JPH0740491U - カップ状容器 - Google Patents

カップ状容器

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JPH0740491U
JPH0740491U JP7354993U JP7354993U JPH0740491U JP H0740491 U JPH0740491 U JP H0740491U JP 7354993 U JP7354993 U JP 7354993U JP 7354993 U JP7354993 U JP 7354993U JP H0740491 U JPH0740491 U JP H0740491U
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JP
Japan
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lid
container
cup
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outer peripheral
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JP7354993U
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JP2598319Y2 (ja
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孝光 磯貝
丈夫 深見
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Tokan Kogyo Co Ltd
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Tokan Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 蓋体を開封した後に再封すると、未開封の状
態と異なるようにし、これによって容器に対していたず
ら防止の機能を付与するようにしたカップ状容器を提供
することを目的とする。 [構成] 容器本体10の開口縁部12を外側に巻込ん
で成るカール部20を受入れるための蓋体11の係合溝
23の外周側のエッジの部分に薄肉のスカート部26を
連設し、この係合溝23内にカール部20を導入した後
にスカート部26を加熱した治具30で絞込むようにし
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカップ状容器に係り、とくにカップ状に形成され、上部が開口になっ ている容器本体と、この容器本体の上部開口を閉塞する円形の蓋体とから成るカ ップ状容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の冷菓や食品を供給するために、カップ状容器が広く用いられている。こ のような容器は、紙を主材料とする扇形のシート状の材料をカップ状に巻込んで 成形するとともに、底部開口を底板によって閉塞し、しかも上部開口を閉塞する ように円形の蓋体を装着するようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなカップ状容器に冷菓や各種の食品を充填して物流に供する場合にお いて、物流段階あるいは店頭での販売時に、上部開口を閉塞する蓋を取除いて内 部の商品を抜取ったり、あるいはまた中に異物を入れる等のいたずらや事故が発 生する可能性がある。
【0004】 このようないたずらや事故は、円形の板紙によって上記蓋体を形成するととも に、この板紙を上部開口に装着したカップ状容器では防止できない。すなわち一 度取外した場合には再度装着できないようにしなければならない。そこで合成樹 脂フィルムをラミネートしたアルミニウム箔を上部開口の周縁部に直接シールす るようにしている。
【0005】 ところが合成樹脂製の蓋体であって、とくに成形体から成る蓋体については、 上記のようないたずら防止のための機能を有することができないという問題があ った。すなわち従来の合成樹脂製の蓋体は、単に被せるだけのものであって、い たずら防止の機能をもっていなかった。従ってこのような蓋体を用いる場合には 、他のシール手段と併用する必要があり、コストが増大する問題があった。
【0006】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、所定の形状に成形 されるとともに、いたずら防止の機能をも有するようにした蓋体を備えたカップ 状容器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、カップ状に形成され、上部が開口になっている容器本体と、前記容 器本体の上部開口を閉塞する蓋体とから成り、 前記容器本体の開口縁部を外側に巻込んでカール部を形成するとともに、前記 蓋体の外周側に形成されかつ下方に開放されている係合溝を前記カール部に係合 させ、 しかも前記蓋体の係合溝の外周側のエッジの部分に薄肉のスカート部を連設し 、前記係合溝内に前記カール部を係合した状態で前記スカート部を絞込んで前記 係合溝を塞ぐようにしたことを特徴とするカップ状容器に関するものである。
【0008】
【作用】
従って容器本体内に内容物を充填するとともに、上部開口を覆うように蓋体を 装着し、この蓋体の外周側の係合溝を容器本体の開口縁部を外側に巻込んで成る カール部に係合させるようにし、しかも蓋体の係合溝の外周側のエッジの部分の 薄肉のスカート部を絞込むことによって係合溝を閉塞してシールする。従って物 流段階の途中で、あるいはまた商品の販売時に上記蓋体が取外された場合には、 絞込まれたスカート部を通してカール部が蓋体の係合溝から離脱するようになり 、再封ができなくなる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例に係るカップ状容器を示すものであって、このカップ 状容器は紙を主材料とする扇形のシート状の材料によって巻込まれた容器本体1 0と、合成樹脂成形体から成り、容器本体10の上部開口12を閉塞する蓋体1 1とから構成されている。
【0010】 図5に示すように容器本体10はその胴の部分の下端側が内側へ折返されて折 返し部15を構成しており、底板16の外周側の周璧部17を上記折返し部15 と容器本体10の胴の部分とによって挟着するようにしている。これによって底 板16が容器本体10の底部を閉塞することになる。またこの容器本体10はそ の上部開口12の周縁部が外側へ巻込まれてカール部20を形成するようになっ ている。
【0011】 これに対して蓋体11は図2〜図4に示すように合成樹脂成形体から成り、そ の外周側の部分には円周方向に延びる断面がコ字状の係合溝23が形成されてい る。そしてこの係合溝23の上面には図2および図4に示すように円周方向に延 びるリブ24が形成されている。また係合溝23の内側には図3および図4に示 すように、30°間隔で間欠的に縦リブ25が形成されている。
【0012】 また係合溝23の外周側のエッジの部分には下垂する薄肉のスカート部26が 形成されるようになっている。なおここではスカート部26の肉厚が0.2〜0 .4mmの厚さになっており、後述するように、100〜150℃の低温での絞 込みを可能にしている。
【0013】 以上のような構成において、この容器本体10内には冷菓、その他各種の食品 が充填され、しかも上部開口12を塞ぐように蓋体11が装着されるようになっ ている。図5に示すように容器本体10の外周側のカール部20を蓋体11の係 合溝23内に受入れ、これによって上部開口12を蓋体11によって閉塞するよ うにしている。
【0014】 しかも本実施例のカップ状容器は、図5に示す絞込み用治具30を用い、この 治具30によって100〜150℃の低温で加熱し、スカート部26を図5に示 すように絞込み、このスカート部26を内側に傾斜させるとともに、蓋体11の 外周側の係合溝23の下側の開放部を閉塞するようにしている。
【0015】 このように本実施例に係る容器は、その蓋体11の係合溝23の外周側のエッ ジの部分に形成されている薄肉のスカート部26を絞込み用治具30によって絞 込むようにし、これによって係合溝23の開放された部分を塞ぐようにしている 。従って蓋体11を開く場合には、スカート部26を押し広げながら係合溝23 から容器本体10のカール部20を離脱させることになる。
【0016】 ところが一度開いた後に容器本体10を再び蓋体11によって閉じるようにす ると、薄肉のスカート部26が容器本体10のカール部20に当り、係合溝23 内にカール部20によって押込まれるようになる。すなわちこのような容器によ れば、再封の際にスカート部26を開封前の状態と同じようにすることが非常に 困難になる。従って一度蓋体11を開封して再封した場合には、未開封のものと 明らかに相違することが目視によって確実に判断できる。
【0017】 従ってこのようなスカート部26を設けておくことにより、物流段階での内容 物の抜取りや、あるいはまた商品の販売時における異物の混入等のいたずらをよ り確実に防止することが可能になる。すなわちこのような蓋体11の係合溝23 の外周側のエッジの部分に設けられているスカート部26の絞込みによっていた ずら防止の機能をカップ状容器に付与することが可能になる。しかも別のシール 手段を必要としないために、包装コストが上昇することもなくなる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案は、蓋体の外周側に形成されかつ下方に開放されている係 合溝の外周側のエッジの部分に薄肉のスカート部を連設し、この係合溝内に容器 本体のカール部を係合した状態で容器本体の上部開口を蓋体で閉塞するとともに 、スカート部を絞込こんで上記係合溝を塞ぐようにしたものである。
【0019】 従って一度開封した後に蓋体によって容器本体の上部開口を再封すると、絞込 こんだスカート部が係合溝内に侵入するようになり、これによって開封前と同じ 状態での再封を阻止することになる。従って一度開封すると再封された場合にお ける形状が最初の開封前の状態と大きく異なるようになり、いたずら防止の機能 を有するカップ状容器を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カップ状容器の分解斜視図である。
【図2】蓋体の平面図である。
【図3】蓋体の底面図である。
【図4】蓋体の縦断面図である。
【図5】容器本体の上部に蓋体を装着し、スカート部を
絞込んでいる状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 容器本体 11 蓋体 12 上部開口 15 折返し部 16 底板 17 周璧部 20 カール部 23 係合溝 24、25 リブ 26 スカート部 30 絞込み用治具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップ状に形成され、上部が開口になって
    いる容器本体と、前記容器本体の上部開口を閉塞する蓋
    体とから成り、 前記容器本体の開口縁部を外側に巻込んでカール部を形
    成するとともに、前記蓋体の外周側に形成されかつ下方
    に開放されている係合溝を前記カール部に係合させ、 しかも前記蓋体の係合溝の外周側のエッジの部分に薄肉
    のスカート部を連設し、前記係合溝内に前記カール部を
    係合した状態で前記スカート部を絞込んで前記係合溝を
    塞ぐようにしたことを特徴とするカップ状容器。
JP1993073549U 1993-12-22 1993-12-22 カップ状容器 Expired - Fee Related JP2598319Y2 (ja)

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JP1993073549U JP2598319Y2 (ja) 1993-12-22 1993-12-22 カップ状容器

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JPH0740491U true JPH0740491U (ja) 1995-07-18
JP2598319Y2 JP2598319Y2 (ja) 1999-08-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013123913A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Seiko Epson Corp 液体収容体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013123913A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Seiko Epson Corp 液体収容体

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JP2598319Y2 (ja) 1999-08-09

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