JPH0754444Y2 - 高耐候性金属化粧板 - Google Patents
高耐候性金属化粧板Info
- Publication number
- JPH0754444Y2 JPH0754444Y2 JP2244490U JP2244490U JPH0754444Y2 JP H0754444 Y2 JPH0754444 Y2 JP H0754444Y2 JP 2244490 U JP2244490 U JP 2244490U JP 2244490 U JP2244490 U JP 2244490U JP H0754444 Y2 JPH0754444 Y2 JP H0754444Y2
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- JP
- Japan
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- plate
- decorative plate
- decorative
- weather resistance
- film
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は金属板の少なくとも化粧面にランダムな凸模様
を形成した屋根材、外壁材等の建材に有用な高耐候性金
属化粧板に関するものある。
を形成した屋根材、外壁材等の建材に有用な高耐候性金
属化粧板に関するものある。
一般に、金属板の化粧面に立体感を醸し出すために、エ
ンボス加工、リシン塗装が知られている。
ンボス加工、リシン塗装が知られている。
しかしながら、エンボス加工には塗膜の割れ、深さの関
係で立体感に制限があり、リシン塗装では大きい模様が
形成できず、立体感に欠ける不利があった。
係で立体感に制限があり、リシン塗装では大きい模様が
形成できず、立体感に欠ける不利があった。
本考案はこのような欠点を除去するため、金属板の化粧
面に任意パターンのフッソ樹脂フィルムを接着剤で一体
に、かつ目的に応じたパターンで固着し、この化粧面を
フッソ樹脂塗膜で被覆し、立体感に富み、かつ色彩も自
由に選択でき、その上、耐候性、耐汚染性、防カビ性を
大幅に強化できる高耐候性金属化粧板を提案する。
面に任意パターンのフッソ樹脂フィルムを接着剤で一体
に、かつ目的に応じたパターンで固着し、この化粧面を
フッソ樹脂塗膜で被覆し、立体感に富み、かつ色彩も自
由に選択でき、その上、耐候性、耐汚染性、防カビ性を
大幅に強化できる高耐候性金属化粧板を提案する。
以下に、図面を用いて本考案に係る高耐候性金属化粧板
（以下、単に化粧板という）の一実施例について詳細に
説明する。第１図は上記化粧板の断面の一部を示す説明
図であり、1は化粧板で基材２の表面に接着剤３を介し
てフッソ樹脂フィルム４よりなる凸模様を設けると共
に、固着し、この凸模様を含む全化粧面５にフッソ塗料
からなるフッソ樹脂塗膜６で被覆した構成である。さら
に説明すると、基材２はステンレス板、アルミニウム
板、亜鉛鉄板、カラー鋼板、チタン板等の平板、エンボ
ス加工板等の１種からなるものであり、好ましくはカラ
ー鋼板がコスト、耐候性を総合すると望ましく、例えば
その断面を例示すると第２図に示す構成となる。すなわ
ち、基材２は芯材として鉄イ、亜鉛メッキロ、化学処理
被膜ハ、下塗り層ニ、上塗り層ホとしたものである。そ
の際、上塗り層ホは接着剤３と相様性、密着性のよい塗
膜とする。接着剤３はエポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、フッソ樹脂、その他フッソ樹脂と接着性のよい組成
物からなり、フッソ樹脂フィルム４を化粧面５に被着さ
せるものである。また、フッソ樹脂フィルム４は任意の
色、大きさ、厚さで、かつ印刷等の施されているもので
もよく、化粧面５にモザイク調、スタッコ調、その他、
任意に配設し固定する。なお、フッソ樹脂フィルム４の
裏面は、接着剤３と密着しやすい凹凸、あるいは繊毛状
物が露出している肌面となっていることが好ましい。さ
らに、フッソ樹脂フィルム４の厚さは20〜1000ミクロン
位である。前記フッソ樹脂塗膜６は例えばアクリル樹
脂、アクリルラッカー、アクリルウレタン、あるいはポ
リエステル樹脂とビスフェノールＡのエチレンオキサイ
ド付加物、真鎮高分子ポリエステル樹脂、ポリオレフィ
ン類、エポキシ樹脂、フルオロオレフィン−ビニール系
モノマー共重合体とアクリル（メタ）アクリレートを85
％以上を含むアクリル樹脂を20〜60重量部、顔料、及び
硬化剤を配合した塗膜等の１種以上からなるものであ
り、約10〜100ミクロン（ウェット）位の厚さである。
