JPH0740945U - 扉の自動施錠装置 - Google Patents

扉の自動施錠装置

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JPH0740945U
JPH0740945U JP7605993U JP7605993U JPH0740945U JP H0740945 U JPH0740945 U JP H0740945U JP 7605993 U JP7605993 U JP 7605993U JP 7605993 U JP7605993 U JP 7605993U JP H0740945 U JPH0740945 U JP H0740945U
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JP
Japan
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door
detector
lock
solenoid
pin
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JP7605993U
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Inventor
満雄 長岡
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SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
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SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 入室して閉扉した時は、自動的に施錠され、
しかも、退室時のみ解錠のための錠操作を1回行うだけ
で済む扉の施錠装置を提供する。 【構成】 自動施錠装置は、接触検知器、開閉検知器、
在室者検知器、及び制御部を有し解施錠状態を記憶する
とともに、各検知器の検知により、ソレノイド6に通
電、又は通電停止をする。ソレノイド6は、通電された
ときに、そのプランジャに結合したロックピン7をスト
ライクに嵌合されているラッチのピン係合部5に挿入さ
せ、通電を止められたときにロックピン7を前記ピン係
合部5から離脱させるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、個室の、入室後に閉めた扉を自動的に施錠する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、化粧室やトイレ等の個室に入室した時は、扉を閉めて、ロックしたい ものであるが、この種の個室における扉の従来の非自動型施錠装置は、入室後に 閉扉して施錠し、退室前に解錠して開扉するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、入室して退室するまでに施錠と解錠の作業が必要であり、二度手間と なるばかりでなく、施錠動作をしない限り施錠されないので、ロック忘れをした 、又はロックをする時間がなかった先の入室者と、その後に入室しようとする人 が互いに失礼な事態を発生することがある。
【0004】 また、打ち掛け錠又はデッドボルトのロック解除片が回転式である場合は、解 錠作業時の回転量が不十分のため、退室後の閉扉時に施錠されてしまう誤動作を 起こし、その後の入室が不可能になることがしばしば発生する。
【0005】 また、従来の事務所の扉の自動型施錠装置は、在室者検知器と、タイマと、電 気錠とから構成され、在室者検知器が全員退室を検知した時からタイマによる計 測時間が所定時間経過後に電気錠が施錠するようにしたものである。従って、こ のような従来の自動型施錠装置は、個室内に入室している間のみ施錠するために は、適用することかできない。
