JPH0743411A - 部分放電測定方法 - Google Patents

部分放電測定方法

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JPH0743411A
JPH0743411A JP20467493A JP20467493A JPH0743411A JP H0743411 A JPH0743411 A JP H0743411A JP 20467493 A JP20467493 A JP 20467493A JP 20467493 A JP20467493 A JP 20467493A JP H0743411 A JPH0743411 A JP H0743411A
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Shigeki Morooka
繁樹 諸岡
Yoshio Tsunoda
美伯 角田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線路各部で発生している部分放電を高感度で
かつ定量的に測定する。 【構成】 電力ケーブルSの絶縁接続部端末11a、1
1bには、それぞれ箔電極12a、12bを貼り付け、
箔電極12a、12bの出力には検出インピーダンス1
3を介して測定装置14を接続する。電力ケーブルSで
部分放電が発生している場合は、部分放電信号は検出イ
ンピーダンス13を介して測定装置14で検出される。
測定する際に直接較正に対する間接較正の出力応答比と
入力信号に対する出力信号の応答率から測定感度を定義
し、測定感度が最も良くなる周波数を測定周波数として
選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルの部分放
電を正確に測定し得る部分放電測定方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、CVケーブル線路の初期欠陥
検出として、部分放電測定が検討されている。電力ケー
ブルでは放電パルスの反射の重なりで測定感度が変動
し、部分放電の検出に狭帯域増幅は利用し難かったが、
外来雑音の影響が少ないなどの理由から高周波狭帯域増
幅の検討が盛んに行われている。
【0003】また、電力ケーブルのインピーダンス特性
が収斂する比較的高い周波数成分を用いて、電力ケーブ
ル中の部分放電を測定する部分放電測定方法を、本出願
人は既に特願平4−213566号において提案してい
る。更に、直接較正に対する間接較正の出力応答比(直
間比)が約2となる周波数を測定周波数として選定して
部分放電を測定する部分放電測定方法も本出願人は既に
提案している。
【0004】図6は250m及び350mの電力ケーブ
ルにおける直間比H及び応答率Rを求める際の回路構成
図である。250mの電力ケーブルS1の絶縁接続部端末
1aには箔電極2aを貼り付け、350mの電力ケーブ
ルS2の絶縁接続部端末1bには箔電極2bを貼り付け
る。箔電極2a、2bの出力は検出インピーダンス3を
介して測定装置4に接続する。間接較正を行う場合には
絶縁接続部端末1a、1bの箔電極2a、2b間にパル
スジェネレータG1を接続する。
【0005】電力ケーブルS1の直接較正を行う場合に
は、電力ケーブルS1、S2の導体Tと遮蔽層5a間にパル
スジェネレータG2を接続し、電力ケーブルS2の直接較正
を行う場合には、導体Tと遮蔽層5b間にパルスジェネ
レータG3を接続する。
【0006】また、電力ケーブルS1の応答率Rを測定す
る場合には、電力ケーブルS1の遠端からパルスジェネレ
ータG4を用いてパルスを注入し、電力ケーブルS2の応答
率Rを測定する場合には、電力ケーブルS2の遠端からパ
ルスジェネレータG5を用いてパルスを注入する。上述の
ようにして求めた直間比H(G1/G2、G2/G3の応答の比
率)及び応答率R(G4/G3、G5/G3の応答の比率)を図
7及び図8のグラフ図に示す。
【0007】図7は測定周波数fと直間比Hとの関係を
示すグラフ図であり、実線は250mケーブルを測定し
た場合を表し、点線は350mのケーブルを測定した場
合を表している。何れのケーブルにおいても、約13M
Hz程度の周波数で直間比Hは収斂し、約2となってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すように横軸をケーブル長、縦軸を入力信号に対する
出力信号の応答率Rとしたグラフ図に示すように、高い
周波数成分を使用した場合にはケーブル中を伝搬するこ
とにより部分放電信号が減衰してしまうため、絶縁接続
部近傍の部分放電のみしか検出できないという問題点が
ある。
【0009】また、減衰を抑えるために低い周波数成分
を使用した場合には、図7から分かるように直間比が定
め難くなるため電荷較正が正しく行えず、正確な部分放
電測定ができなくなるという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、上述の2つの互いに相容
れない問題点を解消し、絶縁接続部から遠距離の普通接
続部や終端部等を含む線路各部で発生している部分放電
についても、高感度でかつ正確に測定することが可能な
部分放電測定方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る部分放電測定方法は、電力ケーブルの
部分放電を測定する場合において、直接較正に対する間
接較正の出力応答比Hと入力信号に対する出力信号の応
答率Rから測定感度Kを求め、該測定感度Kが最も良く
なる周波数を測定周波数として用いることを特徴とす
る。
【0012】
【作用】上述の構成を有する部分放電測定方法は、直接
較正に対する間接較正の出力応答比Hと入力信号に対す
る出力信号の応答率Rから測定感度Kを求め、測定感度
Kが最も良くなる周波数を測定周波数として選定する。
【0013】
【実施例】本発明を図1〜図5に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明に係る方法を実施する
ための第1の実施例の構成図であり、図2は図1を簡潔
に示した回路構成図である。電力ケーブルSの絶縁接続
