JPH0752210A - 射出成形機の射出制御装置 - Google Patents

射出成形機の射出制御装置

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JPH0752210A
JPH0752210A JP21797493A JP21797493A JPH0752210A JP H0752210 A JPH0752210 A JP H0752210A JP 21797493 A JP21797493 A JP 21797493A JP 21797493 A JP21797493 A JP 21797493A JP H0752210 A JPH0752210 A JP H0752210A
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JP
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injection
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screw
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speed
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JP21797493A
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Masao Kamiguchi
賢男 上口
Tetsuaki Neko
哲明 根子
Koji Senda
浩司 千田
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Fanuc Corp
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出圧力の上昇による成形不良および金型の
損傷の予防。 【構成】 樹脂や金型の特性およびスクリュー位置と樹
脂の充填状況との対応関係等を考慮してスクリュー2の
移動ストロークを複数に分割し、各移動区間Si〜Si+1
に適した射出圧力の規制値Pi を予め不揮発性メモリ
24の規制値記憶ファイルに設定記憶しておく。射出動
作の実行中、スクリュー2に作用する現在射出圧力Pと
スクリュー現在位置Sとを逐次検出し、スクリュー現在
位置Sに対応する規制値Pk の値を規制値記憶ファイル
を参照して求める。現在射出圧力Pが規制値Pk を越え
ている場合には、速度ループ制御によって求めた電流指
令Iから所定量βを減じて射出用サーボモータM1に出
力し、射出圧力の不用意な増大を規制して成形不良の発
生および金型の損傷を予防する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の射出制御
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】サーボモータを駆動して射出動作を行わ
せる電動式射出成形機においては、スクリューの位置お
よびその移動速度をフィードバック制御しており、位置
ループ制御のマイナーループとして速度ループ制御を行
っている。射出移動速度に対応する所定周期毎の移動量
を位置指令として、所定周期毎、指令位置に達するまで
位置ループの制御手段に入力し、位置ループ制御では、
指令された移動量から実際の移動量を減じて位置偏差を
求め、該位置偏差に位置ループゲインを乗じて速度指令
を求め、更に、この速度指令を速度ループへの指令とす
る。速度ループでは該速度指令とフィードバックされた
実際の速度よりPI(比例・積分)制御等を行い、トル
ク指令(電流指令)を求めてサーボモータを駆動してス
クリューを移動させ、位置・速度を制御しながら射出動
作を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクリューを軸方向に
移動させる射出用サーボモータが受ける負荷は諸々の事
情によって変動するが、負荷が大きくなって指令に対す
るスクリューの追従が遅れるような場合には、位置偏差
が増大するために速度指令およびトルク指令(電流指
令)が増大する。この結果、サーボモータが大きな力を
発生してスクリューを駆動するが、必要以上に強力な射
出圧力が直接金型に作用すると、金型に損傷が生じたり
バリ等の成形不良が発生する恐れがある。
【0004】射出用サーボモータの制御回路に予め一定
