JPH0756568B2 - 熱現像感光材料の加熱方法 - Google Patents

熱現像感光材料の加熱方法

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JPH0756568B2
JPH0756568B2 JP62150322A JP15032287A JPH0756568B2 JP H0756568 B2 JPH0756568 B2 JP H0756568B2 JP 62150322 A JP62150322 A JP 62150322A JP 15032287 A JP15032287 A JP 15032287A JP H0756568 B2 JPH0756568 B2 JP H0756568B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、感光材料に像様露光された画像を熱現像して
受像材料へ熱転写する熱現像感光材料の加熱方法に関す
る。
(従来技術) 熱現像感光材料を用いてカラー画像を得る方法について
は、多くの方法が提案されている。
例えば、加熱により画像状に可動性の色素を放出させ、
この可動性の色素を、水などの溶媒によつて媒染剤を有
する色素固定材料に転写する方法、高沸点有機溶剤によ
り色素固定材料に転写する方法、色素固定材料に内蔵さ
せた親水性熱溶剤により色素固定材料に転写する方法、
可動性の色素が熱拡散性または昇華性であり、支持体等
の色素受容材料に転写する方法等が提案されている。
この種の画像形成方法を実施するための装置として、例
えば特開昭59−75247号明細書に開示されているよう
に、露光部で露光ヘツドを用いて熱現像感光材料へカラ
ー画像を露光した後にこれを熱現像部へと送り、熱現像
後の熱現像感光材料に受像材料を密着して転写部へと送
り、転写部で受像材料へ画像を熱転写する画像記録装置
が提案されている。
このような画像記録装置では、熱現像部又は熱転写部で
ヒータを備えた挟持搬送加熱ローラにより熱現像感光材
料の画像を熱現像し、受像材料へ熱転写するようになつ
ている。
挟持搬送加熱ローラによつて加熱を行う場合、例えば、
熱現像感光材料との接触面が多くなるようにゴムによつ
て成形されたローラの周面に近接してヒータ板を配置
し、該ヒータ板の輻射熱で前記ローラを加熱して熱現像
感光材料を加熱搬送している。
前記ヒータ板は、前記加熱ローラの表面温度が設定温度
に達するまで加熱し、設定温度に達した後は、この温度
を維持するように設けている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前述したように、前記ヒータ板は輻射等
による間接加熱を行つているため、ローラ設定温度
(TR)より高いヒータ設定温度(TH)で加熱ローラを加
熱する必要がある。このため、加熱ローラは設定温度に
達した時点でヒータが切られても、ヒータの余熱により
更に温められ、実質的に設定温度より高い温度に達して
オーバシユート(ΔT)を生じた。第5図はこの様子を
図示している。特に、ヒータ温度は周囲の耐熱範囲内で
大きな値に設定される程、ローラ温度の立ち上りを早め
て好ましいが、逆にオーバシユート量を大きくして、ロ
ーラ温度の安定化までに長時間を要することになつた。
また、ローラ温度が安定した後、感光材料および受像材
料を通過させるとローラの表面温度はこれら材料に影響
されて一時的に下がる。このため、ヒータは再び所定温
度を目指して加熱されるが、ローラは内部に熱容量を持
つため、材料が通過してしまうと加熱されなくてもある
程度は元の温度に復帰する。処が、ヒータにより余分に
加熱されるため、ローラ温度は再び設定値より上昇して
しまうと云う事態を生じた。特に、材料が連続的に通過
すると、第6図に図示したように、材料通過タイミング
A点、B点およびC点でローラ温度が異つて来てしま
い、タイミングB点において処理温度が高いハンチング
を生じて、現像処理等に悪影響を及ぼす。
本発明の目的は、上記事情に基づいて行われたもので、
オーバシユートおよびハンチングを無くして出力画像の
濃度が均一となる熱現像感光材料の加熱方法を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段及び作用) すなわち、本発明の上記目的は、感光材料に像様露光さ
れた画像を熱現像して受像材料へ熱転写するための加熱
ローラと、前記加熱ローラを輻射熱により加熱するため
のヒータと、前記加熱ローラ表面の温度を検出する温度
センサと、前記ヒータの加熱温度を検出する温度センサ
とを備える熱現像転写装置における熱現像感光材料の加
熱方法において、前記加熱ローラ表面の温度(Tr)並び
に前記ヒータの加熱温度を検出し、前記加熱ローラ表面
の温度(Tr)がローラ設定温度(TR)より低い所定温度
(TR′)より小さい場合には、前記ヒータの設定温度を
所定のヒータ設定温度(THH)とし、前記加熱ローラ表
面の温度(Tr)が前記所定値(TR′)以上の場合には、
前記ヒータの設定温度を前記所定のヒータ設定温度(TH
H)より低くかつ前記ローラ設定温度(TR)よりも高い
所定値(THL)として加熱制御を行うことを特徴とする
熱現像感光材料の加熱方法により達成される。
本発明によれば、加熱ローラがローラ設定温度に達する
まで加熱したのでは、先に述べたように、ヒータの余熱
により更に温められて実質的にローラ設定温度以上に加
熱されてしまうため、現像及び転写を開始する加熱立ち
上り時においては、加熱ローラがローラ設定温度(TR
より低い所定の温度になるまでは、ヒータ設定温度を所
定の値とし、それ以後はヒータ設定温度を低くして加熱
制御をし、また、連続処理時にもヒータ設定温度を低く
し、すなわち、立ち上り時に加える初期ヒータ設定温度
より低いヒータ温度で緩やかに加熱することにより、ロ
ーラ温度の制御を良好にして、オーバシユート及びハン
チングの生じない加熱を行う。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明が適用される画像記録装置の熱現像/
転写部を図示している。
前記熱現像/転写部は対構造の第1加熱ローラ10及び対
構造の第2加熱ローラ11及び対構造の第3加熱ローラ12
を所定間隔に配置して設けられている。これら対構造の
前記加熱ローラ10,11,12はそれぞれ駆動装置であるモー
タ(図示せず)により同期して駆動回転されるようにな
つており、何れもゴム製によつて設けられている。そし
て、各前記加熱ローラ10,11,12は熱現像感光材料1と受
像紙2とをそれぞれのローラ間に挟んで所定方向(図で
は、左から右方向)へ搬送する。前記ローラ10,11,12の
外周には、ローラの軸方向に沿つてヒータ13,14,15が各
々配置されており、輻射熱によつて各ローラを加熱する
ように設けている。
また、前記ヒータ13,14,15は切替えにより2つのヒータ
設定温度(THH,THL)を選択して加熱できるように設け
ている。前記ヒータ設定温度の1つ(THH)は、周囲の
耐熱範囲で決まる最も大きい温度で、本実施例ではTHH
=140℃に設定されている。また、前記ヒータ設定温度
のもう1つの値(THL)は、前記THHより低い温度で、本
実施例ではTHL=114℃に設定されている。この低い方の
温度(THL)は、この温度(THL)でローラを加熱してロ
ーラの設定温度TR(例えば、90℃)でヒータをオフした
際に生じるオーバシユート量(ΔT)が、最適現像のた
めに許容できる規格温度値(例えば、1℃)を越えない
範囲で最も高い値に設定されている。
前記ローラ10,11,12及び前記ヒータ13,14,15のそれぞれ
周面には、ローラ及びヒータのそれぞれ温度を測定する
温度センサ16,17,18,19,20,21が配置されている。
第2図及び第3図は、前記加熱ローラのローラ温度と、
ヒータ温度の推移を図示しており、第2図は現像/転写
を行うための記録開始時であり、第3図は連続処理時の
様子をそれぞれ示している。
第2図では、記録開始前にあつてローラ温度(Tr)が略
室温に設けられた状態で記録操作が開始されると、前記
ヒータ19,20,21は周囲の耐熱条件で決まる高いヒータ設
定温度(THH)に設定されてローラを加熱する。これに
より、ローラは徐々に加熱されていく。ローラ温度(T
r)が上昇し、ローラがローラ設定温度(TR)より低い
所定温度(TR′)に達した時点で、前記ヒータは低い
ヒータ設定温度(THL)に切替えられる。なお、前記所
定温度(TR′)は、前記ヒータが高いヒータ設定温度
(THH)でローラを加熱して所定温度(TR′)でヒー
タをオフした場合に生じるオーバシユート量をΔTとし
た際に、TR=TR′+ΔTの関係が概ね成立する値であ
り、本実施例では、TR′=85℃に設けられている。前
記ヒータ温度(Th)がローラの所定温度(TR′)に達
した時点で切替えられることにより、ローラ温度(Tr)
は図示するとおり、徐々にローラ設定温度(TR)に近づ
いて、オーバシユートがほとんど生じない。また、第3
図では、ローラ温度(Tr)が略ローラ設定温度(TR)に
維持されている連続処理状態であり、感光材料及び受像
材料の通過により僅かにローラ温度が下がる様子を示し
ている。このとき、ローラは低いヒータ設定温度
(THL)に設けられたヒータにより加熱される。これに
より、連続処理工程においても、ハンチングが生じな
い。
第4図は現像/転写装置の作動を制御するためのフロー
チヤートであり、画像記録装置の記録開始操作から実際
に記録を開始し、かつ連続処理時でのフローチヤートで
ある。
画像記録装置は、加熱ローラの周面に配置した温度セン
サ16,17,18によつてローラ温度(Tr)を常時測定し、ロ
ーラ温度(Tr)がローラ設定温度(TR,本実施例ではTR
=90℃)以上か否かを判断している。そしてローラ温度
(Tr)が設定温度以上のときは、ヒータをオフにして再
びローラ温度(Tr)をモニタする。一方、ローラ温度
(Tr)がローラ設定温度(TR)より低いときは、更にロ
ーラ温度(Tr)が所定温度(TR′=85℃)以上か否か
を判断する。そして、ローラ温度がローラ設定温度
(TR)以下でかつ所定温度(TR′)以上のときは、ヒ
ータ温度(Th)が低いヒータ設定温度(THL=114℃)に
設定されてローラを加熱する。この時点で、前記ヒータ
の周面に配置した温度センサ19,20,21によつてヒータ温
度(Th)を検出し、ヒータ温度が前記ヒータ設定温度
(THL)に達したか否かを判断する。ヒータ温度(Th
が前記ヒータ設定温度(THL)に達していると、ヒータ
はオフにされて、再びローラ温度(Tr)が測定される。
また、前記ローラ温度(Tr)が所定温度(TR′)未満
のときは、ヒータ温度(Th)が高いヒータ設定温度(T
HH=140℃)に設定されてローラを加熱する。ヒータ温
度がヒータ設定温度(THH)に、達した時点でヒータは
オフに設けられて、再びローラ温度が測定され、測定結
果に基づいて、前記処理が行われる。
なお、ローラ設定温度及びヒータ設定温度は加熱ローラ
の熱容量及び雰囲気環境等によつて適宜設定される。
また、上記実施例では、ローラ温度(Tr)の測定によ
り、2つの値を判断基準としてヒータ温度(Th)が制御
されるが、更に細かい多段ステツプによる温度制御によ
つて、高精度に設けることもできる。
また、ローラ設定温度(TR)が時々刻々変化する場合
も、所定温度(TR′)及びヒータ設定温度(THH,
THL)を同様に変更して同等の効果を得ることが出来
る。
(発明の効果) 以上記載したとおり、本発明によれば、ヒータ設定温度
を変えてローラを加熱することにより、温度立ち上がり
時のオーバシユートが無くなり、かつ設定温度に達する
迄の時間を短かくできる。また、材料の通過時にローラ
温度が一時的に低下した場合でも大きなハンチングが生
じないで、連続処理においてもローラ温度を一定にし
て、濃度の安定した出力画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法が実施される画像記録装置の現像
/転写部を説明する図、第2図及び第3図は本発明の方
法によつて加熱ローラを加熱した場合のローラ温度及び
ヒータ温度の推移を説明する図、第4図は本発明の加熱
方法の手順を示すフローチヤート、第5図及び第6図は
従来の加熱方法によつた加熱ローラ及びヒータ温度の推
移を説明する図である。 1…熱現像感光材料、2…受像紙、10,11,12…加熱ロー
ラ、13,14,15…ヒータ、16,17,18,19,20,21…温度セン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料に像様露光された画像を熱現像し
    て受像材料へ熱転写するための加熱ローラと、前記加熱
    ローラを輻射熱により加熱するためのヒータと、前記加
    熱ローラ表面の温度を検出する温度センサと、前記ヒー
    タの加熱温度を検出する温度センサとを備える熱現像転
    写装置における熱現像感光材料の加熱方法において、前
    記加熱ローラ表面の温度(Tr)並びに前記ヒータの加熱
    温度を検出し、前記加熱ローラ表面の温度(Tr)がロー
    ラ設定温度(TR)より低い所定温度(TR′)より小さい
    場合には、前記ヒータの設定温度を所定のヒータ設定温
    度(THH)とし、前記加熱ローラ表面の温度(Tr)が前
    記所定値(TR′)以上の場合には、前記ヒータの設定温
    度を前記所定のヒータ設定温度(THH)より低くかつ前
    記ローラ設定温度(TR)よりも高い所定値(THL)とし
    て加熱制御を行うことを特徴とする熱現像感光材料の加
    熱方法。
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JPS5819606Y2 (ja) * 1975-07-21 1983-04-22 富士写真フイルム株式会社 オンドセイギヨソウチ
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JPS61179439A (ja) * 1985-01-07 1986-08-12 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像装置

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