JPH0745559A - 半導体ウエハに粘着テープを接着する方法 - Google Patents

半導体ウエハに粘着テープを接着する方法

Info

Publication number
JPH0745559A
JPH0745559A JP20467093A JP20467093A JPH0745559A JP H0745559 A JPH0745559 A JP H0745559A JP 20467093 A JP20467093 A JP 20467093A JP 20467093 A JP20467093 A JP 20467093A JP H0745559 A JPH0745559 A JP H0745559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
wafer
ring
frame ring
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20467093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawashima
博之 川島
Michio Kamiyama
倫生 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP20467093A priority Critical patent/JPH0745559A/ja
Publication of JPH0745559A publication Critical patent/JPH0745559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dicing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 気泡やタルミやシワ等を生ぜずにテープをウ
エハに接着する。 【構成】 フレームリング6にテープ1を全方向に緊張
させて貼付け、前記フレームリング6に貼付けたテープ
1をウエハ9に、脱気雰囲気中で、軟質のゴムパット10
を押付けて接着する。 【効果】 フレームリング6にテープ1を全方向に緊張
させて貼付け、このテープ1をウエハ9に接着するの
で、ウエハ9とテープ1の接着面間にタルミやシワが生
じない。又前記ウエハ9のテープ1への接着を脱気雰囲
気中で行うので、テープ1とウエハ9との間に気泡が残
存しない。更にウエハ9にテープ1を接着する際に、ウ
エハ9上のテープ1にゴムパット10を押付けるので、気
泡の残存や、タルミやシワの発生が確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハに粘着テ
ープを、半導体ウエハと粘着テープの間に気泡やタルミ
等を生じさせずに接着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路(IC)、大型集積回路(LS
I)、超大型集積回路(VLSI)等の回路形成に用い
られる半導体チップは、半導体ウエハ(以下ウエハと略
記)の表面に多数の電気パターンを形成し、このウエハ
を小片の半導体チップ(以下チップと略記)に切断する
ダイシング工程を経て製造されている。そして前記のダ
イシング工程において、ウエハは、チップがバラバラに
飛散しないように、予めその裏面を、フレームリングに
貼付けた粘着テープ(以下テープと略記)に接着してか
ら切断される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハをテ
ープに接着するには、テーブル上にウエハとフレームリ
ングを同心状に配置し、この上にテープを少し間隙をあ
けて配置し、このテープ上にローラーをかけて、テープ
をウエハとフレームリングに接着する方法が用いられて
いた。この方法では、テープを、送給ロールにブレーキ
を掛けて引き出してテープに張力を付与しているが、張
力は長手方向にしか作用しない為、テープとウエハの接
着面のテープの幅方向にタルミやシワが残り、又前記接
着面に気泡が残ることもあり、その結果、テープとウエ
ハとの接着力が弱まり、ダイシング工程時にチップがテ
ープから剥がれて飛散するトラブルが起きた。
【0004】このようなことから、図5イ〜ハに示した
ように、ウエハ載置テーブル31の周囲にフレームチャッ
ク円筒41を昇降可能に配置し、更にその外周に放射状に
変位可能な複数個のテープ緊張用部材33を配置して、ウ
エハ載置テーブル31上のウエハ9にテープ1をローラー
34をかけて接着したのち(図5イ)、テープ緊張用部材
33を外方に変位させてテープ1を緊張させ(図5ロ)、
しかるのち、このテープ1をフレームチャック円筒41上
のフレームリング6に貼付け、テープ1をフレームリン
グ6に沿ってカッター50により切断する(図ハ)装置が
提案された(特開平4-293253) 。
【0005】しかしながら、この装置では、ウエハ9上
にテープ1をローラー34をかけて接着したのちに、テー
プ緊張用部材33を外方に変位させる為、テープ1のタル
ミやシワは、ウエハ9周縁部では除去されるものの、ウ
エハ9中央部には依然として残り、又テープ1とウエハ
