JPH0740442Y2 - 自動車のセンターピラー構造 - Google Patents

自動車のセンターピラー構造

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JPH0740442Y2
JPH0740442Y2 JP1988115874U JP11587488U JPH0740442Y2 JP H0740442 Y2 JPH0740442 Y2 JP H0740442Y2 JP 1988115874 U JP1988115874 U JP 1988115874U JP 11587488 U JP11587488 U JP 11587488U JP H0740442 Y2 JPH0740442 Y2 JP H0740442Y2
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JP
Japan
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slide plate
fixed
center pillar
anchor
pillar structure
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JP1988115874U
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JPH0238255U (ja
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英二 村上
光男 松本
光義 成富
富男 平田
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Nihon Plast Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は自動車のセンターピラー構造に関する。
〈従来の技術〉 従来の自動車のセンターピラー構造としては、例えば第
4図〜第6図に示すようなものがある(実開昭61−2525
7号公報参照)。
1がセンターピラーで、このセンターピラー1のガーニ
ッシュ本体2には縦長の開口3が形成されている。この
ガーニッシュ本体2の開口3には、図示せぬガイドリブ
やガイドプレートなどにより上下摺動自在に支持された
スライドプレート4が取付けてある。このスライドプレ
ート4には、ブリッジ部5の上下に操作ノブ6用の取付
口7とシートベルト8用の取出口9とがそれぞれ形成さ
れている。このスライドプレート4のブリッジ部5に
は、ガーニッシュ本体2の内側にある図示せぬレールに
沿って上下動するスライドアンカ部10のアンカピン11が
嵌合してあり、このアンカピン11にはシートベルトアン
カ12が取付けられている。すなわち、スライドプレート
4はシートベルトアンカ12と一体的に上下摺動するよう
になっている。そして、シートベルトアンカ12からのシ
ートベルト8をブリッジ部5の取出口9より車室内側へ
取出せるようになっている。また、ブリッジ部5の上側
の取付口7には、前記スライドアンカ部10のロックピン
13を押し下げてロック解除するための操作ノブ6が取付
けられている。スライドアンカ部10のロックピン13を押
下げると、スライドアンカ部10と図示せぬレールとの係
合が解除され、スライドアンカ部10をスライドプレート
4と共に自由に上下に摺動できるようになっている。
操作ノブ6は、そのロックピン13を押下げるための突起
14と、ブリッジ部5と共に指で挟まれる操作部15と、ガ
イドリブ16にて上下スライド自在に支持されていると共
に引張用のスプリング17が取付けられている断面形状
の固定部18とからなっている。すなわち、乗員は操作ノ
ブ6の操作部15をスライドプレート4のブリッジ部5と
共に指で挟み、操作ノブ6全体をスプリング力に抗して
押下げる。すると、操作ノブ6の突起14が、ロックピン
13を押下げるので、スライドアンカ部10はスライドプレ
ート4と共に上下摺動自在となり、シートベルトアンカ
12を乗員の身長(座高)に応じた最適高さ位置に調整す
ることができる。操作ノブ6の操作部15から手を離し
て、ロックピン13をスプリング力でもって元に復帰させ
ると、スライドアンカ部10とレールとは再び係合して、
スライドアンカ部10はその最適高さ位置で固定される。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながらこのような従来の自動車のセンターピラー
構造にあっては、スプリング17により操作ノブ6全体を
押下げ・復帰自在にする構造であったため、スプリング
17を別部品として準備したり、操作ノブ6の固定部18を
支持するガイドリブ16を形成したりしなければならず、
部品点数と作業工数の増加を招くものであった。更に、
操作ノブ6の押下げ動作を円滑にするために、固定部18
とガイドリブ16との間、或いは操作部15とブリッジ部5
との間、などに十分な隙間Sを設ける必要があるため
に、その隙間Sに起因したガタつきによる異音が発生し
易かった。
この考案はこのような従来の技術に着目してなされたも
のであり、部品点数を低減できると共にガタつきのない
自動車のセンターピラー構造を提供せんとするものであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために、この考案に係る自動車の
センターピラー構造の操作ノブは、スライドプレートに
固定される固定部と、乗員にて押下げ操作される操作部
とを、弾性部を介して一体的に接続し、該弾性部の弾性
変形により操作部を固定部に対して押下げ・復帰自在と
したものであり、且つ、前記固定部は操作部に対してス
ライドプレートから離反する方向へ浮いた状態で形成さ
れており、該固定部がスライドプレートに押付けられた
状態で固定されることにより、操作部にスライドプレー
トに対する当接力が付与されているものである。
〈作用〉 操作ノブの操作部は弾性部の弾性変形により押下げ・復
帰自在なので、スプリングのような別部品を必要としな
い。また、操作部にスライドプレートに対する当接力が
付与せしめられているので、操作ノブがガタつくおそれ
がない。
〈実施例〉 以下、この考案の好適な一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
ガーニッシュ本体2の一方には、熱カシメ用のピン19付
きスペーサリブ20が、他方にはガイドリブ21が各々一体
成形されている。そしてスライドプレート4をこのガー
ニッシュ本体2の開口3に当てがった後、前記スペーサ
リブ20のピン19にガイドプレート22の小孔23を挿入し、
挿入後のピン19を加熱してカシメる。すると、スライド
プレート4の両側縁部は、ガイドプレート22とガイドリ
ブ21にて上下摺動自在に当接支持される。
そして、スライドプレート4の取付口7の上側部分にも
2本の熱カシメ用のピン24が立設されており、ここへ操
