JPH0744458U - 工作機械の油気潤滑機器搭載ワゴン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油気潤滑機器一式を１つのワゴンに搭載して
機械本体から出し入れ自在となるよう合理的に構成した
ものを提供することを目的とする。 【構成】 工作機械２の後部等の空間適所Ｓ内に、油圧
機器４０，空圧機器５０，潤滑機器６０等の油気潤滑機
器を搭載した手押し台車３０を装備させ、接続配管Ｐ
１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４・・の接続具Ｊ・・の接離操作に
より油気潤滑機器の手押し台車３０を前記空間適所Ｓ内
に出し入れする構成とした工作機械２の油気潤滑機器搭
載ワゴン１００としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、工作機械に設置される油気潤滑機器搭載ワゴンを合理的に構成した ものである。

【０００２】

【従来技術と問題点】

従来、工作機械等に設置されている油気潤滑機器は、機械本体への取付け方式 と、機械本体側部への据置き方式とに分類される。機械本体への取付け方式では 、各機器取付けに狭い空間を利用して無理矢理に設置しているから、各機器の操 作性に無理がある。また、機械本体側部への据置き方式では、工場のレイアウト 変更に伴う工作機械の配置換え移動時等に、前記油気潤滑機器をいちいち機械本 体から分離させなければならず、移動作業を手間取らせている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、前記従来の工作機械の油気潤滑機器の問題点に鑑み、油気潤滑機器 一式を１つのワゴンに搭載して機械本体から出し入れ自在となるよう合理的に構 成したものを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、工作機械の後部等の空間適所内に、油圧機器，空圧機器，潤滑機器 等の油気潤滑機器を搭載した手押し台車を装備させ、接続配管の接離操作により 油気潤滑機器の手押し台車を前記空間適所内に出し入れする構成とした工作機械 の油気潤滑機器搭載ワゴンとしたものである。

【０００５】 本考案の工作機械の油気潤滑機器搭載ワゴンによると、工場のレイアウト変更 に伴う工作機械の配置換え移動時等に、接続配管の接離操作と油気潤滑機器の手 押し台車を機械本体の空間適所内に出し入れするだけでよく、移動作業を手間取 らせることなく効率良く行われる。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に示す実施例にて説明する。図１は本考案の工作機械の油気潤滑機 器搭載ワゴンの側面図であり、図２は異なる方向から見た本考案の背面図を示し 、図３は本考案の平面図である。

【０００７】 図１，２において、１は工作機械２のベッドであり、この摺動面にはサドル及 びコラム３を搭載し、コラム３上の主軸４でワークを加工する。５は背丈の高い 基台であり、これにベッド１を載せて、機械本体２の後部に広い空間Ｓを形成し ている。１０は機械本体２の後部に配置した機枠体で、縦横の機枠材６ａ，６ｂ ，６ｃ・・を組合せて構成されている。この機枠体１０には、エアー３点セット ２０，ルブリケータ２１他の油気潤滑機器の付属品が取付けられている。

【０００８】 然して、前記工作機械２の後部等の空間適所Ｓ内の床面Ｆには、油圧ユニット ４１，オイルコン４２，主軸冷却オイルタンク４３からなる油圧機器４０，エア ドライヤ５１の空圧機器５０，潤滑ポンプ６１の潤滑機器６０等の油気潤滑機器 を搭載した手押し台車３０を装備させている。前記各機器４０，５０，６０は接 続配管Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４・・の接続具Ｊ・・・の接離操作により油気潤滑 機器の手押し台車３０をハンドル７０の操作により、前記空間適所内に出し入れ する油気潤滑機器搭載ワゴンＷを構成する。

【０００９】 本考案の油気潤滑機器搭載ワゴンＷによれば、工場のレイアウト変更に伴う工 作機械の配置換え移動時等に、接続配管Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４をその接続具Ｊ ・・の接離操作と、これに続く油気潤滑機器を搭載したの手押し台車３０をその ハンドル７０の操作により、機械本体の空間適所Ｓ内に出し入れすることができ 、移動作業を手間取らせることなく効率良く行われる。

【００１０】 本考案は、上記一実施例に限定されることなく考案の要旨内での設計変更が可 能であること勿論である。

【００１１】

【効果】

本考案は、工作機械の後部等の空間適所内に、油圧機器，空圧機器，潤滑機器 等の油気潤滑機器を搭載した手押し台車を装備させ、接続配管の接離操作により 油気潤滑機器の手押し台車を前記空間適所内に出し入れする構成としたから、工 場のレイアウト変更に伴う工作機械の配置換え移動時等に、接続配管の接離操作 と油気潤滑機器の手押し台車を機械本体の空間適所内に出し入れするだけでよく 、移動作業を手間取らせることなく効率良く行われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の工作機械の油気潤滑機器搭載ワゴンの
側面図である。

【図２】本考案の背面図である。

【図３】本考案の平面図である。

【符号の説明】

２ 工作機械 ３ コラム Ｓ 空間 １０ 機枠体 Ｆ 床面 Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４ 接続配管 Ｊ 接続具 ３０ 手押し台車 ４０ 油圧機器 ５０ 空圧機器 ６０ 潤滑機器 ７０ ハンドル Ｗ 油気潤滑機器搭載ワゴン

【手続補正書】

【提出日】平成６年２月１５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 工作機械の後部等の空間適所内に、油圧
   機器，空圧機器，潤滑機器等の油気潤滑機器を搭載した
   手押し台車を装備させ、接続配管の接離操作により油気
   潤滑機器の手押し台車を前記空間適所内に出し入れする
   構成とした工作機械の油気潤滑機器搭載ワゴン。