JPH074556A - 弁組合せ装置 - Google Patents

弁組合せ装置

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Publication number
JPH074556A
JPH074556A JP6044882A JP4488294A JPH074556A JP H074556 A JPH074556 A JP H074556A JP 6044882 A JP6044882 A JP 6044882A JP 4488294 A JP4488294 A JP 4488294A JP H074556 A JPH074556 A JP H074556A
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JP
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nozzle
insert
opening
sliding plate
liquid metal
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Withdrawn
Application number
JP6044882A
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English (en)
Inventor
Irvin L Parker
リー パーカー アーヴィン
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPH074556A publication Critical patent/JPH074556A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/14Closures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • H01H35/18Switches operated by change of liquid level or of liquid density, e.g. float switch

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁流量制御装置と組み合わせて用いられ、
オリフィスを通る液体金属の流量を調節する開閉弁を提
供する。 【構成】 開閉弁(10)は、電磁流量制御装置(8)
に対し、これにより生じる電磁界によって誘導加熱され
るほど近接して配置された導電性摺動板(26)を有す
る。開閉弁を用いることにより所望に応じて液体金属の
流れの停止と開始を選択的に行うことができる。開閉弁
と電磁流量制御装置の組合せは、連続鋳造設備における
開放形容器注入操作に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体金属の流れ又は流
量を調節する装置に関し、特に、電磁流量制御装置と併
用される開閉弁に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電磁流
量制御装置または電磁流量制御弁(EMV)が多くの産
業上用途で使用されている。例えば、EMVは連続鋳造
ラインにおいて液体金属の流れを調節するのに最適であ
ることが判明している。米国特許第4,842,170
号は、一般にEMVがかかる分野でどのように用いられ
るかを示している。また、EMVはビレットまたはスラ
ブキャスタ(流延機)にも用いられる場合がある。これ
らの型式のキャスタでは、EMVを用いると、タンディ
ッシュから鋳型へのノズルを通る液体金属の流れを調節
することができる。
【0003】EMVは流量中の金属を停止させるための
遮断弁または閉止弁しての使用には適していない。EM
Vを通って流れる液体金属はEMVにより生じる過剰の
熱を奪う。流量中の金属を停止させるのにEMVを用い
ると、金属が過剰に熱くなって霧状になる場合がある
が、これは鋳造作業においては望ましくない。
【0004】既存の鋳造作業では、ノズルを通る液体金
属の流れを止めるために幾つかの装置が用いられてい
る。1つの装置は、チルプラグである。チルプラグは代
表的にはノズルの下端部、即ち送出し端部に挿入される
円錐形の銅製プラグである。チルプラグはノズル内の金
属を凝固させ、それにより固体金属柱状体を形成して流
