JPH0724388A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JPH0724388A
JPH0724388A JP17312793A JP17312793A JPH0724388A JP H0724388 A JPH0724388 A JP H0724388A JP 17312793 A JP17312793 A JP 17312793A JP 17312793 A JP17312793 A JP 17312793A JP H0724388 A JPH0724388 A JP H0724388A
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JP
Japan
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nozzle
coating
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syringe
screen
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Pending
Application number
JP17312793A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kurihara
敏行 栗原
Kazuyoshi Yokokura
一義 横倉
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、代替ノズル使用直後、シリンジ交
換直後に発生する不安定な塗布動作を防止することを目
的とする。 【構成】 CPU(17)はノズル(6)に対応するシ
リンジ(7)内の接着剤の残量が所定量となった後自動
運転を停止することなしに別のノズル(6)で代替運転
させる際には、本塗布動作前に捨打ち塗布動作を行うよ
うに制御する。また、CPU(17)はノズル(6)に
対応するシリンジ(7)内の接着剤の残量が所定量とな
った後自動運転を停止させシリンジ(7)交換した後自
動運転を再開する際には、本塗布動作前に捨打ち塗布動
作を行うように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本のノズルを備え
所望のノズルを介してプリント基板にシリンジ内の塗布
剤を塗布する塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】此種の従来技術としては、本出願人が先
に出願した特開平4−199775号公報に開示された
ものがある。これは、各ノズル毎に設定されている条件
に基づいて、今度使用するノズルが該条件に達していた
ら本塗布動作前に捨打ち、試し打ちを行って、所望の塗
布量が得られるようにしている。
【0003】しかし、この技術を本出願人が先に出願し
た特開平4−196287号公報に開示されている技術
に、即ち使用中のノズルに対応したシリンジ内の接着剤
の残量が所定量となった時点で自動運転を停止すること
なしに他のノズルで代替運転させる技術に適用した場合
に、その代替ノズルによる塗布動作開始直後は塗布量が
安定しないことがあった。また、シリンジ内の接着剤の
残量が所定量となり該シリンジを交換した直後の塗布量
も安定しないことがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は代替
ノズル使用直後、シリンジ交換直後に発生する不安定な
塗布動作を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は複数本
のノズルを備え所望のノズルを介してプリント基板にシ
リンジ内の塗布剤を塗布して該ノズルに対応するシリン
ジ内の塗布剤の残量が所定量となった後は自動運転を停
止することなしに別のノズルで代替運転させて塗布動作
を継続させる塗布装置に於いて、前記代替運転開始前に
捨打ち塗布動作を行うように制御する制御装置を設けた
ものである。
【0006】また、本発明は複数本のノズルを備え所望
のノズルを介してプリント基板にシリンジ内の塗布剤を
塗布する塗布装置に於いて、前記ノズルに対応するシリ
ンジ内の塗布剤の残量が所定量となった後自動運転を停
止させシリンジ交換した後自動運転を再開する前に捨打
ち塗布動作を行うように制御する制御装置を設けたもの
である。
【0007】更に、本発明は複数本のノズルを備え所望
のノズルを介してプリント基板にシリンジ内の塗布剤を
塗布して該ノズルに対応するシリンジ内の塗布剤の残量
が所定量となった後は自動運転を停止することなしに別
のノズルで代替運転させて塗布動作を継続させるもので
塗布状態認識自動補正機能を備えた塗布装置に於いて、
前記代替運転開始前に塗布状態認識動作を行うように制
御する制御装置を設けたものである。
【0008】また、本発明は複数本のノズルを備え所望
のノズルを介してプリント基板にシリンジ内の塗布剤を
塗布するもので塗布状態認識自動補正機能を備えた塗布
装置に於いて、前記ノズルに対応するシリンジ内の塗布
剤の残量が所定量となった後自動運転を停止させシリン
ジ交換した後自動運転を再開する前に塗布状態認識動作
を行うように制御する制御装置を設けたものである。
【0009】
【作用】以上の構成から、制御装置はノズルに対応する
シリンジ内の接着剤の残量が所定量となった後自動運転
を停止することなしに別のノズルで代替運転させる際に
は、本塗布動作前に捨打ち塗布動作を行うように制御す
る。また、制御装置はノズルに対応するシリンジ内の接
着剤の残量が所定量となった後自動運転を停止させシリ
ンジ交換した後自動運転を再開する際には、本塗布動作
前に捨打ち塗布動作を行うように制御する。
【0010】更に、制御装置はノズルに対応するシリン
ジ内の接着剤の残量が所定量となった後自動運転を停止
することなしに別のノズルで代替運転させる際には、本
塗布動作前に塗布状態認識動作を行うように制御する。
また、制御装置はノズルに対応するシリンジ内の接着剤
の残量が所定量となった後自動運転を停止させシリンジ
