JPH0744521Y2 - 鉄道車両用側出入口のステップ装置 - Google Patents
鉄道車両用側出入口のステップ装置Info
- Publication number
- JPH0744521Y2 JPH0744521Y2 JP1989079602U JP7960289U JPH0744521Y2 JP H0744521 Y2 JPH0744521 Y2 JP H0744521Y2 JP 1989079602 U JP1989079602 U JP 1989079602U JP 7960289 U JP7960289 U JP 7960289U JP H0744521 Y2 JPH0744521 Y2 JP H0744521Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platform
- side entrance
- movable step
- vehicle
- moving frame
- Prior art date
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- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉄道車両用側出入口の下方からプラットホー
ムに向けて適宜飛び出し、乗客が乗り降りする際の足場
となる鉄道車両用側出入口に関する。
ムに向けて適宜飛び出し、乗客が乗り降りする際の足場
となる鉄道車両用側出入口に関する。
(従来の技術) 従来の鉄道輸送では、大幅に寸法の異なる鉄道車両が同
一の路線内を走行することは、次に示すような臨時貨物
輸送扱いをする場合を除いて、営業用車両では実例がな
い。臨時貨物輸送扱いの場合としては、たとえば大型車
両(「車両断面が大きい車両」の意味に用いる。以下同
様)を回送する場合があり、この場合には、大型車両の
台車を小型車両(「車両断面が小さい車両」の意味に用
いる。以下同様)用の台車に交換し、連結器の高さ、そ
の他を小型車両の走行する路線の規模に適合させ、しか
も事前に、車両限界測定者を走行させて、走行する路線
の障害物を移設したり、取り外したりした後に、大型車
両を機関車により牽引走行する。
一の路線内を走行することは、次に示すような臨時貨物
輸送扱いをする場合を除いて、営業用車両では実例がな
い。臨時貨物輸送扱いの場合としては、たとえば大型車
両(「車両断面が大きい車両」の意味に用いる。以下同
様)を回送する場合があり、この場合には、大型車両の
台車を小型車両(「車両断面が小さい車両」の意味に用
いる。以下同様)用の台車に交換し、連結器の高さ、そ
の他を小型車両の走行する路線の規模に適合させ、しか
も事前に、車両限界測定者を走行させて、走行する路線
の障害物を移設したり、取り外したりした後に、大型車
両を機関車により牽引走行する。
このような特殊な場合を除いて、従来の鉄道輸送では、
大幅に寸法の異なる鉄道車両が同一の路線内を走行する
ことはなかった。
大幅に寸法の異なる鉄道車両が同一の路線内を走行する
ことはなかった。
ところが最近では、大幅に寸法の異なる営業用鉄道車両
を同一の線路内で走行させようとする試みが開発されて
いる。たとえば、小型の営業用鉄道車両を大型の営業用
鉄道車両用路線内を走行させようとしている。この場合
には、たとえば第5図に示すように、大型車両用プラッ
トホーム2と小型車両4の側出入口との間の隙間Sが大
きくなることから、この隙間に乗客の足場となるステッ
プを設ける必要がある。
を同一の線路内で走行させようとする試みが開発されて
いる。たとえば、小型の営業用鉄道車両を大型の営業用
鉄道車両用路線内を走行させようとしている。この場合
には、たとえば第5図に示すように、大型車両用プラッ
トホーム2と小型車両4の側出入口との間の隙間Sが大
きくなることから、この隙間に乗客の足場となるステッ
プを設ける必要がある。
ステップを設ける手段としては、大型車両限界内の車両
幅寸法を限度として側出入口の外部にフランジ状のステ
ップを固定的に取付けることが考えられる。しかしなが
ら、このようなステップを固定的に取付けた場合には、
大型車両5用の路線のみを走行する場合には問題ない
が、小型車両4用の路線を走行しようとすると、小型車
両用プラットホーム6に固定型ステップが衝突するおそ
れがあるため、実用的ではない。
幅寸法を限度として側出入口の外部にフランジ状のステ
ップを固定的に取付けることが考えられる。しかしなが
ら、このようなステップを固定的に取付けた場合には、
大型車両5用の路線のみを走行する場合には問題ない
が、小型車両4用の路線を走行しようとすると、小型車
両用プラットホーム6に固定型ステップが衝突するおそ
れがあるため、実用的ではない。
そこで、第5図に示すように、ステップユニット8を車
両4の側出入口下部からエアシリンダ等によって水平に
出し入れする手段が考えられる。
両4の側出入口下部からエアシリンダ等によって水平に
出し入れする手段が考えられる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このような手段では、ステップユニット8を
収納するためのスペースが、車両の床構造部材下部にし
かないと共に、この位置から水平にステップユニット8
を出し入れするため、ステップユニット8の上面が大型
車両用プラットホーム2の上面より、h=60〜100mm程
度低くなり、実用的でないという不都合を有している。
収納するためのスペースが、車両の床構造部材下部にし
かないと共に、この位置から水平にステップユニット8
を出し入れするため、ステップユニット8の上面が大型
車両用プラットホーム2の上面より、h=60〜100mm程
度低くなり、実用的でないという不都合を有している。
本考案は、上記従来技術が有する不都合を解消するため
になされ、小型車両が大型車両用の路線を走行する場合
にも、車両とプラットホームとの隙間および車両の床面
とプラットホームとの段差を小さくし、乗客の乗り降り
の際の安全を確保することが可能であり、しかも小型車
両用線路をも走行することを可能とする鉄道車両用側出
入口のステップ装置を提供することを目的とする。
になされ、小型車両が大型車両用の路線を走行する場合
にも、車両とプラットホームとの隙間および車両の床面
とプラットホームとの段差を小さくし、乗客の乗り降り
の際の安全を確保することが可能であり、しかも小型車
両用線路をも走行することを可能とする鉄道車両用側出
入口のステップ装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このような目的を達成するために、本考案は、鉄道車両
用側出入口における床部材の下方隙間空間内に設置さ
れ、当該隙間空間内からプラットホームに向けて適宜飛
び出し、鉄道車両とプラットホームとの隙間に位置し、
前記側出入口を開閉するドアから乗客が乗り降りする際
の足場となる鉄道車両用側出入口のステップ装置におい
て、 乗客の直接の足場となる可動ステップ板、可動ステップ
板が先端側上部に取付けられる移動フレーム、移動フレ
ームの先端部に固定される基板、可動ステップ板を移動
フレームに対して上下動させる平行リンク機構、および
可動ステップ板と基板との間に装着され可動ステップ板
の下方移動を補助する方向に弾発力を付勢する戻しばね
を備えた移動ステップユニットと、 移動フレームに連結され、移動ステップユニットを前記
隙間空間内からプラットホームに向けて適宜出し入れす
る出し入れ手段とを有し、 前記平行リンク機構は、一端が移動フレームの先端側に
取り付けられた回動軸に回動自在に装着されると共に、
他端が可動ステップ板の裏側に設けられた回動軸に回動
自在に装着される複数のリンクと、進退駆動されるロッ
クの先端が可動ステップ板の裏側に設けられた回動軸に
回動自在に装着されると共に、水平面に対し所定の僅か
な傾斜を設けて基板上の回動軸を介して回動自在に装着
される圧力シリンダとを備えたことを特徴としている。
用側出入口における床部材の下方隙間空間内に設置さ
れ、当該隙間空間内からプラットホームに向けて適宜飛
び出し、鉄道車両とプラットホームとの隙間に位置し、
前記側出入口を開閉するドアから乗客が乗り降りする際
の足場となる鉄道車両用側出入口のステップ装置におい
て、 乗客の直接の足場となる可動ステップ板、可動ステップ
板が先端側上部に取付けられる移動フレーム、移動フレ
ームの先端部に固定される基板、可動ステップ板を移動
フレームに対して上下動させる平行リンク機構、および
可動ステップ板と基板との間に装着され可動ステップ板
の下方移動を補助する方向に弾発力を付勢する戻しばね
を備えた移動ステップユニットと、 移動フレームに連結され、移動ステップユニットを前記
隙間空間内からプラットホームに向けて適宜出し入れす
る出し入れ手段とを有し、 前記平行リンク機構は、一端が移動フレームの先端側に
取り付けられた回動軸に回動自在に装着されると共に、
他端が可動ステップ板の裏側に設けられた回動軸に回動