れを止める。チルプラグはノズルが比較的小さな開放注
入式連続鋳造作業に用いるのが良い。チルプラグはスラ
ブキャスタでの使用には適していなかった。スラブキャ
スタのノズルはチルプラグにとっては余りにも大きすぎ
てノズルを通る流れを適当に止めるのに充分な金属の量
を凝固させることができない。
【0005】加えて、チルプラグを用いるためにはノズ
ルの送出し端部は、開放注入作業においては接近可能に
しなければ成らない。今日における大抵の連続鋳造作業
はシュラウド方式の流れを用いており、それによりシュ
ラウドはノズルの送出し端部から鋳型まで延びている。
シュラウドは流動中の金属の導管と成り、汚染要因物が
金属の流れの中に入り込まないようにする。シュラウド
の存在により、ノズルの下端部は接近不能になり、それ
によりチルプラグの必要が不可能になる。液体金属の流
れを止めるのに用いられるもう一つの型式の装置は摺動
ゲートである。摺動ゲートはノズルの下端部、即ち送出
し端部に取り付けられて、摺動ゲートの開口部または孔
がノズルの開口部または孔と連通するようになってい
る。摺動板を、摺動ゲートの開口部上に配置してこれを
通る金属の流れを遮断することができる。また、摺動板
はそれを通る複数の開口部を有するのが良く、かかる開
口部により金属は摺動板を通って流れて金属の流れを維
持すると共に調節することができる。しかしながら、摺
動ゲートと関連のある主要な課題は、摺動ゲートを用い
ても金属の流れを短期間しか止めることができないとい
うことである。摺動ゲート内で金属の凝固が生じると、
流れを再開させるには摺動ゲートを分解するしか方法は
ない。
【0006】上述のことから容易に分かるように、ノズ
ルを損傷させることなく、或いは複雑な作動機構を用い
ることなく、ノズルを通る液体金属の流れを停止したり
再開させるようEMV流量制御装置と共に利用できるコ
ンパクトな装置に対する要望がある。かかる装置は、ノ
ズル内の金属が凝固した後も再び開始させることができ
るものであるべきである。かかる装置の操作に当たり、
ノズルの下端部、即ち送出し端部への接近が不要であっ
て、その装置を、開放注入式またはシュラウド方式流れ
プロセスを用いるキャスタと共に利用できることが必要
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノズルのオリ
フィスを通る液体金属を調節するための弁組合せ装置を
提供する。弁組合せ装置は、液体金属を流通させるオリ
フィスを構成する貫通した開口部を備えた非導電性ノズ
ルを含む。ノズルの上流側端部は液体金属源、代表的に
はタンディッシュと連通状態にある。電磁流量制御装置
または弁(EMV)はノズルを包囲した状態でこれに隣
接して位置している。開閉弁がノズルの下流側端部に連
結されている。開閉弁は、これを貫通していて、ノズル
の開口部と流体連通状態にある全体として長さ方向の開
口部を有する。開閉弁はまた、少なくとも一つの貫通し
た開口部を備えた導電性摺動板を有する。摺動板はEM
Vに充分に近接して位置決めされていて、摺動板がEM
Vにより生じる電磁界により誘導加熱されるようになっ
ている。
【0008】摺動板の開口部が弁の開口部と整列する
と、液体金属はこれを通って流れることができる。摺動
板の開口部が開閉弁の開口部と整列していない場合に
は、金属の流れは遮断される。摺動板の開口部と開閉弁
の開口部とを選択的に整列させるよう開閉弁の開口部の
全体的に垂直な平面内で摺動板を移動させるための摺動
手段が設けられる。
【0009】本発明の主目的は、電磁流量制御装置と組
み合わせて用いられオリフィスを通る液体金属の流れを
調節する開閉弁を提供する。
【0010】本発明の内容は、添付の図面を参照すると
容易に理解されよう。
【0011】
【実施例】図1を参照すると、連続鋳造操作において使
用される本発明の弁組合せ装置2の実施例が示されてい
る。弁組合せ装置2は、全体として円筒形のオリフィス
6を構成する第1の全体として長さ方向の開口部5を備
えたノズル4と、電磁流量制御装置(EMV)8と、開
閉弁10とを含む。ノズル4の上流端部12は、液体金
属源と流体連通状態にあり、従って液体金属はオリフィ
ス6を通って流れることができるようになる。好ましい
実施例では、液体金属源は、タンディッシュ14であ
り、液体金属は鋼である。しかしながら、本発明は任意
適当な液体金属収容容器及び任意適当な種類の液体金属
に使用できることは理解されよう。ノズル4は好ましく
は、非導電性材料、例えばジルコニウムで構成されてい
