JPH0752687A - 追従型制御方法および装置 - Google Patents

追従型制御方法および装置

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JPH0752687A
JPH0752687A JP5199680A JP19968093A JPH0752687A JP H0752687 A JPH0752687 A JP H0752687A JP 5199680 A JP5199680 A JP 5199680A JP 19968093 A JP19968093 A JP 19968093A JP H0752687 A JPH0752687 A JP H0752687A
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moving body
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moving
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JP5199680A
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English (en)
Inventor
Kenzo Sato
賢蔵 佐藤
Ryoji Yamashiro
亮治 山城
Tomoyuki Yasuda
智之 保多
Takaharu Koshima
隆治 越馬
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体に追従して移動する追従型移動装置の
構造を簡略化する。 【構成】 検出手段204により、移動体203の動作
を伝達部材202を介して移動装置201と移動体の速
度差に応じてこれら両者の間に作用する力として検出
し、この力の値を0より大きい第1の値、第1の値より
大きい第2の値と制御手段205において比較する。力
の値が、第2の値より大きい時は該力の値に応じた加速
度で加速する指令を、第2の値より小さく第1の値より
大きい時は該力の値に応じた加速度で減速する指令を、
第1の値より小さい時は停止する指令を駆動手段206
に出力して移動手段と移動体の速度を等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間や車などの移動体
に追従した移動を行う移動装置およびその制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】駆動手段を有する移動装置を移動体に追
従するように移動させる追従型制御を行う場合、移動体
と移動装置との距離を検出し、この距離が一定となるよ
うに駆動手段を制御することで、移動体と移動装置の移
動速度が等しくなるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の追従型制御で
は、移動体と移動装置との距離を検出する手段として、
超音波、レーザー等が使用されていた。しかし、超音波
やレーザーを用いて距離を測定する装置は、構造が複雑
で高価になるという問題があった。また、移動体と移動
装置の間に遮蔽物等があると、正確な距離が検出できな
くなり、誤動作が起きるという問題もあった。本発明
は、このような問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明では、移動体の動作を伝達する伝達部材によって該移
動体の動作を検出し、検出した結果に基づいて前記移動
体に追従して移動するように駆動手段を有する移動装置
を制御する追従型制御方法において、前記移動体の動作
を、前記移動装置と移動体の速度差に応じてこれら両者
の間に作用する力として検出し、該検出された力の値
を、あらかじめ設定された0よりも大きい第1の値と該
第1の値より大きい値に設定された第2の値と比較し、
前記検出された力の値が、前記第2の値より大きい場合
は前記駆動手段を該力の値に応じた加速度で加速する指
令を、前記第2の値より小さく且つ前記第1の値より大
きい場合は前記駆動手段を該力の値に応じた加速度で減
速する指令を、前記第1の値より小さい場合は前記移動
手段を停止させる指令を駆動手段に出力することで、前
記移動手段の速度と移動体の速度が等しくなるように制
御するようにした(請求項1)。
【0005】また、駆動手段、移動体の動作を伝達部材
を介して検出する検出手段、および検出した結果に基づ
いて前記駆動手段を制御する制御手段を有し、前記移動
体に追従して移動する追従型移動装置において、前記検
出手段が、前記移動体の動作を、前記移動装置と移動体
