JPH0742057B2 - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents

油圧エレベーターの制御装置

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JPH0742057B2
JPH0742057B2 JP1154207A JP15420789A JPH0742057B2 JP H0742057 B2 JPH0742057 B2 JP H0742057B2 JP 1154207 A JP1154207 A JP 1154207A JP 15420789 A JP15420789 A JP 15420789A JP H0742057 B2 JPH0742057 B2 JP H0742057B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は油圧エレベーターを制御する装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来,油圧エレベーターでは,例えば特開昭63−252885
号に示されるように,油圧ポンプと油圧ジヤツキの間に
逆止弁を持つ電磁切換え弁が用いられているが,この逆
止弁の部分での流路損失があり,かつ電磁切換え弁の構
造が複雑となり高価なものとなる。このため,逆止弁を
廃止し,単にソレノイドで油圧回路の開閉だけを行う電
磁弁を採用し,流路損失が少なく,かつ安価に構成され
る油圧エレベーターの制御装置が提案されている。
第5図はその油圧エレベーターの制御装置を示す構成図
である。
図中,(1)は昇降路底部に立設されプランジヤ(2)
を有する油圧ジヤツキ,(3)はプランジヤ(2)の頂
部に装着された綱車,(4)は綱車(3)に巻き掛けら
れた主索で,その一端はかご(5)に他端は固定部
(6)にそれぞれ結合されている。(7)は可逆回転可
能な油圧ポンプ(8)に結合された誘導電動機,(9)
は油圧ジヤツキ(1)と油圧ポンプ(8)の間に配置さ
れた電磁弁で,ソレノイド(10)が消勢されていると油
の通路を閉塞し,付勢されると開放するように構成され
ている。(11)は油タンクで,油圧ジヤツキ(1),電
磁弁(9),油圧ポンプ(8)及び油タンク(11)はそ
れぞれ管路(12)〜(14)で接続されている。(15)は
電動機(7)に結合され回転速度を検出する速度検出
器,(16)はマイクロコンピユータ(以下マイコンとい
う)で構成され速度検出器(15)からの信号を入力して
制御信号を出力する速度制御装置,(17)は速度制御装
置(16)からの指令を受けてソレノイド(10)を制御す
る電磁弁制御装置,(18)は速度制御装置(16)からの
指令に従つて電動機(7)を駆動するインバータ装置で
ある。
従来の油圧エレベーターの制御装置は上記のように構成
され,かご(5)の停止時,電磁弁(9)のソレノイド
(10)は消勢されており,管路(12),(13)は閉塞さ
れている。
上昇指令が出ると,電磁弁制御装置(17)によりソレノ
イド(10)が付勢され,電磁弁(9)は全開し,管路
(12),(13)は連通する。同時に,電動機(7)は回
転し,速度制御装置(16)及びインバータ装置(18)に
より電動機(7)の回転速度は制御され,油圧ポンプ
(8)の回転速度,すなわち油圧ポンプ(8)の吐出量
が制御される。これで,油圧ポンプ(8)は油タンク
(11)の油を管路(14)を介して吸引して吐出し,管路
(13),電磁弁(9)及び管路(12)を通つて油圧ジヤ
ツキ(1)へ送出する。したがつて,かご(5)はプラ
ンジヤ(2),綱車(3)及び主索(4)を介して駆動
され,所定速度パターンに従つて上昇する。この間,電
磁弁(9)は全開されているので,逆止弁を使用したも
のに比し流路損失は少ない。
また,下降運転指令が出ると,上記と同様に電磁弁
(9)は全開し,管路(12),(13)は連通する。これ
により,油圧ジヤツキ(1)はかご(5)の自重によつ
て圧油を排出し,圧油は管路(12),電磁弁(9),管
路(13),油圧ポンプ(8)及び管路(14)を通つて油
タンク(11)へ戻る。これで,油圧ポンプ(8)は回転
するため,電動機(7)は発電機として作用し,その発
電制動を利用してかご(5)の下降速度を制御すると共
に,動力を回生する。このときも,速度制御装置(16)
及びインバータ装置(18)により電動機(7)の回転速
度は制御される。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記のような従来の油圧エレベーターの制御装置では,
かご(5)の起動時電磁弁(9)を全開するようにして
いるため,電磁弁(9)が開放したとき,管路(12),
(13)の圧力差により,圧油が油圧ジヤツキ(1)へ流
入したり,油圧ジヤツキ(1)から流出したりする。こ
のため,かご(5)は起動時にいつたん上昇又は下降し
て乗心地を損なう,すなわち乗客に起動衝撃を与えると
いう問題点がある。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で,逆止弁を有しない電磁弁を使用しても,起動衝撃を
大幅に緩和できるようにした油圧エレベーターの制御装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る油圧エレベーターの制御装置は,第1図
の油圧検出器で電磁弁の油圧ジヤツキ側の油圧を検出
し,第2の油圧検出器で電磁弁の油圧ポンプ側の油圧を
検出し,かごの起動時第1の油圧検出器の出力と第2の
油圧検出器の出力とを比較して,その差が所定範囲にな
るように流量を制御した後に,油圧ジヤツキと油圧ポン
プの間に設けられた電磁弁を開放するようにしたもので
ある。
〔作用〕
この発明においては,起動時電磁弁の油圧ジヤツキ側の
油圧と,油圧ポンプ側の油圧の差が所定範囲になるよう