9界面に気泡が散在するという問題があった。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、このような状況
に鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その目的
とするところは、気泡やタルミ等を生じたりせずにテー
プをウエハに接着する方法を提供することにある。即
ち、本発明は、フレームリングに粘着テープを全方向に
緊張させて貼付け、前記フレームリングに貼付けた粘着
テープを半導体ウエハに、脱気雰囲気中で、粘着テープ
に軟質のゴムパットを押付けて接着することを特徴とす
るものである。
【0007】以下に、本発明方法を図を参照して具体的
に説明する。図1イ〜チは、本発明方法の態様を示す工
程説明図である。図において、1はテープ、6はテープ
を貼付けるフレームリング、9はテープを貼付けたテー
プ付フレームリングのテープを接着するウエハである。 テープ1を穴あきプレート2上に載置し(図1イ)、
穴あきプレート2の穴部分3周縁のテープ1上に外周
リング4を押しつけてテープ1を固定し(図1ロ)、
穴部分3のテープ1に内周リング5を押込んで、穴部分
3のテープ1を全方向に緊張させ(図1ハ)、緊張し
た穴部分のテープ1にフレームリング6を密着させてテ
ープ1をフレームリング6に貼付け(図1ニ)、テー
プ1を貼付けたフレームリング6のテープ1をフレーム
リング6に沿ってカッター7により切断する(図1
ホ)。次に、テープ付フレームリング8とウエハ9を
脱気雰囲気中に双方の間隔を狭めて配置し(図1ヘ)、
脱気雰囲気中にてテープ1上面にゴムパット10を押付
けながら降下させてテープ1をウエハ9に密着させ(図
1ト)、次にウエハ9を押上げることによりテープ1
をウエハ9に強固に接着する(図1チ)。
【0008】上記において、テープ1をウエハ9に接着
させるのに、ゴムパット10を最初からテープ1に押付け
ながら行う理由は、テープ1を軟質のゴムパット10でバ
ックアップして、ウエハがテープに接触する際のショッ
クを和らげ、ウエハが損傷しないようにする為である。
条件によっては、手順を逆にして、ウエハ9をテープ1
に接触させてから、ゴムパット10を押付けるようにして
も良い。
【0009】本発明において、ウエハ上のテープに押付
けるゴムパットには、ウエハ及びテープを損傷したり、
ウエハにストレスを与えない為に軟質のものを用い、そ
の硬度は、JIS-K-6301のtypeCによる測定値で5〜25の
範囲が好ましい。ゴムパットの表面形状は中心部が厚い
曲面状となして、テープがウエハの中心から端部に向け
て順次接触して押付けられ、タルミやシワがウエハ上か
ら外方に逃げるようにするのが良い。ゴムパット表面の
Rはゴムパットの径に関係なく、8000〜600 mm程度にす
るのが好ましい。ゴムパットの最大厚さは、8〜32mmが
適当である。テープにウエハを接着する時の脱気雰囲気
は1500Pa以下にするのが、気泡を確実に除去できて好ま
しい。
【0010】
【作用】本発明では、フレームリングにテープを全方向
に緊張させて貼付け、このテープをウエハに接着するの
で、ウエハとテープの接着面間にタルミやシワが生じな
い。又前記ウエハのテープへの接着を脱気雰囲気中で行
うので、テープとウエハとの間に気泡が残存しない。更
にウエハにテープを接着する際に、ウエハ上のテープに
ゴムパットを押付けるので、気泡の残存や、タルミやシ
ワの発生が確実に防止できる。
【0011】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 実施例1 図2は本発明のウエハにテープを接着する方法を実施す
る装置の態様を示す平面図である。この装置は、テープ
貼付機11とウエハ接着機12とを主構成となし、それにテ
ープ1、フレームリング6、ウエハ9等の機材の供給治
具を1個のボックス内に配備したものである。フレーム
リング6とウエハ9はバキュームアーム30又はバキュー
ムハンド36により供給される。又種々の機材の供給操
作、テープを全方向に緊張させる操作、緊張させたテー
プにフレームリングを貼付ける操作、ゴムパットでバッ
クアップしたフレームリングのテープをウエハに密着さ
せ押付ける操作等の一連の操作は全て自動的に行われ
る。尚、図中、37はウエハ供給台、38はウエハの位置決
め台、39はウエハを接着したテープ付フレームリングの
ストッカーである。
【0012】以下に、テープ貼付機11とウエハ接着機12
について詳細に説明する。テープ貼付機11は、図3にそ
の正面図を示したように、テープ1を載せる穴あきプレ
ート2と、穴あきプレート2上のテープ1を緊張させ、
緊張したテープ1をフレームリング6に沿って切断する
テープ緊張切断ユニット81と、穴あきプレート2上の緊
張したテープ1にフレームリング6を押しつけ貼付ける
フレームリング供給ユニット82から構成されている。前
記穴あきプレート2とテープ緊張切断ユニット81とは、
図示しない背板に固定されている。
【0013】テープ緊張切断ユニット81は、外周リング
4、内周リング5、及びカッター7からなり、外周リン
グ4と内周リング5とはそれぞれ支持棒32,35 を介して
アーム14に連結されている。前記支持棒32,35 の本数
は、好ましくはそれぞれ4本以上等間隔に配置される。
カッター7はアーム14の下方に配置されたターンテーブ
ル83に取付けられている。前記アーム14とターンテーブ
ル83とは、その中心部がシリンダ16のピストン84に取付
けられている。カッター7が取付けられたターンテーブ
ル83はピストン84にベアリングを介して取付けられてお
り、前記ターンテーブル83はベルト21を介してモーター
22により回転する。
【0014】外周リング4の径は穴あきプレート2の穴
径より1回り大きく、内周リング5の径は前記穴径より
1回り小さい。外周リング4と内周リング5とはそれぞ
れ支持棒32,35 により支持され、更にアーム14とピスト
ン84を介してシリンダ16により昇降する。シリンダ16の
ピストン84が降下すると、外周リング4の下端が穴あき
プレート2の穴周辺のプレート2上のテープ1に、又内
周リング5の下端が穴あきプレート2の穴部分3のテー
プ1にそれぞれ接触する。更にピストン84が降下する
と、外周リング4は、穴あきプレート2の穴周縁のテー
プ1を、外周リング4とアーム14との間に介在させたコ
イルバネ15の撥力で押圧する。内周リング5は穴部分3
のテープ1を下方に押込んで、前記穴部分3のテープ1
を全方向に緊張させる。
【0015】テープの緊張度は、テープの材質、ダイシ
ング条件、ピックアップ(チップをテープから剥がす)
条件等を考慮して決められる。テープ1の緊張度は、外
周リング4の支持棒32とアーム14との間に介在させるコ
イルバネ15に、撥力の大きいコイルバネを用い、又シリ
ンダ16の圧力を高め、内側リング5の押下げ下限位置を
より下方に設定することにより高めることができる。内
周リング5の押下げ下限位置は、調整ボルト23により設
定する。シリンダ16の圧力はブースタ等を用いて10kg/c
m2(1.0MPa)位まで上げられる。
【0016】外周リング4の下端は断面U形状にして、
外周リング4によるテープ1の損傷を防止する。穴あき
プレート2の外周リング4と接触する部分に外周リング
4の下端が嵌まる形状の溝を付けておくとテープ1がよ
り強固に固定される。穴部分3のテープ1を上から押込
んで緊張させる内周リング5も下端に丸みを付けてテー
プ1の損傷を防止する。内周リングの下端の丸みは、テ
ープとの間の摩擦抵抗を減じ、テープの緊張を均等化す
るのにも有効である。
【0017】穴あきプレート2内の全方向に緊張したテ
ープ1にフレームリング6を貼り付ける。フレームリン
グ6は、フレームリング供給ユニット82のフレームリン
グ受台13上に配置し、シリンダ46のピストン85を上昇さ
せて供給する。フレームリング受台13上のフレームリン
グ6の水平方向の位置はストッパ17により決められる。
フレームリング6に貼付けたテープ1は、カッター7に
よりフレームリング6に沿って切断されて、テープ付フ
レームリングが作製される。
【0018】カッター7は回転刃18の内側に回転刃18の
径とほぼ同じ径の押さえロール19を回転刃18と同心に配
置して構成されたもので、回転刃18による切断時に、こ
の押さえロール19でテープ1を押さえて、テープ1がフ
レームリングから剥がれるのを防止する。カッター7の
丁度反対側に、外周にOリング27を配置した回転体20を
1個配置して、切断時にフレームリング6とテープ1と
を押付けて両者の接着性を高める。回転体20はカッター
7と同じターンテーブル83に固定されている。カッター
7は回転刃18をフレームリング6の上面に接触させてセ
ットする。
【0019】ウエハ接着機12は図4イ,ロにその正面図
を示したように、ゴムパット10を配置する下側開放の上
トレイ24と、ウエハ9とテープ付フレームリング8とを
配置する上側開放の下トレイ25とから構成されている。
この下トレイ25はウエハ9を載せるウエハ載置ステージ
26とテープ付フレームリングを載せるリングステージ40
から構成されている。尚、図4イは上トレイ24と下トレ
イ25とを離した状態、図4ロは上トレイ24と下トレイ25
とを突き合わせた状態を示した図である。
【0020】既に、図2を用いて説明したように、ウエ
ハ9をウエハ供給台37から前記下トレイ25のウエハステ
ージ26に移動配置し、又テープ付フレームリング8をテ
ープ貼付機11から前記リングステージ40に移動配置する
には、それぞれバキュームハンド36又はバキュームアー
ム30を用いて行う。図4に示したように、上トレイ24に
配置されたゴムパット10、及び下トレイ25に配置された
テープ付フレームリング8並びにウエハ9は、上から順
次平行に配置される。ゴムパット10はシリンダ66により
昇降する(図4イ)。下トレイ25をシリンダ56により上
昇させ、上トレイ24とOリング47を介してチャンバ28を
形成する。上トレイ24に脱気パイプ29が設けられてお
り、図示しない真空ポンプに接続されている(図4
ロ)。
【0021】本発明方法を実施する装置の構成は上述の
通りである。次に、その動作を図3と図4に基づいて具