の速度差に応じてこれら両者の間に作用する力として検
出するようにすると共に、前記制御手段が、前記検出さ
れた力の値を、あらかじめ設定された0よりも大きい第
1の値と該第1の値より大きい値に設定された第2の値
と比較して、前記検出された力の値が、前記第2の値よ
り大きい場合は前記駆動手段を該力の値に応じた加速度
で加速する指令を、前記第2の値より小さく且つ前記第
1の値より大きい場合は前記駆動手段を該力の値に応じ
た加速度で減速する指令を、前記第1の値より小さい場
合は前記駆動手段を停止させる指令を前記駆動手段に出
力するようにした(請求項2)。
【0006】
【作用】本発明では、移動体の動作を伝達する伝達部材
によって、該移動体の動作を、「移動装置と移動体の速
度差に応じてこれら両者の間に作用する力」として検出
する。そして、この検出された力の値を制御手段におい
て所定の値と比較し、その結果に基づいて前記移動手段
の速度と移動体の速度が等しくなるように、駆動手段の
前進、後進、加速、減速および停止を制御する。そのた
め、従来の超音波やレーザーを用いる方法よりも装置の
構造が簡単になり、コストが低減される。また、移動体
と移動装置との間の遮蔽物等によって生じる誤動作を防
止することができる。
【0007】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例を示すイメージ
図である。本実施例では、駆動手段206を有する移動
装置201を、人間203が操作する場合を想定してい
る。この場合、人間203の動作は伝達部材である検知
バー202を介して装置201に伝達される。図2は、
本実施例の構成を示す概略ブロック図である。移動装置
201は、クローラと車輪を併用した走行機構を有する
駆動手段206、移動体(人間)203の動作を伝達部
材(検知バー)202を介して検出する検出手段20
4、および検出手段204での検出結果に基づいて駆動
手段206を制御する制御手段205を備えている。検
出手段204は、移動装置201と移動体203との速
度差に応じてこれら両者の間に作用する力を検出する歪
ゲージと、この歪みゲージで検出された信号を増幅する
アンプとを有している。アンプによって増幅された信号
は、制御手段205に送られる。制御手段205は、A
/D変換器、CPU、D/A変換器およびDI/Oから
なる。検出手段204から送られた信号は、A/D変換
器で変換された後CPUに送られる。CPUでは所定の
処理を行い、その結果をD/A変換器とDI/Oを経由
して駆動手段206へ出力する。駆動手段206は、サ
ーボアンプ、操舵機構およびクローラと車輪を併用した
走行機構を有する。そして、制御手段205から送られ
る信号に基づいて操舵機能と走行機能による駆動、操舵
の制御を行なう。以下、本実施例の構成と動作をより詳
細に説明する。
【0008】図3は、図1の検知バー202の構造を示
したもので、移動装置201の本体(図示せず)との接
続部4は円筒形で移動装置201本体に固定されてい
る。ダイヤフラム5にはコイルバネ6が固定されてお
り、その反対側には図4に示すように4つの歪みゲージ
7a〜7dが貼り付けられている。ダイヤフラム5は、
押さえ環8によって本体接続部4に固定されている。保
護カバー9は、ダイヤフラム5と歪みゲージ7a〜7d
の根元を被うように、本体接続部4に固定されている。
コイルバネ6の先端には円筒形のブロック10が固定さ
れている。このブロック10の中にはシリンダ11が組
み込まれ、スラスト方向に一対のコイルバネ12a、1
2bと、ブロック10に固定された板バネ13a、13
bが設けられている。そして、板バネ13a、13bに
は歪みゲージ14a、14dが貼り付けてある。シリン
ダ11の両端には、前進側ストッパー15と後進側スト
ッパー16と操作ハンドル17が取り付けられている。
中立点保持ボール18は、シリンダ11の両側にあるコ
イルバネ12a、12bの力の釣合が多少ずれていても
シリンダ11の真ん中にある溝の位置(以後中立点と言
う)で止まるように、圧縮コイルバネ19と止めネジ2
0によって絶えずシリンダ11にラジアル方向の力を加
えるように設置されている。また、中立点ではコイルバ
ネ12a、12bは、ほぼフリーに近い状態にあり、僅
かな圧縮力がかかっている状態にある。
【0009】図7は、検知バー(伝達部材)にかかる力
(歪みゲージの出力)と移動体201の速度制御の関係
を示す図、図8ないし図10は、制御のシーケンスを表
すフローチャート図である。以下、本実施例における加
減速制御の過程を説明する。人間が操作ハンドル17を
握っているか、または触っていない時は、前述のように
コイルバネ12a、12bの釣合と中立点保持ボール1
8によって、シリンダ11は中立点にある。この時の前
後方向検出用歪みゲージ14a〜14dから出力される
信号の値を零とすると、検知バーに掛かる力、すなわ
ち、歪みゲージ14a〜14dから出力された信号の値
と速度制御との関係は、図7の中立点31の位置で示す
ことができる。この時、制御手段205は、駆動手段2
06に移動装置201を停止するようにコントロール信
号を送る(ステップ105)。そして、移動装置201
が停止中であるか否かを判定し(ステップ110)、停
止中であれば、その状態を維持し、移動中であれば減速
して装置201を停止させる(ステップ111)。
【0010】図7に示すように、一定のテンションの位
置34での歪みゲージ14a、14bから出力は制御手
段205に予め記憶されている。人間が操作ハンドル1
7を握って前方に向かってある速度で歩き始めると、シ
リンダ11が前方方向に引っ張られてコイルバネ12a
を圧縮するため、板バネ13aが変形する。この時、ス
テップ105において、板バネ13aに貼り付けられた
歪みゲージ14a、14bから出力された信号の値が、
図7の前進側不感帯32の位置にあると判断すると、制
御手段205は、前述のように駆動手段206に移動装
置201を停止するようにコントロール信号を送る(図
9のステップ105、110の順に進む)。シリンダ1
1がさらに前方方向に引っ張られると、板バネ13aの
変形量が大きくなり、歪みゲージ14a、14bからの
信号の値がさらに変化する。制御手段205は、この値
を予め記憶されている一定のテンションの位置34の値
(図7参照)と比較して(ステップ107)、信号の値
が位置34の値より小さいときはステップ112に進
む。ステップ112では移動装置201が停止している
か否かを判定し、停止しているときは、そのままの状態
を維持する。なお、移動装置201が移動中のときは後
述する。
【0011】シリンダ11がさらに前方方向に引っ張ら
れて板バネ13aの変形量が大きくなると、歪みゲージ
14a、14bから出力された信号の値は、図7の前進
側減速域33、一定のテンションの位置34を通過し
て、前進側加速域35に入る。ステップ107におい
て、歪みゲージ14a、14bからの信号の値が予めの
記憶してある一定のテンションの位置34の値より大き
いと判断すると、制御手段205は、検出された信号の
値をもとに移動装置201を加速する加速度を算出し
(ステップ108)、移動装置201の駆動手段206
に出力する。信号の値は、移動装置201と移動体(こ
こでは人間)203との速度差を表すので、信号の値が
大きければ(信号の値と位置34の値の差が大きけれ
ば)速度差が大きいと判断して高い加速度を、値が小さ
ければ(信号の値と位置34の値の差が小さければ)速
度差が小さいと判断して低い加速度を、それそれ信号の
値に応じて算出する。駆動手段206は、算出された加
速度で所定の方向に加速する(ステップ109)。
【0012】装置201が移動を開始しても、制御手段
205は絶えず歪みゲージ14a、14bから出力され
る信号の値を、予め記憶してある一定のテンションの位
置34の値と比較する(ステップ105、107)。そ
して、信号の値が位置34の値より大きければ(つま
り、前進側加速域35にあれば)、その値に応じて移動
装置201を加速し(図9のステップ107、108、
109の順)する。移動値中の信号の値が、位置34の
値より小さい前進側減速域33にあれば、ステップ11
2に進む。ステップ112では、移動装置201が停止
しているか否かを判定し、停止していればその状態を維
持するが、移動中であれば、装置201を減速するため
の加速度(進行方向に対して負の加速度となる)を算出
する(ステップ113)。この場合、算出される負の加
速度(以下、減速度という)は、信号の値に応じて設定
され、信号の値と位置34の値の差が大きければ速度差
が大きいと判断して高い減速度を、信号の値と位置34
の値の差が小さければ速度差が小さいと判断して低い減
速度を、それそれ信号の値に応じて算出する。駆動手段
206は、算出された減速度で所定の方向に減速する
(ステップ114)。
【0013】このように、制御手段205が、歪みゲー
ジ14a、14bから出力された信号の値が一定のテン
ションの位置34と同じになるように加減速指令を駆動
手段206に出力して制御することで、移動装置201
の移動中、伝達部材である検知バー202の操作ハンド
ル17に一定のテンションを感じさせながら、人間(移
動体)の移動速度に合わせて装置201を移動させるこ
とができる。
【0014】人間が停止すると、コイルバネ12aの圧
