JPH0755285A - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JPH0755285A
JPH0755285A JP19660693A JP19660693A JPH0755285A JP H0755285 A JPH0755285 A JP H0755285A JP 19660693 A JP19660693 A JP 19660693A JP 19660693 A JP19660693 A JP 19660693A JP H0755285 A JPH0755285 A JP H0755285A
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JP
Japan
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refrigerant
water
heat
evaporator
cooling
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JP19660693A
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English (en)
Inventor
Takashi Yoshida
崇 吉田
Hiroyuki Sasao
博行 笹尾
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Taikisha Ltd
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Taikisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸収液の加熱再生のための構成を合理的に改
善することにより、大気汚染の問題を解消するととも
に、安全管理上の取扱いを容易にし、しかも、再生器で
の吸収液加熱再生用の熱源として電気ヒータを使用する
場合に比してランニングコストを低減する。 【構成】 再生器7・凝縮器8・蒸発器5・吸収器6の
順に冷媒を循環させて、蒸発器5で冷熱を発生させる吸
収式冷凍機において、電力駆動の圧縮式ヒートポンプ1
を設け、再生器7での吸収液の加熱再生を圧縮式ヒート
ポンプ1の発生温熱により行う吸収液加熱手段Hを設け
た。又、その圧縮式ヒートポンプ1の発生冷熱により吸
収器6における吸収液の冷却、又は、凝縮器8における
冷媒の冷却を行う冷却手段Cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生器・凝縮器・蒸発
器・吸収器の順に冷媒を循環させて、前記蒸発器で冷熱
を発生させる吸収式冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる吸収式冷凍機においては、
天然ガス、石油等の燃料を燃焼させることにより発生し
た燃焼熱、あるいは、その燃焼熱により生成した高温水
又は水蒸気を、再生器での吸収液の加熱再生を行うため
の熱源として使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃料を
燃焼させるものであるために、燃焼排ガスによる大気汚
染の問題がある。又、燃料を燃焼させる燃焼装置におけ
る燃焼関係の安全装置及び燃料供給関係の安全装置の点
検整備等、安全管理面での各種点検整備が必要であり、
又、燃焼装置を使用するため、消防法、大気汚染防止法
等の各種法規制が適用されるため、安全管理上の取扱い
が非常に難しいという問題がある。
【0004】ちなみに、大気汚染の問題が無く、又、安
全管理上の取扱いが容易な電気ヒータを、再生器での吸
収液加熱再生用の熱源として使用することが想定される
が、電力を熱に変換する電気ヒータはロスが多いため熱
量単価が高く、ひいては、ランニングコストが高くなる
ため実用的でない。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みて成されたも
のであり、その目的は、吸収液の加熱再生のための構成
を合理的に改善することにより、大気汚染の問題を解消
するとともに、安全管理上の取扱いを容易にし、しか
も、再生器での吸収液加熱再生用の熱源として電気ヒー