交換した後自動運転を再開する際には、本塗布動作前に
塗布状態認識動作を行うように制御する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2に示す(1)はX軸モータ(2)及びY軸
モータ(3)の駆動によりXY移動されるXYテーブル
(4)上に載置されるプリント基板である。尚、該XY
テーブル(4)には後述する接着剤が捨打ちされる図示
しない捨打ち板が設置されている。
【0012】(5)はノズル(6)を介してシリンジ
(7)内に貯蔵された塗布剤としての接着剤を前記基板
(1)上に塗布する塗布ユニットで、前記ノズル(6)
を4本備えている。該4本のノズル(6)の内所望の1
本のノズル(6)が塗布ユニット(5)に選択固定さ
れ、該塗布ユニット(5)の図示しないノズル上下機構
による上下動により基板(1)上に下降されて、ノズル
(6)先端に吐出した接着剤が塗布される。
【0013】(10)は塗布径認識自動補正動作時に前
記基板(1)上に塗布された接着剤の塗布径を撮像する
CCDカメラである。(11)は図示しない上流側装置
から受け取った基板(1)を前記XYテーブル(4)へ
供給する供給コンベアで、(12)は該テーブル(4)
上で接着剤が塗布された基板(1)を下流側装置へ排出
する排出コンベアである。
【0014】図1に示す(15)は塗布動作に関するN
Cデータ等の各種データを記憶する記憶装置としてのR
AMで、(16)は塗布動作に関する各種プログラムを
記憶する記憶装置としてのROMである。(17)は塗
布装置を統括制御する制御装置としてのCPUである。
(18)は操作部で、始動キー(19)、作動キー(2
0)、停止キー(21)、休止キー(22)、復帰キー
(23)、実行キー(30)、全原点復帰キー(31)
を備えている。
【0015】(26)はインターフェースである。(2
4)は前記インターフェース(26)に接続されたデー
タ入力装置としてのタッチパネルスイッチで、図示しな
い取り付け具を介してCRT(25)の画面上に取り付
けられている。また、該タッチパネルスイッチ(24)
はガラス基板の表面全体に透明導電膜がコーティングさ
れ、四辺に電極が印刷されている。そのため、タッチパ
ネルスイッチ(24)の表面に極微少電流を流し、作業
者がタッチすると四辺の電極に電流変化を起こし、電極
と接続した回路基板によりタッチした座標値が計算され
る。従って、その座標値がRAM(16)内に、ある作
業を行わせるスイッチ部として予め記憶された座標値群
の中の座標値と一致すれば、当該作業が行われることと
なる。
【0016】以下、各種設定動作について説明する。先
ず、電源を投入すると、CRT(25)は図3に示す初
期画面を表示する。初期画面には、「生産運転」、「段
取作業」、「データ編集」、「装置メンテナンス」及び
「環境設定」の各項目別の操作スイッチ部が表示され
る。尚、各操作スイッチ部は項目別に色分けされている
と共に二重枠で表示されていて、その上面にタッチパネ
ルスイッチ(24)が取り付けられている。また、この
画面の左上には現在表示されている画面の項目(「初期
画面」)が表示されている。
【0017】「生産運転」の操作スイッチ部は、生産運
転始動・生産運転ステップ指定・生産機種データ修正・
教示・・・等の操作を行う場合にタッチする。該操作ス
イッチ部は、緑色で表示される。「段取作業」の操作ス
イッチ部は、機種切替え・原点復帰動作・手動作業・イ
ンチング動作・・・等の操作を行う場合にタッチする。
該操作スイッチ部は、黄緑色で表示される。
【0018】「データ編集」の操作スイッチ部は、NC
データ編集・装置設定データ編集・オフセットデータ編
集・・・等の操作を行う場合にタッチする。該操作スイ
ッチ部は、青色で表示される。「装置メンテナンス」の
操作スイッチ部は、装置稼働情報・情報再表示・装置診
断・テスト確認・ティーチング・・・等の操作を行う場
合にタッチする。該操作スイッチ部は、黄色で表示され
る。
【0019】「環境設定」の操作スイッチ部は、タワー
灯設定・ブザー設定・カレンダー設定・・・等の操作を
行う場合にタッチする。該操作スイッチ部は、灰色で表
示される。ここで、「生産運転」の操作スイッチ部をタ
ッチすると、図4に示す「生産運転」の画面が表示され
る。この画面の右下の「サブメニュー」の操作スイッチ
部をタッチすると、図6に示す「サブメニュー」の画面
が表示される。この画面には、「生産運転ステップ指
定」、「運転方法設定」、「生産機種データ修正・教
示」、「ノズルメンテナンス」、「生産機種段取作
業」、「情報再表示」、「生産管理情報」及び「捨打ち
板メンテナンス」の各項目別の操作スイッチ部が表示さ
れる。
【0020】この「サブメニュー」の画面で、「運転方
法設定」の操作スイッチ部をタッチすると図7に示す
「運転方法設定」の画面が表示される。この画面には、
「ノズル温度設定」及び「材料切れ自動停止機能設定」
の各操作スイッチ部が表示される。この「運転方法設
定」の画面で「材料切れ自動停止機能設定」の操作スイ
ッチ部をタッチすると、図8に示す「材料切れ自動機能
設定」の画面が表示される。
【0021】この「材料切れ自動停止機能設定」の画面
には、各ノズル(6)毎に「代替運転」、「代替条
件」、「塗布回数」の各操作スイッチ部及び「代替ノズ
ル」を表示する表示部が表示される。例えば、ノズル番
号1のノズル(6)に対する「代替運転」の操作スイッ
チ部をタッチすると、該スイッチ部が点灯され、画面左
下のデータ設定用の表示部に「ノズル1 代替運転:
−−−−(今までのデータが表示される。現在はデ
ータが設定されていない。)」と表示されると共に「す
る」、「しない」の各操作スイッチ部が表示される。該
「する」の操作スイッチ部をタッチすると、前記表示部
の「−−−−」部分が「する」と表示され、右下の「設
定」キーをタッチすることにより代替運転を「する」と
設定され、前記スイッチ部がすると表示される。次に、
「代替条件」の操作スイッチ部をタッチすると、該スイ
ッチ部が点灯され、前記表示部に「ノズル1 代替条
件:−−−−(今までの設定条件が表示される。現在は
