JPH074457B2 - ミシンの布押え装置 - Google Patents

ミシンの布押え装置

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JPH074457B2
JPH074457B2 JP61226394A JP22639486A JPH074457B2 JP H074457 B2 JPH074457 B2 JP H074457B2 JP 61226394 A JP61226394 A JP 61226394A JP 22639486 A JP22639486 A JP 22639486A JP H074457 B2 JPH074457 B2 JP H074457B2
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cloth
lever
tension spring
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tension
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康良 林
司朗 大矢
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はミシンの布押え装置に関し、詳しくはソレノ
イドのような駆動手段の作動による布押え時に、連動レ
バーと押えレバーとの間に張設された引張ばねの張力に
よって前記押えレバーの布押え足をベッド上の布地に対
し押圧するようになしたミシンの布押え装置の改良に関
するものである。
(従来の技術) この種の布押え装置においては、布地を確実に押えて布
ずれを防止するために、連動レバーと押えレバーとの間
に張設される引張ばねは、ばね定数が大きく設定される
のが一般的であった。ばね定数が大きい引張ばねの張力
によって布地を押えるものにおいては、布厚が種々異な
ると、引張ばねの張力が大きく変動する。このため、厚
地の布地を押えるときには、引張ばねの張力が過大に大
きくなり、この張力が駆動手段(ソレノイドの容量を越
える場合がある。この場合には、布地を安定よく押える
ことができなくなる。
このような不具合を解消するために、例えば、特開昭61
-56690号公報に開示された布押え装置がある。すなわ
ち、これにおいては、力の強い第1の引張ばねと、これ
より力の弱い第2の引張ばねとを直列に接続すること
で、まず力の強い引張ばねがソレノイドによって引張ら
れ、次いで、このばねの復元力によって力の弱い引張ば
ねが引張られて布押えを付勢するようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、力の異なる2つの引張ばねを直列に接続した
従来のものにおいては、布押え装置に構成する部品点数
が多くなり構造が複雑化する等の問題点が生じる。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明では、ベッド上を移動可能に配設された
送り台には、駆動手段によって作動される押圧部材に一
端が係合された連動レバーをその略中央部において枢着
するとともに、前記送り台には布押え足を一端に有する
押えレバーをその略中央部において枢着し、前記連動レ
バーの他端部と押えレバーの他端部との間には引張ばね
を張設し、前記駆動手段の作動による布押え時に前記引
張ばねの張力によって押えレバーの布押え足を布地に対
し押圧するようになしたミシンの布押え装置であって、
前記引張ばねは引張力が大きく、ばね定数が小さいばね
特性を有する高張力ばねによって構成されたものであ
る。
(作用) 従ってこの発明は、高張力ばねよりなる引張ばねの初張
力とその伸びによる復元力とにより張力によって押えレ
バーの布押え足を布地に対し押圧することで布地を確実
にかつ安定よく押えることができる。さらに前記引張ば
ねは、ばね定数が小さく設定されるため、布厚が種々異
なる布地であっても、前記引張ばねの張力が大きく変動
されることがない。従って、厚地の布地であっても、引
張ばねの張力がソレノイドのような駆動手段の容量を越
えて過大に大きくなることが解消されるため、厚地の布
地を安定よく押えることが可能となる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
ミシンの布押え装置を一部破断して正面から表わした第
1図において、ベッド1a上には、送り台2が図示しない
駆動装置によってベッド面に沿ってX・Y方向へ平行移
動可能に配設されている。
送り台2の上方において、ミシンアーム1bの所定位置に
は、布押えの駆動手段であるソレノイド3が内設されて
いる。ソレノイド3のプランジャ4にはトグルジョイン
ト機構5を介して布押えの押圧部材6が連結されてい
る。この押圧部材6は、ミシンアーム2の所定位置に下
向きに突設されたガイドピン7によって昇降案内され、
布押え時に励磁されたソレノイド3のプランジャ4の吸
引作動によって水平状態で下降されるようになってい
る。
送り台2の上面の片側寄りに突設された支持片8の両側
には一対の連動レバー9がその略中央部において、共通
のレバー軸10を中心として傾動可能に支持されている。
これら連動レバー9の一端部には、前記押圧部材6の下
面に常に当接して係合する係合片11がピン12を中心とし
て回動自在に取付けられている。
送り台2の上部両側には押えレバー13がその略中央部に
おいて、水平方向のレバー軸16を中心として傾動可能に
支持されている。これら押えレバー13の一端は送り台2
の片側端面に向けて下向き傾斜状に延出されている。さ
らに、各押えレバー13の一端部は、送り台2の片側端面
に昇降可能に配設された布押え足17の上部の係合孔に嵌
挿されている。そしてレバー軸16を中心とする押えレバ
ー13の傾動によって布押え足17が昇降されるようになっ
ている。なお、布押え足17は、その上部の起立片17a
が、第2図に示すように送り台2の片側端面に形成され
た摺動溝2aに昇降可能に嵌込まれた後、送り台2の端面
に当て板18を締着することで、送り台2の片側端面に組
付けられる。前記布押え足17の下端面には、ベッド1a上
の布地を押える押え板30が装着されている。
前記一対連動レバー9の他端部と、一対の押えレバー13
の他端部との間には、引張ばね19がそれぞれ張設されて
いる。そして、ソレノイド3の励磁による布押え時に
は、前記引張ばね19の張力によって押えレバー13の布押
え足17をベッド1上の布地に対し押圧するようになって
いる。
前記引張ばね19は、JISB2704に規定された一般構造用引
張ばねとは異なり、初張力が極めて大きい周知の高張力
ばね(通常、ハイテンションばねといわれる)によって
構成されている。すなわち、前記引張ばね19は、ばね線
材にその弾性限度(降伏点)を越えたねじり応力を与え
た状態で密着状にコイル巻きされて形成される(詳しく
は特公昭43-12994号公報を参照されたい)。そして、布
地を布ずれすることなく押えることができる程度に前記
初張力が大きく設定され、ばね定数は可及的に小さく設
定されている。
また、この実施例において、一対の押えレバー13は、そ
の水平方向のレバー軸16を回動中心とする第1、第2の
レバー14,15によって分割構成されている。第1図にお
いて、右側の第1レバー14は、その基端寄りにおいて、
レバー軸16の軸回りに回動可能に嵌挿され、第1レバー
14の先端部に引張ばね19の下端に形成されたフック19a
が掛止されている。左側の第2レバー15は、その基端部
において、レバー軸16の軸回りに回動可能に嵌挿され、
その先端部が前記布押え足17の起立片17aに貫設された
係合孔に嵌挿されている。前記第1レバー14の基部側に
はレバー軸16を中心とする円弧状の調整孔20が形成さ
れ、第2レバー16の基部側には前記調整孔20と対向する
位置においてめねじが形成されている。そして締付けボ
ルト21を第1レバー13の調整孔20を通して第2レバー15
のめねじに締付けることで、第1、第2の両レバー14,1
5が一体状に連結され、締付けボルト21を緩めることで
第1、第2の両レバー14,15が前記調整孔20の範囲にお
いて、レバー軸16を中心として角度調整可能になってい
る。前記したように、第1、第2のレバー14,15によっ
て構成される押えレバー13は、戻しばね22によって第1
図において時計方向へ付勢されている。この戻しばね22
はその一端が送り台の上面に掛止され、中央部がレバー
軸16の軸回りに巻回され、他端側が第2のレバー15に掛
止されている。
前記第1のレバー14の基端部と第2レバー15の所定位置
には、第3図に示すように、上下に所定の隙間をもって
対向する調整片14a,15aがそれぞれ折曲形成されてお
り、これら両調整片14a,15aのうち、一方の調整片15aに
は他方の調整片14aに対し進退可能な調整ねじ23が螺合
されている。そして、この調整ねじ23を進退させること
で、前記第1、第2のレバー14,15が、レバー軸16を中
心として角度調整できるようになっている。
上述したように構成されるこの実施例において、ソレノ
イド3を励磁すると、そのプランジャ4が吸引され、ト
グルジョイント機構5を介して押圧部材6が下降され
る。すると、連動レバー9がそのレバー軸10を中心とし
て第1図において反時計方向へ回動される。そして、引
張ばね19を介して押えレバー13が戻しばね19の付勢力に
抗しかつレバー軸16を中心として反時計方向へ回動さ
れ、布押え足17がベッド1a面に向けて下降される。この
とき、引張ばね19の初張力は戻しばね22のばね力よりも
大きいため、引張ばね19が伸びることなくリンクとして
機能する。
前述したようにソレノイド3を作動した状態において、
布押え足17の下端に装着した押え板30の下面がベッド1a
の上面に隙間なく当接(0当り)するように、押えレバ
ー13の第1、第2のレバー14,15をそのレバー軸16を中
心として角度調整する。この角度調整は、第1、第2の
両レバー14,15を一体状に締着している締付けボルト21
を緩めた状態において、調整ねじ23を螺進し、螺退させ
ることで行なわれる。
また、送り台2の基端部にベッド1aの上面に沿う送り板
24を装着し、この送り台24と前記押え板30との間に布地
を挟持する場合には、前記押え板30の下面が前記送り板
24の上面に隙間なく当接(0当り)するように、押えレ
バー13の第1、第2のレバー14,15をそのレバー軸16を
中心として角度調整する。
このようにして第1、第2のレバー14,15を角度調整し
た後、ベッド1a(又は送り板24)の上面に布地をセット
し、ソレノイド3を作動すると、前述したように、連動
レバー9、引張ばね19及び押えレバー13を介して布押え
足17が布地に向けて下降される。そして、布押え足17の
押え板30の下面が布地に当接し、布押え足17の下降が止
められる。
前記布押え足17の下降が止められた後、引続いてソレノ
イド3によって押圧部材6が下死点まで下降される。前
記布押え足17の押え板30の下面が布地に当接した後、押
圧部材6が下死点まで下降する間において、連動レバー
9が布地の厚さに対応する分だけ引張ばね19を引伸ばし
ながら反時計方向へ回動される。そして、前記引張ばね
19の張力によって押えレバー13を反時計方向へ付勢し、
布押え足17の押え板30を布地に対し押圧することで布地
が押えられる。
すなわち、前記引張ばね19の張力をF、ばね定数をc、
伸び(布地の厚さに対応する)をtとした場合、 F=初張力+tc となる。
前記引張ばね19は、高張力ばね(ハイテンションばね)
によって構成され、前記布地を布ずれすることなく押え
ることができる程度に前記初張力が大きく設定され、ば
ね定数cが可及的に小さく設定されている。このため、
布厚が異なる布地を選択的に押える場合においても引張
ばね19の張力Fが大きく変動されることが防止される。
このことから、厚地の布地を押える場合においても、引
張ばね19の張力Fが、ソレノイド3の吸引力よりも大き
くなることが積極的に防止されるため、厚地の布地であ
っても確実かつ安定よく押えることが可能となる。
なお、この発明は上記実施例に限定するものではない。
例えば上記実施例においては、押えレバー13を、第1、
第2のレバー14,15より角度調整可能に構成したがこの
発明はこれに限るものではなく、押えレバー13を単体の
レバーによって構成してもよい。
(発明の効果) 以上述べたように、この発明によれば、高張力ばねより
なる引張ばねの初張力とその伸びによる復元力とによる
張力によって押えレバーの布押え足を布地に対し押圧す
ることで布地を確実にかつ安定よく押えることができ
る。さらに前記引張ばねは初張力が大きくばね定数が小
さく設定されることから、布厚が種々異なる布地であっ
ても、前記引張ばねの張力が大きく変動されることがな
い。このため、厚地の布地であっても、引張ばねの張力
がソレノイドのような駆動手段の容量を越えて過大に大
きくなることが解消され、厚地の布地を安定よく押える
ことが可能となる。
しかも、連動レバーと押えレバーとの間に高張力ばねよ
りなる引張りばねを張設したものであるから、部品点数
が少なく構造を簡単になし得、コスト低減を図ることが
できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はミシ
ンの布押え装置を一部破断して示す正面図、第2図は第
1図のII-II線平面図、第3図は押えレバーを構成する
第1、第2レバーの角度調整機構を示す断面図である。 1a……ベッド 2……送り台 3……ソレノイド(駆動手段) 6……押圧部材 9……連動レバー 13……押えレバー 17……布押え足 19……引張ばね(高張力ばね)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド上を移動可能に配設された送り台に
    は、駆動手段によって作動される押圧部材に一端が係合
    された連動レバーをその略中央部において枢着するとと
    もに、前記送り台には布押え足を一端に有する押えレバ
    ーをその略中央部において枢着し、前記連動レバーの他
    端部と押えレバーの他端部との間には引張ばねを張設
    し、前記駆動手段の作動による布押え時に前記引張ばね
    の張力によって押えレバーの布押え足を布地に対し押圧
    するようになしたミシンの布押え装置であって、 前記引張ばねは引張力が大きく、ばね定数が小さいばね
    特性を有する高張力ばねによって構成してあることを特
    徴とするミシンの布押え装置。
JP61226394A 1986-09-25 1986-09-25 ミシンの布押え装置 Expired - Fee Related JPH074457B2 (ja)

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DE3319420C1 (de) * 1983-05-28 1984-03-22 Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern Stoffklammer fuer Naehmaschinen
JPS6156690A (ja) * 1984-08-28 1986-03-22 ジューキ株式会社 ミシンの布押え装置

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