JPH0751676B2 - 水溶性ホルマザン色素 - Google Patents

水溶性ホルマザン色素

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JPH0751676B2
JPH0751676B2 JP62059773A JP5977387A JPH0751676B2 JP H0751676 B2 JPH0751676 B2 JP H0751676B2 JP 62059773 A JP62059773 A JP 62059773A JP 5977387 A JP5977387 A JP 5977387A JP H0751676 B2 JPH0751676 B2 JP H0751676B2
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利夫 檜原
完二 清水
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/02Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/04Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring to a triazine ring
    • C09B62/046Specific dyes not provided for in group C09B62/06 - C09B62/10

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は青色素の水溶性ホルマザン色素に関するもので
あり、詳しくは、セルロースおよび含窒素繊維に対する
低pH領域での反応固着性に優れたホルマザン色素に関す
るものである。
〔従来の技術〕
セルロースまたは含窒素繊維などを染色するための色素
としては、通常、水溶性である反応性染料が用いられ、
種々の構造を有する染料が提案されている。一般的に、
この種の染料を用いて、上述の如き繊維を浸染法により
染色する場合、染浴の温度としては例えば、60〜70℃程
度の比較的低温が採用されている。
近年、繊維素材の多様化に伴ない、例えば、セルロース
繊維とポリエステル繊維の混合繊維が利用されている
が、このような混合繊維の染色方法としては、従来、予
め、分散染料を用いて、120〜140℃程度の高温において
ポリエステル繊維を染色し、次いで、反応性染料を用い
て、60〜70℃程度の低温においてセルロース繊維を染色
する、所謂、二段法が採用されている。ところが、最
近、反応性染料と分散染料とを併用し、一浴一段で120
〜140℃の高温の染浴にて、セルロースとポリエステル
繊維を同時に染色する方法が提案されており、また染料
に関して、例えば下記構造式(ア)で示されるホルマザ
ン系化合物よりなる反応性染料が知られている。(特開
昭60−90264号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このような高温の染浴にて、従来、公知
の反応性染料を用いてセルロース繊維の染色を行った場
合には、染料の繊維に対する反応固着率が低く、ビルド
アップ性も不良で良好な染色物を得ることができなかっ
た。
又、例えば、このような問題点を改良するための染料と
して提案された、上記構造式(ア)で示されるホルマザ
ン系化合物よりなる反応性染料の場合も、高温染浴(例
えば、130℃)で染色すると、ある程度の効果は得られ
るものの、染着率およびビルドアップ性が、未だ不十分
であると言う問題点を有する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、本発明の
目的は、ポリエステル繊維の染色条件においても、セル
ロース繊維に対し、より一層優れた反応固着率を示す水
溶性色素を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、遊離酸の形で下記一般式〔I〕 〔式中、Y1およびY2は水素原子、低級アルキル基、スル
ホン酸基、カルボキシル基、スルファモイル基、カルバ
モイル基またはヒドロキシエチル基を表わし、nは1〜
2の整数を表わし、A はアニオンを表わす)で示され
る水溶性ホルマザン色素により達成される。
以下、本発明につき詳細に説明する。
前示一般式〔I〕で示される水溶性ホルマザン色素にお
いて、Y1およびY2で示される低級アルキル基としては通
常、メチル、エチル、プロピル、ブチル等の炭素数1〜
4の直鎖状または分岐状のアルキル基が挙げられる。
nは1〜2の正数を表わすが、特に1の場合が好まし
い。
はピリジン核の窒素原子の正荷電とバランスさせる
に必要な負荷電であり、例えば、OH 、Cl 、F 等が
挙げられる。
前示一般式〔I〕で表わされるホルマザン色素は次のよ
うにして製造することができる。例えば下記一般式〔I
I〕 (式中、nは前記定義に同じである)で示されるホルマ
ザン化合物1モル割合と、下記式〔III〕 (式中、Y1およびY2は前記定義に同じ)で示されるピリ
ジン化合物1モル割合を水媒中60゜〜90℃、pH4〜6で
反応させることにより、前記一般式〔I〕で示されるホ
ルマザン色素を製造することができる。なお、反応液か
ら目的物を得るには通常の塩析法が用いられるが、反応
液をそのままスプレー乾燥することも出来る。
本発明のホルマザン色素は繊維、布を染色するための染
料、紙、合成樹脂を着色するための色素、更に、インク
ジェット式プリンター用インクなどの色素として広く利
用することができるが、特に染料としての適性が優れて
いる。
本発明のホルマザン色素を染料として用いる場合には、
対象となる繊維としては、木綿、ビスコースレーヨン、
キュプラアンモニウムレーヨン、麻などのセルロース系
繊維、更にポリアミド、羊毛、絹等の含窒素繊維が挙げ
られるが、セルロース繊維が望ましく、また、このセル
