JPH07502933A - 流路を有する担体のろう付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 排気ガス触媒担体のろう付は方法 本発明は、互いに隣接する層の間の波路が波形あるいは平滑および波形の金属箔 により形成され、これらの金属箔が担体の形に巻回されるか積層され、適当な粒 度のろう粉末が金属箔相互の結合個所および／または金属箔と外被管との結合個 所におけるろう付は間隙に堆積されるような排気ガス触ｔｔＵ体のろう付は方決 に関する。

この種の方法はヨーロッパ特許出願公開第０１３６５１４Ａ１号公報で公知であ る。そこではろう粉末がろう付は間隙に合わされた粒度分布で用意され、風体の 構造全体は所定の結合個所においてこのろう粉末でできるだけ完全に満たされる 。ｖＬいて余分なろう粉末が除去され、結合すべきろう付は個所の直ぐ近くにお ける間隙にだけろう粉末があるようにされる。この形式のろう粉末の塗布方法の 場合結合剤が用いられないので、ろう粉末が後のすべての結合個所に一様に到達 するという保証は全く達成されないか、あるいは例えば圧縮や振動による追加的 な工程によってしか達成できない。

ろう付けすべき面に接着側が塗られその上にろう粉末が着けられる他の方法（ヨ ーロッパ特許出願公開第００４９４８９Ａ１号公報参照）は、ここで考察すべき 形式の既に巻回あるいは積層された担体の場合、非常に薄い板金で作られた担体 の微細なハニカム状構造がそのような塗布を許さないので、利用できない。

本発明の課題は、冒頭に述べた形式の方法を、例えば巻回あるいは積層過程の前 の結合剤およびろうの手間のかかる塗布過程を必要とせずに、結合剤およびろう を結合個所に導けるようにすることにある。

本発明の特徴は冒頭に述べた形式の方法において、ろう粉末がまず結合剤と液体 の混合物に分散され、担体の流路がこの液状混合物で貫流され、その後で余分な 混合物が流路から除去され、それから担体がろう付けされることにある。

この方法は、そのような貫流の際に担体の流路のくさび状横断面範囲に非常に小 さな速度しか生しないので、この範囲に流れ媒体と一緒に運ばれるろう粉末が結 合剤を含めて堆積するという認識に基づいている。貫流後に流路は余分な混合物 を除去され、専ら波形板金と平滑板金との間のメニスカスあるいは波形板金と外 被管との間のメニスカスにおいてろう／結合側混合物で充填された間隙が残存し 、これがろう付は後に申し分のない結合を保証する。その場合、後で結合個所と して使用しない範囲が同様にろう材料を着けられるという欠点も回避される。

そのような付着は望ましくない合金を生してしまい、これによって板金材料の強 度を減少するおそれがある０本発明によればそのような全面的な付着は避けられ る。塗布されるろうの置は担体の流路の全長にわたる結合個所における最適な配 置に相応している。

本発明に基づく方決の有利な実施態様はそれぞれ請求の範囲２および３に記載さ れている。貫流は、担体が流れ配管の中に挿入されるときに簡単に行われる。

余分な混合物は、その流れ特性に基づいて流路から流出しない場合には、追加的 な吹き流し過程あるいは洗い流し過程によってこの流路から排除できる。場合に よっては、特に混合物を洗い流す際に、担体の乾燥が必要である０本発明の一実 施態捧においては、混合物の流れプロフィルは洗流範囲において一様にされてい る。これによって一様なろうの堆積に対する保証が与えられる。しかし、担体の 端面の個々の範囲をマスクによって覆い、選択された範囲にだけろうが堆積され 後でろう付けが行われるようにすることもできる。担体における熱膨張はこれに よって良好に抑制できる。

次に本発明方法を実施例に基づき簡単に説明する０図面において、図１は、担体 がこれを結合剤／ろう粉末混合物で貫流される目的ではめ込まれる流れ配管の概 略縦断面図、 図２は図１における■−■線に沿った拡大部分断面図、および図３は図２におけ る部分■の拡大図である。

本発明方法を実施するためには、まず平滑板金１と波形板金２から巻回して形成 され外被管４の中に圧入されて既に完成された担体３が、流れ配管７にはめ込ま れる。その場合外被管４は例えばブ、シエ状の接続端５．６でパツキン８付きで あるいはパツキン無しで受けられる。流れ配管７は矢印９の方向に、即ち上から 下即ち重力の方向に、ろう粉末、結合剤および液体の液状混合物で貫流される。

この混合物は、例えば１ｅ当たりの液体特に水に２〜８ｇ好適には５ｇの結合剤 例えば壁紙糊と２００〜１５００ｇ、好適には５００ｇの最大１２０μまでの粒 度のろう粉末とから成っている。

図２から、その場合平滑板金と波形板金２との間にそれぞれ形成された流路ｌＯ がこの混合物で貫流されることが明らかである。

図３から分かるように、この流路ｌＯは波形板金２が隣接する平滑板金１あるい は外被管４に突き当たる縁部範囲にそれぞれくさび状間隙１１を形成し、しかも 後で結合個所となる波形板金２の平滑板金１あるいは外被管４との接触個所１２ の手前において形成している。メニスカスとも呼ばれるこの間隙１１には液状混 合物が貫流する際に流路１０の自由横断面に比べて非常に小さな流速が生じ、そ の結果間ｉｌｌの中に液状混合物と一緒に運ばれるろう粉末が結合剤の成分を含 めて濃縮して堆積するようになる。従って貫流過程が終了したとき、その粒度が 勿論予め間ｉｌｌに合わされているろう粒子がその間［１１の中に堆積されるこ とになる。

流路１０の間ｉｌｌに属さない範囲からろう材料を排出するためには、混合物が 流路から成る時間だけ流れ出て滴下されるだけで十分である。しかし空気による 吹き流しあるいは清水による洗い流し過程も行うことができる。この場合も間ｉ ｌｌの範囲における空気ないし水の速度は、そこに堆積しているろう粉末が除去 されるような値にはならないようにする。そのようにして余分な混合物を除去し て浄化した担体は続いて乾燥されるが、これは場合によって吹き流し過程の際の 空気乾燥によっても行われる。乾燥後にろう粒子は乾燥済みの結合剤によって互 いに接着され、これによって結合される。

続いてろう付は炉における加熱により、専ら後の結合個所１２において所望のろ う付けが行われる。ｆＬ路１０の他の境界面は全く影響されない。

従って本発明に基づく方法によれば、薄い板金１．２の後で結合されない個所を ろう材料から自由にし、ろう粉末自体をそれが必要とされる個所に最適な量だけ 堆積させることができる。

手続補正書 平成６年　８月２２■衝

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．互いに隣接する層の間の流路（１０）が波形あるいは平滑金属箔（１）と波 形金属箔（２）とにより形成され、これらの金属箔が担体（３）の形に巻回また は積層され、適当な粒度のろう粉末が金属箔相互の結合個所および／または金属 箔と外被管４との結合個所におけるろう付け間隙（１１）に堆積されるようにし た排気ガス触媒担体のろう付け方法において、ろう粉末がまず結合剤と液体の混 合物に分散され、担体（３）の流路がこの液状混合物で貫流され、その後で余分 な混合物が流路（１０）から除去され、それから担体（３）がろう付けされるこ とを特徴とする排気ガス触媒担体のろう付け方法。
2. ２．担体（３）が貫流される目的で混合物を案内する流れ配管（７）にはめ込ま れることを特徴とする請求の範囲１記載の方法。
3. ３．余分な混合物が流路（１０）から除去され、その後で担体が乾燥処理される ことを特徴とする請求の範囲１記載の方法。
4. ４．混合物の流れプロフィルが担体（３）を貫流する前に一様にされることを特 徴とする請求の範囲１記載の方法。
5. ５．担体（３）の所定の範囲が貫流から除外されることを特徴とする請求の範囲 １記載の方法。