JPH0743057B2 - 排水管 - Google Patents

排水管

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JPH0743057B2
JPH0743057B2 JP33797489A JP33797489A JPH0743057B2 JP H0743057 B2 JPH0743057 B2 JP H0743057B2 JP 33797489 A JP33797489 A JP 33797489A JP 33797489 A JP33797489 A JP 33797489A JP H0743057 B2 JPH0743057 B2 JP H0743057B2
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JP
Japan
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pipe
drainage
ribs
drainage pipe
rib
Prior art date
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JP33797489A
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JPH03199794A (ja
Inventor
満博 渡辺
哲弘 奥山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ビルやマンションなどの高層建築における排
水用竪管などとして主に用いられる排水管に関する。
【従来の技術】
ビルやマンションなどの高層建築における排水用竪管と
して、FR2251673号公報(フランス特許)にみられるよ
うな管内周面に螺旋溝又はリブを形成した排水管が提案
され実用化されている。 この排水管は、前記螺旋溝またはリブにより排水を管壁
面に沿って螺旋状に流下するようにして排水管中央に常
に空気芯を形成するようになっているものであって、こ
の空気芯が通気管の役目を果たすため、通気管を別に設
け無くても、特に低層階において高負荷時(排水量が多
い時)に発生するトラップの封水の抜けなどが防止でき
て、封水の抜けによる悪臭の逆流などを防止できると言
う利点を備えている。
【発明が解決しようとする課題】
ただし、上記のような螺旋溝またはリブを形成した排水
管において、充分に排水を回転させて渦流にし、中央の
空気芯を確保できるようにするには、溝を8本以上形成
するとともに、管径の3%程度の高さまたは深さにしな
ければならない。 しかし、そのようにリブまたは溝の本数を多くすると、
排水中に布等の異物が混入した場合、この異物が排水管
中に滞留して管の閉塞を起こす虞があった。 本発明は、上記事情に鑑みて、安定して排水を螺旋状に
流下させ管中央に常に空気芯が形成できるとともに、液
体と同時に固形物等を流下させても詰まりのない排水管
を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、このような目的を達成するために、鋭意
検討を重ね、管内周断面を多角形にするとともに、この
多角形の各頂部を管軸方向に向かって徐々に旋回し螺旋
形状が形成されるようにし、この頂部を螺旋溝の代わり
にして排水を螺旋状に流下させるようにした排水管を提
案した。 この排水管は、内周面に突起部分がなく詰まりなどの心
配が全くないものであったが、排水が頂部付近で淀むた
め、高負荷時には頂部付近から排水が溢れてしまい完全
に螺旋状にして流下させることができない虞があること
が判った。 そこで、本発明者らは、さらに、研究を重ねた結果この
発明を完成するに到った。 したがって、本発明は、管横内断面が多角形に形成され
ているとともに、この多角形の頂部が管軸方向に向かっ
て1方向に徐々に旋回して螺旋形状に連続していて、且
つ、リブが前記頂部付近に前記螺旋形状に沿うように形
成されていることを特徴とする排水管を要旨としてい
る。
【作用】
上記の構成により、本発明にかかる排水管は、多角形の
頂部付近に集まった排水が、リブにより堰き止められ
て、このリブに沿って螺旋状に流下する。 また、リブが頂部付近に設けられていて、多角形の辺中
央部に位置する管内壁面より奥部に位置するので、固形
物は、多角形の辺中央部分に当接しつつ落下する。
【実施例】
以下に、本発明を、その実施例をあらわす図面を参照し
つつ詳しく説明する。 第1図ないし第2図にみるように、この排水管1は、管
横内断面が多角形(図では8角形)に形成されていると
ともに、その頂部2が管軸方向に向かって徐々に旋回し
て、螺旋を形成するようにされている。さらに、所望の
頂部2付近(図では4つの頂部)において頂部2に沿う
ようにリブ3が形成されている。 この排水管1の材質としては、特に限定されないが、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリブテン、ポリプロピ
レンなどの合成樹脂が挙げられる。 多角形の角数は、特に限定されないが、4〜24角程度が
適当であり、好ましくは6〜16角である。 頂部2の螺旋ピッチ(1回転当たりの長さ)は、管径に
よっても異なるが、例えば、内径100mmの管の場合で
は、300〜2000mm程度が適当であり、好ましくは500〜10
00mmである。 リブ3の高さも管径によって異なるが、例えば、内径10
0mmの管の場合では、1.5〜5mm程度が適当であり、好ま
しくは2〜4mmである。 リブ3の本数は、頂部2の数によっても異なるが2本な
いし頂部2の半数程度が適当であり、例えば、12角形の
場合では、2本,3本,4本,6本が好ましく、さらに、リブ
の間隔が一定であることが望ましい。 なお、この排水管1の構造は、排水管1を金属製外管の
内側に嵌挿して一体化したライニング管にも適用でき
る。 本発明にかかる排水管は、上記の実施例に限定されな
い。上記の実施例では、リブが頂部に設けられていた
が、頂部よりすこしずらした位置に設けるようにしても
構わない。また、リブを不連続に設けるようにしても構
わない。 (実施例1) 内断面8角形で頂部の螺旋ピッチが1000mmであるととも
に、高さが3mmのリブを4つの頂部に備えた排水管を用
意し、この排水管によって10mの竪管路を形成した。 この竪管路の最上部から4lの水を流下させた時の負圧並
びにボロ布を流した時の管路のつまりを流量を変えて測
定した。 (実施例2) リブを2本にした以外は、実施例1と同様にして負圧並
びにつまりを測定した。 (比較例1) 内壁面が円筒で高さ3mmの8本のリブが螺旋ピッチ1000m
mで形成された排水管を用意し、この排水管によって竪
管路を形成した以外は、実施例1と同様にして負圧並び
につまりを測定した。 (比較例2) リブを4本にした以外は、比較例1と同様にして負圧並
びにつまりを測定した。 上記実施例1,2および比較例1,2において実施した測定の
結果を第1表に示す。 なお、第1表中、◎は全くつまる虞がない、○は流量が
極端に少ないとつまる虞がある、×はつまる虞がある、
をそれぞれあらわしている。 第1表の測定結果から、本発明にかかる排水管は、従来
の排水管に比べて排水も空気芯をなくすことなくスムー
ズに行われ、且つ、つまりの虞も殆どないことがよく判
る。
【発明の効果】
本発明にかかる排水管は、以上のように構成されてお
り、多角形の頂部付近に集まった排水が、リブにより堰
き止められて、このリブにより沿って螺旋状に流下する
ので、従来の螺旋溝構造の排水管と同様に排水を管内壁
面に沿って螺旋状に流下させて常に管中央に空気芯を形
成させる。したがって、通気管など余分な配管を施さな
くても高負荷時において、排水管内の圧力変化が少な
く、排水管につながる枝管のトラップなどへ悪影響を与
えることがない。すなわち、圧力変化によりトラップの
封水が抜けたりすることがないので、封水の抜けによる
排水管からの悪臭の逆流の問題もなくなる。 また、リブが頂部付近に設けられていて、多角形の辺中
央部に位置する管内壁面より奥部に位置するので、固形
物は、多角形の辺中央部分に当接しつつ落下する。した
がって、これら固形物などが流れてもつまると言う心配
が全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる排水管の1実施例をあらわす横
断面図、第2図はその縦断面図である。 1…排水管、2…頂部、3…リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管横内断面が多角形に形成されているとと
    もに、この多角形の頂部が管軸方向に向かって1方向に
    徐々に旋回して螺旋形状に連続していて、且つ、リブが
    前記頂部付近に前記螺旋形状に沿うように形成されてい
    ることを特徴とする排水管。
JP33797489A 1989-12-25 1989-12-25 排水管 Expired - Lifetime JPH0743057B2 (ja)

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JP33797489A JPH0743057B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 排水管

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JPH03199794A JPH03199794A (ja) 1991-08-30
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CN104358939A (zh) * 2014-10-29 2015-02-18 无锡金顶石油管材配件制造有限公司 石油管道

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