JPH0745023B2 - ロールコータ - Google Patents

ロールコータ

Info

Publication number
JPH0745023B2
JPH0745023B2 JP63335587A JP33558788A JPH0745023B2 JP H0745023 B2 JPH0745023 B2 JP H0745023B2 JP 63335587 A JP63335587 A JP 63335587A JP 33558788 A JP33558788 A JP 33558788A JP H0745023 B2 JPH0745023 B2 JP H0745023B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating liquid
rolls
coating
roll
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63335587A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02180662A (ja
Inventor
亨 八塚
紀夫 岩波
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP63335587A priority Critical patent/JPH0745023B2/ja
Publication of JPH02180662A publication Critical patent/JPH02180662A/ja
Publication of JPH0745023B2 publication Critical patent/JPH0745023B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塗工紙を製造するときに用いるロールコータの
改良に関するものである。
[従来の技術] 製紙工場で製造された紙(原紙)のほとんどは、そのま
まの形で直ちに使用されることはなく、通常は原紙を更
に加工して所要の目的に適合する製品としての塗工紙と
する場合が多い。
かかる塗工紙のうち、印刷用紙等として使用されるもの
として、塗料を原紙の両面に塗布させてなる塗布加工紙
(塗布紙)と称せられるものがある。塗布紙を製造する
ために、原紙の両面に同時に塗料をコーティングさせる
ためのコータとしては、従来、種々の形式のものが使用
されている。
第3図は最も古くから使用されているもので、原紙10を
挟んで配設したゴム巻ロールであるアプリケータロール
11、12に、それぞれ金属ロールであるインナーゲートロ
ール13、14とゴム巻ロールであるアウターゲートロール
15、16を近接して平行に配し、各インナーゲートロール
とアウターゲートロール13と15間及び14と16間に塗布液
17を溜めるようにして、塗布液17をインナーゲートロー
ル13,14を経てアプリケータロール11,12の表面に移し、
該アプリケータロール11,12の各表面の塗布液を原紙10
の両面に塗布させるようにしたものである。
塗布加工では、一般に、紙面に塗布させること、塗布膜
の計量をすること、塗布液の平滑均斉化を図ることの3
つの工程に分かれているが、上記第3図のものでは、塗
布液17をアプリケータロール11,12へそれぞれ導く過程
で、インナーゲートロール13,14の介在により塗布液の
平滑均斉化が図れると共に、塗布液17の計量も行われ、
アプリケータロール11,12により紙面への塗布が行われ
る。
次に、第4図乃至第6図はいずれも塗被面の計量にブレ
ード及び回転小径棒(ロッド)を用いたコータを示すも
ので、第4図の例は、ゴム被覆ロール18に沿わせた原紙
10に塗布液17をコーティングする場合に、ロール18と原
紙10との間及び原紙10とブレード19との間に塗布液17を
溜め、原紙10の表面に同時にコーティングするようにし
たものである。第5図の例は、ゴム被覆ロール20,21を
原紙10を挟んで配設し、該各ロール20,21に、計量用の
ブレード22を一体的に備えている塗布液室23を付属さ
せ、各塗布液室23内の塗布液がロール20,21の表面に付
着させられると、ブレード22にて掻き取ることにより塗
布面の計量化を図るようにしたものである。又、第6図
の例は、第5図におけるブレード22に代えてロッド24を
使用したものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来のいずれの方式も、次のような問題
点を有している。すなわち、 第3図に示すコータでは、 ゴム巻ロールの本数が多いため、ゴム巻ロールの保善
が大変であること、 多数のロールが横に並ぶので、据付スペースが大とな
ること、 ロールニップ圧を均一化するためロールは大径化する
必要があると共に、ロールを中高にするときの複雑なク
ラウン計算が必要であること、 ロールの接触で計量化を図るものであるため、ロール
の寿命を短縮させること、 等の問題がある。
第4図に示すコータでは、 ロール18側とブレード19側で品質が異なること、 ブレード19を使って紙10に直接タッチさせるため、ブ
レードの背後に付着した紙粉、異物等によりストリーク
(筋)や紙の欠点による紙切れが発生し易いこと、 ブレード19の先端にごみが付着すると、ロールに傷が
つき易いこと、 等の問題がある。
又、第5図に示すコータでは、 ブレード22で塗布面の計量化を図るものであり、紙
粉、異物によるストリークが発生すること、 ブレード22によりロール20,21に傷が付き易いと共
に、ブレード22が摩耗すると計量の調整が面倒であるこ
と、 等の問題がある。
更に、第6図に示すロッドを用いるロータでは、 紙粉によるロール20,21の汚れで長期使用できないこ
と、 ロッド24の寿命が短かく、且つロール20,21に傷が付
き易いこと、 等の問題がある。
このように、従来のものは基本的には塗工量を接触形で
調整するものであり、種々の問題点がある。
そこで、本発明は、塗布液の均斉化と計量化が図れて塗
着後掻き取る動作を不要にして、上述した従来方式の諸
問題点を解消できるロールコータを提供しようとするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決するために、通過する紙を挟
むように配置された一対のアプリケータロールの少なく
とも一方の上方に、スリットノズル部を下向きにした塗
布液吐出ノズルを、塗布液が自由落下してスリットノズ
ル部とアプリケータロールの間に液膜が形成されるよう
に広い間隔を隔てて非接触配置してなり、塗布液吐出ノ
ズルは内部に紙幅方向に伸びる液溜部と、該液溜部に連
通し幅方向に一様な厚さに塗布液を流出させるスリット
ノズル部とを有する構成とする。上記ノズルは、原紙を
挟んで対峙される両ロールの上方にそれぞれ位置させ
る。
[作用] 塗布液吐出ノズル内の液溜部に溜められた塗布液はスリ
ットノズル部を通して一様に落下流出され、スリットノ
ズル部の先端よりロールの表面までの間で塗布液のカー
テン状の膜がロールの全長にわたり形成される。塗布液
はスリットノズル部内の流れるときに均斉化され、ロー
ル表面に非接触で落下流出させられて塗布される塗布液
は計量化されていて、計量のための掻き取りは不要であ
る。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、塗布加工しよ
うとする原紙1を挟んで配設させた塗工用のゴム被覆製
のアプリケータロール2と3の各上方位置に、本発明の
特徴をなす塗布液吐出ノズル4を非接触に配して組み合
わせた構成とする。
