JPH0748374A - アサイクリックヌクレオシド類 - Google Patents

アサイクリックヌクレオシド類

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JPH0748374A
JPH0748374A JP5212212A JP21221293A JPH0748374A JP H0748374 A JPH0748374 A JP H0748374A JP 5212212 A JP5212212 A JP 5212212A JP 21221293 A JP21221293 A JP 21221293A JP H0748374 A JPH0748374 A JP H0748374A
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JP
Japan
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group
amino
guanine
compound
propenyl
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Pending
Application number
JP5212212A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Nakayama
利明 中山
Tomoko Ito
知子 伊藤
Yoshitomi Morisawa
義富 森澤
Kiyoshi Ikeuchi
澄 池内
Seigo Shinko
省悟 新子
Hiroyuki Takase
浩之 高瀬
Yoichi Murakami
要一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Daiichi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP5212212A priority Critical patent/JPH0748374A/ja
Publication of JPH0748374A publication Critical patent/JPH0748374A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】抗ウイルス活性を有する新規なアサイクリック
ヌクレオシド類を提供する。 【構成】下記一般式(1)で表されるアサイクリックヌ
クレオシド誘導体またはその塩。ただし、R1 、R2
3 はそれぞれ独立して、水素原子、R4O(CH2)m-、また
は(R5O)2P(O)CH2O(CH2)n- であり、かつ少なくとも1つ
がR4O(CH2)m-または(R5O)2P(O)CH2O(CH2)n- を表し、
X、Y、Zはそれぞれ独立して、水素原子、水酸基、ア
ミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、ハロゲン原
子、保護された水酸基、または保護されたアミノ基を表
し、R4 は水素原子または水酸基の保護基を表し、R5
は水素原子またはアルキル基を表し、m、nはそれぞれ
独立して1〜3の整数を表す。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗ウイルス作用などの
薬理活性を有するアサイクリックヌクレオシド類に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ヌク
レオシドやヌクレオチド、およびそれらの誘導体は、ウ
イルスや悪性腫瘍細胞などの必須代謝物質と拮抗し、細
胞の増殖を抑制するいわゆる代謝拮抗物質として抗ウイ
ルス剤、抗腫瘍剤といった医薬品、農薬その他の用途に
広く用いられている。
【0003】特に、アサイクリック型ヌクレオシドは抗
ウイルス剤や抗エイズ剤として注目を集めており、近年
盛んに研究が行われている。しかし、その多くのものは
既存のアシクロビル(Schaeffer.H.J.,et al. Nature,2
72 583-585,1978 )やその誘導体(特開昭60−228
480号公報、特開平2−73086号公報など参照)
である。このような誘導体は生理活性の中心がアシクロ
ビルなので、アシクロビル耐性ウイルスには効果をもた
ないという欠点を有している。
【0004】このような問題から、新規骨格をもった核
酸誘導体の開発が期待されていた。ところが、このよう
な新規骨格をもった誘導体の例は少なく、例えば、9−
[3−(イソプロポキシメトキシ)プロポキシ]グアニ
ン類(特開平3−118382号公報)などが知られて
いるだけである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは新規骨格と
して、炭素−炭素2重結合を有するアサイクリクヌクレ
オシド類に着目し、鋭意検討を行なった結果、下記一般
式(1)で表されるアサイクリックヌクレオシド類が優
れた抗ウイルス活性を有することを発見するに至った。
本発明はこのアサイクリックヌクレオシド類とその塩、
およびこれらの化合物を有効成分とする抗ウイルス剤に
関する。
【0006】
【化2】 [一般式(1)中、R1 〜R3 、X、Y、Zは下記のも
のを示す。 R1 、R2 、R3 :それぞれ独立して、水素原子、R4O
(CH2)m-、または(R5O)2P(O)CH2O(CH2)n- であり、かつ
少なくとも1つがR4O(CH2)m-または(R5O)2P(O)CH2O(C
H2)n- 。 X、Y、Z:それぞれ独立して、水素原子、水酸基、ア
ミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、ハロゲン原
子、保護された水酸基、または保護されたアミノ基。
【0007】ただし、上記のR4 、R5 、およびm、n
は下記のものを示す。 R4 :水素原子、または水酸基の保護基。 R5 :水素原子、またはアルキル基。 m、n:それぞれ独立して1〜3の整数。]
【0008】本発明において一般式(1)で表される化
合物は、化学式で表記される形の化合物に限定されるも
のではなく、化合物としての同一性が保たれる限りその
互変異性体であってもよい。すなわち、互変異性体の一
方が一般式(1)で表記される化合物であれば本発明の
化合物である。たとえばXが水酸基でYがアミノ基の場
合にその式(1)はラクチム形で表記されるグアニンの
誘導体を表すが、この化合物はその互変異性体であるラ
クタム形で表記されるグアニンの誘導体と同一の化合物
である。
【0009】上記一般式(1)で表される化合物の塩と
しては、R5 が水素原子である化合物(亜リン酸部分を
有する誘導体)の塩、およびプリン塩基部分の酸付加塩
とがある。塩を形成する塩基あるいは酸としては医薬と
して許容される無機あるいは有機の塩基あるいは酸が用
いられる。亜リン酸誘導体の塩としては、たとえば、ナ
トリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、マグネシウ
ム、カルシウムなどのアルカリ土類金属塩、トリエチル
アミン、シクロヘキシルアミンなどのアンモニウム塩な
どがある。酸付加塩としては、たとえば、塩酸、硫酸な
どの無機酸の塩や酢酸などの有機酸の塩がある。
【0010】本発明において、保護された水酸基として
は公知の保護基、例えばトリオルガノシリル基(有機基
としては、アルキル、アリ−ル、あるいはアルアルキル
など)、アシル基、アルアルキル基などで保護された水
酸基が好ましく、具体的には、トリメチルシリル基、ト
リエチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、t−
ブチルジフェニルシリル基、アセチル基、ベンゾイル
基、ベンジル基、トリチル基、メトキシトリチル基、ジ
メトキシトリチル基などで保護された水酸基が好まし
い。また、保護されたアミノ基としては、公知の保護
基、例えばトリオルガノシリル基(有機基としては、ア
ルキル、アリ−ル、あるいはアルアルキルなど)、アシ
ル基、アルアルキル基などで保護されたアミノ基が好ま
しく、具体的には、トリメチルシリル基、トリエチルシ
リル基、t−ブチルジメチルシリル基、t−ブチルジフ
ェニルシリル基、アセチル基、ベンゾイル基、ベンジル
基、トリチル基、メトキシトリチル基、ジメトキシトリ
チル基、ジメチルアミノメチレン基などで保護されたア
ミノ基が好ましい。
【0011】本発明においてハロゲン原子とはフッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子をいう。アルキル
チオ基とは、直鎖あるいは分岐鎖があってもよいアルキ
ルチオ基であり、例えば炭素数が4以下である低級アル
キルチオ基が好ましく、具体的にはメチルチオ基、エチ
ルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基などが
ある。また、R5 で示されるアルキル基とは、直鎖ある
いは分岐鎖のアルキル基であり、例えば炭素数1〜8の
アルキル基が好ましく、具体的にはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などの炭素
数が4以下である低級アルキル基がある。
【0012】具体的な本発明化合物としては以下のよう
な化合物があるが、これらに限定されるものではない。
【0013】(EまたはZ)−9−(3−ヒドロキシプ
ロペニル)グアニン、(EまたはZ)−9−(3−ヒド
ロキシプロペニル)−2−アミノ−6−クロロ−9H−
プリン、(EまたはZ)−9−(3−ヒドロキシ−2−
ヒドロキシメチルプロペニル)グアニン、(Eまたは
Z)−9−(3−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチルプ
ロペニル)−2−アミノ−6−ベンジルオキシ−9H−
プリン、(EまたはZ)−9−[3−(ジエチルホスホ
ノメトキシ)プロペニル]グアニン、(EまたはZ)−
9−[3−(ジエチルホスホノメトキシ)プロペニル]
−2−アミノ−6−ベンジルオキシ−9H−プリン、
(EまたはZ)−9−[3−(ホスホノメトキシ)プロ
ペニル]グアニンあるいはその塩、(EまたはZ)−9
−[3−(ホスホノメトキシ)プロペニル]−2−アミ
ノ−6−ベンジルオキシ−9H−プリンあるいはその
塩。
【0014】本発明の化合物は、例えば以下の製法1あ
るいは製法2の方法によって調製することができる。
【0015】[製法1]一般式(2)で表される化合物
と一般式(3)で表される化合物を非プロトン性溶媒
中、塩基存在下で反応させ、一般式(4)で表される化
合物を得た後、さらに塩基と反応させることにより一般
式(5)で表される化合物を得る方法。
【0016】
【化3】
【化4】
【化5】
【0017】ただし、式中R6 〜R12は下記のものを示
す。R6 、R7 、R8 は、各々一般式(1)中のR1
2 、R3 に対応する基であり、それぞれ独立して、R
13O(CH2)m- または(R14O)2P(O)CH2O(CH2)n-であり、か
つ少なくとも1つがR13O(CH2)m- または(R14O)2P(O)CH2
O(CH2)n-であり、m、nは一般式(1)中のm、nと同
一である。R9 は酸素原子と共同して脱離基を形成する
基であり、例えばアルキルスルホニル基やアリールスル
ホニル基のような基であり、具体的にはメタンスルホニ
ル基、ベンゼンスルホニル基、p−トルエンスルホニル
基、イミダゾスルホニル基などがある。
【0018】R10、R11、R12は、それぞれ独立して、
水素原子、保護された水酸基、保護されたアミノ基、ま
たはハロゲン原子であり、保護された水酸基とは前述の
水酸基の保護基と同様の保護基で保護された水酸基をい
う。また、保護されたアミノ基の保護基とは前述のアミ
ノ基の保護基と同様の保護基で保護されたアミノ基をい
う。
【0019】R13、R14は、それぞれ一般式(1)のR
4 、R5 に対応する基であり、R13は水酸基の保護基を
表し、R14はアルキル基を表す。水酸基の保護基とは上
述のものと同様の保護基を表し、アルキル基とは同様に
上述のものと同様のアルキル基を表す。
【0020】また、上記塩基としては、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミン、1、5−ジアザビシ
クロ[4、3、0]−7−ノネン(DBN)、1、8−
ジアザビシクロ[5、4、0]−7−ウンデセン(DB
U)などの公知の有機アミン系塩基が好ましい。
【0021】これらの反応は、N、N−ジメチルホルム
アミド、N、N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスル
ホキシド、ジオキサン、アセトニトリルなどの非プロト
ン性溶媒中、0℃から溶媒還流温度の温度範囲内で行な
われることが好ましい。
【0022】[製法2]一般式(6)で表される化合物
と一般式(7)で表される化合物を非プロトン性溶媒
中、塩基存在下で反応させ、一般式(8)で表される化
合物を得た後、ハロゲン化試薬存在下塩基性溶媒中で反
応させることにより一般式(9)で表される化合物を得
る方法。
【0023】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0024】ただし、式中R15〜R20は下記のものを示
す。R15、R16、R17は、各々一般式(1)中のR1
2 、R3 に対応する基であり、それぞれ独立して、R
21O(CH2)m- または(R22O)2P(O)CH2O(CH2)n-であり、か
つ少なくとも1つがR21O(CH2)m- または(R22O)2P(O)CH2
O(CH2)n-であり、m、nは一般式(1)中のm、nと同
一である。
【0025】R18、R19、R20は、それぞれ独立して、
水素原子、保護された水酸基、保護されたアミノ基、ま
たはハロゲン原子であり、保護された水酸基と保護され
たアミノ基は前述のものをいう。R21、R22は一般式
(1)のR4 、R5 に対応する基であり、R21は水酸基
の保護基を表し、R22はアルキル基を表す。
【0026】また、一般式(6)で表される化合物と一
般式(7)で表される化合物の反応で用いられる塩基と
しては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウムなどの無機塩基が好ましく、非プ
ロトン性溶媒としては、前記した非プロトン性溶媒が好
ましい。反応は0℃〜溶媒還流温度の温度範囲内で行な
われることが好ましい。
【0027】一般式(8)の水酸基を脱水させる工程に
用いられるハロゲン化試薬としては、例えば塩化ホスホ
ニル、塩化チオニル、塩化スルフリル、臭化チオニル、
臭化スルフリル等の公知のハロゲン化剤が好ましく、ピ
リジン、N−エチルピペリジン、トリエチルアミン等公
知のアミン系溶媒中、0℃〜溶媒還流温度の温度範囲内