【0006】 本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、入室して閉扉した時は、自 動的に施錠され、しかも、退室時のみ解錠のための錠操作を1回行うだけで済み 、ロック忘れなどによる失礼な事態の発生が防止される扉の施錠装置を提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案に係る扉の自動施錠装置は、個室の扉のノ ブ又はレバーハンドルの回転により扉の錠前のフロントから出没するラッチを有 する扉に適用される場合は、それぞれ前記扉に設置された接触検知器と、閉扉検 知器と、在室者検知器と、ソレノイドと、制御部とを有し、前記接触検知器は、 扉の室内側のノブ又はレバーハンドルに人の手が接触したか否かを検出するもの であり、前記閉扉検知器は、前記扉が閉められているか否かを検出するものであ り、前記在室者検知器は、前記個室の在室者の有無を検出するものであり、前記 制御部は、前記接触検知器からの接触検知信号の入力に基いて前記閉扉検知器か らの閉扉検知信号及び在室者検知器からの在室者検知信号の入力の有無を調べ、 共に入力有りで、かつ、錠状態記憶手段の記憶内容が解錠中である場合は、前記 ソレノイドに通電すると同時に、錠状態記憶手段に施錠中を記憶させ、前記接触 検知器からの接触検知信号の入力に基いて前記閉扉検知器からの閉扉検知信号及 び在室者検知器からの在室者検知信号の入力の有無を調べ、共に入力有りで、か つ、錠状態記憶手段の記憶内容が施錠中である場合は、前記ソレノイドへの通電 を止めると同時に、前記錠状態記憶手段に解錠中を記憶させるものであり、前記 ラッチには、ピン係合部が設けてあり、前記ソレノイドは、通電されたときに、 そのプランジャに結合したロックピンをストライクに嵌合されている前記ラッチ のピン係合部に挿入させ、通電を止められたときに前記ロックピンを前記ピン係 合部から離脱させるものである、ことを特徴としている。
【0008】 また、個室の扉のノブ又はレバーハンドルの回転により扉の錠前のフロントか ら出没するラッチを有する扉の自動施錠装置であって、それぞれ扉枠側に設置さ れた閉扉検知器と、在室者検知器と、ソレノイドと、制御回路とを有すると共に 、永久磁石を有し、前記閉扉検知器は、前記扉が閉められているか否かを検出す るものであり、前記在室者検知器は、前記個室の在室者の有無を検出するもので あり、前記制御回路は、前記閉扉検知器からの閉扉検知信号及び在室者検知器か らの在室者検知信号が共に入力した場合は、前記ソレノイドに瞬時通電するもの であり、前記ラッチには、ピン係合部が設けてあり、前記ソレノイドは通電され たときに、そのプランジャに結合したロックピンをストライクに嵌合されている 前記ラッチのピン係合部に挿入させものであり、前記ソレノイドのプランジャは 、室内に突出するロック解除ピンを有し、そのロック解除ピンを介してラッチか ら離間する方向に移動されると、前記永久磁石に吸着保持されることを特徴とし ている。
【0009】 さらに、面付け内締まり錠を有する個室の扉に適用される場合は、自動施錠装 置はそれぞれ扉枠側に設置された閉扉検知器と、在室者検知器と、制御回路と、 ロックピンと、ソレノイドと、シャッターとを有し、前記閉扉検知器は、前記扉 が閉められているか否かを検出するものであり、前記在室者検知器は、前記個室 の在室者の有無を検出するものであり、前記制御回路は、前記閉扉検知器からの 閉扉検知信号及び在室者検知器からの在室者検知信号が共に入力した場合は、前 記ソレノイドに通電するものであり、前記ロックピンは、前記扉枠内に設けられ て、閉位置の扉面に向けて常時突出する方向に付勢してあり、前記シャッターは 、前記ソレノイドのプランジャに結合されて、前記ロックピンの突出を抑止する 位置に移動自在に保持され、前記ソレノイドが通電されたときにプランジャを介 して移動されて、前記ロックピンを前記扉枠から突出させるものであり、前記扉 のフロントには、前記扉枠から突出された前記ロックピンを挿入させるピン挿入 孔が設けられていることを特徴としている。
【0010】
【作用】
請求項1記載の施錠装置においては、入室後、ノブを引いて扉を閉めると、閉 扉検知器が閉扉検知信号を、在室者検知器が在室者検知信号をそれぞれ出力する 。制御部は錠状態記憶手段が解錠中を記憶しているので、ソレノイドに通電する 。これにより、ロックピンがラッチのピン係合部に係合し、自動的に施錠される 。また、制御部の錠状態記憶手段が施錠中を記憶する。したがって、退室するた めにノブを回転しようとすると、閉扉、在室、施錠中の3条件の成立により、ソ レノイドの通電が止められて、ロックピンがラッチのピン係合部から離脱するの で、開扉して退室することができる。
【0011】 請求項2記載の自動施錠装置においては、入室後、扉を閉めると、閉扉検知器 及び在室者検知器が共に閉扉検知信号と在室者検知信号を出力するので、制御回 路がソレノイドに通電する。これにより、永久磁石に吸着されていたプランジャ が落下し、ロックピンがラッチのピン係合部に係合して、自動的に施錠される。 退室する場合は、ロック解除ピンを所定方向に移動してプランジャを復帰させ ると、ロックピンがラッチから離脱するので、ノブを回して扉を開けて、退室す ることができる。
【0012】 さらに、請求項3記載の自動施錠装置においては、入室後、扉を閉めると、同 様に、閉扉検知信号と在室者検知信号に基いて制御回路がソレノイドに通電する 。これにより、シャッターが閉鎖位置から開放位置に移動されるため、付勢され ているロックピンが扉枠から突出して、扉のフロントに形成してあるピン挿入孔 に嵌入して、自動的に施錠される。退室する時は、ロックピンに連結されている ロック解除ピンを所定方向に移動すると、ロックピンが閉鎖位置に復帰し、ロッ クピンを解錠位置に閉鎖する。
【0013】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1ないし図5の実施例は、扉の把手と連動して出没するラッチを有する扉側 に施錠装置を設ける場合のものであり、図1は扉のフロントの斜視図、図2は施 錠状態の断面図、図3は制御系統の構成の一例を示すブロック図、図4は等価回 路図、図5は動作を説明するフローチャートである。
【0014】 この実施例では、扉Dのラッチ1は、バネ2により常時突出する方向に付勢し てあり、室内側ノブ3及び室外側ノブ4のいずれを回転した場合にも、ラッチ1 が扉Dのフロントから没入して、扉Dを開閉することができる。
【0015】 扉内部におけるラッチ1の下面には、ピン係合部5が形成してあり、突出状態 のラッチのピン係合部5の下方にソレノイド6が設けられ、そのソレノイドのプ ランジャ又はプランジャに結合されたロックピン7がピン係合部5に対向させて ある。 そして、このソレノイド6が通電された場合はロックピン7がラッチ1のピン 係合部5に係合するようになっている。
【0016】 扉Dに取付けられた錠ボックス8内には、制御系統を構成するCPUボード9 が備えられ、このCPUボードに、閉扉検知器10と、在室者検知器11と、接 触検知器12と、施錠表示器13と、駆動回路14と、電源15とが接続されて いる。
【0017】 閉扉検知器10は、扉Dのフロントに設けられたリードスイッチ10aと、扉 枠DFのストライク17側に設置された永久磁石10bとからなっている。しか し、閉扉検知器は、扉が閉められたことを検出することができる、その他任意の 形式、構造のものを用いることができる。また、在室者検知器11は、この扉を 開閉して室内に進入した人の存否を検出するものであり、透過式又は反射式の赤 外線センサ、光センサ、床の荷重センサ等を用いることができる。接触検知器1 2は、扉の室内側ノブ3に人の手が接触したことを検出するものであり、室内側 ノブ3を把持したことを、例えばノブの静電気容量の変化を検出する静電気セン サ、感熱センサ、感圧センサ等を用いることができる。施錠表示器13は、ソレ ノイド6がONされてロックピン7がラッチ1のピン係合部5に係合している時 に、その状態を扉Dの室外側面及び/又は室内側面に例えば、LED等で目視可 能に表示するものである。
【0018】 駆動回路14は、CPUボードに実装されているCPU(図示せず)からの制 御信号を受けてソレノイド6のコイルに電流を与えるものである。扉の施錠に省 電力型ソレノイドを用いる場合は、駆動電源に電池を用いることができる。しか し、電池の消耗により、施錠動作が行われない場合は、不測の事態が生じる場合 があるので、これを防止するため、電池切れ予告表示をする既知の電池切れ予告 器16が電源回路に接続されている。
【0019】 上記CPUは、上記の構成に基き、図5に一例を示すような動作を行う。 すなわち、接触検知器12からの信号により室内側ノブ3に接触したか否かを 常時監視し(S1)、接触した場合は、引き続いて、閉扉検知器10の出力状態 を調べて、閉扉されているか否かを調べる(S2)。閉扉されていない場合は、 ステップS1に戻る。また、閉扉された場合は、在室者検知器11からの信号に より室内に人がいるか否かを検出する(S3)。扉が閉められても、在室者検知 器が人の存在を検出しない時は、ステップS1に戻る。
【0020】 在室者検知器11が在室者を検出したときは、CPU内に構成されている施錠 フラグが“1”か“0”かを調べる(S4)。すなわち、扉Dの室内側ノブ3に 人の手が接触したときは、施錠状態で在室中か、今入室したのかを判別する。そ して、施錠フラグが“0”(S4においてN)の時は、今、扉を開けて入室した ものと判断して、駆動回路14を介してソレノイド6に通電して、プランジャを 上昇させ、ロックピン7を閉めた扉のラッチ1のピン係合部5に係合させる(S 5)。これにより、この扉が施錠される。したがって、室外側ノブ4を握って所 定方向に回転しようとしても、回転できない。また、施錠フラグを“1”にする (S6)。
【0021】 CPUは、錠ボックス8に取付けた施錠表示器13に発光させて、扉Dの室内 面及び室外面に施錠されていることを表示する(S7)。 施錠表示をすると、ステップS1に戻って、再び室内側ノブ3が接触されたか 否かを監視する。今、室内での目的を終了して退室する場合は、再びノブ3に接 触することになるが、今は、閉扉され、在室中であり、また、ステップS4にお いて、施錠フラグは“1”であるので、ソレノイド6がOFFされて(S8)、 施錠フラグが“0”になる(S9)と共に、施錠表示がOFFされ(S10)、 ステップS1に戻って、次の人が入室して室内側ノブ3に接触したか否かを監視 する。
【0022】 上記のようにして、本実施例では、当該個室に入室し、扉Dの室内側ノブ3を 引いて又は押して扉を閉めると、ソレノイド6が通電されてプランジャ又はこれ に連結れたロックピン7がラッチ1に係合して自動的に施錠される。したがって 、施錠忘れが防止される。また、退室するときに扉Dを開けるために従来と同様 に室内側ノブ3を回すと、ソレノイド6が非通電状態となって、解錠されるので 、そのノブを回して扉を開け、退室することができる。
【0023】 図6ないし図8は、施錠装置を扉枠DF側に取付けた場合の実施例を示す。図 6は解錠状態における断面図、図7は施錠状態における断面図、図8は閉扉状態 の正面図である。 この実施例においては、室内側ノブ3(又はレバーハンドル)の回転によりラ ッチ1が扉Dのフロントから出没自在に備えられ、バネ2により常時突出する方 向に付勢されていることは、従来の空締まり錠と同一である。 本実施例では、ラッチ1のストライク17側に進入する先端部(ラッチヘッド )にピン係合部5が形成してあり、また、扉枠DF内にソレノイド6が設けられ 、磁性材料で作られたプランジャ7aがストライク17の凹部に進入したラッチ 1のピン係合部5に係合する位置に取付けられている。また、プランジャ7aの 下端部にはピン係合部5に挿入し得るロックピン7bが形成してある。さらに、 ソレノイド6の上方に、永久磁石18が取付けられている。そして、ソレノイド 6に通電されていない時は、プランジャ7aの上端部が永久磁石18に吸着され て上昇位置に保持され、扉のノブ又はレバーハンドルを介してのラッチ1の自由 な出没を可能にしている。そのプランジャには、室内側に設けられた縦長孔19 に挿通されたロック解除ピン20を結合し、そのロック解除ピン20を手で上方 向に移動させて、ロックピン7bの先端部のラッチのピン係合部5に対する係合 を解除できるようになっている。扉枠DFの室内面には、ロックを解錠するとき のロック解除ピンの移動方向を示す矢印Aと文字を書いておくことが望ましい。
【0024】 また、本実施例の場合は、CPUボード9は扉枠DF側に取付けられ、在室者 検知器11、閉扉検知器10のリードスイッチ10a及び施錠表示器13が同様 に扉枠DF側に取付けられる。そして、扉の錠ボックス8には、閉扉検知器10 のリードスイッチ10aに対応する位置に永久磁石10bが取付けられている。
【0025】 上記の構成により、ロック解除ピン20を上方に移動した時は、プランジャ7 aの上端部が永久磁石18に吸着してロック解除状態が保持される。そして、そ のときは、室内、室外いずれの側からもノブ3,4を回転して扉の開閉が可能で ある。
【0026】 これに対して、入室して扉を閉めた時は、閉扉検知器10が扉Dの閉鎖を検知 し、かつ、在室者検知器11が在室状態を検知した時は、CPUがソレノイド6 に通電するため、永久磁石18に吸着されていたプランンジャ7aが永久磁石1 8の吸着力に打ち勝って落下され、その下端部のロックピン7bがラッチ1のピ ン係合部5に係合する。これにより、入室者が扉を閉めるだけで、扉が自動的に 施錠される。したがって、施錠忘れの状態が生じない。また、室外側ノブ4を回 転して開扉しようとしても、ラッチ1は解錠位置に移動できないので、開扉でき ない。
【0027】 しかし、退室する場合は、ノブ付近にあるロック解除ピン20を矢印Aに沿っ てロック解除位置に移動させると、ロックピン7bがラッチ1のピン係合部5か ら離脱し、上方の永久磁石18に吸着して保持される。したがって、その後は、 通常と同様に室内側ノブ3を回して、扉を開けて退室することができる。
【0028】 退室後、扉を再び閉められた場合は、閉扉検知器10が閉扉検知信号を出力す るが、在室者検知器11は在室者検知信号を出力しないので、ソレノイド6に通 電されないため、施錠されない。 本実施例では、施錠時にソレノイド6に瞬時通電させるだけでロックされ、ロ ック状態が維持されるので、省電力効果が得られる。
【0029】 図9ないし図11に示す実施例は、ローラーラッチ又はバッチリ等の空締まり 錠を用いる扉に対して、従来用いられていた打ち掛け式又はスライドボルト等の 面付け内締まり錠に代えて、本考案の自動施錠装置を適用した場合の一例を示す 。 図9は扉側を斜視図で、扉枠側を断面図で表わした構成図である。図10は 施錠状態の断面図、図11は閉扉状態の正面図である。
【0030】 図9に示すように、扉Aには、バッチリ1Aとノブ3Aとが従来同様に取付け られるほか、フロント8a側に閉扉検知器10の構成要素の一つのである永久磁 石10bとピン挿入孔21が設けてある。
【0031】 そして、扉枠DF側には、バッチリ1Aが嵌合するストライク17の背面に、 永久磁石10bに対応する位置において閉扉検知器の他の構成要素であるリード スイッチ10aを有すると共に、前記フロント8aのピン挿入孔21に対応する 位置に、バネ22で突出方向に常時付勢されたロックピン23が進退自在に備え られ、そのストライク17の正面にロックピン23の出没をさせる孔24が設け てある。また、ストライク17の内側には、その孔24を開閉するシャッター2 5が備えられ、そのシャッターはソレノイド6のプランジャ7に連結されている 。そして、ソレノイド6は非通電状態では、シャッター25を孔閉鎖位置に維持 するが、通電されると、シャッター2を孔開放位置に移動させる。このシャッタ ー25の孔開放位置への移動に伴い、ロックピン23がバネ22の弾発力により 即時に孔24から突出する。したがって、扉Dが閉めてある時は、ロックピン2 3が扉のフロント8aのピン挿入孔21に進入して、扉が施錠される。この時の ソレノイドの通電条件も、閉扉検知と在室者検知とがアンド条件を満たす時であ る。 この実施例の場合も、ロックピン23をバネ22で施錠方向に付勢し、シ ャッター25で止めているので、ソレノイド6がシャッター25を開放させるた めに一瞬通電されるだけで、施錠状態が維持されるため、消費電力が非常に少な い利点がある。
【0032】 さらに、この実施例でも、先の実施例の場合と同様に、ロックピン23に結合 されたロック解除ピン20が扉枠DFの室内面に形成してある横長孔19aを通 して室内に突出してあり、入室した人が目的を果たして退室するときに解錠する には、そのロック解除ピン20を、その付近に書いてあるロック解除時の移動方 向を示す矢印Aの方向に移動すると、ロックピン23が扉Dのフロント8aのピ ン挿入孔21及びストライクの孔24から後退する。シャッター25は、ソレノ イドのプランジャ又はシャッター自体に備えた復帰バネ(図示せず)により孔閉 鎖方向に付勢されているので、ロック解除ピン20をロック解除位置まで移動す ると、瞬時にシャッター25が閉鎖位置に復帰するため、ロックピン23が解錠 位置に保持される。
【0033】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案によれば、個室に入室後に扉を閉めると、自動 的にラッチがロックされて、室外側からは開扉することができないので、従来の ように、ロック忘れにより互いに失礼をすることなく、個室を利用することがで きる。 そして、請求項1の考案によれば、施錠装置の構成要素の全てを扉側に設置す ることができ、複雑な敗戦の問題がないので、錠ブロックの取付だけで済むから 、取付が容易である。また、退室する場合にも、従来と同様に、単にノブを回す だけで、解錠されて、開扉することができる。
【0034】 また、請求項2記載の考案によれば、施錠装置の構成要素を全て扉枠側にのみ 取付けることができ、この場合にも、取付施工が簡単にできる。そして、ロック するためのソレノイドへの通電を瞬間的に行うだけでよいので、省電力効果が得 られる。
【0035】 さらに、請求項3記載の考案によれば、面付け内締まり錠を用いる扉に対して も、簡単な構成で自動施錠装置の取付ができ、しかも、ロックピンをシャッター の移動により突出させるようにしたので、省電力効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の扉の要部の斜視図であ
る。
【図2】同じく施錠状態の断面図である。
【図3】制御系統の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図4】制御系統の等価回路図である。
【図5】第一実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図6】本考案の第二実施例の解錠状態の断面図であ
る。
【図7】同じく施錠状態を示す断面図である。
【図8】同じく施錠状態における扉の要部の室内側正面
図である。
【図9】本考案の第三実施例の一部を断面図で表わした
斜視図である。
【図10】同じく施錠状態における断面図である。
【図11】施錠状態における要部室内側正面図である。
【符号の説明】
D 扉 DF 扉枠 1,1A ラッチ 3,3A 室内側ノブ 5 ピン係合部 6 ソレノイド 7 プランジャ 7b ロックピン 8 錠ボックス 10,10a,10b 閉扉検知器 11 在室者検知器 12 タッチセンサ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)個室の扉のノブ又はレバーハンドル
    の回転により扉の錠前のフロントから出没するラッチを
    有する扉の自動施錠装置であって、 (ロ)前記自動施錠装置は、それぞれ前記扉に設置され
    た接触検知器と、閉扉検知器と、在室者検知器と、ソレ
    ノイドと、制御部とを有し、 (ハ)前記接触検知器は、扉の室内側のノブ又はレバー
    ハンドルに人の手が接触したか否かを検出するものであ
    り、 (ニ)前記閉扉検知器は、前記扉が閉められているか否
    かを検出するものであり、 (ホ)前記在室者検知器は、前記個室の在室者の有無を
    検出するものであり、 (ヘ)前記制御部は、前記接触検知器からの接触検知信
    号の入力に基いて前記閉扉検知器からの閉扉検知信号及
    び在室者検知器からの在室者検知信号の入力の有無を調
    べ、共に入力有りで、かつ、錠状態記憶手段の記憶内容
    が解錠中である場合は、前記ソレノイドに通電すると同
    時に、錠状態記憶手段に施錠中を記憶させ、前記接触検
    知器からの接触検知信号の入力に基いて前記閉扉検知器
    からの閉扉検知信号及び在室者検知器からの在室者検知
    信号の入力の有無を調べ、共に入力有りで、かつ、錠状
    態記憶手段の記憶内容が施錠中である場合は、前記ソレ
    ノイドへの通電を止めると同時に、前記錠状態記憶手段
    に解錠中を記憶させるものであり、 (ト)前記ラッチには、ピン係合部が設けてあり、 (チ)前記ソレノイドは、通電されたときに、そのプラ
    ンジャに結合したロックピンをストライクに嵌合されて
    いる前記ラッチのピン係合部に挿入させ、通電を止めら
    れたときに前記ロックピンを前記ピン係合部から離脱さ
    せるものである、ことを特徴とする扉の自動施錠装置。
  2. 【請求項2】(イ)個室の扉のノブ又はレバーハンドル
    の回転により扉の錠前のフロントから出没するラッチを
    有する扉の自動施錠装置であって、 (ロ)前記自動施錠装置は、それぞれ扉枠側に設置され
    た閉扉検知器と、在室者検知器と、ソレノイドと、制御
    回路とを有すると共に、永久磁石を有し、 (ハ)前記閉扉検知器は、前記扉が閉められているか否
    かを検出するものであり、 (ニ)前記在室者検知器は、前記個室の在室者の有無を
    検出するものであり、 (ホ)前記制御回路は、前記閉扉検知器からの閉扉検知
    信号及び在室者検知器からの在室者検知信号が共に入力
    した場合は、前記ソレノイドに瞬時通電するものであ
    り、 (ヘ)前記ラッチには、ピン係合部が設けてあり、 (ト)前記ソレノイドは、通電されたときに、そのプラ
    ンジャに結合したロックピンをストライクに嵌合されて
    いる前記ラッチのピン係合部に挿入させものであり、 (チ)前記ソレノイドのプランジャは、室内に突出する
    ロック解除ピンを有し、そのロック解除ピンを介してラ
    ッチから離間する方向に移動されると、前記永久磁石に
    吸着保持されることを特徴とする扉の自動施錠装置。
  3. 【請求項3】(イ)空締まり錠を有する個室の扉の自動
    施錠装置であって、 (ロ)前記自動施錠装置は、それぞれ扉枠側に設置され
    た閉扉検知器と、在室者検知器と、制御回路と、ロック
    ピンと、ソレノイドと、シャッターとを有し、 (ハ)前記閉扉検知器は、前記扉が閉められているか否
    かを検出するものであり、 (ニ)前記在室者検知器は、前記個室の在室者の有無を
    検出するものであり、 (ホ)前記制御回路は、前記閉扉検知器からの閉扉検知
    信号及び在室者検知器からの在室者検知信号が共に入力
    した場合は、前記ソレノイドに通電するものであり、 (ヘ)前記ロックピンは、前記扉枠内に設けられて、閉
    位置の扉面に向けて常時突出する方向に付勢してあり、 (ト)前記シャッターは、前記ソレノイドのプランジャ
    に結合されて、前記ロックピンの突出を抑止する位置に
    移動自在に保持され、前記ソレノイドが通電されたとき
    にプランジャを介して移動されて、前記ロックピンを前
    記扉枠から突出させるものであり、 (チ)前記扉のフロントには、前記扉枠から突出された
    前記ロックピンを挿入させるピン挿入孔が設けられてい
    る、 ことを特徴とする扉の自動施錠装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101374882B1 (ko) * 2012-08-03 2014-03-17 국립대학법인 울산과학기술대학교 산학협력단 도어 손잡이
JP2016017307A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 東罐興業株式会社 組立式ブース
CN112065170A (zh) * 2019-05-22 2020-12-11 深圳市柯尼斯智能科技有限公司 一种室外把手机身一体化全自动智能锁

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