上記塗布液吐出ノズル4は、第2図にも示す如く、上記
ロール2,3の全長とほぼ同じ長さとしてある塗布液吐出
ノズル本体4aの内部に、該塗布液吐出ノズル本体4aの長
手方向に延びる空洞を設けて該空洞を液溜部4bとし、且
つ該液溜部4bを下方へ開口させるスリットを長手方向に
一連に設けてスリットノズル部4cを形成し、更に、上記
液溜部4cに塗布液を供給する塗布液供給口4dを上記塗布
液吐出ノズル本体4aの上部に設け、液溜部4b内に溜めら
れた塗布液がスリットノズル部4c内を通過するとき均斉
化されてスリットノズル部4cよりカーテン状に落下させ
られるようにする。
上記両ロール2,3の上方に、スリットノズル部4cの出口
がロール2,3の表面に非接触となる状態に塗布液吐出ノ
ズル4をセットさせ、両塗布液吐出ノズル4の塗布液供
給口4dを塗布液供給管5を介して流量可変式のポンプ6
に接続し、塗布液タンク7内の塗布液をポンプ6で液溜
部4bへ定量供給し、スリットノズル部4cより塗布液が自
由落下してロール表面に塗布されるようにする。
原紙1の表面に塗布液を塗り、塗工紙を得ようとする場
合は、ポンプ6により塗布液を塗布液吐出ノズル4内の
液溜部4bに供給して溜める。液溜部4bに溜められた塗布
液は、その流動性により直ちに全長にわたるスリットノ
ズル部4cを通り自由落下させられる。自由落下させられ
る塗布液は、塗布液吐出ノズル4とロール2,3との間で
一様のカーテン状となってロール2,3の表面に載せられ
る。上記カーテン状に落下する塗布液は計量化されてい
るので、ロール2,3の表面に載せられた後は計量化の必
要性はなく、両ロール2,3が矢印方向へ回転することに
よりロール2,3の表面に移されている塗布液が原紙1の
表面に塗布される。ロール2,3の表面には自由落下する
塗布液が連続的に載せられるので、原紙1への連続塗工
が行われる。この際、塗布液吐出ノズル4はロール2,3
に対して非接触であるため、ロール2,3に傷をつけるこ
とがない。
本発明のロールコータにおいては、上述のように塗布液
吐出ノズル4をロール2,3の上方に位置させて、ロール
の表面に非接触で且つ計量化された塗布液を自由落下さ
せるようにしてあるため、ロール2と3を同一レベルに
配置して原紙1を垂直に通すようにすることが可能とな
り、この場合には、塗布液吐出ノズル4から左右のロー
ル2,3の表面に別々に落下されてから原紙1に塗布され
るまでを左右対称にできて、左右のロール2,3による原
紙1への塗布の均一化が図れるという効果が得られる。
なお、塗布液吐出ノズル4内部の液溜部4bは円筒状の空
洞により形成させた場合を例示したが、半円筒状、その
他の断面形状のものにしたり、液溜部を複数個所設けて
もよい。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明のロールコータによれば、内部
に液溜部を形成し且つ液溜部から塗布液を落下流出させ
るスリットノズル部を形成してなる塗布液吐出ノズル
を、塗布用ロールの上方に、スリットノズル部と塗布用
ロールの間に塗布液の液膜が形成されるように広い間隔
を隔ててスリットノズル部を下向きにして非接触に配置
させた構成としてあるので、塗布液吐出ノズルからロー
ルの表面に落下させられた塗布液の量は計量化されてい
るためブレード等による掻き取りが不要で、ブレードの
摩耗等による調整等も不要となって製品品質の向上が期
待でき、且つ計量部が非接触であるため、ストリークの
発生が零であると共に、ロールに傷をつけることもな
く、更に、塗布液吐出ノズルのスリットノズル部から塗
布液を自由落下させて塗布用ロールの表面に塗布させる
ことから、スリットノズル部と塗布用ロールとの間隔で
塗布液のビードを形成させるようにする場合に比して、
スリットノズル部が塗布液で汚染されることがなく、長
期にわたり安定した清浄な塗布液を連続して供給でき
る、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のロールコータの実施例を示す側面図、
第2図は本発明のロールコータにおける塗布液吐出ノズ
ルの一例を示す斜視図、第3図乃至第6図はいずれも従
来のロールコータの例を示す概略側面図である。 1……原紙、2,3……アプリケータロール、4……塗布
液吐出ノズル、4a……塗布液吐出ノズル本体、4b……液
溜部、4c……スリットノズル部、6……ポンプ、7……
塗布液タンク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通過する紙を挟むように配置された一対の
    アプリケータロールの少なくとも一方の上方に、スリッ
    トノズル部を下向きにした塗布液吐出ノズルを、塗布液
    が自由落下してスリットノズル部とアプリケータロール
    の間に液膜が形成されるように広い間隔を隔てて非接触
    に配置してなり、塗布液吐出ノズルは内部に紙幅方向に
    伸びる液溜部と、該液溜部に連通し幅方向に一様な厚さ
    に塗布液を流出させるスリットノズル部とを有すること
    を特徴とするロールコータ。
JP63335587A 1988-12-29 1988-12-29 ロールコータ Expired - Fee Related JPH0745023B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63335587A JPH0745023B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 ロールコータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63335587A JPH0745023B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 ロールコータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02180662A JPH02180662A (ja) 1990-07-13
JPH0745023B2 true JPH0745023B2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=18290253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63335587A Expired - Fee Related JPH0745023B2 (ja) 1988-12-29 1988-12-29 ロールコータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745023B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0549068U (ja) * 1991-11-28 1993-06-29 石川島播磨重工業株式会社 塗工装置
JP3997587B2 (ja) * 1998-01-30 2007-10-24 株式会社Ihi 塗工装置
JP2002263540A (ja) * 2001-03-14 2002-09-17 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ロールコータ
EP2516070B1 (en) 2009-12-22 2018-12-12 3M Innovative Properties Company Method and apparatus for producing a non-uniform coating on a substrate