体的に説明する。先ず図3に示したテープ貼付機11によ
りフレームリング6にテープ1を貼付けた。テープ1に
はPVCテープを用いた。図示しない送出ロールからテ
ープ1を引出し、このテープ1を穴あきプレート2上に
被せた。次にテープ緊張切断ユニット81の外周リング4
と内周リング5を支持棒32,35 とアーム14を介してシリ
ンダ16により降下させた。降下に伴い、外周リング4が
プレート穴周縁のプレート上のテープ1に、又内周リン
グ5が穴部分3のテープ1にそれぞれ接触した。更に降
下させて、外周リング4の下端を穴周縁のプレート2上
のテープ1上にコイルバネ15の撥力により押圧した。又
内周リング5を、穴部分3のテープ1に押込んで穴部分
3のテープ1を全方向に均等に緊張させた。
【0022】次に、フレームリング供給ユニット82の受
台13上にフレームリング6をストッパ17にて位置決めし
て配置し、これをシリンダ46により所定レベルに上昇さ
せて、フレームリング6をテープ1に密着させた。次に
カッター7により、テープをフレームリング6に沿って
切断した。切断後、フレームリング受台13を上昇させ
て、テープ付フレームリング6を穴あきプレート2上面
のレベルに上げ、次いで図示しないテープ剥離用ローラ
ーをテープ1の送給方向に回転移動させて、フレームリ
ング6に貼付けたテープ以外のテープを引き剥がした。
最後に、フレームリング受台13を、図3に示した元の位
置まで降下させてテープ付フレームリングを取出した。
フレームリング6にテープ1を貼付ける動作は、始めに
フレームリング受台13を所定位置まで上昇させ、あとか
ら外周リング4と内周リング5を降下させて、テープ1
をフレームリング6に貼付けるようにしても良い。
【0023】このようにしてテープ付フレームリングを
多数枚作製した。得られたテープ付フレームリングを調
査したところ、テープは全方向に均等に緊張した状態で
貼付けられていた。これは、アーム14との間にあって外
周リング4を押付けるコイルバネ15の強度、シリンダ16
の圧力、内周リング5の下限位置等が適正に設定された
こと、並びに切断時に、カッター7に装備された押さえ
ロール19及び回転体20のOリング27がフレームリング6
にテープ1を強固に押付けたことによる。
【0024】次に、図4に示したウエハ接着機を用い
て、テープ貼付機にて作製したテープ付きフレームリン
グのテープを6インチ径のウエハに接着した。ウエハ載
置ステージ26上に、ウエハ9を、回路パターン形成面を
下にして配置し、その上方に、テープ付フレームリング
8をその粘着面を下にして下トレイ25上面の窪みに入れ
て配置した。ウエハ9とテープ1との間には約1mmの隙
間をあけた(図4イ)。次に上トレイ24をシリンダ56に
より降下させて、下トレイ25との間にチャンバ28を形成
した。双方の突合部分にOリング47を介在させて気密性
を高めた。このチャンバ28内を、上トレイ24上方の脱気
パイプ29より脱気して内圧を1500Paに減じた(図4
ロ)。次にゴムパット10をシリンダ66により降下させて
テープ1に密着させ、次いでウエハ載置ステージ26をシ
リンダ76により上昇させて、前記ステージ26上のウエハ
9をテープ付フレームリング8のテープ1に押付けて接
着した。ゴムパット10には、中心部の厚さが20mm、押付
面のRが5000の軟質(硬度15)のシリコンゴム製のもの
を用いた。
【0025】このようにして、テープを接着したウエハ
を多数枚作製した。このテープ接着ウエハは、ダイシン
グ工程中に、チップが飛散するようなことがなかった。
又得られたチップは傷等の全くない高品質のものであっ
た。これは、ウエハ9に、全方向に緊張させたテープ1
を貼付けたこと、前記テープ1とウエハ9とを脱気雰囲
気中で密着させ、更にウエハ9上のテープ1に軟質のゴ
ムパット10を押付けて相互の接着を強めたことによる。
【0026】以上、PVCテープに、6インチ径のウエ
ハを接着する場合について説明したが、本発明は、紫外
線硬化型テープやポリエチレンテープ等の他のテープを
用いた場合にも、又8インチ径等の他のサイズのウエハ
を用いた場合にも同様の効果が得られるものである。
【0027】
【効果】以上述べたように、本発明によれば、テープと
ウエハの界面に気泡が散在したり、ウエハ上のテープに
タルミやシワが生じたりせず、従ってウエハはテープ上
に均等且つ強固に接着されて、ダイシング工程中にチッ
プが飛散したりせず、高品質のチップが効率よく製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の工程説明図である。
【図2】本発明装置の平面図である。
【図3】本発明装置を構成するテープ貼付機の正面図で
ある。
【図4】本発明装置を構成するウエハ接着機の正面図で
ある。