のトルクリミットを設定しておくことにより射出用サー
ボモータの最大出力を規制するようにした電動式射出成
形機が既に公知であるが、金型の損傷やバリの発生等に
関する問題は、金型内における樹脂の充填程度等によっ
ても状況が様々に変化するので、射出用サーボモータの
最大出力を規制するだけで前述のような問題を解決する
ことはできない。
【0005】例えば、射出の初期段階で金型内に噴出す
る樹脂の強力な圧力によりコア折れ等の問題が生じるの
を防止するためには、低いトルクリミットを設定して金
型を保護する必要があるが、同時に、射出圧力が低いた
めに樹脂のまわりが悪くなって充填不良等の問題を引き
起こすことがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、樹脂や金型の特
性および樹脂の充填状況等に応じ、常に最も適した圧力
条件で射出動作を行わせることのできる射出成形機の射
出制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の射出圧力制御装
置は、スクリューに作用する現在射出圧力とスクリュー
現在位置とを逐次検出し、スクリューに作用する現在射
出圧力が予めスクリュー現在位置に対応して設定された
規制値を越えると、速度ループ制御によって求められた
電流指令から所定量を減じた量を電流指令としてサーボ
モータを制御することを特徴とした構成により前記目的
を達成した。
【0008】また、射出過程における射出速度をスクリ
ュー位置に応じて制御するため、スクリュー位置に対す
る射出速度を設定してサーボモータを速度制御する。
【0009】
【作用】樹脂や金型の特性およびスクリュー位置と樹脂
の充填状況との関係等を考慮して、各スクリュー位置に
適した射出圧力の規制値を予め設定しておく。射出成形
機の射出制御装置は、スクリュー位置に対して設定され
た射出速度に基いてサーボモータを速度制御する一方、
スクリューに作用する現在射出圧力とスクリュー現在位
置とを逐次検出し、現在射出圧力が予めスクリュー現在
位置に対応して設定された規制値を越えているか否かを
判別する。そして、現在射出圧力が規制値を越えると、
射出成形機の射出制御装置は、速度ループ制御によって
求めた電流指令から所定量を減じ、この量を電流指令と
してサーボモータを制御することにより、射出圧力の大
きさに規制を加える。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の射出制御装置を適用した一実施例
の射出成形機の要部を示すブロック図で、符号1は射出
成形機の射出シリンダ、符号2はスクリューである。ス
クリュー2は、駆動源の軸回転を射出軸方向の直線運動
に変換するための駆動変換機5を介して射出用サーボモ
ータM1により射出軸方向に駆動され、また、歯車機構
3を介してスクリュー回転用サーボモータM2により計
量回転されるようになっている。スクリュー2の基部に
は圧力検出器4が設けられ、スクリュー2の軸方向に作
用する樹脂圧力、即ち、射出保圧工程における射出保圧
圧力や計量混練り工程におけるスクリュー背圧がA/D
変換器16を介して検出される。射出用サーボモータM
1にはスクリュー2の位置や移動速度を検出するための
パルスコーダP1が配備され、また、スクリュー回転用
サーボモータM2にはスクリュー2の回転速度を検出す
るためのパルスコーダP2が配備されている。
【0011】射出制御装置となる射出成形機の制御装置
10は、数値制御用のマイクロプロセッサであるCNC
用CPU25,プログラマブルマシンコントローラ用の
マイクロプロセッサであるPMC用CPU18,サーボ
制御用のマイクロプロセッサであるサーボCPU20お
よび射出保圧圧力やスクリュー背圧のサンプリング処理
を行うための圧力モニタ用CPU17を有し、バス22
を介して相互の入出力を選択することにより各マイクロ
プロセッサ間での情報伝達が行えるようになっている。
【0012】PMC用CPU18には、射出成形機のシ
ーケンス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶
したROM13および演算データの一時記憶等に用いら
れるRAM14が接続されている。一方、CNC用CP
U25には、射出成形機を全体的に制御するプログラム
等を記憶したROM27および演算データの一時記憶等
に用いられるRAM28が接続されている。
【0013】また、サーボCPU20および圧力モニタ
用CPU17の各々には、サーボ制御専用の制御プログ
ラムを格納したROM21やデータの一時記憶に用いら
れるRAM19、および、各種データのサンプリング処
理等に関する制御プログラムを格納したROM11やデ
ータの一時記憶に用いられるRAM12が接続されてい
る。更に、サーボCPU20には、該CPU20からの
指令に基いてクランプ用,エジェクタ用(図示せず)お
よび射出用,スクリュー回転用等の各軸のサーボモータ
を駆動するサーボアンプ15が接続され、射出用サーボ
モータM1に配備したパルスコーダP1およびスクリュ
ー回転用サーボモータM2に配備したパルスコーダP2
等からの出力の各々がサーボCPU20に帰還される。
【0014】不揮発性メモリ24は射出成形作業に関す
る成形条件(射出速度,射出圧力の規制値等)と各種設
定値,パラメータ,マクロ変数等を記憶する成形データ
保存用のメモリである。インターフェイス23は射出成
形機の各部に配備したリミットスイッチや操作盤からの
信号を受信したり射出成形機の周辺機器等に各種の指令
を伝達したりするための入出力インターフェイスであ
る。また、ディスプレイ付手動データ入力装置29はC
RT表示回路26を介してバス22に接続され、モニタ
表示画面や機能メニューの選択および各種データの入力
操作等が行えるようになっており、数値データ入力用の
テンキーおよび各種のファンクションキー等が設けられ
ている。
【0015】そして、CNC用CPU25がROM27
の制御プログラムに基いて各軸のサーボモータに対して
パルス分配を行い、サーボCPU20は各軸に対してパ
ルス分配された移動指令とパルスコーダP1,P2等の
検出器で検出された位置のフィードバック信号および速
度のフィードバック信号に基いて、従来と同様に位置ル
ープ制御,速度ループ制御さらには電流ループ制御等の
サーボ制御を行い、いわゆるディジタルサーボ処理を実
行する。
【0016】図2は位置ループ,速度ループ,電流ルー
プの各制御を実行するサーボCPU20のディジタルサ
ーボ機能の概略を射出用サーボモータM1の駆動制御を
例にとって示す機能ブロック図であり、該CPU20
は、不揮発性メモリ24に成形条件として設定された各
種データ、例えば、射出速度の切替に対応するスクリュ
ー位置や射出各段の設定射出速度等のデータに基いてC
NC用CPU25から出力される所定時間当りの移動指
令、即ち、位置指令となる分配パルスを受け、所定周期
毎に位置ループ,速度ループ,電流ループの各ソフトウ
ェア処理を行って射出用サーボモータM1を駆動制御す
る。つまり、位置ループの処理においては、従来と同
様、CNC用CPU25から入力される位置指令の分配
パルスを順次積算記憶すると共に、パルスコーダP1か
ら帰還される位置の帰還信号をこの値から減じて位置偏
差を求め、この位置偏差に位置ループゲインを乗じて速
度指令Vcを求め速度ループの処理に渡す。また、速度
ループの処理では速度指令VcとパルスコーダP1から
帰還される速度の帰還信号Vfとに基いてPI(比例・
積分)制御等の処理を行い電流指令(トルク指令)Iを
求め、更に、必要に応じてこの値Iを補正した後(詳し
くは後述)、電流指令Iを電流ループの処理に渡す。電
流ループの処理では、従来と同様、射出用サーボモータ
M1に流れる実電流に対応する電流帰還と速度ループか
らの電流指令Iとに基づいてPI制御等を行って各相駆
動電流を求め、サーボアンプ15を介して射出用サーボ
モータM1の駆動トルクを制御する。
【0017】図4はスクリュー位置に対応して射出圧力
の規制値を記憶するために不揮発性メモリ24内に設け
られた規制値記憶ファイルの構成を概念的に示す図であ
る。図3は横軸をスクリュー位置,縦軸を射出圧力とし
て、スクリュー位置と規制値との設定の対応関係をより
具体的に示すもので、図の例ではスクリュー位置S1によ
り射出開始位置、また、スクリュー位置S5により射出完
了位置を示している。なお、この例では射出成形機にお
けるスクリュー最前進位置を座標原点として規定してい
るので、図3および図4ではS1>S2>S3>S4>S5(Sn)
の関係が成り立ち、射出実行時のスクリュー移動方向
は、図3において左から右へ向かう方向である。図3に
示されるようなスクリュー位置と規制値との対応関係
は、樹脂や金型の特性、特に、スクリュー位置と樹脂の
充填状況との対応関係に応じ、例えば、射出の初期段階
で金型内に噴出する樹脂の圧力を低くする等といった条
件に基いて予め決められる。射出圧力の規制値は射出開
始位置から射出完了位置に至るスクリュー2の移動スト
ロークを任意に分割して各スクリュー移動区間毎に決め
られ、この関係を規制値記憶ファイルに設定記憶する際
には、各区間を分割するスクリュー位置に対応させて射
出圧力の規制値を入力するようになっている。例えば、
スクリュー移動区間S1−S2を代表するのはスクリュー位
置S1であり、スクリュー移動区間S1−S2に対応する射出
圧力の規制値P1は、図4の規制値記憶ファイルにおいて
スクリュー位置S1に対応して記憶されることになる。
【0018】オペレータは予め定めたスクリュー位置と
規制値との対応関係をディスプレイ付手動データ入力装
置29のテンキー等によって設定し、規制値記憶ファイ
ルに予め記憶させておく。言うまでもなく、規制値設定
のためのスクリュー位置は、射出速度切替えのための設
定スクリュー位置によって拘束されるものではない。
【0019】図5は速度ループ処理の処理周期毎にサー
ボCPU20により実行される圧力規制処理の概略を示
すフローチャートであり、以下、このフローチャートを
参照して、本実施例における射出圧力の規制について説
明する。なお、この処理は図2に示される速度ループの
ブロックに対応する処理である。
【0020】不揮発性メモリ24に成形条件として設定
された射出速度切替位置や射出各段の設定射出速度等の
データに基いてCNC用CPU25から出力される移動
指令の分配パルスに応じて射出制御のための速度ループ
処理を開始したサーボCPU20は、まず、RAM19
の現在位置記憶レジスタからスクリュー現在位置Sを読
み込んで一時記憶した後(ステップT1)、アドレス検
索指標iの値を1に初期化する(ステップT2)。次い
で、サーボCPU20は、アドレス検索指標iの値に基
いて不揮発性メモリ24の規制値記憶ファイルからスク
リュー位置SiおよびSi+1 を読み込み、スクリュー現
在位置Sがスクリュー移動区間Si 〜Si+1 の範囲に包
含されているか否かを判別する(ステップT3)。包含
されていなければ、サーボCPU20は指標iの値を1
インクリメントし(ステップT4)、指標iの現在値
が、分割により設定されたスクリュー移動区間の個数
〔n−1〕を越えているか否かを判別する(ステップT
5)。指標iの現在値が〔n−1〕を越えていなけれ
ば、以下、サーボCPU20は、スクリュー現在位置S
を包含するスクリュー移動区間Si 〜Si+1 が検出され
るか、または、指標iの現在値が〔n−1〕を越えるま
での間、前記と同様にしてステップT3〜ステップT5
の処理を繰り返し実行することとなる。
【0021】そして、スクリュー現在位置Sを包含する
スクリュー移動区間Si 〜Si+1 が検出されてステップ
T3の判別結果が真となった場合には、サーボCPU2
0は、指標iの現在値、即ち、スクリュー現在位置Sに
対応する射出圧力の規制値を記憶した規制値記憶ファイ
ルのアドレスをレジスタkに記憶し(ステップT7)、
また、指標iの現在値がスクリュー移動区間の個数〔n
−1〕を越えてしまった場合には、射出圧力規制値の設
定区間を越えてスクリュー2が前進したことを意味する
ので、この場合、最後のスクリュー移動区間Sn-1 〜S
n に対応する規制値を記憶したアドレスの値〔n−1〕
をレジスタkに記憶し(ステップT6)、スクリュー移
動区間Sn-1 〜Sn に対して設定された規制値をスクリ
ュー現在位置Sに対応する射出圧力の規制値として適用
する。
【0022】次いで、サーボCPU20はバス22およ
び圧力モニタ用CPU17を介して射出圧力の現在値P
を読み込む一方、位置ループの処理で位置偏差に基いて
算出されている速度指令Vcと速度ループのフィードバ
ック信号に基いて算出された実速度Vfとに基いて従来
と同様に速度ループ処理を行って電流指令(トルク指
令)Iを求める(ステップT8)。なお、電流指令Iを
求めるための処理自体については既に公知であるので、
ここでは特に説明しない。
【0023】そして、サーボCPU20は、レジスタk
の値に対応する規制値Pk の値を規制値記憶ファイルか
ら読み込んで射出圧力の現在値Pとの大小関係を比較し
(ステップT9)、現在値Pが規制値Pk を越えていれ
ば、ステップT8の処理で算出した電流指令の値Iから
所定値β(但し、β>0)を減じる補正操作を行って、
この値を電流ループの処理に渡す電流指令値Iとし(ス
テップT10)、また、現在値Pが規制値Pk を越えて
いなければ、ステップT8の処理で算出した電流指令の
値Iをそのまま電流指令値Iとする(補正操作は行わな
い)。次いで、サーボCPU20は電流指令Iを電流ル
