JPH0751603B2 - キトサンスポンジ - Google Patents

キトサンスポンジ

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JPH0751603B2
JPH0751603B2 JP61236622A JP23662286A JPH0751603B2 JP H0751603 B2 JPH0751603 B2 JP H0751603B2 JP 61236622 A JP61236622 A JP 61236622A JP 23662286 A JP23662286 A JP 23662286A JP H0751603 B2 JPH0751603 B2 JP H0751603B2
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chitosan
sponge
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water
acetic acid
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健三 本杉
泰彦 山口
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,新規かつ有用なキトサンスポンジに関するも
のであり,さらに詳しくは,特に医用分野において,創
傷保護用あるいは外用止血用スポンジとして有用なキト
サンスポンジに関するものである。
(従来の技術)(発明が解決しようとする問題点) 外用止血用スポンジとしては,ゼラチンスポンジが実用
化されている。ゼラチンは,本来水溶性であるため,血
液や体液などにより湿潤すると速やかに溶解する。そこ
で,ホルムアルデヒド,ジアセチル,グリオキザールな
どのタンパク変性剤を用いて改質されたゼラチンスポン
ジが市販されている。
しかしながら,このように改質されたゼラチンスポンジ
も,まだ湿潤時の強度が低いため,血液や体液などで湿
潤した場合には,創傷保護材としての機能を失うという
欠点があった。
キチンスポンジとしては,例えば,第1回国際キチン・
キトサン会議記録集(Proceedings of the First Inter
national Conference on Chitin/Chitosan)300ページ,
16〜24行に,セルローズビスコース法と同様な工程によ
り得られたキチン溶液に硫酸ナトリウムを混合し,その
溶液を凝固した後,硫酸ナトリウムを溶出させるという
スポンジの製造方法が記載されている。また,本発明者
らは,キチン溶液に水溶性高分子物質を添加混合し,そ
の混合液を凝固して得られたキチン成形体から水溶性高
分子物質を溶出除去するという,湿潤強度の高いキチン
スポンジの製造方法を確立した(特開昭61−53339
号)。
しかしながら,このようにして得られたキチンスポンジ
は,止血効果が弱いという欠点があった。
そこで,先に本発明者らは,水に不溶であり,希酢酸水
溶液に溶解するキトサンスポンジを提案した(特願昭61
−11426号)。
しかしながら,このキトサンスポンジは,キチンスポン
ジと比較して止血効果の点では改良されていたが,例え
ば深度の皮膚欠損傷などのように創部の滲出液が多い場
合には融解してしまうという傾向があった。すなわち,
外用スポンジとしては,より湿潤時にも堅牢な構造を保
持するとともに止血効果を有し,さらに創部の滲出液を
融解しないという性質が望まれていた。
キトサンの成形技術に関しては,例えば,特開昭59−11
6418号公報にキトサン繊維及びフィルムの製造法が,特
公昭59−30722号公報には粉粒状多孔質キトサンの製造
方法が記載されている。しかしながら,キトサンスポン
ジについては何も記載されていない。
本発明の目的は,湿潤強度と止血作用と融解耐性を具備
した新規かつ有用な外用スポンジを提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは,上記のごとき目的を達成すべく鋭意検討
の結果,キトサンをスポンジ状に成形したのち,酸無水
物にて処理することにり,十分満足すべき外用スポンジ
が得られるという事実を見出し,本発明を完成した。
すなわち,本発明は,水及び2%酢酸水溶液に不溶であ
り,かつ,,気孔率が80%以上であるキトサンスポンジを
要旨とするものである。
本発明におけるキトサンとは,グリコサミンからなる
か,あるいはグリコサミンと少量のN−アセチルグルコ
サミンとからなる高分子化合物であり,水に不溶であっ
て,希酢酸水溶液には溶解するものをいう。希酢酸水溶
液の好ましい濃度は,0.1〜10v/v%であり,特に2v/v%
が好ましい。本発明におけるキトサンは,例えばその0.
5gを100mlの2v/v%酢酸水溶液に添加し,室温で少なく
とも3時間撹拌すると,均一で粘性のある液体となるよ
うな性質をもっている。工業的には,手としてカニ,エ
ビなどの外骨格を脱灰,脱タンパクして得られるキチン
を,さらに脱N−アセチル処理することにより得られ
る。
本発明のキトサンスポンジは,以下の方法によって製造
することができる。
まず,キトサン粉末を希酢酸水溶液に溶解する。キトサ
ンは,グリコサミンからなるか,あるいはグリコサミン
と少量のN−アセチルグルコサミンとからなる高分子化
合物であり,工業的には,主としてカニ,エビなどの外
骨格を脱灰,脱タンパクして得られるキチンを,さらに
脱N−アセチル処理することにより得られる。用いる希
酢酸水溶液の好ましい濃度は20v/v%以下,さらに好ま
しくは10v/v%以下,最適には1〜5v/v%の範囲であ
る。上記希酢酸水溶液に溶解するキトサン濃度は,用い
るキトサンの重合度により異なるが,好ましくは30%以
下,さらに好ましくは20%以下,最適には1〜10%の範
囲である。溶解する際の具体的方法は,水にキトサン粉
末をよく分散させた後,撹拌しながら所定量の酢酸を添
加することにより,均一なキトサン溶液を得ることがで
きる。不溶解分がある場合には濾過により除去し,透明
で均一なキトサン溶液を得ることができる。
ついで,このようにして得られたキトサン溶液を凝固
し,多孔性にする。そのためには,例えば次の二つの方
法をあげることができる。一番目の方法は,キトサン溶
液を,例えば界面活性剤,化学的発泡剤,あるいは気体
吹込みなど,何らかの方法により発泡させたのち凝固す
る方法であり,二番目の方法は,キトサン溶液に粉末状
固体物質を添加して,よく分散させてから凝固し,次い
で粉末状固体物質を除去する方法である。
一番目の方法において,キトサン溶液を発泡するに際し
用いられる発泡剤としては,例えば石ケン(高級脂肪酸
塩,一般式:RCOO-M+),硫酸化物(高級脂肪列アルコー
ルの半硫酸エステル,一般式:RCH2OSO2O-M+,ラウリル硫
酸ナトリウムなど),スルホン化物(RSO2O-M+),アル
キルスルホン化物,アルキルアリルスルホン化物,アミ
ドスルホン化物,エステルスルホン化物およびニトロシ
ルスルホン化物などのアニオン性界面活性剤や種々のカ
チオン性界面活性剤,さらにスパン(商品名)系,ツィ
ーン(商品名)系,ショ糖の脂肪酸エステル,脂肪酸の
多価アルコールエステル,ポリエチレングリコールの脂
肪酸エステルなどの非イオン性,および両性の界面活性
剤などがあげられる。その他,酢酸水溶液と反応して発
泡するような物質として,例えば炭酸カルシウムなどを
添加してもよく,さらに空気,チッ素,炭酸ガスなどの
気体を直接キトサン溶液に吹込んで発泡させてもよい。
発泡剤の添加量は,キトサン溶液が発泡する量であれば
よく,好ましくは重量比でキトサン溶液の50%以下、さ
らに好ましくは10%以下,最適には0.01〜5%の範囲で
ある。
以上述べた方法,あるいはそれらの組合せの方法により
発泡させたキトサン溶液を凝固するには,凝固液と接触
させればよい。凝固液としては,メタノール,エタノー
ル,イソプロパノールなどのアルコール溶液や,アルカ
リ性溶液が好ましく用いられる。その具体例としては,
水酸化ナトリウム,水酸化カリウムあるいはアンモニア
を含んだ水またはアルコール溶液があげられる。凝固液
として,例えば水酸化ナトリウム水溶液を用いる場合,
その好ましい濃度は40w/v%以下,さらに好ましくは20w
/v%以下,最適には1〜10w/v%の範囲である。凝固し
たのち,水あるいは各種溶剤で洗浄し,湿潤したキトサ
ンスポンジを得ることができる。
二番目にあげた方法では,キトサン溶液に粉末状固体物
質を添加するが,その物質は水溶性であることが好まし
く,さらに好ましくは,常温では水に不溶であるが,熱
水には溶解するという性質をもつものである。このよう
な物質の具体例としては,水溶性高分子物質があり,例
えばポリビニルアルコール,ポリエチレングリコール,
ポリプロピレングリコール,寒天粉末,可溶性デンプン
などがあげられる。これら粉末を,キトサン溶液に対し
て重量比で0.2〜5倍の割合に添加し,均一に混合した
のち,凝固液と接触させて凝固する。凝固したのち,水
溶性高分子物質を溶解除去するために,好ましくは80℃
以上の熱水処理を繰り返して湿潤したキトサンスポンジ
を得ることができる。この二番目の方法は,前記一番目
の方法と比較し,湿潤強度の高いキトサンスポンジが得
られるという点で有利である。
本発明のキトサンスポンジを得るには,以上述べたよう
な方法により得られたキトサンスポンジを,ついで酸無
水物にて処理すればよい。
酸無水物処理は,キトサンの遊離アミノ基を部分的にア
シル化するための処理であり,酸無水物としては,例え
ば無水酢酸,無水プロピオン酸,無水n−酪酸,無水is
o−酪酸,無水n−カプロン酸,無水ヘプタン酸,無水
マレイン酸,無水グルタル酸,無水安息香酸などがあげ
られる。
酸無水物による処理は,キトサンスポンジと酸無水物と
を接触させることによって行うことができる。例えば,
酸無水物を含む溶液にキトサンスポンジを浸漬すること
によって行うことができる。その場合の好ましい溶液と
しては,例えばメチルアルコール,エチルアルコール,
プロピルアルコール,ブチルアルコールなどのアルコー
ル類,アセトン,メチルエチルケトンなどのケトン類,
ジメチルホルムアミド,ジメチルアセトアミド,N−メチ
ルピロリドンなどのアミド系有機溶剤があげられる。
酸無水物の使用量は,キトサンスポンジ1重量部(乾燥
重量)に対し,0.1〜100重量部が好ましく,さらに好ま
しくは0.2〜10重量部である。処理温度は,好ましくは2
0〜80℃であり,処理時間は,好ましくは5分〜10時
間,さらに好ましくは30分〜6時間である。
処理後はキトサンスポンジを有機溶剤あるいは水によっ
て洗浄し,ついで乾燥すればよい。乾燥方法としては,
その多孔性を損なわない点でとくに凍結乾燥法が好まし
い。
以上述べた方法により得られる本発明のキトサンスポン
ジは,2%酢酸水溶液に不溶であり,かつ,気孔率が高い
という特徴をもっている。ここで2%酢酸水溶液とはイ
オン交換水又は蒸溜水中に氷酢酸を2v/v含有する水溶液
を意味し,本発明のキトサンスポンジは,25℃のこの2
%酢酸水溶液に浸漬したとき,少なくとも6時間経過後
も溶解せずにその形態を保つという性能を有する。ま
た,ここで気孔率とは,キトサンスポンジの単位重量あ
たりに含まれる細孔容積の,スポンジ全体の容積に対す
る割合を百分率で表示したものである。例えば,スポン
ジの容積がAcm3で,そのスポンジ内部の細孔容積がBcm3
である場合には,気孔率はB/A×100(%)となる。本発
明のキトサンスポンジは,気孔率が,80%以上,好まし
くは90%以上,最適には95%以上である。
(実施例) 次に実施例をあげ,本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 キトサン粉末〔新日本化学(株)製〕10gを970mlの蒸溜
水に懸濁し,約30分間室温で撹拌したのち,20mlの氷酢
酸を加え,さらに2時間室温で撹拌した。得られた粘性
の高いキトサン溶液を1480メッシュのステンレスネット
を用いて濾過し,透明なキトサン溶液を得た。
キトサン溶液100gをビーカーにとり,0.5gのドデシル硫
酸ナトリウム粉末を加え,激しく撹拌してキトサン溶液
を発泡させたのち,直径1.5cmのシリンダーから4w/v%
の濃度に水酸化ナトリウムを含むメタノール中に押し出
し,キトサン溶液を円柱状に凝固させた。このものの水
洗を繰り返し,ついでメタノールで洗浄したのち,メタ
ノール950gと無水酢酸50gの混合溶液中に浸漬し,60℃で
4時間ゆるやかに撹拌した。ついでメタノールで洗浄
し,さらに水洗したのち凍結乾燥して,円柱状のキトサ
ンスポンジを得た。
このようにして得られたキトサンスポンジの気孔率は96
%であり,湿潤強度は2.8g/mm2であった。また,このキ
トサンスポンジは水には溶解せず,25℃の2%の酢酸水
溶液に6時間浸漬してもわずかに膨潤するものの円柱状
の形態を保ち溶解しなかった。
実施例2 キトサン粉末25gを955mlの蒸溜水に懸濁し,約30分間室
温で撹拌したのち,20mlの氷酢酸を加え,さらに約3時
間室温で撹拌した。得られたキトサン溶液を1480メッシ
ュのステンレスネットを用いて濾過し,透明なキトサン
溶液を得た。
キトサン溶液100gをビーカーにとり,50gのポリビニルア
ルコール〔ポバールUF−170GS,ユニチカケミカル(株)
製:重合度170,ケン化度95モル%以上〕を添加して撹拌
し,均一に分散させた。次いで,減圧下で脱泡したの
ち,ガラス板上に約5mmの厚みに硫延し,4w/v%水酸化ナ
トリウム水溶液に浸漬して凝固させた。ガラス板からは
がし,115℃の熱水処理を繰り返してポリビニルアルコー
ルを溶出除去した。ついでメタノールで洗浄したのち,
メタノール1900gと無水酢酸100gとを混合溶液中に浸漬
し,60℃で3時間ゆるやかに撹拌した。ついでメタノー
ルで洗浄し,さらに水洗したのち凍結乾燥して,シート
状のキトサンスポンジを得た。
このようにして得られたキトサンスポンジの気孔率は97
%であり,湿潤強度は3.0g/mm2であった。また,このキ
トサンスポンジは水には溶解せず,25℃の2%の酢酸水
溶液に6時間浸漬しても形態を保ち溶解しなかった。
参考例1 酸無水物処理を行わなかったったキトサンスポンジと,
本発明のキトサンスポンジとの創傷保護材としての融解
耐性を比較した。
本発明のキトサンスポンジとしては,実施例2に記載の
方法で得られたシート状スポンジを用いた。比較のため
用いる酸無水物処理を行わなかったったキトサンスポン
ジとしては,実施例2に記載の方法において,酸無水物
処理のみを行わなかったものを用いた。すなわち,ポリ
ビニルアルコールを溶出除去したのち,水洗し,凍結乾
燥したものを用いた。
体重約2.5kgの家兎の背毛をそり,左右一対の剥皮創(5
cm×5cm)を作った。右側に本発明のキトサンスポンジ
を貼付し,左側に比較例の未処理のキトサンスポンジを
貼付したのち,木綿ガーゼをこれに当て,粘着テープで
固定した。創部からの滲出液によりガーゼが汚れるた
め,ガーゼを毎日交換したが,貼付後2日目頃から比較
例のスポンジは融解が始まり,4日目では創部の貯留液と
区別できない状態となり,創傷保護材としての機能を完
全に失っていた。これに対し,本発明のスポンジは,7日
間経過後も目視によって融解を認めず,構造的にもしっ
かりとした多孔性を保ち,創部滲出液を遅滞なく上部の
ガーゼに吸収させるという機能を保ち続けた。
(発明の効果) 本発明のキトサンスポンジは,高い湿潤強度と優れた止
血効果とを具備し,さらに創部滲出液に対する融解耐性
を有する。したがって,深度の皮膚欠損創など滲出液の
多い創部に使用した場合にも,長時間にわたってスポン
ジ状構造を維持できて,滲出液の貯留を防ぐという創傷
保護材として大きな利点を備えたものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水及び2%酢酸水溶液に不溶であり,か
    つ,気孔率が80%以上であるキトサンスポンジ。
JP61236622A 1986-10-03 1986-10-03 キトサンスポンジ Expired - Lifetime JPH0751603B2 (ja)

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