【図5】従来のテープ接着装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 テープ 2 穴あきプレート 3 穴部分 4 外周リング 5 内周リング 6 フレームリング 7,50 カッター 8 テープ付フレームリング 9 ウエハ 10 ゴムパット 11 テープ貼付機 12 ウエハ接着機 13 フレームリング受台 14 アーム 15 コイルバネ 16,46,56,66,76 シリンダ 17 ストッパ 18 回転刃 19 押さえロール 20 回転体 21 ベルト 22 モーター 23 調整ボルト 24 上トレイ 25 下トレイ 26 ウエハ載置ステージ 27,47 Oリング 28 チャンバ 29 脱気パイプ 30 バキュームアーム 31 ウエハ載置テーブル 32,35 支持棒 33 テープ緊張用部材 34 ローラー 36 バキュームハンド 37 ウエハ供給台 38 ウエハの位置決め台 39 ストッカー 40 リングステージ 41 フレームチャック円筒 81 テープ緊張切断ユニット 82 フレームリング供給ユニット 83 ターンテーブル 84,85 ピストン
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、このような状況
に鑑み鋭意研究を行った結果なされたもので、その目的
とするところは、気泡やタルミ等を生ぜずにテープをウ
エハに接着する方法を提供することにある。即ち、本発
明は、フレームリングに粘着テープを全方向に緊張させ
て貼付け、前記フレームリングに貼付けた粘着テープを
半導体ウエハに、脱気雰囲気中で、粘着テープに軟質の
ゴムパットを押付けて接着することを特徴とするもので
ある。前記粘着テープには、片面に接着剤が塗布されて
いて、フレームリングは、該テープの接着剤が塗布され
た側に接着されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】本発明では、フレームリングにテープを全方向
に緊張させて貼付け、このテープをウエハに接着するの
で、ウエハとテープの接着面間にタルミやシワが生じな
い。又前記ウエハのテープへの接着を脱気雰囲気中で行
うので、テープとウエハとの間に気泡が残存しない。更
にウエハにテープを接着する際に、ウエハ上のテープに
ゴムパットを押付けるので、タルミやシワの発生が確実
に防止できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】穴あきプレート2内の全方向に緊張したテ
ープ1にフレームリング6を貼り付ける。フレームリン
グ6は、フレームリング供給ユニット82のフレームリン
グ受台13上に配置し、シリンダ46のピストン85を上昇さ
せて供給する。フレームリング受台13上のフレームリン
グ6の水平方向の位置はストッパ17により決められる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】ウエハ接着機12は図4イ,ロにその正面図
を示したように、ゴムパット10を配置する下側開放の上
トレイ24と、ウエハ9とテープ付フレームリング8とを
配置する上側開放の下トレイ25とから構成されている。
この下トレイ25はウエハ9を載せるウエハ載置ステージ
26とテープ付フレームリング8を載せるリングステージ
40から構成されている。尚、図4イは上トレイ24と下ト
レイ25とを離した状態、図4ロは上トレイ24と下トレイ
25とを突き合わせた状態を示した図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】次に、フレームリング供給ユニット82の受
台13上にフレームリング6をストッパ17にて位置決めし
て配置し、これをシリンダ46により所定レベルに上昇さ
せて、フレームリング6をテープ1に密着させた。次に
カッター7により、テープをフレームリング6に沿って
切断した。切断後、フレームリング受台13を上昇させ
て、テープ付フレームリング8を穴あきプレート2上面
のレベルに上げ、次いで図示しないテープ剥離用ローラ
ーをテープ1の送給方向に回転移動させて、フレームリ
ング6に貼付けたテープ以外のテープを引き剥がした。
最後に、フレームリング受台13を、図3に示した元の位
置まで降下させてテープ付フレームリングを取出した。
フレームリング6にテープ1を貼付ける動作は、始めに
フレームリング受台13を所定位置まで上昇させ、あとか
ら外周リング4と内周リング5を降下させて、テープ1
をフレームリング6に貼付けるようにしても良い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】次に、図4に示したウエハ接着機を用い
て、テープ貼付機にて作製したテープ付きフレームリン
グのテープを6インチ径のウエハに接着した。ウエハ載
置ステージ26上に、ウエハ9を、回路パターン形成面を
下にして配置し、その上方に、テープ付フレームリング
8をその粘着面を下にして下トレイ25上面の窪みに入れ
て配置した。ウエハ9とテープ1との間には約1mmの隙
間をあけた(図4イ)。次に下トレイ25をシリンダ56に
より上昇させて、上トレイ24との間にチャンバ28を形成
した。双方の突合部分にOリング47を介在させて気密性
を高めた。このチャンバ28内を、上トレイ24上方の脱気
パイプ29より脱気して内圧を1500Paに減じた(図4
ロ)。次にゴムパット10をシリンダ66により降下させて
テープ1に密着させ、次いでウエハ載置ステージ26をシ
リンダ76により上昇させて、前記ステージ26上のウエハ
9をテープ付フレームリング8のテープ1に押付けて接
着した。ゴムパット10には、中心部の厚さが20mm、押付
面のRが5000の軟質(硬度15)のシリコンゴム製のもの
を用いた。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の工程説明図である。
【図2】本発明方法を実施する装置の平面図である。
【図3】本発明方法を実施する装置を構成するテープ貼
付機の正面図である。
【図4】本発明方法を実施する装置を構成するウエハ接
着機の正面図である。
【図5】従来のテープ接着装置の動作説明図である。
【符号の説明】 1 テープ 2 穴あきプレート 3 穴部分 4 外周リング 5 内周リング 6 フレームリング 7,50 カッター 8 テープ付フレームリング 9 ウエハ 10 ゴムパット 11 テープ貼付機 12 ウエハ接着機 13 フレームリング受台 14 アーム 15 コイルバネ 16,46,56,66,76 シリンダ 17 ストッパ 18 回転刃 19 押さえロール 20 回転体 21 ベルト 22 モーター 23 調整ボルト 24 上トレイ 25 下トレイ 26 ウエハ載置ステージ 27,47 Oリング 28 チャンバ 29 脱気パイプ 30 バキュームアーム 31 ウエハ載置テーブル 32,35 支持棒 33 テープ緊張用部材 34 ローラー 36 バキュームハンド 37 ウエハ供給台 38 ウエハの位置決め台 39 ストッカー 40 リングステージ 81 テープ緊張切断ユニット 82 フレームリング供給ユニット 83 ターンテーブル 84,85 ピストン
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームリングに粘着テープを全方向に
    緊張させて貼付け、前記フレームリングに貼付けた粘着
    テープを半導体ウエハに、脱気雰囲気中で、粘着テープ
    に軟質のゴムパットを押付けて接着することを特徴とす
    る半導体ウエハに粘着テープを接着する方法。
JP20467093A 1993-07-26 1993-07-26 半導体ウエハに粘着テープを接着する方法 Pending JPH0745559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20467093A JPH0745559A (ja) 1993-07-26 1993-07-26 半導体ウエハに粘着テープを接着する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20467093A JPH0745559A (ja) 1993-07-26 1993-07-26 半導体ウエハに粘着テープを接着する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0745559A true JPH0745559A (ja) 1995-02-14

Family

ID=16494351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20467093A Pending JPH0745559A (ja) 1993-07-26 1993-07-26 半導体ウエハに粘着テープを接着する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745559A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004021432A1 (ja) * 2002-08-28 2004-03-11 Lintec Corporation 半導体ウエハの保護構造、半導体ウエハの保護方法、これらに用いる積層保護シートおよび半導体ウエハの加工方法
JP2008147249A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Nitto Denko Corp 基板貼合せ方法およびこれを用いた装置
JP2009141276A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2010045189A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Nitto Denko Corp 半導体ウエハの保護テープ貼付け方法およびその装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312563A (ja) * 1986-07-02 1988-01-19 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPH01154712A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Fujitsu Ltd 半導体ウェハ・マウンタ
JPH0245579A (ja) * 1988-08-08 1990-02-15 Fujitsu Ltd ウェーハシートの張着方法
JPH0697268A (ja) * 1992-09-11 1994-04-08 Nitto Denko Corp ウエハへの粘着テープ貼付け装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312563A (ja) * 1986-07-02 1988-01-19 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
JPH01154712A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Fujitsu Ltd 半導体ウェハ・マウンタ
JPH0245579A (ja) * 1988-08-08 1990-02-15 Fujitsu Ltd ウェーハシートの張着方法
JPH0697268A (ja) * 1992-09-11 1994-04-08 Nitto Denko Corp ウエハへの粘着テープ貼付け装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004021432A1 (ja) * 2002-08-28 2004-03-11 Lintec Corporation 半導体ウエハの保護構造、半導体ウエハの保護方法、これらに用いる積層保護シートおよび半導体ウエハの加工方法
US7361971B2 (en) 2002-08-28 2008-04-22 Lintec Corporation Semiconductor wafer protection structure and laminated protective sheet for use therein
JP2008147249A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Nitto Denko Corp 基板貼合せ方法およびこれを用いた装置
JP2009141276A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2010045189A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Nitto Denko Corp 半導体ウエハの保護テープ貼付け方法およびその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3737118B2 (ja) 半導体ウエハの保護粘着テープの剥離方法およびその装置
US6176966B1 (en) Method of die bonding electronic component and die bonding apparatus thereof
US7886798B2 (en) Expanding method and expanding device
US7887665B2 (en) Expanding method and expanding device
US6803320B2 (en) Protective tape applying and separating methods
JP4612453B2 (ja) ウエハへのテープ貼付方法と貼付装置
TW527671B (en) Die pickup method and die pickup apparatus
JP5273791B2 (ja) 基板への接着テープ貼り付け装置
US6716295B2 (en) Protective tape applying and separating method
JP2003234392A (ja) 半導体ウエハ搬送方法およびこれを用いた半導体ウエハ搬送装置
TWI728144B (zh) 剝離方法及剝離裝置
KR20100127713A (ko) 웨이퍼 마운트 방법과 웨이퍼 마운트 장치
JP2008066684A (ja) ダイシングフレームへの基板のマウント装置
TW200845286A (en) Method for joining adhesive tape and apparatus using the method
CN110802509A (zh) 保护部件形成装置
JP2004047976A (ja) 保護テープ貼付方法およびその装置
JP6621365B2 (ja) 保護テープの剥離方法
TWI305663B (en) Protective tape applying and separating method
KR20130100136A (ko) 시트 부착 장치 및 부착 방법
JPH0745559A (ja) 半導体ウエハに粘着テープを接着する方法
JPH0541451A (ja) 半導体ウエハのペレタイズ方法と装置
JP2002353296A (ja) ウェハの保護テープ剥離装置およびウェハのマウント装置
JP2005260154A (ja) チップ製造方法
JP2001223186A (ja) 転写テープマウント装置および転写テープマウント方法
US20220020603A1 (en) Sheet and protective member forming method