なお、フッソ樹脂としては、略称で、PTFE、FEP、PFA、
EPE、PCTFE、PVDF、ETFE、PVF等をビヒクルの約10〜50
％位を含有するものである。具体的な一例を示せば、
フルオロオレフィン−ビニル系モノマー共重合体80〜40
重量部と炭素数２〜５で分子量が15,000〜40,000のアル
キル（メタ）アクリレートを85％以上を含むアクリル樹
脂を20〜60重量部、顔料、及び硬化剤を配合した組成の
塗料、アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂を主成分と
し、これに紫外線吸収剤を添加した塗料等であって、塗
布時の粘度は30〜500CPS位である。
（以下、単に化粧板という）の一実施例について詳細に
説明する。第１図は上記化粧板の断面の一部を示す説明
図であり、1は化粧板で基材２の表面に接着剤３を介し
てフッソ樹脂フィルム４よりなる凸模様を設けると共
に、固着し、この凸模様を含む全化粧面５にフッソ塗料
からなるフッソ樹脂塗膜６で被覆した構成である。さら
に説明すると、基材２はステンレス板、アルミニウム
板、亜鉛鉄板、カラー鋼板、チタン板等の平板、エンボ
ス加工板等の１種からなるものであり、好ましくはカラ
ー鋼板がコスト、耐候性を総合すると望ましく、例えば
その断面を例示すると第２図に示す構成となる。すなわ
ち、基材２は芯材として鉄イ、亜鉛メッキロ、化学処理
被膜ハ、下塗り層ニ、上塗り層ホとしたものである。そ
の際、上塗り層ホは接着剤３と相様性、密着性のよい塗
膜とする。接着剤３はエポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、フッソ樹脂、その他フッソ樹脂と接着性のよい組成
物からなり、フッソ樹脂フィルム４を化粧面５に被着さ
せるものである。また、フッソ樹脂フィルム４は任意の
色、大きさ、厚さで、かつ印刷等の施されているもので
もよく、化粧面５にモザイク調、スタッコ調、その他、
任意に配設し固定する。なお、フッソ樹脂フィルム４の
裏面は、接着剤３と密着しやすい凹凸、あるいは繊毛状
物が露出している肌面となっていることが好ましい。さ
らに、フッソ樹脂フィルム４の厚さは20〜1000ミクロン
位である。前記フッソ樹脂塗膜６は例えばアクリル樹
脂、アクリルラッカー、アクリルウレタン、あるいはポ
リエステル樹脂とビスフェノールＡのエチレンオキサイ
ド付加物、真鎮高分子ポリエステル樹脂、ポリオレフィ
ン類、エポキシ樹脂、フルオロオレフィン−ビニール系
モノマー共重合体とアクリル（メタ）アクリレートを85
％以上を含むアクリル樹脂を20〜60重量部、顔料、及び
硬化剤を配合した塗膜等の１種以上からなるものであ
り、約10〜100ミクロン（ウェット）位の厚さである。
なお、フッソ樹脂としては、略称で、PTFE、FEP、PFA、
EPE、PCTFE、PVDF、ETFE、PVF等をビヒクルの約10〜50
％位を含有するものである。具体的な一例を示せば、
フルオロオレフィン−ビニル系モノマー共重合体80〜40
重量部と炭素数２〜５で分子量が15,000〜40,000のアル
キル（メタ）アクリレートを85％以上を含むアクリル樹
脂を20〜60重量部、顔料、及び硬化剤を配合した組成の
塗料、アクリル変性フッ化ビニリデン樹脂を主成分と
し、これに紫外線吸収剤を添加した塗料等であって、塗
布時の粘度は30〜500CPS位である。
次に製造法につき簡単に説明すると、基材２としてポリ
エステル樹脂を上塗りとしたカラー鋼板を用い、フッソ
樹脂フィルム４としては厚さ0.2mm、色は任意に着色さ
れた面積５〜300cm2の角丸、楕円、半月等種々のパター
ンを用いる。なお、この際のフィルム表裏両面は放電加
工によって繊毛状に荒らされた肌面とした。接着剤３は
エポキシ樹脂、フッソ樹脂塗膜６の塗料は前記したの
組成からなる。そこで、第３図に示すようなサンドイッ
チパネル９を製造するため、成形した基材２の化粧面５
に接着剤３を付着したフッソ樹脂フィルム４をランダム
に貼着し、次にこの全化粧面５に前記の塗料を塗布
し、乾燥、焼付けして第１図に示す化粧面５を形成した
化粧板1を製造し、次にこの化粧板1に芯材７を充填、そ
の上に裏面材８を一体に接着して図のようなサンドイッ
チパネル９を製造した。
エステル樹脂を上塗りとしたカラー鋼板を用い、フッソ
樹脂フィルム４としては厚さ0.2mm、色は任意に着色さ
れた面積５〜300cm2の角丸、楕円、半月等種々のパター
ンを用いる。なお、この際のフィルム表裏両面は放電加
工によって繊毛状に荒らされた肌面とした。接着剤３は
エポキシ樹脂、フッソ樹脂塗膜６の塗料は前記したの
組成からなる。そこで、第３図に示すようなサンドイッ
チパネル９を製造するため、成形した基材２の化粧面５
に接着剤３を付着したフッソ樹脂フィルム４をランダム
に貼着し、次にこの全化粧面５に前記の塗料を塗布
し、乾燥、焼付けして第１図に示す化粧面５を形成した
化粧板1を製造し、次にこの化粧板1に芯材７を充填、そ
の上に裏面材８を一体に接着して図のようなサンドイッ
チパネル９を製造した。
以上、説明したのは本考案に係る化粧板の一実施例にす
ぎず、第４図（ａ）、（ｂ）に示すようにフッソ樹脂塗
膜６を被着することもできる。さらに、化粧板1を用い
たサンドイッチパネル９としては第５図（ａ）〜第６図
（ｇ）に示す構造とすることもできる。
ぎず、第４図（ａ）、（ｂ）に示すようにフッソ樹脂塗
膜６を被着することもできる。さらに、化粧板1を用い
たサンドイッチパネル９としては第５図（ａ）〜第６図
（ｇ）に示す構造とすることもできる。
上述したように、本考案に係る化粧板によれば、任意
パターンのフッソ樹脂フィルムを貼着した化粧面にフッ
ソ樹脂塗膜を剥離しないように形成できる。外観が立
体感に富む。凹凸が大きい場合でもゴミの付着、カビ
の発生がフッソ樹脂塗膜の耐汚染性、耐候性、耐食性、
光沢によって大幅な低減ができる。化粧面は任意パタ
ーン、任意色彩の表面に形成できる。等の特徴、効果が
ある。
パターンのフッソ樹脂フィルムを貼着した化粧面にフッ
ソ樹脂塗膜を剥離しないように形成できる。外観が立
体感に富む。凹凸が大きい場合でもゴミの付着、カビ
の発生がフッソ樹脂塗膜の耐汚染性、耐候性、耐食性、
光沢によって大幅な低減ができる。化粧面は任意パタ
ーン、任意色彩の表面に形成できる。等の特徴、効果が
ある。
第１図は本考案に係る高耐候性金属化粧板の一部を拡大
して示す説明図、第２図は上記板体をさらに抽出拡大し
て示す説明図、第３図、第４図（ａ）、（ｂ）、第５図
（ａ）〜（ｍ）、および第６図（ａ）〜（ｇ）はその他
の実施例を示す説明図である。1 ……高耐候性金属化粧板、２……基材、４……フッソ
樹脂フィルム、６……フッソ樹脂塗膜。
して示す説明図、第２図は上記板体をさらに抽出拡大し
て示す説明図、第３図、第４図（ａ）、（ｂ）、第５図
（ａ）〜（ｍ）、および第６図（ａ）〜（ｇ）はその他
の実施例を示す説明図である。1 ……高耐候性金属化粧板、２……基材、４……フッソ
樹脂フィルム、６……フッソ樹脂塗膜。
Claims (1)
- 【請求項１】金属板の化粧面に任意パターンに形成した
フッソ樹脂フィルムを接着剤で貼着し、該フィルムを含
む全化粧面をフッソ樹脂塗膜で被覆し一体に形成したこ
とを特徴とする高耐候性金属化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2244490U JPH0754444Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 高耐候性金属化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2244490U JPH0754444Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 高耐候性金属化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03113040U JPH03113040U (ja) | 1991-11-19 |
| JPH0754444Y2 true JPH0754444Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31525451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2244490U Expired - Fee Related JPH0754444Y2 (ja) | 1990-03-05 | 1990-03-05 | 高耐候性金属化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754444Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-05 JP JP2244490U patent/JPH0754444Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03113040U (ja) | 1991-11-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |