JPH0754043Y2 - 自動車シートベルト用スルーアンカー金具 - Google Patents

自動車シートベルト用スルーアンカー金具

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JPH0754043Y2
JPH0754043Y2 JP1988110846U JP11084688U JPH0754043Y2 JP H0754043 Y2 JPH0754043 Y2 JP H0754043Y2 JP 1988110846 U JP1988110846 U JP 1988110846U JP 11084688 U JP11084688 U JP 11084688U JP H0754043 Y2 JPH0754043 Y2 JP H0754043Y2
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JP
Japan
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webbing
anchor
automobile seat
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concave portion
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JP1988110846U
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JPH0232466U (ja
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信吾 岩佐
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NSK Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は自動車用シートベルト装置に関し、特に、シ
ートベルトのウエビングを挿通するスルーアンカー金具
に関するものである。
〈従来の技術〉 自動車のシートベルト装置は、衝突等の車両緊急時にウ
エビングにより乗員を拘束して保護するものである。
自動車のシートベルト装置の一例を第13図に示す。ウエ
ビング20は例えばセンターピラー25の下方に設けられた
リトラクター100に巻き取られて収納されており、リト
ラクター100から上方へ引き出されたウエビング20は車
体上方に設けられたスルーアンカー1で折り返されて下
方へ案内され肩ウエビング50となり、タング60を経て腰
ウエビング70となり、タング60は車体に取り付けられた
支持体90の先端に設けられたバックル装置10に嵌め込ま
れる。ウエビングの他端はアンカープレート80を介して
車体の支持体等に固定されている。
スルーアンカーは、車体への取付部と、ウエビングが通
過する輪になっている部分とを有しており、ウエビング
が通る部分は、樹脂モールドされている。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 このようなモールドスルーアンカーは、金型による製作
のため、ウエビング通過部に必ずパーティングラインが
発生する。このパーティングラインに好ましくないバリ
が発生すると、ウエビングの滑り抵抗を大きくし、か
つ、ウエビングに損傷を与えることも有り得る。また、
スルーアンカーの径(樹脂モールド部の厚さ寸法)はあ
る程度の大きさが必要であるが、径の大きい分、ウエビ
ングとの接触面積が増え、摩擦抵抗が大きくなる。
〈課題を解決するための手段〉 この考案は、ウエビングとスルーアンカーとの摩擦抵抗
を減少させること、及び、ウエビングの損傷を防止する
ことを目的とするものであり、上記目的を達成するため
に、この考案では、自動車用シートベルト装置のウエビ
ングを折り返して案内するためのスルーアンカー金具に
おいて、スルーアンカーの樹脂モールド部のウエビング
通過部に、通過するウエビングの幅方向にのびた凹形状
部を設け、該凹形状部内にパーティングラインを位置さ
せ、凹形状部の深さは該パーティングライン上のバリよ
り深くすることとした。
〈作用〉 本考案のスルーアンカーは、樹脂モールド部の凹形状部
の部分だけウエビングとの接触面積が小さくなるので、
ウエビングとスルーアンカーとの摩擦抵抗が減少する。
さらに、型製作により場合によっては生ずるパーティン
グラインのバリが、ウエビングと接触することがなくな
るので、シートベルトの損傷が防止されるし、摩擦抵抗
もさらに小さくなる。従って、シートベルトの引き出
し、巻き取りがスムーズになる。
〈実施例〉 本考案のスルーアンカーの実施例を図面に従って説明す
る。
第1図は本考案の第一の実施例の平面図、第2図は同正
面図、第3図は同底面図、第4図は同背面図、第5図は
同左側面図、第6図は第2図のA−A断面図である。
スルーアンカー1は、鉄板をプレス加工した後に、所定
の部分を樹脂モールドするものであり、取付部2と樹脂
モールドした輪の部分からなっている。取付部2は、図
示していないボルトが孔2′へ挿通されることにより車
体へ取り付けられる。取付部2と樹脂モールド部3は図
示したように一定の角度を持たせてある。
樹脂モールド部3はウエビングを通す部分であり、適度
な厚みを持っている。この厚さは、ウエビングWがスム
ーズに通るように決める。この実施例は樹脂モールド部
3の片側に膨らみ3′(第6図参照)を形成してよりス
ムーズに案内されるようになっている。
樹脂モールド部3の中心部、即ちパーティングラインの
発生する部分に凹形状部4を形成して、樹脂モールド形
成時に中心部にたとえバリが生じたとしても、凹形状部
の深さをこのバリよりも深くしておき、このバリがウエ
ビングに直接当らないようにする。また、凹形状部4は
ウエビングと樹脂モールド部3との接触面積を減らして
摩擦を少なくするためのものでもある。
第7図は、本考案の第二の実施例の平面図、第8図は同
正面図、第9図は同底面図、第10図は同背面図、第11図
は同左側面図、第12図は、第8図のA−A断面図であ
る。
この実施例では、樹脂モールド部3の膨らみ3′、3′
をスルーアンカー1の両側に持たせた形にしたものであ
る。第一の実施例と同様に中心部に凹形状部4を形成し
て、ウエビングとの摩擦を減少させるようにしている。
そして、樹脂モールド形成時この凹形状部4にバリが発
生しても、凹形状部4の深さをバリよりも深くしてお
き、バリがウエビングに直接当たらないようにする。
〈考案の効果〉 上記のように構成することにより、本考案によれば、以
下のような効果が得られる。
a.スルーアンカーのパーティングラインの発生する部分
のバリがウエビングと接触することはなくなるので、バ
リの発生に関して精密な金型管理をすることは不要とな
る。
b.スルーアンカーとウエビングとの摩擦力が減少して、
ウエビングの巻取り、引出しがスムーズにできるように
なるので初期リトラクタバネ力を弱める事が可能にな
り、シートベルト装置の操作性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスルーアンカーの第一の実施例の平面
図、第2図は同正面図、第3図は同底面図、第4図は同
背面図、第5図は同左側面図、第6図は第2図のA−A
断面図である。 第7図は本考案のスルーアンカーの第二の実施例の平面
図、第8図は同正面図、第9図は同底面図、第10図は同
背面図、第11図は同左側面図、第12図は第8図のA−A
断面図である。 第13図は自動車のシートベルト装置の一例を示す図であ
る。 (符号の説明) 1……スルーアンカー 2……取付部 3……樹脂モールド部 4……凹形状部 5……ウウビング通過部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用シートベルト装置のウエビングを
    折り返して案内するためのスルーアンカー金具におい
    て、スルーアンカーの樹脂モールド部のウエビング通過
    部に、通過するウエビングの幅方向にのびた凹形状部を
    設け、該凹形状部内にパーティングラインが位置し、凹
    形状部の深さは該パーテイングライン上のバリより深い
    ことを特徴とする自動車シートベルト用スルーアンカ
    ー。
JP1988110846U 1988-08-24 1988-08-24 自動車シートベルト用スルーアンカー金具 Expired - Lifetime JPH0754043Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0232466U JPH0232466U (ja) 1990-02-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100204269B1 (ko) * 1995-02-10 1999-06-15 다다오 이토 좌석벨트 현수 및 고정 장치
JP6101555B2 (ja) * 2013-05-07 2017-03-22 オートリブ ディベロップメント エービー カーテンエアバッグ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52139227U (ja) * 1976-04-15 1977-10-22
JPS59150451U (ja) * 1983-03-28 1984-10-08 株式会社東海理化電機製作所 ウエビング支持部材
JPS63154359U (ja) * 1987-03-31 1988-10-11

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Publication number Publication date
JPH0232466U (ja) 1990-02-28

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