JPH0750628Y2 - 配管用継手 - Google Patents

配管用継手

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JPH0750628Y2
JPH0750628Y2 JP377692U JP377692U JPH0750628Y2 JP H0750628 Y2 JPH0750628 Y2 JP H0750628Y2 JP 377692 U JP377692 U JP 377692U JP 377692 U JP377692 U JP 377692U JP H0750628 Y2 JPH0750628 Y2 JP H0750628Y2
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JP
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flanges
ring
pipe
pipes
flange
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JP377692U
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JPH0562791U (ja
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吉則 梶山
健一 牛越
栄佑 佐藤
孝芳 土居
伸幸 広瀬
貞三 水谷
Original Assignee
神鋼パンテツク株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は配管用継手に関し、特に
は、電子工業、医薬品製造、食品製造等の分野において
使用される超純水や無菌水等を供給する配管系に用いて
好適な配管用継手に関する。
【0002】
【従来の技術】電子工業、医薬品製造、食品製造等の分
野において使用される超純水や無菌水等を供給する配管
系では、それらの水質を高く維持するために、流路を形
成する配管内面の清浄性および安定性を高める一方で、
その流路内にバクテリヤの繁殖の原因となる液溜まりが
形成されることや、継手部等の配管構成部からの発塵が
流路内に侵入することなどを厳重に回避する必要があ
る。従って、その配管系おける配管用継手についても特
有の制約が生じ、それに対応するものとして従来では
〔図2〕に示す構成の配管用継手が広く採用されてい
た。
【0003】この従来の配管用継手では、連結すべき管
体(11),(12) それぞれの管端にシンプルな形態のフラン
ジ(11a),(12a) を一体に形成して、その内面および連結
面の清浄化および安定化を容易なものとすると共に、こ
れら管体(11),(12) のフランジ(11a),(12a) を対向させ
て、その外周側に装着されるラップジョイントやフェル
ールクランプ等の保持部材(14)によって結合させること
で、その継手部からの発塵を低く抑制する一方で、双方
のフランジ(11a),(12a) の最内径側のシール面間に環装
されたOリング(13)によって液封することで、その継手
部に液溜まりが形成されることを防止すると共に、双方
のフランジ(11a),(12a) の圧着面から発塵した場合で
も、このOリング(13)によってその発塵が流路内に侵入
することを防止する構成とされている。また、一方の管
体(11)のフランジ(11a) の最内径側のシール面には角形
断面形状のシール凹部(11b) が周設され、他方の管体(1
2)のフランジの最内径側のシール面には、前者のシール
凹部(11b) に嵌入するシール凸部(12b) が周設されてあ
り、これらの嵌合関係によって、組立時における双方の
フランジ(11a),(12a) の芯合わせを確かなものとすると
共に、双方のフランジ(11a),(12a) の最内径側に、Oリ
ング(13)を環装・充満させるための、内径側に開口した
断面矩形状の環状空間を形成する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の配
管用継手では、連結すべき管体を比較的シンプルな形態
のものとし得て、その内面および連結面の清浄化および
安定化を容易にすると共に、結合する双方のフランジの
最内径側にOリングを環装することで、その継手部にバ
クテリヤの繁殖の原因となる液溜まりが形成されること
や、フランジの圧着面からの発塵が流路内に侵入するこ
とを防止できるものの、その配管施工性と配管内部の圧
力変動に際する液封維持との面に問題点がある。
【0005】すなわち、連結される管体の一方と他方と
は、その管端のフランジ端面が雌雄の嵌合関係にあるた
め、これら管体に組合せの方向性が生じて、その配管施
工を煩雑なものとする。また、液封のためのOリング
が、双方のフランジの最内径側に形成され、内径側に開
口した断面矩形状の環状空間に環装されるため、配管内
部の圧力が負側となった場合、このOリングが内方に脱
落して液封機能を損なうという重大なトラブルを招来し
易い。
【0006】本考案は、上記従来技術の問題点を解消す
べくなされたものであって、連結される管体それぞれの
管端に形成されるフランジを同形状として、配管施工を
容易にしてなお、連結される管体双方のフランジの最内
径側にOリングを環装できてその継手部に液溜まりが形
成されることを防ぐことができ、しかも、配管内部の圧
力が負側となった場合でも、最内径側に環装されたOリ
ングを内方に脱落させることなく確実に保持して、その
液封機能を安定して維持させ得る配管用継手の提供を目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は以下の構成とされている。すなわち、本
考案に係る配管用継手は、管端にフランジを形成し、そ
のフランジのシール端面に、軸方向断面形状が矩形状で
あって、その最内径側が主体部の深さよりも小さな寸法
にて軸方向に突出する環状小突起に形成されたシール凹
部を周設してなる管体を、それぞれの管端のフランジを
対向させて配する一方で、対向するフランジのシール凹
部が形成する環状空間の外周側に硬質材からなる角形断
面形状の嵌合リングを嵌着すると共に、この嵌合リング
の内側にOリングを環装し、更にこれら管体のフランジ
をその外周側に装着された保持部材によって結合させて
なることを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に、本考案の実施例を〔図1〕を用いて
説明する。〔図1〕は、本考案の実施例の配管用継手の
構成を示す断面図である。
【0009】〔図1〕において、(1),(1')は、ステンレ
ス鋼(JIS;SUS316L)からなる管体であって、これら管体
(1),(1')は、それぞれの管端に同形状のフランジ(1a),
(1a')を一体に形成してなるものとされている。また、
それぞれのフランジ(1a),(1a')のシール端面には、軸方
向断面形状が矩形状であって、その最内径側が主体部の
深さよりも小さな寸法にて軸方向に突出する環状小突起
(1c),(1c')に形成された同形状のシール凹部(1b),(1b')
が周設されている。なお、これら管体(1),(1')は、その
内径面およびフランジのシール端面を、電解研磨した上
で高温加熱してなる不動態化処理を施されている。
【0010】そして、これら管体(1),(1')は、互いの管
端のフランジ(1a),(1a')を対向させて配され、かつ対向
するフランジ(1a),(1a')のシール凹部(1b),(1b')が形成
する環状空間の外周側にステンレス鋼(JIS;SUS316L)か
らなる角形断面形状の嵌合リング(2) を嵌着すると共
に、この嵌合リング(2) の内側の環状空間にテフロンか
らなるOリング(3) を環装して組立られた上で、更に双
方のフランジ(1a),(1a')を、その外周側に装着されたフ
ェルールクランプ(4) によって結合・連結させられてい
る。
【0011】ここで、嵌合リング(2) は、その外径寸法
がシール凹部(1b)の外径と略等しく、幅方向の寸法が対
向するフランジ(1a),(1a')のシール凹部(1b),(1b')が形
成する環状空間の軸方向寸法より僅少に小さい角形断面
形状のリングであって、対向するフランジ(1a),(1a')の
シール凹部(1b),(1b')の外周面に所定の嵌合精度でもっ
て嵌合するものとされている。この嵌合リング(2) は、
シール凹部(1b),(1b')のそれぞれの外周側に嵌着させら
れることで、管体(1),(1')同士の組立時における双方の
フランジ(1a),(1a')の芯合わせを容易かつ確かなものと
する。なお、この嵌合リング(2) の外表面には、上記管
体(1),(1')と同様の不動態化処理が施されている。
【0012】一方、Oリング(3) は、フェルールクラン
プ(4) にて結合・連結されたとき、対向するフランジ(1
a),(1a')のシール凹部(1b),(1b')が形成する環状空間の
嵌合リング(2) の内側において変形して充満し、その内
端面が管体(1),(1')の内径面と等しいか、ないしは僅少
に突出する体積を有する径および断面積のものとされて
あり、その継手部における液溜まりの形成を防ぐと共
に、当該継手部の液封を果たす。
【0013】また、シール凹部(1b),(1b')の最内径側に
形成される環状小突起(1c),(1c')は、Oリング(3) を傷
つけずスムースに変形させるため、その軸方向断面形状
が最内径面に向かって縮径しながら緩やかに傾斜する三
角形状でもって突出させられている。
【0014】このように構成された本実施例の配管用継
手では、その継手部に液溜まりを形成することがなく、
しかも連結される管体それぞれの管端に形成されるフラ
ンジが同形状であるため組合せの方向性がなく、その配
管施工が格段に容易となる。また、その継手部の最内径
側にOリングが環装されるので、対向するフランジ同士
の圧着面およびフランジと嵌合リングとの当接面から発
塵した場合でも、このOリングによってその発塵が流路
内に侵入することを確実に防止することができる。ま
た、Oリングが環装・充満させられるシール凹部の最内
径側には、軸方向に突出する環状小突起が形成されてい
るので、配管内部の圧力が負側となった場合でも、この
環状小突起によってOリングを内方に脱落させることな
く確実に保持することができる。
【0015】なお、本実施例においては、管体および嵌
合リングをステンレス鋼(SUS316L)からなり所定表面に
不動態化処理を施したものとしたが、これは一例であっ
て、超純水や無菌水等に対して安定で溶出物等のないも
のであれば、例えば、グラスライニング材や合成樹脂材
等の他の構成材からなるものとされても良い。また、O
リングについても同様に、テフロンからなるものに限定
されのではなく、例えば、バイトン等の他の材料からな
るものを用いられても良い。
【0016】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案に係る配管
用継手によれば、連結される管体それぞれの管端に形成
されるフランジを同形状として、配管施工を容易にして
なお、連結される管体双方のフランジの最内径側にOリ
ングを環装できてその継手部に液溜まりが形成されるこ
とを防いで、その配管内部を流通する超純水や無菌水等
の水質を高く維持することができ、しかも、配管内部の
圧力が負側となった場合でも、最内径側に環装されたO
リングを内方に脱落させることなく確実に保持して、そ
の液封機能を安定して維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の配管用継手の構成を示す断面
図である。
【図2】従来の配管用継手の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
(1),(1') -- 管体 (1a),(1a')--フランジ (1b),(1b')--シール凹部 (1c),(1c')--環状小突起 (2) --嵌合リング (3) --Oリング (4) --フェルールクランプ
フロントページの続き (72)考案者 広瀬 伸幸 兵庫県加古川市野口町野口286−1 A− 413 (72)考案者 水谷 貞三 大阪府守口市藤田町6丁目13−2 (56)参考文献 特開 昭60−184795(JP,A) 実開 平3−98362(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管端にフランジを形成し、そのフランジ
    のシール端面に、軸方向断面形状が矩形状であって、そ
    の最内径側が主体部の深さよりも小さな寸法にて軸方向
    に突出する環状小突起に形成されたシール凹部を周設し
    てなる管体を、それぞれの管端のフランジを対向させて
    配する一方で、対向するフランジのシール凹部が形成す
    る環状空間の外周側に硬質材からなる角形断面形状の嵌
    合リングを嵌着すると共に、この嵌合リングの内側にO
    リングを環装し、更にこれら管体のフランジをその外周
    側に装着された保持部材によって結合させてなることを
    特徴とする配管用継手。
JP377692U 1992-02-04 1992-02-04 配管用継手 Expired - Lifetime JPH0750628Y2 (ja)

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JP377692U JPH0750628Y2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 配管用継手

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JP377692U JPH0750628Y2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 配管用継手

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Publication Number Publication Date
JPH0562791U JPH0562791U (ja) 1993-08-20
JPH0750628Y2 true JPH0750628Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=11566588

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012241779A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Nuflare Technology Inc 真空接続装置、荷電粒子ビーム描画装置および排気装置の荷電粒子ビーム描画装置への取付方法

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WO2006008856A1 (ja) * 2004-07-16 2006-01-26 Ckd Corporation シール構造、流体機器、集積弁及びシール部材
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