データが設定されていない。)」と表示されると共に画
面右下にそれまでの「する」、「しない」の各操作スイ
ッチ部に替わって「材料切予告」、「材料切」の各操作
スイッチ部が表示される。そして、「材料切予告」の操
作スイッチ部をタッチすると前記表示部の「−−−−」
部分が「材料切予告」と表示され、右下の「設定」キー
をタッチすることにより「材料切予告」と設定され、前
記スイッチ部が材料切予告と表示される。「代替ノズ
ル」の表示部にはノズル番号1のノズル(6)と同一タ
イプのノズル(6)が取り付けられているノズル番号2
のノズル(6)が前述の代替運転を「する」と設定した
際に自動的に表示される。即ち、ノズル番号1のノズル
(6)とノズル番号2のノズル(6)あるいは後述する
ノズル番号3のノズル(6)とノズル番号4のノズル
(6)とはペアを組むものである。この場合、ノズル番
号1とノズル番号2のノズル(6)あるいはノズル番号
3とノズル番号4のノズル(6)とはその接着剤の温度
管理や接着剤のタイプ等も同一条件である。当然のこと
ながら、ノズル番号1と2のノズル(6)あるいはノズ
ル番号3と4のノズル(6)の組合わせだけに限らず、
種々の組合わせで行われる。「塗布回数」の操作スイッ
チ部をタッチすると該スイッチ部が点灯され、前記表示
部に「ノズル1 塗布回数: −−−−(今までの
設定値が表示される。現在はデータが設定されていな
い。)」と表示されると共に画面右下にそれまでの「材
料切予告」、「材料切」の各操作スイッチ部に替わって
「テンキー」の各操作スイッチ部が表示される。そし
て、「テンキー」により所望の塗布回数(9999(便
宜的な数字として表示している。))を入力すると前記
表示部「−−−−」が「9999」と表示され、右下の
「設定」キーをタッチすることにより「9999」と設
定され、前記スイッチ部が9999と表示される。
【0022】また、ノズル番号2のノズル(6)に対す
る「代替運転」の操作スイッチ部をタッチすると、該ス
イッチ部が点灯され、画面左下のデータ設定用の表示部
に「ノズル2 代替運転: −−−−」と表示され
ると共に「する」、「しない」の各操作スイッチ部が表
示される。該「しない」の操作スイッチ部をタッチする
と、前記表示部の「−−−−」部分が「しない」と表示
され、右下の「設定」キーをタッチすることにより「し
ない」と設定され、前記スイッチ部がしないと表示され
る。このとき、「代替ノズル」の表示部には「−(デー
タが設定されていない。)」が表示される。また、「す
る」と設定されれば該「代替ノズル」の表示部には前述
したようにペアを組むノズル番号1のノズル(6)を表
すノズル1が自動的に表示される。
【0023】ノズル番号3のノズル(6)も代替運転は
「しない」と設定されている。ノズル番号4のノズル
(6)に対する「代替運転」の操作スイッチ部をタッチ
すると、該スイッチ部が点灯され、画面左下のデータ設
定用の表示部に「ノズル4 代替運転: −−−
−」と表示されると共に「する」、「しない」の各操作
スイッチ部が表示される。該「する」の操作スイッチ部
をタッチすると、前記表示部の「−−−−」部分が「す
る」と表示され、右下の「設定」キーをタッチすること
により「する」と設定され、前記スイッチ部がすると表
示される。次に、「代替条件」の操作スイッチ部をタッ
チすると、該スイッチ部が点灯され、前記表示部に「ノ
ズル4 代替条件: −−−−(今までの設定条件
が表示される。現在はデータが設定されていない。)」
と表示されると共に画面右下にそれまでの「する」、
「しない」の各操作スイッチ部に替わって「材料切予
告」、「材料切」の各操作スイッチ部が表示される。そ
して、「材料切」の操作スイッチ部をタッチすると前記
表示部の「−−−−」部分が「材料切」と表示され、右
下の「設定」キーをタッチすることにより「材料切」と
設定され、前記スイッチ部が材料切と表示される。「代
替ノズル」の表示部にはノズル番号4のノズル(6)と
同一タイプのノズル番号3のノズル(6)を表すノズル
3が前述の代替運転を「する」と設定した際に自動的に
表示される。「塗布回数」の操作スイッチ部をタッチす
ると該スイッチ部が点灯され、前記表示部に「ノズル4
塗布回数: −−−−(今までの設定値が表示さ
れる。現在はデータが設定されていない。)」と表示さ
れると共に画面右下にそれまでの「材料切予告」、「材
料切」の各操作スイッチ部に替わって「テンキー」の各
操作スイッチ部が表示される。そして、「テンキー」に
より所望の塗布回数(9999)を入力すると前記表示
部「−−−−」が「9999」と表示され、右下の「設
定」キーをタッチすることにより「9999」と設定さ
れ、前記スイッチ部が9999と表示される。
【0024】これにより、ノズル番号1のノズル(6)
に対し材料切れ予告がされると、該ノズル番号1のノズ
ル(6)に替わってノズル番号2のノズル(6)により
塗布動作が続けられる。また、ノズル番号4のノズル
(6)に対し材料切れ予告がなされた後、9999回塗
布動作が行われたら以降の塗布動作はノズル番号4のノ
ズル(6)に替わってノズル番号3のノズル(6)によ
り塗布動作が続けられる。
【0025】そして、ノズル番号2及び3のノズル
(6)はノズルの代替運転はされない。また、この設定
状態を生産運転中に確認したい場合には、図5の「生産
運転」の画面で「サブメニュー」の操作スイッチ部をタ
ッチして、図6の「サブメニュー」の画面を表示させ、
「生産管理情報」の操作スイッチ部をタッチし、図9に
示す「生産管理情報」の画面を表示させる。そして、こ
の画面で「材料切れ自動停止情報」の操作スイッチ部を
タッチして、図10の「材料切れ自動停止情報」の画面
を表示させることにより、確認できる。尚、この画面に
は後述する「ノズルメンテナンス」の画面(図11)を
表示させる操作スイッチ部が有る。
【0026】次に、前記「材料切れ自動停止機能設定」
の画面に於いて、「画面復帰」の操作スイッチ部をタッ
チして図7の「運転方法設定」の画面に復帰させる。こ
の画面で、「サブメニュー」の操作スイッチ部をタッチ
して「サブメニュー」の画面を表示させ「ノズルメンテ
ナンス」の操作スイッチ部をタッチすると図11に示す
「ノズルメンテナンス」の画面が表示される。この画面
には、各ノズル(6)毎の「接着剤の連続吐出動作」を
行わせる操作スイッチ部、「材料切れ・材料切れ予告解
除」及び「ノズル代替状態解除」を行わせる操作スイッ
チ部が有る。
【0027】「接着剤の連続吐出動作」を行いたいノズ
ル番号のノズル(6)をその操作スイッチ部をタッチし
て指定した後作動キー(20)を押すと接着剤の連続吐
出が行われる。また、材料切れとなったシリンジ(7)
に対して新しく接着剤が充填されたシリンジ(7)と交
換した場合、所望のノズル番号のノズル(6)をその操
作スイッチ部をタッチして指定した後実行キー(30)
を押すと材料切れ予告後の残り塗布回数が初期化され
る。
【0028】更に、ノズル(6)の代替運転を解除した
い場合には、所望の「ノズル代替状態解除」の操作スイ
ッチ部をタッチして、代替運転状態を解除する。例え
ば、ノズル番号1のノズル(6)からノズル番号2のノ
ズル(6)への代替運転を解除したければ「ノズル1
→ ノズル2」と表示された操作スイッチ部をタッチす
る。また、ノズル番号4のノズル(6)からノズル番号
3のノズル(6)への代替運転を解除したければ「ノズ
ル3 ← ノズル4」と表示された操作スイッチ部をタ
ッチする。尚、この操作スイッチ部に表示された「ノズ
ル1 → ノズル2」及び「ノズル3 ← ノズル4」
は、前述の「材料切れ自動停止機能設定」の画面(図8
参照)で設定した内容に基づいて自動的に設定表示され
る。また、この「ノズルメンテナンス」の画面下の「材
料切れ自動停止情報」の操作スイッチ部をタッチする
と、前述した図10に示した「材料切れ自動停止情報」
の画面が表示される。
【0029】次に、該「材料切れ自動停止情報」の画面
に於いて、「画面復帰」の操作スイッチ部をタッチして
図6の「サブメニュー」の画面を表示させ、この画面で
「初期画面」の操作スイッチ部をタッチして図3の「初
期画面」の画面に復帰させる。この画面で、「データ編
集」の操作スイッチ部をタッチすると、図12に示す
「データ編集」の画面が表示される。この画面には、
「NCデータ」、「装置設定データ」、「テスト運転デ
ータ」及び「オフセットデータ」の各項目別の操作スイ
ッチ部が表示される。
【0030】「NCデータ」の操作スイッチ部は、オペ
レーションデータ・塗布条件データ・塗布データ・・・
等の設定の操作を行う場合にタッチする。「装置設定デ
ータ」の操作スイッチ部は、装置タイマー設定・前後工
程モード設定・装置アドレス設定・カレンダー設定・・
・等の設定操作を行う場合にタッチする。
【0031】「テスト運転データ」の操作スイッチ部
は、ヘッド回転動作選択・前後工程信号無視選択・・・
等の設定の操作を行う場合にタッチする。「オフセット
データ」の操作スイッチ部は、装置オフセット・ノズル
オフセット・ノズルホルダオフセット・・・等の設定の
操作を行う場合にタッチする。この画面で、「NCデー
タ」の操作スイッチ部をタッチし、図示しない「NCデ
ータ編集」の画面を表示させる。この画面で編集するN
Cデータ名を選択し、表示された画面内の「オペレーシ
ョンデータ」の操作スイッチ部をタッチして図13等に
示す「オペレーションデータ」の画面を表示させる。
【0032】図13は捨打ち塗布動作に関する「オペレ
ーションデータ」の画面である。尚、該捨打ち塗布動作
とは本塗布動作前にノズル(6)のクリーニングを目的
として行う塗布動作のことである。この画面には、各ノ
ズル(6)毎に捨打ちを行わせる条件が設定されてい
る。例えば、ノズル番号1のノズル(6)は、「動作条
件」が「未塗布回数」(該ノズル(6)を使用しないで
他のノズル(6)による塗布回数を基にしている。)と
設定されている。即ち、該ノズル(6)に対する動作条
件が設定される操作スイッチ部(画面左上)をタッチす
ると該スイッチ部が点灯され画面左下のデータ設定用の
表示部に「ノズル1 動作条件: −−−−(今ま
での設定動作条件が表示される。現在はデータが設定さ
れていない。)」と表示されると共に画面右下に各条件
の項目毎の操作スイッチ部が表示される。これらのうち
の所望(未塗布回数)の操作スイッチ部をタッチすると
前記表示部の「−−−−」部分が「未塗布回数」と表示
され、右下の「設定」キーをタッチすることにより「未
塗布回数」と設定され、前記点灯していたスイッチ部が
未塗布回数と表示される。そして、該未塗布回数が10
0回と設定されている。即ち、ノズル番号1のノズル
(6)に対する未塗布回数が設定される操作スイッチ部
をタッチすると該スイッチ部が点灯され前記表示部に
「ノズル1 未塗布回数: −−−−(今までの設
定回数が表示される。現在はデータが設定されていな
い。)」と表示されると共に画面右下にそれまで表示さ
れていた各項目毎の動作条件の操作スイッチ部に替わっ
て図示しない「テンキー」の操作スイッチ部が表示され
る。この「テンキー」を操作して所望の未塗布回数(1
00)を入力すると、前記表示部の「−−−−」部分が
「100」と表示され、右下の「設定」キーをタッチす
ることにより「100」と設定され前記点灯していたス
イッチ部が100と表示される。また、「捨打ち回数」
が3回と設定されており、同様にノズル番号1のノズル
(6)に対する捨打ち回数が設定される操作スイッチ部
をタッチすると該スイッチ部が点灯され前記表示部に
「ノズル1 捨打ち回数: −−−−(今までの設
定回数が表示される。現在はデータが設定されていな
い。)」と表示される。そして、「テンキー」を操作し
て所望の捨打ち回数(3)を入力すると、前記表示部の
「−−−−」部分が「3」と表示され、右下の「設定」
キーをタッチすることにより「3」と設定され、前記点
灯していたスイッチ部が3と表示される。つまり、該ノ
ズル(6)の未塗布回数が100回となったことをRA
M(15)の図示しないカウンタがカウントしたら、そ
の後の本来の塗布動作の前に捨打ち動作を3回行うもの
である。以下、他のノズル(6)に対しても同様にして
データを設定して行く。即ち、ノズル番号2のノズル
(6)は、「動作条件」が「未塗布時間」(図示しない
タイマにより計時される不使用時間を基にしている。)
で、該時間が60秒、「捨打ち回数」が2回と設定され
ている。即ち、該ノズル(6)の未塗布時間が60秒と
なったことをタイマが計時したら、前述の如く捨打ち動
作を2回行うものである。ノズル番号3のノズル(6)
は、「動作条件」が「基板枚数」で、該枚数が5枚、
「捨打ち回数」が4回と設定されている。即ち、該ノズ
ル(6)は塗布動作された基板(1)がXYテーブル
(4)上から排出コンベア(12)側に5回排出された
ことをRAM(15)内の図示しないカウンタがカウン
トしたら、捨打ち動作を4回行うものである。更に、ノ
ズル番号4のノズル(6)は、「動作条件」が「全条
件」(「未塗布回数」、「未塗布時間」、「基板枚数」
に夫々設定された条件のいずれかが満たされたら捨打ち
を行う。)で、未塗布回数が50回、未塗布時間が30
秒、基板枚数が2枚、捨打ち回数が1回と設定されてい
る。即ち、該ノズル(6)はこれら動作条件の内どれか
が満たされたら、捨打ち動作を1回行うものである。
【0033】また、「捨打ちしない」の操作スイッチ部
をタッチして捨打ち動作を行わないようにすることもで
きる。画面下中央の「ページ送り」の操作スイッチ部を
タッチすると、次の図14に示す塗布径認識動作に関す
る「オペレーションデータ」の画面が表示される。尚、
該試し打ち塗布動作とは本塗布動作前に塗布量の認識を
目的として行う塗布動作である。本実施例では、塗布量
を認識するため、基板(1)に塗布された接着剤の直径
(塗布径)をCCDカメラ(10)で撮像している。
【0034】この画面には、各ノズル(6)毎に塗布径
認識自動補正動作を行わせる条件が設定されている。例
えば、ノズル番号1のノズル(6)は、「動作条件」が
「実塗布回数」(該ノズル(6)による塗布回数を基に
している。)と設定されている。即ち、該ノズル(6)
に対する動作条件が設定される操作スイッチ部(画面左
上)をタッチすると該スイッチ部が点灯され画面左下の
データ設定用の表示部に「ノズル1 動作条件:
−−−−(今までの設定動作条件が表示される。現在は
データが設定されていない。)」と表示されると共に画
面右下に各条件の項目毎の操作スイッチ部が表示され
る。これらのうちの所望(実塗布回数)の操作スイッチ
部をタッチすると前記表示部の「−−−−」部分が「実
塗布回数」と表示され、右下の「設定」キーをタッチす
ることにより「実塗布回数」と設定され、前記点灯して
いた操作スイッチ部が実塗布回数と表示される。そし
て、該実塗布回数が1000回と設定されている。即
ち、ノズル番号1のノズル(6)に対する実塗布回数が
設定される操作スイッチ部をタッチすると該スイッチ部
が点灯され前記表示部に「ノズル1 実塗布回数:
−−−−(今までの設定回数が表示される。現在はデ
ータが設定されていない。)」と表示されると共に画面
右下にそれまで表示されていた各項目毎の動作条件の操
作スイッチ部に替わって図15に示す「テンキー」の操
作スイッチ部が表示される。この「テンキー」を操作し
て所望の実塗布回数(1000)を入力すると、前記表
示部の「−−−−」部分が「1000」と表示され、右
下の「設定」キーをタッチすることにより「1000」
と設定され、前記点灯していた操作スイッチ部が100
0と表示される。また、「捨打ち動作」が「する」と設
定されており、同様にノズル番号1のノズル(6)に対
する捨打ち回数が設定される操作スイッチ部をタッチす
ると該スイッチ部が点灯され前記表示部に「ノズル1
捨打ち動作: −−−(今までの設定が表示され
る。現在はデータが設定されていない。)」と表示され
ると共に画面右下にそれまで表示されていた「テンキ
ー」の操作スイッチ部に替わって図示しない「する」、
「しない」の各操作スイッチ部が表示され、「する」と
入力すると、前記表示部の「−−−」部分が「する」と
表示され、右下の「設定」キーをタッチすることにより
「する」と設定され、前記点灯していた操作スイッチ部
がすると表示される。つまり、該ノズル(6)の実塗布
回数が1000回となったことをRAM(15)の図示
しないカウンタがカウントしたら、捨打ち動作を行った
後塗布径認識自動補正動作を行うものである。以下、他
のノズル(6)に対しても同様にしてデータを設定して
行く。即ち、ノズル番号2のノズル(6)は、「動作条
件」が「実塗布時間」(図示しないタイマにより計時さ
れる使用時間を基にしている。)で、該時間が120
秒、「捨打ち動作」がすると設定されている。つまり、
該ノズル(6)の実塗布時間が120秒となったことを
タイマが計時したら、捨打ち動作を行った後塗布径認識
自動補正動作を行うものである。ノズル番号3のノズル
(6)は、「動作条件」が「基板枚数」で、該枚数が1
0枚、「捨打ち動作」がすると設定されている。即ち、
該ノズル(6)は塗布動作された基板(1)がXYテー
ブル(4)上から排出コンベア(12)側に排出された
ことを図示しない基板有無センサが確認しRAM(1
5)内の図示しないカウンタが10回カウントしたら、
捨打ち動作を行った後塗布径認識自動補正動作を行うも
のである。尚、図18で示す最終ステップまで塗布動作
が行われたことをCPU(17)が確認しRAM(1
5)内の図示しないカウンタが全ステップ数カウントし
たら、捨打ち動作を行った後塗布径認識自動補正動作を
行うようにしても良い。更に、ノズル番号4のノズル
(6)は、「動作条件」が「全条件」(「実塗布回
数」、「実塗布時間」、「基板枚数」に夫々設定された
条件のいずれかが満たされたら塗布径認識動作を行
う。)で、実塗布回数が500回、未塗布時間が60
秒、基板枚数が5枚、「捨打ち動作」がしないと設定さ
れている。即ち、該ノズル(6)はこれら動作条件の内
どれかが満たされたら、捨打ち動作を行わずに塗布径認
識自動補正動作を行うものである。
【0035】また、「認識しない」の操作スイッチ部を
タッチして塗布径認識自動補正動作を行わないようにす
ることもできる。以下、動作について説明する。先ず、
電源を投入すると、CRT(25)は図3に示す初期画
面を表示する。この画面には、「生産運転」、「段取作
業」、「データ編集」、「装置メンテナンス」及び「環
境設定」の各項目別の操作スイッチ部が表示される。
【0036】この初期画面で緑色の「生産運転」の操作
スイッチ部をタッチすると、図4に示す生産運転(塗
布)」の画面が表示される。そして、この画面のとき始
動キー(19)を押すと、図4に示す「停止中」の画面
が図5に示す「運転中」の画面に代わり、塗布装置によ
る生産運転が開始される。運転開始時には、通常図13
のオペレーションデータの捨打ちを行う条件である各ノ
ズル(6)のカウンタに設定された未塗布回数や捨打ち
タイマに設定された未塗布時間やカウンタにより検出さ
れる基板枚数のいずれも設定値に達していないため、そ
のまま塗布作業を開始する。尚、運転開始時には無条件
で捨打ちを行うようにしても良く、試し打ちを行うよう
にしても良い。
【0037】塗布作業は、図18に示す塗布動作に関す
るNCデータに基づき行われる。即ち、ステップ000
1ではX座標データ[mm]やY座標データ[mm]で
示す基板(1)上の座標位置(X1,Y1)に角度デー
タZで示す角度Z1で接着剤を図16で示す塗布条件デ
ータで示される塗布条件で塗布する。尚、図18の「X
1」、「Y1」、「Z1」は全て便宜的な数字として
「1.00」と表示されている。以下、同様である。図
18のNCデータのD(塗布条件データ番号)が001
と設定されており、図16の塗布条件データの対応する
001に設定されたノズル番号1、ゲージ1、塗布時間
T1、塗布直径D1(尚、図16の「T1」、「D1」
は全て便宜的な数字として「999」、「9.99」と
表示されている。)を基にノズル番号1のノズル(6)
にゲージ1の圧力で接着剤を塗布時間T1だけシリンジ
(7)に図示しないエアチューブを介して供給源からエ
アを送り込んでノズル(6)から所定量の接着剤を吐出
させて、基板(1)上に塗布直径D1(許容範囲を含
む。)で接着剤を塗布するのであるが、更に該塗布条件
データには塗布径認識自動補正動作をさせるか否かの選
択データ(「する」、「しない」)が設定されており、
この場合「する」と設定されているため、本塗布動作前
に塗布径認識自動補正動作が行われ、実際に前記塗布直
径D1が得られるか否か認識され、塗布径が許容範囲内
に入っていればそのまま本塗布動作に移り、許容範囲内
に入っていなければ本塗布動作時に塗布時間T1(シリ
ンジ(7)にエアを供給する吐出時間)を調整して塗布
動作を行わせる。尚、吐出圧を調整するようにしても良
く、吐出時間と吐出圧を調整するようにしても良い。従
って、図17に示す捨打ちデータ内の基板内認識データ
(R)宣言(ステップ0010)してある次のステップ
0011に設定された基板(1)上の余白部のX、Y座
標位置に接着剤が塗布される。尚、ステップ0014ま
で試し打ちが行われると、次からの試し打ちは捨打ち板
に行われる。この塗布された接着剤上方にCCDカメラ
(10)が位置されるようにX軸モータ(2)及びY軸
モータ(3)の駆動によりXYテーブル(4)を移動さ
せる。そして、この塗布された接着剤をCCDカメラ
(10)で認識する。この撮像結果を基にCPU(1
7)内の図示しない計算装置が接着剤の直径を算出す
る。これが図示しない比較装置によりRAM(15)内
に記憶されている前記設定データ(D1)と比較され該
直径が許容範囲内で入っているか否か判断される。そし
て、前記許容範囲内に入っていないと判断された場合に
は、CPU(17)は本塗布動作時に前記許容範囲から
のズレ分を補正して塗布径がD1となるように調整し
て、接着剤を塗布する。また、許容範囲内に入っている
と判断された場合には、そのままステップ0001の本
塗布動作を開始する。
【0038】次に、ステップ0002では同じく基板
(1)上の座標位置(X2,Y2)に角度Z2でノズル
番号1のノズル(6)にゲージ2の圧力で塗布時間T2
だけシリンジ(7)内を加圧して、吐出された接着剤を
塗布直径D2で塗布する。この場合、塗布径認識選択デ
ータには「しない」と設定されているため、そのまま本
塗布動作が行われるが、前述したステップ0001で塗
布径がD1となるように調整した場合には、その分を加
味して塗布径D2となるように塗布動作される。
【0039】以下、同様にして塗布作業が続けられる。
以下、捨打ち動作について説明する。今度使用するノズ
ル(6)が例えばノズル番号2のノズル(6)である場
合、図13に示すようにその「未塗布時間」が設定され
た未塗布時間に達したら、本塗布動作前に「捨打ち回
数」に設定された捨打ち回数捨打ちを行う。このとき、
X軸モータ(2)及びY軸モータ(3)の駆動によりX
Yテーブル(4)を移動させて、ノズル(6)の下方位
置に基板(1)上の余白部を位置させて、エアチューブ
を介して供給されるエアによりシリンジ(7)内の接着
剤がノズル(6)から吐出された状態で、該ノズル
(6)を下降させて、図17に示す捨打ちデータ内の基
板内捨打ちデータ(W)宣言(ステップ0005)して
ある次のステップ0006に設定された位置(図17で
は便宜的な数字として6.00,6.00が表示されて
おり、ステップ0006乃至ステップ0009が捨打ち
が行える基板(1)上の余白部の位置を示すステップで
ある。)に1回目の捨打ちが行われる。このとき例えば
「捨打ち回数」が2回と設定されていればステップ00
07に2回目の捨打ちが行われる。他のノズル番号のノ
ズル(6)も同様に各条件に基づいて捨打ちが行われ
る。
【0040】次に、順次塗布動作が行われて、以下、ノ
ズル(6)の塗布径の認識自動補正動作について説明す
る。各ステップに基づき本塗布動作が行われて、今度使
用するノズル(6)が例えばノズル番号1のノズル
(6)である場合、図15に示すようにその「実塗布回
数」が設定された実塗布回数に達したら、前述したよう
にして塗布径認識自動補正を行う。このとき、画面左上
の「捨打ち動作」に「する」と設定されているため本塗
布動作の前に捨打ち動作を前述の図13の画面で設定さ
れた「捨打ち回数」だけ捨打ちさせ、この捨打ち動作の
後基板内認識データ(R)宣言してあれば、前述したよ
うに基板内試し打ちステップカウンタ(図示せず)で示
されるステップ0012に設定された基板(1)上の余
白部のX、Y座標位置に接着剤が試し打ちされる。この
試し打ちされた接着剤の塗布径をCCDカメラ(10)
で認識させる。この接着剤が試し打ちされた基板(1)
の余白部上方にCCDカメラ(10)が位置されるよう
にXYテーブル(4)を移動させる。そして、この試し
打ちされた接着剤をCCDカメラ(10)で撮像する。
この撮像結果を基に前述したようにCPU(17)内の
図示しない計算装置が接着剤の直径を算出する。これが
図示しない比較装置によりRAM(15)内に記憶され
ている設定データ(許容範囲を含む。)と比較され該直
径が許容範囲内で入っているか否か判断される。そし
て、前記許容範囲内に入っていると判断された場合に
は、そのまま本塗布動作に戻る。また、許容範囲内に入
っていないと判断された場合には、CPU(17)は本
塗布動作時に前記許容範囲からのズレ分を補正して接着
剤を塗布する。また、今度使用するノズル(6)が例え
ばノズル番号4のノズル(6)である場合、図14に示
すように塗布径認識自動補正動作条件が「全条件」であ
るため、「実塗布回数」、「実塗布時間」、「基板枚
数」のいずれかが条件を満たした場合に塗布径認識自動
補正が行われる。このとき、「捨打ち動作」に「しな
い」と設定されているため本塗布動作の前に捨打ち動作
をしないで該基板位置の余白部に試し打ちを行い、この
試し打ちされた接着剤の塗布径を認識させ、この認識結
果を基に前述したように吐出時間を調整して、あるいは
調整することなしに本塗布動作が続けられる。また、塗
布径認識の結果許容範囲内に入っていないと判断された
場合、本塗布動作時にその分吐出時間を補正して本塗布
動作させているが、これに限らず塗布径が許容範囲内に
入ったのを確認した後本塗布動作に移るようにしても良
い。即ち、試し打ちを繰り返しても良い。以下、他のノ
ズル番号のノズル(6)も同様に各条件に基づいて塗布
径認識自動補正動作が行われる。更に、塗布動作が続け
られ、あるノズル(6)に於いてそのシリンジ(7)内
の接着剤の残量が所定量となった場合の動作について説
明する。
【0041】例えば、ノズル番号1のノズル(6)が残
量が所定量までに減少したことを近接センサ(図示せ
ず)が検出すると、該材料切れ予告の検出信号を受けた
CPU(17)は、該ノズル(6)が図8に示す「材料
切れ自動停止機能設定」の画面で「代替運転」を「す
る」と設定されているため、このデータに基づいて代替
運転を行う。即ち、今度ノズル番号1のノズル(6)で
塗布動作を行う場合、「代替ノズル」として設定された
ノズル番号2のノズル(6)にて塗布動作を行わせる。
そして、今度その代替運転されているノズル番号2のノ
ズル(6)に対し材料切れ予告検出したら、CPU(1
7)は「代替運転」が「しない」と設定されているた
め、タワー灯やブザー等の図示しない報知装置を用いて
その旨を作業者に報知すると共に所定回数(9999
回)だけ塗布作業を行って、代替運転しないで装置を材
料切れ停止すると共に前記報知装置で報知する。
【0042】また、ノズル番号4のノズル(6)に対し
代替運転を行う場合、CPU(17)は「代替条件」に
設定された「材料切」に基づいて代替運転を行う。即
ち、CPU(17)はノズル番号4のノズル(6)が材
料切れ予告された場合、以降該ノズル(6)で「塗布回
数」に設定された所定回数(9999回)だけ塗布作業
を行った後、「代替ノズル」に設定されたノズル番号3
のノズル(6)で装置を停止することなしに塗布動作を
続ける。
【0043】また、代替運転させる場合に同一のノズル
同士でなく、例えばノズル径の異なるノズルでその吐出
圧や吐出時間を変更して対処するものでも良い。更に、
このように代替ノズルに切替えた場合には、代替ノズル
による本塗布動作前に所望の塗布径が得られるか否か確
認するために捨打ちや試し打ちを行うようにしても良
い。以下、この場合の実施例について説明する。
【0044】予めROM(16)内に代替ノズルに切替
えて塗布動作を継続する場合には本塗布動作前に捨打ち
や試し打ちを行わせるプログラムを記憶させておく。そ
して、前述したように材料切れあるいは材料切れ予告後
所定回数以上塗布動作が行われた後、それまで使用して
いたノズル(6)から別のノズル(6)(例えばノズル
番号1のノズル(6)からノズル番号2のノズル(6)
へ)に切替えて、即ち塗布ユニット(5)にノズル番号
1のノズル(6)に代わってノズル番号2のノズル
(6)が選択固定されることにより、ノズル上下機構を
介して該塗布ユニット(5)が上下動されれば、当該ノ
ズル(6)により接着剤が塗布できるように準備され
る。そして、CPU(17)はこの代替ノズルを使用す
る前に捨打ちや試し打ちを行う。このときの捨打ち、試
し打ちの条件は前述した図13及び図14の画面で設定
した代替する前のノズル番号1のノズル(6)に対する
条件が継承される。尚、代替したノズル番号2のノズル
(6)に対する条件を使用しても良く、また代替したと
き専用の捨打ち回数、試し打ち回数等の条件を設定して
おいても良い。
【0045】以下、前述したようにして本塗布動作を行
う前にそのプログラムに基づいて、即ち該プログラムが
本塗布動作前にノズル番号1のノズル(6)に対する設
定条件(捨打ち回数3回)で捨打ちを行うというもので
あれば、3回捨打ちを行った後該当する本塗布動作を開
始し、以下塗布データ順に塗布動作を続ける。また、同
様に代替する前のノズル(6)に対する設定条件に基づ
いて捨打ちを行った後試し打ちを行うというプログラム
が設定されている場合には、ノズル(6)が切替わった
際に当該条件に基づいて捨打ち、試し打ちを行い、前述
したように試し打ちの結果カメラ(10)で撮像した塗
布径が許容範囲内であればそのまま本塗布動作を開始
し、所望の塗布径が得られなかった場合には前述したよ
うにして本塗布動作時に許容範囲からのズレ分を補正し
て接着剤を塗布する。
【0046】また、本発明は自動運転を停止することな
しに以降代替ノズルで塗布動作を継続させる場合に適用
した例であるが、これに限らず例えばシリンジ(7)に
接着剤を補填した際やシリンジ交換を行った後、自動運
転を再開する前等に行うようにしても良い。これによ
り、塗布動作再開時の不安定な塗布動作が解消される。
更に、ROM(16)内に代替ノズル使用時、シリンジ
交換時等の各種条件時に捨打ち、試し打ちを行わせるプ
ログラムを記憶させているが、各種条件を画面設定し
て、RAM(15)内に記憶させても良い。
【0047】尚、本実施例では塗布径をカメラで撮像し
てその結果を基に塗布量認識を行っているが、これに限
らず例えば面積、体積等から塗布量認識させても良く、
また塗布された接着剤の形状や糸引き状態やノズル先端
形状が複数点塗布できる多点打ちノズルの場合はその点
数等の塗布状態を認識させて、その認識結果から自動補
正を行うか否かの判断をさせても良い。
【0048】
【発明の効果】以上、本発明によれば代替ノズル使用直
後、シリンジ交換直後に発生する不安定な塗布動作を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布装置の構成回路図である。
【図2】塗布装置の正面図である。
【図3】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図4】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図5】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図6】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図7】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図8】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図9】タッチパネルスイッチを介して表示された画面
である。
【図10】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図11】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図12】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図13】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図14】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図15】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図16】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図17】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【図18】タッチパネルスイッチを介して表示された画
面である。
【符号の説明】
(1) プリント基板 (4) XYテーブル (5) 塗布ユニット (6) ノズル (10) CCDカメラ (15) RAM (16) ROM (17) CPU (24) タッチパネルスイッチ (25) CRT

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のノズルを備え所望のノズルを介
    してプリント基板にシリンジ内の塗布剤を塗布して該ノ
    ズルに対応するシリンジ内の塗布剤の残量が所定量とな
    った後は自動運転を停止することなしに別のノズルで代
    替運転させて塗布動作を継続させる塗布装置に於いて、
    前記代替運転開始前に捨打ち塗布動作を行うように制御
    する制御装置を設けたことを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 複数本のノズルを備え所望のノズルを介
    してプリント基板にシリンジ内の塗布剤を塗布する塗布
    装置に於いて、前記ノズルに対応するシリンジ内の塗布
    剤の残量が所定量となった後自動運転を停止させシリン
    ジ交換した後自動運転を再開する前に捨打ち塗布動作を
    行うように制御する制御装置を設けたことを特徴とする
    塗布装置。
  3. 【請求項3】 複数本のノズルを備え所望のノズルを介
    してプリント基板にシリンジ内の塗布剤を塗布して該ノ
    ズルに対応するシリンジ内の塗布剤の残量が所定量とな
    った後は自動運転を停止することなしに別のノズルで代
    替運転させて塗布動作を継続させるもので塗布状態認識
    自動補正機能を備えた塗布装置に於いて、前記代替運転
    開始前に塗布状態認識動作を行うように制御する制御装
    置を設けたことを特徴とする塗布装置。
  4. 【請求項4】 複数本のノズルを備え所望のノズルを介
    してプリント基板にシリンジ内の塗布剤を塗布するもの
    で塗布状態認識自動補正機能を備えた塗布装置に於い
    て、前記ノズルに対応するシリンジ内の塗布剤の残量が
    所定量となった後自動運転を停止させシリンジ交換した
    後自動運転を再開する前に塗布状態認識動作を行うよう
    に制御する制御装置を設けたことを特徴とする塗布装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09201562A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 塗布方法
JP2008003285A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタの欠陥修正方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09201562A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 塗布方法
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