自在に装着される複数のリンクと、進退駆動されるロッ
クの先端が可動ステップ板の裏側に設けられた回動軸に
回動自在に装着されると共に、水平面に対し所定の僅か
な傾斜を設けて基板上の回動軸を介して回動自在に装着
される圧力シリンダとを備えたことを特徴としている。
(作用) このような本考案に係る鉄道車両用側出入口のステップ
装置が取付けられた小型の鉄道車両は、移動ステップユ
ニットを床部材の下方の隙間空間内の収容した状態で、
ステップ装置が小型車両用プラットホーム等に衝突する
ことなく、安全に小型車両用路線を走行することができ
る。
装置が取付けられた小型の鉄道車両は、移動ステップユ
ニットを床部材の下方の隙間空間内の収容した状態で、
ステップ装置が小型車両用プラットホーム等に衝突する
ことなく、安全に小型車両用路線を走行することができ
る。
また、このようなステップ装置が取付けられた小型の鉄
道車両が、それよりも大型の鉄道車両路線を走行し、そ
れ用のプラットホームに停車する場合には、移動ステッ
プユニットを床部材の下方の隙間空間から出し入れ手段
によりプラットホームに向けて飛びださせると共に、平
行リンク機構を利用して、移動ユニットにおける可動ス
テップ板をプラットホーム上面付近まで押し上げる。し
たがって、車両の床面のプラットホームとの段差および
隙間がなくなり、乗客は安全に乗り降りすることが可能
になる。
道車両が、それよりも大型の鉄道車両路線を走行し、そ
れ用のプラットホームに停車する場合には、移動ステッ
プユニットを床部材の下方の隙間空間から出し入れ手段
によりプラットホームに向けて飛びださせると共に、平
行リンク機構を利用して、移動ユニットにおける可動ス
テップ板をプラットホーム上面付近まで押し上げる。し
たがって、車両の床面のプラットホームとの段差および
隙間がなくなり、乗客は安全に乗り降りすることが可能
になる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例に係る鉄道車両用側出入口の
ステップ装置の概略斜視図、第2,3図は同実施例に係る
ステップ装置の要部断面図、第4図は鉄道車両用側出入
口の正面図である。
ステップ装置の概略斜視図、第2,3図は同実施例に係る
ステップ装置の要部断面図、第4図は鉄道車両用側出入
口の正面図である。
第1図に示すように、本考案の一実施例に係る鉄道車両
用側出入口のステップ装置10は、移動ステップユニット
11と、この移動ステップユニット11を案内用レール12に
沿って往復移動させる出し入れ手段としての圧力シリン
ダ13とから成る。
用側出入口のステップ装置10は、移動ステップユニット
11と、この移動ステップユニット11を案内用レール12に
沿って往復移動させる出し入れ手段としての圧力シリン
ダ13とから成る。
案内用レール12および圧力シリンダ13は、第2〜4図に
示す鉄道車両用側出入口14における床部材15の下方の隙
間空間16内に設置され、圧力シリンダ13におけるロッド
17が最も後退した位置では、移動ステップユニット11も
前記隙間空間16内に安全に収容されるようになってい
る。隙間空間16は、第4図に示すように床部材15と側出
入口柱15aと側梁15bとで囲まれた空間である。
示す鉄道車両用側出入口14における床部材15の下方の隙
間空間16内に設置され、圧力シリンダ13におけるロッド
17が最も後退した位置では、移動ステップユニット11も
前記隙間空間16内に安全に収容されるようになってい
る。隙間空間16は、第4図に示すように床部材15と側出
入口柱15aと側梁15bとで囲まれた空間である。
移動ステップユニット11は、乗客の直接の足場となる可
動ステップ板18と、この可動ステップ板18が先端側上部
に取付けられる移動フレーム19とを有する。移動フレー
ム19の後端には、圧力シリンダ13により駆動されるロッ
ド17が連結され、ロッド17の長手方向移動に応じて、移
動ステップユニット11全体が案内用レール12に沿って往
復移動するようになっている。移動フレーム19と案内用
フレーム12との間には、リニアベアリング20等の摺動部
材が装着してあり、移動ステップユニット11の往復移動
を滑らかにしている。なお、圧力シリンダ13は、空気圧
もしくは油圧等流体圧によって駆動され、ロッド17を長
手方向に往復移動させるようになっている。
動ステップ板18と、この可動ステップ板18が先端側上部
に取付けられる移動フレーム19とを有する。移動フレー