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5857231B2 (ja) * 1975-06-24 1983-12-19 コニカ株式会社 トフホウホウ
JPS5374541A (en) * 1976-12-13 1978-07-03 Hitachi Maxell Ltd Coating method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02180662A (ja) 1990-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5031569A (en) Apparatus for coating a travelling web
JPH08506525A (ja) 帯材、殊に紙又はカートンの帯材にコーチングを施す装置のための調量系
US20080000421A1 (en) Method and apparatus for applying coating solution with bar
FI91721C (fi) Laitteisto materiaaliradan päällystämistä varten
JPH0745023B2 (ja) ロールコータ
JPS6113220B2 (ja)
JP2520751B2 (ja) 塗布装置
US4981726A (en) Method and apparatus for dispensing coating materials on a moving substrate with a smoothing member and supporting structure
JPH09511682A (ja) ロールおよびダイ塗布方法および装置
JPH03178366A (ja) 塗工材料を体積調量するためのドクターロツド
FI112446B (fi) Laite ainakin yhden nestemäisen väliaineen levittämiseksi liikkuvalle materiaalirainalle
EP0091716B1 (en) System adapted to distribute a viscous substance
JPH0330862A (ja) 塗布装置
JP3747062B2 (ja) クロス・フロー・ナイフ・コーター
KR930007334B1 (ko) 그라비아 도공 공급장치
US5397601A (en) Size press having a detachable throttle
JP3991261B2 (ja) 塗布方法
JP2004174489A (ja) エクストルージョン型ノズルおよびそれを用いた塗布装置
CA1104887A (en) Pan for coating apparatus
JPS5948146B2 (ja) ブレ−ド式アプリケ−タを有する塗布装置
JPH06262117A (ja) ノズルコ−タ型塗装装置
MacLeod Wire-wound rod coating
JPH10235269A (ja) 塗布装置および塗布方法
JPH09271702A (ja) 塗布装置
US6534113B1 (en) Method of controlling the amount of coating applied on a moving material web

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees