JPH0749228Y2 - 焼却炉の排煙筒及び火粉止め - Google Patents

焼却炉の排煙筒及び火粉止め

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JPH0749228Y2
JPH0749228Y2 JP2819693U JP2819693U JPH0749228Y2 JP H0749228 Y2 JPH0749228 Y2 JP H0749228Y2 JP 2819693 U JP2819693 U JP 2819693U JP 2819693 U JP2819693 U JP 2819693U JP H0749228 Y2 JPH0749228 Y2 JP H0749228Y2
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incinerator
smoke exhaust
refractory material
smoke
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JP2819693U
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Inventor
博 出木場
Original Assignee
報徳工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は焼却炉にて被焼却物を焼
却する際に発生する煙や火粉を排出する排煙筒と火粉止
めに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、焼却炉の排煙筒は金属板のみから
成っているものが多く、金属板の内壁を耐火材にて形成
したものもなされてはいるが、排煙筒の形状は円筒形を
成している。又、排煙筒の先端に付ける火粉止めについ
ても、網状の金属板で形成したものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、焼却炉の排煙筒
や排煙筒の先端に付設する火粉止めは、被焼却物の焼却
の際の燃焼熱により金属板の接合部の剥離や焼損など耐
久性において問題がある。
【0004】本考案は以上記したような問題を解消する
ためになされたもので、内壁を耐火材にて形成し、外周
を金属板にて被覆した排煙筒の外周形状を外側に凸曲面
を有する多辺形とすることにより、外周の金属板の接合
部の剥離を防止できること及び排煙筒の先端に付設する
火粉止めは金属丸棒を外側に曲げて等間隔に多数配設し
頭部を耐火材にて盛ったことにより、火粉止めの熱的変
形や焼損を防止できて、前記問題を解消したものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案を実施例を示す図
面に基づいて説明する。先ず、本考案に係る排煙筒につ
いて図1の焼却炉の排煙筒A−A断面を示す図2にて説
明すると、耐火材1は円形中空部bを有し、 外周部は
凸曲面Rを形成した多辺形とする。実施例はR曲面を有
する四辺形として図示したものである。耐火材1の外周
は金属板2(主にステンレス鋼板を使用)にて耐火材1
の外周形状に合わして被覆し、接合部aにて溶接付けす
る。
【0006】次に排煙筒の先端に付設する火粉止めにつ
いて図3にて説明すると、金属丸棒(主にステンレス鋼
丸棒使用)製の上部円形リング3と該上部円形リング3
よりリング径を小さくした下部円形リング4の外周に金
属丸棒5(主にステンレス鋼丸棒使用)を外側に僅かに
曲げて等間隔に溶接付けし、上端頭部は耐火材6にて盛
り、封閉する。実施例は説明をわかりやすくするために
耐火材6を断面形状で示した。耐火材6の外周側面は上
部金属枠7(主にステンレス鋼板使用)にて被覆する。
下端部は下部金属枠8(主にステンレス鋼板使用)を設
けて排煙筒の先端に取付ける。
【0007】
【作用】焼却炉にて被焼却物が燃焼する際に発生する煙
や火粉は図2に示す排煙筒内の中空部bを通過するが、
その際に耐火材1は加熱されて膨張するため、外殻の金
属板2の溶接部aが排煙筒の外周形状が円形の場合は剥
離し易い。本考案では排煙筒の外周形状をRなる曲面を
有する多辺形とすれば、外殻の金属板2は耐火材1が膨
張しても、該膨張量を吸収できることがわかり、溶接部
aは剥離しないことが確認できた。
【0008】次に排煙筒の先端に付設する火粉止めは、
焼却炉にて被焼却物が燃焼する際に発生する煙や火粉が
排煙筒を通って火粉止めにて規制するため、火粉止めは
加熱されて変形や焼損が激しい。本考案では金属丸棒
(主にステンレス鋼丸棒)を外側に曲げて上部円形リン
グ3と下部円形リング4の外周に等間隔に溶接付けした
火粉止めにしたら、熱による変形や焼損を防止でき、耐
久性が著るしく向上することが確認できた。
【0009】
【考案の効果】焼却炉の排煙筒及び火粉止めは、燃焼熱
による変形や焼損を最も受け易く、そのために焼却炉の
耐久性が著るしく低下し、その改善が課題となってい
た。本考案に係る焼却炉の排煙筒及び火粉止めは燃焼熱
による変形や金属板の接合部の剥離及び焼損等を防止で
きるようにした焼却炉の新規な排煙筒及び火粉止めを提
供するものであり、本考案に係る焼却炉の排煙筒及び火
粉止めを使用することにより焼却炉の耐久性を著るしく
向上させることが出来るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼却炉の全体を示す側面図である。
【図2】図1のA−A断面図で、本考案に係る焼却炉の
排煙筒の実施例を示す。
【図3】本考案に係る焼却炉の火粉止めの実施例を示す
斜視図で、耐火材の一部断面を示す。
【符号の説明】
1 耐火材 2 金属板 3 上部円形リング 4 下部円形リング 5 金属丸棒 6 耐火材 7 上部金属枠 8 下部金属枠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火材1にて形成した焼却炉の排煙筒外
    周を金属板2にて被覆し、排煙筒外周の形状を外側に凸
    曲面を有する多辺形としたことを特徴とする焼却炉の排
    煙筒。
  2. 【請求項2】 上部円形リング3と下部円形リング4の
    外周に金属丸棒5を外側に曲げて等間隔に多数配設し、
    上端頭部を耐火材6にて盛り、下端部を焼却炉の排煙筒
    口に付設するようにした焼却炉の火粉止め。
JP2819693U 1993-04-15 1993-04-15 焼却炉の排煙筒及び火粉止め Expired - Lifetime JPH0749228Y2 (ja)

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JPH0684145U JPH0684145U (ja) 1994-12-02
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