JPH0748548A - 感圧性接着テープ - Google Patents

感圧性接着テープ

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JPH0748548A
JPH0748548A JP19236093A JP19236093A JPH0748548A JP H0748548 A JPH0748548 A JP H0748548A JP 19236093 A JP19236093 A JP 19236093A JP 19236093 A JP19236093 A JP 19236093A JP H0748548 A JPH0748548 A JP H0748548A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
adhesive tape
foam
sensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP19236093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyasu Izugami
朋保 井津上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な方法で接着強度を上げた発泡体を基材
とする感圧性接着テープを提供することを目的とする。 【構成】 発泡体のスキン層が水平にスライスされて除
去されたセル層を片側もしくは両側に有する発泡体を基
材とし、そのスライスされた面の少なくとも一つの面に
感圧性接着剤層が形成されていることを特徴とする感圧
性接着テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内外装部材固定
用、建築内外装部材固定用、充填緩衝用等として好適な
発泡体を基材とする感圧性接着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感圧性接着テープの基材として使
用される発泡体としては、ポリオレフィン樹脂系発泡体
が一般的に使用されており(特公平1−21196号公
報)、又、ポリオレフィン樹脂系発泡体としては、表面
にスキン層(表皮)が形成されているものが好ましいと
されている(特公昭60−11992号公報)。
【0003】普通、連続シート状に製造されたポリオレ
フィン樹脂やポリ塩化ビニル樹脂の発泡体は、その表面
にスキン層が形成されており、スキン層を有する表面の
片面又は両面に感圧性接着剤を塗工して発泡体を基材と
する感圧性接着テープと成されている。
【0004】ところで、一般的に接着強度を上げる為に
は、感圧性接着剤の塗工厚を厚くしたり、感圧性接着剤
の種類を変更したり、基材として用いる発泡体そのもの
の強度を上げる等の方法が行われている。
【0005】しかし、感圧性接着剤の塗工厚を厚くする
方法は、得られる感圧性接着テープのコストアップにつ
ながるし、又、感圧性接着剤の種類を変更したり、発泡
体そのものの強度を上げる等の方法は、検討に時間がか
かり納期対応が困難になる等の問題があり、発泡体を基
材とする感圧性接着テープの接着強度を上げる為の簡便
な方法は依然として確立されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解消するため、簡便な方法で接着強度を上げた
発泡体を基材とする感圧性接着テープを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の感圧性接着テー
プは、発泡体のスキン層が水平にスライスされて除去さ
れたセル層を片側もしくは両側に有するシート状の各種
発泡体を基材として用い、そのスライスされた面の少な
くとも一つの面に感圧性接着剤層が形成されていること
を特徴とし、そのことにより上記の目的が達成される。
【0008】本発明の感圧性接着テープの基材のベース
として使用される発泡体の種類は、特に限定されるもの
ではなく、連続シート状に製造された表面にスキン層を
有するものであれば、いずれも使用可能であり、例え
ば、ポリエチレン樹脂発泡体、ポリプロピレン樹脂発泡
体、ポリ塩化ビニル樹脂発泡体、ポリウレタン樹脂発泡
体、ポリスチレン樹脂発泡体、天然もしくは合成ゴム系
発泡体等が挙げられる。
【0009】上記発泡体の厚みは、特に限定されるもの
ではないが、後に片側もしくは両側表面を水平にスライ
スされることを考慮に入れると、0.4mm程度以上が
好ましく、なかでも2mm程度以上がより好ましい。発
泡体の厚みが、0.4mm程度未満であると、水平にス
ライスする作業が困難となる。
【0010】上記発泡体の発泡倍率は、特に限定される
ものではないが、3〜50倍程度が好ましく、なかでも
8〜30倍程度がより好ましい。発泡体の発泡倍率が3
倍程度未満であると、感圧性接着テープの基材としては
硬くなりすぎ、逆に50倍程度を超えると基材としての
強度が弱くなる。
【0011】本発明においては、上記発泡体の片側もし
くは両側表面を水平にスライスして、発泡体表面のスキ
ン層を取り除き、発泡体のセル層(発泡層)が表面に露
