JPH07503018A - ピリジル置換イミダゾール - Google Patents
ピリジル置換イミダゾールInfo
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- JPH07503018A JPH07503018A JP5512742A JP51274293A JPH07503018A JP H07503018 A JPH07503018 A JP H07503018A JP 5512742 A JP5512742 A JP 5512742A JP 51274293 A JP51274293 A JP 51274293A JP H07503018 A JPH07503018 A JP H07503018A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ピリジル置換イミダゾール
発明の分野
本発明は新規化合物ならびにインターロイキン−1(IL−1) 、インターロ
イキン−8(IL−8)および腫瘍壊死因子(TNF)介在疾患の治療法に関す
る。
発明の背景
インターロイキン−1(IL−1)および腫瘍壊死因子(TNF)は種々の細胞
、例えば単球またはマクロファージにより産生される生物学的物質である。
IL−1は、免疫調節および他の生理学的症状、例えば炎症にて重要であると考
えられる一連の生物学的活性を介在すると説明されている[例、ディナレロ(D
inarello)ら、レビューズ・オブ・インフエクシャス・ディシーズ(R
ev、 Infect、Disease) 、6. 51 (1984)参照]
。無数にある!L−1の公知の生物学的活性のうち、Tヘルパー細胞の活性化、
発熱、プロスタグランジンまたはコラゲナーゼ生成の刺激、好中球化学走性、急
性相蛋白質の誘発および血漿中鉄レベルの抑制が挙げられる。
過度または非調節IL−1生成が、疾患の悪化および/または発病に関連してい
る多くの症状がある。これらは、リウマチ様関節炎、変形性関節炎、内毒素血症
および/またはトキンックシ3ツク症候群、他の急性または慢性感染症(例、エ
ンドトキシンにより誘発される炎症反応または炎症性腸疾患、結核、アテローム
性動脈硬化症、筋肉変質、悪液質、乾癖性関節炎、ライター症候群、リウマチ様
関節炎、通風、外傷性関節炎、発疹性関節炎および急性滑膜炎を包含する。最近
明らかになったことは、さらに、IL−1活性を糖尿病および膵臓β細胞に関連
づけている。
ディナレロ(Dinarello)のジャーナル・オブ・クリニカル・イムノロ
ジー(J、C11nical Immunology) 、5 (5) 、28
7 297 (1985)は、IL−1にあるとされる生物学的活性を報告して
いる。これらのうちいくつかの効果はIL−1の間接的効果として他に記載され
ている。
過度または非調節TNF生成は、リウマチ様関節炎、リウマチ様を椎炎、変形性
関節炎、通風性関節炎および他の関節炎症状:敗血症、敗血性ショック、エント
ドキシツクショック、グラム陰性敗血症、トキシックショック症候群、成人呼吸
窮迫症候群、大脳マラリア、慢性肺炎症疾患、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨
吸収疾患、再潅流損傷、移植片対宿主反応、同種移植片拒絶反応、感染、例えば
インフルエンザによる発熱および筋肉痛、感染または悪性疾患に二次的な悪液質
、後天性免疫不全症候群(AIDS)に二次的な悪液質、AIDSSARC(A
IDS関連複合疾患)、ケロイド形成、廠痕組織形成、クローン病、潰瘍性結腸
炎または胸焼けを包含する多くの疾患を介在し、または悪化させることに関連し
ている。
A11)Sはヒト免疫不全ウィルス(HIV)による1928球の感染の結果と
L−r生シル。少す<トも3型のHIVm株、すナワち、H[V−1、HIV−
2およびHIV−3が同定されている。HrV感染の結果として、T−細胞介在
免疫性が破壊され、感染した個体には重度の日和見感染症および/または異常な
腫瘍が現れる。1928球にHIVが侵入するには1928球の活性化を必要と
する。他のウィルス、例えばHIV−1、HIV−2は、T細胞活性化後に19
28球に感染し、かかるウィルス蛋白質の発現および/または複製は、そのよう
なT細胞活性化により媒介されるかまたは維持される。活性化下リンパ球がHI
Vに感染すると、1928球はHI V遺伝子を発現さぜ、および/またはHI
Vを復製させるように活性化状態を維持し続けなければならない。モノカイン、
特にTNFは、1928球の活性化を維持する役割を果たすことにより活性化T
−細胞介在HIV蛋白質発現および/またはウィルス複製に関与している。した
がって、HIV感染対象において、モノカイン、特にTNFの生成を抑制するこ
とによるモノカイン活性の阻害は、T細胞活性化の維持を制限することを助成し
、それによりまだ感染していない細胞へのHIV感染の進行が減少し、その結果
、11■v感染により引き起こされる免疫不全の進行が遅れるかまたは排除され
る。モノカイン、マクロファージおよび関連細胞、例えばクツパー細胞およびダ
リア細胞もまた、HIV感染の維持に関与している。r−細胞などのこれらの細
胞は、ウィルス複製の標的であり、ウィルス複製のレベルは該細胞の活性化状態
Cご依存する[ローゼンバーグ(Rosenberg)ら、HIVg染の免疫病
原論、アトパンセス・イン・イムノロジー(入dvances i、n Imm
unology)、57巻、 (1,989)参照]。TNFのようなモノカイ
ンは単球および/またはマクロファージでHIV複製を活性化することが明らか
にされている[ポリ(Poli)ら、プロシーディンゲス・オブ・ナショナル・
アカデミ−・オブ・サイエンス(Proc、 Natl、^cad、sci、)
、87 : 782−784 (1990)参照]。したがって、モノカイン産
生または活性を阻害することは、T−細胞について前記したように、HIV進行
を制限することとなる。
TNFはまた、前記したと同様の理由で、ザイトメガロウィルス(CMV)、イ
ンフルエンザウィルスおよびヘルペスウィルスのような池のウィルス感染にて種
々の役割に関与している。
インターロイキン−8(iL−8)は1987年に最初に同定され、特徴付けら
れた化学走性因子である。IL−8は単核細胞、線維芽細胞、内皮細胞およびケ
タイノサイト(ketainocyte)を包含する数種の細胞によって産生さ
れる。その内皮細胞からの産生は、IL−1、TNFまたはリポ多糖類(LPS
)により誘発される。ヒトIL−8は、マウス、モルモット、ラットおよびウサ
ギ好中球において作用することが示されている。好中球誘因物質/活性化蛋白質
−1(NAP−1) 、単球誘導性好中球化学走性因子(MDNCF) 、好中
球活性化因子(NAF)およびT−細胞リンパ球化学走性因子のような多くの異
なる名称が、I L−3に対して適用される。
I L−8はin vitroにて多(の作用を刺激する。好中球、T−リンパ
球および好塩基球について化学誘因特性を有することが示されている。加えて、
IL−8は、正常およびアトピー性患者の好塩基球からのヒスタミン放出、なら
びに好中球からのりリゾーム酵素放出および呼吸バーストを誘発する。IL−8
はまた、新たに蛋白質を合成することなく、好中球上のMac−1(CD 1
l b/CD I 8)の表面発現を増加させることが示されており、これは好
中球の血管内皮細胞への吸着を増加させる原因となるかもしれない。IL−8産
生の増加(好中球の感染部位への化学走性の原因である)に付随する症状は、I
L−8産生の抑制剤である化合物により救済される。
IL−1およびTNFは広範な細胞および組織に影響を及ぼし、これらのサイト
カインならびに池の白血球誘導性サイトカインは、広範な疾患および症状の重要
かつ臨界的な炎症伝達物質である。これらのサイトカインを阻害することは、こ
れら多くの疾患症状の制御、減少および緩和にて利益がある。
当該分野において、治療用の、サイトカイン抑制性抗炎症薬(以下、C3AID
という)である化合物、すなわち、IL−1、IL−6、I L−8およびTN
Fのようなサイトカインの阻害能を有する化合物が要求されている。
発明の要約
本発明は、式(I)で示される化合物および式(I)で示される化合物と、医薬
上許容される希釈剤または担体とからなる新規化合物に関する。
本発明はまた、有効量の式(1)の化合物を哺乳動物に投与することからなる、
サイトカイン介在疾患の治療を必要とする哺乳動物における該疾患の治療法に関
する。
本発明は、さらに詳しくは、有効量の式(I)の化合物を哺乳動物に投与するこ
とからなる、II、−1の産生を阻害する必要がある哺乳動物におけるIL−1
の産生阻害法に関する。
本発明は、さらに詳しくは、有効量の式(1)の化合物を哺乳動物に投与するこ
とからなる、I L−8の産生を阻害する必要がある哺乳動物におけるIL−8
の産生阻害法に関する。
本発明は、さらに詳しくは、有効量の式(r)の化合物を哺乳動物に投与するこ
とからなる、TNFの産生を阻害する必要がある哺乳動物におけるTNFの産生
阻害法に関する。
本発明は、さらに詳しくは、有効なTNF阻害量の式(1)の化合物をヒトに投
与することからなる、ヒI・免疫不全ウィルス(HI V)に感染したヒトの治
療法に関する。
本発明の新規化合物は、構造式:
[式中、
R,はモノ−またはジー買換の4−キノリル、4−ピリジル、1−イミダゾリル
、1−ベンズイミダゾリル、4−ピリミンニルであり、ここで置換基は、独立し
て、水素、C5,4アルキル、ハロゲン、O−C,、アルキル、S C1−4ア
ルキルまたはN(R,:hからなる群より選択され:R4は水素、Cl−aアル
キルであるか、またはR5は窒素と一緒になワて、5〜7員の複素環を形成して
もよく、鎖環は、所望により、酸素、硫黄または窒素からなる群より選択される
付加的なヘテロ原子を含有していてもよく:R2はモノ−またはジー置換のフェ
ニルであり、ここで置換基は、独立して、水素、ハロケン、5(0)−Rs、O
R,、ハロゲ:/I換ノCl−47/l/キ/l/、Cl−4アルキルまたはN
(R11)2からなる群より選択され:R4は水素、C14゜アルキル、Cl−
0゜アルケニル、CトIQアルキニル、cドアシクロアルキル、C,−、シクロ
アルケニル、複素環、複素環アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロア
リール、ヘテロアリールアルキルであり。
R3は(X)、−(Q)、−(Y)、であり。
Xは水素、−(C(R,。)、)。、−N R1s、−0−1またはS(○)9
であり。
rはOまたは1の数であり。
mはOllまたは2の数であり:
Qはアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、/クロアルケニル、複素環、複
素環アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはへテロアリ
ールアルキルであり:
SはOまたは1の数であり。
Yは水素、01=1゜アルキル、ハロゲン置換のCI−IQアルキル、ハロゲン
、(C(RIG)z)@ORi、 (C(RIG)2)−NOa、−(C(RI
G)z)−3(0)−’Ru、(C(RIG)z)−3Rs、 (C(RIa)
z)−3(0)、’ORs、 (C(RIG)2)−3(0)lI’NR,1l
R9、−X、−P(Z) (X、RIG)z、(C(RIG)2)−NR@Rg
、(C(RIG)z)−CO2Ra、(C(RIG)z)、QC(0)Rs、
(C(RIG)z)、−CN、 (C(R+ o ) 2 ) 、 CON R
a Re、 (C(RIo ) t ) −C(S ) N Rs R*、(C
(RIG)z)−NRIOC(0)Rs、 (C(RIG)2)−NRIOC(
S)R11、(C(RB)z)−NRIOC(Z)NR6R4、(C(RIG)
z)−NR+oS(0)mR++、(C(RIG)z)−NRIOC(=NCN
) S−R++、 (C(RIG)t)−NRIOC(= N CN ) −N
Rt Rs、 (C(RIG)2)−NRIOC(0)C(0)NRaRe、
(C(RIG)2)−NRIOC(0)C(0)OR,l11、 (C(RIG
)z)−C(=NR+o)−NR,R,、(C(R111)2)、C(=NRI
O) ZRI+、 (C(R111)2)−−QC(Z)−NR,R,、(C(
RIG)2)−NR+oS(0)IIIcF3、 (C(RIG)2)−NR1
6C(0)OR,。からなる群より選択される置換基であり。
tはO1]、2または3の整数であり。
X、は、独立シテ、−(C(RIG)2)、、−NR,−1−〇−または−s−
テあり。
Zは酸素または硫黄であり。
moは1また1」2の整数であり、
ni;、tO=1.Oの整数でありS
R6は水素、自−4アル午ル、C2,4アルケニル、C2−4アルキニル、C3
−7シクロアルキル%C5−77クロアルケニル、アリールまたはN(R7)2
である。
ただ(2、mが1または2である場合、R5は水素以外の基でありSR8は水素
、Cl−4アルキル、ハロゲン置換のCl−4アルキル、C2−4アルケニル、
C24アルキニル、C3−77クロrルキル、c、−7ノク【コアルヶニルまた
はアリールであり。
R7は水素、c、、、−アルキル、C2−1アルケニル、C2−Jアルギニル、
アリールであるか、または窒素と一緒になって5〜7員の複素環を形成してもよ
く、ここ1゛該環は、所望により、酸素、硫黄または窒素からなる群より選択さ
れる付加的なヘテロ原子を含有していてもよい、ただし、R5がN (R? )
xである場合、mは1または2であり。
R6は水素、Cl−10アルキル、CI、・アルケニル、C1−1゜アルキニル
、C3−7ンクロアルキル、C3−7ンクロアルケニル、複素環、複素環アルキ
ル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルで
あり。
R6は水素、Cl−1゜アルキル、CI−1゜アルケニル、C2−3゜アルキニ
ル、C5−tシクロアルキル、Cト7ンクロアルケニル、アリール、アリールア
ルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルであるか、またはR3および
R9が一緒になり窒素と一緒になって5〜7貝の複素環を形成してもよ(、ここ
で鎖環は、所望により、酸素、硫黄または窒素からなる群より選択される付加的
なヘテロ原子を含有していてもよい:
R1゜は水素またはCl−4アルキルでありSR11はC1−1゜アルキル、C
2−1゜アルケニル、C2−1゜アルキニル、C8−7シクロアルキル、Cト7
ンクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリ
ールアルキルであり。
R12は水素、C1−4アルキル、アリールであるか、または窒素と一緒になっ
て5〜7員の複素環を形成してもよく。
R13は水素、Cl−10アルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、アリ
ールアルキル、ヘテロアリールまたはへテロアリールアルキルを意味する]で示
される化合物またはその医薬上許容される塩である。
発明の詳細
な説明は有効量の式(1)の化合物を哺乳動物に投与することからなる、サイト
カインノ産生阻害を必要とする哺乳動物におけるその阻害方法に関する。
式(+)の化合物は、ウィルスがTNFによるアンブレグレージョンに感受性で
あるか、またはin vivoにおけるTNF産生を顕在化させるウィルス感染
の治療において有用である。本発明の治療に関連するウィルスは、感染の結果、
TNFを産生ずるもの、または式(1)のTNF阻害剤により、直接的または間
接的に復製を減少させるよ・うな阻害に対しCI受性であるものである。このよ
うなウィルスは、限定されるものではないが、HIV−1、HIV−2およびI
−([V−3、サイトメガロウィルス(CMV)、インフルエンザ、アデノウィ
ルスおよびヘルペス群のウィルス、例えば限定されるものではないが、帯状へ・
ルペスおよび単純ヘルペスを包含する。
本発明は、さらに詳しくは、有効なTNF阻害量の式(+)の化合物を哺乳動物
に投与することからなる、ヒト免疫不全ウィルス(+−11V)に罹患してもX
るヒトの治療法に関する。
式(1)の化合物はまた、TNF産生の阻害を必要とする、ヒト以外の動物の獣
医学治療に関連して用いることができる。動物において、治療的または予防的に
処理する/:めのTNF介在疾磨は、前記の疾患、とりわけウィルス感染症を包
含する。このようなウィルスの例は、限定されるものではないが、ウマ伝染性貧
血ウィルス、ヤギ関節炎ウィルス、ビスナウィルスまたはマエジウイルスのよう
なレンチウィルス、またはネコ免疫不全つ・rルス(FIV)、ウノ免疫不全ウ
ィルスまたはイヌ免疫不全ウィルスのようなレトロウィルスを包含する。
本明細書中、式(1)の化合物を命名する場合、次の。
に対応する位置で番号を付す。
式(1)の好ましい化合物は、R4が水素またはC1−1゜アルキルの化合物で
ある。さらに好ましくは、R4が水素またはメチルの化合物である。
好ましいR1基は4−ピリジルおよび4−キノリルである。さらに好ましく1マ
フ4−ピリジルである。すべてのR1基について好ましい置換基はCl−4アル
キルさらに好ましくはメチルである。R,について最も好ましくは2−アルキル
−−ビリノル、例えば2−メチル−4−ピリジルである。
フェニル環上の好ましいR2置換基は、水素またはハロゲンである。好ましいハ
ロゲンはフルオロおよびクロロである。3−および4−位の環置換が好ましい。
好ましいR,基は、メチル、フェニル、ピリジンまたはピリミジンのように、イ
ミジアゾール環に直接結合している水素、アルキル、アリールおよびヘテロアリ
ールであるか、または酸素もしくは硫黄のようなヘテロ原子を介して結合した、
限定されるものではないが、アルコキノ、チオアルキル、ペンジルオキシ、フェ
ノキノブアリであり、すべて所望によりY基により置換されていてもよい。加え
て、R3について、好ましい基は、独立して、1個またはそれ以上のハロゲン、
−(C(R,。)2)、OR.、−(C(R,。)2)−S(0)、、’R++
、 (C(RIG)2)−SR8、(C(RIG)2)−S(0)、’ OR4
、 (C(RIG)2)−S(0)−’NRsRe、− X. P ( Z )
( X 、 R + s ) t、−(C(RIG)t)、NR*R,、−(
C(RIG)2)、CO,R,、(C(RIG)z)、QC(0)Ra、 (C
(RIG)z)−CONRaRo、 (C(R16)り。
NR,。C ( = N C N ) N R s R e、または−(C(R
,。)り−NRI。S(0)−R++により置換されているアルキルまたはフェ
ニルである。
さらに好ましくは、R3置換は、−(C(R.。)z)−0Ra、−(C(R,
。)2)、−S(0)、、’R++、−(C(RIG)z)、NR,R,、 (
C(RIG)*)−CO2Ra、(C(RIG)z)、S(0)、’NR.R@
、またはー(C(R+Jz)−NR+oS(0)−R++である。最も好ましく
は、該置換基はヒドロキシル、メチルチオ、カルボン酸、メチルチオ、N,N−
ツメチルアミノメチルおよびスルホンアミド誘導体である。
R3が一X.−P(Z)(X.RIG)iである場合、−X.−P(Z)(X.
RH)!中のX1基は、好ましくは、水素または−(C(R,。)2)、であり
、ここでnは0〜2、Zおよび残りのX.基は酸素である。
式(1)の好ましい下位群の化合物は、R1が4−ピリジル、2−アルキル−4
−ピリノルまたは4−キノリルで、R4が水素またはメチルで、R1。が水素ま
たはメチルで、R8が水素またはアルキルであるか、または適宜、R6およびR
。
が環化して5員の飽和複素環を形成し、R2がフェニルまたはフルオロもしくは
クロロでモノ−またはノー置換されているフェニルで、R3は−(C(R.。)
2)−一OR8、 (C(Rlo)z)−S(0)−’Rh, (C(RIG)
2)−SR11、 (C(RIO)l)、−5(0)、、O+<S、 (C(R
IG)x)−3(0)−’NR5R5、−X、−P(Z)(X、RIG)t、(
C(RIo)り−N RsR*、 (C(RIG)i)=COtRa、 (C(
RIG)り−QC(0)−R1、(C(RIG)z)−CONRsRc、 (C
(R+5h)−NRnC(=NCN)−N Rs Re、または−(C(Ru)
z)−NR+oS(0)−RI+により置換されているアルキル、フェニルまた
はフェニルアルキルである。
本明細書中、あらゆる場合で、R6、R7、R8、R9またはR11にあるよう
に、置換基としてアルケニルまたはアルキニルがある場合、不飽和結合、すなわ
ち、ビニレンまたはアセチレン結合は、例えば、Yにある−(C(RIG)2ル
NR,0C−(Z ) N Rs Ro、C(=NR,。) ZRuまたはOR
1のように、窒素、酸素または硫黄基に直接結合していないことが好ましい。
本明細書中で用いる「ハロゲン」なる語は、すべてのハロゲン、すなわち、クロ
ロ、フルオロ、ブロモおよびヨードを意味する。
本明細書中で用いるrc+−+。アルキル」または「アルキル」なる語は、鎖長
が限定されていない限り、炭素数1〜10の直鎖または分枝鎖基の両方を包含す
ることを意図し、限定されるものではないが、メチル、工太ル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、5ee−ブチル、イソブチル、tert−ブチルな
どを包含する。
本明細書中で用いる、「複素環アルキル」のような、いずれの組み合わせにおい
ても、「複素環」なる語は、限定されるものではないが、ピロリジン、ピペリノ
ン、ピペラジノ、モルホリン、イミダゾリジンまたはピラゾリジンのような、1
個またはそれ以上の環がNSOまたはSからなる群より選択される1またはそれ
以上のへテロ原子を含有する5〜10員の環系を意味する。
本明細書中で用いる「アリール」なる語は、フェニルまたはナフチルを意味する
。
本明細書中で用いる、「ヘテロアリールオキシ」のような、いずれの組み合わせ
においても、「ヘテロアリール」なる語は、限定されるものではないが、キノリ
ン、イソキノリン、ピリジン、ピリミジン、オキサゾール、チアゾール、チアジ
アゾール、トリアゾール、イミダゾールのような、1個またはそれ以上の環がN
、0士たはSからなる群より選択される1またはそれ以上のへテロ原子を含有す
る5〜10員の環系を意味する。
本明細書中で用いる「スルフィニル」なる語は、対応するスルフィドのオキシド
を意味する。本明細書中で用いる「チオ」なる語は、スルフィドを意味する。
本明細書中で用いる「r#4乳動物」なる語は、ヒトを包含する。
「サイトカイン(IL−1、IL−8またはTNF)産生阻害」なる語は・a)
限定されるものではないが、単球または7クロフアージを包含する、すべての細
胞によるサイトカイン(IL−1、IL−8またはTNF)のin viv。
放出を阻害することにより、ヒトにおけるサイトカイン(IL−4、IL−8ま
たはTNF)の過剰なin vivoレベルを正常レベルまたは正常以下のレベ
ルに下げること:
b)ゲノムレベルで、ヒトにおけるサイトカイン(IL−1、tL−8またはT
NF)の過剰なin vivoレベルを正常レベルまたは正常以下のレベルにダ
ウンレギュレーションすること、または
C)翻訳後の事象として、サイトカイン(IL−1、IL−8またはTNF)の
直接合成を阻害することによりダウンレギュlノージョンすることd)翻訳レベ
ルで、ヒトにおけるサイトカイン(IL−1、IL−8またはTNF)の過剰な
in vivoレベルを正常または正常以下のレベルにダウンレギュレーション
することを意味する。
rTNF介在疾患または疾を症状」なる語は、TNFそれ自身の産生により、ま
たは限定されるものではないが、■L−1またはIL−6のような、TNFが原
因で放出される他のモノカインによる、TNFが役割を果たす、いずれかまたは
すべての疾患症状を意味する。したがって、例えば、I L−1が主要成分であ
り、その産生または作用がTNFに応答して悪化しまたは分泌される疾患症状は
、TNFにより介在される疾患であると考えられる。
本明細書中で用いる「サイトカイン」なる語は、細胞の機能に影響を及ぼし、免
疫性、炎症性または造血性応答における細胞間の相互作用を調節する分子である
いずれの分泌ポリペプチドをも意味する。限定されるものではないが、サイトカ
インは、いずれの細胞がそれらを産生するかにかかわらず、モノカインおよびリ
ンフ才力インを包含する。例えば、モノカインは、一般に、単核細胞、例え(f
1マクロファージおよび/または単球により産生され、分泌されるものをLλう
力(、多くの他の細胞も、天然キラー細胞、線維芽細胞、好塩基球、好中球、内
皮細胞、脳星状細胞、骨髄基質細胞、表皮ケラチノサイト、およびβ−リンノく
球のようなモノカインを産生ずる。リンフ才力インは、一般に、リン/<球によ
り産生されるものをいう。サイトカインの例は、限定されるものではないが、イ
ンターロイキン−1(TL−1,)、インターロイキン−6(IL−6) 、腫
瘍壊死因子−α(TNF−α)および腫瘍壊死因子−β(TNF−β)を包含す
る。
「サイトカインの阻害量またはサイトカインの抑制量」なる語は、過剰なまたは
未調節なサイトカイン産生により悪化するか、または引き起こされる疾患症状を
予防または治療するために患者に投与した場合に、サイトカインのin viv
Oレベルを正常または正常以下のレベルに減少させる、式(1)の化合物の有効
量を意味する。
本明細書中で用いる場合の、rHIV感染のヒトを治療するのに用LXるための
、サイトカインの阻害」なる句にいうサイトカインは、(a)T細胞活性イヒお
よび/または活性化T細胞媒介HIV遺伝子発現および/または複製の開始およ
び/または維持、および/または(b)悪液質または筋肉変質のような問題を伴
う(Xずれのサイトカイン介在疾患にも関連するサイトカインである。
TNF−β(リンフすトキシンとして公知)は、TNF−αと構造的5こ近L)
相同性を有し、各々が類似する生物学的応答を誘発し、同じ細胞1ノセブター1
こ結合するため、TNF−α−およびTNF−βは共に本発明の化合物により阻
害さ第1る。かくして、特に断らない限り、集合的にrTNFJと言う。
本発明の化合物は1個またはそれ以上の不斉炭素原子を有していてもよく、ラセ
ミ体および光学活性形にて存在してもよい。これらの化合物はすべて、誘発[!
月の範囲内にあると考えられる。
式(I)の代表的化合物は。
1−(tl−ビリノル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−フェニルイミダ
ゾール;
1−(4−ビリノル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−ヒドロキシ
フェニル)イミダゾール;
■−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル’)−4−(4−チオメチ
ルフェニル)イミダゾール;
1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスル
フィニルフェニル)イミダゾール;
1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスル
ホニルフェニル)イミダゾール:
1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−メチルイミダゾー
ル;
1−(4−ピリジル)−2−(4−N、 N−ジメチルアミノメチルフェニル)
イミダゾール:
1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(ペンジルオキシ
)イミダゾール:
1−(2−メチル−4−ピリジル)−4−(4−メチルスルフィニルフェニル)
イミダゾール:
1−(2−メチル−4−ビリノル)−4−(4−チオメチルフェニル)イミダゾ
ール:または
1−(2−メチル−4−ピリジル) 4 (3−クロロフェニル)イミダゾール
である。
製法一
式(1)の化合物の製造は、とりわけ、実施例において記載した操作に従って当
業者により実施され得る。実施例に記載されていない式(1)の残りの化合物は
、そこに開示の類似方法により製造できる。
反応工程1
本発明の化合物(rが0で、Sが1の化合物)は、α−アミノエステルまたはニ
トリル1より出発して製造できる(反応工程1において、アリール化合物として
説明されているが、さらにアルキルα−アミノエステルまたはニトリルに適用で
きる)。化合物1はストレッカー操作または他の標準方法を用いて対応するアル
デヒドから容易に得られる。化合物1を酸塩化物でアシル化してアミド2を得、
それを適当な水素化物−基剤試薬で還元することにより直接的にアルデヒドアミ
ド3に変換する、例えばZがCANまたはCo、Rである場合、水素化ジイソブ
チルアルミニウム(DrBAL)で還元するが、またはZがC02Rの場合、ま
ずそのエステルをアルコールに還元し、つづいて酸化して化合物3のアルデヒド
酸化状態に戻す。また、ある場合には、保護アルコールまたはアルデヒドのよう
な化合物]、[ZがCH20RまたはCH(OR)z]で開始し、その後に脱保
護し、酸化し、必要ならば、初期ア/ル化工程(1ないし2)に従って、化合物
3を製造することがより都合がよいがもしれない。酸性触媒作用を用い、3を必
要とするアミノへテロサイクル(R5)と反応させて化合物4を得る。R2゛基
は式(1)のR2基について用いられているような一般的置換基を示す。R8゛
およびY置換基は、適当には、前記の条件下で非反応性の基である。ZがCo、
Rであり、コリンス(Coffins)反応を用いる場合の条件下、R8゛の5
(0)、基のような反応性置換基は当業者にとって明らかである。
反応工程■
イミダゾールを合成する別法は、ペプチド合成に用いるような、標準的カップリ
ング化学を用い、容易に得られる出発物質より製造されるアミド5を用いる(反
応工程n)。加えて、アシル・パートナ−のエステルまたは酸と適当な複素環ア
ミン(反応工程Hの例として、4−アミノピリジン)を、高温(100〜300
°C)で溶媒と共にまたはなしで反応させるようなさらに激しい方法を用いて5
を製造してもよい。5をイミゾイルハライド6に変換し、つづいてα−アミノニ
トリル(反応工程■にて用いたストレッカー合成の初期生成物として得られる)
と反応させ、構造式7のアミジンを得る。該ニトリルを金属ハライドの還元剤、
好ましくは水素化ジイソブチルアルミニウム(DI BAL)と反応させて中間
体のイミンを得、それを好ましくは、連続的工程にて酸で環化し、8を得ること
ができる。
反応工程m
イミゾイルハライド6(反応工程■に示す)の縮合はまた、アジリジンを用いて
行い、アミノン誘導体9(反応工程m)を形成させてもよい。9を、適当な溶媒
中、ハロゲン化アルカリ、好ましくはアセトン中のNaIと反応させて中間体ノ
ヒドロイミダゾール10を得、それを不活性溶媒中、種々の金属触媒と共に加熱
するか、または酸化し、好ましくはBaMnO4を用いて脱水素し、イミダゾー
ル8を1与ることかできる。
2−カルボアルコキシアンリジン、例えば2−カルボエトキシアンリジンを用い
る場合、その結果、R3がC02Etであるイミダゾールを製造できる。該エス
テルを塩基性加水分解(NaOH)に付してカルボン酸を得、塩化オキサリルと
反応させることで、酸クロリドに変換してもよい。酸クロリドをアミンと反応さ
せてアミドを得るか、または金属アンドと反応させてアシルアジドを得る。アシ
ルアジドを熱ベックマン転位に付してR3が−NCOであるイソシアネートを得
、それを酸素、窒素または硫黄求核原子のいずれかと反応させて、各々、対応す
るカルバメート、尿素またはチオカルバメートを得る。別法として、フンスディ
ーカー反応(カルボン酸の銀塩を臭素と反応させる)またはその変形を用い、酸
を転位した臭化物(R,=Br)に変形してもよい。該臭化物を、エーテル性溶
媒中、n−またはt−ブチルリチウムのいずれかを用い、有機リチウムにトラン
スメタル化反応に付し、つづいてジアルキルホスホロクロリデート、例えばジメ
チルクロロホスフェートを添加し、R5がP(=OXOR)zであるホスホネー
トエステルを製造してもよい。
反応工程1.IIおよび汀において、R8およびY基は、適宜保護されたアルコ
ール、例えば、反応工程■において、ンリルエーテル、例、t−ブチルジメチル
またはt−ブチルジフェニル、反応工[1および■において、可変結合のアルキ
ル鎖((C(R+o)z)−Rs/Y)により連結したメチルのようなアルキル
エーテルであってもよい。イミダゾールに環化した後、該アルコールを標準的反
応条件を用いて脱保護し、遊離アルコールを得る。該アルコールをカルボン酸に
酸化しくジメチルホルムアミド中クロム酸またはジクロム酸ピリジニウム)、つ
づいてエステルに変換する。該アルコールをアルデヒドに酸化しく塩化メチレン
中スウエーン(Swern)試薬またはクロロクロム酸ピリジニウム)、NaC
NBHsの存在下、NH3、または第一級もしくは第二級アミンを用いて縮合し
くボルナ(Borch)還元アミノ化操作)、各々、対応する第一級、第二級お
よび第三級アミンを得る。
別法として、該アルコールを窒素、硫黄または請求核原子のいずれかにより置換
されるように活性化してもよい。例えば、該アルコールをジイソブロピルアゾジ
カルボキシレート、トリフェニルホスフィンおよびチオ酢酸と反応させて対応す
るチオエステルを得る。それはチオールに加水分解でき、スルホン酸に酸化でき
る。
前記の化合物から製造できる付加的な誘導体としてニーCO,CH3を、CHs
OH中、金属ノアン化物触媒、例えばNaCNと共にまたはなしで、HNNR,
R,と加熱することによるC(0)NRsRe: OHと、ピリジン中、例えば
ctC(0)Raとからの一〇C(○)R,;−NHR,Oとアルキルイソチオ
シアネートまたはチオシアン酸とからの−N R+ o C(S ) N Rs
R* ; N HRsとクロロギ酸アルキルとからのNR−ac(0)OR@
; NHR+。をイソシアネート、例えばHN=C=OまたはR1゜N=C=O
と反応させることによる一NR,。C(0)NRaRo: NHR+oを、ピリ
ジン中、C1−C(0)Reと反応させることによる一NR+o−C(0)Ra
;−C(NRaR9)SRIを、アルコール中、H3NR,”0Ac−と加熱す
ることによる一C(=NR,。)NR,R,+−C(S)NRsRIと、不活性
溶媒、例、アセトン中、R,−1とからの−C(NRsRe)SRa; C(S
)NHzとHNRaRe&からの−C(S)NR++Ro (RsまたはR,は
水素以外の基である)。
C(=NRaRJ SRsを、NH,CNと一緒に無水アルコール中、加熱する
ことによる、またC(=NH)−NRaRoを、EtOH中、Br−CNおよび
NaEtO−と反応させることによるC(=NCN)−NRaRo;NHR+。
を(RaS)2C=NCNと反応させることによるNR,。−C(=NCN)S
Rs;NHRIOをCI S O2Rsと一緒に、ピリノン中、加熱することに
よる一NR,。5O2R8;N RIo C(0) Rsをラウエンソン(La
vesson)試薬[2,4−ビス(4−メトキノフェニル)−1,3,2,4
−フチアジホスフェタン−2,4−ジスルフイド]と反応させることによる一N
R,。C(S)Rs;NHRsとトリフリック無水物および塩基とからの−NR
,。5oICF3: NHR+。と、例えば塩化メチルオキサリルおよび塩基、
例えばトリエチルアミンとからのNRIOC(0)−C(0)−0R8;−NR
,、C(0)−C(0)−0R8とHN Rs Rt *とからの−NR,,C
(0)−C(0)−NR,R9;−C(=NH)NHR,。を、クロロホルム中
、2−クロロアセトアルデヒドと一緒に加熱することによる1 (NR+。)−
2−イミダゾリルが挙げられる。
合成実施例
以下の実施例は、本発明化合物を説明するものであり、限定するものではない。
実施例1
l−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−フェニルイミダゾ
−フェニルグリシン(15,00グラム(以下、9と記す)、0.1モル(以下
、molと記す))のEtOH(100ミリリツトル(以下、膳りと記す))中
温合物に20%エタノール性HC1(30腸L)を添加した。該混合物を還流さ
せながら約20時間(以下、hと記す)加熱し、次いで、冷却した。溶媒を真空
除去し、残留物をさらに精製せずに使用した。
N−(4−フルオロベンゾイル)フェニルグリシンのエチルエステルエチルフェ
ニルグリシン・塩酸塩(前記で製造した)のCHsCN (60腸L)中温液に
塩化4−フルオロベンゾイル(25,49,0,16■ol)およびピリジンを
添加した。得られた混合物を室温で約5.5時間撹拌し、次いで、NaHCOs
水溶液およびEtoAcに分配させた。有機抽出物を、10%NaOH水溶液、
3NHCIおよびNaC1飽和水溶液で連続洗浄した。溶媒を真空除去し、残留
物をCHzCb/ヘキサンから結晶化して、標記化合物(19g、63%)を得
た。
4−フルオロ−N−(2−ヒドロキシ−1−フェニル)エチルベンズアミドN−
(4−フルオロベンゾイル)フェニルグリシンのエチルエステル(1,569,
5、2111101)のTHF(15腸L)中温液にホウ水素化ナトリウム(0
,50g、12.9mmol)、次いで、MeOH(4,2aL)を添加した。
得られた混合物を約75分間撹拌し、その間にさらなるホウ水素化ナトリウムを
添加した。該混合物をH2O中に注ぎ、減圧下で濃縮した。残留物をNaC1飽
和水溶液およびEtOAcに分配させた。有機抽出物を真空濃縮し、残留物をフ
ラッシュクロマトグラフィーに付し、25%EtOAc/ヘキサンで溶離するこ
とによって精製して、標記化合物を得た(0.80q、60%)。
ピリジン(1,6ol、19.30關o1)のCH2Cl2 (18IIL)中
温液:こCrys (1,169,11,58關o1)を滴下した。添加終了後
、該混合物を約30分間撹拌し、その後、4−フルオロ−N−(2−ヒドロキシ
−1−フェニル)エチルベンズアミド(0,50g、1.93ma+ol)のC
H2Cl2’(35m/)中温液を滴下した。得られた混合物を約5分間撹拌し
、次いで、フロリジルのノく・ノドを介して濾過し、減圧下で濃縮して、標記化
合物を得た。
k否辷炙尼搬二肚]二υ竺匹〉ヨ吐」二二三牝”’f=/−火
トルエン(10腸L)中に4−フルオロ−N−(2−オキソ−1−フェニル)エ
チルベンズアミド(0,15g、0 、58 mff1ol)および4−アミノ
ピリジン(0,06g、0.65關o1)を含有する溶液にp−トルエンスルホ
ン酸(0,22q、1.20IllIIIO1)を添加した。混合物を還流させ
ながら、H,Oを共沸除去しつつ、加熱した。約1時間還流させながら加熱した
後、混合物を冷却し、NaHCO,水溶液およびEtoAcに分配させた。有機
抽出物を減圧下で1縮し、フラツシュクロマトグラフィーに付し、EtOAc/
ヘキサン(1:5〜1:1)の溶媒勾配液で溶離することによって精製した。標
記化合物を淡黄色固体として得た(0.049.17%)。融点90〜92℃。
実施例2
P筈ヒ旦長坐ヒに久仕ユ酌上ム丘酉ヒ七士ヒ旦さ邊乙巨ニル)イミダゾール
エチル4−ヒドロキシフェニルグリシン・塩酸塩4−ヒドロキソフェニルグリシ
ン(18,009、Q、 l l mol)のEtOH(100mL)中懸濁液
に20%エタノール性HCI(30腸L)を添加した。混合物を還流させながら
14時間加熱し、次いで、冷却し、減圧下で1縮した。該残留物をNaHCO3
飽和水溶液およびEtOAcに分配させ、有機抽出物を真空濃縮して、標記化合
物(15,009,70%)を得た。
N−(4−フルオロベンゾイル)−2−[4−オキソ−(4−フルオロペン・l
イル)フェニルコグリシンのエチルエステル
エチル4−ヒドロキシフェニルグリシン・塩酸塩(前記で製造した)のCH,C
N中懸濁液に塩化4−フルオロベンゾイル(20■し、0.17+ol)および
ピリジン(15,5aL、領201+01)を添加した。得られた混合物を室温
で5分間撹拌し、次いで、NaHCO3水溶液およびEtoAcに分配させた。
有機抽出物を3N HCl、NaC1飽和水溶液、5%NaHCO3水溶液およ
びNaC1飽和水溶液で連続洗浄した。溶媒を真空除去して、標記化合物を得た
。
4−フルオロ−N−[1−(4−ヒドロキシフェニル−2−ヒドロキシ)エチル
]ベンズアミド
N−(4−フルオロベンゾイル)−2−[4−オキシ−(4−フルオロベンゾイ
ル)フェニルコグリシンのエチルエステル(1,009,2,27mwol)の
THF (6ol)中温液にホウ水素化ナトリウム(0,229,5,70a+
mol)を添加した。該混合物を55℃に加温し、MeOH(1,9alL)を
10分間かけて添加した。添加終了後、該混合物をH,O中に注ぎ、減圧下で濃
縮した。残留物をNaC1飽和水溶液およびEtOAcに分配させた。有機抽出
物を真空濃縮し、残留物をフラッジュクロマトグラフイーに付し、EtOAc/
ヘキサン(1: 1)で溶離することN−[1−(4−ベンジルオキシフェニル
−2−ヒドロキシ)エチル]−4−フルオロベンズアミド
4−フルオロ−N−[1−(4−ヒドロキシフェニル−2−ヒドロキシ)エチル
]ベンズアミド(0,409,1,45龍o1)のアセトン中溶液に炭酸カリウ
ム(0゜309.2.18市o1)および臭化ベンジル(0,29y、1.75
關o1)を添加した。得られた混合物を還流させながら20時間加熱し、次いで
、冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフイーに付し、
EtOAc/ヘキサン(1・1)で溶離することによって精製して、標記化合物
を得た(0.509.94%)。
N−[1−(4−ベンジルオキソフェニル−2−オキソ)エチル]−4−フルオ
ロベンズアミド
ピリジン(1,1aL、 12.8mmol)のCH2Cl2 (10腸L)中
温液にCry3(0,789,7,731I+++o1.)を滴下した。添加終
了後、混合物t3clliJlfi拌し、その後、N−[1−(4−ベンジルオ
キシフェニル−2−ヒドロキシ)エチル]−4−フルオロベンズアミド(0,4
7g、1.28mmol)のCHt(J* (35ml)中溶液を添加した。得
られた混合物を25分間撹拌し、次いで、フロリジルのパッドを介して濾過し、
減圧下で濃縮して、標記化合物を得た。
トルエン中にN−[1−(4−ベンジルオキシフェニル−2−オヤソ)エチル]
−4−フルオロベンズアミド(0,3By、1 、 OOmmol)および4−
アミノピリジン(0,119,1,17mmol)を含有する溶液にp−トルエ
ンスルホン酸(0,429,2、20viol)を添加した。混合物を還流させ
ながら、HIOを共沸除去しつつ、加熱した。還流させながら1時間加熱した後
、混合物を冷却し、NaHCOs水溶液およびEtOAcに分配させた。有機抽
出物を減圧下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーに付し、EtOAc/ヘ
キサン(1:5〜1:2)の溶媒勾配液で溶離することによって精製した。標記
化合物を得(0,069,14%)、EtOAc/ヘキサンから結晶化させた。
EtoAc中に1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(
4−ペンノルオキシフェニル)イミダゾール(0,139,0,3101101
)および10%パラジウム−活性炭(100−9)を含有する混合物をH2雰囲
気下で10時間撹拌し、ぞの後、反応混合物をセライト(Celite)のバン
ドを介して濾過した。濾液を減圧下で1縮し、残留物をフラソソユクロマトグラ
フィーに付し、EtoAc/ヘキサン(1: 1)で溶離することによって精製
した。単離した物質をEtOAc/△・キサンから結晶化させて、化合物を得た
(0.07g、70%)。融点230〜231℃。
ニル)イミダゾール
スキームIに従った製造方法によって、4−チオメチルベンズアルデヒドをアミ
ノニトリルに変換し、これを塩化4−フルオロベンゾイルと縮合して、実施例3
の化合物を製造した。実施例1および2の方法に従って、ニトリルからアルデヒ
ドへの還元後、4−アミノピリジンと縮合させて、標記化合物を得た。融点19
2〜196℃。
酢酸中、実施例3の1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4
−(4−チオメチルフェニル)イミダゾールのK 2 S z Osによる酸化
の後、ノリ力士でクロマトグラフィーに付し、次いで、再結晶させて、標記スル
ホキシドを得た。
融点201〜203℃。
スキーム■に従った製造方法によって、メチルアジリジン、ならびに4−アミノ
ピリジンおよび塩化4−フルオロベンゾイルの縮合によって形成されたアミドか
ら製造した塩化イミドイルを使用することによって、実施例5の化合物を製造し
た。この付加物の環化および脱水によって、白色固体として標記イミダゾールを
得た。m/ e (rel、 int、 ) 二254 [(M+ H)”]。
スキームIに従った製造方法によって、4−チオメチルベンズアルデヒドをアミ
ノニトリルに転換し、これを塩化4−フルオロベンゾイルと縮合させることによ
って、当該化合物を製造した。実施例1および2の方法に従って、ニトリルから
アルデヒドへの還元の後、2−メチル−4−アミノピリジンと縮合させて、標記
化合物を得た。融点144〜146℃。
実施例7
酢酸中、実施例7の1−(2−メチルピリド−4−イル)−2−(4−フルオロ
フェニル)−4−(4−チオメチルフェニル)イミダゾールのに2S、O,によ
る酸化の後、シリカ上でクロマトグラフィーに付し、再結晶させて、標記スルホ
キシドを得た。融点160〜163℃。
実施例1〜7およびスキームI〜■において記載した方法と同様の方法によって
、以下の化合物を製造した:
実施例8− 1−(4−ピリジル)−2−(4−N、N−ジメチルアミノメチル
フェニル)イミダゾール
実施例9−1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(ペン
ジルオキシ)イミダゾール
実施例10−1−(2−メチル−4−ピリジル)−4−(3−クロロフェニル)
限定されないが、単球および/またはマクロファージなどの哺乳動物の細胞によ
る過剰または非調節過剰または非調節のサイトカイン生産、さらに詳しくは、I
L−1、IL−8またはTNF生産によって一層悪化するか、あるいは引き起こ
されるヒトまたは他の哺乳動物におけるいずれかの疾慝状態の予防的または治療
的処置用薬物の製造において、式(1)の化合物を使用することができる。
式(I)の化合物は、IL−1、I L−8およびTNFなどの炎症前サイトカ
イ〉・阻害能を有しており、したがって、治療有用である。IL−1、IL−8
およびTNFは、種々の細胞および組織に影響を与え、これらのサイトカインな
らびに他の白血球誘導サイトカインは、広範囲の種々の疾管状聾および症状の重
大かつ重要な炎症誘発物質である。これらの炎症前サイトカインの阻害は、これ
らの疾轡の多くを制御し、軽減し、かつ緩和するのに有用である。
式(I)の化合物は、THF生産を阻害するのに充分な量で投与され、その結果
、正常レベル、または、場合によっては、正常以下のレベルに下降調節され、疾
患症状を改善または予防することができる。本発明に関するTNFの異常レベル
は、1)1ピコグラム/m1以上の遊離(細胞結合されていない)TNF :
2)いずれかの細胞関連TNF 、または3)TNFを生産する細胞または組織
中の基本レベル以上のTNFmRNAの存在のレベルからなる。
式(I)の化合物は、限定されないが、慢性関節リウマチ、リウマチ様を椎炎、
変形性関節症、痛風性関節炎および他の関節炎の症状二数血症、敗血症性ショッ
ク、内毒素性ショック、グラム陰性セブシス、トキシックショック症候群、成人
呼吸窮迫症候群、大脳マラリア、慢性肺炎痙性疾患、珪肺症、肺サルコイドーシ
ス、骨吸収疾患、例えば、骨粗眩症、再潅流損傷、対宿主性移植片反応、同種移
植片拒絶反応、インフルエンザなどの感染による熱および筋肉痛、感染または悪
性疾患に対する二次悪液質、後天性免疫不全症候群(AIDS)に対する二次悪
液質、AiDS、ARC(AIDS関連コンプレックス)、ケロイド形成、殿痕
組織形成、クローン病、潰瘍性大腸炎、ビレシス(pyresis)、AIDS
、ならびに、例えば、巨大細胞(cytomegalia)ウィルス(CMV)
、インフルエンザウィルス、および帯状ヘルペスまたはI型および■型単純ヘル
ペスなどのヘルペスファミリーウィルスなどの他のウィルス性感染症などの過剰
または非調節のTNF生産によって誘発されるいずれかの疾患状態の治療におい
て使用される。
式(I)の化合物は、例えば、慢性関節リウマチ、リウマチ様を椎炎、変形性関
節症、痛風性関節炎、および他の関節炎の症状、炎症性関節、湿疹、転層、また
は日焼けなどの他の炎症性皮膚症状、結膜炎を含む炎症検眼症状;ビレシス、痛
みおよび炎症に伴う他の症状に関する、過剰のTNF生産によって誘発または再
燃する炎症性局所疾患症状の治療または予防において、局所的に良く使用される
。
式(I)の化合物は、ウィルス感染症などのTNF誘発疾患の治療のために獣医
学的分野に関して使用される。かかるウィルスの例としては、限定されないが、
ネコ免疫不全ウィルス(FIV)、または、ウマ伝染性貧血ウィルス、ヤギ関節
炎ウィルス、ビスナウィルス、ヒツジの慢性進行性肺炎ウィルスおよび他のレン
チウィルスなどの他のレトロウィルス感染症が挙げられる。
インターロイキン−1(IL−1)は、炎症などの免疫調節および他の生理学的
状態において重要であると思われる種々の生物学的活性を誘発することが示され
ている[例えば、ディナレロ(D 1narello)ら、リビュー・オブ・イ
ンフェクンヤス・ディジージス(Rev、 Infeet、 Disease)
、6.51 (1984)を参照]。
多数のIl、−1の公知の生物学的活性としては、Tヘルパー細胞の活性化、熱
の誘発、プロスタグランジンまたはコラゲナーゼ生産の刺激、好中球走化性、急
性期蛋白の誘発および血漿鉄レベルの抑制が挙げられる。
式(I)の化合物がサイトカイン、特にIL−1の阻害剤であるという発見は、
ヒト単球上で、in vitroでのIL−1の生産に対する式(I)の化合物
の影響に基づいている。このアッセイは、本明細書中に記載される。
過剰または非調節のIL−1生産が再燃させ、および/または引き起こすことに
関係する多くの疾患状態がある。これらは、慢性関節リウマチ、変形性関節症、
内毒素血症および/またはトキンックショック症候群、他の急性もしくは慢性炎
症性疾患状態、例えば、内毒素によって誘発される炎症性反応または炎症性腸疾
患;結核症、アテローム性動脈硬化症、筋肉変性、悪液質、転層性関節炎、ライ
ター症候群、慢性関節リウマチ、痛風、外傷性関節炎、風疹関節炎、および急性
滑膜炎が挙げられる。最近の証拠は、IL(活性と糖尿病および膵臓β細胞を結
び付けている。
デ1ナレロ(D 1narello)、ジャーナル・オブ・クリニカル・イムノ
ロジー(J、C11nica1 1m++uno1ogy)、5(5)、287
−297 (1985)には、■L−1を原因とする生物学的活性が開示されて
いる。これらの影響のいくつかは、他の人たちによって、+ L−1の間接的影
響として開示されたことに注意すべきである。
式(1)の化合物は、インターロイキン−3(NAP−1/IL−8)の生産を
阻害することも判明した。l L−8は、1987年に最初に同定され、かつ、
特徴イ1けら第1た走化性因子である。l L−3は、単核細胞、フィブロブラ
スト、内皮細胞、およびケラ千ノサイトを含むいくつかの型の細胞によって生産
される。
好中球誘因/′活性化蛋白−1(NAP−1)、単球誘発好中球走化性因子(M
DNCF)、好中球活性化因子(NAF)、およびT−細胞リンパ球走化性因子
などの多くの異なる名称がrL−8に適用されている。
過剰または非調節のIL−8生産は、疾患を再燃させ、および/または引き起こ
すことに関係している。これらの疾患は、転層、炎症性腸疾患、喘息、心臓およ
び腎臓再潅流損傷、成人呼吸窮迫症候群、血栓症および糸球体腎炎などの塊状好
中球浸潤によって特徴付けられる。これらの疾患の全ては、炎症性部位の好中球
の走化性の原因である増加したTL−8生産の関連を有する。他の炎症性サイト
カイン(IL−1、TNF、およびIL−6)に対照して、I I−−8は、好
中球走化性を促進する固有の性質を有する。したがって、II、−8の生産の阻
害によって、好中球浸潤を直接減少させる。
特に、IL−1、IL−8およびTNF生産を阻害する化合物の発見は、この分
子が合成され、加工処理され、分泌される方法の理解に貢献するだけではなく、
過剰または非調節のIL−1およびTNF生産が関係している疾患のための治療
的アプローチを提供するものでもある。
医薬組成物
ヒトおよび他の哺乳動物のために式(Dの化合物またはその医薬的に許容される
塩を使用するためには、通常、医薬組成物として標準的な製薬業務にしたがって
製剤化される。
したがって、本発明は、非毒性有効量の式(I)の化合物およびその医薬的に許
容される担体または希釈剤からなる医薬組成物にも関する。式(1)の化合物は
、慣用の方法に従って、式(I)の化合物を標準的な医薬担体と合わせることに
よって調製された慣用の投与形態で投与される。式(1)の化合物は、公知の治
療的に有効な第2の化合物と組み合わせて慣用の投与量で投与されてもよい。こ
れらの方法は、望ましい調製物に応じて、成分を混合し、顆粒化し、次いで、圧
縮するか、または、溶解することを含む。
使用される医薬組成物は、例えば、固体または液体のいずれであってもよい。
固体担体の例としては、ラクトース、白土、シュークロース、タルク、ゼラチン
、寒天、ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン駿な
どが挙げられる。液体担体の例としては、ノロツブ、落花生油、オリーブ油、水
などが挙げられる。同様に、担体または希釈剤としては、単独またはワックスと
混合したモノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの当
該技術分野に良く知られでいる徐放性r!Ayが挙げられる。
種々の医薬形態が使用されつる。か(して、固体担体を使用する場合、調製物は
、錠剤化され、粉末またはぺlノット形態でゼラチン硬カプセル中、またはドロ
ー、fまたはロゼンジの形態にされる。固体担体の量は、広範囲に変わるが、好
まし、くは、約25藁9〜約19である。液体担体を使用する場合、ンロソブ、
エマルジ3ン、ゼラチン軟カプセル、アンプルもしくは非水性液体懸濁液などの
無菌注射用液体の形態である。
式(I)の化合物は、局所的に投与されうる。かくして、式(I)の化合物は、
慢性関節リウマチ、リウマチ様を椎炎、変形性関節炎、痛風性関節炎および池の
関節炎症状、炎症性関節、湿疹、乾瘤または日焼けなどの他の炎症性皮膚症状;
結膜炎を含む炎症性眼症状:ビレ/ス、痛みおよび他の炎症関連症状などの、哺
乳動物にお1ノる炎症または他のサイトカイン関連疾患の治療または予防におい
て局所的に投与されうる。
局所投与に対する治療効果に必要な、本明細書に記載の使用のすべての方法につ
いての式(I)の化合物の量は、もちろん、選択された化合物、炎症症状の性質
および重萬度、媒介されるエイコサノイドまたはサイトカイン、ならびに治療下
の動物によって変わり、最終的には、医者の裁量にまかされる。有効成分、すな
わち式(I)の化合物の好適な局所的抗炎症性投与量は、011〜150++s
+であり、1日に1〜4回、好ましくは2または3回投与される。
局所投与なる語は、非全身性投与を意味し、表皮、口腔内への外部的な式(I)
の化合物の適用、および耳、眼および真中への当該化合物の滴注、ならびに化合
物が血流中に有意に入らない場合を含む。全身投与なる語は、経口、静脈内、腹
腔内、および筋肉的投与を意味する。
有効成分を原料化学物質として単独で投与することが可能であるが、医薬製剤と
して投与するのが好ましい。有効成分は、局所投与については、0.001%〜
10%W/W、例えば、製剤の1重量%〜2重量%からなるが、10%W/W程
度、好ましくは、5%W/Wを超えない、より好ましくは製剤の領1%〜15w
/wからなる。
本発明の局所製剤は、有効成分ならびに11種以上の許容される担体および所望
により他の治療成分からなる。担体は、製剤の他の成分と適合し、かつ、その受
容者に対して毒性ではないという意味で「許容」されなければならない。
局所投与について好適な製剤としては、リニメントローション、クリーム、軟膏
またはベーストなどの炎症部位に皮膚を介して慶透さゼるのに好適な液体または
半液体調製物および眼、耳または鼻への投与に好適な点滴剤が挙げられる。
本発明の点滴剤は、無菌水性または油性溶液または懸濁液からなり、殺菌剤およ
び/または殺真菌剤および/または他の好適な保存剤、好まし、くは、界面活性
剤を含む好適な水溶液に有効成分を溶解させることによってvalI2!される
。次いで、得られた溶液を濾過することによって浄化し、好適な容器に移し、次
いで、密封し、オートクレーブに付すか、または98〜100℃に半時間維持す
ることによって滅菌する。別法としては、溶液を濾過によって滅菌し、無菌技術
によ)て容器に移す。点滴剤中に含有させるのに好適な殺菌剤および殺真菌剤の
例としては、硝酸もしくは酢酸フェニル水銀(0,002%)、塩化ベンズアル
コニウム(0゜01%)および酢酸クロロへキシジン(001%)が挙げられる
。油性溶液の調製に好適な溶液としては、グリセロール、希釈アルコールおよび
プロピレングリコールが挙げられる。
本発明のローション剤は、皮膚または眼への適用に好適なものを含む。眼科用口
−ノヨン剤は、所望により殺菌剤を含有していてもよい無菌水溶液からなり、点
滴剤の調製方法と同様の方法によって調製される。皮膚への適用のためのロー7
ョンまたはりニメントとしては、アルコールまたはアセトンなどの乾燥を促進し
、かつ皮膚を冷却させるため薬剤および/またはグリセロールまたはヒマン油ま
たは落花生油などの油の如き保湿剤が挙げられる。
本発明のクリーム剤、軟膏剤またはペースト剤は、外部適用のための有効成分の
半固体製剤である。それらは、好適な機械的補助を受けて、微細分割または粉末
形繋の有゛効成分を単独または水性もしくは非水性流体中の溶液もしくは懸濁液
中で脂様もしくは非脂様基剤と混合させることによって調製される。該基剤は、
炭水化物、例えば、硬質、軟質または液体ペラフィン、グリセロール、蜜ろう、
金属性セッケン;粘滑薬:天然油、例えば、アーモンド油、コーン油、落花生油
、ヒマソ油またはオリーブ油:羊毛脂もしくはその誘導体、または脂肪酸、例え
ば、ステアリン酸もしくはオレイン酸、ならびにアルコール、例えば、プロピレ
ングリコールもしくはマクロゲルからなる。製剤は、ソルビタンエステルまたは
そのポリオキシエチレン誘導体などのアニオン性、カチオン性または非イオン性
界面活性剤の如き好適な界面活性剤を含む。懸濁化剤、例えば、天然ガム、セル
ロー・又状導体または無機物質、例えば、ケイ酸含有シリカ、および他の成分、
例えば、ラノリンも含有されつる。
本発明の方法は、非経口的にモノカイン活性妨害剤を運搬させることによって行
われる。本明細書で使用する場合、「非経口」なる語は、静脈内、筋肉内、皮下
、鼻腔内、腸内、膣内、または腹腔内投与が挙げられる。非経口投与の皮下およ
び筋肉内形態が一般に好ましい。かかる投与のための適切な投与形態は、慣用技
術によって調製される。
式(I)の化合物のための本明細書に記載される使用の全ての方法について、毎
日の経口投与方針は、全体重1&g当たり約0.05〜約80肩9、好ましくは
、約0.1〜30財/kq、より好ましくは、約0.519〜15叩である。毎
日の非経口投与方針は、全体重14g当たり約0.05〜約80−9、好ましく
は、約01〜約3019/&9、より好ましくは、約0.519〜15即/に9
である。
式(1)の化合物は、吸入によって投与することもできる。「吸入」なる語は、
鼻腔内および経口吸入投与を意味する。エアロゾル製剤または計量目盛り付き投
薬吸入器などのかかる投与のための適切な投与形態は、慣用技術によって調製さ
れる。本明細書に記載の全ての方法のための吸入によって投与される式(I)の
化合物の好ましい日用量は、1日当たり約0.0119/AI9〜約119/に
9である。
医薬的に許容される担体または希釈剤の形態および特徴が、組み合わせられる有
効成分の量、投与経路および池の良く知られている可変因子によって指示される
ことは、当業者によって認識される。
式(I)の化合物またはその医薬的に許容される塩の個々の投与の最適量および
間隔は、治療される症状の性質および程度、投与の形態、経路お5よび部位、な
らびに、治療される特定の患者によって決定され、かかる最適条件が慣用技術に
よって決定されうることもまた当業者によって認識される。
最適な治療単位、すなわぢ、所定の日数の間、1日当たりに投与される式(I)
の化合物またはその医薬的に許容される塩の投与回数は、慣用の治療単位決定試
験を使用して、当業者によって確定することができる。
寒旌撚
さらに一層詳細に説明せずに、当業者は、前記説明を使用して、本発明をその最
も充分な程度に利用することができる。したがって、以下の実施例は、単なる説
明と解釈され、如何なる場合も本発明の範囲を限定するものではない。
実施例A
ヒト単球によるin vitro I L−1生産に対する式(I)の化合物の
阻害効果ヒト単球によるIL−1のin vitro生産に対する式(I)の化
合物の効果を、以下のプロトコールを使用して実験した。
細菌性リポ多糖(L P S)を使用して、ヒト末梢血液単球によるIL−1生
産を誘発させた。サイモン(S imon)ら、ジャーナル・オブ・イムノロジ
カル・メソッズ(J 、 I mmunol、 Methods)、84.85
(1985)の方法に従って、A2318フイオノフアと協力して、インター
ロイキン2 (IL−2)生産細胞株(EL−4)を刺激して、I L−2を分
泌する能力によって、IL−1活性を測定した。コロyり(Colotta)ら
、ジャーナル・オブ・イムノロジー(J。
I mmunol、 )、132.936(1,984)の方法に従って、ボラ
ンティア提供者または血液バンク白血球層からの新しい血液調製物からヒト末梢
血液単球を単離し、精製した。かかる単球]、X10’をウェル当たり1〜20
0万7meの濃度で24ウエルプレート中に入れた。細胞を2時間付着させ、次
いで、穏やかに洗浄することによって、非付着細胞を除去した。次いで、試験化
合物を細胞に添加し、1時間後に、リポ多糖(50ng/ml)を添加し、該培
養物を37℃でさらに24時間インキ、ベー トした。インキュベーション期間
後、培養上澄み液を取り出し、細胞および全デブリを浄化した。培養上澄み液を
、すぐに、前記方法で【L−1生物学的活性について、ならびに、ラジオイムノ
アッセイによってプロスタグランジンおよび/またはロイコトリエン1度につい
てアッセイした。
式CI)、実施例1.2および5の化合物は、0.1MM〜5μMのIC5゜を
有するヒト単球によるin vitro I L−1生産の有効な阻害剤である
。実施例3および、4の化合物は、IC5゜〉5μMを示した。
炎症性応答および他の疾患状態を引き起こす原因となるか、さらに一層悪化させ
る際に非調節(すなわち、過剰) in vitro I L−1生産の役割の
広く支持された信頼性に基づいて(例えば、フオンタナ(F ontana)ら
、前記文献;ウッド(Wood)ら、前記文献:アケジマ(Akejima)お
よびデイナレロ(D 1narello)、前記文献、ハビクト(Habich
t)およびベック(Beck) 、前記文献:ケスクエ(Chesque)ら、
前記文献;ベンジャミン(B en jamin)ら、前記文献:ならびにデイ
ナレロ(D 1narello)、前記文献)、および式(I)の化合物がヒト
マクロファージおよび/または単球によるin vitro I L−1生産を
阻害するという事実に基づいて、式(1)の化合物は、本発明の方法に従って使
用する場合、必要とするヒトにおける単球および/またはマクロファージによる
in vitro I L−1生産を阻害する。
使用実施例B
ヒト単球によるin vitro TNF生産に対する式(I)の化合物の阻害
効果セクション1.アッセイ設定
以下のプロトコールを使用して、ヒト単球によるTNFのin vitro生産
に対する式(Dの化合物の効果を実験した。
コロツタ、アール(Co1otta、 R,)ら、ジャーナル・オブ・イムノロ
ジー(J。
l Ioaunol、 )、1.32 (2):936 (1984)の方法に
従って、血液Iくンク白血球層または血小板フエレーノス残渣からヒト末梢血液
単球を単離し、精製した。
単球を24ウエルマルチデイノノユ中にlXl0’細胞/ml/ウェルの密度で
平板培養した。該細胞を1時間付着させ、次いで、上澄み液を吸引し、1%ウシ
胎児血清およびベニノリンおよびストレプトマイノン10単位/mlを含有する
新しい培地(RPMI−1640(ホワイテイカー・バイオメディカル・プロダ
クツ(Whitaker Bio+medical Products)、カリ
フォルニア州ホワイテイカー)111を添加した。細胞を投与範囲1nM〜10
μMの試験化合物(化合物をツメチルスルホキシド/エタノールに溶かして、そ
の結果、培地中の最終溶媒濃度は、0゜5%ジメチルスルホキシド10,5%エ
タノールであった)の存在下または不在下で45分間インキュベートした。次い
で、細菌性リポ多糖(ングマ・ケミカルズ・カンパニー(Sigma Che@
1cals Co、)からのイー・コリ(E、coli) 055 : B5
[LSP])をリン酸塩緩衝化生理食塩水(PBS) 10w1中に1100n
/mlで添加し、培養物を、5%COxインキュベーター中、37℃で16〜1
8時間インキュベートした。インキュベーション後、培養上澄み液を細胞から取
り出し、3000回転/分(rp@)で遠心して、細胞デブリを除去し、下記の
ラジオイムノアッセイを使用して、上澄み液0.05翼!をTNF活性について
アラアッセイバッファーは、領01M NaPO4,0,15M NaCj!、
領0025M EDTAおよび0.1%アジ化ナトリウムから構成された(pH
7,4)。チェノ(Chen)ら、ネイチ+ −(Nature)、330:5
81−583 (1987)の方法を使用して得られたヒト組換えTNF (r
hTNF)を、下記セクション■に記載の変形したクロラミン−T法によってヨ
ウ素化した。試料(培養上澄み液50μl)またはrhTNF標準に、ポリクロ
ーナルウサギ抗−rhTNF (ゲンザイム(Genzya+e)、マサチュー
セッツ州ボストン)および8000cpmO)’ ” I −TNFの1/90
00希釈物を最終容量400μiノ<、yファー中で添加し、4℃で一晩(18
時間)インキュベートした。抗ゴhTNFの最大沈殿について、正常なウサギ血
清およびヤギ抗ウサギ[gG(カルビオケム(Calbiochem))をお互
いに対して滴定した。担体正常ウサギ血清の適切な希釈物(1/200)、ヤギ
抗ウサギIgG (1/4)および25単位ヘパリン(カルビオケム)を沈殿さ
せ、アッセイ背当たり200μiのこの複合物を添加し、4℃で−晩インキュベ
ートシた。管を200Or−で30分間遠心し、上澄み液を注意深く吸引し、ペ
レットに関する放射能をベックマン・ガンマ(Beckman Gamma)
5500カウンターで測定した。計算のためにlogit−1og直線変換曲線
を使用した。試料中のTNFII度を、157〜20.000pg/−A範囲で
直線であるrhTNFの標準曲線について測定した。
セクションI[I:rhTNFの放射性ヨウ素化フロリフ(F rolik)ら
、ジャーナル・オン・バイオロジカル・ケミストリー(J 、 Biol、 C
he+g、 )、259 : 10995−11000 (1984)の変形し
たクロラミン−T法を使用して、rhTNFのヨウ素化を行った。すなわち、2
0MMトリス(Tris)(pH7,5)5ml中のrhTNF5mgを0.5
MKP○415117および担体フリー1ズ’I (100MC1/ml: I
CN)10mlで希釈した。100■y/ml(水性)クロラミン−T溶液の
アリコツト5mlを添加して、反応を開始させた。室温で2分後、さらなるアリ
コツト5dを添加し、1.5分後に最後のクロラミン−T5mlを添加した。5
0mMメタ亜硫酸水素ナトリウム20m1,120mMヨウ化カリウム100−
および1.2119/d尿素200m1を連続添加することによって、該反応を
1分後に停止させた。内容物を混合し、反応混合物を、予め充填したセファデッ
クス(5ephadex) G −25カラム(PDIOファルマシア(Pha
rmacja))に通し、025%ゼラチンを含有するリン酸塩緩衝化生理食塩
水(pH7,4)で平衡化させ、溶離した。ピーク放射能含有フラションをプー
ルシ、−20℃テ貯蔵シタ。”s[−TNF(7)比活性は、80〜100xC
i/s+g蛋白であった。ニール、エム・エル(Neale、 M、 L、 )
ら、ヨーロピアン・ジャーナル・オン・キャンサー・アンド・クリニカル・オン
コロジー(Eur、 J、 Can。
Clin、 0ncol、 )、25 (1): 133−137 (1989
)のL929細胞毒性アッセイによってヨウ素化TNFの生物学的活性を測定し
、非標識TNFの80%であることが判明した。
セクションl’V ′「N F E L I S Aの測定つ・fンストン(W
inston)ら、カレント・プロトコールズ・イン・モレキュラーリバイオロ
ノー′(Current Prol、ocols in Mo1ecular
Biology)、第11.21頁、アウスベル(Ausbel)ら編(198
7)、アメリカ合衆国ニューヨーク州のジョン・ウイリイ・アンド・サンズ(J
ohn Wiley and 5ons)において開示された基本的なサンド
イッチELTSAアッセイ方法の変形を使用して、TNFのレベルを測定した。
該ELISAは、カブチャー抗体として以下に記載のネズミモノクローナル抗ヒ
トTNF抗体を、および第2抗体としていかに記載のポリクローナルウサギ抗ヒ
トTNFを使用した。検出のために、ペルオキシダーゼ−コンジュゲートしたヤ
ギ抗−ウサギ抗体(アメリカ合衆国インディアナ用インディアナポリスのベーリ
ンガー・マンハイム(Boehringer Mannhei■)、カタログ番
号第605222号)を添加し、次いで、ペルオキシダーゼに対する基質(11
197mlオルトフェニレンジアミンおよび0.1%尿素過酸化物)を添加した
。(アメリカ合衆国ペンシルベニア州、キング・オン・プルシアのスミスクライ
ン・ビーチャム・ファーマンユーテイカルズ(SLljthKline Bee
chaa Phari+aceuticals)から人手した)イー・コリ(E
、 Co11)中で生産された組換えヒトTNFを用いて作成した標準曲線から
試料中のTNFレベルを計算した。
セクションV:抗ヒトTNF抗体の生産コーラ−(Kohler)およびミルス
タイン(Millstein)、ネイチ(F−(Nature)、256 +
495 (1975)(出典明示により本明細書の一部とする)の方法の変形を
使用して、組換えヒトTNFで免疫化したBALB/cマウスの膵臓からヒトT
NFに対するモノクローナル抗体を調製した。ニューシーラント・ホワイト(N
ZW)ウサギの、フロイント完全アジュバント(DIFCO,アメリカ合衆国イ
リノイ州)中に乳化させた組換えヒトTNFによる反復免疫化によって、ポリク
ローナルウサギ抗ヒトTNF抗体を調製した。
結果
式(1)、実施例1および2の化合物は、共に、前期アッセイにおいて領5μM
〜3.5μMのIC,。を示した。式(I)の化合物が単球によるin vit
ro T N F生産を阻害する正確なメカニズムは、現在、知られていない。
この阻害活性は、有効な/クロオキシゲナーゼおよび/またはりポキシゲナーゼ
阻害活性を有する他の非ステロイド系抗炎症薬物が非毒性投与量でTNF生産を
阻害しないので、アラキドン酸代謝阻害を誘発することにおける式(I)の化合
物のいずれかの性質と相互に関係することを示さない。さらにまた、化合物の、
プロスタグランジンの生産および/またはロイコトリエン合成を阻害能は、TN
F生産を必ず阻害することを意味しない。
実施例C
IL−8生産に対する式(1)の化合物の阻害効果以下のプロトコールを使用し
て、ヒトa静脈内皮細胞からのIL−8生産の阻害に対する式(I)の化合物の
効果を試験する。
主要なヒト渋帯内皮細胞(HUVEC)をセル・システムズ(Cell Sys
tems)(ワノシトン州カーランド)から入手し、15%5%ラン血清ならび
にαFGFおよびヘパリンからなる]%C3−HBGFで補足された培地中に維
持する。
次いて、細胞を20倍に希釈した後、セラチン塗布した96ウエルプレート中で
平板培養した(250μl)。使用前、培地を新しい培地(200μl)と替え
た。
適切な濃変のバッファーまたは試験化合物25μlを各ウェルに四重反復ウェル
で添加した。これの直後に、1〜10μMの1度の式(1)の化合物25μlを
添加した。該ブレートを、5%CO2を有する37℃の湿式インキュベーターに
おいて、指示されたとおりの適切な時間インキュベートした。インキュベーショ
ン期間後、上澄み液を取り出し、アール・アンド・ディ・システムズ(R&DS
ystems) (ミネソタ州ミネアポリス)から入手したIL−8ELISA
キットを使用してIL−8I11度を7′ツセイする。存在する全てのデータは
、標準曲線に基づいた複数の試料の平均値(np/mr)としてであった。適切
な場合、IC5゜は、非直線回帰分析によって作成される。
前記説明は、好ましい具体例を含む本発明を充分に説明する。本明細書中に詳細
に記載された具体例の変形または改良は、以下の請求の範囲の範囲内である。
さらに一層詳細に説明せずに、当業者は、前記説明を使用して、本発明を最も完
全に利用することができる。したがって、本明細書の実施例は、単なる説明であ
り、如何なる場合も本発明の範囲を限定するものではない。排他的な所有権また
は特権を請求する本発明の具体例を以下に定義する。
フロントページの続き
(72)発明者 ガリジパティ、ラヴイ・ジエンカーアメリカ合衆国ペンシルベ
ニア州19087、ウニイン、フリントロック・レーン5番
Claims (30)
- 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 R1はモノ−またはジ−置換の4−キノリル、4−ピリジル、1−イミダゾリル 、1−ベンズイミダゾリル、4−ピリミジニルであり、ここで置換基は、独立し て、水素、C1−4アルキル、ハロゲン、O−C1−4アルキル、S−C1−4 アルキルまたはN(Ra)2からなる群より選択され;Raは水素、C1−6ア ルキルであるか、またはRaは窒素と一緒になって、5〜7員の複素環を形成し てもよく、該環は、所望により、酸素、硫黄または窒素からなる群より選択され る付加的なヘテロ原子を含有していてもよく;R2はモノ−またはジ−置換のフ ェニルであり、ここで置換基は、独立して、水素、ハロゲン、S(O)mR5、 OR6、ハロゲン置換のC1−4アルキル、C1−4アルキルまたはN(R12 )2からなる群より選択され;R4は水素、C1−10アルキル、C2−10ア ルケニル、C2−10アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5−8シクロア ルケニル、複素環、複素環アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリ ール、ヘテロアリールアルキルであり;R3は(X)r−(Q)s−(Y)tで あり;Xは水素、−(C(R10)2)n、−NR13、−O−、またはS(O )mであり:rは0または1の数であり; mは0、1または2の数であり; Qはアルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、複素環、複 素環アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリ ーノレアルキルであり; sは0または1の数であり; Yは水素、C1−10アルキル、ハロゲン置換のC1−10アルキル、ハロゲン 、−(C(R10)2)nOR8、−(C(R10)2)nNO2、−(C(R 10)2)nS(O)m′R11、−(C(R10)2)nSR8、−(C(R 10)2)nS(O)m′OR8、−(C(R10)2)nS(O)m′NR8 R9、−Xa−P(Z)−(XaR13)2、−(C(R10)2)nNR8R 9、−(C(R10)2)nCO2R8、−(C(R10)2)nOC(O)R 8、−(C(R10)2)nCN、−(C(R10)2)nCONR8R9、− (C(R10)2)nC(S)NR8R9、−(C(R10)2)nNR10C (O)R8、−(C(R10)2)nNR10C(S)R8、−(C(R10) 2)nNR10C(Z)NR8R9、−(C(R10)2)nNR10S(O) mR11、−(C(R10)2)nNR10C(=NCN)SR11、−(C( R10)2)nNR10C(=NCN)−NR8R9、−(C(R10)2)n NR10C(O)C(O)−NR8R9、−(C(R10)2)nNR10C( O)C(O)−OR10、−(C(R10)2)nC(=NR10)−NR8R 9、−(C(R10)2)n−C(=NR10)−ZR11、−(C(R10) 2)n−OC(Z)−NR8R9、−(C(R10)2)nNR10S(O)m CF3、−(C(R10)2)nNR10C(O)OR10からなる群より選択 される置換基であり;tは0、1、2または3の数であり; Xaは、独立して、−(C(R10)2)n、−NR8−、−O−または−S− であり;Zは酸素または硫黄であり: m′は1または2の数であり; nは0〜10の数であり; R5は水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C 3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケニル、アリールまたはN(R7) 2である;ただし、mが1または2である場合、R5は水素以外の基であり;R 6は水素、C1−4アルキル、ハロゲン置換のC1−4アルキル、C2−4アル ケニル、C2−4アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケ ニルまたはアリールであり; R7は水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、ア リールであるか、または窒素と一緒になって5〜7員の複素環を形成してもよく 、ここで該環は、所望により、酸素、硫黄または窒素からなる群より選択される 付加的なヘテロ原子を含有していてもよい;ただし、R5がN(R7)2である 場合、mは1または2であり: R8は水素、C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニ ル、C3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケニル、複素環、複素環アル キル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル であり;R9は水素、C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10 アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5−7シクロアルケニル、アリール、 アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルであるか、または R8およびR9が一緒になり窒素と一緒になって5〜7員の複素環を形成しても よく、ここで該環は、所望により、酸素、硫黄または窒素からなる群より選択さ れる付加的なヘテロ原子を含有していてもよい: R10は水素またはC1−4アルキルであり;R11はC1−10アルキル、C 2−10アルケニル、C2−10アルキニル、C3−7シクロアルキル、C5− 7シクロアルケニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロァ リールアルキルであり;R12は水素、C1−4アルキル、アリールであるか、 または窒素と一緒になって5〜7員の複素環を形成してもよく; R13は水素、C1−10アルキル、シクロアルキル、複素環、アリール、アリ ールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルを意味する]で示 される化合物またはその医薬上許容される塩。
- 2.R1がモノ−またはジ−置換の4−ピリジルまたは4一キノリルである請求 求項1記載の化合物。
- 3.sが0である言請求項2記載の化合物。
- 4.rが0である請求項3記載の化合物。
- 5.Yがアルキル、−(C(R10)2)nOR8、−(C(R10)2)nS (O)m′R11、−(C(R10)2)nSR8、−(C(R10)2)nS (O)n′OR8、−(C(R10)2)nS(O)m′NR8R9、−Xa− P(Z)−(XaR13)2、−(C(R10)2)nNR8R9、−(C(R 10)2)nC(Z)OR8、−(C(R10)2)nOC(Z)−R8、−( C(R10)2)nC(O)NR8R9、−(C(R10)2)nNR10C( =NCN)−NR8R9、または−(C(R10)2)nNR10S(O)mR 11である請求項4記載の化合物。
- 6.Yがアルキル、−(C(R10)2)nOR8、−(C(R10)2)nS (O)mR6、(CH2)nCO2R8、−(C(R10)2)nNR10C( =NCN)−NR8R9、−(C(R10)2)nNR8R9、−Xa−P(Z )−(XnR13)2であり、nが0〜4であ る請求項5記載の化合物。
- 7.sが1である請求項2記載の化合物。
- 8.Qがアリールまたはヘテロアリールである請求項7記載の化合物。
- 9.Yがアルキル、−(C(R10)2)nOR8、−(C(R10)2)nS (O)m′R11、−(C(R10)2)nSR8、−(C(R10),)nS (O)m′OR8、−(C(R10)2)nS(O)m′NR8R9、−Xa− P(Z)−(XaR13)2、−(C(R10)2)nNR8R9、−(C(R 10)2)nC(Z)OR8、−(C(R10)2)nOC(Z)−R8、−( C(R10)2)nC(O)NR8R9、−(C(R10)7)nNR10C( =NCN)−NR8R9、または−(C(R10)2)nNR10S(O)nR 11である請求項8記載の化合物。
- 10.rが0であるか、またはrが1で、Xが−(C(R10)2)nである請 求項8記載の化合物。
- 11.R4が水素またはアルキルである請求項8記載の化合物。
- 12.R2がモノ−置換されたフェニルであり、ここで置換基が、独立して、水 素、ハロゲン、S(O)mR6、OR9またはC1−4アルキルからなる群より 選択される請求項2記載の化合物。
- 13.R1が、所望により、C1−4アルキルでその2一位が置換されていても よい4−ピリジルである請求項2記載の化合物。
- 14.R2がモノ−置換のフェニルであり、ここで置換基は、独立して、水素、 ハロゲン、S(O)mR6、OR9またはC1−4アルキルからなる群より選択 され:rが0で、sが1で、Qがアリールで、Yが水素、アルキル、−(C(R 10)2)n−OR8、−(C(R10)2)nS(O)m′R11、−(C( R10)2)nSR8、−(C(R10)2)n−S(O)m′OR8、−(C (R10)1)nS(O)m′NR8R9、−Xa−P(Z)−(XaR13) 2、−(C(R10)2)nNR8R9、−(C(R10)2)nCO2R8、 −(C(R10)2)nOC(O)−R8、−(C(R10)2)nCONR8 R9、−(C(R10)2)nNR10C(=NCN)−NR8R9、または− (C(R10)2)nNR10S(O)mR11であり、R4が水素またはメチ ルで、R8が水素、C1−4アルキルであるか、または所望によりR9と一緒に 環化し、それらが結合する窒素と一緒になって5員複素環を形成していてもよい 請求項1記載の化合物。
- 15.1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−フェニルイ ミダゾール: 1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−ヒドロキシ フェニル)イミダゾール: 1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−チオメチル フェニル)イミダゾール: 1−(4−ビリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスル フィニルフェニル)イミダゾール; 1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−メチルイミダゾー ル;1−(2−メチルピリド−4−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−4 −(4−チオメチルフェニル)イミダゾール:または1−(2−メチルビリド− 4−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスルフィニルフ ェニル)イミダゾールである請求項1記載の化合物。
- 16.有効量の請求項1に記載の化合物と、医薬上または獣医学上許容される担 体または希釈剤とからなろ医薬または獣医薬組成物。
- 17.有効量の請求項15に記載の化合物と、医薬上または獣医学上許容される 担体または希釈剤とからなる医薬または獣医薬組成物。
- 18.有効なサイトカイン阻害量の請求項1に示されている式(I)の化合物を サイトカイン介在疾患の治療を必要とするヒトに投与することを特徴とする、そ のような治療を必要とするヒトにおけるサイトカイン介在疾患治療法。
- 19.阻害されるサイトカインがIL−1である請求項18記載の方法。
- 20.阻害されるサイトカインがTNFである請求項18記載の方法。
- 21.阻害されるサイトカインがIL−8である請求項18記載の方法。
- 22.サイトカイン介在疾患が、敗血性ショック、エンドトキシンショック、グ ラム陰性敗血症またはトキシックショック症候群である請求項18記載の方法。
- 23.サイトカイン介在疾患が、骨吸収疾患、移植片対宿主反応、アテローム性 動脈硬化症、関節炎、変形性関節炎、リウマチ様関節炎、通風、乾癬または局所 的炎症疾患症状である請求項18記載の方法。
- 24.サイトカイン介在疾患が、成人呼吸窮迫症候群、喘息、または慢性肺炎症 疾患である請求項18記載の方法。
- 25.サイトカイン介在疾患が、クローン病、潰瘍性結腸炎または炎症性腸疾患 である請求項18記載の方法。
- 26.サイトカイン介在疾患が、心臓性および直腸性再潅流損傷、血栓症または 糸球体腎炎である請求項18記載の方法。
- 27.サイトカイン介在疾患が悪液質である請求項18記載の方法。
- 28.式(I)の化合物が: 1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−フェニルイミダゾ ール1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−ヒドロ キシフェニル)イミダゾール: 1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−チオメチル フェニル)イミダゾール; 1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスル フィニルフェニル)イミダゾール: 1−(4−ピリジル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−メチルイミダゾー ル;1−(2−メチルピリド−4−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−4 −(4−チオメチルフェニル)イミダゾール:または1−(2−メチルピリド− 4−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスルフィニルフ ェニル)イミダゾールである請求項18記載の方法。
- 29.有効なサイトカイン阻害量の請求項1に示されている式(I)の化合物を サイトカイン介在疾患の治療を必要とするヒトを除く動物に投与することを特徴 とする、そのような治療を必要とする動物におけるサイトカイン介在疾患治療法 。
- 30.サイトカイン介在疾患がウイルス感染症である請求項29記載の方法。
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