ープの処理へと引き渡し(ステップT11)、この処理
周期における速度ループ制御を終了する。なお、電流ル
ープの処理では、射出用サーボモータM1に流れる実電
流に対応する電流帰還と速度ループからの電流指令Iと
によって、従来と同様にして電流ループ制御が行われ、
射出用サーボモータM1の駆動トルク、即ち、射出圧力
が制御される。
【0024】以下、サーボCPU20は、CNC用CP
U25のパルス分配処理が終了するまでの間、前記と同
様にして位置,速度,電流の各ループに関するディジタ
ルサーボ制御を繰り返し実行する。
【0025】従って、スクリュー2を駆動する射出用サ
ーボモータM1の回転が何らかの理由で阻害されて位置
ループの位置偏差が増大し、位置ループからの速度指令
Vcが増大しているような場合であっても、射出用サー
ボモータM1は、スクリュー2に作用する樹脂圧力Pを
予め設定された射出圧力の規制値Pk の範囲に保持すべ
く駆動制御され、過大な樹脂圧による金型の破損やバリ
の発生等は未然に防止される。
【0026】
【発明の効果】本発明の射出制御装置は、スクリューに
作用する現在射出圧力とスクリュー現在位置に対応して
設定された射出圧力の規制値との大小を比較し、現在射
出圧力が規制値を越えると、速度ループ制御によって求
められた電流指令から所定量を減じ、この値を電流指令
としてサーボモータを駆動制御するようにしたから、位
置ループの位置偏差が増大したような場合であっても、
射出圧力の急激な増大は防止され、金型の損傷やバリの
発生等といった事故を未然に防止することができる。ま
た、射出圧力を規制する規制値は任意のスクリュー位置
を選択して自由にその大きさを設定することができるた
め、金型に対する樹脂の充填状況等に応じて最大射出圧
力を規制することができ、キャビティ形状が複雑な金型
や一定の圧力特性で射出作業を行う必要のある金型等に
対し、常に最適の射出圧力で射出動作を行わせることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出制御装置を適用した一実施例の射
出成形機の要部を示すブロック図である。
【図2】同実施例の射出制御装置に配備されたサーボC
PUのディジタルサーボ機能の概略を示す機能ブロック
図である。
【図3】同実施例の射出制御装置における圧力規制値の
設定を一例で示す図である。
【図4】同実施例の射出制御装置に設けられた規制値記
憶ファイルの構成を示す概念図である。
【図5】同実施例の射出制御装置による圧力規制処理の
要部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 射出シリンダ 2 スクリュー 4 圧力検出器 15 サーボアンプ 19 RAM 20 サーボCPU 21 ROM 22 バス 24 不揮発性メモリ M1 射出用サーボモータ P1 パルスコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータによってスクリューを軸方
    向に駆動して射出を行う電動式射出成形機において、ス
    クリューに作用する現在射出圧力とスクリュー現在位置
    とを逐次検出し、スクリューに作用する現在射出圧力が
    予めスクリュー現在位置に対応して設定された規制値を
    越えると、速度ループ制御によって求められた電流指令
    から所定量を減じた量を電流指令としてサーボモータを
    制御することを特徴とした射出成形機の射出制御装置。
  2. 【請求項2】 スクリュー位置に対する射出速度を設定
    し、該設定射出速度に一致するようにサーボモータを速
    度制御する請求項1記載の射出成形機の射出制御装置。
JP21797493A 1993-08-11 1993-08-11 射出成形機の射出制御装置 Pending JPH0752210A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0884159A1 (en) * 1997-06-06 1998-12-16 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Control system for controlling motor-driven injection molding machine with high response
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