出した状態にある発泡体を基材として用いる必要があ
る。
【0012】スキン層を有する発泡体の表面を水平にス
ライスする方法は、特に限定されるものではないが、一
般的には、スライサー(水平切断機)で簡便にスライス
出来る。
【0013】片側もしくは両側表面を水平にスライスし
てスキン層を取り除き、表面にセル層を露出させて基材
として用いられる状態にした発泡体の厚みは、特に限定
されるものではないが、0.2mm程度以上がが好まし
い。基材として用いられる状態にした発泡体の厚みが
0.2mm未満であると、水平にスライスする作業が困
難であるし、又、基材としての強度も弱くなる。
【0014】本発明の感圧性接着テープに使用される感
圧性接着剤は、特に限定されるものではなく、通常のゴ
ム系溶剤型又はエマルジョン型感圧性接着剤、アクリル
系溶剤型又はエマルジョン型感圧性接着剤、シリコン系
溶剤型又はエマルジョン型感圧性接着剤等が好適に使用
される。
【0015】上記感圧性接着剤の塗工方法は、特に限定
されるものではなく、基材に直接塗工しても良いし、
又、剥離紙に塗工して基材側に転写しても良いが、一般
的には剥離紙に感圧性接着剤を塗布乾燥して、表面のス
キン層が取り除かれセル層が露出した状態にある発泡体
(基材)の表面と貼り合わせ、転写する方法が採られ
る。感圧性両面接着テープを作成する時には、両方の面
に対して同様の操作を行えば良い。
【0016】感圧性接着剤の塗工厚みは、特に限定され
るものではないが、乾燥後の膜厚が片面30〜120μ
m程度が好ましく、なかでも50〜100μm程度がよ
り好ましい。
【0017】感圧性接着剤の塗工厚みが30μm程度未
満であると、接着強度が弱くなり、逆に120μm程度
を超えると、塗工が困難になり、又、コスト高となる。
【0018】
【作用】本発明により得られる感圧性接着テープは、ス
キン層が取り除かれ表面にセル層が露出した状態の発泡
体を基材として、その表面に感圧性接着剤層が形成され
ているので、感圧性接着剤がセルの中に入り込み、その
投錨効果により基材に対する感圧性接着剤の結合力が上
がり、その結果、感圧性接着テープの接着強度も向上す
る。
【0019】又、スキン層を有する面と水平にスライス
された面の両面を持つ発泡体を基材として用いることに
より、同一感圧性接着剤を使用して、表裏で接着強度の
異なる感圧性両面接着テープを容易に得ることも出来
る。
【0020】
【実施例】本発明をさらに詳しく説明するため、以下に
実施例をあげる。なお、実施例中の「部」は「重量部」
を意味する。
【0021】(実施例1)
【0022】(1)感圧性接着テープの作成 発泡倍率12倍、厚み2.4mmのポリエチレン樹脂発
泡体「ソフトロン」(積水化学工業社製)の片面の表面
をスライサーで水平にスライスして、片面にスライス面
を有し、他面にスキン層を有する厚み1.2mmのポリ
エチレン樹脂発泡体からなる基材を作成した。
【0023】次いで、アクリル系溶剤型感圧性接着剤
「SKダイン1700」(20℃の粘度12000cp
s、固形分42%、綜研化学社製)100部に対し、架
橋剤「コロネートL−55」(日本ポリウレタン社製)
1部を配合した感圧性接着剤を剥離紙に乾燥後の膜厚が
75μmとなるように塗布乾燥した後、上記基材のスラ
イス面を有する面と貼り合わせた。さらに、基材のスキ
ン層を有する面に対しても同様の操作を行った後、内径
3インチの紙芯に巻き取り、輪切り切断して、それぞれ
の面に乾燥後の膜厚が75μmの感圧性接着剤層が設け
られた巾15mm、長さ50m及び巾25mm、長さ5
0mの感圧性両面接着テープを得た。
【0024】(2)評価 得られた感圧性両面接着テープの粘着力及び保持力をJ
IS Z−1528「両面粘着テープ」に準じて測定し
た結果は表1に示すとおりであった。
【0025】粘着力:得られた巾15mmの感圧性両
面接着テープのそれぞれの面について厚み1.5mmの
冷間圧延ステンレス鋼板に長さ150mm(測定長さ1
00mm)で貼り合わせ、23℃−65%RHの雰囲気
下に24時間放置した後、その雰囲気下で、ショッパー
式引張試験機を用いて引張速度300mm/分で180
度角引きはがし強度(g/15mm)を測定した。
【0026】保持力:得られた巾25mmの感圧性両
面接着テープを長さ150mmに切り取り、それぞれの
面について厚み1.5mmの冷間圧延ステンレス鋼板の
一端に長さ20mmで貼り合わせ、貼り合わせていない
部分は内面を内側にして折り重ねた試験片を作成し、4
0℃で1時間放置した。次いで、40℃の雰囲気下で、
試験片の一端を固定して試験片を鉛直に吊り下げ、折り
重ねた部分の端部に1kgの重りを取り付けて1時間放
置した後の貼り合わせ部の長さ方向のずれ長さ(mm)
を測定した。
【0027】(実施例2)
【0028】感圧性接着テープの作成において、感圧性
接着剤の乾燥後の膜厚を基材のスライス面を有する面に
対しては55μm、基材のスキン層を有する面に対して
は75μmとしたこと以外は、実施例1と同様にして巾
15mm、長さ50m及び巾25mm、長さ50mの感
圧性両面接着テープを得た。
【0029】得られた感圧性両面接着テープの粘着力及
び保持力を実施例1と同様にして評価した結果は表1に
示すとおりであった。
【0030】(比較例1)
【0031】感圧性接着テープの作成において、両面に
スキン層を有する発泡倍率12倍、厚み1.2mmのポ
リエチレン樹脂発泡体を基材として用いたこと以外は、
実施例1と同様にして巾15mm、長さ50m及び巾2
5mm、長さ50mの感圧性両面接着テープを得た。
【0032】得られた感圧性両面接着テープの粘着力及
び保持力を実施例1と同様にして評価した結果は表1に
示すとおりであった。
【0033】(実施例3)
【0034】発泡倍率20倍、厚み4.0mmのポリエ
チレン樹脂発泡体「ソフトロン」(積水化学工業社製)
の片面の表面をスライサーで水平にスライスして、片面
にスライス面を有し、他面にスキン層を有する厚み2.
0mmのポリエチレン樹脂発泡体からなる基材を作成し
た。
【0035】次いで、スライス面を有する面に対して、
実施例1と同様の方法で乾燥後の膜厚が75μmの感圧
性接着剤層を設け、巾15mm、長さ50m及び巾25
mm、長さ50mの感圧性片面接着テープを得た。
【0036】得られた感圧性片面接着テープの粘着力及
び保持力を実施例1と同様にして評価した結果は表1に
示すとおりであった。
【0037】(実施例4)
【0038】感圧性接着テープの作成において、スライ
ス面を有する面に対する感圧性接着剤の乾燥後の膜厚を
55μmとしたこと以外は、実施例3と同様にして巾1
5mm、長さ50m及び巾25mm、長さ50mの感圧
性片面接着テープを得た。
【0039】得られた感圧性片面接着テープの粘着力及
び保持力を実施例1と同様にして評価した結果は表1に
示すとおりであった。
【0040】(比較例2)
【0041】感圧性接着テープの作成において、両面に
スキン層を有する発泡倍率20倍、厚み2.0mmのポ
リエチレン樹脂発泡体を基材として用い、その片面に感
圧性接着剤層を設けたこと以外は、実施例3と同様にし
て巾15mm、長さ50m及び巾25mm、長さ50m
の感圧性片面接着テープを得た。
【0042】得られた感圧性片面接着テープの粘着力及
び保持力を実施例1と同様にして評価した結果は表1に
示すとおりであった。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による発泡体
を基材とする感圧性接着テープは、簡便な方法で接着強
度を上げたものであり、自動車内外装部材固定用、建築
内外装部材固定用、充填緩衝用等として好適に用いられ
るものである。
【0045】又、スキン層を有する面と水平にスライス
された面の両面を持つ発泡体を基材として用いることに
より、同一感圧性接着剤を使用して、表裏で接着強度の
異なる感圧性両面接着テープを容易に得ることも出来
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡体のスキン層が水平にスライスされ
    て除去されたセル層を片側もしくは両側に有する発泡体
    を基材とし、そのスライスされた面の少なくとも一つの
    面に感圧性接着剤層が形成されていることを特徴とする
    感圧性接着テープ。
JP19236093A 1993-08-03 1993-08-03 感圧性接着テープ Pending JPH0748548A (ja)

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JP19236093A JPH0748548A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 感圧性接着テープ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005307208A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Tesa Ag 構造化フラットケーブルを特に基質、例えば乗用車の内部装飾構成要素、特にルーフライニング、ドアサイド部分およびトランクふたなどに固定する目的での発泡体が中心に位置する両面接着テープの使用
JP2012144673A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Kanto Auto Works Ltd 発泡樹脂の接合方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005307208A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Tesa Ag 構造化フラットケーブルを特に基質、例えば乗用車の内部装飾構成要素、特にルーフライニング、ドアサイド部分およびトランクふたなどに固定する目的での発泡体が中心に位置する両面接着テープの使用
JP4693471B2 (ja) * 2004-04-21 2011-06-01 テーザ・ソシエタス・ヨーロピア Pe発泡体からなる担体層を有する両面接着テープの使用
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