ム19の後端には、圧力シリンダ13により駆動されるロッ
ド17が連結され、ロッド17の長手方向移動に応じて、移
動ステップユニット11全体が案内用レール12に沿って往
復移動するようになっている。移動フレーム19と案内用
フレーム12との間には、リニアベアリング20等の摺動部
材が装着してあり、移動ステップユニット11の往復移動
を滑らかにしている。なお、圧力シリンダ13は、空気圧
もしくは油圧等流体圧によって駆動され、ロッド17を長
手方向に往復移動させるようになっている。
移動フレーム19の先端側下部には基端21が固定してあ
る。この基板21の上には、戻しバネ24が装着してある。
前述した可動ステップ板18は、移動フレーム19に直接取
付けられているのではなく、平行リンク機構および戻し
バネ24を介して間接的に移動フレーム19に取付けられて
いる。
る。この基板21の上には、戻しバネ24が装着してある。
前述した可動ステップ板18は、移動フレーム19に直接取
付けられているのではなく、平行リンク機構および戻し
バネ24を介して間接的に移動フレーム19に取付けられて
いる。
平行リンク機構は、本実施例では、四個のリンク22およ
び圧力シリンダ23から成る。各リンク22の下端は、それ
ぞれ移動フレーム19の先端側に取付けられた回動軸22a
に回動自在に装着してある。また各リンク22の上端は、
それぞれ可動ステップ板18の裏側に設けられた回動軸22
bに回動自在に装着してある。したがって、各リンク22
が第2図に示す矢印A方向に回動することで、可動ステ
ップ板18は、移動フレーム19に対して上方に移動するよ
うになっている。
び圧力シリンダ23から成る。各リンク22の下端は、それ
ぞれ移動フレーム19の先端側に取付けられた回動軸22a
に回動自在に装着してある。また各リンク22の上端は、
それぞれ可動ステップ板18の裏側に設けられた回動軸22
bに回動自在に装着してある。したがって、各リンク22
が第2図に示す矢印A方向に回動することで、可動ステ
ップ板18は、移動フレーム19に対して上方に移動するよ
うになっている。
このような平行リンク機構を作動させるために、本実施
例では、基板21に対し所定の僅かな傾斜を設けて圧力シ
リンダ23が当該基板21上の回動軸25を介して回動自在に
装着してある。
例では、基板21に対し所定の僅かな傾斜を設けて圧力シ
リンダ23が当該基板21上の回動軸25を介して回動自在に
装着してある。
圧力シリンダ23を駆動するために、この圧力シリンダ23
には、給排気管23aが接続されている。圧力シリンダ23
を駆動する流体としては、空気や油等が例示される。圧
力シリンダ23により駆動されるロッド26の先端は、可動
ステップ板18の裏側に設けられた回動軸28に回動自在に
装着してある。圧力シリンダ23によりロッド26が伸びれ
ば、第2図に示すように各リンク22が矢印A方向に回動
するため、ロッド26先端の回動軸28が可動ステップ板18
と共に矢印B方向上方に移動し、それと同時に圧力シリ
ンダ23も回動軸25を支点として矢印C方向下方に回動す
るようになっている。この場合、圧力シリンダ23が基板
21の下方に飛び出すが、移動ステップユニット11全体が
隙管空間16から飛び出しているので問題ない。圧力シリ
ンダ23によりロッド26が縮めば、各リンク22が矢印A方
向下方に回動するため、回動軸28が可動ステップ板18と
共に、矢印B方向下方に移動し、それと同時に圧力シリ
ンダ23も回動軸25を支点として矢印C方向上方に回動す
るようになっている。圧力シリンダ23が矢印C方向上方
に回動すれば、この圧力シリンダ23は、僅かに傾斜した
状態で横になるため、移動ユニット11全体を、第3図に
示すように、隙管空間16内に収容する際にも邪魔になら
ないので都合が良い。
には、給排気管23aが接続されている。圧力シリンダ23
を駆動する流体としては、空気や油等が例示される。圧
力シリンダ23により駆動されるロッド26の先端は、可動
ステップ板18の裏側に設けられた回動軸28に回動自在に
装着してある。圧力シリンダ23によりロッド26が伸びれ
ば、第2図に示すように各リンク22が矢印A方向に回動
するため、ロッド26先端の回動軸28が可動ステップ板18
と共に矢印B方向上方に移動し、それと同時に圧力シリ
ンダ23も回動軸25を支点として矢印C方向下方に回動す
るようになっている。この場合、圧力シリンダ23が基板
21の下方に飛び出すが、移動ステップユニット11全体が
隙管空間16から飛び出しているので問題ない。圧力シリ