で反応を行なうことが好ましい。
【0028】上記製法1および製法2で得られた一般式
(5)で表される化合物や、一般式(9)で表される化
合物は必要に応じ脱保護を行ない一般式(1)で表され
る本発明化合物とすることができる。
【0029】以下、本発明を参考例と実施例によって具
体的に説明するが、本発明はこれらの例に限られるもの
ではない。
【0030】
【実施例】
[参考例1] 1−O−ベンゾイル−2、3−O−ジ−p−トルエンス
ルホニルグリセロールの合成
【0031】ジメチルジオキソランメタノ−ル2.64g
(20.0mmol)をピリジン(20ml)に溶解し、ベンゾイル
クロリド2.32ml(20mmol)を加えて室温で14時間攪拌し
た。反応液を氷冷下飽和重曹水に加えてクロロホルム60
mlで2回抽出した。有機層を合わせて硫酸マグネシウム
で乾燥し、濾過後濃縮して得られた残渣に80%酢酸(30
ml)を加え80℃で2時間攪拌した。反応液を減圧下留去
し、エタノール30mlで6回共沸した後、減圧下乾燥し
た。この残渣にピリジン20mlを加え、氷冷下p−トルエ
ンスルホニルクロリド8.39g(44mmol)を加え、室温で
14時間攪拌した。反応液を氷冷下飽和重曹水に加え、ク
ロロホルム60mlで2回抽出後に硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過後減圧下濃縮した。残渣をヘキサン/酢酸エチ
ルの混合溶媒を使用したシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製することにより、標記化合物 9.9g(19.9
mmol)を得た。 NMR(CDCl3) δ 7.9-7.2(13H,m); 4.8-5.0(1H,m); 4.2-
4.5(4H,m); 2.39(3H,s); 2.36(3H,s)
【0032】[参考例2] 1−O−ジエチルホスホノメチル−2、3−O−イソプ
ロピリデングリセロールの合成
【0033】60%水素化ナトリウム 1.2g(30.3mmol)
のDMF懸濁溶液(10ml)にジメチルジオキソランメタ
ノール 4.0g(30.3mmol)のDMF溶液(20ml)を氷冷
下滴下して室温で30分攪拌して得られる溶液にジエチル
ホスホノメチル−p−トルエンスルホナート 9.8g(3
0.3mmol)のDMF溶液(20ml)を氷冷下滴下した。80
℃で2時間攪拌した後、反応液を水に注ぎ、ジエチルエ
ーテルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過後濃縮して得られる残渣をヘキサン/酢酸エチ
ル混合溶媒、次いでクロロホルム/メタノールの混合溶
媒を使用したシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製することにより、標記化合物 6.5gを得た。 NMR(CDCl3) δ 4.0-4.4(6H,m); 3.7-3.9(3H,m); 3.62
(2H,d,J=5.6Hz); 1.42(3H,s); 1.3-1.4(9H,m)
【0034】[参考例3] 1−O−(ジエチルホスホノメチル)グリセロールの合
【0035】参考例2で得たジオキシラン誘導体 6.5g
(23mmol)を80%酢酸30mlに溶解し、80℃で 1.5時間加
熱攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、エタノール15mlで
4回共沸して得られた残渣をクロロホルム/メタノ−ル
の混合溶媒を使用したシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで精製することにより、標記化合物2.22gを得た。 NMR(CDCl3) δ 4.1-4.2(5H,m); 3.8-3.9(2H,d,J=12H
z); 3.6-3.7(4H,m); 1.36(6H,m)
【0036】[参考例4] 1−O−(ジメチルホスホノメチル)−2、3−O−ジ
−p−トルエンスルホニルグリセロールの合成
【0037】参考例3で得たジオール2.22g(9.17mmo
l)をピリジン20mlに溶解し、氷冷下p−トルエンスル
ホン酸クロリド3.85g( 20.17mmol)を加え、室温で2
時間、40℃で1時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、
残渣をクロロホルムで希釈して飽和重曹水に注ぎ、有機
層を分液した。この有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後
濾過、濃縮して得られる残渣をトルエン/酢酸エチルの
混合溶媒を使用したシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製することにより、標記化合物1.83gを得た。 NMR(CDCl3) δ 7.75(4H,dd,J=9.4Hz); 7.32(4H,d,J=9.
4Hz); 4.6-4.7(1H,m);4.1-4.2(6H,m); 3.7-3.8(4H,m);
2.47(6H,s); 1.32(6H,t,J=7Hz)
【0038】[参考例5] 1、3−O−ジ−t−ブチルジメチルシリル−2−メチ
レン−1、3−プロパンジオールの合成
【0039】2−メチレン−1、3−プロパンジオール
0.6g(6.82mmol)とイミダゾール2.79g(40.9mmol)
のDMF溶液(15ml)に氷冷下t−ブチルジメチルクロ
ロシラン2.57g( 17.05mmol)のDMF溶液(5ml)を
滴下し、室温で15時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮
し、残渣をクロロホルムで希釈した後に水洗をした。有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濃縮して得ら
れた残渣をヘキサン/酢酸エチルの混合溶媒を使用した
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することに
より、標記化合物1.97gを得た。 NMR(CDCl3) δ 5.09(2H,s); 4.1(4H,s); 0.83(18H,s);
0.09(12H,s)
【0040】[参考例6] 2−(t−ブチルジメチルシロキシメチル)−2−プロ
ペノールオキシド−t−ブチルジメチルシリルエーテル
の合成
【0041】参考例5で得たO−ジ−t−ブチルジメチ
ルシリル−2−メチレン−1、3−プロパンジオール1.
97g(6.17mmol)のジクロロメタン溶液(20ml)に氷冷
下m−クロロ過安息香酸を加え、室温で14時間攪拌し
た。反応液を氷冷した飽和重曹水にあけ、ジクロロメタ
ンで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾
過後濃縮して得られる残渣をヘキサン/酢酸エチルの混
合溶媒を使用したシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製することにより、標記化合物 946mgを得た。 NMR(CDCl3) δ 3.73(4H,s); 2.67(2H,s); 0.83(18H,
s); 0.06(12H,s)
【0042】[参考例7] 2−アミノ−6−クロロ−9−(3−ベンゾイロキシ−
2−p−トルエンスルホニロキシプロピル)−9H−プ
リンの合成
【0043】60%水素化ナトリウム 0.4g(10mmol)の
DMF懸濁溶液(10ml)に2−アミノ−6−クロロプリ
ン 1.7g(10mmol)を氷冷下加えて室温で30分攪拌して
得られる溶液に参考例1で得たジp−トルエンスルホナ
ート 5.1g(10mmol)のDMF溶液(10ml)を氷冷下滴
下し、90℃で一時間攪拌した。反応液を水に注ぎ、クロ
ロホルム50mlで3回抽出した。有機層を合わせて硫酸マ
グネシウムで乾燥し濾過、濃縮して得られる残渣をクロ
ロホルム/メタノールの混合溶媒を使用したシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製することにより、標記
化合物 3.5gを得た。 NMR(CDCl3) δ 7.0-8.0(12H,m); 5.1-5.2(1H,m); 4.5-
4.8(2H,m); 4.3-4.4(2H,m); 2.38(3H,s)
【0044】[実施例1] 2−アミノ−6−クロロ−9−(3−ベンゾイロキシ−
1−プロペニル)−9H−プリンの合成
【0045】参考例7で得たp−トルエンスルホナート
体 0.7g( 1.4mmol)をアセトニトリル14mlに溶解し、
ジアザビシクロウンデセン(DBU) 0.4ml( 2.8mmo
l)を加え 2.5時間加熱還流した。反応液を濃縮し、得
られた残渣をクロロホルム/メタノールの混合溶媒を使
用したシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
ことにより、標記化合物0.43gを得た。 NMR(CDCl3) δ 7.43-8.00(6H,m); 7.24(1H,d,J=14.9H
z); 6.72(1H,dt,J=14.9Hz,7.63Hz); 5.03(2H,d,J=7.63H
z)
【0046】[実施例2] 9−(3−ヒドロキシプロペニル)グアニンの合成
【0047】実施例1で得たベンゾイル体 0.2g( 0.6
mmol)をジオキサン( 2.0ml)に溶解し、ここに2N−
水酸化ナトリウム( 2.0ml)を加えて2時間加熱還流し
た。反応液を2N−塩酸で中和した後に減圧下濃縮し、
残渣をC−18シリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製し標記化合物63mgを得た。 NMR(CD3OD) δ 8.04(1H,s); 7.24(1H,d,J=15.9Hz); 6.
57(1H,dt,J=15.9Hz,6.6Hz); 4.32(2H,d,J=6.6Hz)
【0048】[参考例8] 6−O−ベンジル−9−[3−(ジエチルホスホノメト
キシ)−2−p−トルエンスルホニロキシプロピル]グ
アニンの合成
【0049】60%水素化ナトリウム 145mg(3.64mmol)
のDMF懸濁溶液(5ml)に6−O−ベンジルグアニン
を氷冷下加えて室温で30分攪拌して得られる溶液に参考
例4で得たジp−トルエンスルホニル体0.88g(3.64mm
ol)のDMF溶液(5ml)を氷冷下滴下し、室温で24時
間、次いで50℃で24時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮
し、残渣をクロロホルムで希釈して水で2回洗浄した。
有機層を分取し、硫酸マグネシウムで乾燥後濾過、濃縮
して得られる残渣をクロロホルム/メタノールの混合溶
媒を使用したシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製することにより、標記化合物 1.1gを得た。 NMR(CDCl3) δ 7.3-7.5(10H,m); 7.03(2H,d,J=8.1Hz);
5.55(2H,s); 4.8-4.9(1H,m); 4.84(2H,s); 4.1-4.3(6
H,m); 3.8-3.9(2H,m); 2.56(3H,s); 1.3-1.4(6H,m)
【0050】[実施例3] 6−O−ベンジル−9−[3−(ジエチルホスホノメト
キシ)−1−プロペニル]グアニンの合成
【0051】参考例8で得たp−トルエンスルホニル体
977mg(1.58mmol)をアセトニトリル30mlに溶解し、ジ
アザビシクロウンデセン(DBU)0.24ml(1.58mmol)
を加え80℃で24時間加熱攪拌した。反応液を濃縮し、得
られた残渣をクロロホルム/メタノールの混合溶媒を使
用したシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
ことにより、標記化合物 1.1gを得た。
【0052】NMR(CDCl3) δ [オレフィンのE体]: 7.78(1H,s); 7.3-7.5(5H,m);
7.12(1H,d,J=14.6Hz);6.4-6.5(1H,m); 5.57(2H,s); 4.8
9(2H,s); 4.1-4.3(6H,m); 3.84(2H,d,J=8.6Hz); 1.36(6
H,m) [オレフィンのZ体]: 7.80(1H,s); 7.3-7.5(5H,m);
6.92(1H,d,J=11.8Hz);5.7-5.8(1H,m); 5.57(2H,s); 4.8
9(2H,s); 4.21-4.3(6H,m); 3.8(2H,d,J=8.6Hz); 1.2-1.
3(6H,m)
【0053】[実施例4] 9−[3−(ホスホノメトキシ)−1−プロペニル]グ
アニンの合成 実施例3で得たエステル45.4mg( 0.102mmol)をアセト
ニトリル1mlに溶解し、氷冷下ブロモトリメチルシラン
0.13ml(1.02mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。反
応液に水 0.5mlを加えて減圧下濃縮し、残渣をC−18
シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製す
ることにより、標記化合物25.2mgを得た。
【0054】NMR(CD3OD) δ [オレフィンのE体]: 9.40(1H,s); 7.36(1H,d,J=13.7
Hz); 6.9-7.1(1H,m);4.4-4.5(2H,m); 3.92(2H,d,J=8.1H
z) [オレフィンのZ体]: 9.20(1H,s); 7.02(1H,d,J=9.1H
z); 6.2-6.3(2H,m); 4.4-4.5(2H,m); 3.81(2H,d,J=8.1H
z)
【0055】[参考例9] 6−O−ベンジル−9−[2−ヒドロキシ−2−(t−
ブチルジメチルシロキシメチル)−3−(t−ブチルジ
メチルシロキシ)プロピル]グアニンの合成
【0056】参考例6で得たエポキシド 946mg(2.83mm
ol)、6−O−ベンジルグアニン 530mg(2.18mmol)、
炭酸カリウム 902mg(6.54mmol)のDMF溶液(5ml)
を 140℃で5時間加熱攪拌した。反応液を水にあけ、ク
ロロホルムで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾
燥、濾過した後に濃縮して得られる残渣をトルエン/酢
酸エチルの混合溶媒を使用したシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製することにより、標記化合物 578mg
を得た。 NMR(CDCl3) δ 7.95(1H,s); 7.3-7.4(5H,m); 5.55(2H,
s); 4.37(2H,s); 3.43(4H,dd,J=9.7Hz,10.5Hz); 2.80(1
H,bs); 0.8-0.9(18H,m); 0.03(12H,m)
【0057】[参考例10] 2−N−モノメトキシトリチル−9−[2−ヒドロキシ
−2−(t−ブチルジメチルシロキシメチル)−3−
(t−ブチルジメチルシロキシ)プロピル]グアニンの
合成
【0058】参考例9で得たアルコール 578mg(1mmo
l)とトリエチルアミン0.14mlのジクロロメタン溶液
(4ml)に氷冷下モノメトキシトリチルクロリド 309mg
(1mmol)を加え、室温で4時間攪拌した。反応液を飽
和重曹水に注ぎ、分液後、有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、濾過後濃縮して得られる残渣をトルエン/酢酸
エチルの混合溶媒を使用してシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−で精製することにより、標記化合物 570mgを
得た。 NMR(CDCl3) δ 7.62(1H,s); 7.2-7.3(14H,m); 6.75(2
H,d,J=8.9Hz); 4.10(2H,bs); 3.76(3H,s); 3.43(4H,dd,
J=6.2Hz,7.0Hz); 0.88-0.90(18Hm); 0.02-0.03(12H,m)
【0059】[実施例5] 2−N−モノメトキシトリチル−9−[2−(t−ブチ
ルジメチルシロキシメチル)−3−(t−ブチルジメチ
ルシロキシ)−1−プロペニル]グアニンの合成
【0060】参考例10で得た化合物 531mg(0.63mmo
l)をピリジン(15ml)に溶解し、氷冷下で塩化チオニ
ル0.13ml(1.25mmol)をゆっくり滴下して氷冷下 3.5時
間攪拌した。反応液を氷−飽和重曹水に注ぎ、クロロホ
ルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、
濾過後濃縮して得られた残渣をトルエン/酢酸エチルの
混合溶媒を使用したシリカゲルカラムクロマトグラフィ
−で精製することにより、標記化合物 131mgを得た。 NMR(CDCl3) δ 7.82(1H,s); 7.2-7.3(14H,m); 6.74(1
H,s); 4.34(2H,s); 4.15(2H,s); 3.76(3H,s); 0.8-0.9
(18H,m); 0.02-0.03(12H,m)
【0061】[実施例6] 9−(2−ヒドロキシメチル−3−ヒドロキシ−1−プ
ロペニル)グアニンの合成
【0062】実施例5で得たジシリル体 131mg( 0.158
mmol)をアセトニトリル(3ml)に溶解し、氷冷下ブロ
ムトリメチルシラン0.21ml(1.58mmol)を滴下して室温
で14時間攪拌した。反応液に水1mlを加えて減圧下濃縮