縮力を一定に保つことができなくなるため、歪みゲージ
14a、14bからの信号の値は、前進側減速域33を
過ぎて前進側不感帯32の位置になる。この値が減速域
33と不感帯32の境界値(第1の値という)よりも小
さくなると、制御手段205は、ステップ105におい
て駆動手段206に移動装置201を停止するようにコ
ントロール信号を送る(ステップ105)。そして、移
動装置201が停止中であるか否かを判定し(ステップ
110)、停止中であれば、その状態を維持し、移動中
であれば減速して装置201を停止させる(ステップ1
11)。
【0015】人間が操作ハンドル17を押した場合は、
コイルバネ12bと歪みゲージ14c、14dによって
後進と判断し(ステップ106)、前進時と同様に制御
手段205と駆動手段206により後方方向に移動の制
御を行う。後方方向への制御過程を図11に示すが、前
方方向と同様に行われるのでその説明は省略する。左右
の旋回動作の制御は、板バネ5に貼り付けてある歪みゲ
ージ7a、7bからの出力を用いて行う。人間が操作ハ
ンドル17を握って前方移動か後方移動をしている時
に、左か右に曲がるとコイルバネ6が曲がった方に変形
し、かつ、曲げる力に応じて板バネ5が変形する。その
ため、板バネ5に貼り付けてある歪みゲージ7a、7b
からの信号は、曲げた方向と力に応じてその値が変化す
る。制御手段205は、その変化量を検知して操舵する
角度を力に比例させて、大きな力が検出されたときは大
きな角度で、小さな力のときは小さい角度となるように
駆動手段206に指令を送り、駆動手段206の操舵機
構は制御手段205の指示に基づいて旋回を行う。
【0016】移動中に平地から階段、階段から平地へ切
替わる時は、図5、図6に示すようにコイルバネ6が上
下方向に変形するため板バネ5に貼り付けてある歪みゲ
ージ7c、7dの出力が変化する。所定の値以上の変化
があると、その時の移動装置本体201の姿勢を検出す
る姿勢センサー(図示せず)と路面センサー(図示せ
ず)からの信号により、制御手段205は階段と平地の
切替わりを検知して駆動手段206に車輪走行からクロ
ーラ走行へ、またはクローラ走行から車輪走行への切り
替え指令を出し、駆動手段206は指示された走行機構
に切り替えて走行を続ける。図8、図12は、上記制御
のフローチャートを示す図である。
【0017】上記のような制御を行うことで移動装置本
体201は人間の動作に追従した動作を行う。なお、本
実施例では人間一人で一台の移動装置を扱っている例を
説明したが、図14に示すように一人で複数台の装置を
連結して操作することも可能である。この場合、2台目
の移動装置は、1台目の移動装置を移動体と見なして追
従した移動動作を行う。また、本実施例では走行機構の
例として、クローラと車輪を併用したものを示したが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0018】
【実施例2】図13は、実施例1の検知バー202に別
の機構を用いた実施例を示す概略構成図である。図13
において、操作ハンドル51はリニアベアリング52に
より保持されている。このリニアベアリング52によっ
て、操作ハンドル51はX軸方向以外の動きを拘束され
ている。リニアベアリング52はブロック53の中に固
定されている。ブロック53からはシャフト54がZ軸
方向にでており、シャフト54はベアリング55の内輪
に固定されている。また、図示してはいないがベアリン
グ55の反対側にも同様のベアリングがあり、ベアリン
グ55とともにブロック53を支えている。ブロック5
3はこのベアリング55およびその反対側にあるベアリ
ングにより、Z軸の回りを自由に回転することができ
る。
【0019】ベアリング55の外輪は、ブロック56の
中に固定されている。ブロック56からはシャフト57
がY軸方向に設置されており、シャフト57はベアリン
グ58の内輪に固定されている。また、図示してはいな
いがベアリング58の反対側にも同様のベアリングがあ
り、ベアリング58とともにブロック56を支えてい
る。ブロック56はこのベアリング58およびその反対
側にあるベアリングにより、Y軸の回りを自由に回転す
ることができる。また、ベアリング58の外輪はブロッ
ク59に固定されており、ブロック59は移動装置本体
201の内部に固定されている。すなわち、ベアリング
55、ベアリング58およびそれぞれの反対側にあるベ
アリングの計4個のベアリングによりジンバルを形成し
ている。このジンバルにより、操作ハンドル51、リニ
アベアリング52、ブロック53は移動装置本体201
に対してY軸、Z軸の回りを自由に回転することができ
る。その回転角度は、シャフト54およびシャフト57
