JPH0748507Y2 - 電子部品用包装ケース - Google Patents

電子部品用包装ケース

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JPH0748507Y2
JPH0748507Y2 JP11325989U JP11325989U JPH0748507Y2 JP H0748507 Y2 JPH0748507 Y2 JP H0748507Y2 JP 11325989 U JP11325989 U JP 11325989U JP 11325989 U JP11325989 U JP 11325989U JP H0748507 Y2 JPH0748507 Y2 JP H0748507Y2
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plates
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packaging case
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宏次 芦野
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電解コンデンサ等の電子部品の包装に用い
る電子部品用包装ケースに関する。
〔従来の技術〕
従来、大容量の電解コンデンサ等の電子部品2は、例え
ば、その外装ケースの側面部に使用時、配線上シャーシ
などに立てて固定されるために、第4図に示すように、
金属製のバンド4が取り付けられているものがある。バ
ンド4には、締付部6とともに、外装ケースの下側に突
出して周辺方向に折り曲げられた脚部8が形成されてい
る。このようにバンド4を備えた電子部品2は、例え
ば、第5図に示すように、包装ケース10に収納されて保
管され、運搬される。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、複数の電子部品2が包装ケース10に仕切板12
で区画されて収納されている場合に、第6図に示すよう
に、収納されている電子部品2の重量のために包装ケー
ス10の底板14が撓み、仕切板12と底板14との間に間隙16
が生じ、その間隙16から電子部品2のバンド4の脚部8
などの一部が隣合った電子部品2側に入り込んで接触
し、電子部品2の外表面を損傷させるおそれがあった。
このため、簡単な構造を以て底板の撓みによる間隙の発
生を抑え、隣合った電子部品の接触を防止した電子部品
用包装ケースとして、例えば、実開昭63-107980号公報
「電子部品の包装箱」が提案されたのである。
そこで、この考案は、機械的な強度を高め、包装すべき
電子部品の損傷を防止した電子部品用包装ケースの提供
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この考案の電子部品用包装ケースは、上記目的を
達成するため、側板(18、20、22、24)で囲い込まれて
形成され、電子部品を収納すべき収納空間と、前記側板
間に包装すべき電子部品(2)を収納可能な空間を形成
する幅を持ち、かつ、前記電子部品を収納可能な間隔を
以て配置されたコ字状を成す仕切枠(26)と、前記側板
に形成されて前記収納空間を塞ぐ閉塞板(蓋板32、34及
び底板36、38)と、各閉塞板の端部から延長されて前記
仕切枠と直交する仕切板(40、42、44、46)と、前記閉
塞板を前記側板から折り曲げて前記側板上に置くととも
に、前記閉塞板から前記仕切板を折り曲げ、前記仕切枠
に形成されている溝部(切溝28、30)に挿入して前記仕
切枠及び前記仕切板を噛み合わせて直交させ、前記収納
空間に前記仕切枠及び前記仕切板で区画された複数の収
納部(48)とを備えたものである。
〔作用〕
このような構成とすれば、側板によって囲い込まれ形成
される収納空間内にコ字状を成す仕切枠が設置され、こ
の仕切枠と仕切板とが噛み合わされて格子状を成す強固
な区画壁が形成され、収納空間が複数の電子部品の収納
部に形成される。したがって、この包装用ケースでは、
側板、仕切枠、閉塞板及び仕切板が相互に影響し合って
収納された電子部品からの応力を分散させ、収納部の機
械的な強度が高められる。
特に、仕切枠がコ字状を成しているため、この仕切枠と
仕切板との噛み合わせによって形成される収納部の壁面
強度の向上が図られる。
また、この種の包装用ケースでは、収納された電子部品
もケースの補強的な役割を持つことになるが、コ字状の
仕切枠を用いたことで、仕切枠によって仕切板が確実に
保持されるため、仕切板の保持強度が高められ、仕切板
が噛み合わせ部分を中心にして回転することもなく、電
子部品を収納していない収納部が持つ空間維持力が高
い。
さらに、コ字状の仕切枠によって、電子部品が囲い込ま
れることになり、仕切枠の空間維持力はその底板側で確
実に保持されるため、仕切枠との噛み合わせも強固にな
るので、その噛み合わせ部分から、電子部品の一部(例
えば、電解コンデンサのバンド)の突出が防止される。
〔実施例〕
第1図は、この考案の電子部品用包装ケースの一実施例
を示す。
例えば、4枚の側板18、20、22、24の囲い込みによって
複数の電子部品2を収納するためのベースである収納空
間が形成され、その内部には側板22、24間に跨がる複数
の仕切枠26が電子部品2を収納可能な間隔を以て設置さ
れている。
各仕切枠26は、2枚の壁板26Aと底板26Bとを備えた断面
コ字状を成す枠体であって、底板26Bは収納すべき電子
部品2を収納可能な幅を備えている。
そして、この仕切枠26の中央部には、天井側および底面
側に溝部として一定幅の切溝28、30がその間に狭隘部31
を残して形成され、各切溝28、30の幅は、包装ケースを
構成する段ボール紙2枚分の厚さ程度に設定する。
また、各側板22、24には、収納空間を閉塞するための閉
塞板を成す蓋板32、34が側板22、24の頂部から一体に形
成されるとともに、閉塞板を成す各底板36、38が側板2
2、24の底部から一体に形成されている。各蓋板32、34
には各蓋板32、34を延長して仕切板40、42が一体に形成
され、また、底板36、38には、底板36、38を延長して仕
切板44、46が一体に形成されている。
そして、各仕切板40、42、44、46には、仕切枠26の切溝
28、30に対応して切溝28、30間の狭隘部31に噛み合う凹
部50が一定の間隔で形成されている。
以上の構成とすれば、先ず、底板36、38に対して仕切板
44、46を内側方向にほぼ直角に折り曲げ、次に底板36、
38を側板22、24の間に向かい合うように直角に折り曲
げ、仕切板44、46の凹部50を仕切枠26の切溝30に入れ
て、底板36、38を矢印a、bで示す方向に力を加えるこ
とにより、仕切枠26の切溝30の中に仕切板44、46が嵌め
込まれる。このようにして包装ケースの底部が底板36、
38によって閉塞されるとともに、仕切枠26がその底部側
から仕切板44、46と一体に固定される。
したがって、各側板18、20、22、24で囲い込まれた収納
空間は、仕切枠26及び仕切板44、46によって複数の電子
部品の収納部48に区画分離され、各収納部48に電解コン
デンサなどの電子部品2が収納される。そして、底板3
6、38および仕切板44、46の加工および組立てと同様
に、蓋板32、34は、第2図に矢印c、dで示すように、
側板22、24上に互いに向かい合うように直角に折り曲げ
て側板22、24の頂部に当てるとともに、仕切板40、42を
側板22、24と平行になるように直角に折り曲げて、仕切
枠26の切溝28に挿入する。その場合、仕切枠26の狭隘部
31が、仕切板40、42の凹部50に挿入される点は、底板3
6、38側の仕切板44、46と同様である。
また、第3図は、電子部品2が収納されて蓋板32、34が
閉じられた包装ケースを示しており、第3図の(A)に
示すように、側板18、20、22、24の内部に立てられた複
数の仕切枠26は、蓋板32、34および底板36、38から延長
された仕切板40、42、44、46と直交する噛み合わせによ
って強固に固定され、各収納部48を強固に形成する。こ
の結果、内部に収納された電子部品2による重量を受け
ても、底板36、38の撓みが少なく、間隙の発生を効果的
に防止できるので、仕切枠26を越えて他の電子部品2と
接触することがなく、接触による損傷を効果的に防止す
ることができる。
そして、第3図の(B)に示すように、仕切枠26の底板
26Bが底板38に重ねられ、その両脇に立てられた壁板26
A、26A間に、仕切枠26及び仕切板40、42、44、46の噛み
合わせで形成された収納部48を以て各電子部品2が収納
される。
したがって、この包装用ケースでは、側板18、20、22、
24、仕切枠26、蓋板32、34、底板36、38及び仕切板40、
42、44、46が相互に影響し合って収納された電子部品2
からの応力を分散させ、収納部48の機械的な強度が増
し、特に、仕切枠26がコ字状を成しているため、この仕
切枠26と仕切板40、42、44、46との噛み合わせによって
形成される収納部48の壁面強度の向上とともに空間維持
力の向上が図られる。
また、仕切枠26がコ字状であるため、収納された電子部
品2が仕切枠26の内側に形成された収納部48、即ち、仕
切枠26、側板22、24及び仕切板40、42、44、46で囲い込
まれた空間に設置され、又は、各仕切枠26の間隔内に形
成された収納部48、即ち、隣接する仕切枠26の各壁板26
Aの外壁部、側板22、24及び仕切板40、42、44、46で囲
い込まれた空間に設置されることになり、しかも、各仕
切枠26の空間維持力はその底板26Bとともに、各仕切板4
0、42、44、46との噛み合わせも強固になるので、その
噛み合わせ部分から、電子部品2の一部、例えば、電解
コンデンサに取り付けられたバンド4の締付部6の突出
等を確実に防止することができる。
なお、実施例では蓋板および底板にそれぞれ仕切枠を固
定するための仕切板を設けたものについて説明したが、
底板または蓋板を単なる閉塞手段として何れか一方に仕
切枠を固定するための仕切板を設けるようにしてもよ
い。
また、各収納部にはフルート等の緩衝材を設置してもよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、側板で囲い込
まれ、かつ、閉塞板で閉塞された収納空間を形成し、こ
の収納空間内にコ字状を成す仕切枠を設置するととも
に、この仕切枠と仕切板との噛み合わせによって複数の
収納部が形成されたことで、各収納部の機械的な強度が
高められ、電子部品を収納すべき収納部は仕切枠と仕切
板とによって囲い込まれて保護されるので、電子部品の
収納で収納部が湿気を帯びて撓み、変形しても、収納さ
れた電子部品の保護が確実なものとなり、その電子部品
を損傷から確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電子部品用包装ケースの一実施例を
示す斜視図。 第2図は第1図に示した電子部品用包装ケースの組立て
を示す図、 第3図は組み立てられた電子部品用包装ケースの断面
図、 第4図は包装ケースに収納される電子部品の一例を示す
斜視図、 第5図は従来の電子部品用包装ケースを示す一部を切り
欠いた斜視図、 第6図は電子部品を収納した従来の電子部品用包装ケー
スの底板の撓み状態を示す縦断面図である。 2……電子部品 18、20、22、24……側板 26……仕切枠 28、30……切溝(溝部) 32、34……蓋板(閉塞板) 36、38……底板(閉塞板) 40、42、44、46……仕切板 48……収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 0330−3E B65D 85/38 Z

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側板で囲い込まれて形成され、電子部品を
    収納すべき収納空間と、 前記側板間に包装すべき電子部品を収納可能な空間を形
    成する幅を持ち、かつ、前記電子部品を収納可能な間隔
    を以て配置されたコ字状を成す仕切枠と、 前記側板に形成されて前記収納空間を塞ぐ閉塞板と、 各閉塞板の端部から延長されて前記仕切枠と直交する仕
    切板と、 前記閉塞板を前記側板から折り曲げて前記側板上に置く
    とともに、前記閉塞板から前記仕切板を折り曲げ、前記
    仕切枠に形成されている溝部に挿入して前記仕切枠及び
    前記仕切板を噛み合わせて直交させ、前記収納空間に前
    記仕切枠及び前記仕切板で区画された複数の収納部と、 を備えたことを特徴とする電子部品用包装ケース。
JP11325989U 1989-09-27 1989-09-27 電子部品用包装ケース Expired - Lifetime JPH0748507Y2 (ja)

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