部端末11a、11bには、それぞれ箔電極12a、1
2bを貼り付け、これらの箔電極12a、12bの出力
は、検出インピーダンス13を介して測定装置14に接
続する。
【0014】この場合に検出インピーダンス13によっ
て、電力ケーブルSはパルス的に2分割され、絶縁接続
部端末11a、11bの両側のインピーダンスはそれぞ
れインピーダンスZ1、Z2と表される。電力ケーブルSで
部分放電が発生している場合は、部分放電信号は検出イ
ンピーダンス13を介して測定装置14で検出される。
【0015】図3は電力ケーブルSに対して、較正を行
うための構成図であり、図4はその回路構成図である。
間接較正を行う場合には、絶縁接続部端末11a、11
bの箔電極12a、12b間にパルスジェネレータG11
を接続し、直接較正を行う場合には、電力ケーブルSの
導体T1と遮蔽層間にパルスジェネレータG12 を接続す
る。
【0016】電荷較正を行うに際して、パルスジェネレ
ータG11 、G12 から既知の電荷量を注入し較正を行う。
ここで、測定周波数として電力ケーブルSのインピーダ
ンス値が収斂する十分に高い周波数を使用すれば、間接
較正として検出インピーダンス13と並列に注入したパ
ルスの応答は、直接較正としてインピーダンスZ1又はZ2
の何れかに注入した場合の約2倍となる。
【0017】実際に部分放電が生ずるのは、直接較正の
位置であるZ1又はZ2の部分であるが、直間比Hが約2と
なると直接較正は直接較正の半分の大きさの電荷で間接
較正を行うことで代用できる。これが間接較正の原理で
あり、較正に際して間接較正の応答が直接較正の応答の
約2倍になるようにすること、或いは各測定周波数にお
ける直間比を正確に知ることは、部分放電量を正しく測
定する場合に極めて有効である。このようにして、絶縁
体に覆われて現実には較正電荷を注入できないケーブル
内部の放電を箔電極から半分の電荷で間接的に較正でき
る。
【0018】しかし、絶縁接続部から遠距離の線路各部
で発生している部分放電についても検出するために、部
分放電信号の減衰を少なく抑えることのできる比較的低
い周波数を使用すると、直間比は約2とはならずに図7
に示すような不安定な値を示すことになる。
【0019】そこで、直間比Hと応答率Rから測定感度
Kを次式のように定義し、測定感度Kが最も良くなる、
つまり測定感度Kが最も1に近くなる周波数を測定周波
数として選定する。 K=H/(2・R) …(1)
【0020】例えば、測定対象として250mのケーブ
ルを測定する場合に、測定周波数を約5MHzとする
と、直間比Hは図7から分かるように収斂せず、約2.
6〜約6.7となり、応答率Rは図8から分かるように
約1となるので、測定感度Kは約1.3〜約3.4とな
る。また、測定周波数を約20MHzとすると、直間比
H及び応答率Rは図7及び図8から分かるように、それ
ぞれ約2、約0.28となるので測定感度Kは約3.6
となる。
【0021】上述のように、複数の絶縁接続部から線路
全体をカバーするように直間比H及び応答率Rを測定
し、測定感度Kを計算して、横軸にケーブル長、縦軸に
各測定周波数に対する測定感度Kをとると図5のグラフ
図となる。
【0022】線路各部で発生している部分放電を測定す
る場合に、図5から測定周波数を約10MHzに選定す
れば、測定感度差の少ない測定が可能となることが分か
る。つまり、測定周波数を約10MHzに選定すれば、
部分放電信号の減衰を抑えながら間接較正の定量性を維
持でき、高感度でかつ正確に部分放電を測定できること
になる。なお、図5中のIJ1 、IJ2 はそれぞれ、部分放
電の測定点である絶縁接続部を表しており、EB、NJはそ
れぞれ終端部、普通接続部を表している。
【0023】本実施例では、測定点をケーブルの絶縁接
続部として説明したが、終端部でも測定を行い、終端部
付近での測定誤差を少なくすることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る部分放
電測定方法は、直接較正に対する間接較正の出力応答比
と入力信号に対する出力信号の応答率から測定感度を求
め、測定感度が最も良くなる周波数を測定周波数として
部分放電を測定することにより、終端部や普通接続部を
含む線路各部で発生している部分放電を、高感度でかつ
高い定量性をもって測定することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】実施例の回路構成図である。
【図3】較正を行う場合の構成図である。
【図4】較正を行う場合の回路構成図である。
【図5】ケーブル長と測定感度の関係のグラフ図であ
る。
【図6】直間比及び応答率を求める際の回路構成図であ
る。
【図7】測定周波数と直間比との関係のグラフ図であ
る。
【図8】パルスの注入点と測定点間の距離とパルスの応
答率の関係のグラフ図である。
【符号の説明】
11a、11b 絶縁接続部端末 12a、12b 箔電極 13 検出インピーダンス 14 測定装置 G11 、G12 パルスジェネレータ S ケーブル Z1、Z2 インピーダンス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルの部分放電を測定する場合
    において、直接較正に対する間接較正の出力応答比Hと
    入力信号に対する出力信号の応答率Rから測定感度Kを
    求め、該測定感度Kが最も良くなる周波数を測定周波数
    として用いることを特徴とする部分放電測定方法。
  2. 【請求項2】 前記測定感度KはK=H/(2・R)と
    する請求項1に記載の部分放電測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2565349C2 (ru) * 2010-11-04 2015-10-20 Альстом Текнолоджи Лтд Датчик частичных разрядов для устройства оперативного контроля высоковольтной изоляции
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