JPH0755110Y2 - 遮蔽用シート - Google Patents

遮蔽用シート

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JPH0755110Y2
JPH0755110Y2 JP1989019860U JP1986089U JPH0755110Y2 JP H0755110 Y2 JPH0755110 Y2 JP H0755110Y2 JP 1989019860 U JP1989019860 U JP 1989019860U JP 1986089 U JP1986089 U JP 1986089U JP H0755110 Y2 JPH0755110 Y2 JP H0755110Y2
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JP
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aluminum foil
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resin layer
coating
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由起 中島
博直 河上
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若林 憲行
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、被貼着体に記載された情報を当事者以外の者
に読み取り不能に隠蔽するために使用する遮蔽用シート
に関する。
(従来の技術) 従来、被貼着体に記載された情報を当事者以外の者に読
み取り不能に隠蔽するために使用する隠蔽用シートとし
ては、第3図に示したように、ベース紙2′、接着剤層
3′、アルミ箔4′、透明樹脂層6′、感圧接着剤
7′、及び剥離紙8′を順に積層し、前述の透明樹脂層
を形成する際に、その溶融温度よりやや低い温度で押出
してアルミ箔と仮着させ、ベース紙、接着剤層、及びア
ルミ箔を一体的に透明樹脂層より剥離可能に構成し、剥
離した後に被貼着体に残存した透明樹脂層を介して情報
を読み取り、一度剥離した後は再度貼着することは不能
に構成したものがある(例えば、特公昭55-15035号)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述したように従来の遮蔽用シートで
は、透明樹脂層を形成する際に、その溶融温度よりやや
低い温度(例えば、ポリエチレンの場合に従来の通常の
押出し温度が約320〜350℃であるのに対し、この場合約
300℃以下)で押出して、アルミ箔と仮着させるもので
あるが、アルミ箔表面の酸化による金属酸化物の影響
で、仮着状態が不良となり遮蔽用シート本来の機能をな
さない場合や、その逆に金属酸化物の影響で仮着状態が
促進されすぎ密着状態となり、アルミ箔と透明合成樹脂
層の界面で剥離するという遮蔽用シート本来の機能が果
たせなくなる場合があった。また、上述のように透明樹
脂層を形成する際に、その溶融温度よりやや低い温度で
押し出すので、アルミ箔に対する仮着性の観点からは所
期の目的とする仮着性とは程遠いものがあった。
従って、本考案の目的とするところは、アルミ箔と透明
樹脂層との仮着状態が良好な遮蔽用シートを提供しよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述した課題及び目的に鑑み考案なされたも
のであって、本考案の遮蔽用シートは、ベース紙の下面
に接着剤層を介してアルミ箔を貼着し、アルミ箔の下面
にアルミ箔と接着性を有し且つ下層の透明樹脂層と仮着
性を有する被覆層を形成し、該被覆層の下層に透明樹脂
層を形成して、ベース紙、接着剤層、アルミ箔及び被覆
層を一体的に透明樹脂層より剥離可能に構成するととも
に、透明樹脂層の下面に塗設した透明な接着剤層を介し
て被貼着体に貼着可能に構成したことを特徴とするもの
である。
(実施例) 本考案の遮蔽用シートについて、以下に添付図面に基づ
いてより詳細に説明する。
第1図は本考案の遮蔽用シートの一実施例の拡大部分断
面図であって、図において、1は全体で本考案の遮蔽用
シートを示しており、これは基本的には、不透明なベー
ス紙2と、ベース紙2の下面に接着剤3により貼着した
アルミ箔4と、アルミ箔4の下面に形成したアルミ箔4
と接着性を有し且つ下層の透明樹脂層6と仮着性を有す
る被覆層5と、透明樹脂層6の下面に塗設した透明な感
圧性の接着剤層7と、この接着剤層7の下面に貼着した
剥離紙8とから構成されている。
遮蔽用シート1はまた、剥離紙8を剥がすことにより、
接着剤層7を介して被貼着体に貼着可能であるととも
に、ベース紙2、接着剤層3、アルミ箔4及び被覆層5
を一体的に透明樹脂層6より剥離可能に構成されてい
る。
上記のアルミ箔4と接着性を有し且つ下層の透明樹脂層
6と仮着性を有する被覆層5とは、要するに、アルミ箔
とは通常の接着剤を有し且つアルミ箔の表面の酸化が防
止でき、さらに、この被覆層5に、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどのポリオレフィンから成る透明樹脂層6
を通常の溶融温度(押出し温度)で押出しラミネーショ
ンすることによって、被覆層5と透明樹脂層6とがある
程度の仮着性を有する被覆層の意味である。
このような被覆層5としては、本考案者が種々テストし
た結果、塩化ビニル系、塩化ビニル−酢酸ビニル系、ア
クリル系、ウレタン系などの被覆剤が使用可能でことが
判明しているが、これら以外でも上記した性質を有する
被覆剤であれば何れも使用可能である。
このテストとしては、本考案はこの被覆剤の一例とし
て、電気化学工業(株)製の「#21K」(塩化ビニル
系)を、アルミ箔面に乾燥重量で0.5〜1.5g/m2塗設した
後、ポリエチレン(通常の押出し温度320〜350℃)を押
出し温度それぞれ、330℃、340℃、350℃で押出しラミ
ネションし、180°剥離を50mm幅で実施したところ、下
記の表Iに示した塗設しない場合に比較して、密度の低
いほぼ安定的に50〜100gfの密着強度(仮着状態)が得
られた。
表I(被覆剤を塗設しない場合の密着強度) 押出し温度(℃) 密着強度(gf) 330 200 340 350 350 450〜500 また、上記した接着剤層3としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどのポリオレフィンから適宜選択し、押
出しラミネーション又はウェットラミネーションすれば
良い。
さらにまた、透明な感圧性の接着剤層7としては、アク
リル系、ウレタン系から適宜選択するが、これら以外で
も要するに透明で且つ感圧性があればどのようなもので
も使用可能である。
このように構成される本考案の遮蔽用シートを使用する
場合には、まず、剥離紙8を剥がして、感圧性の接着剤
7を介して被貼着体に貼着する。そして、被貼着体の表
面に記載された情報などを読み取る際には、ベース紙
2、接着剤層3、アルミ箔4及び被覆層5(剥離部分)
を一体的に透明樹脂層6より剥離して、被貼着体表面に
残存した透明樹脂層6を介して読み取る。また、一旦、
剥離部分を剥離した後には、再度透明樹脂層6に貼着し
たことは不能である。
(効果) 上述のように、本考案の遮蔽用シートは、アルミ箔と透
明樹脂層との間に、アルミ箔とは通常の接着性を有し且
つアルミ箔の表面の酸化が防止でき、さらに、透明樹脂
層を通常の溶融温度(押出し温度)で押出しラミネーシ
ョンすることによって、透明樹脂層とある程度の仮着性
を有するような被覆層を形成したので、従来の遮蔽用シ
ートに比較して、アルミ箔と透明樹脂層との仮着状態が
良好な遮蔽用シートが提供できる優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の遮蔽用シートの第1の実施例を示す
部分拡大断面図、第2図は従来の遮蔽用シートの部分拡
大断面図である。 1……遮蔽用シート、2……ベース紙、3……接着剤、
4……アルミ箔、5……被覆層、6……透明樹脂層、7
……接着剤層、8……剥離紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース紙の下面に接着剤層を介してアルミ
    箔を貼着し、アルミ箔の下面にアルミ箔と接着性を有し
    且つ下層の透明樹脂層と仮着性を有する塩化ビニル系、
    塩化ビニル−酢酸ビニル系、アクリル系、またはウレタ
    ン系の被覆剤から構成た被覆層を形成し、該被覆層の下
    層に透明樹脂層を形成して、ベース紙、接着剤層、アル
    ミ箔及び被覆層を一体的に透明樹脂層より剥離可能に構
    成するとともに、透明樹脂層の下面に塗設した透明な接
    着剤層を介して被貼着体に貼着可能に構成したことを特
    徴とする遮蔽用シート。
JP1989019860U 1989-02-21 1989-02-21 遮蔽用シート Expired - Fee Related JPH0755110Y2 (ja)

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JPH022620Y2 (ja) * 1986-09-24 1990-01-22
JPH043833Y2 (ja) * 1986-12-28 1992-02-05
JPS6477587A (en) * 1987-09-18 1989-03-23 Daimatsu Kagaku Kogyo Kk Postal card and manufacture thereof
JPH056147Y2 (ja) * 1988-05-11 1993-02-17

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