JPH0754805Y2 - 測量機の粗微動装置 - Google Patents

測量機の粗微動装置

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JPH0754805Y2
JPH0754805Y2 JP8784789U JP8784789U JPH0754805Y2 JP H0754805 Y2 JPH0754805 Y2 JP H0754805Y2 JP 8784789 U JP8784789 U JP 8784789U JP 8784789 U JP8784789 U JP 8784789U JP H0754805 Y2 JPH0754805 Y2 JP H0754805Y2
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俊一 須崎
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、測量機の望遠鏡や本体を粗微動させる粗微動
装置に関する。
〔従来の技術〕 従来のこの種の粗微動装置は第2図に示すような構造で
あった。
第2図において、装置本体(13)に形成された粗動ねじ
部(13a)には、端面に粗動ピン(4)を植設されたね
じ筒(3)が螺合されており、その内径には微動ねじ部
(1a)が形成されている。微動ねじ部(1a)には微動軸
(1)が螺合されており、微動軸(1)の一端には粗微
動ハンドル(5)が固設され、他端部には粗動係合ピン
(2)が植設されている。
微動軸(1)と対向する装置本体(13)の位置には、ば
ねケース(16)、ばね(18)、押圧端子(17)からなる
弾性押圧部材が配設されており、微動軸(1)の先端と
押圧端子(17)によって、回転軸(6)を取り囲んだ緊
定環(8)の突起部を挟持し、ばね(18)によって付勢
されている。
上記の様に構成された粗微動装置は、緊定ねじ(7)に
よって回転軸(6)と緊定環(8)を固定した後に、粗
微動ハンドル(5)を回転させると、緊定環(8)は押
圧部材(16、17、18)の付勢力に抗して微動ねじのピッ
チP1で回転移動し、緊定ねじ(7)によって一体となさ
れた回転軸(6)を回転させる。更に粗微動ハンドル
(5)を回転させると粗動係接ピン(2)が粗動ピン
(4)に当接し、微動軸(1)とねじ筒(3)とが一体
に回転するので、緊定環(8)粗動ねじのピッチP2で回
転し、微動と同様にして回転軸(6)を回転させる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の如き従来の技術においては微動を微動ねじのピッ
チP1、粗動を粗動ねじのピッチP2で行なうようになされ
ている。
一般に粗微動の操作性を向上させるためにはP1とP2との
比を大きくして適正な比でその効果を上げるようになさ
れるのが普通である。
上記装置にてその効果を上げるためには、P1を小さく
し、P2を大きくすればよいが、P1は微動の適正な動きを
確保する必要がある関係上、所定範囲以上の変更は許さ
れないので、P2を大きくすることになる。しかしながら
P2を大きくすることは軸径を大きくすることにつながる
ので、その大きさは自ずと装置本体における微動装置の
許容占有範囲の制限を考慮せねばならない。それ故にP1
とP2との差を大きくすることができず、操作性を向上す
ることがむずかしいという問題があった。
また微動回転をさせる時に、油等の影響で微動トルクよ
りも粗動トルクが小さくなり、粗動の動きをしてしまう
誤動作の問題があった。
本考案の目的は粗動時に大きな動きが得られるようにし
て粗微動の操作性を向上させると共に装置本体において
の占有範囲を小さくした粗微動装置を提供することにあ
る。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的のために本考案では、一端に粗微動ハンドル
(5)を固設され、中央部に微動雄ねじ部(9a)を、他
端部に粗動雄ねじ部(9b)形成した粗微動軸(9)の前
記微動雄ねじ部(9a)を装置本体(13)の微動雌ねじ部
に螺合せしめ、前記粗動雄ねじ部(9b)に螺合した外周
に突起部(12)を有する当接ねじ部材(11)と前記装置
本体(13)に設けた弾性押圧部材(16、17、18)とで回
転軸(6)を取り囲んだ緊定環(8)の突出部を挟持
し、前記当接ねじ部材(11)の突起部(12)が前記粗微
動軸(9)の回転方向で当接するように、前記装置本体
(13)の雌ねじ部に隣接して突起部(14)を配設したこ
とを課題解決の手段とするものである。
〔作用〕
上記の如き構成においては、微動、粗動の移動量の比が
微動ねじ(右ねじ)のピッチをP1、粗動ねじ(左ねじ)
のピッチをP2とすると、差動ねじの原理により微動時の
動きはP1、粗動時の動きはP1+P2となるので粗微動の比
を大きくすることが出来るので操作性が向上する。
また従来は微動の動作時に粗動がなされてしまう誤動作
防止のために、粗動トルクを大きくしてトルクの差を持
たせていたが、本考案では当接雌ねじの緊定環との当接
点で微動トルクを受けるようにしたので、微動によるト
ルクが粗動には伝わらず従来の如き不都合は起きない。
夏には粗動ねじ、微動ねじを同じ軸に分割して形成した
ので径方向を小さくまとめることが出来る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であって、装置本体(13)に
形成された微動ねじ部には、一端に粗動ハンドル(5)
が固設され他端部には左ねじの粗動ねじ部(9b)が形成
され粗微動軸(9)が中央部に形成された右ねじの微動
ねじ部(9a)によって螺合している。また微動ねじ部に
近接する装置本体(13)の内側には粗微動軸(9)と平
行に係止ピン(14)が植設されている。粗微動軸(9)
の端部に形成された左ねじの粗動ねじ部(9b)には、外
周に係接ピン(12)を植設されたキャプ状の当接雌ねじ
(11)が螺合している。
粗微動軸(9)と対向する装置本体(13)の位置には、
ばねケース(16)、ばね(18)、押圧端子(17)からな
る弾性押圧部材が配設されており、粗微動軸(9)の先
端部で螺合する当接雌ねじ(11)の先端と押圧端子(1
7)によって回転軸(6)を取り囲んだ緊定環(8)の
突起部を挟持すると共にばね(18)によって緊定環端が
当接雌ねじに付勢される。
上述の如く構成された装置の動作について以下説明す
る。
緊定ねじ(7)によって回転軸(6)と緊定環(8)を
固定した後に、粗微動ハンドル(5)を回転させると、
粗動ねじ部(9b)と当接雌ねじ(11)との嵌合トルクが
当接雌ねじ(11)と緊定環(8)との当接による摩擦力
よりはるかに大きいので粗微動軸(9)と当接雌ねじ
(11)は一体に回転するので緊定環(8)は弾性押圧部
材(16、17、18)の付勢力に抗して微動ねじのピッチP1
で回転移動し、緊定ねじ(7)によって緊定環(8)と
一体となされた回転軸(6)を回転させる。更に粗微動
ハンドル(5)を回転させ係接ピン(12)が係止ピン
(14)に当接すると当接雌ねじ(11)は粗微動軸(9)
との一体なる回転が停止され、同時に粗動ねじ(9b)の
ピッチP2で粗微動軸(9)の方向に係止ピン(14)の外
周を案内にして移動する。その際、粗微動軸(9)は微
動の動きは続けているので当接雌ねじ(11)は己れの移
動量と微動による移動量の和で緊定環(8)の突起部を
回転させ、回転軸(6)を回転させる。
また、当接雌ねじ(11)の最大移動量は緊定環(8)の
粗微動軸(9)方向の最大移動量が確保されれば良いの
で、微動の動き量との関係から当接雌ねじ(11)の最大
移動量は緊定環の粗微動軸方向での最大移動量−微動の
動き量となる。よって粗微動軸(9)及び当接雌ねじ
(11)には、上記の当接雌ねじの最大移動量に当接雌ね
じ部が脱落しない余裕を加えた長さのねじが形成されれ
ばよい。
更に一実施例では粗微動軸(1)と緊定ねじ(7)とを
別軸に設けてあるが、同軸に設けられた構成においても
実施可能であり、ねじ部の径が大きくならないので装置
の小型化が可能である。
尚、本考案の一実施例は測量機の高低粗動部を例にして
説明しているが、これにこだわるものではなく水平粗微
動に適用されることは言うまでものない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば粗動が必要な時には粗動ね
じのピッチP2の動きと微動ねじのピッチP1の動きが加算
されるので大きな粗動と微動の比が得られる。しかるに
粗動の操作性が向上出来る効果がある。
また微動させる場合には、粗微動軸の端部に有する当接
雌ねじの先端にその回転力が与えられるので、粗動には
回転力が加わらず、その結果、微動時には粗動の誤動作
は発生しない効果もある。
更には装置本体に螺合する部分は微動ねじだけなので、
粗微動装置としての径は小さくなり、装置本体における
占有部分が小さくてすみその分測量機の小型化対応やそ
の他の機能の付加に利用出来る効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による装置の一実施例を示す縦断面図、
第2図は従来の装置を示す縦断面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 8……緊定環、9……粗微動軸、9a……微動ねじ部、9b
……粗動ねじ部、11……当接雌ねじ、12……係接ピン、
13……装置本体、14……係止ピン、16……ばねケース、
17……押圧端子、18……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に粗微動ハンドルを固設され中央部に
    微動雄ねじ部を、他端部に粗動雄ねじ部を形成した粗微
    動軸の前記微動雄ねじ部を装置本体の雌ねじ部に螺合せ
    しめ、前記粗動雄ねじ部に螺合した外周に突起部を有す
    る当接ねじ部材と前記装置本体に設けた弾性押圧部材と
    で回転軸を取り囲んだ緊締環の突出部を挟持し、前記当
    接ねじ部材の突起部が前記粗微動軸の回転方向で当接す
    るように、前記装置本体の雌ねじ部に隣接して突起部を
    配設したことを特徴とする測量機の粗微動装置。
JP8784789U 1989-07-26 1989-07-26 測量機の粗微動装置 Expired - Lifetime JPH0754805Y2 (ja)

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JP8784789U JPH0754805Y2 (ja) 1989-07-26 1989-07-26 測量機の粗微動装置

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JPH0327311U JPH0327311U (ja) 1991-03-19
JPH0754805Y2 true JPH0754805Y2 (ja) 1995-12-18

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