JPH0754664Y2 - ヨークのボルト締結構造 - Google Patents

ヨークのボルト締結構造

Info

Publication number
JPH0754664Y2
JPH0754664Y2 JP11898790U JP11898790U JPH0754664Y2 JP H0754664 Y2 JPH0754664 Y2 JP H0754664Y2 JP 11898790 U JP11898790 U JP 11898790U JP 11898790 U JP11898790 U JP 11898790U JP H0754664 Y2 JPH0754664 Y2 JP H0754664Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
nut
fastening band
connecting shaft
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11898790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0475229U (ja
Inventor
寛一 隅田
宗宏 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Machine Industries Co Ltd
Original Assignee
Koyo Machine Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Machine Industries Co Ltd filed Critical Koyo Machine Industries Co Ltd
Priority to JP11898790U priority Critical patent/JPH0754664Y2/ja
Publication of JPH0475229U publication Critical patent/JPH0475229U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0754664Y2 publication Critical patent/JPH0754664Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ヨークのボルト締結機構、さらに詳しく
は、ユニバーサルジョイントのヨークの中空連結軸部と
これに挿入された軸とを略U形の金属製締結バンド、ボ
ルトおよびナットを使用して締結する構造に関する。
従来の技術 この種のヨークのボルト締結構造として、両端部に同軸
状のボルト穴が形成された略U形の締結バンドがヨーク
の中空連結軸部の外周に巻かれ、この締結バンドの両端
部のボルト穴に通されたボルトに角ナットがねじはめら
れて、締結バンドにより連結軸部と軸とが締結されてい
るものが知られている。
軸はスプラインなどの回り止め手段を介して連結軸部に
挿入され、これらが相互に回転しないようになってい
る。ボルトは連結軸部に形成された切欠き部と軸に形成
された切欠き部に通され、これによって連結軸部と軸と
が軸方向に移動しないようになっている。また、ナット
は締結バンドと別に用意され、ボルトを締結バンドに通
したのちにこれにねじはめられる。
考案が解決しようとする課題 上記のような締結構造においては、ボルトを連結軸部お
よび軸の切欠き部に確実に通してこれらの抜けを防止す
るために、ボルトと連結軸部および軸との位置関係が非
常に重要であるが、上記のような従来の締結構造では、
これを高い精度に維持することが困難である。また、締
結バンドと別に用意したナットをボルトにねじはめるの
で、作業性も悪い。
ナットを締結バンドの端部に溶接するようにすれば、作
業性は良くなるが、やはり精度の維持は困難であり、し
かもナットを溶接する手間が必要になり、コスト高につ
ながる。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、作業性が良
く、しかも精度の維持が容易なヨークのボルト締結構造
を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案によるヨークの締結構造は、 ヨークの中空連結軸部の内側に軸が挿入され、両端部に
同軸状のボルト穴が形成された略U形の金属製締結バン
ドが上記中空連結軸部の外周に巻かれ、上記締結バンド
の第1の端部側からそのボルト穴、上記中空連結軸部に
形成された切欠き部、上記軸に形成された切欠き部およ
び上記締結バンドの第2の端部のボルト穴を通してボル
トが挿入され、上記締結バンドの第2の端部側から上記
ボルトに角ナットがねじはめられて、締結バンドにより
上記連結軸部と軸とが締結されているヨークのボルト締
結構造において、 上記締結バンドがプレスにより成形されたものであり、
上記締結バンドの第2の端部の幅方向両側に、上記角ナ
ットの対向側面を受けてその回転を阻止する立上り壁が
設けられ、この立上り壁の部分に、上記角ナットを保持
してその脱落を防止するナット保持部が設けられている
ことを特徴とするものである。
作用 ナットが締結バンドの立上り壁とナット保持部によって
保持されているので、ボルトをこれにねじはめるだけで
よく、作業性が良い。
また、締結バンド成形のプレス工程中に立上り壁および
ナット保持部を形成してナットを保持することができ、
溶接などの手間が不要で、精度の維持も容易である。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例について説明
する。
第1図は、ユニバーサルジョイント(1)を示してい
る。このユニバーサルジョイント(1)は2つのヨーク
(2)(3)が十字軸体(4)によって連結された公知
のものであり、右側のヨーク(3)のボルト締結構造が
第1図〜第4図に示されている。なお、以下の説明にお
いて、上下左右は第1図の状態についていうものとす
る。
右側のヨーク(3)は、左側に向かって二股状に分岐し
た略U形のヨーク本体(5)と、本体(5)に右端部に
溶接によって左端部が固定された中空連結軸部(6)と
から構成されている。連結軸部(6)の右端部に軸
(7)の左端部が挿入され、この部分の連結軸部(6)
の外周に略U形の金属製締結バンド(8)が巻かれてい
る。そして、ボルト(9)と六角ナット(10)によって
バンド(8)が締め付けられ、これによって連結軸部
(6)と軸(7)とが締結されている。
ヨーク(3)の連結軸部(6)の周壁上部に、右端面か
ら中間部まで達する軸心と平行な幅の狭いスリット(1
1)が形成されている。連結軸部(6)の周壁の右端寄
りの部分の下部に、これを上下に貫通する穴(12)が形
成されている。連結軸部(6)のスリット(11)が形成
された部分の内面に、内スプライン(13)が形成されて
いる。
軸(7)の左端側の部分の外面に外スプライン(14)が
形成され、このスプライン(14)の部分が連結軸部
(6)のスプライン(13)の部分の内側に相互に回転し
ないように挿入されている。
バンド(8)は、後に詳述するように、1枚の金属板材
からプレスによって上部が開口した略U形に成形された
ものである。バンド(8)の約下半部は連結軸部(6)
の下部外面に密接するように半円筒状に形成されてお
り、その中央部に連結軸部(6)の穴(12)にはまって
バンド(8)の回転および軸方向の移動を阻止する突起
(15)が形成されている。バンド(8)の両端部(8a)
(8b)に、同軸状のボルト穴(16)(17)が形成されて
いる。バンド(8)の第1の端部(8a)において、左右
幅方向両側に、U形の内側に向かって直角に折り曲げら
れた1対の第1の立上り壁(18)が一体に形成されてお
り、これらの壁(18)の下部は連結軸部(6)のスリッ
ト(11)の片側の上部外面に密接するように円弧状に形
成されている。バンド(8)の第2の端部(8b)におい
て、左右幅方向両側に、U形の外側に向かって直角に折
り曲げられた1対の第2の立上り壁(19)が一体に形成
されており、これらの壁(19)の側縁部に互いに接近す
る方向に突出した突起状のナット保持部(20)が一体に
形成されている。また、第2の端部(8b)のボルト穴
(17)のすぐ下の両側に、U形の内側に突出して連結軸
部(6)の中心より少し上側の外面に接する突起(28)
が形成されている。
ナット(10)の片面に、ナット(10)の対向側面(10
a)と直角をなす直径上に位置する1対の保持みぞ(2
1)が少なくとも1組設けられている。この例では、3
組の保持みぞ(21)が設けられている。このようなナッ
ト(10)として、市販のみぞ付六角ナットを使用するこ
とができる。ナット(10)は任意の1組の対向側面(10
a)が第2の立上り壁(19)の対向面で受けられ、しか
もみぞ(21)のある面がボルト穴(17)の反対側にくる
ように、第2の端部(8b)のU形の外側の面に配置さ
れ、これらの対向側面(10a)に対応する1対の保持み
ぞ(21)にナット保持部(20)がはめられている。そし
て、第2の立上り壁(19)によってナット(10)の回転
が阻止されるとともに、保持部(20)によってナット
(10)がボルト穴(17)とほぼ同軸となるように一定位
置に保持される。
ボルト(9)は、バンド(8)の第1の端部(8a)のU
形の外側からそのボルト穴(16)および第2の端部(8
b)のボルト穴(17)に通され、第2の端部(8b)に保
持されているナット(10)にねじはめられている。ボル
ト(9)の最下部は軸(7)の最上部より少し下に位置
しており、連結軸部(6)および軸(7)の上部には、
ボルト(9)の下側の部分が通る切欠き部(22)(23)
がボルト(9)の外形に沿うような形に形成されてい
る。そして、ボルト(9)を回転させて、バンド(8)
を締付けることにより、連結軸部(6)と軸(7)が強
固に連結、固定される。なお、ボルト(9)には、座金
(24)が取付けられている。
上記のバンド(8)は、次のように、プレスによって成
形される。
まず、板状の素材から所定の形状の板材を切出し、これ
に、突起(15)(28)、2つのボルト穴(16)(17)お
よび穴(12)を形成する。次に、板材の所要部分を折り
曲げて、2つの立上り壁(18)(19)の部分を形成す
る。なお、このとき、保持部(20)の部分は、第2の立
上り壁(19)と同一平面となるようにしておく。次に、
板材の突起(15)の部分を連結軸部(6)の穴(12)に
はめ、板材を曲げて、連結軸部(6)の外周に巻く。そ
して、第2の端部(8b)の立上り壁(19)の間にナット
(10)を配置し、保持部(20)を曲げて、ナット(10)
の保持みぞ(21)にはめる。
これにより、ヨーク(3)、バンド(8)およびナット
(10)が一体化され、軸(7)に組付ける前のヨーク
(3)の運搬、保管時などにおいても、バンド(8)お
よびナット(10)がヨーク(3)から脱落することがな
い。
ヨーク(3)と軸(7)の連結は、たとえば、次のよう
にして行なわれる。
まず、バンド(8)が取付けられている連結軸部(6)
の端部に軸(7)の端部を挿入する。このとき、軸
(7)の切欠き部(23)が結軸部(6)の切欠き部(2
2)と合致するようにする。そして、ボルト(9)を第
1の端部(8a)のボルト穴(16)、連結軸部(6)およ
び軸(7)の切欠き部(22)(23)および第2の端部
(8b)のボルト穴(17)に通し、ナット(10)にねじは
めて、バンド(8)を締付ける。このとき、ナット(1
0)はバンド(8)に固定されているので、ボルト
(9)の締付け作業だけ行なえばよく、作業性が良い。
また、バンド(8)の第1の端部(8a)の立上り壁(1
8)と第2の端部(8b)の突起(28)が連結軸部(6)
の中心より上側の外面に接することにより、ボルト
(9)締付けによる2つの端部(8a)(8b)の変形が防
止され、効果的な締付けを行なうことができる。
第5図は、ナット保持部の変形例を示している。
この場合、ナット(25)は、みぞのない普通の六角ナッ
トである。バンド(8)の片側の第2の立上り壁(19)
の上部が折り曲げられて、ナット保持部(26)が形成さ
れ、ナット(25)の立上り壁(19)に受けられている側
面(25a)に隣接する側面(25a)がこの保持部(26)に
受けられている。また、両側の立上り壁(19)の縁部に
形成された突起状のナット保持部(27)が互いに接近す
る方向に折り曲げられ、ナット(25)の両側部を押さえ
てこれを保持している。
他は、上記実施例の場合と同様である。
考案の効果 この考案のヨークのボルト締結構造によれば、上述のよ
うに、ナットが締結バンドの立上り壁とナット保持部に
よって保持されているので、ボルトをこれにねじはめる
だけでよく、作業性が良い。また、締結バンド成形のプ
レス工程中に立上り壁およびナット保持部を形成してナ
ットを保持することができ、溶接などの手間が不要で、
精度の維持も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すヨークのボルト締結構
造の部分切欠き正面図、第2図は第1図II−II線の断面
図、第3図は第2図III−III線の矢視図、第4図は第2
図IV−IV線の矢視図、第5図は締結バンドのナット保持
部の変形例を示す斜視図である。 (3)…ヨーク、(6)…連結軸部、(7)…軸、
(8)…締結バンド、(8a)…第1の端部、(8b)…第
2の端部、(9)…ボルト、(10)…みぞ付六角ナッ
ト、(16)(17)…ボルト穴、(19)…立上り壁、(2
0)…ナット保持部、(22)…切欠き部、(23)…切欠
き部、(25)…六角ナット、(26)…ナット保持部、
(27)…ナット保持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヨークの中空連結軸部の内側に軸が挿入さ
    れ、両端部に同軸状のボルト穴が形成された略U形の金
    属製締結バンドが上記中空連結軸部の外周に巻かれ、上
    記締結バンドの第1の端部側からそのボルト穴、上記中
    空連結軸部に形成された切欠き部、上記軸に形成された
    切欠き部および上記締結バンドの第2の端部のボルト穴
    を通してボルトが挿入され、上記締結バンドの第2の端
    部側から上記ボルトに角ナットがねじはめられて、締結
    バンドにより上記連結軸部と軸とが締結されているヨー
    クのボルト締結構造において、 上記締結バンドがプレスにより成形されたものであり、
    上記締結バンドの第2の端部の幅方向両側に、上記角ナ
    ットの対向側面を受けてその回転を阻止する立上り壁が
    設けられ、この立上り壁の部分に、上記角ナットを保持
    してその脱落を防止するナット保持部が設けられている
    ことを特徴とするヨークのボルト締結構造。
JP11898790U 1990-11-13 1990-11-13 ヨークのボルト締結構造 Expired - Lifetime JPH0754664Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11898790U JPH0754664Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 ヨークのボルト締結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11898790U JPH0754664Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 ヨークのボルト締結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0475229U JPH0475229U (ja) 1992-06-30
JPH0754664Y2 true JPH0754664Y2 (ja) 1995-12-18

Family

ID=31866962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11898790U Expired - Lifetime JPH0754664Y2 (ja) 1990-11-13 1990-11-13 ヨークのボルト締結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0754664Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021125A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Tadao Ishida 継ぎボルト
JP6690659B2 (ja) 2017-09-07 2020-04-28 日本精工株式会社 トルク伝達軸

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0475229U (ja) 1992-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3966234A (en) Flange joint
US4789286A (en) Fitting for channel-shaped framing members
CA1121137A (en) Band clamp device
JPH0689769B2 (ja) 取付用部材
JPH0754664Y2 (ja) ヨークのボルト締結構造
JPH0332824Y2 (ja)
JPH0214601Y2 (ja)
JPH029131Y2 (ja)
JPS634763Y2 (ja)
JP2558680Y2 (ja) 鋼材切断用定規
JPS6215363Y2 (ja)
JPH0613134Y2 (ja) 組立棚における連結棒の固定装置
JP2973134B2 (ja) 自動調心ナットの製造方法
JP2005069393A (ja) 締結装置
JPS61241508A (ja) ウオ−ムギヤ式ホ−スクランプ
JPS6236682Y2 (ja)
JP3477181B2 (ja) 橋梁構造物におけるスカラップ閉止具
JPH0144690Y2 (ja)
JP2603593Y2 (ja) ユニバーサルジョイントの固定具
JPH0649992Y2 (ja) 可撓ホースの締付金具
JPS6011292Y2 (ja) 自動車用テルテ−ルレンズの取付装置
JPS6214413Y2 (ja)
JPS6129851Y2 (ja)
JPH0623614Y2 (ja) 組立式パネルのコ−ナ−ジョイント構造
JPH024489Y2 (ja)