JPH0755375Y2 - オーバフェンダのリベット締付用グロメット - Google Patents

オーバフェンダのリベット締付用グロメット

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JPH0755375Y2
JPH0755375Y2 JP9364390U JP9364390U JPH0755375Y2 JP H0755375 Y2 JPH0755375 Y2 JP H0755375Y2 JP 9364390 U JP9364390 U JP 9364390U JP 9364390 U JP9364390 U JP 9364390U JP H0755375 Y2 JPH0755375 Y2 JP H0755375Y2
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JP
Japan
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wheel arch
grommet
flange portion
over fender
fitting portion
Prior art date
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JP9364390U
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JPH0450708U (ja
Inventor
秀之 水谷
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、オーバフェンダのリベット締付用グロメット
に関するものである。
[従来の技術] 一般に、自動車においては、ボディパネルのホイールア
ーチフランジ部にホイールアーチモールを取り付ける場
合とオーバフェンダを取り付ける場合とがある。
前記ホイールアーチモールを取り付けるのは、広幅でな
い通常の幅のタイヤを装着する場合であり、又、前記オ
ーバフェンダを取り付けるのは、広幅タイヤを装着する
場合に該広幅タイヤの一部がボディパネルのホイールア
ーチ部分から側方に張り出すため、この張り出す部分を
ボディの一部とみなされる前記オーバフェンダによって
覆うことにより、前記広幅タイヤの張出し部分をなく
し、法規制に適合させるようにするためである。
第7図に示す如き自動車1のボディパネル2のホイール
アーチフランジ部3(第8、9図参照)に、第9図
(イ)に示す如くホイールアーチモール4を取り付ける
場合、自動車1の製造ライン途中に設けた角孔用穿孔機
(図示せず)によって第8図(イ)に示す如く前記ホイ
ールアーチフランジ部3所要位置に角孔5を穿設し、該
角孔5にスクリュグロメット6を嵌め込み、ホイールア
ーチモール4をその丸孔7が前記スクリュグロメット6
の孔8と合致するよう組み付け、タッピングスクリュ9
をねじ込んで固定するようにしている。
又、前記ホイールアーチフランジ部3に、第9図(ロ)
に示す如くオーバフェンダ10を取り付ける場合には、前
記自動車1の製造ライン途中に設けた丸孔用穿孔機(図
示せず)によって第8図(ロ)に示す如く前記ホイール
アーチフランジ部3所要位置に丸孔11を穿設し、該丸孔
11とオーバフェンダ10の丸孔12が合致するようオーバフ
ェンダ10を組み付け、前記丸孔12,11にオーバフェンダ
固定用リベット13の先端部を嵌挿し、該リベット13のピ
ン部材14を専用工具を用いて引き抜き切断することによ
り、前記リベット13の先端部をかしめ、前記オーバフェ
ンダ10を固定するようにしている。
尚、前記オーバフェンダ10の固定を、前記ホイールアー
チモール4の場合と同様にスクリュグロメット6とタッ
ピングスクリュ9によって行うようにしていないのは、
前記オーバフェンダ10をタッピングスクリュ9によって
固定した場合、オーバフェンダ10がボディから脱着可能
となりボディの一部とみなされず法規制に適合しなくな
るためである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述の如く自動車1にホイールアーチモ
ール4或いはオーバフェンダ10を取り付ける場合に応じ
てホイールアーチフランジ部3に角孔5或いは丸孔11を
穿設するのでは、自動車1の製造ラインに角孔用穿孔機
並びに丸孔用穿孔機といった2種類の機械を設置しなけ
ればならず、設備が大がかりとなり、コストアップにつ
ながっていた。
本考案は、斯かる実情に鑑み、ホイールアーチモール固
定用の角孔をそのまま利用してオーバフェンダをリベッ
トにより固定し得、丸孔用穿孔機を不要とし設備コスト
の低減を図り得るオーバフェンダのリベット締付用グロ
メットを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ボディパネルのホイールアーチフランジ部に
穿設されたホイールアーチモール固定用角孔に嵌入可能
で且つ断面略U字形状を有する樹脂製の嵌入部と、該嵌
入部の下面に一体に設けられた樹脂製の係止フランジ部
と、前記嵌入部の内面に一体に固着された断面略U字形
状の金属製の補強薄板と、前記係止フランジ部中央部か
ら前記嵌入部及び補強薄板のU字状底部を貫通し且つピ
ン部材の引抜きにより先端のかしめを行うようにしたオ
ーバフェンダ固定用リベットの先端部を嵌挿可能な丸孔
とを備えたことを特徴とするものである。
[作用] 従って、前記ホイールアーチフランジ部にオーバフェン
ダを取り付ける場合には、先ず自動車の製造ライン途中
に設けた角孔用穿孔機によって前記ホイールアーチフラ
ンジ部所要位置に角孔を穿設し、該角孔に前記グロメッ
トの嵌入部を嵌め込み、前記グロメットの丸孔とオーバ
フェンダの丸孔が合致するようオーバフェンダを組み付
け、前記両丸孔にオーバフェンダ固定用リベットの先端
部を嵌挿し、該リベットのピン部材を専用工具を用いて
引き抜き切断することにより、前記リベットの先端部を
かしめると、断面略U字形状の補強薄板及び嵌入部が両
側へ押し広げられ、オーバフェンダがホイールアーチフ
ランジ部に強固に固定される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第6図は本考案の一実施例であり、ボディパネ
ル2のホイールアーチフランジ部3に穿設されたホイー
ルアーチモール4(第8図(イ)参照)固定用の角孔5
に嵌入可能で且つ断面略U字形状を有する樹脂製の嵌入
部15の下面に、樹脂製の係止フランジ部16を一体に設け
前記嵌入部15の内面に断面略U字形状の金属製の補強薄
板17を、一体に固着すると共に、前記係止フランジ部16
中央部から前記嵌入部15及び補強薄板17のU字状底部を
貫通し且つピン部材14の引抜きにより先端のかしめを行
うようにしたオーバフェンダ固定用リベット13(第5、
6図参照)の先端部を嵌挿可能な丸孔18を形成し、オー
バフェンダ固定用リベット13のグロメット19を構成す
る。
第2、4図に示す如く、前記嵌入部15の内面に一体に固
着された断面略U字形状の金属製の補強薄板17の対向す
る内面間寸法Lは、前記丸孔18の内径と等しくしてあ
り、前記オーバフェンダ固定用リベット13の先端部外径
より僅かに大きい値としてある。
又、前記補強薄板17の対向部には第1、2図に示す如
く、前記嵌入部15内面に形成された凸部20に対し嵌合す
る孔21を設けてあり、前記補強薄板17が嵌入部15から脱
落しないようにしてある。
更に、前記嵌入部15のU字状両外側部には第4図の如く
凹部22を形成してあり、該凹部22内に前記角孔5に対す
る係合片23を第2図の如く凹部22から一部が外側に所要
量突出するよう設けてあり、グロメット19を角孔5に嵌
め込んだ際、グロメット19の脱落を防止するようにして
ある。
次に、上記実施例の作動を説明する。
前記ホイールアーチフランジ部3に、第6図に示す如く
オーバフェンダ10を取り付ける場合には、先ず前記自動
車1の製造ライン途中に設けた角孔用穿孔機(図示せ
ず)によって第5図に示す如く前記ホイールアーチフラ
ンジ部3所要位置に角孔5を穿設し、該角孔5に前記グ
ロメット19の嵌入部15を嵌め込む。
前記角孔5に嵌入部15を嵌め込むと、第2図に示す係合
部23が前記角孔5のホイールアーチフランジ部3内面側
の縁部に引掛かる形となり、前記グロメット19が角孔5
から抜け落ちることはない。
この後、前記グロメット19の丸孔18とオーバフェンダ10
の丸孔12が合致するようオーバフェンダ10を組み付け、
前記丸孔12,18にオーバフェンダ固定用リベット13の先
端部を嵌挿し、該リベット13のピン部材14を専用工具を
用いて引き抜き切断することにより、前記リベット13の
先端部をかしめる。
前記リベット13の先端部をかしめると、第6図に示す如
く断面略U字形状の補強薄板17及び嵌入部15が両側へ押
し広げられ、オーバフェンダ10がホイールアーチフラン
ジ部3に強固に固定される。
こうして、自動車1にホイールアーチモール4或いはオ
ーバフェンダ10のいずれを取り付ける場合においても、
ホイールアーチフランジ部3には角孔5だけを穿設すれ
ばよく、丸孔用穿孔機は設置しなくて済むため、設備コ
ストを大幅に低減することが可能となる。
尚、本考案のオーバフェンダのリベット締付用グロメッ
トは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、一
般的機械要素として他の部分にも使用可能なこと等、そ
の他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のオーバフェンダのリベット
締付用グロメットによれば、ホイールアーチモール固定
用の角孔をそのまま利用してオーバフェンダをリベット
により強固且つ確実に固定でき、丸孔用穿孔機を不要と
し設備コストの低減を図ることができるという優れた効
果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるグロメットの斜視
図、第2図は同一部断面側面図、第3図は第2図のIII-
III矢視図、第4図は第2図のIV-IV矢視図、第5図は本
考案の一実施例におけるグロメットを用いてオーバフェ
ンダを取り付ける過程を示す斜視図、第6図は本考案の
一実施例におけるグロメットを用いてオーバフェンダの
固定を完了した状態を示す断面図(第7図のIX-IX断面
相当図)、第7図は自動車の後方斜視図、第8図(イ)
はホイールアーチモールを取り付ける過程を示す斜視
図、第8図(ロ)は従来においてオーバフェンダを取り
付ける過程を示す斜視図、第9図(イ)はホイールアー
チモールの固定を完了した状態を示す断面図(第7図の
IX-IX断面相当図)、第9図(ロ)は従来においてオー
バフェンダの固定を完了した状態を示す断面図(第7図
のIX-IX断面相当図)である。 2はボディパネル、3はホイールアーチフランジ部、4
はホイールアーチモール、5は角孔、10はオーバフェン
ダ、13はオーバフェンダ固定用リベット、14はピン部
材、15は嵌入部、16は係止フランジ部、17は補強薄板、
18は丸孔、19はグロメットを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディパネルのホイールアーチフランジ部
    に穿設されたホイールアーチモール固定用角孔に嵌入可
    能で且つ断面略U字形状を有する樹脂製の嵌入部と、該
    嵌入部の下面に一体に設けられた樹脂製の係止フランジ
    部と、前記嵌入部の内面に一体に固着された断面略U字
    形状の金属製の補強薄板と、前記係止フランジ部中央部
    から前記嵌入部及び補強薄板のU字状底部を貫通し且つ
    ピン部材の引抜きにより先端のかしめを行うようにした
    オーバフェンダ固定用リベットの先端部を嵌挿可能な丸
    孔とを備えたことを特徴とするオーバフェンダのリベッ
    ト締付用グロメット。
JP9364390U 1990-09-06 1990-09-06 オーバフェンダのリベット締付用グロメット Expired - Lifetime JPH0755375Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0450708U JPH0450708U (ja) 1992-04-28
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