し、残渣をC−18シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製することにより、標記化合物31mgを得た。 NMR(CD3OD) δ 9.22(1H,s); 6.99(1H,s); 4.45(2H,s);
4.28(2H,s)
【0063】[抗ウイルス活性評価] 試験ウイルス 試験ウイルスとして水痘帯状疱疹ウイルスCaQu株
(VZV)およびヒトサイトメガロウイルスAD169
株(HCMV)を、宿主細胞としてはいずれのウイルス
についてもHEL細胞(人胎児肺由来線維芽細胞)を用
いた。抗ウイルス活性評価法抗ウイルス活性評価試験で
は、プラックリダクション効果(PRE)試験を行い、
50%効果濃度(PRE50)を求めた。結果を表1に示
す。
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】本発明の新規なアサイクリックヌクレオ
シド類は公知のアサイクリックヌクレオシドであるアシ
クロビルに比較して高い抗ウイルス活性を有する。
【化6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森澤 義富 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 池内 澄 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 新子 省悟 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 高瀬 浩之 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 村上 要一 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1)で表されるアサイクリックヌ
    クレオシド誘導体またはその塩。 【化1】 [一般式(1)中、R1 〜R3 、X、Y、Zは下記のも
    のを示す。 R1 、R2 、R3 :それぞれ独立して、水素原子、R4O
    (CH2)m-、または(R5O)2P(O)CH2O(CH2)n- であり、かつ
    少なくとも1つがR4O(CH2)m-または(R5O)2P(O)CH2O(C
    H2)n- 。 X、Y、Z:それぞれ独立して、水素原子、水酸基、ア
    ミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、ハロゲン原
    子、保護された水酸基、または保護されたアミノ基。た
    だし、上記のR4 、R5 、およびm、nは下記のものを
    示す。 R4 :水素原子、または水酸基の保護基。 R5 :水素原子、またはアルキル基。 m、n:それぞれ独立して1〜3の整数。]
  2. 【請求項2】(EまたはZ)−9−(3−ヒドロキシプ
    ロペニル)グアニン、 (EまたはZ)−9−(3−ヒドロキシプロペニル)−
    2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン、 (EまたはZ)−9−(3−ヒドロキシ−2−ヒドロキ
    シメチルプロペニル)グアニン、 (EまたはZ)−9−(3−ヒドロキシ−2−ヒドロキ
    シメチルプロペニル)−2−アミノ−6−ベンジルオキ
    シ−9H−プリン、または、それらの塩。
  3. 【請求項3】(EまたはZ)−9−[3−(ジエチルホ
    スホノメトキシ)プロペニル]グアニン、 (EまたはZ)−9−[3−(ジエチルホスホノメトキ
    シ)プロペニル]−2−アミノ−6−ベンジルオキシ−
    9H−プリン、 (EまたはZ)−9−[3−(ホスホノメトキシ)プロ
    ペニル]グアニン、 (EまたはZ)−9−[3−(ホスホノメトキシ)プロ
    ペニル]−2−アミノ−6−ベンジルオキシ−9H−プ
    リン、または、それらの塩。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3の化合物を有効成
    分とする抗ウイルス剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7579332B2 (en) * 2003-07-30 2009-08-25 Gilead Sciences, Inc. Nucleobase phosphonate analogs for antiviral treatment

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US7579332B2 (en) * 2003-07-30 2009-08-25 Gilead Sciences, Inc. Nucleobase phosphonate analogs for antiviral treatment

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