に制御した後電磁弁を開放するようにしたため,電磁弁
開放後圧油が油圧シリンダに急激に流入したり,油圧シ
リンダから急激に流出したりすることはない。
〔実施例〕
第1図〜第3図はこの発明の一実施例を示す図で,第1
図は構成図,第2図は油圧制御系のブロツク図,第3図
は動作説明図であり,従来装置と同様の部分は同一符号
で示す。
第1図中,(21)は管路(12)に設けられ油圧ジヤツキ
(1)内の油圧Pjを検出する第1の圧力検出器,(22)
は管路(13)に設けられ油圧ポンプ(8)の出力の油圧
Ppを検出する第2の圧力検出器,(23)は運転指令が出
ている間閉成する運転リレー接点,(24)はかご(5)
のドアが開いていると閉成し閉じると開放する戸開検出
リレー接点である。なお,速度制御装置(16),電磁弁
制御装置(17),インバータ装置(18)及び接点(2
3),(24)で起動時制御回路が構成されている。
第2図中,(31)は記憶回路,(32)は比較回路,(3
3)は速度制御装置(16),インバータ装置(18)及び
電動機(7)からなる電動機制御装置で,Kmはその全体
の利得定数,Kpは油圧ポンプ(8)の利得定数である。
次に,この実施例の動作を第3図を参照して説明する。
今,かご(5)は停止してドアが開いているとすると,
運転リレー接点(23)は開放し,戸開検出リレー接点
(24)は閉成している。
第3図の時刻t1で運転指令が出ると,接点(23)は閉成
する。これで,第1の圧力検出器(21)の出力は,接点
(23),(24)を介して記憶回路(31)へ入力されて記
憶される。そして,記憶回路(31)の出力は油圧制御系
の入力として比較回路(32)に与えられ,第2の圧力検
出器(22)の出力と比較される。その結果,油圧ポンプ
(8)の出力の油圧Ppと油圧ジヤツキ(1)の油圧Pjの
差が所定範囲になるように自動制御される。
やがて,時刻t2でドアが閉まると,接点(24)は開放
し,第1の圧力検出器(21)から記憶回路(31)への入
力を遮断する。これは,かご(5)の走行中に,走行に
よつて変動する油圧ジヤツキ(1)内の油圧を入力する
と,速度制御系の外乱となつて制御上の支障が発生する
ことがあるからである。このようにして,記憶回路(3
1)への入力は遮断されるが,その出力の油圧Pjは記憶
保持される。
次に,電磁弁(9)を開くように速度制御装置(16)か
ら電磁弁制御回路(17)へ信号が与えられ,ソレノイド
(10)が付勢されて電磁弁(9)は全開する。このと
き,管路(12),(13)の圧力差はほとんどないので,
起動衝撃が発生することもなく,かご(5)は円滑に起
動する。続いて,時刻t3から速度制御系の動作により,
曲線Aで示すようにかご(5)は走行を開始する。時刻
t4でかご(5)が停止すると接点(23)は開放し,ドア
が開くと接点(24)は閉成する。
上述の起動時の動作は,上昇時も下降時も同様である。
なお,上記実施例では,油圧ポンプ(8)の出力の油圧
Ppを検出する第2の油圧検出器(22)を用いるものとし
たが,安価かつ簡便なものとして,第4図に示すように
構成しても十分実用に供し得る。
第4図はこの発明の他の実施例を示す油圧制御系のブロ
ツク図で,図中(35)は利得調整回路で,Kaはその利得
定数,Kjは第1の油圧検出器(21)と記憶回路(31)を
合わせた利得定数である。
すなわち,定数Kj,Km,Kpはあらかじめ分かつている値で
あるから,利得調整回路(35)の利得Kaを下式のように
設定すれば,油圧ポンプ(8)の出力の油圧Ppは,油圧
ジヤツキ(1)内の油圧Pjの差が所定範囲になるように
制御される。
〔発明の効果〕 以上説明したとおりこの発明では,起動時電磁弁の油圧
ジヤツキ側の油圧と,油圧ポンプ側の油圧の差が所定範
囲になるように制御した後電磁弁を開放するようにした
ので,電磁弁開放後圧油が油圧シリンダに急激に流入し
たり,油圧シリンダから急激に流出したりすることがな
く,逆止弁を使用しないで電磁弁を使用しても,起動衝
撃を大幅に緩和でき,乗心地の良い油圧エレベーターと
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明による油圧エレベーターの制
御装置の一実施例を示す図で,第1図は構成図,第2図
は油圧制御系のブロツク図,第3図は動作説明図,第4
図はこの発明の他の実施例を示す油圧制御系のブロツク
図,第5図は従来の油圧エレベーターの制御装置を示す
構成図である。 図中,(1)は油圧ジヤツキ,(5)はかご,(7)は
誘導電動機,(8)は油圧ポンプ,(9)は電磁弁,
(16)は速度制御装置,(17)は電磁弁制御装置,(1
8)はインバータ装置,(21)は第1の油圧検出器,(2
2)は第2の油圧検出器,(23)は運転リレー接点,(2
4)は戸開検出リレー接点である。 なお,図中同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かごを駆動する油圧ジヤツキと,インバー
    タ装置に接続され可変速度制御される電動機と,この電
    動機により駆動される油圧ポンプと,この油圧ポンプと
    上記油圧ジヤツキの間に設けられた電磁弁とを有し,上
    記油圧ポンプによる圧油の流量制御により上記油圧ジヤ
    ツキの作動速度を制御するエレベーターにおいて,上記
    電磁弁の上記油圧ジヤツキ側の油圧を検出する第1の油
    圧検出器と,上記電磁弁の上記油圧ポンプ側の油圧を検
    出する第2の油圧検出器とを設け,上記かごの起動時上
    記第1の油圧検出器の出力と上記第2の油圧検出器の出
    力とを比較して,その差が所定範囲になるように上記油
    圧ポンプの圧油の流量を制御した後上記電磁弁を開放す
    る起動時制御回路を備えたことを特徴とする油圧エレベ
    ーターの制御装置。
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