タを使用する場合に比してランニングコストを低減する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による吸収式冷凍
機の第1の特徴構成は、電力駆動の圧縮式ヒートポンプ
を設け、前記再生器での吸収液の加熱再生を前記圧縮式
ヒートポンプの発生温熱により行う吸収液加熱手段を設
けた点にある。
【0007】第2の特徴構成は、前記圧縮式ヒートポン
プの発生冷熱により前記吸収器における吸収液の冷却、
又は、前記凝縮器における冷媒の冷却を行う冷却手段を
設けた点にある。
【0008】第3の特徴構成は、前記冷媒を水とし、前
記蒸発器において生成される氷・水スラリーを前記蒸発
器から取り出すスラリー導出手段と、冷媒循環系に冷媒
及び製氷原水としての水を供給する給水手段とを設けた
点にある。
【0009】
【作用】第1の特徴構成による作用は以下の通りであ
る。吸収液加熱手段は、電力駆動の圧縮式ヒートポンプ
から発生する温熱により、再生器での吸収液の加熱再生
を行う。そして、吸収液加熱手段は、例えば、電力駆動
の圧縮式ヒートポンプにおける作動媒体が、再生器中の
吸収液と熱交換して凝縮するときの凝縮熱放出により吸
収液を加熱して吸収液の再生を行うように構成したり、
あるいは、電力駆動の圧縮式ヒートポンプにおける作動
媒体が水と熱交換して凝縮するときの凝縮熱放出により
温水を生成し、その温水により再生器中の吸収液を加熱
して吸収液の再生を行うように構成する。
【0010】第2の特徴構成による作用は以下の通りで
ある。冷却手段は、電力駆動の圧縮式ヒートポンプから
発生する冷熱により、吸収器における吸収液の冷却、又
は、凝縮器における冷媒の冷却を行う。そして、冷却手
段は、例えば、電力駆動の圧縮式ヒートポンプにおける
作動媒体が気化するときの気化熱奪取により、吸収器に
おける吸収液の冷却、又は、凝縮器における冷媒の冷却
を行うように構成したり、あるいは、前記作動媒体が気
化するときの気化熱奪取により冷却水を冷却し、その冷
却水により、吸収器における吸収液の冷却、又は、凝縮
器における冷媒の冷却を行うように構成する。
【0011】第3の特徴構成によれば、給水手段により
冷媒としての水を冷媒循環系に供給し、その水が蒸発器
において気化するときの気化熱奪取により、蒸発器の貯
留水を冷却して、貯留水に凍結を生じさせて氷・水スラ
リーを形成し、その氷・水スラリーをスラリー導出手段
により蒸発器から取り出す。そして、スラリー導出手段
により取り出した氷・水スラリーを冷熱媒体として各種
の冷熱消費設備に供給する。
【0012】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、電力駆動の圧
縮式ヒートポンプから発生する温熱を再生器での吸収液
加熱再生用の熱源として使用するので、大気汚染の問題
を解消することができ、又、電力駆動の圧縮式ヒートポ
ンプでは、従来のように燃焼装置を使用する場合におけ
る燃焼関係の安全装置及び燃料供給関係の安全装置が不
要であり、燃焼装置に適用される各種法規制が適用され
ないので、安全管理上の取扱いを容易にすることができ
るようになった。しかも、電力駆動の圧縮式ヒートポン
プは、高効率に温熱が取り出せるので、電気ヒータを使
用する場合に比して熱量単価が大巾に安くなり、その結
果、ランニングコストを大巾に低減することができるよ
うになった。
【0013】第2の特徴構成によれば、吸収器における
吸収液の冷却又は凝縮器における冷媒の冷却を、電力駆
動の圧縮式ヒートポンプから発生する冷熱により行うの
で、例えば、冷却塔にて生成した冷却水により冷却する
場合に比して、吸収液の吸収温度を低くして成績係数を
向上することができるので、特に、蒸発器において冷媒
としての水を凍結させて製氷する場合において、製氷を
一層効率的に行うことができるようになった。しかも、
圧縮式ヒートポンプにおいて温熱の発生と並行して発生
する冷熱を利用しているので、吸収器における吸収液の
冷却又は凝縮器における冷媒の冷却を行うための冷却水
生成用の冷却塔を設置する必要がなくなり、あるいは、
冷却塔を設けるにしても小能力のもので済むので、冷却
塔運転用の動力を低減できるようになり、ランニングコ
ストを一層低減することができるようになった。
【0014】第3の特徴構成によれば、大気汚染の問題
を解消し、安全管理上の取扱いを容易し、しかも、電力
を使用するにしてもランニングコストを大巾に低減しな
がら、吸収式冷凍機で氷・水スラリーを製造し、この氷