に接続されたエンコーダ60およびエンコーダ61で読
み取ることが可能である。操作ハンドル51の端部には
コイルバネ62が固定され、コイルバネ62はブロック
53と一体になった板バネ63の中央部に固定されてい
る。板バネ63には、歪みゲージ64が貼り付けられて
いる。さらに、板バネ63の中央部にはY軸方向にたわ
む方向で平行バネ65が固定されており、平行バネ65
の後部にはZ軸方向にたわむ方向で平行バネ66が固定
されている。また、平行バネ66の後部にはコイルバネ
67が接続されており、コイルバネ67のもう一方の端
はブロック59に接続している。このコイルバネ67
は、ブロック53が自重によって傾くことを防いでい
る。また、平行バネ65および平行バネ66にはそれぞ
れ歪みゲージ68および歪みゲージ69が貼り付けられ
ている。
【0020】次に、この実施例の動作について説明す
る。操作ハンドル51は前述のようにリニアベアリング
52によりX軸方向に移動が可能である。操作ハンドル
51を前後に移動させるとコイルバネ62が伸縮し、こ
の伸縮による力は板バネ63に伝わる。板バネ63はそ
の両端をブロック53に固定されているため、コイルバ
ネ62の伸縮により板バネ63がたわみ、歪みが発生す
る。この歪み量を歪みゲージ64で検出することでコイ
ルバネ62の伸縮の量、すなわち操作ハンドル51を前
後に移動する際の力の量を検出することができるため、
前記実施例1と同様に制御手段205と駆動手段206
により速度制御が可能になる。
【0021】人間203が操作ハンドル51を持ってい
る状態で、右あるいは左に曲がった場合を説明する。こ
の場合、ブロック53はベアリング58を中心にして右
または左に回転する。その回転角度は、エンコーダ60
により検出される。ブロック53は板バネ63を介して
平行バネ65につながっているため、ブロック53が右
あるいは左に回転すると、平行バネ65も同じ方向に移
動する。また、平行バネ65は平行バネ66を介してコ
イルバネ67とつながっており、コイルバネ67は移動
装置本体201に固定されたブロック59に接続されて
いる。従って、ブロック53が左右に回転すると、平行
バネ65の他端がコイルバネ67によって回転方向とは
逆に引っ張られるため、回転角度に応じた歪みが発生す
る。この歪み量は歪みゲージ68により検出される。ブ
ロック53はコイルバネ67によりブロック59につな
がっているため、操作ハンドル51により左右に回転さ
せるにはある程度の力が必要となる。また、力を緩める
とコイルバネ67の復元力のため、操作ハンドル51は
元の中立の位置に戻る。すなわち、歪みゲージ68はこ
の左右の回転に要する力を検出している。この回転に要
する力やエンコーダ60より得られる回転角により、実
施例1と同様に制御手段205と駆動手段206により
操舵制御が可能になる。
【0022】次に、人間203が操作ハンドル51を持
った状態で上下に移動する場合を説明する。これは、階
段や坂道を昇降し始めるときや、段差を踏み越える場合
などに相当する。移動体側で階段昇降時や段差の乗り越
え時に何らかの動作が必要な場合、操作ハンドル51の
上下の移動を伝える必要がある。操作ハンドル51を持
って歩いている状態で、操作ハンドル51を上あるいは
下に回転させた場合、ブロック53はベアリング9を中
心にして上向きまたは下向きに回転する。その回転の角
度は、エンコーダ61により検出される。ブロック53
は板バネ63、平行バネ65を介して平行バネ66につ
ながっているため、ブロック53が上向きまたは下向き
に回転すると、平行バネ66は同じ方向に移動する。と
ころが、平行バネ66はコイルバネ67とつながってお
り、コイルバネ67は移動装置本体1に固定されたブロ
ック59に接続されている。そのため、ブロック53が
上下に回転すると、平行バネ66の他端はコイルバネ6
7により回転方向とは逆に引っ張られるために、回転角
度に応じた歪みが発生する。この歪み量は歪みゲージ6
9により検出される。ブロック53は、コイルバネ67
によりブロック59につながっているため、操作ハンド
ル51により上下に回転させるにはある程度の力が必要
となる。また、力を緩めるとコイルバネ67の復元力の
ため、操作ハンドル51は元の中立の位置に戻る。すな
わち、歪みゲージ69はこの上下の回転に要する力を検
出する。この回転に要する力やエンコーダ61より得ら
れる回転角により、実施例1と同様に制御手段205と
駆動手段206により走行機能制御が可能になる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、人間や
車などの移動体に追従した移動を行う追従型移動装置