ンダ23によりロッド26が縮めば、各リンク22が矢印A方
向下方に回動するため、回動軸28が可動ステップ板18と
共に、矢印B方向下方に移動し、それと同時に圧力シリ
ンダ23も回動軸25を支点として矢印C方向上方に回動す
るようになっている。圧力シリンダ23が矢印C方向上方
に回動すれば、この圧力シリンダ23は、僅かに傾斜した
状態で横になるため、移動ユニット11全体を、第3図に
示すように、隙管空間16内に収容する際にも邪魔になら
ないので都合が良い。
戻しばね24は、可動ステップ板18と基板21との管に装
着、可動ステップ板18の下方移動を補助するようになっ
ている。なお、可動ステップ板18の先端部にはフレーム
18aが設けられている。フランジク18aは、車両における
側出入口14の下部壁面27に形状に沿った形状を有してお
り、移動ステップユニット11全体に床下部材15の下方隙
管空間16内に収容された場合に、このフランジ18aが隙
間空間16の開口部16aを閉塞するようになっている。
着、可動ステップ板18の下方移動を補助するようになっ
ている。なお、可動ステップ板18の先端部にはフレーム
18aが設けられている。フランジク18aは、車両における
側出入口14の下部壁面27に形状に沿った形状を有してお
り、移動ステップユニット11全体に床下部材15の下方隙
管空間16内に収容された場合に、このフランジ18aが隙
間空間16の開口部16aを閉塞するようになっている。
このような本実施例に係る鉄道車両用側出入口のステッ
プ装置10が取付けられた小型の鉄道車両は、移動ステッ
プユニット11を床部材の下方隙空間内に収容した状態
で、ステップ装置10が小型車両用プラットホーム等に衝
突することなく、安全に小型車両用路線を走行すること
ができる。
プ装置10が取付けられた小型の鉄道車両は、移動ステッ
プユニット11を床部材の下方隙空間内に収容した状態
で、ステップ装置10が小型車両用プラットホーム等に衝
突することなく、安全に小型車両用路線を走行すること
ができる。
また、このようなステップ装置10が取付けられた小型の
鉄道車両が、それよりも大型の鉄道車両用路線を走行
し、それ用のプラットホーム2に停車する場合には、次
のような順序でステップ装置10が作動する。
鉄道車両が、それよりも大型の鉄道車両用路線を走行
し、それ用のプラットホーム2に停車する場合には、次
のような順序でステップ装置10が作動する。
(1)側出入口14における開閉ドア14a(第3図に図
示)を開く場合は、まず、出し入れ手段としての第1図
に示す圧力シリンダ13を駆動させ、移動ステップユニッ
ト11を、プラットホーム2方向に飛び出させる。
示)を開く場合は、まず、出し入れ手段としての第1図
に示す圧力シリンダ13を駆動させ、移動ステップユニッ
ト11を、プラットホーム2方向に飛び出させる。
(2)リミットスイッチにより移動ステップユニット11
の飛び出し量を検知し、所定位置で移動ステップユニッ
ト1の1の移動を停止させる。
の飛び出し量を検知し、所定位置で移動ステップユニッ
ト1の1の移動を停止させる。
(3)圧力シリンダ23を駆動し、リンク機構により可動
ステップ板18を上昇させる。
ステップ板18を上昇させる。
(4)リミットスイッチにより可動ステップ板18の上昇
位置を検知し、可動ステップ板18の上昇移動を停止させ
る。
位置を検知し、可動ステップ板18の上昇移動を停止させ
る。
(5)上記動作完了後、側出入口14の開閉ドア14aを開
く。
く。
(6)乗客がプラットホーム2に降りる。
(7)開閉ドア14aの開閉スイッチを閉に入れて、開閉
ドア14aを閉める。
ドア14aを閉める。
(8)圧力シリンダ23におけるロッド26を縮めるととも
に、戻りバネ24のスプリング力を利用して、可動ステッ
プ板18を下降移動させる。
に、戻りバネ24のスプリング力を利用して、可動ステッ
プ板18を下降移動させる。
(9)リミットスイッチにより可動ステップ板18が十分
に下降したのを検知して可動ステップ板18の下降移動を
停止する。
に下降したのを検知して可動ステップ板18の下降移動を
停止する。
(10)圧力シリンダ13を駆動させて、移動ステップユニ
ット11全体を隙間空間16内に水平移動させ格納する。
ット11全体を隙間空間16内に水平移動させ格納する。
(11)保安装置を解除する。
(12)車両を発振させる。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内において種々に改変することが可能