ロース繊維は例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレートなどのポリエステルとの混合
繊維であることが特に望ましい。
本発明のホルマザン色素を使用してセルロースとポリエ
ステルの混合繊維を染色する場合には、例えば、Colour
Index(第3版)に記載されているポリエステル繊維用
の分散染料を同時に用いて、一段一浴にて染色すること
ができる。
本発明のホルマザン色素を使用してセルロース含有繊維
を染色する場合には、例えば、染浴のpHを5〜8、好ま
しくはpH5.5〜7.5に保持するに必要な緩衝剤(例えば、
炭酸、リン酸、酢酸、クエン酸、ホウ酸等の酸とそれら
の酸のナトリウム塩またはカリウム塩の単一または混合
物で通常0.5〜5.0g/程度)と、必要に応じて、電解質
(塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウム等を通常1〜15
0g/程度、特に好ましくは40〜80g/)を用いて染浴
を調製することが望ましい。そして、この際の染色温度
は100〜150℃であり、染色時間は30〜50分間である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例をあげて、さらに具体的に説明す
るが、本発明は、以下の実施例等に限定されるものでは
ない。
実施例1 遊離酸の形で下記構造式(アニオン成分は塩素イオンで
ある) で示されるホルマザン色素0.2g、芒硝160g、緩衝剤とし
てNa2B4O7・10H2O 0.1gおよびKH2PO4 0.4gを水200ml
に加え調製した染浴に、未シルケット綿メリヤス10gを
入れ30分間を要して120℃迄昇温し、同温度で60分間染
色した後、水洗、ソーピング、水洗、乾燥を行い青色の
染色物を得た。なお、本染色浴は染色前、後を通じてpH
は6.0であった。得られた染色物は極めて濃厚であっ
た。
なお、本実施例で使用したホルマザン色素は、 で表わされるホルマザン化合物を水に溶解し、この溶液
にニコチン酸1.5モル割合を加え90℃、pH=6にて7時
間反応させ、次いで、反応液を塩化ナトリウムによって
塩析し、得られた結晶を別後、乾燥して上記ホルマザ
ン色素を得た。
実施例2 遊離酸の形で、下記式(アニオン成分はフッ素イオンで
ある) で表わされるホルマザン色素0.2g芒硝16g緩衝剤としてN
aHPO4・12H2O 0.4gおよびKH2PO4 0.2gを水200mlに加
え調製した染浴に未シルケット綿メリヤス10gを入れ30
分間を要して120℃迄昇温し、同温度で60分間染色した
後水洗、ソーピング、水洗、乾燥を行い青色の染色物を
得た。なお、本染色浴は染色前、後を通じてpHは7であ
った。得られた染色物は極めて濃厚であった。
なお、本実施例で使用したホルマザン色素は実施例1に
準じて製造した。
実施例3 実施例1で製造した、ホルマザン色素0.5gおよび下記構
造式 で示される公知のポリエステル用アントラキノン染料0.
3gよりなる混合染料を用い、これと芒硝12g、緩衝剤と
してNa2HPO4・12H2O 0.4gおよびKH2PO4 0.1gを、水20
0mlに加えて調整した染浴に、ポリエステル/木綿=50:
50の混紡布10gを入れ、30分を要して130℃迄昇温し、同
温度で60分間染色した後、次いで、水洗、ソーピング、
水洗、乾燥を行い、同色性良好な青色の染色物を得た。
なお、本染色浴は染色前、後を通じてpH8であった。
この染色テストにおける各染料の染着性は非常に良好
で、得られた染色物は極めて濃厚なものであった。
実施例4 実施例1に記載の方法に準じて、第1表および第2表に
示すホルマザン色素(いずれも遊離酸の形で表わす。ま
たアニオン成分は塩素イオンである。)を合成し、これ
らの色素につき実施例1および実施例3に記載の方法に
従って綿布およびポリエステル/木綿混紡布を染色した
ところ、いずれも濃厚に染色されており、また、ビルド
アップ性も良好であった。
また、得られた染布の色調とλmaxは第1表および第2
表に示す通りの結果であった。
〔発明の効果〕 本発明のホルマザン色素は構造中にピリジン環が結合さ
れたトリアジン型反応基を有する水溶性ホルマザン色素
であり、青色系色調の色素として有用なものである。特
に、この化合物をセルロース又は含窒素繊維を含有する
繊維の染色に用いた場合には、各種堅牢度が良好な上、
染着性が優れていると言う効果を有する。そして、この
効果は従来、ポリエステルの染色条件として採用されて
いる例えば、120〜140℃の高温で、しかも、低pH領域の
染色条件において得ることができる。したがって、本発
明の色素は例えばポルエステル/セルロースまたは含窒
素繊維との混合繊維を水溶性の分散染料と共に用いて、
一段一浴で同時に染色するための反応性染料として特に
適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−90264(JP,A) 特開 昭61−40367(JP,A) 特開 昭60−181373(JP,A) 特開 昭59−58059(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で下記一般式〔I〕 〔式中、Y1およびY2は水素原子、低級アルキル基、スル
    ホン酸基、カルボキシル基、スルフアモイル基、カルバ
    モイル基またはヒドロキシエチル基を表わし、nは1〜
    2の整数を表わし、A はアニオンを表わす)で示され
    る水溶性ホルマザン色素。
JP62059773A 1987-03-14 1987-03-14 水溶性ホルマザン色素 Expired - Lifetime JPH0751676B2 (ja)

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