る。
【0012】EMV8は、ノズル4を包囲した状態でこ
れに隣接して配置されている。EMV8は好ましくは、
ノズル4を包囲した状態でこれに隣接して配置された交
流電流電気コイル16と、ノズル4内のコイル16の一
部に沿ってこの中に配置された非導電性構造体18とを
有する。非導電性構造体18は好ましくは、オリフィス
6の軸方向部分を占め、オリフィス6の隣接部分は占有
されていない。オリフィスの非占有部分は、流通領域を
構成し、占有部分は、非流通領域を構成する。非流通領
域は好ましくは、流通領域に全体として円周方向に隣接
して位置決めされている。好ましいEMVが米国特許第
4,842,170号に開示されており、かかる米国特
許の開示内容を本明細書の一部を形成するものとしてこ
こに引用する。しかしながら、任意適当なEMVを使用
できることは理解されよう。
【0013】EMV8はノズル4を通る液体金属の流量
を調節するのに用いられる。AC電流が付勢手段20を
通ってコイル16に供給され、それにより電磁界が生じ
る。コイル16によって生じる電磁界を用いると、ノズ
ル4を通る液体金属の流れを選択的に促したり妨げたり
することができる。好ましい実施例では、コイル16
は、タンディッシュ14の下側に取り付けられたハウジ
ング22の内側に設けられている。
【0014】図1及び図2を参照すると、開閉弁10は
ノズル4の下流側端部23と流体連通状態にある。開閉
弁10は、全体として長さ方向の開口部または孔24及
び導電性摺動板またはスライダープレート26を有して
いる。開口部24はノズル4の開口部5と連通してい
る。摺動板26は、EMV8に対し、これにより生じる
電磁界によって誘導加熱されるほど近接して配置されて
いる。好ましい実施例では摺動板26の構成材料は黒鉛
である。変形例として、摺動板26を黒鉛で被覆しても
良い。黒鉛は、導電性が高く且つ摩擦係数が小さい。
【0015】次に、図2、図3の(a)及び(b)を参
照すると、摺動板26は、これを貫通して全体として円
筒形の開口部または孔30を有している。開口部30
を、開口部24と選択的に整列させることができる。図
2及び図3(a)は、互いに整列状態にある開口部2
4,30を示し、図3(b)は、非整列位置にあるこれ
ら開口部を示している。開口部24と30を互いに整列
させると、液体金属は弁組合せ装置2を通って自由に流
れることができる。開口部24と30が整列していない
場合は、液体金属の流れは遮断される。開口部24は好
ましくは開口部30よりも僅かに小さい。
【0016】摺動板26を開口部24に対し全体として
垂直な平面内で移動させる摺動手段28が設けられてい
る。摺動手段28は、摺動板26と連携した1または2
以上の油圧または空気圧シリンダーであるのが良い。変
形例として、任意適当な摺動手段を用いても良く、例え
ば摺動板20を、もし十分な力を加えることができるな
らば手動で動かしても良い。好まし実施例では、油圧シ
リンダーが用いられている。
【0017】図1及び図2を再び参照すると、好ましい
実施例では、開閉弁10はノズル4の下流側端部23と
連携状態にある第1の非導電性インサート40を有す
る。インサート40は、これを貫通して設けられてい
て、第2の全体として長さ方向開口部24の一部を構成
する開口部41を有する。インサート40の下流側部分
は、摺動板26の上流側表面と、表面間連携状態にあ
る。第2の非導電性インサート42が、摺動板26の下
流側表面と表面間接触状態にある。第2のインサート4
2は、これを貫通して設けられていて、第2の全体とし
て長さ方向開口部24の一部を構成する開口部44を有
する。第1のインサート40をノズル4と連携状態に維
持するよう取付け手段46が設けられている。取付け手
段46は、第1のインサート40、摺動板26及び第2
のインサート42を、互いに表面間連携状態に保つため
の圧縮手段48を有する。これら構成部品を互いに保持
するために大きな圧縮力を維持することが望ましい。そ
の意図は、これら構成部品間の境界部内に液体金属が侵
入することを防ぐことにある。インサート40,42は
好ましくは、非導電性耐熱材料であるアルミナで作られ
る。しかしながら任意適当な非導電性耐熱材料を使用し
てもよいことは理解されよう。
【0018】好ましい実施例では、圧縮手段48は、締
付け板50及びコレクターノズル52を有している。締
付け板50は、第1のインサート40及び摺動板26を
包囲すると共にこれらと連携している。締付け板50は