である。
く、本考案の範囲内において種々に改変することが可能
である。
たとえば、車両の開閉ドア14aの種類は、通常の引戸方
式に限らず、プラグイン方式のものでも良い。
式に限らず、プラグイン方式のものでも良い。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案によれば、プラットホ
ームと車両の側出入口との間の隙間が乗客が乗り降りす
るのに適当な通常の路線を走行する場合にもステップ装
置がプラットホームに衝突することなく、安全に走行す
ることが可能となる。しかも、その路線より大型用の路
線を走行する場合には、移動ステップユニットを床部材
の下方隙間空間から出し入れ手段によりプラットホーム
に向けて飛びださせると共に、平行リンク機構を用い
て、移動ユニットにおける可動ステップ板をプラットホ
ーム上面付近まで押し上げるため、車両の床面とプラッ
トホームとの段差および隙間が少なくなり、乗客は安全
に乗り降りすることが可能になる。
ームと車両の側出入口との間の隙間が乗客が乗り降りす
るのに適当な通常の路線を走行する場合にもステップ装
置がプラットホームに衝突することなく、安全に走行す
ることが可能となる。しかも、その路線より大型用の路
線を走行する場合には、移動ステップユニットを床部材
の下方隙間空間から出し入れ手段によりプラットホーム
に向けて飛びださせると共に、平行リンク機構を用い
て、移動ユニットにおける可動ステップ板をプラットホ
ーム上面付近まで押し上げるため、車両の床面とプラッ
トホームとの段差および隙間が少なくなり、乗客は安全
に乗り降りすることが可能になる。
さらに、平行リンク機構の圧力シリンダを、水平面に対
し所定の僅かな傾斜を設けて基板上の回動軸を介して回
動自在に装着したので、鉄道車両側出入口における床部
材の下方のきわめて高さ寸法の小さな隙間空間に、本装
置をコンパクトに収納することができる。
し所定の僅かな傾斜を設けて基板上の回動軸を介して回
動自在に装着したので、鉄道車両側出入口における床部
材の下方のきわめて高さ寸法の小さな隙間空間に、本装
置をコンパクトに収納することができる。
第1図は本考案の一実施例に係る鉄道車両用側出入口の
ステップ装置の概略斜視図、第2,3図は、同実施例に係
るステップ装置要部断面図、第4図は鉄道車両用側出入
口の正面図、第5図は従来のステップ装置の一例を示す
概略図である。 2……プラットホーム、10……ステップ装置、11……移
動ステップユニット、12……移動フレーム、13……圧力
シリンダ、14……側出入口、14a……開閉ドア、15……
床部材、16……隙間空間、18……可動ステップ板、19…
…移動フレーム、22……リンク、23……圧力シリンダ。
ステップ装置の概略斜視図、第2,3図は、同実施例に係
るステップ装置要部断面図、第4図は鉄道車両用側出入
口の正面図、第5図は従来のステップ装置の一例を示す
概略図である。 2……プラットホーム、10……ステップ装置、11……移
動ステップユニット、12……移動フレーム、13……圧力
シリンダ、14……側出入口、14a……開閉ドア、15……
床部材、16……隙間空間、18……可動ステップ板、19…
…移動フレーム、22……リンク、23……圧力シリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−139407(JP,U) 実開 昭52−60031(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】鉄道車両用側出入口(14)における床部材
(15)の下方の隙間空間(16)内に設置され、当該隙間
空間(16)内からプラットホーム(2)に向けて適宜飛
び出し、鉄道車両とプラットホームとの隙間に位置し、
前記側出入口(14)を開閉するドア(14a)から乗客が
乗り降りする際の足場となる鉄道車両用側出入口のステ
ップ装置において、 乗客の直接の足場となる可動ステップ板(18)、可動ス
テップ板(18)が先端側上部に取付けられる移動フレー
ム(19)、移動フレーム(19)の先端部に固定される基
板(21)、可動ステップ板(18)を移動フレーム(19)
に対して上下動させる平行リンク機構、および可動ステ
ップ板(18)と基板(21)との間に装着され可動ステッ
プ板(18)の下方移動を補助する方向に弾発力を付勢す
る戻しばね(24)を備えた移動ステップユニット(11)
