JPH0744737Y2 - 各種エンジンのエンジンカバー取付構造 - Google Patents
各種エンジンのエンジンカバー取付構造Info
- Publication number
- JPH0744737Y2 JPH0744737Y2 JP1991052507U JP5250791U JPH0744737Y2 JP H0744737 Y2 JPH0744737 Y2 JP H0744737Y2 JP 1991052507 U JP1991052507 U JP 1991052507U JP 5250791 U JP5250791 U JP 5250791U JP H0744737 Y2 JPH0744737 Y2 JP H0744737Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- muffler
- gaskets
- engine cover
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は，大小各種に構成した作
業機用各種エンジンに一定サイズのエンジンカバーをそ
れぞれ有効に取り付けることができる各種エンジンのエ
ンジンカバー取付構造に関する。
業機用各種エンジンに一定サイズのエンジンカバーをそ
れぞれ有効に取り付けることができる各種エンジンのエ
ンジンカバー取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来は，外周にフインを有するとともに
上方に点火栓を有するシリンダの両側には気化器および
マフラをボルト締めによりそれぞれ連結して作業機用に
大小各種に構成した各種エンジンにおいて，実公平１−
１７６４０号公報に見られるように，シリンダの側部に
取り付けたマフラガスケットに近接するようエンジンカ
バーを取り付けることは知られている。
上方に点火栓を有するシリンダの両側には気化器および
マフラをボルト締めによりそれぞれ連結して作業機用に
大小各種に構成した各種エンジンにおいて，実公平１−
１７６４０号公報に見られるように，シリンダの側部に
取り付けたマフラガスケットに近接するようエンジンカ
バーを取り付けることは知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら，この種
の各種エンジンはそれぞれ排気量や大きさが異なるの
で，エンジンカバーもそれぞれサイズが異なることにな
り，大小各種エンジン用にエンジンカバーをそれぞれ製
作しなければならないのでコストアップとなり，また，
シリンダの他側方の気化器側にはシリンダの熱が影響し
て支障が生じる，といった不具合を呈していた。
の各種エンジンはそれぞれ排気量や大きさが異なるの
で，エンジンカバーもそれぞれサイズが異なることにな
り，大小各種エンジン用にエンジンカバーをそれぞれ製
作しなければならないのでコストアップとなり，また，
シリンダの他側方の気化器側にはシリンダの熱が影響し
て支障が生じる，といった不具合を呈していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は，そのような不
具合を解決し，コンパクト構造にして好適に実施できる
よう提供するものであり，そのため，各種エンジンのシ
リンダの両側方には各種エンジンによりサイズが異なっ
て上端縁がシリンダの上端部より上方へ高く延出する耐
熱性の平板状気化器側ガスケットと平板状マフラ側ガス
ケットを平行に立設するとともに，該気化器側ガスケッ
トおよび平板状マフラ側ガスケットの下部側をシリンダ
の両側部で気化器とマフラとの間に共締めによりそれぞ
れ挟着し，各種エンジンの上方をそれぞれ被覆できる一
定サイズの枕状エンジンカバーを設け，前記ガスケット
の上端縁を前記椀状エンジンカバーの内方上面に当接さ
せて取付け構成したものである。
具合を解決し，コンパクト構造にして好適に実施できる
よう提供するものであり，そのため，各種エンジンのシ
リンダの両側方には各種エンジンによりサイズが異なっ
て上端縁がシリンダの上端部より上方へ高く延出する耐
熱性の平板状気化器側ガスケットと平板状マフラ側ガス
ケットを平行に立設するとともに，該気化器側ガスケッ
トおよび平板状マフラ側ガスケットの下部側をシリンダ
の両側部で気化器とマフラとの間に共締めによりそれぞ
れ挟着し，各種エンジンの上方をそれぞれ被覆できる一
定サイズの枕状エンジンカバーを設け，前記ガスケット
の上端縁を前記椀状エンジンカバーの内方上面に当接さ
せて取付け構成したものである。
【０００５】
【作用】したがって，シリンダの両側方の両ガスケット
を各種エンジンの大きさに合わせそれぞれ形成してシリ
ンダの両側部で気化器とマフラとの間にそれぞれ共締め
により取付け，その両ガスケットの上端縁に当接させて
エンジンカバーを取り付けるだけで，各種エンジンに共
用のエンジンカバーを被着できることになり，また，両
ガスケットによりシリンダの両側方との間を良好に断熱
状態にしてシリンダの冷却風を外方に案内することがで
きる。
を各種エンジンの大きさに合わせそれぞれ形成してシリ
ンダの両側部で気化器とマフラとの間にそれぞれ共締め
により取付け，その両ガスケットの上端縁に当接させて
エンジンカバーを取り付けるだけで，各種エンジンに共
用のエンジンカバーを被着できることになり，また，両
ガスケットによりシリンダの両側方との間を良好に断熱
状態にしてシリンダの冷却風を外方に案内することがで
きる。
【０００６】
【実施例】図１および図３に示すエンジンは，外周にフ
イン１を有するとともに上方に点火栓２を有するシリン
ダ３の横一側部には，該シリンダ３の吸気孔９に連通す
る気化器４をボルト（図示省略）により締付けて連結す
るとともに，前記シリンダ３の横他側部には，該シリン
ダ３の排気孔１０に連通するマフラ５をボルト１１によ
り締め付けて連結し，前記シリンダの下部のクランクケ
ース１２の下方には燃料タンク１３を装備し，前記クラ
ンクケース１２の図中手前側前方には刈刃側を駆動する
クラッチケースを，また，後方にはリコイルスタータを
それぞれ装備して従来形同様に刈刃機用に構成するが，
それぞれは排気量が異なるため，図１に示すエンジンは
大形に，また，図２に示すエンジンは小形に構成された
ものである。
イン１を有するとともに上方に点火栓２を有するシリン
ダ３の横一側部には，該シリンダ３の吸気孔９に連通す
る気化器４をボルト（図示省略）により締付けて連結す
るとともに，前記シリンダ３の横他側部には，該シリン
ダ３の排気孔１０に連通するマフラ５をボルト１１によ
り締め付けて連結し，前記シリンダの下部のクランクケ
ース１２の下方には燃料タンク１３を装備し，前記クラ
ンクケース１２の図中手前側前方には刈刃側を駆動する
クラッチケースを，また，後方にはリコイルスタータを
それぞれ装備して従来形同様に刈刃機用に構成するが，
それぞれは排気量が異なるため，図１に示すエンジンは
大形に，また，図２に示すエンジンは小形に構成された
ものである。
【０００７】前記シリンダ３の横一側部と気化器４との
間には，前記吸気孔９に連通する孔１４を有した耐熱性
の平板状気化器側ガスケット６ａ，６ｂの下部を挟着し
てボルトにより共締めにするとともに，前記シリンダ３
の横他側部とマフラ５との間には，前記排気孔１０に連
通する孔１５を有した耐熱性の平板状マフラ側ガスケッ
ト７ａ，７ｂの下部を挟着してボルト１１により共締め
し，気化器側ガスケット６ａ，６ｂとマフラ側ガスケッ
ト７ａ，７ｂの上端縁が前記シリンダ３の上端部より上
方へ高くして平行に立設するが，図１に示す大形のエン
ジンに取り付ける両ガスケット６ａ，７ａは図２に示す
ように高さＨ１が高く，図３に示す小形のエンジンに取
り付ける両ガスケット６ｂ，７ｂは図４に示すように高
さＨ２が低くなるように形成し，また，エンジンカバー
８はその内方上面に前記両ガスケット６ａ，６ｂ，７
ａ，７ｂの上端縁が当接してエンジンを被覆できるよう
椀状に形成するが，図１および図３に示すように大小の
両エンジンに被着できるよう共用形の大形に形成して構
成する。
間には，前記吸気孔９に連通する孔１４を有した耐熱性
の平板状気化器側ガスケット６ａ，６ｂの下部を挟着し
てボルトにより共締めにするとともに，前記シリンダ３
の横他側部とマフラ５との間には，前記排気孔１０に連
通する孔１５を有した耐熱性の平板状マフラ側ガスケッ
ト７ａ，７ｂの下部を挟着してボルト１１により共締め
し，気化器側ガスケット６ａ，６ｂとマフラ側ガスケッ
ト７ａ，７ｂの上端縁が前記シリンダ３の上端部より上
方へ高くして平行に立設するが，図１に示す大形のエン
ジンに取り付ける両ガスケット６ａ，７ａは図２に示す
ように高さＨ１が高く，図３に示す小形のエンジンに取
り付ける両ガスケット６ｂ，７ｂは図４に示すように高
さＨ２が低くなるように形成し，また，エンジンカバー
８はその内方上面に前記両ガスケット６ａ，６ｂ，７
ａ，７ｂの上端縁が当接してエンジンを被覆できるよう
椀状に形成するが，図１および図３に示すように大小の
両エンジンに被着できるよう共用形の大形に形成して構
成する。
【０００８】したがって，気化器側ガスケット６ａ，６
ｂおよびマフラ側ガスケット７ａ，７ｂを各種エンジン
の大きさに合わせそれぞれ形成してシリンダ３の両側部
にそれぞれ共締めにより取り付け，両ガスケット６ａ，
６ｂ，７ａ，７ｂの上端に近接させてエンジンカバー８
を取り付けるだけで，各種エンジンに共用のエンジンカ
バー８を被着できることになり，また，気化器側ガスケ
ット６ａ，６ｂとマフラ側ガスケット７ａ，７ｂにより
シリンダ３の両側方との間を良好に断熱状態にして，シ
リンダ３に流れる冷却風を外方に案内しながらエンジン
の冷却効果を一段と向上させることができる。
ｂおよびマフラ側ガスケット７ａ，７ｂを各種エンジン
の大きさに合わせそれぞれ形成してシリンダ３の両側部
にそれぞれ共締めにより取り付け，両ガスケット６ａ，
６ｂ，７ａ，７ｂの上端に近接させてエンジンカバー８
を取り付けるだけで，各種エンジンに共用のエンジンカ
バー８を被着できることになり，また，気化器側ガスケ
ット６ａ，６ｂとマフラ側ガスケット７ａ，７ｂにより
シリンダ３の両側方との間を良好に断熱状態にして，シ
リンダ３に流れる冷却風を外方に案内しながらエンジン
の冷却効果を一段と向上させることができる。
【０００９】
【考案の効果】このように本考案は，気化器側ガスケッ
ト（６ａ）（６ｂ）とマフラ側ガスケット（７ａ）（７
ｂ）を大小各種エンジンのサイズに合わせそれぞれ平板
状に形成するとともに，シリンダ（３）の両側部で気化
器（４）とマフラ（５）との間にそれぞれ共締めにより
簡単に取り付けることができ，その両ガスケットの上端
縁に当接させてエンジンカバー（８）を取り付けるだけ
で，各種エンジンに共用のエンジンカバーを被着できる
ことになって，従来のように各種サイズのエンジンカバ
ーを製作することなく一定サイズの共用部材にしてコス
トダウンが達成できることになり，また，両ガスケット
（６ａ）（６ｂ）（７ａ）（７ｂ）によりシリンダ
（３）とその両側方との間を良好に断熱状態にさせなが
ら，しかも，シリンダ（３）の上方部を流れる熱風が気
化器（４）やマフラ（５）側に流れないようにしてシリ
ンダ（３）の冷却風を外方に良好に案内することができ
ることになり，シリンダ（３）の冷却を有効に行わせる
ことができるとともに，大小各種のエンジンの上方部を
安全にカバーすることができることになり，各ガスケッ
トを平板状にしてコンパクト構造にすることができるこ
とになって好適に実施できる特長を有する。
ト（６ａ）（６ｂ）とマフラ側ガスケット（７ａ）（７
ｂ）を大小各種エンジンのサイズに合わせそれぞれ平板
状に形成するとともに，シリンダ（３）の両側部で気化
器（４）とマフラ（５）との間にそれぞれ共締めにより
簡単に取り付けることができ，その両ガスケットの上端
縁に当接させてエンジンカバー（８）を取り付けるだけ
で，各種エンジンに共用のエンジンカバーを被着できる
ことになって，従来のように各種サイズのエンジンカバ
ーを製作することなく一定サイズの共用部材にしてコス
トダウンが達成できることになり，また，両ガスケット
（６ａ）（６ｂ）（７ａ）（７ｂ）によりシリンダ
（３）とその両側方との間を良好に断熱状態にさせなが
ら，しかも，シリンダ（３）の上方部を流れる熱風が気
化器（４）やマフラ（５）側に流れないようにしてシリ
ンダ（３）の冷却風を外方に良好に案内することができ
ることになり，シリンダ（３）の冷却を有効に行わせる
ことができるとともに，大小各種のエンジンの上方部を
安全にカバーすることができることになり，各ガスケッ
トを平板状にしてコンパクト構造にすることができるこ
とになって好適に実施できる特長を有する。
【図１】本考案の実施例である大形のエンジンを示した
正断面図である。
正断面図である。
【図２】図１の一部を示した断面図である。
【図３】小形のエンジンを示した正断面図である。
【図４】図３の一部を示した断面図である。
【符号の説明】 １ フイン ２ 点火栓 ３ シリンダ ４ 気化器 ５ マフラ ６ａ・６ｂ 気化器側ガスケット ７ａ・７ｂ マフラ側ガスケット ８ エンジンカバー
Claims (1)
- 【請求項１】 外周にフィン（１）を有するとともに上
方に点火栓（２）を有するシリンダ（３）の両側には気
化器（４）およびマフラ（５）をボルト締めによりそれ
ぞれ連結して作業機用に大小各種に構成した各種エンジ
ンにおいて，各種エンジンのシリンダ（３）の両側方に
は各種エンジンによりサイズが異なって上端縁がシリン
ダ（３）の上端部より上方へ高く延出する酎熱性の平板
状気化器側ガスケット（６ａ）（６ｂ）と平板状マフラ
側ガスケット（７ａ）（７ｂ）を平行に立設するととも
に，該気化器側ガスケット（６ａ）（６ｂ）およびマフ
ラ側ガスケット（７ａ）（７ｂ）の下部側をシリンダ
（３）の両側部で気化器（４）とマフラ（５）との間に
共締めによりそれぞれ挟着し，各種エンジンの上方をそ
れぞれ被覆できる一定サイズの枕状エンジンカバー
（８）を設け，前記両ガスケット（６ａ）（６ｂ）と
（７ａ）（７ｂ）の上端縁を前記椀状エンジンカバー
（８）の内方上面に当接させて取付け構成したことを特
徴とするエンジンカバー取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052507U JPH0744737Y2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 各種エンジンのエンジンカバー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052507U JPH0744737Y2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 各種エンジンのエンジンカバー取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04119335U JPH04119335U (ja) | 1992-10-26 |
| JPH0744737Y2 true JPH0744737Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31928834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991052507U Expired - Lifetime JPH0744737Y2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 各種エンジンのエンジンカバー取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744737Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59121417U (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-16 | 三菱重工業株式会社 | ２サイクルエンジン |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP1991052507U patent/JPH0744737Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04119335U (ja) | 1992-10-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |