヘッダ、及び書き換え可能領域のレ
コーディングフィールドを含む次の1セクタ(図の右
側)の再生時には、先ず、ヘッダの再生を、前の1セク
タの再生と同じ状態で行い、その後、PR/MOを、L
(MO側)に切り換え、記録密度切り換えをH側に切り
換えてレコーディングフィールド(書き換え可能領域)
の再生を行う。
【0150】この場合、各領域の容量は、図示のとおり
である。すなわち、最初の1セクタについては、ヘッダ
が52バイト、位相同期用の領域(VFO3 、syn
c)が15バイト、データフィールドが639バイトで
ある。
【0151】また、次の1セクタについては、ヘッダが
52バイトであり、レコーディングフィールドは高密度
(2倍)記録であるから、位相同期用の領域(VF
3 、sync)が30バイト、データフィールドが1
278バイトである。
【0152】前記各容量から、ユーザが使用出来ない容
量分を差し引くと、実質的には、ユーザ容量は、最初の
1セクタが512バイト、次の1セクタが1024バイ
トとなる。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 :従来のスタンパの技術をそのまま使用して、高密度
記録対応の媒体が製作できる。また、従来装置との互換
性を満たす媒体とすることができる。
【0154】なお、本発明の光ディスクにおいて、再生
専用領域の記録密度が低いのは、欠点のようにも見れる
が、大量の複製データを生産するというこの領域の目的
から判断すれば、従来の装置で再生出来ないのは、致命
的な欠点である。
【0155】従って、再生専用領域をマーク位置記録領
域(現行規格)とするのは、大きな意義がある。 :従来の高密度媒体では、スタンパで形成する再生専
用領域もマーク長記録領域で構成されていたため、記録
ピットのエッジのバラツキにより、再生技術の如何によ
ってはリードエラーが発生し易かった。
【0156】しかし、本発明では、スタンパで形成する
再生専用領域は、マーク位置記録領域なので、記録ピッ
トのエッジの影響はなく、前記のようなリードエラーは
発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例における記録方式の説明図である。
【図3】実施例における光ディスクの構成図である。
【図4】実施例における媒体の説明図である。
【図5】実施例における媒体レイアウトに関する規定の
説明図(ISO/IEC規定)である。
【図6】実施例におけるセクタフォーマットの説明図で
ある。
【図7】実施例における光ディスク装置の構成図であ
る。
【図8】図7の一部詳細図である。
【図9】実施例における管理テーブル例である。
【図10】実施例における媒体挿入時の処理フローチャ
ートである。
【図11】実施例におけるリードコマンド受信時の処理
フローチャートである。
【図12】実施例におけるリード処理フローチャートで
ある。
【図13】実施例における高密度媒体と、その再生信号
の説明図である。
【図14】図3の媒体再生時の説明図である。
【図15】従来の高密度媒体の再生専用領域説明図であ
る。
【図16】従来のマーク位置記録媒体再生時の説明図で
ある。
【図17】従来のマーク長記録媒体再生時の説明図であ
る。
【符号の説明】 15 光ディスク 16 書き換え可能領域 17 再生専用領域(読み出し専用領域) 19 光ディスク装置 21 コントローラ 27 光学ヘッド 28 リード回路 32 コントロール部 35 管理テーブル設定用メモリ 37 マーク長記録二値化回路 38 マーク位置記録二値化回路 39、40 切り換えスイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】:ユーザによるデータの書き換えが可能
な書き換え可能領域16を有する光ディスクであって、
書き換え可能領域16の内、セクタの物理アドレスを形
状変化により記録してあるヘッダ領域は、マーク位置記
録方式による記録領域で構成した光ディスク。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】:光ディスク上の記録ピットの両側に形
成されるエッジ(前縁、後縁)を、信号(データ)に対
応させたマーク長記録方式による書き換え可能領域16
を有し、前記書き換え可能領域の内、セクタの物理アド
レスを形状変化で記録したヘッダ領域がマーク位置記録
方式で記録してある光ディスク15を再生可能な光ディ
スク装置であって、再生しようとする領域が、マーク位
置記録方式によるヘッダ領域であると判定した場合に
は、記録ピットの中心を信号(データ)に対応させて再
生するマーク位置再生方式を選択し、再生しようとする
領域が、マーク長記録方式による書き換え可能領域16
であると判定した場合には、記録ピットの両側のエッジ
を信号(データ)に対応させて再生するマーク長再生方
式を選択して、データの再生を行う手段を設けた光ディ
スク装置。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】この書き換え可能領域16内のセクタにお
いて、前記ヘツダは、再生専用領域とし、スタンパに
よる型成形(エンボス)で製作する。そして、レコーデ
ィングフィールドのみを、ユーザが自由にデータの書き
換えをすることができる書き換え可能領域とする。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの再生のみを行う再生専用領域
    (17)と、ユーザによるデータの書き換えが可能な書
    き換え可能領域(16)とを有する光ディスクであっ
    て、 再生専用領域(17)は、光ディスク(媒体)上の記録
    ピットの中心を信号(データ)に対応させたマーク位置
    記録方式による記録領域で構成し、 書き換え可能領域(16)は、光ディスク上の記録ピッ
    ト(記録ドメイン)の両側に形成されるエッジ(前縁、
    後縁)を、信号(データ)に対応させたマーク長記録方
    式による記録領域で構成したことを特徴とする光ディス
    ク。
  2. 【請求項2】 データの再生のみを行う再生専用領域
    (17)と、ユーザによるデータの書き換えが可能な書
    き換え可能領域(16)とを有する光ディスクであっ
    て、 書き換え可能領域(16)の内、セクタの物理アドレス
    を形状変化により記録してあるヘッダ領域は、マーク位
    置記録方式による記録領域で構成したことを特徴とする
    マーク長記録方式の光ディスク。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ディスクにおいて、 再生専用領域(17)、及び書き換え可能領域(16)
    の存在を示す記録属性情報と、その位置を示す情報(物
    理アドレス)を、光ディスクの特定位置に記録したこと
    を特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】 光ディスク上の記録ピットの両側に形成
    されるエッジ(前縁、後縁)を、信号(データ)に対応
    させたマーク長記録方式による書き換え可能領域(1
    6)と、 光ディスク上の記録ピットの中心を信号(データ)に対
    応させたマーク位置記録方式による再生専用領域(1
    7)とを有し、 再生専用領域(17)、及び書き換え可能領域(16)
    の存在を示す記録属性情報と、その位置を示す情報を、
    光ディスクの特定位置に記録した光ディスク(15)を
    再生可能な光ディスク装置であって、 光ディスク(15)の挿入時に、前記特定位置の情報を
    読み取り、再生しようとする領域に対し、書き換え可能
    領域(16)か、再生専用領域(17)かの判定と、そ
    の領域の記録方式の判定を行う手段(32、35)と、 前記手段(32、35)により、再生しようとする領域
    が、マーク位置記録方式による再生専用領域(17)で
    あると判定した場合には、記録ピットの中心を信号(デ
    ータ)に対応させて再生するマーク位置再生方式を選択
    し、 再生しようとする領域が、マーク長記録方式による書き
    換え可能領域(16)であると判定した場合には、記録
    ピットの両側のエッジを信号(データ)に対応させて再
    生するマーク長再生方式を選択して、データの再生を行
    う手段(32、37、38、39、40)を設けたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4記載の光ディスク装置にお
    いて、 再生しようとする領域の内、セクタの物理アドレスを形
    状変化により記録してあるヘッダ領域は、記録方式に関
    係なく、マーク位置再生方式を選択して再生することを
    特徴とした光ディスク装置。
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