と、 移動フレーム(19)に連結され、移動ステップユニット
(11)を前記隙間空間(16)内からプラットホーム
(2)に向けて適宜出し入れする出し入れ手段(13)と
を有し、 前記平行リンク機構は、一端が移動フレーム(19)の先
端側に取り付けられた回動軸(22a)に回動自在に装着
されると共に、他端が可動ステップ板(18)の裏側に設
けられた回動軸(22b)に回動自在に装着される複数の
リンク(22)と、進退駆動されるロッド(26)の先端が
可動ステップ板(18)の裏側に設けられた回動軸(28)
に回動自在に装着されると共に、水平面に対し所定の僅
かな傾斜を設けて基板(21)上の回動軸(25)を介して
回動自在に装着される圧力シリンダとを備えたことを特
徴とする鉄道車両用側出入口のステップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989079602U JPH0744521Y2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 鉄道車両用側出入口のステップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989079602U JPH0744521Y2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 鉄道車両用側出入口のステップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319766U JPH0319766U (ja) | 1991-02-26 |
JPH0744521Y2 true JPH0744521Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31623906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989079602U Expired - Lifetime JPH0744521Y2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 鉄道車両用側出入口のステップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744521Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220046368A (ko) * | 2020-10-07 | 2022-04-14 | 대한민국(경찰청장) | 승강장 안전발판 시스템 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101113493B1 (ko) * | 2009-08-08 | 2012-02-29 | 김명선 | 차량 출입구 틈새 방지장치 |
JP5383450B2 (ja) * | 2009-11-24 | 2014-01-08 | 川崎重工業株式会社 | 鉄道車両用ステップ装置 |
TWI414442B (zh) * | 2010-09-18 | 2013-11-11 | Nabtesco Corp | Vehicle pedal device |
KR101129077B1 (ko) * | 2011-05-06 | 2012-03-27 | 이동철 | 철도차량의 지붕 점검을 위한 슬라이딩 발판 |
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JPS5260031U (ja) * | 1975-10-27 | 1977-05-02 | ||
JPS54139407U (ja) * | 1978-03-20 | 1979-09-27 |
-
1989
- 1989-07-07 JP JP1989079602U patent/JPH0744521Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220046368A (ko) * | 2020-10-07 | 2022-04-14 | 대한민국(경찰청장) | 승강장 안전발판 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0319766U (ja) | 1991-02-26 |
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