好ましくは、摺動板26を納めるチャンネル53を有す
る。チャンネル53は好ましくは幅が摺動板26と実質
的に同一である。摺動板26は長さがチャンネル53の
広がりよりも短く、従って、摺動板26を充分に移動さ
せて開口部24と30を互いに整列させることができる
と共に、開口部が非整列状態にある場合には摺動板26
が開口部24を完全に覆うことができるようになる。コ
レクターノズル52は第2のインサート42を包囲した
状態でこれと連携状態にある。コレクターノズル52を
締付け板50に連結するための複数の締結手段54が設
けられている。締結手段54は好ましくは、複数本の従
来のねじボルト(図1〜図3参照)を含む。締結手段5
4は好ましくは、これに設けられていて、コレクターノ
ズル52と締付け板50との間の圧縮力を維持し、それ
により第1のインサート40、摺動板26及び第2のイ
ンサート42を互いに接触状態に圧縮保持すると共に、
第1のインサート40をノズル40と圧縮接触状態に保
持するための弾性手段56を有する。弾性手段56は好
ましくは、当業者に周知の皿バネまたは波形座金であ
る。しかしながら、任意適当な弾性手段を使用しても良
いことは理解されよう。
【0019】好ましい実施例では、互いに連携状態にあ
る第2のインサート42の表面とコレクターノズル52
の表面は全体としてテーパが付けられており、これによ
り所望の圧縮力を維持することができる。同様に、互い
に連携状態にある第1のインサート40の表面と締付け
板50の表面はテーパしていて所望の圧縮力が維持され
るようになっている。締付け板50及びコレクターノズ
ル52は好ましくは、非磁性ステンレス鋼で作れてい
る。しかしながら、耐食性の任意の非磁性材料を用いて
も良いことは理解されよう。
【0020】次に、図1、図2及び図4を参照すると、
取付け手段46はまた、好ましくは、締付け板50に設
けられた雄型部分58及びEMV8のハウジング22に
設けられた雌型部分60を備えた差込み取付け部を含
む。雄型部分58は雌型部分60に差し込まれ、開閉弁
10はもし回すと、その長さ方向軸線の周りに約8分の
1〜4分の1回転する。開閉弁10を回すと、締付け板
50のフランジ62はハウジング22のフランジ64と
係合し、それにより開閉弁10を定位置に且つノズル4
と接触状態に保つ。上述のように、圧縮手段48は、第
1のインサート40をノズル4と圧縮接触状態に維持す
るのを助ける。開閉弁10は反対方向に回して雄型部分
58を雌型部分60から外すと開閉弁10を取り外すこ
とができる。取付け手段46は好ましくは、ハウジング
22からの着脱を容易にする。
【0021】図1及び図2を再び参照すると、好ましい
実施例では、ノズル4と第1のインサート40との間に
はガスケットまたは封止手段66が設けられている。封
止手段66は、ノズル4と第1のインサート40との間
の境界部内へ液体金属が侵入しにくいようにする。第2
のガスケットまたは封止手段68が好ましくは、第2の
インサート42とコレクターノズル52との間に設けら
れ、それにより、これら構成部品の間の境界部に液体金
属が侵入しにくいようにする。好ましい実施例では、封
止手段66,68は軽量のモルタルまたはそれと同程度
の軽量の耐熱性接合封止剤で作られる。
【0022】好ましい実施例では、シュラウドまたは囲
い手段70が開閉弁10の下流側端部に連結されてい
る。シュラウド70は、弁組合せ装置2の送出し端部か
ら鋳型(図示せず)まで延びる液体金属の導管を構成す
る。シュラウド、例えばシュラウド70は代表的には、
シュラウド方式鋳造作業に用いられる。シュラウド70
は好ましくは、当業者に公知の形式のものであり、当業
者に公知の任意適当な方法で開閉弁10に固定される。
好ましい実施例では、封止手段68が、シュラウド70
と第2のインサート42との間に延びていて、これらの
間の境界部への液体金属の侵入を防止するようになって
いる。
【0023】作用原理を説明すると、液体金属は、開口
部30が開口部24と整列状態になるときは開閉弁10
を通って流れる。開閉弁10を用いて液体金属の流れを
遮断するが、そのために開口部30が開口部24と整列
しないように摺動板26を移動させ、それにより液体金
属の流れを遮断する。EMV8によって生じる電磁界に
より引き起こされる金属及び摺動板26の誘導加熱が金
属を液体状態に保つことになるので、液体金属の流れを
長期間に亘って停止させる場合がある。EMV8を消勢
すると、ノズル4及び開口部24の上方部分内の金属は
凝固して柱状体になる場合がある。しかしながら、凝固
金属柱状体は、EMV8を再び付勢することにより再び
溶融でき、それにより金属及び摺動板26の誘導加熱を
行う。同様に、液体金属が摺動板26とインサート4
0,42のうちいずれか一方、或いは両方の間の境界部
に侵入すると、金属は摺動板26の誘導加熱に起因して
液体状態を保つことになろう。従って、これらの境界部
への液体金属の侵入は、摺動板26を一定位置に固定す
ることにより開閉弁10の作動に悪影響は与えないであ
ろう。摺動板26とインサート40との間の境界部に侵
入した金属がEMV8の消勢により凝固すると、摺動板
26の誘導加熱は、EMV8を再び付勢すると、凝固金
属を溶融し、それにより摺動板26を移動させることが
できる。この特徴により、金属の凝固により摺動板が一
定位置に固定されないようにするために摺動板を常時摺
動状態に保つ必要がなくなり、かくして、摺動板26の
ための複雑な作動機構が不要になる。
【0024】上述の説明から分かるように、本発明の弁
組合せ装置を用いると、ノズル4を通る液体金属の流れ
を停止させたり再び開始させたるのにノズル4の送出し
端部に接近する必要がなくなる。従って、酸素ヤリの使
用に起因するノズルの損傷の恐れが事実上なくなる。加
えて、本発明の装置、液体金属の流れ停止期間は制限さ
れない。その理由は、EMV8により生じる電磁界によ
って引き起こされる誘導加熱が、ノズル4または弁組合
せ装置2内で凝固する金属を溶融するのを助けることに
なるからである。また、本発明によれば、金属の凝固に
よる一定位置への摺動板の固定が防止されるよう摺動板
を常時運動状態に保つ必要がないので、摺動板を制御す
る複雑な作動機構が不要になる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例を示す本発明の中心線
における縦断面図である。
【図2】図1に関し90°回転してみた本発明の実施例
の縦断面図である。
【図3】(a)は、本発明の摺動板を開放位置で示す図
1の3−3線における横断面図、(b)は本発明の摺動
板を閉鎖位置で示す図1の3−3線における横断面図で
ある。
【図4】図1の4−4線における横断面図である。
【符号の説明】
2 弁組合せ装置 4 ノズル 5 開口部又は穴 6 オリフィス 8 電磁流量制御装置 10 開閉弁 24,30,41,44 開口部 26 導電性摺動板 28 摺動手段 40,42 非導電性インサート 46 取付け手段 48 圧縮手段 50 締付け板 58 雄型部分 60 雌型部分

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリフィスを通る液体金属の流れを調節
    するための弁組合せ装置であって、非導電性材料で構成
    されていて、液体金属を流通させるオリフィスを構成す
    る第1の長さ方向貫通開口部を有し、上流側端部が液体
    金属源と連通しているノズルと、ノズルの下流側端部に
    連結された開閉弁と、ノズルを包囲した状態でこれに隣
    接して設けられていて、ノズルを通る液体金属の流れを
    調節する電磁流量制御装置とを有し、電磁流量制御装置
    は、ノズルに隣接し且つノズルのオリフィスを包囲した
    状態で配置された交流電流電磁コイルを有し、コイルは
    ノズルのオリフィス及びオリフィスを通って流れる液体
    金属内に磁界を生じさせるよう動作でき、電磁流量制御
    装置はコイルの一部に沿って設けられていて、ノズルの
    オリフィスの軸方向部分を占有し、これと隣接の占有し
    ない部分を生じさせる非導電性構造体をさらに有し、前
    記非導電性構造体は、軸方向に延びる流通領域及びオリ
    フィスの前記占有部分を通る軸方向に延びる非流通領域
    を構成し、前記非導電性構造体の非流通領域は、流通領
    域に隣接して円周方向に位置決めされていて、前記電磁
    界がノズル内にそれを通る液体金属の流れを調節する実
    質的に軸方向に向いたポンプ輸送力を生じさせるように
    なり、前記開閉弁は、前記第1の長さ方向貫通開口部と
    連通する第2の長さ方向開口部と、前記第2の長さ方向
    開口部と連携していて、少なくとも一つの貫通開口部を
    備える摺動板と、摺動板の開口部と前記第2の長さ方向
    開口部とを選択的に整列させるよう前記長さ方向開口部
    とほぼ垂直な平面内で摺動板を移動させるための摺動手
    段とを有し、液体金属は、摺動板の開口部が前記第2の
    長さ方向開口部と整列しているときには前記第2の長さ
    方向開口部を自由に通過でき、摺動板の開口部が前記第
    2の長さ方向開口部と整列していない場合には液体金属
    の流れが遮断されることを特徴とする弁組合せ装置。
  2. 【請求項2】 摺動板は、導電性であり、電磁流量制御
    装置に対し、これにより誘導加熱される程近接して位置
    決めされていることを特徴とする請求項1の弁組合せ装
    置。
  3. 【請求項3】 開閉弁は、前記ノズルの下流側端部と連
    携していて、前記第2の全体として長さ方向開口部の一
    部を構成する貫通した開口部を備える第1の非導電性イ
    ンサートを有し、第1のインサートの下流側端部は摺動
    板の上流側表面と表面間連携状態にあり、前記開閉弁は
    さらに、摺動板の下流側表面と表面間連携状態にある上
    流側端部を備えると共に前記第2の全体として長さ方向
    開口部の一部を構成する貫通した開口部を備えた第2の
    非導電性インサートと、第1のインサートをノズルと連
    携状態に保つための取付け手段とを有し、該取付け手段
    は、第1のインサート、摺動板及び第2のインサートを
    表面間連携状態に圧縮保持するための圧縮手段を含むこ
    とを特徴とする請求項2の弁組合せ装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮手段は、第1のインサート及び
    摺動板と連携状態でこれらを包囲する締付け板、第2の
    インサートを包囲した状態でこれと連携状態にあるコレ
    クターノズル及びコレクターノズルを締付け板に連携す
    るための複数の締結手段を有し、締結手段は、これに設
    けられていて、コレクターノズルと締付け板との間の圧
    縮力を維持するための弾性手段を有し、それにより、第
    1のインサート、摺動板及び第2のインサートは、互い
    に連携状態に圧縮維持され、第1のインサートは前記ノ
    ズルと連携状態に圧縮維持されることを特徴とする請求
    項3の弁組合せ装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮手段は、締付け板に設けられた
    テーパ表面と連携するテーパ表面を備えた第1のインサ
    ートを作り、第2のインサートは、コレクターノズルに
    設けられたテーパ表面と連携するテーパ表面を有し、前
    記圧縮力が維持されるようになっていることを特徴とす
    る請求項4の弁組合せ装置。
  6. 【請求項6】 開閉弁の下流側端部に連結されていて、
    液体金属が弁組合せ装置から鋳型へ流れるようにする導
    管を構成する囲い手段をさらに有することを特徴とする
    請求項5の弁組合せ装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズルと第1のインサートの間及び
    第2のインサートとコレクターノズルと囲い手段との間
    に設けられていて、液体金属の流れを防止する封止手段
    をさらに有することを特徴とする請求項6の弁組合せ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記取付け手段は、締付け板に設けられ
    た雄型部分及び電磁流量制御装置を収納するハウジング
    に設けられた雌型部分を備えた差込み取付け部を含むこ
    とを特徴とする請求項5の弁組合せ装置。
  9. 【請求項9】 摺動板は黒鉛で構成されていることを特
    徴とする請求項8の弁組合せ装置。
  10. 【請求項10】 第1のインサート及び第2のインサー
    トはアルミナで構成され、前記締付け板及びコレクター
    ノズルはステンレス鋼で構成されていることを特徴とす
    る請求項9の弁組合せ装置。
JP6044882A 1993-02-18 1994-02-18 弁組合せ装置 Withdrawn JPH074556A (ja)

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SE9400276L (sv) 1994-08-19
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