を、簡単な構造で構成することができ、低コストで提供
することができる。また、誤差動が起き難いため、装置
の信頼性が向上する。そして、このような移動装置で
は、装置の操作を労力や技術、熟練を必要とせずにだれ
にでも簡単に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例を示すイメージ図であ
る。
【図2】は、本発明の一実施例を示す概略ブロック図で
ある。
【図3】は、検知バーの構造を示す断面図である。
【図4】は、検知バーの板バネ5の付近での断面図であ
る。
【図5】は、階段と平地の境目における検知バーの状態
を示すイメージ図である。
【図6】は、階段と平地の境目における検知バーの状態
を示すイメージ図である。
【図7】は、検知バーにかかる力(歪みゲージの出力)
と速度制御の関係を示す図である。
【図8】は、制御動作のシーケンスを表すフローチャー
ト図である。
【図9】は、制御動作のシーケンスを表すフローチャー
ト図である。
【図10】は、制御動作のシーケンスを表すフローチャ
ート図である。
【図11】は、制御動作のシーケンスを表すフローチャ
ート図である。
【図12】は、制御動作のシーケンスを表すフローチャ
ート図である。
【図13】は、実施例2の検知バーの構造を示す詳細図
である。
【図14】は、一人の人間が2台の装置を操作している
図である。
【主要部分の符号の説明】
5 ダイヤフラム 6 コイルバネ 7 歪ゲージ 12 コイルバネ 13 板バネ 14 歪ゲージ 15 前進側ストッパー 16 後進側ストッパー 17 操作ハンドル 18 中立点保持ボール 34、39 一定のテンションな位置(第2の値) 51 操作ハンドル 52 リニアベアリング 55、58 ベアリング 60、61 エンコーダ 63 板バネ 64、68、69 歪ゲージ 65、66 平行バネ 201 移動装置 202 検知バー(伝達部材) 203 移動体(人、車など) 204 検出手段 205 制御手段 206 駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00 (72)発明者 越馬 隆治 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の動作を伝達する伝達部材によっ
    て該移動体の動作を検出し、検出した結果に基づいて前
    記移動体に追従して移動するように駆動手段を有する移
    動装置を制御する追従型制御方法において、 前記移動体の動作を、前記移動装置と移動体の速度差に
    応じてこれら両者の間に作用する力として検出し、 該検出された力の値を、あらかじめ設定された0よりも
    大きい第1の値と該第1の値より大きい値に設定された
    第2の値と比較し、 前記検出された力の値が、前記第2の値より大きい場合
    は前記駆動手段を該力の値に応じた加速度で加速する指
    令を、前記第2の値より小さく且つ前記第1の値より大
    きい場合は前記駆動手段を該力の値に応じた加速度で減
    速する指令を、前記第1の値より小さい場合は前記移動
    手段を停止させる指令を駆動手段に出力することで、前
    記移動手段の速度と移動体の速度が等しくなるように制
    御することを特徴とする追従型制御方法。
  2. 【請求項2】 駆動手段、移動体の動作を伝達部材を介
    して検出する検出手段、および検出した結果に基づいて
    前記駆動手段を制御する制御手段を有し、前記移動体に
    追従して移動する追従型移動装置において、 前記検出手段が、前記移動体の動作を、前記移動装置と
    移動体の速度差に応じてこれら両者の間に作用する力と
    して検出すること、および前記制御手段が、前記検出さ
    れた力の値を、あらかじめ設定された0よりも大きい第
    1の値と該第1の値より大きい値に設定された第2の値
    と比較して、前記検出された力の値が、前記第2の値よ
    り大きい場合は前記駆動手段を該力の値に応じた加速度
    で加速する指令を、前記第2の値より小さく且つ前記第
    1の値より大きい場合は前記駆動手段を該力の値に応じ
    た加速度で減速する指令を、前記第1の値より小さい場
    合は前記駆動手段を停止させる指令を前記駆動手段に出
    力すること、を特徴とする追従型移動装置。
JP5199680A 1993-08-11 1993-08-11 追従型制御方法および装置 Pending JPH0752687A (ja)

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