・水スラリーを用いて冷房設備等の各種の冷熱消費設備
を効率良く運転できる。
【0015】
【実施例】以下、冷媒水w中に氷粒aが分散する氷・水
スラリーを製造する吸収式冷凍機に本発明を適用した実
施例について、図面に基づいて説明する。
【0016】図1において、Rは冷媒水w中に氷粒aが
分散する氷・水スラリー(以下、スラリー氷と称する)
を製造する吸収式冷凍機、2はこの吸収式冷凍機Rで製
造したスラリー氷を冷熱供給媒体として冷熱消費設備3
に送給するとともに、その冷熱消費設備3での冷熱消費
により氷分aが融解した戻り冷媒水wを冷媒及び製氷原
水として再び吸収式冷凍機Rに戻す循環設備である。
【0017】3aは冷熱消費設備3の構成手段で、空気
等の冷却対象をスラリー氷と熱交換させて冷却する熱交
換手段を示し、例えば、エアハンドリングユニットやフ
ァンコイルユニット群等である。
【0018】4は、循環設備2において、その循環経路
途中に介装した氷蓄熱槽であり、吸収式冷凍機Rから一
次側送給路2aを介し供給されるスラリー氷を貯留し
て、その貯留スラリー氷を二次側送給路2bを介し冷熱
消費設備3の熱交換手段3aに送給し、又、その熱交換
手段3aから二次側還流路2cを介して戻る戻り冷媒水
wを受入れ貯留するとともに、その貯留冷媒水wを一次
側還流路2dを介し吸収式冷凍機Rへ戻す。
【0019】P1は一次側循環ポンプ、P2は二次側循
環ポンプである。
【0020】吸収式冷凍機Rは、スラリー氷の生成室と
して冷媒水wを貯留する蒸発器5、吸収液mとして吸湿
性水溶液を貯留する吸収器6、冷媒水蒸気を吸収した希
吸収液mを濃縮再生する再生器7、希吸収液mから分離
した冷媒水蒸気を凝縮させる凝縮器8、及び、発生温熱
により再生器7の希吸収液mを加熱を行い且つ発生冷熱
により吸収器6における吸収液mの冷却を行う電力駆動
の圧縮式ヒートポンプ1を備えている。
【0021】蒸発器5の気相部と吸収器6の気相部と
は、蒸気排出路12を介して連通させてあり、蒸発器5
で発生する冷媒水蒸気を蒸気排出路12を通じて吸収器
6へ導く。
【0022】再生器7の気相部と凝縮器8の気相部と
は、蒸気供給路20にて連通させてあり、再生器7で発
生する冷媒水蒸気を蒸気供給路20を通じて凝縮器8へ
導く。
【0023】再生器7には器内に貯留する吸収液mを加
熱する再生用熱交換器18を設け、この加熱により希吸
収液m中の冷媒水wを蒸発させて吸収液mを濃縮する。
【0024】吸収器6には、再生器7からの濃吸収液m
を器内の気相部へ散布する散布ノズル14と、散布ノズ
ル14から散布される濃吸収液mを冷却する冷却用熱交
換器16を設けてあり、再生器7と散布ノズル14と
を、再生器7の濃吸収液mを吸収器6に送出する濃液路
13aにて接続し、吸収器6の下部の液溜め部と再生器
7とを、冷媒水蒸気を吸収した希吸収液mを再生器7へ
送出する希液路13bにて接続してある。図中のP4
は、吸収器6の希吸収液mを再生器7へ送出する溶液ポ
ンプ、17は、濃液路13aを通流する濃吸収液mと希
液路13bを通流する希吸収液mとを熱交換させて濃吸
収液mを冷却するとともに希吸収液mを予熱する熱交換
器である。
【0025】吸収器6での吸収液散布は、吸収液の表面
積(換言すれば冷媒水蒸気との接触面積)大きくして、
冷媒水蒸気の吸収を促進することを目的とする。
【0026】凝縮器8には冷却水を冷却媒体とする凝縮
用熱交換器19を設け、再生器7から蒸気供給路20を
介し凝縮器8に導入される冷媒水蒸気を凝縮用熱交換器
19で冷却することにより凝縮させる。
【0027】蒸発器5には、前記の一次側送給路2a及
び一次側還流路2dを接続するとともに、凝縮器8から
凝縮冷媒水wを戻す凝縮水路9を接続し、又、貯留冷媒
水wを汲み上げて、その冷媒水wを散水ノズル10から
器内の貯留水面上へ散水する散水循環路11を設けてあ
る。
【0028】この散水ノズル10からの散水は、蒸発器
5においてスラリー氷を生成する上で冷媒水wの蒸発促
進と貯留冷媒水wの攪乱とを目的とする。
【0029】P3は散水用の循環ポンプである。尚、2
1は吸収式冷凍機Rの初期運転の開始時に蒸発器5内の
気圧を所定圧以下にまで立ち下げる(真空化する)ため
の初期運転用真空ポンプである。
【0030】つまり、上記構成の吸収式冷凍機Rにおい
ては、再生器7で発生した冷媒水蒸気が蒸気供給路20
を通じて凝縮器8へ導かれ、凝縮器8においてその冷媒
水蒸気が凝縮し、その凝縮冷媒水wが凝縮水路9を通じ
て蒸発器5に導かれて散水ノズル10にて器内に散水さ
れて蒸発し、その冷媒水蒸気が蒸気排出路12を通じて
吸収器6に導かれて、散布ノズル14から散布される濃
吸収液mに吸収されるのである。つまり、冷媒は、再生
器7、凝縮器8、蒸発器5、吸収器6の順に循環経路を
循環する。そして、濃吸収液mに冷媒水蒸気が吸収され
ることによる蒸発器5からの蒸気排出及び蒸発器5の気
圧低下により、蒸発器5の水蒸気圧を冷媒水wの氷点に
おける飽和水蒸気圧以下に保ち、これにより、蒸発器5
において貯留冷媒水wからの蒸発を継続させて、この蒸
発による気化熱奪取で貯留冷媒水wを氷点下に冷却し貯
留冷媒水wに凍結を生じさせるのである。
【0031】同図1及び図2に示すように、蒸発器5は
円筒状の容器5Aで形成し、これに対し、一次側還流路
2dの吐出口xは容器5Aの周壁において戻り冷媒水w
を周壁の接線方向を吐出するように配置形成し、この吐
出口xからの冷媒水吐出により蒸発器5内の貯留冷媒水
wを容器5Aの中心軸芯周りで旋回流動させるようにし
てある。又、一次側送給路2aへの送出口yは、容器5
A内で形成される上記旋回流動の中心部に位置するよう
に配置してある。そして、この旋回流動により氷粒比率
が高くなる旋回中心部のスラリー氷を、その旋回中心部
に臨ませた送出口yから送出するようにしてある。
【0032】次に、電力駆動の圧縮式ヒートポンプ1に
ついて説明を加える。ヒートポンプ1の凝縮器として機
能する凝縮用熱交換器を、再生器7内に配置して、再生
用熱交換器18として機能させるようにしてあり、ヒー
トポンプ1はこの再生用熱交換器18、蒸発器として機
能する蒸発用熱交換器22、これら両熱交換器18,2
2を結ぶ冷媒循環路23、及び、冷媒循環路23に介装
した圧縮器24及び膨張弁25を備えている。又、吸収
器6内に配置した冷却用熱交換器16と蒸発用熱交換器
22とを冷却水循環路26にて接続してある。
【0033】つまり、圧縮器24で圧縮された冷媒(以
下、吸収式冷凍機Rにおける循環経路を循環する冷媒と
区別するために、ヒートポンプ冷媒と称する)が、再生
用熱交換器18において再生器7中の吸収液mと熱交換
して凝縮するときの凝縮熱放出により吸収液mを加熱
し、又、再生器7中の吸収液mと熱交換することにより
凝縮した冷媒が膨張弁25により減圧されて蒸発用熱交
換器22で気化するときの気化熱奪取により、冷却水循
環路26を通流する冷却水を冷却する。又、冷却用熱交
換器16において、散布ノズル14から冷却用熱交換器
16表面に散布された濃吸収液mと冷却用熱交換器16
を通流する冷却水とを熱交換させて、濃吸収液mを冷却
する。
【0034】尚、再生器7での吸収液m再生用の加熱量
を100とすると、吸収器6での吸収液m冷却用の冷却
量は80〜100となり、一方、ヒートポンプ1の温熱
取り出し量を100とすると、冷熱取り出し量は70程
度であり、冷熱量が不足する。そこで、冷却水循環路2
6を通流する冷却水と散水循環路11を通流する冷媒水
wとを熱交換させて冷却水を冷却する熱交換器27を設
けて、不足冷熱量を補うようにしてある。
【0035】従って、再生用熱交換器18は、ヒートポ
ンプ1の発生温熱により再生器7での吸収液の加熱再生
を行う吸収液加熱手段Hとして機能し、冷却用熱交換器
16は、ヒートポンプ1の発生冷熱により吸収器6にお
ける吸収液mの冷却を行う冷却手段Cとして機能する。
又、一次側送給路2aは蒸発器5において生成されるス
ラリー氷を蒸発器5から取り出すスラリー導出手段とし
て機能し、一次側還流路2dは、吸収式冷凍機Rにおけ
る冷媒循環系に冷媒及び製氷原水としての水を供給する
給水手段として機能する。
【0036】又、凝縮用熱交換器19には、冷却塔(図
示せず)にて冷却された冷却水を供給する。尚、吸収液
mとしては、エチレングリコール水溶液、臭化リチウム
水溶液、プロピレングリコール水溶液、塩化カルシウム
水溶液、食塩水など、結晶化や凍結を起こす温度以上の
温度において、溶液上の飽和水蒸気圧を蒸発器5におけ
る冷媒水wの氷点での飽和水蒸気圧よりも低くし得る液
であれば種々のものを適用できる。又、ヒートポンプ冷
媒としては、R12,R22等フロン系冷媒の他、アン
モニアを初めとする種々のフロン代替冷媒を適用でき
る。
【0037】又、蒸発器5の低圧化(真空化)に対し、
蒸発器5と氷蓄熱槽4との高低差による一次側送給路2
a及び一次側還流路2dの静水頭をもって氷蓄熱槽4の
水位を所定水位に保つように、蒸発器5はその低圧化に
応じた高さだけ氷蓄熱槽4よりも高位に配置してあり、
これにより、氷蓄熱槽4を大気開放型で構成しながらも
その貯留水位を所定の適性水位に保ち得る。
【0038】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。 吸収液加熱手段Hの具体構成は、上記実施例に示し
た構成の他にも種々の構成が可能であり、例えば、圧縮
式ヒートポンプ1の凝縮器として機能する凝縮用熱交換
器により温水を生成し、その温水が通流する熱交換器を
再生器7に設けて、器内に貯留する吸収液mを加熱する
ように構成しても良い。
【0039】 上記実施例では、圧縮式ヒートポンプ
1の蒸発器として機能する蒸発用熱交換器22にて冷却
された冷却水が通流する冷却用熱交換器16を吸収器6
内に配置する場合について例示したが、これに代えて、
冷却用熱交換器16を凝縮器8内に配置しても良い。
又、冷却用熱交換器16を吸収器内6及び凝縮器8内の
両方に配置しても良い
【0040】 冷却手段Cの具体構成は、上記実施例
に示した構成の他にも種々の構成が可能であり、例え
ば、圧縮式ヒートポンプ1の蒸発器として機能する蒸発
用熱交換器を吸収器6に設け、その蒸発用熱交換器にお
いてヒートポンプ冷媒が気化するときの気化熱奪取によ
り、前記蒸発用熱交換器の表面に散布された吸収液mを
冷却するように構成しても良い。
【0041】 上記実施例では、スラリー導出手段2
a及び給水手段2dを設けて、冷媒循環系に冷媒水を供
給し、その冷媒水により蒸発器5においてスラリー氷を
生成し、そのスラリー氷を蒸発器5から取り出して冷房
等を行うように構成する場合について例示したが、これ
に代えて、スラリー導出手段2a及び給水手段2dを設
けずに、蒸発器5に被冷却用流体が通流する熱交換器を
設け、冷媒循環系を循環する冷媒は外部に取り出さず
に、冷媒循環系を循環する冷媒の蒸発器5での蒸発によ
る気化熱奪取により前記熱交換器を通流する被冷却用流
体を冷却し、その被冷却用流体により冷房等を行うよう
に構成しても良い。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる吸収式冷凍機の設備構
成図
【図2】蒸発器の平面図
【符号の説明】
1 圧縮式ヒートポンプ 2a スラリー導出手段 2d 給水手段 5 蒸発器 6 吸収器 7 再生器 8 凝縮器 C 冷却手段 H 吸収液加熱手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生器(7)・凝縮器(8)・蒸発器
    (5)・吸収器(6)の順に冷媒を循環させて、前記蒸
    発器(5)で冷熱を発生させる吸収式冷凍機であって、 電力駆動の圧縮式ヒートポンプ(1)を設け、前記再生
    器(7)での吸収液の加熱再生を前記圧縮式ヒートポン
    プ(1)の発生温熱により行う吸収液加熱手段(H)を
    設けた吸収式冷凍機。
  2. 【請求項2】 前記圧縮式ヒートポンプ(1)の発生冷
    熱により前記吸収器(6)における吸収液の冷却、又
    は、前記凝縮器(8)における冷媒の冷却を行う冷却手
    段(C)を設けた請求項1記載の吸収式冷凍機。
  3. 【請求項3】 前記冷媒を水とし、前記蒸発器(5)に
    おいて生成される氷・水スラリーを前記蒸発器(5)か
    ら取り出すスラリー導出手段(2a)と、冷媒循環系に
    冷媒及び製氷原水としての水を供給する給水手段(2
    d)とを設けた請求項1又は2記載の吸収式冷凍機。
JP19660693A 1993-08-09 1993-08-09 吸収式冷凍機 Pending JPH0755285A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343065A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Daikin Ind Ltd 蓄冷用製氷装置
JP2011112272A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 冷暖房方法および装置

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