JPH0746444Y2 - 移動テーブルとボールねじの連結機構 - Google Patents

移動テーブルとボールねじの連結機構

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JPH0746444Y2
JPH0746444Y2 JP6590189U JP6590189U JPH0746444Y2 JP H0746444 Y2 JPH0746444 Y2 JP H0746444Y2 JP 6590189 U JP6590189 U JP 6590189U JP 6590189 U JP6590189 U JP 6590189U JP H0746444 Y2 JPH0746444 Y2 JP H0746444Y2
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JP
Japan
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ball screw
groove
pin
nut
ball
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JP6590189U
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JPH037442U (ja
Inventor
淳 矢嶌
光弘 古田
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安藤電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ワークを搭載してXY方向などに移動する移
動テーブルとボールねじの連結機構についてのものであ
る。
[従来の技術] 位置決め用移動テーブルの送り機構に対する駆動源アク
チュエータで、もっとも一般的なものととしてボールね
じがある。
移動テーブルとボールねじの連結については種々の機構
が用いられている。
次に、第6図を参照して、従来の移動テーブルとボール
ねじの連結機構を説明する。
第6図の1はボールねじ、2はボールナット、4と5は
支持板、6はモータ、7はテーブル、7Aはナットホル
ダ、8と9はレール、10はベースである。
テーブル7はレール8・9によって案内され、矢印のX
軸方向に移動する構造になっている。
ナットホルダ7Aはテーブル7にボルト等で固定される。
ボールねじ1は両端を支持板4・5で支持され、支持板
4・5はベース10に取り付けられる。
ボールねじ1の回転運動を直線運動に変換するボールナ
ット2は、ナットホルダ7Aにボルトで取り付けられ、テ
ーブル7とボールねじ1とが連結される。
次に、第7図を参照して、他の従来機構の構成を説明す
る。
第7図の3はナットホルダ、21は連結ブロック、22は連
結ブロック21に設けられたV溝、23はピン、24は板ばね
であり、その他の部分は第6図と同じである。
すなわち、第7図は第6図のナットホルダ7Aの代わり
に、21〜24を採用したものである。
次に、第7図の要部拡大分解図を第8図に示す。
ボールナット2はナットホルダ3に取り付けられる。
ピン23は上部が球形部23Aになっており、ナットホルダ
3に取り付けられる。
第8図では、ピン23の球形部23Aを連結ブロック21のV
溝22と板ばね24で挟むようにする。いいかえると、球形
部23Aを介してナットホルダ3とテーブル7は連結され
る。
次に、第8図の要部組立図を第9図に示す。
第7図と第8図の連結機構によれば、テーブル7とボー
ルねじ1との取付寸法はテーブル7に連結ブロック21を
取り付けるときに位置調整ができるので、テーブル7と
ボールねじ1との取付平行度だけを精密に位置合わせす
ればよい。
[考案が解決しようとする課題] 第6図の連結機構では、テーブル7、ボールねじ1およ
びボールナット2とがナットホルダ7Aで拘束され、ボー
ルねじ1とテーブル7の位置関係が平行でなくなると、
モータ6に過負荷がかかり、モータ6の回転が停止して
しまう。
このため、テーブル7とボールねじ1とは、平行度や取
付間の距離寸法を精密に位置合わせする必要があり、組
立に多くの時間がかかるという問題があった。
また、第7図から第9図の連結機構では、ナットホルダ
3とピン23を介して板ばね24で固定しているので、長期
間使用していると板ばね24が変形し、位置合わせがずれ
てくるという問題があった。
また、板ばね24に弾性変形をしない金属材料を使用した
場合には、ボールねじ1の駆動時に発生する微振動で摩
耗してしまい、ガタが発生するという問題があった。
この考案は、第8図の連結ブロック21のV溝22にピン23
を固定するための手段として、テーブル7を等速運動さ
せるための力、テーブル7を起動させるための加速力、
テーブル7を停止させたときに発生する慣性力、それぞ
れの力より強い推力を発生するシリンダを使用すること
により従来技術の問題点を解決し、かつテーブル7駆動
時の微振動をダンパとして吸収させることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、この考案では、第1の支持
板4と第2の支持板5で支持されるボールねじ1、ボー
ルねじ1を回転させるモータ6と、ボールねじ1とねじ
結合するボールナット2と、ボールナット2を取り付け
るナットホルダ3とを有し、テーブル7とボールねじ1
を連結する機構において、テーブル7が連結されるとと
もに、V溝12が設けられる連結ブロック11と、ナットホ
ルダ3に取り付けられ、上部に球形部13Aが形成される
ピン13と、連結ブロック11に取り付けられるシリンダ14
と、シリンダ14の駆動で前後進するピストンロッド15と
を備え、ピン13の球形部13Aをピストンロッド15と連結
ブロック11のV溝12で挟み、テーブル7とボールねじ1
を連結することを特徴とする。
[作用] 次に、この考案の移動テーブルとボールねじの連結機構
の構成図を第1図に示す。
第1図の11は連結ブロック、12はV溝、13はピン、14は
シリンダであり、その他の部分は、第7図、第8図と同
じである。
第1図は第7図、第8図の21〜25の代わりに、11〜14を
採用したものである。
次に、第1図の要部拡大分解図を第2図に示す。
第2図の15はピストンロッド、16はボルト、17と18はエ
ア配管ポートである。
次に、第2図によりこの考案の作用を説明する。
第2図のボールナット2はナットホルダ3に取り付けら
れる。
ピン13は上部が球形部13Aになっており、ナットホルダ
3に取り付けられる。
連結ブロック11にはV溝12が設けられており、連結ブロ
ック11はテーブル7に取り付けらる。
ピストンロッド15はシリンダ14の駆動で前後進する。
シリンダ14を駆動するには、圧縮空気や油圧を使用する
ことができる。第1図から第4図では、圧縮空気を使用
した場合が例示されている。
シリンダ14はピストンロッド15がV溝12に入る形で連結
ブロック11にボルト16で取り付けられる。
ピン13の球形部13Aは、ピストンロッド15と連結ブロッ
ク11のV溝12で挟まれる形になる。
次に、第2図の要部組立図を第3図と第4図に示す。
第3図は、シリンダ14の配管ポート17から圧縮空気を供
給すると、ピストンロッド15はピン13の方向に移動し、
V溝12にピン13の球形部13Aを押し付ける。
ピン13の球形部13AはV溝12と2点接触し、ナットホル
ダ3の姿勢を保持する。
これにより、ボールナット2とテーブル7が連結され
る。
第3図では、ピストンロッド15がV溝12内を出入できる
ようにしてあるため、第9図のV溝22よりも第3図のV
溝12の方がV溝を深くしている。
第4図は、シリンダ14のエアー配管ポート18から圧縮空
気を供給し、エアー配管ポート17からシリンダ14内部の
空気を排気させた状態図であり、ピストンロッド15はV
溝12側から後退し、ボールナット2とテーブル7は分離
する。
第5図は、テーブル7を移動させるときの速度と時間曲
線を示し、X軸は時間を示し、Y軸は速度を示してい
る。
第5図でt1はテーブル7を停止状態から等速運動させる
までの加速領域であり、テーブル7の重量をW[kg
f]、加速度をα[mm/s2]、テーブル7とレール8・9
との摩擦係数をμとすれば、加速に必要な力F1は F1=μw+(w/g)×α で算出される。
第5図のtはテーブル7が等速運動をしている領域であ
り、等速運動に必要な力Fは、F=μwで算出される。
第5図のt2はテーブル7を等速運動から停止させるため
の減速領域であり、時間t2でテーブル7を停止させるに
要するブレーキ力F2は等速運動時の速度をV[mm/s]と
すれば、 F2=WV/gt2で算出される。
第2図のピン13とピストンロッド15にかかる力は第5図
のt1の領域が最大となる。
シリンダ14の推力は[ピストンロッド15の受圧面積πr2
×供給エアー圧力]で算出れさるので、第5図のt1の領
域で発生する力より強い推力を発生するシリンダ14を選
べばよい。
例えば、数値例として、テーブル7の大きさが50cm×30
cm、テーブル7と運搬するものの総重量60kg、レール8
・9とテーブル7との摩擦係数0.02、スピード20cm/秒
で、加速0.2秒、減速0.2秒にした場合、ピストンロッド
15の直径2cmのシリンダ14を使用し、空気圧を4kgf/cm2
にする。
[考案の効果] この考案によれば、次の効果がある。
(ア)シリンダでボールねじとテーブルを接続している
ので、長期間連続運転してもボールねじとテーブルの位
置関係は変わらない。
(イ)シリンダを使用しているので、圧縮空気などが弾
性体の役目をし、微振動による摩耗が防止でき、かつ、
ダンパとして微振動をも吸収できるので、振動がなく、
安定した状態でテーブルを移動させることができる。
(ウ)シリンダを使用しているので、作動流体の圧力を
調整すれば、テーブル運動時に発生する力に対して、適
切な推力を設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の移動テーブルとボールねじの連結機
構の構成図、第2図は第1図の要部拡大分解図、第3図
と第4図は第2図の要部組立図、第5図はテーブル7を
移動させたときの速度と時間の関係図、第6図は従来の
移動テーブルとボールねじの連結機構の構成図、第7図
は他の従来機構の構成図、第8図は第7図の要部拡大分
解図、第9図は第8図の要部組立図である。 1……ボールねじ、2……ボールナット、3……ナット
ホルダ、4……支持板、5……支持板、6……モータ、
7……テーブル、8……レール、9……レール、10……
ベース、11……連結ブロック、12……V溝、13……ピ
ン、14……シリンダ、15……ピストンロッド、16……ボ
ール、17・18……エア配管ポート、21……連結ブロッ
ク、22……V溝、23……ピン、24……板ばね、25……ね
じ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の支持板(4)と第2の支持板(5)
    で支持されるボールねじ(1)と、ボールねじ(1)を
    回転させるモータ(6)と、ボールねじ(1)とねじ結
    合するボールナット(2)と、ボールナット(2)を取
    り付けるナットホルダ(3)とを有し、テーブル(7)
    とボールねじ(1)を連結する機構において、 テーブル(7)に取り付けられるとともに、V溝(12)
    が設けられる連結ブロック(11)と、 ナットホルダ(3)に取り付けられ、上部に球形部(13
    A)が形成されるピン(13)と、 連結ブロック(11)に取り付けられるシリンダ(14)
    と、 シリンダ(14)の駆動で前後進するピストンロッド(1
    5)とを備え、 ピン(13)の球形部(13A)をピストンロッド(15)と
    連結ブロック(11)のV溝(12)で挟み、テーブル
    (7)とボールねじ(1)を連結することを特徴とする
    移動テーブルとボールねじの連結機構。
JP6590189U 1989-06-06 1989-06-06 移動テーブルとボールねじの連結機構 Expired - Lifetime JPH0746444Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH037442U JPH037442U (ja) 1991-01-24
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