作ノブ25を熱カシメにより取付けられるようになってい
る。この操作ノブ25は、前記ピン24を挿入するための小
孔26をそれぞれ設けた2つの固定部27と、該固定部27と
連続している略U字スプリング状に曲折した2つの弾性
部28と、該2つの弾性部28の双方と接続され中央部にス
ライドアンカ部10のロックピン13と係合する突起29を形
成した操作部30と、を一体的に成形した構造をしてい
る。すなわち、固定部27と操作部30とを弾性部28を介し
て一体的に接続した構造となっている。
そして、スライドプレート4への取付け前における固定
部27は、操作部30に対して角度αだけ傾斜した状態を呈
している(第3図参照)。従って、固定部27の小孔26を
ピン24に挿入した時点では、固定部277は傾斜している
分だけ浮き上がった状態となるので、この浮き上がった
状態の固定部27を押さえ込んでピン24の熱カシメを行
う。すると、固定部27を押し込んで固定したことによ
り、今度は操作部30がスライドプレート4に対する当接
力を生じることとなる。従って、操作部30は常時スライ
ドプレート4に対して隙間なく押付けられた状態とな
り、ガタつきなどが生じない。
次に作用を説明する。
乗員は操作ノブ25の操作部30をスライドプレート4のブ
リッジ部5と共に指で挟み、操作ノブ25全体を押下げ
る。すると、操作ノブ25の弾性部28が上下に縮むように
撓むので、操作部30が下方に押下がる。そして操作ノブ
25の突起29が、ロックピン13を押下げるので、スライド
アンカ部10はスライドプレート4と共に上下摺動自在と
なり、シートベルトアンカ12を乗員の身長(座高)に応
じた最適高さ位置に調整することができる。シートベル
トアンカ12の高さ調整後、操作部30から手を離すと、弾
性部28の復元力により、操作部30は元の上方位置へ復帰
する。操作部30が復帰すると、ロックピン13も元に戻る
ので、スライドアンカ部10とレールとは再び係合して、
スライドアンカ部10はその最適高さ位置で固定されるこ
ととなる。また、操作ノブ25の操作部30は、2つの固定
部27及び弾性部28と一体的に接続されているので、真下
に押し下げられずに、仮に斜め方向に押し下げられたと
しても、ロックピン13の押し下げ操作に支障をきたすお
それはなく、且つ容易に元の真っ直ぐな状態に復帰す
る。
〈考案の効果〉 この考案に係る自動車のセンターピラー構造は、以上説
明してきた如き内容のものであって、操作ノブの操作部
が弾性部の弾性変形により押下げ・復帰自在なので、ス
プリングのような別部品を用いる必要がない。従って、
部品点数の低減を図ることができ作業工数及びコストの
面で有利となる。
更に、操作部にはスライドプレートに対する当接力が付
与せしめられることとなるので、走行中であっても操作
ノブがガタついたりすることがなく、車室内の居住性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る自動車のセンターピ
ラー構造を示す斜視図、 第2図は第1図中矢視II−II線に沿う断面図、 第3図は熱カシメ前の状態を示す操作ノブの断面図、 第4図はこの考案の従来例を示す自動車のセンターピラ
ー構造の斜視図、 第5図は第4図中矢視V−V線に沿う断面図、 そして 第6図は第5図中矢視VI−VI線に沿う断面図である。 1……センターピラー 2……ガーニッシュ本体 3……開口 4……スライドプレート 6、25……操作ノブ 8……シートベルト 9……取出口 12……シートベルトアンカ 13……ロックピン 27……固定部 28……弾性部 30……操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 成富 光義 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)考案者 平田 富男 静岡県富士市青島町218番地 日本プラス ト株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−34365(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガーニッシュ本体の開口にシートベルトア
    ンカと連動して上下摺動するスライドプレートを取付
    け、そして該スライドプレートにシートベルト用の取出
    口を形成すると共に前記シートベルトアンカのロック・
    解除操作用の押下げ・復帰自在な操作ノブを設けた自動
    車のセンターピラー構造において、 上記操作ノブは、スライドプレートに固定される固定部
    と、乗員にて押下げ操作される操作部とを、弾性部を介
    して一体的に接続し、該弾性部の弾性変形により操作部
    を固定部に対して押下げ・復帰自在としたものであり、 且つ、前記固定部は操作部に対してスライドプレートか
    ら離反する方向へ浮いた状態で形成されており、該固定
    部がスライドプレートに押付けられた状態で固定される
    ことにより、操作部にスライドプレートに対する当接力
    が付与されていることを特徴とする自動車のセンターピ
    ラー構造。
JP1988115874U 1988-09-05 1988-09-05 自動車のセンターピラー構造 Expired - Lifetime JPH0740442Y2 (ja)

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JPH0238255U JPH0238255U (ja) 1990-03-14
JPH0740442Y2 true JPH0740442Y2 (ja) 1995-09-20

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2506235Y2 (ja) * 1990-06-11 1996-08-07 日本プラスト株式会社 シ―トベルトアンカ―の位置調整装置
JP3845425B2 (ja) * 2004-05-12 2006-11-15 本田技研工業株式会社 車両におけるシートベルト装置の調整構造
US7232154B2 (en) * 2004-12-01 2007-06-19 Key Safety Systems, Inc. Height adjuster with spring having dual functions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH076036Y2 (ja) * 1988-08-31 1995-02-15 日本プラスト株式会社 ピラーガーニッシュの操作部材取付構造

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JPH0238255U (ja) 1990-03-14

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