JPH074458A - ブッシュ形防振ゴム - Google Patents

ブッシュ形防振ゴム

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JPH074458A
JPH074458A JP14392393A JP14392393A JPH074458A JP H074458 A JPH074458 A JP H074458A JP 14392393 A JP14392393 A JP 14392393A JP 14392393 A JP14392393 A JP 14392393A JP H074458 A JPH074458 A JP H074458A
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Japan
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engaging
rubber
vibration
rigid body
cylindrical holder
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JP14392393A
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Masaki Inoue
正樹 井上
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外筒部外周の係合爪部の係合面と筒状ホルダ
ーの係合受け部と間にギャップを解消することができ、
外筒部と筒状ホルダーとの間に異音発生の原因となるズ
リが発生することのないブッシュ形防振ゴムを提供する
こと。 【構成】 剛体内筒部1と、元部側に係合フランジ部8
を備えた剛体外筒部3との間が防振ゴム部5で連結され
てなり、剛体外筒部3が、先端側に筒状ホルダー9の上
端縁9aに係合する係合爪部7が形成されてなるブッシ
ュ形防振ゴム。剛体外筒部3の外周壁に形成された係合
爪部7の係合面7a側に複数の貫通孔23が形成され該
貫通孔23を介して係合面7aが防振ゴム部5から伸び
るゴム層25で被覆され、ゴム層25は係合爪部7の係
合面7aと筒状ホルダー9の上端縁9aとの間に発生す
る最大ギャップと略同一厚さを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブッシュ形防振ゴムに
関する。特に、自動車におけるフロント・リアサスペン
ションメンバーのボディマウントクッション(防振マウ
ント)等に好適な発明である。
【0002】ここでは、主として剛体外筒部が二分割タ
イプのボディマウントクッションを例に採り、説明する
がこれに限られるものではない。
【0003】
【従来の技術】従来のボディマウントクッションとして
使用されるブッシュ形防振ゴムの一例を図1〜3に示
す。
【0004】剛体内筒部1と剛体外筒部3との間が防振
ゴム部5で連結されてなり、剛体外筒部3が、一対の半
筒部3a、3aに分割されてなり、筒状ホルダー9ヘ圧
入前に半筒部3a、3a相互が離隔しており、筒状ホル
ダー9ヘ圧入後に半筒部3a、3a相互が近接する構成
である。そして、剛体外筒部3は、先端側に筒状ホルダ
ー9の上端縁(係合受け部)9aに係合する複数(図例
では4個)の係合爪部7が形成されているとともに、元
部側は筒状ホルダー9の下端部に係合するようにように
係合フランジ部8とされている。なお、剛体外筒部3の
先端側は、防振ゴムを筒状ホルダー9に挿入し易いよう
に絞り形状とされている。
【0005】ここで、上記防振ゴムは、サスペンション
メンバー(サブフレーム)11に一体的に形成された筒
状ホルダー9に下側から圧入させるとともに、防振ゴム
は車体13から突出されたボルト15を、防振ゴムの剛
体内筒部1に挿通させ、座金部17を介してナット19
をねじ込んでねじ止めして車体13とサブフレーム11
との間に介在させている。なお、図例中、21は、スト
ッパゴムである。
【0006】そして、上記防振ゴムは、自動車走行中に
おいてサブフレームに作用する上下動、縦揺れ等の振動
を減衰させて車体に伝える作用を奏する。
【0007】このとき、バウンド時の防振ゴムが上方向
に抜けようとするが、それは、筒状ホルダー9の下端と
剛体外筒部3の係合フランジ部3bとの係合により阻止
される。また、リバウンド時において、防振ゴムが下方
向に抜けようとするが、それは、係合爪部7と筒状ホル
ダー9の上端縁(係合受け部)9aとの係合により阻止
される。
【0008】なお、上記に類似する公知技術として、実
公昭57−126649号公報に記載されたものがあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、筒状ホルダー
9は、通常プレス加工で形成され、製作寸法公差が大き
いため、通常、係合爪部7を公差を見込んで高めの位置
に形成する(マイナス公差で筒状ホルダー9をプレス加
工している。)。
【0010】このため、係合爪部7の係合面7aと筒状
ホルダー9の上端縁9aとの間に1mm前後のギャップG
が発生することがある。このギャップが存在により、外
筒部3外周と筒状ホルダー9との間に相対的なズリが発
生して、異音(きしみ音)が発生することが分かった。
【0011】本発明は、上記にかんがみて、外筒部外周
の係合爪部の係合面と筒状ホルダーの係合受け部と間に
ギャップを解消することができ、外筒部と筒状ホルダー
との間に異音発生の原因となるズリが発生することのな
いブッシュ形防振ゴムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のブッシュ形防振
ゴムは、上記課題を下記構成により解決するものであ
る。
【0013】剛体内筒部と、元部側に係合フランジ部を
備えた剛体外筒部との間が防振ゴム部で連結されてな
り、剛体外筒部が、先端側に筒状ホルダーの係合受け部
に係合する係合爪部が形成されてなる構成のブッシュ形
防振ゴムにおいて、剛体外筒部の外周壁に形成された係
合爪部の係合面側に複数の貫通孔が形成され、該貫通孔
を介して係合面が防振ゴム部から伸びるゴム層で被覆さ
れ、ゴム層は係合爪部の係合面と筒状ホルダーの係合受
け部との間に発生する最大ギャップと略同一厚さを有す
ることを特徴とする。
【0014】
【発明の作用・効果】本発明のブッシュ形防振ゴムは、
上記のような構成により、下記のような作用・効果を奏
する。
【0015】剛体外筒部1の外周壁に形成された係合爪
部7の係合面7aがゴム層25で被覆され、ゴム層23
は係合爪部7の係合面7aと筒状ホルダー9の係合受け
部9aとの間に発生する最大ギャップと略同一厚さを有
する。このため、係合爪部7の係合面7aと筒状ホルダ
ー9の上端縁9a等との間のギャップGは、ゴム層25
で埋められる。
【0016】従って、自動車のリバウンド時、防振ゴム
が下方向に抜けようと力を受けても、従来の如く、剛体
外筒部と筒状ホルダーとの間に相対的に若干のズリ移動
が発生することがなく、異音(きしみ音)が発生するこ
ともない。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
をする。前述例と同一部分については、同一図符号を付
すと共に、それらの説明の全部または一部を省略する。
【0018】前述例と同様、剛体内筒部1と、元部側
(一端側)に係合フランジ部3bを備えた剛体外筒部3
との間が防振ゴム部5で連結されてなり、剛体外筒部3
が、一対の半筒部3a、3aに分割されてなり、筒状ホ
ルダー9ヘ圧入前に半筒部3a、3a相互が離隔してお
り、筒状ホルダー9ヘ圧入後に半筒部3a、3a相互が
近接する構成である。また、剛体外筒部3は、先端側に
筒状ホルダー9の係合受け部9aに係合する係合爪部7
が形成されているとともに、元部側は筒状ホルダー9の
下端部に係合するようにように係合フランジ部8とされ
ている。
【0019】ここで、半筒部3a、3aの離隔距離d
は、半筒部3a、3aの外周半径rを25mmとしたと
き、3〜5mmとする。また、図例では、剛体内筒部1は
鋼管で、、剛体外筒部3はガラス繊維強化ナイロンであ
るが、内筒部1及び外筒部3の成形材料は、所要の強度
を有すれば特に限定されず、鋼、アルミニウム等の金属
材料(鋳物を含む)、強化プラスチック、セラミックス
等任意である。また、防振ゴム部は、天然ゴム、エチレ
ンプロピレンゴム等で成形され、通常、上記剛体内筒部
1及び剛体外筒部3をインサートとして、射出・トラン
スファー等によりインサート成形をする。ここまでは、
従来例と実質的に変わらない。また、内筒部1及び外筒
部3の形状は、図例ではともに円筒であるが、外筒部3
の形状は、楕円状、角筒状であってもよい。
【0020】上記構成において、本実施例では、図4〜
6に示す如く、剛体外筒部3の周壁の係合爪部7の係合
面7a側に複数の貫通孔23が形成され、該貫通孔23
を介して係合面が防振ゴム部から伸びるゴム層25で被
覆されている。このとき、ゴム層25は係合爪部7の係
合面7aと筒状ホルダー9の係合受け部9aとの間に発
生する最大ギャップと略同一厚(通常、1.0〜3mm)
を有する。
【0021】なお、このゴム層の形成は、通常防振ゴム
部を成形時に形成するが、防振ゴムを筒状ホルダーに圧
入時の迫り出しを利用してもよい。
【0022】なお、本発明は、図7に示す如く、本発明
を剛体外筒部3を分割体でない構成の防振ゴムにも適用
できることは勿論である。また、係合爪部7が連続状で
ある構成の防振ゴムにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のブッシュ形防振ゴムの一例を示す斜視
【図2】図1の防振ゴムをホルダーに圧入した状態を示
す縦断面図
【図3】図2のIII 部拡大断面図
【図4】実施例の防振ゴムのホルダー圧入前の状態を示
す縦断面図
【図5】図4の平面図
【図6】図4のVI部拡大断面図
【図7】剛体外筒部を分割体でない構成の防振ゴムにも
適用した例を示す平面図
【符号の説明】
1 剛体内筒部 3 剛体外筒部 5 防振ゴム部 7 係合爪部 7a 係合面 8 係合フランジ部 9 筒状ホルダー 9a 筒状ホルダーの上端縁(係合受け部) 23 ゴム層形成用貫通孔 25 ゴム層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剛体内筒部と、元部側に係合フランジ部
    を備えた剛体外筒部との間が防振ゴム部で連結されてな
    り、前記剛体外筒部が、先端側に筒状ホルダーの係合受
    け部に係合する係合爪部が形成されてなる構成のブッシ
    ュ形防振ゴムにおいて、 前記剛体外筒部の周壁の係合爪部の係合面側に複数の貫
    通孔が形成され、該貫通孔を介して前記係合面が前記防
    振ゴム部から伸びるゴム層で被覆され、該ゴム層は前記
    係合爪部の係合面と筒状ホルダーの係合受け部との間に
    発生する最大ギャップと略同一厚さを有することを特徴
    とするブッシュ形防振ゴム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1797816A2 (en) 2005-12-08 2007-06-20 Kowa Company Ltd. Method and apparatus for processing an eye fundus image
KR101134972B1 (ko) * 2009-11-19 2012-04-09 기아자동차주식회사 부쉬 및 이를 구비한 엔진
JP2020101218A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 住友理工株式会社 防振構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1797816A2 (en) 2005-12-08 2007-06-20 Kowa Company Ltd. Method and apparatus for processing an eye fundus image
KR101134972B1 (ko) * 2009-11-19 2012-04-09 기아자동차주식회사 부쉬 및 이를 구비한 엔진
JP2020101218A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 住友理工株式会社 防振構造体

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